苗坊の徒然日記

読書とV6をこよなく愛する苗坊が気ままに書いてます。 お気軽にどうぞ。

小野不由美

営繕かるかや怪異譚 その弐 小野不由美5

営繕かるかや怪異譚 その弐
小野 不由美
KADOKAWA
2019-07-31


営繕屋は 死者の声を聴き、修繕する。 人々の繋がる思いに涙する魂の物語
両親と弟が鬼籍に入り、かつて花街だったという古い町並みにある町屋の実家に戻ってきた貴樹。貴樹が書斎として定めた部屋の書棚に立てかけられた鏡をずらしてみると、柱と壁に深い隙間があった。そしてその向こうに芸妓のような三味線を抱えて座るはかなげな着物姿の人影が見えた。やがて貴樹がその女を見ずにはいられなくなり……。(「芙蓉忌」より)
佐代が生まれた家の町の一郭に神社があった。その神社の脇に背戸があり、夕暮れになると暗くて怖い細道だった。まるで『通りゃんせ』の歌のように。あるとき時間を忘れて遊びすぎ、忘れ物を取りにさらに遅くなり、夕暮れの闇が迫る中、怖いけれど急いで背戸に向かって走っていると、瀬戸に豪華な模様の入った袴を着た鬼が立っていた。その鬼は逃げようとする佐代の肩を掴み――。(「関守」より)
離婚して実家に帰ってきた俊宏の母親が飼っていた三毛猫の小春。半月前に家を出て、そのまま交通事故にあって死んでしまった。母親は2か月前に倒れて意識もなく病院で寝たきりの状態だ。そのいずれも息子の航に告げることができないまま日々が過ぎていくのだが、あるとき航が「小春がいると思うんだ」という。裏の古い空き家から声がするという。さらに「布団に来た」ともいう。布団を調べると僅かな汚れと激しい異臭がする。その得体のしれない「何か」は徐々に迫ってきて――(「まつとし聞かば」)
古い民家をリフォームして住むことに憧れをもっていた育は、築50年以上のこの物件を暇を見つけては手を加えてきた。ある夜零時過ぎ、風呂上りにドライヤーで髪を乾かしていると女の呼ぶ声がする。しかも何かを責めるような強い語調だった。このところ続けて見る、暗闇に人影が座り込んで何かを責めている夢と煩い隣人との関係は――。その答えは意外なところにあった。(「魂やどりて」)
恋人に結婚を切り出すと「僕には結婚する資格がないんだ」「たぶん僕はもうじき死んでしまうから」と。その理由は小学校五年生夏休みにさかのぼる。広い川の大きな堰の先にあるブロックで遊ぶ幼馴染のリュウちゃんを見殺しにしたも同然だった。亡くなった翌年から、背後からふっと淀んだ水の臭いが漂うようになる。臭いはどこからくるのか――。(「水の声」)
祖母の家に引っ越してきてから、両親の不仲から逃れるために押し入れに寝場所を作ると、天井に屋根裏へ通じる隙間を見つけた。上がってみると、誰かが作った屋根裏部屋だった。その脇にゆらりと揺れる影――項垂れた人の黒い影だった。それは片眼のない片脚もないお腹も血だらけだった――。(「まさくに」)
優しさと哀しみと恐怖に満ちた全6篇。

前作が好きだったので、続編が出て嬉しいです。
「幽」ブックスなので、ホラーっぽさもありましたが、怖い中にも切なさや悲しさが詰まっていました。
私は特に「水の声」と「まさくに」が好きだったかな。1番ホラーっぽかったのは最初の「芙蓉忌」だったかも。
営繕屋・尾端さんの言葉が優しくて温かい。だからあまり怖くないのかな。
怖いけど読む手が止まらないというのはやはり小野さんの作品ならではだと思いました。

<KADOKAWA 2019.7>2019.8.23読了

営繕かるかや怪異譚 小野不由美4

営繕かるかや怪異譚営繕かるかや怪異譚
著者:小野 不由美
KADOKAWA/角川書店(2014-12-01)
販売元:Amazon.co.jp

この家には障りがある―住居にまつわる怪異を、営繕屋・尾端が、鮮やかに修繕する。心ふるわす恐怖と感動の物語。
「奥庭より」亡くなった叔母から受け継いだ町屋。あるとき一人暮らしの私は気がつく。ふだんまったく使わない奥座敷に通じる障子が、何度閉めても――開いている。
「屋根裏に」古色蒼然とした武家屋敷に住む母親は言った。「屋根裏に誰かいるのよ」。最初は息子も嫁も孫娘も見えなかった。しかし…。
「雨の鈴」袋小路の奥に建つ古屋を祖母から受け継いだ。ある雨の日、鈴の音とともに喪服姿の女性が隣家の玄関先に立っているのを見掛けた。一目で、見てはいけないものだと分かった。
「異形のひと」亡くなった祖父の会計事務所を継ぐため、家族で郷里に帰った父。思春期真っ只中の真菜香は、何もかもが嫌だった。あるとき、見知らぬ老人が家の中のそこここにいるのを見掛けるようになった。
「潮満ちの井戸」麻理子は祖母の家を譲り受けた。夫和志は最近庭いじりにはまっている。庭には井戸があり使えるようにしてくれたのだがそれから不思議なことが起こり始める。
「檻の外」麻美は夫と離婚し4歳の娘杏奈とともに郷里に帰ってきた。しかし家族からは邪険に扱われ親戚から格安で借りたという借家に住み始めた。後輩が買ってくれた車の調子がおかしくまた勝手にシャッターが閉じるようになりイライラが募る。その時杏奈以外の子供の声が聞こえた。

小野さんの新刊。読むのを楽しみにしていました。
「幽」ブックスだし、小野さんの書かれる本は基本的に怖いので^^;ドキドキしながら読むのですが今回は怖いというよりは切ないという言葉の方が合うような気がします。
どの作品も古い家屋に住んでいる人が主人公で住まいに何かしらのトラブルが起きる。そこで困っているところにそう言った関係に強い営繕かるかやの尾端という若い青年がやってきてアドバイスをしてくれるという流れ。この尾端という青年がどんな悩みにも真摯に答えて真摯に修繕するのが良いなぁと思いました。
出てくる幽霊で1番悲しかったのは「異形のひと」かな。老人の生前の生活が悲しすぎて…。ちゃんと成仏して幸せになってほしいと思いました。
そして人間で許せないのは最後の「檻の外」麻美本人が言っていたけど、若気の至りにしてはちょっと仕打ちとしてはひどすぎるかな。貸す親戚も借りる両親もどうかしてる。それでも麻美はこれを機に変わりそう。新しい恋も出来ると良いな。

〈角川書店 2014.12〉H27.1.29読了

丕緒の鳥 小野不由美5

丕緒の鳥 十二国記 (新潮文庫 お 37-58 十二国記)丕緒の鳥 十二国記 (新潮文庫 お 37-58 十二国記)
著者:小野 不由美
新潮社(2013-06-26)
販売元:Amazon.co.jp

「希望」を信じて、男は覚悟する。慶国に新王が登極した。即位の礼で行われる「大射(たいしゃ)」とは、鳥に見立てた陶製の的を射る儀式。陶工である丕緒(ひしょ)は、国の理想を表す任の重さに苦慮していた。希望を託した「鳥」は、果たして大空に羽ばたくのだろうか──表題作「丕緒の鳥」ほか、己の役割を全うすべく煩悶し、一途に走る名も無き男たちの清廉なる生き様を描く全4編収録。

ずーっとずーっと待って待って待ちましたよ。待ちくたびれましたよ!
12年ぶりの十二国記シリーズ新作ー!いえい!
・・・と発売されるまでテンションが高かったのですが、読んでみたら重い重い。
今回の短編はそういう形なのねと身を引き締め直して読みました。
どの国も王が不在の不安定な時が描かれていました。
私自身読むのが数年ぶりで十二国記のことを忘れかけていたのだけど、読みながらだんだん思い出してきました。
それにしても4作はどれも苦悩に絶望ばかり。読んでいて辛かったです。
先の見えない暗闇にもがいている人達。でもその先にある光を求めて人は歯を食いしばって生きています。どの作品も最後が光が見えて良かったです。
「丕緒の鳥」この作品は数年前にすでに発表されていたんですよね。想像するだけで美しく綺麗な姿が目に浮かぶようです。そういえば慶国は女王が続いていて誰もかれも酷い人たちだったんだった。それも思い出しました。最後に登場したのは、きっと陽子ですよね。
「落照の獄」罪と罰と、死刑かそうではないか。これは今のこの世界でも問われている問題ですよね。ずっと苦悩している姿が辛かったです。柳国って国が傾き始めていたんでしたっけ。新しい王が誕生してこの国も犯罪者が減って幸せになったらいいのにね。
「青条の蘭」この作品も国が滅びかけていて最後の一縷の望みのために漂仲がまさに粉骨砕身で王の元へ向かいます。それでもとうとう動けなくなった後に国民がリレーのようにその望みをつないでいく姿が良かったです。
「風信」この物語も慶国ですね。陽子が来る前の世界は本当に歪んでいたんだなというのが分かります。蓮花の境遇が辛すぎます。それでも出会うべく人たちに出会って生きていく姿は望みが見えました。それに大丈夫。その王が崩御した後は陽子が王になるから。

これからは長編も登場するんですよね。楽しみでなりません。私はホワイトハートの文庫を持ってるんですが、新装版を買おうか悩んでいます^^;内容はきっと同じなんだろうけど…買ったからって前のを捨てるわけでもないですし。悩み中です。

〈新潮社 2013.7〉H25.7.11読了

残穢 小野不由美4

残穢残穢
著者:小野 不由美
新潮社(2012-07-20)
販売元:Amazon.co.jp
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怨みを伴う死は「穢れ」となり、あらたな怪異の火種となるのか──。畳を擦る音が聞こえる、いるはずのない赤ん坊の泣き声がする、何かが床下を這い廻る気配がする。だからあの家には人が居着かない──何の変哲もないマンションで起きる怪奇現象を調べるうち、浮き上がってきたある「土地」を巡る意外な真実。著者九年ぶりの五〇〇枚書き下ろし、戦慄のドキュメンタリー・ホラー長編。

読みました。何だか読むのに時間がかかりました。それほど難しい感じではなかったのですが…。作家である主人公の元へ、自分の住まいで畳を擦る音が聞こえると久保という女性が手紙を送ってきた。それを機にそのマンションを調べることになるのですが、もともとの発端は何だったのか、調べれば調べるほどいろんな事件が出てきます。呪いは感染する。読んでいても感染するかも・・・なんてドキドキして読みました。
この本は新潮社から出ていて、同時に「鬼談百景」がメディアファクトリーから出ているのですが、微妙にリンクしています。この作品の中でメディアファクトリーでの連載が始まってどうたらという話題が出てきましたし、「ぶらんこ」というお話の事がこの作品でそのまま登場したりしています。なので「鬼談百景」は99話で終わっているのですが、この作品を入れて100話ということなのかなと勝手に解釈しました。
・・・さて、十二国記の続編はいつ出ますかね?

〈新潮社 2012.7〉H24.8.5読了

鬼談百景 小野不由美4

鬼談百景 (幽BOOKS)鬼談百景 (幽BOOKS)
著者:小野不由美
メディアファクトリー(2012-07-20)
販売元:Amazon.co.jp
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九年ぶりの新作。小野不由美が初めて手がけた百物語怪談本。怪談文芸の最高傑作の誕生。幽連載に新作書き下ろし十八編を加えた充実の一冊。長編ホラー『残穢』(新潮社)と本書は、つながっているーー。

小野さんの新刊は9年ぶりなんですねぇ…
リライト作品は読みましたが、やはりファンとしては新刊を読みたいものです。
ということで、読みました。
百物語怪談本。そのわりに九十九話しかなくて、一話足りないというのも何だかぞぞっとしますね。
どの作品も短くて短くて1ページ、長くて5ページ?くらいでしょうか。
短くてもぞぞっとさせる文章力は流石です。
でも、私は思ったよりも怖さは感じなかったかな。どれも怪談ではありましたが。
多分関わった人が巻き込まれて死ぬとか、そういうのがなかったからだと思います。
こういう目にあった。怖かった。という人々の体験談で、怖かった経験っていう終わり方だからなのかな。
唐突に終わって次の物語に入るときは「えぇ!?この後どうなるの?どうなるのっ!?」って思ってぞぞっとするときもありました。
面白かったです。「残穢」も手元にあるので近々読みます。

〈メディアファクトリー 2012.7〉H24.8.1読了

ゴーストハント7 扉を開けて 小野不由美5

ゴーストハント 7 扉を開けて (幽BOOKS)ゴーストハント 7 扉を開けて (幽BOOKS)
著者:小野不由美
メディアファクトリー(2011-11-18)
販売元:Amazon.co.jp
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オススメ!
「オフィスは戻り次第、閉鎖する」能登の事件を解決し、東京への帰路についた一行は、道に迷ってダム湖畔のキャンプ場にたどり着いてしまう。ナルの突然のSPR閉鎖宣言に戸惑う麻衣たちは急遽、湖畔のバンガローに滞在することに。そこへ舞い込んだ、廃校になった小学校の調査依頼。幽霊が出るという校舎には恐るべき罠が仕掛けられていた―。すべての謎が明らかにされる最終巻。驚愕の真実とは。

ゴーストハント最終巻です。ようやくです〜待ちに待っていました。
もう気になるところが多すぎて気になって気になって気が狂いそうだったのですが←
最終巻でようやくわからなかったことが全て分かりました。あースッとした。
能登の調査の帰り道に道を間違えてたどり着いた先でナルが「ようやく見つけた」と謎の言葉をつぶやき、麻衣たちには先に帰れといい、戻ったらSPRは閉鎖するというし、麻衣同様え〜なんで〜と思いながら読んでました。
その状況がまさにナルの正体にかかわっているのだろうという事で、ぼーさんや安原さんやジョンがひそひそ。麻衣も今回は入って推理が繰り広げられます。だんだん明らかになっていくナルの正体にドキドキしながら読みました。
更に、最後の調査に関しては本当に怖かったです。
廃校となった小学校の調査。町長たちがとんだ狸だったため^^;SPR一行がピンチに。
仲間が一人消え二人消え、代わりに子供たちに変わっていき、変わった人のことを忘れていることが怖かったです。
でも、ちゃんと気づいて良かったです。
麻衣は凄い力を持っているのかと思っていたのだけど、それだけではなくてちゃんとサポートしてくれていた人がいたんですね。
ナルの正体は何だか凄すぎてビックリ^^;「渋谷一也」という名前が偽名ではないか。どころの話ではなくてぶっ飛んでいた…いや〜衝撃だった。
優しいナルの正体が分かった時は切なかったです。最初の調査の段階からずっと側にいてくれたんですね。
最後に麻衣に言いたかったことは何だったのでしょう。
知らなくてもいいこともあると麻衣は言っていたけど、私は知りたい^^;
本当に面白かった!ゴーストハントシリーズを堪能しました!
見つけられたらリライト前の方も読んでみたいかな。

〈メディアファクトリー 2011.11〉H24.1.11読了

ゴーストハント6 海からくるもの 小野不由美4

ゴーストハント6 海からくるもの (幽ブックス)ゴーストハント6 海からくるもの (幽ブックス)
著者:小野不由美
メディアファクトリー(2011-09-22)
販売元:Amazon.co.jp
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日本海を一望する能登半島で料亭を営む吉見家。この家は代替わりのたびに、必ず多くの死人を出すという。依頼者・吉見彰文の祖父が亡くなったとき、幼い姪・葉月の背中に不吉な戒名が浮かび上がった。一族にかけられた呪いの正体を探る中、ナルが何者かに憑依されてしまう。リーダー不在のSPRに最大の危機が迫る!

ゴーストハント第6弾です。あと1冊で最後かぁ・・・寂しいな。
今回は僻地に建てられた一つの料亭が舞台。
代が変わるたびにたくさんの死者が出る。本当にたくさん。
あまりにもたくさんの人が登場するし、亡くなるから、どの人がどういう関係なのかってわからなくなりました^^;途中で考えるのをあきらめました。
自分たちが呪いの原因ではないのに、呪われて死に追いやられるなんて、悲し過ぎますよね。
吉見家の人たちは本当にいい人たちだと思いました。切なかったです。
そして、ナルが今回は憑依されてしまうということだったので、物凄くいろんな迷惑なことをするんじゃ・・・って思ったけど、そういう面白い展開はなかったのでちょっと残念でした^^;
冒頭で登場した様々なナルに関する謎は結局何も解決しなかったなぁ。何かわかるかと思ったんだけど。
今回はぼーさんと綾子が大活躍でしたね。
綾子もやっぱりちゃんとした能力を持っている人だったんだ。
次で最後。麻衣の夢の中に登場するナルの謎やサイキックリサーチの謎もちゃんとしっかりわかるんですよね、きっと。楽しみです。
個人的には麻衣と真砂子が仲良くなっていたのが嬉しかった。真砂子が握っているナルの秘密も気になるところですね・・・。
あ、そうそう。この本の表紙は暗い所で見てはいけません。怖くて夜に眠れなくなります^^;ビックリしますよ。

〈メディアファクトリー 2011.9〉H23.11.10読了

ゴーストハント5 鮮血の迷宮 小野不由美5

ゴーストハント5 鮮血の迷宮 (幽BOOKS)ゴーストハント5 鮮血の迷宮 (幽BOOKS)
著者:小野不由美
メディアファクトリー(2011-07-13)
販売元:Amazon.co.jp
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増改築を繰り返した結果、迷路のような構造を持つにいたった巨大な洋館。長年放置されていたその館は、地元では幽霊屋敷として名高く、中に入った者が行方不明になる事件が連続して起こる。この館を調査するため、二十名もの霊能者たちが召集された。SPRの一員として館の内部を精査していた麻衣たちは、あちこちに不審な空洞があることに気がついた。次々に姿を消してゆく霊能者たち。やがて明らかにされる、館の血塗られた過去。そして新たな行方不明者が。ゴシック趣味溢れるシリーズ第5作。

ネタバレあります

シリーズの中で1番怖くて気持ちが悪かったかも。
もう舞台が迷路のような増改築を繰り返した巨大な洋館ですよ。もういわくつきじゃないですか。怖い怖い。
今回の依頼主は森まどかという女性。ナルやリンが逆らえないと言う衝撃現場を見て、まどかがナルの師匠だと知ります。
あっという間にいつもの面々が集まりました。
そして今回はマスコミが関わるやも知れないのでナルは調査員に徹し、前回登場した安原さんが所長として参加することに。
安原さんは相変わらずですね。何考えているか分からないけど本当に頭がよくて機転が利く。この人に何か弱点はないものか・・・。あ、そういえば本の後ろに載っている青年は安原さんなんでしょうかね。
なんだかしたり顔というかどや顔というか・・・。
ナルはまどかには頭が上がらないみたいですが相変わらず。所長じゃないんですけど人使いが荒いのはいつもと変わらず。相変わらず無表情で読めず。
でも、今回は微妙にずっと気になっていたことが明らかになりました。
どうして麻衣が学校を何日も休めるんだろうっていうところ。
そういえば麻衣の自宅での話とか出てこなかったような気が・・・。
あっけらかんとしていて明るいけど、そういう境遇だったんですね。
周りに恵まれて高校もいいところに入れてよかったね。でも、行かな過ぎるのも怖いからちゃんと勉強するんだよ。(余計なお世話)
そしてリンさん。ナルのようなあだ名だと思ったら本名だったんですね。
無表情で麻衣に対しても全然心を開かなかったのは日本人という理由だけ。
日本人は自分達がやってきたことを風化しがちだけど、忘れちゃいけないんですよね。
でも、リンの笑顔が今回見れたことでほんの少しだけ2人の距離が縮まったみたいでよかったです。
そして真砂子と麻衣の関係。真砂子は相変わらず麻衣のことを嫌っているけど、確かにその理由が可愛い。にしても真砂子が握っているナルの秘密って一体・・・。
今回も麻衣の能力?が大活躍しましたね。だんだんパワーアップしてるのかな?
行方不明になった人の行く末が麻衣の夢を通して文章を読んでいるだけでも怖くて気持ち悪かったです。
血みどろの部屋・・・ぞぞぞ。怖いです。
このシーン、勤務先でお昼休みにおにぎりをかじりながら読んでたんですけど^^;
食欲が一瞬なくなりました。うえ。
それでも面白かったです!どんどん引き込まれていきます。
次は9月かー。で最後は11月ですね。まだまだ謎もあるので早く諸々を知りたいです。

〈メディアファクトリー 2011.7〉H23.8.21読了

ゴーストハント4 死霊遊戯 小野不由美5

ゴーストハント4 死霊遊戯 (幽BOOKS)ゴーストハント4 死霊遊戯 (幽BOOKS)
著者:小野 不由美
メディアファクトリー(2011-05-20)
販売元:Amazon.co.jp
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新聞やテレビを賑わす、緑陵高校の度重なる不可解な事件。マスコミは集団ヒステリーとして結論づける。生徒会長・安原の懇願を受け、SPR一行が向かった学校内には、様々な怪談が蔓延し、「ヲリキリさま」という占いが流行していた。数カ月前に起きた男子生徒の自殺と、一連の事件との関係とは? 調査が難航するなか、麻衣が不気味な夢を見る。「ゴーストハント」シリーズ第4弾。

今回は高校の不可解な事件の前に、この高校の雰囲気と先生たちが本当に腹が立ってしょうがなかった。松山なんて人じゃないでしょ。怪物だ怪物。ギャースギャースと叫ぶ怪物。そんな人間なんて呪われて惨たらしく死ぬのがお似合いよ!
・・・言い過ぎました。ごめんなさい。
読んでいてこれくらい腹が立ったんだから、ホント3年この先生と同じ建物の中で生活するって考えたら地獄ですよね〜。
どうして小説とかドラマで登場する生活指導の先生って嫌な先生が多いんだろう。まあ、人一倍生徒たちを気にかけなきゃいけないのかもしれませんが。
学校を取り巻く霊たちに関してはもう、怖い怖い。前回ちょっと物足りなさを感じたなんていってごめんなさい。
麻衣に忍び寄る霊が怖くて怖くて。麻衣は勇気のあるいい子だね。
そして今回も麻衣が大活躍。
もう勘ではなくて能力なのだと思う。
ナルは相変わらず無表情で性格が悪いけど、最後の決断はちゃんとすべてが成功するか分からないから、味方をも欺いたんですね。
今回は本当に強敵だったと思うけど、何とかなってよかったです。
今回はぼーさんも綾子も優しい素敵な一面も見えて良かった。
これから関係もいいほうへ・・・いかなそう。っていうかかわらなそうだけども^^;
次回も楽しみです。
まだまだ微妙な謎が残ったままですしね。
そういえば、麻衣はいつも自分も高校生なのに平日に仕事をしてるなぁと思っていたのだけど、学校の許可をちゃんと取っていたんですね〜。ちょっと安心^^

〈メディアファクトリー 2011.5〉H23.7.19読了

ゴーストハント3 乙女ノ祈リ 小野不由美4

ゴーストハント3 乙女ノ祈リ (幽BOOKS)ゴーストハント3 乙女ノ祈リ (幽BOOKS)
著者:小野 不由美
メディアファクトリー(2011-03-18)
販売元:Amazon.co.jp
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狐狗狸さんによる狐憑き、美術準備室に出る幽霊、部室のポルターガイスト現象、坐ると事故に遭う席。SPRへ立て続けの依頼は、すべて女子高・私立湯浅高校からのものだった。学校へ赴いたナルたちは、超能力を使うという少女に出会う。彼女が放った呪いの言葉とは? 尋常ではない数の異常現象。原因を追うナルと麻衣の前に立ちはだかる、何者かの邪悪な意志! ミステリー色濃厚なシリーズ第3作。

着々と読んでます。このシリーズ。2ヶ月に1回出ているみたいですね。
十二国紀とか、他の作品もこれくらい早くとは言いませんが早めに出していただけるとありがたいのですが・・・ボソボソ。
1,2,同様面白く読みました。
ただ、若干自分の中で中だるみが出てきたかなぁ・・・なんて。
小野さんの作品だから読もう〜と思っていた1だったり、古い館に人形で呪いっていう2のインパクトが結構強くて、今回の作品のトリックは、ちょっとだけ拍子抜けしたかも。
私は超能力とか全くもって持っていないし、知識もないから、そういう部分はいろんなことを知ることが出来るからいいのだけども。
でも、段々麻衣の若々しい口調に疲れてきたかな〜^^;なんて。
話し口調でずっと続くのがちょっとしんどい時があります・・・。
あと、綾子やぼーさんや真砂子の罵りあいとかちょっとうんざりしてきた。
人の悪口の言い合いって言葉で見ていてもちょっと嫌かも。
って何だかいい事を書いていないですね。悪く書いているつもりはないのですが。
今回は麻衣が何だか活躍していましたね。
これからどんどん活躍していくのでしょうか・・・。
1、2でも、何だか事件の重要な鍵は麻衣から生み出されているような気はしていましたが。予知夢?だったか。
ナルも基本的には良い奴だと思うのだけど、私はどうもああやって冷たい言い方をする人は好きじゃないなぁ。まあ、麻衣ちゃんの恋路は応援しますけど^^
学校で起きる様々な異常現象。そのカギは超能力にあるのだけど。
私はやっぱり犯人は独りよがりだったんじゃないかなと思う。
相手の事を思っているつもりで、実は自分をラクにさせようとしていたのではないかと。
それにしては、境遇とか結末が可哀相でしたが。
次回も絶対読みます。次は5月。楽しみです^^

〈メディアファクトリー 2011.3〉H23.4.26読了

ゴーストハント2 人形の檻 小野不由美4

ゴーストハント2 人形の檻 (幽BOOKS)ゴーストハント2 人形の檻 (幽BOOKS)
著者:小野不由美
メディアファクトリー(2011-01-12)
販売元:Amazon.co.jp
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ポルターガイスト現象が頻発するという洋館の調査に赴いたSPR一行。調査開始直後から現象はさらに激しさを増してゆく。怪しい物音、ひとりでに移動する家具、火を噴くコンロ。麻衣は依頼者の姪・礼美がアンティークドールと言葉を交わすのを耳にした。ぼーさんこと滝川法生は、人形に憑いた霊を祓おうと試みるのだが……。小野不由美の原点ともいえるシリーズ「ゴーストハント」第2巻。

早速2巻も読みました。ナルと麻衣の恋愛(というか麻衣の勝手な片思い)が気になっていたのだけど、あれ?なんだか怪しげな展開・・・
そして、今回の舞台は古い洋館。
古い洋館にはいろいろありますよね。読んでいるだけで何だか古さ独特の怖い雰囲気を味わった気がします。
そして人形・・・。人の形をした精巧なものは見る分にはいいけど、こういう場面で出てくると怖くてしょうがないですね。
洋館の中で起きた数々の出来事は何だか夢に出てきそう。今日は1人で眠れるかしら^m^ナンテ。
SPRだけが登場かと思いきや、役に立つんだか経たないんだかの巫女さんとぼーさんも登場。私、この人たちあまり好きではないのだけど。
それでも、前作よりはいいところが2人とも垣間見えたかな。
調査以来の内容も気になったけど、やっぱり恋愛模様も気になります。
麻衣が夢の中で見る優しいナルは何なのだろう。真の姿・・・でもなさそうだな。
きっとそれについてもこれから出てくるのかなぁ。
今年はこのシリーズが次々刊行されるようなので楽しみです!

〈メディアファクトリー 2011.1〉H23.3.7読了

ゴーストハント1 旧校舎怪談 小野不由美4

ゴーストハントゝ豺纂鵬談 (幽BOOKS)ゴーストハントゝ豺纂鵬談 (幽BOOKS)
著者:小野不由美
メディアファクトリー(2010-11-19)
販売元:Amazon.co.jp
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取り壊すと必ず事故が起こると噂されている木造の旧校舎。高校1年生の麻衣はひょんなことから、調査に訪れた「渋谷サイキックリサーチ/SPR」所長・ナルの手伝いをするはめに。彼女を待っていたのは数々の謎の現象だった。旧校舎に巣食っているのは戦没者の霊なのか、それとも―?麻衣とナルが出逢い、物語の出発点となったシリーズ第1巻。全編にわたり入念なリライトが施された完全版。

ものすっごく久しぶりな小野さんの作品。この作品はカナリ前に出版された作品の新装版なんですね。
イラストがとっても可愛らしくて、昔っぽさは感じなかったけど時折垣間見えましたね^^;それがまた時代錯誤で面白かったです。
ナルは本当に性格が嫌な奴!私は絶対に嫌です^^;
でも、ぼーさんや巫女さんのように人の悪口を言ったりはしなかったので、それはやっぱりいいや綱部分だとは思いました。
麻衣はブツブツ言いつつも一生懸命なところが好感をもてました。
とても面白かったのだけど、麻衣語りの口調が若々しすぎてちょっと疲れちゃいました^^;それがいいのかもしれないですが。
麻衣のみた幻想らしきナルは、本当に夢のナルなのかなぁ。
現代だったらいいのにな。
しばらくこのシリーズが続くらしいので、読んでいこうと思います^^

〈メディアファクトリー 2010.11〉H23.3.4読了

東亰異聞 小野不由美3

東亰異聞 (新潮文庫)

帝都・東亰、その誕生から二十九年。
夜が人のものであった時代は終わった。
人を突き落とし全身火だるまで姿を消す火炎魔人。
夜道で辻斬りの所業をはたらく闇御前。
さらには人魂売りやら首遣いだの魑魅魍魎が跋扈する街・東亰。新聞記者の平河は、その奇怪な事件を追ううちに、鷹司公爵家のお家騒動に行き当たる…。
人の心に巣くう闇を妖しく濃密に描いて、官能美漂わせる伝奇ミステリ。

カナリ久しぶりの小野さんです。
ココまでのミステリーホラー?は初めてかな。小野作品では。
パラレルワールドなのですけど、なんとも救いようのない作品だったなぁ。
最初は難しくて読み進めるのに時間がかかったんだけど、それからは引き込まれました。
奇怪で酷い殺人が繰り返され、それがお家騒動へ結びつく。
犯人や動機についてもビックリでしたが、最後の最後にとんでもない事が待っていてさらに驚き。
やっぱり小野さんはすごいです。

〈新潮社 1994.4
     1999.5〉H20.4.3読了

過ぎる十七の春 小野不由美4

過ぎる十七の春

直樹と典子の兄妹は、毎年春と夏に従兄弟の隆の家を訪れる。
隆は母親の美紀子と2人暮らしだ。
2人の母親、由岐絵と美紀子が姉妹なのである。
直樹は3月生まれ、隆は4月生まれで共に今年17になる。
学年は1つ違うが、半月しか2人の誕生日に差がなかった。
いつも穏やかで、直樹よりもしっかりしている隆。
今年は何かが違っていた。母親思いの隆が、美紀子に向かって辛く当たるようになる。まるで人が変わったように。
美紀子もまた、暗い表情をしていた。
「あの女が、迎えに来る・・・」
隆は、幼い日の冷たい雨の夜を思い出し、直樹には「あの」記憶が甦る。
十七歳―――2人を繋ぐ運命の時が来た。

久しぶりに小野さんの作品です。
10年以上前の作品なんですね。確かにいろんな場面で時代を感じなくはなかったんですが^^;
内容は流石、っていう感じ。
ストーリーには引き込まれました。
家系に続く呪い。
それがどんなものなのか、気になって気になって。
ついつい夜更かししてしまいました。
意外な家系や美紀子の秘密がわかって、驚きましたね。
小野さんの作品は、本当に面白いです。

〈講談社X文庫 1995.4〉H18.10.8読了

黄昏の岸 暁の天 小野不由美5

黄昏の岸 暁の天(そら)〈上〉―十二国記 講談社X文庫―ホワイトハート
黄昏の岸 暁の天(そら)〈下〉―十二国記 講談社X文庫―ホワイトハート

オススメ!
戴国の王が登極して半年。
泰王の驍宗は国の再興にむけて、毎日を性急にこなしていた。
しかし、かつての仲間である阿選による謀反に合い、泰王はいなくなり、王の悲報を聞き、ショックを受けた泰麒。
阿選に角を抉り取られ、ショックで蝕鳴を起こし、蓬莱へ流れた。
それから6年。
偽王の政圧も始まり、将軍季斎は命を懸けて慶国の王に助けを求めた。
しかし、陽子は王になって2年。
まだ慶も余欲はなかった。
まずは、泰麒の行方を捜すことになる。

陽子も登場する、戴国のお話。
戴の国の話はいつも暗いんだよねぇ。
仕方がないんだけど、もう幸せになってもいいと思うんだけどな。
泰麒がいなくなっている間の話は「魔性の子」に乗っています。
それと一緒に読むと面白いかもね^^
陽子と泰麒は歳が近いんだよね。
泰麒は小さいイメージしかないから、なんだか変な感じがしたな。

〈講談社文庫 2001.5〉H16.3.8読了

図南の翼 小野不由美5

図南の翼―十二国記

オススメ!
先王が歿後の27年、恭国では王が現れず、妖魔によって人は殺されていた。
何不自由なく豪商の娘として育った珠晶。御年12。
珠晶は格子のある家に住んでいるため、妖魔には襲われない。
人が死んでいく姿を、ただ見ることしか出来ないでいた。
幼い娘だが、考える事は一人前。
大人に昇山しないのか、と問うと「自分なんて・・・」といってひたすら王を待つ人ばかり。
荒廃した恭国を何とかしたいと、自らが蓬山を目指す。
ただの、覚悟一つで。

十二国記、恭国編です。
いや〜、珠晶はとっても気が強くってそこらへんの大人よりもよっぽど大人だね。
かっこいいよ。
歳は10も違うけど^^;尊敬しますね。
人は、ただ王を待つばかり。
何故自分は行こうとしないのか。
珠晶は、家族を含め大人たちに違和感を覚える。
国を何とかしたいと思っているのなら、何故自分は行かないのか。
そう考えている時点で、珠晶は王にふさわしい人物なんじゃないかなぁって思うね。
普通、みんな自分がかわいいから、危険を冒してまで行かないと思う。
いや、いく人もいるけど。
珠晶の周りの大人はその典型なんじゃないかなぁ。
ただの生意気なお嬢様じゃない事は確かだね^^
良い国になるよ、きっと。

〈講談社文庫 1996.2〉H16.2.29読了

風の万里 黎明の空 小野不由美5

風の万里 黎明の空〈上〉十二国記 講談社X文庫―ホワイトハート
風の万里 黎明の空(下) 十二国記 講談社X文庫―ホワイトハート

オススメ!
王として即位した陽子だったが、慶国についてはもちろん、この世界についてもあまりわかっていないままだった。
官吏たちは全王の時から使えている人間のため、陽子の意見は受け入れない。
相変わらず、外から来た人間のままだった。
景麒も頭を抱える日々。
陽子は国の事を知っていこうと里へ下り、学ぶ事を決意する。
鈴はこの世界である「蓬莱」から、十二国の世界に流された少女。
言葉がわからず苦しみ、仙女の下女となったものの、いじめの対象となり、あまりの辛さに鈴は逃げ出した。
そして、慶の国の王は同じ世界から来た人であることを聞き、慶国へと向かう。
芳王の娘である祥瓊は、内乱によって父を殺され王宮を追い出される。
自分は知らなくても、父である王の過ちにより彼女も憎しみの対象であった。
3人の少女はそれぞれに苦労し、慶国でめぐり合う。

慶国の第2弾。
陽子は王になったけど、位はあってもやっぱり何も分かっていないと国は守っていけないんだなぁって思った。
苦労の連続だね。でも、成長した陽子はへこたれない。
どうすればいいのかちゃんと考えるし、行動する。
かっこいいよ。
鈴は陽子と同じ、外部から来た人間。
言葉は通じないし、自分って可哀相・・・って、悲劇のヒロインを演じちゃってるんだよね。
助けを求める事しか考えていない。
だから、虐めの対象になってるって気づいていないんだよねぇ。
仕方ないとは思うけど、見ていていい気持ちはしなかった^^;
祥瓊も同じ感じかな。
何で自分がこんな目にってね。
でも、3人とも成長して、闘っていく姿は気持ちよかった。
爽快だね。
慶国は、きっといい国になるよ。

〈講談社文庫 1994.8〉H16.2.25読了

東の海神 西の滄海 小野不由美5

東の海神 西の滄海 十二国記 講談社X文庫―ホワイトハート

オススメ!
梟王によって廃墟となった延国。
延麒の六太は小松尚隆を延王とし、国の復興に励んでいた。
18年前、妖魔と共に生きていた人間、更夜が関引に現れた。
久々の再会に喜ぶ六太だったが、これは元州の斡油による罠だった。
六太は人質となり、王師側と元州側との戦いが始まる。

十二国記、延国の話ですね。
陽子と会う前なのかな。
更夜は成長していて延麒である六太は成長しないまま。
18年って言う歳月は長いんだなぁっていうのがリアルに判った気がした。
延王は流石だねぇ。
何も考えていないように見えて、しっかり考えてる。
そして、誰よりも六太の事を考えている。
信頼って言うのかなぁ。
これが、延国が500年続いている結果なんだろうなぁって思ったね。
この2人は大好き^^

〈講談社 1994.6〉H16.2.21読了

風の海 迷宮の岸 小野不由美4

風の海 迷宮の岸〈上〉 十二国記 講談社X文庫―ホワイトハート
風の海 迷宮の岸(下) 十二国記 講談社X文庫―ホワイトハート

王を選び、使える神獣 麒麟。
実る直前に蝕に合い、胎果となって人間として育てられた泰麒。
10歳まで人間として暮らし、使令する事も転変することもできない。
王を選ぶ術も分からず、葛藤の日々を送っていた。
ついに王を決める季節となり、人が集まるが天啓はなかった。
泰麒は無事、王を決める事が出来るのだろうか。

これは、戴の国の話ですねぇ。
「魔性の子」でも出てくる高里こと、泰麒。
泰麒はかわいいねぇ^^
小さいのに、自分が少し違うから、いろいろ抱え込んで悩んでいるのが良く分かる。
陽子の回は、王の視点。
今回は麒麟の視点。
十二国記のことも、段々分かってきた感じだね。
内容はやっぱり明るくはないけど、王がいなくて荒れている戴を何とかしたいという気持ちも伝わってきた。
自分は麒麟としてはダメだって言ってきたけど、ちゃんと考えているところは、力がなくても立派な麒麟だと思ったよ。
まだまだ前途多難な戴国だけど、頑張ってほしいなぁっていう気持ちになったねぇ。

〈講談社文庫 1993.3〉H16.2.17読了

魔性の子 小野不由美4

魔性の子

オススメ!
教育実習のため、母校に戻った広瀬は孤立している生徒、高里に会う。
彼をいじめた者は”報復”ともいえる不慮の事故に遭うのだ。
広瀬は、高里と自分が似ている気がした。
だから、何かあっても高里をかばっていた。
しかし、段々報復はエスカレートしていく。
なぜ、高里と関わると事件は起きるのか。
それは、高里が幼少の頃に経験した”神隠し”に隠されていた。

「十二国記」シリーズの番外編(?)です。
十二国記を読んでいても読んでいなくても楽しめると思うよ。
でも、読んでいる方がよりわかりやすいかなぁ(どっちだよ)
私はシリーズを読んでから読んだけどね。
主人公と高里は雰囲気は似ていたのかもしれないけど、カナリ違うよね。
世界が違うって言うのもあるけど、高里は本当に違う世界に存在している人なんだよね。
でも、主人公は途中から被害妄想のようになってきて、高里と一緒だと思い込んでいるんだよね。
逃げになってる。
それはダメだよね。
どんなに辛くっても、今いる場所で生きていかなきゃいけないのにね。
とか、思って読んでました^^

〈新潮文庫 1991.9〉H16.7.28読了

くらのかみ 小野不由美3



くらのかみ

大叔父に死が近づいている。
遺産相続のために大叔父の家に集まった。
集まった子ども達は暇を持て余している。
そこで、本家の末っ子、大学生の三郎おじさんから「4人ゲーム」の話を聞き、早速やってみる事に。
暗くした部屋の四隅に四人の人間が立ち、順番に肩を叩きながら、ぐるぐる部屋をまわるというゲーム。途中で人がいなくなり、終わりになるはずなのに、やり始めるといつの間にか人間が5人に増えて、いつまでも続いてしまう。と言う奇妙なゲーム。
子供たちが行うと、子どもが一人増えていた!
家の中でも食中毒など次々事件がおき、あわただしい雰囲気に。
大人たちは子どもが1人増えた事に気が付いていない。
座敷童子は一体誰なのか?
また、事件の犯人は?

久しぶりの小野さんの新刊と言う感じ。
ストーリーは、ちょっとしたミステリーかな?
凄く恐いわけじゃないね。
恐い話をされて実際にやってみるって言うのは子どものすることだよね〜
好奇心旺盛。
大人は子どもを大人しくさせるために話すんだけど、逆効果なのよね^^
事件はどきどきでしたが、子供たちが事件に挑む姿はかわいかったです。

〈講談社 2003.7〉H15.10.31読了

黒祠の島 小野不由美4



黒祠の島

作家、葛木志保が失踪した。
パートナーの武部剛は「夜叉島」という島へ向かう。
ここは、志保のかつて住んでいた故郷だった。
嵐の夜、神社で女性の全裸死体が見つかる。
この島には古くから伝えられている伝説があった。
村人はそれを忠実に守り、今も続いている。
また、財産めぐりも勃発していた。
志保は事件に巻き込まれたのだろうか?
式部が事件解明に挑む。

久々に読んだ小野さん作品。
小野さんの作品は怖いけど、面白いね^^
古くから伝わる伝説
とか、小野さんが書くとリアリティがあって、怖くて、面白い。
ぞくぞくとする怖さがあるよね。
でも、止まらなくて。
こわい〜><でも、読みたい〜みたいな(笑)
小野さん作品は読破したいなぁ。

〈祥伝社 2000.2〉 H17.3.1読了

月の影 影の海 小野不由美5

月の影 影の海〈上〉 十二国記 講談社X文庫―ホワイトハート
月の影 影の海〈下〉 十二国記 講談社X文庫―ホワイトハート

オススメ!
ごく普通の高校生である中嶋陽子は、忠実に両親の言いつけを守って平凡に暮らしていた。
しかし、ケイキ名乗る男が現われてから、陽子の生活は変わる。
ケイキという男は着物のような不思議な格好をしており、髪の毛も金髪だった。
ケイキは陽子に自分の主だということだけを告げ、何の説明もないまま異国の地へ連れて行かれる。
敵襲に会い、陽子は一人となる。
いくら待ってもケイキは来ない。自分で動き出すしかなかった。
しかし、陽子が海を渡ってやってきた海客だと知ると、人は陽子を捕らえ、処刑させようとする。
陽子は逃げ、目的地のない旅を強いられる。
ケイキを探すため、また、家へ帰るために。
しかし、その旅は過酷だった。
人は助けてくれない。信じたら裏切られる。
唯一現われる蒼猿は、陽子を苦しめ絶望させるだけ。
妖魔や飢えと、必死で戦っていた。
金はなく、怪我は絶えない。陽子は動けなくなった。
だが、陽子は無事だった。
側にいたのは、楽俊という一頭の獣。半獣と呼ばれる者だった。

いろんな人が勧めてて、手に入ったので読んだ作品。
いや〜・・・面白かったわ〜。
いろいろ難しくて、理解するのは大変だったけど。
でも、凄い世界観だよね。何も無い状態から、これだけの架空の世界を創り出すっていうのは、凄いと思うよ。
小野さんはこれが初読だったけど、見事にはまりました。
一気に十二国記シリーズ、読んじゃったしね。
でも、上巻は読んでて辛かったよ。
陽子の状況が苦しすぎるんだもん。
ここまで苦しめなくたっていいじゃないかぁ。って思った^^;
でも、ここまで苦労してきたから、とってもいいラストが生まれたんじゃないかなぁって思うけどね。

〈講談社 1992.6〉 H16.2.13読了
自己紹介
苗坊と申します。
生まれも育ちも生粋の道産子。読書とゲームとマラソンとV6を愛してやまないオーバー30です。47都道府県を旅行して制覇するのが人生の夢。
過去記事にもTB、コメント大歓迎です。よろしくお願いいたします。
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