苗坊の徒然日記

読書とV6をこよなく愛する苗坊が気ままに書いてます。 お気軽にどうぞ。

北村薫

中野のお父さんは謎を解くか 北村薫4



意外な当て逃げ犯、文豪同士の喧嘩、病床の夫が呟いた言葉の意味。編集者の娘が職場や本の中で出合う謎を父が解く、好評シリーズ。

出版社で編集者として働く田川美希が仕事をしていく中で見つけた謎を国語教師である父に相談し、解決させていくお話の続編です。
謎を抱えて実家に帰る美希。両親は帰ってきてくれることを心待ちにしているのもうかがえてほのぼのします。
謎に関しては出版にまつわるものが多くて、ちゃんと読んでいかないと理解できないこともあって^^;難しかったですが面白かったです。
途中でお父さんの体調が悪くなるくだりがあってドキッとしましたが、大ごとにならなくてほっとしました。
私の頭の体操のためにも^^続いていってほしいシリーズです。
美希は手塚君と何か進展したりするのかなーとこちらも楽しみです。

<文藝春秋 2019.3>2019.4.22読了

遠い唇 北村薫4

遠い唇遠い唇
著者:北村 薫
KADOKAWA(2016-09-30)
販売元:Amazon.co.jp

小さな謎は、大切なことへの道しるべ―ミステリの巨人が贈る極上の謎解き。
■「遠い唇」
コーヒーの香りでふと思い出す学生時代。今は亡き、姉のように慕っていた先輩から届いた葉書には、謎めいたアルファベットの羅列があった。
■「解釈」
『吾輩は猫である』『走れメロス』『蛇を踏む』……宇宙人カルロロンたちが、地球の名著と人間の不思議を解く?
■「パトラッシュ」
辛い時にすがりつきたくなる、大型犬のような同棲中の彼氏。そんな安心感満点の彼の、いつもと違う行動と、浴室にただよう甘い香り。
■「ビスケット」
トークショーの相手、日本通のアメリカ人大学教授の他殺死体を目撃した作家・姫宮あゆみ。教授の手が不自然な形をとっていたことが気になった姫宮は、《名探偵》巫弓彦に電話をかける――。
全7篇の、一筋縄ではいかない人の心と暗号たち。
解いてみると、“何気ないこと”が光り始める。

どの作品も短い作品なのですが確かに一筋縄ではいかない感じでした。
今回は死者が出る作品もありましたけど、北村さんはやはり日常ミステリの名手だなと思います。北村チルドレンもいますし^m^
特に表題作の「遠い唇」が印象に残っています。
学生時代に先輩が残した謎の暗号。
それをもしももらっていた時に解読していたら…そんなことを考えてもしょうがないのだけど、それでも考えてしまいます。先輩の運命は代えられなかったかもしれないけど、主人公の運命はもしかしたら変わっていたかなぁ…なんて。先輩…健気だぁ…。
「解釈」もなかなか面白かったです^m^日本人…というか地球人がなかなかいない解釈の仕方をしていて面白かった。
唯一の殺人事件が発生した「ビスケット」姫宮あゆみが作家になっているしアラフォーになっていましたね。びっくり。巫さんは一体いくつになったんだろう。謎ですが変わらず「名探偵」だったんですね。小説を読んだのは相当前だったのですがマンガも読んでいたので結構覚えていたので、また会えて嬉しかったです。

<角川書店 2016.9>H28.10.13読了

中野のお父さん 北村薫5

中野のお父さん中野のお父さん
著者:北村 薫
文藝春秋(2015-09-12)
販売元:Amazon.co.jp

体育会系な文芸編集者の娘&定年間際の高校国語教師の父が挑むのは、出版界に秘められた《日常の謎》!
「応募してませんよ、わたしは」新人賞最終選考に残った候補者からの思いがけない一言は?(夢の風車)
「実は、扱いに困っている手紙がありましてね」ある大物作家に宛てた女性作家の手紙には愛の告白が?(幻の追伸)
「わたしは殺人事件の現場に行き合わせることになったわけです」定期購読者の話を聞いているうちに思いもよらない事態に?(茶の痕跡)
ほか、大手出版社の文宝出版を舞台に繰り広げられる8つのミステリーの推理の結末やいかに……。〈円紫さんと私〉〈覆面探偵〉〈ベッキーさん〉シリーズほか、多くのファンを唸らせてきた名手による、新たな名探偵コンビが誕生。

流石北村さん、日常ミステリの名手ですね〜。どの作品も面白かったです。
1番最初の「夢の風車」はあらすじにも書かれていて、いったいどういう事なんだろうと思っていたので、謎が解けたときになるほど!と強く思いました。大物作家に宛てた女性作家の手紙のカラクリも面白かったですねー。
人が死なないミステリが主でしたけど、1作だけありましたねー。「茶の痕跡」この事件の末路はえげつないというか人間の黒い部分が透けて見えると言いますか…何だか似たような作品をよく読んでいるような…←
北村さんの作品は日常ミステリも面白いのですが人と人との会話も面白くて好きです。美希とお父さんの会話も面白いけど、美希と同僚や友人や上司との会話もなかなかユーモアがあって読んでいて楽しいです。
この作品もシリーズ化したら面白そうだなー。
そういえば全然関係ないんですけど、作品の中で双子が登場するお話があって。その双子は女の子だし中学生なのに脈略もなく「箱根駅伝でも双子が活躍してる。」っていう一文がさらっと書かれているところがありまして。
読んでいて「……は!?」となりました←
これ、箱根駅伝の実情分かってないと分からないし、双子がたくさん活躍してたの去年だから今読んでも学生で双子ほとんどいないし!なんて一人ツッコミを入れたりしてました^m^
でもありがとう。北村さん←
面白かったです。円紫師匠と私シリーズも頑張って読み進めていきます。こちらもシリーズ化するといいな。お父さんと娘の会話がほのぼのしていて好きです。

<文芸春秋 2015.9>H27.10.10読了

空飛ぶ馬 北村薫5

空飛ぶ馬 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)空飛ぶ馬 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)
著者:北村 薫
東京創元社(1994-03)
販売元:Amazon.co.jp

女子大生と円紫師匠の名コンビここに始まる。爽快な論理展開の妙と心暖まる物語。

最近こちらのシリーズの最新刊が出たことを知り、やはり最初から読まなきゃならんだろうと思い今更ながら手に取りました。前々から気になっていたのですが…。
良いですねぇ…北村さんの書かれる文章が綺麗で何だかそれだけでうるっとするような。
円紫師匠と女子大生の出会いは大学の先生という共通点からだったんですねぇ。
その先生の幼き頃のお話「織部の霊」はなるほどと思いましたし、次の「砂糖合戦」はひたすら女の子が大人気なくてイラッとしたし「胡桃の中の鳥」は舞台が蔵王で五色沼とか出てきてキャプテンサンダーボルト思い出したし←「赤頭巾」は男女の関係にうわぁぁぁと思い、最後の表題作の「空飛ぶ馬」でその男女関係に対してほっこりしたという感じで読み終えました^^;
「空飛ぶ馬」の木馬の話、何だか聞いたことあるなぁと思ったら、私、6年前に読んでました。だからか。その時も円紫師匠と私シリーズを読みたいとうっすら書いてましたが結局読んでいなかったんですね←
女子大生の皆さんが文学部なのもあるかもしれないですが会話が何だか聡明。
20歳前後の人たちとは思えませんでした…。
あまり時代の違いは感じなかったです。テレホンカードが少なくなってきていたから新しいのを買ったというくだりだけはおぉ・・・と思ったくらい^^

〈東京創元社 1989〉H27.4.30読了

八月の六日間 北村薫4

八月の六日間八月の六日間
著者:北村 薫
KADOKAWA/角川書店(2014-05-29)
販売元:Amazon.co.jp

40歳目前、文芸誌の副編集長をしている“わたし”。ひたむきに仕事をしてきたが、生来の負けず嫌いと不器用さゆえか、心を擦り減らすことも多い。一緒に住んでいた男とは、3年前に別れた。そんな人生の不調が重なったときに、わたしの心を開いてくれるもの―山歩きと出逢った。四季折々の山の美しさ、怖ろしさ。様々な人との一期一会。いくつもの偶然の巡り合いを経て、心は次第にほどけていく。だが少しずつ、けれど確実に自分を取り巻く環境が変化していくなかで、わたしは思いもよらない報せを耳にして…。生きづらい世の中を生きる全ての人に贈る“働く山女子”小説!

北村先生の小説を読んだのは本当に久しぶりでした。直木賞を受賞されてその作品を読んで以来だから…ご、5年ぶり^^;ビックリです。
主人公の「私」が有休を利用して数々の山を登る連作短編集です。その中で悲報があったり、過去のことを思い返したり。いろんなことを考えながら山を登ります。
私、山登りって本当に苦手なんです^^;やれといわれてもきっとやらない←
なのでこんなに何日もかけて登るものだとは知りませんでした。
「私」がさまざまな山で一期一会をしているのが良いなと思いました。こういう出会いって大事ですよねー。物語の始まりに上ったルートが書かれていたり、細かく持ち物が書かれていたり、毎回持っていく本の紹介もしていたり。そういう細かいところが私は面白かったです。私も主人公と同じで山登りをするとわかっていても本は持っていくと思います。旅行するときに私も必ず3冊持っていきます。私のチョイスは微妙だと思いますけど^^;結構読めちゃうんですよねー。ないと困ります。全部読んだら書店で買っちゃうくらい読みます←
出てくる食べ物もどれも美味しそうでした。山を登って苦労したからこそさらに美味しさが増すのだろうなぁ。良い話だったけど、これを機に山に興味を持ちました!・・・とはなりませんでした。すみません^m^

〈角川書店 2014.5〉H26.7.26読了

鷺と雪 北村薫3

鷺と雪
鷺と雪
「ベッキーさん」シリーズ最終章!女子学習院に通う士族令嬢・花村英子と女性運転手〈ベッキーさん〉が活躍するシリーズも、第3弾。
ついに完結。昭和10年秋、廉価で操作が簡単なカメラ〈オリムピック〉が発売され、英子の級友たちもこぞって手に入れた。
だが小松子爵家の千枝子が初めて撮影した写真の中に、日本にいるはずのない婚約者が写っていたという。
英子はその謎を解決できるのか? 
そして年も明けた昭和11年の、ある雪の朝。
英子は運命の電話をかけてしまう……。
時の歯車が動くように、人はただその道を歩むのみ。切なくも劇的な、シリーズの幕切れです。

しまった・・・この本はシリーズものだったのか。
しかも最終シリーズなんて。あぁ・・・失敗した。
それぞれの謎は面白かったです。
英子もちょっと世間知らずなお嬢様っぽい所もあるけど、聡明で好奇心が旺盛で、好感が持てました。
ベッキーさんも素敵ですね。ベッキーさんに何があったのか、他のシリーズを見れば分かりますよね。
第1弾から読んで、もう1度読み返したいです。

〈文芸春秋 2009.4〉H21.8.8読了

語り女たち 北村薫4

語り女たち (新潮文庫 き 17-10)

オススメ!
海辺の街に小部屋を借りて、潮騒の響く窓辺に寝椅子を引き寄せ横になり、訪れた女の話を聞く—さまざまな女が男に自分の体験を語り始める。
緑の虫を飲みこんだという女、不眠症の画家の展覧会での出来事、詩集で結ばれた熱い恋心、「ラスク様」がいた教室の風景。水虎の一族との恋愛…
微熱をはらんだその声に聴きいるうちに、からだごと異空間へ運ばれてしまう、色とりどりの17話。

不思議な作品でした。
17人の女性の話ですが、どの作品もリアルだけど何処か幻想的で、魅力的な作品ばかりです。
さすが北村さんです^^久しぶりに読みました。
こんな不思議な体験、出来たらいいな。
特にすきなのは「緑の虫」「笑顔」「海の上のボサノヴァ」「梅の木」ですかね。
「笑顔」は唯一ラストが読めたのですが、やっぱり良いなと。

〈新潮社 2004.4
     2007.4〉H20.7.9読了

覆面作家の夢の家 北村薫4

覆面作家の夢の家 (角川文庫)

12分の1のドールハウスで行われた小さな殺人。
そこに秘められたメッセージの意味とは!?
天国的美貌を持つミステリー界の人気作家「覆面作家」こと新妻千秋さんが、若手編集者、岡部良介とともに、残された言葉の謎に挑む表題作をはじめ、名コンビが難事件を解き明かす全3篇を収録。
作家に探偵、おまけに大富豪のご令嬢と、様々な魅力を持つお嬢様探偵、千秋さんの名推理が冴えわたる“覆面作家”シリーズ第3弾。

完結編です。終わっちゃった〜。何だか寂しいな。
にしても最終巻になるとにやけちゃう場面が多いですな^^
良介の兄が結婚した事で一人暮らしになったのをお嬢様が気にかけたり、お手製のおにぎりを振舞ったり。
かわいいじゃないのさ^^
でも兄ちゃんがあの人と結婚するとは・・・。シリーズ化しないと無理な展開だな。
3編ともトリックにはなるほど〜と思いましたし。
最後の最後がよかった〜!!
なんて素敵なのかしら。
私もこんな恋がしたいです〜><
恋愛ものだといつもそういってますが・・・。

〈角川書店 1999.10〉H20.3.15読了

ひとがた流し 北村薫4

ひとがた流し

アナウンサーの千波、作家の牧子、元編集者で写真家の妻となった美々は、高校からの幼なじみ。
牧子と美々は離婚を経験、それぞれ一人娘を持つ身だ。
一方、千波は朝のニュース番組のメインキャスターに抜擢された矢先、病を宣告されて降板を余儀なくされる。
それを契機に、三人それぞれの思いや願い、そして、ささやかな記憶の断片が想い起こされてゆく。

素敵な作品でした。
登場人物が1回ずつ主人公になるのよね。
それがまた良かった。
出てくる人みんなが相手に対してどう思っているのかがわかるから。
やっぱり1番気になったのは千波さん。
仕事にかける情熱も素晴らしい。女性として尊敬したいくらい。
その分、千波に与えられた試練は厳しいな。
良秋という最良の人に出会えた事は、良かったんだけど。
二人の関係はとても羨ましいくらい。素敵でした。
そしてなにより、千波、牧子、美々の関係がいい!こういう友達関係を築いていけたら、いいなぁと思う。
牧子とさきは「月の砂漠をさばさばと」のお二人なのね。
千波が歌を歌うまで気付かなかった・・・。
鈍いなぁ・・・。

〈朝日新聞社 2006,7〉H18.10.6読了

覆面作家の愛の歌 北村薫3

覆面作家の愛の歌

「覆面作家のお茶の会」
覆面作家こと、新妻千秋の元へ「小説わるつ」の編集者、静美奈子という女性が現れる。
どうやら、千秋に自分の出版社から小説を出してほしいらしい。
やたらとついてくる静が世界出版の岡部良介は気に入らない。
その静が持ってきたケーキから、一つの事件が始まる。
「覆面作家と溶ける男」
兄、優介の元へ静が再び現れたらしい。
一緒に写真をとってほしいと。しかも、男の子と一緒に。
刑事の兄は、その男の子が気になっていた。
誘拐殺人事件で被害にあった子と、顔が似ているのだという。
静と岡部、そして千秋の3人は、その男の子の元へ向かう。
「覆面作家の愛の歌」
静、岡部、千秋の3人で舞台を見に行くことになった。
見に行った次の日に殺人事件が起きる。
その舞台で主役を演じた女性、河合由季だった。
被害者の恋人だった中丸は、演出家の南条が犯人と疑う。
しかし彼には、鉄壁のアリバイがあった。

第2弾です。
相変わらず2人が可愛いですね〜^^
静という新しいキャラクターが、最初は邪魔だなぁと思っていたんだけど、徐々になじんできましたね。
最後の章は2人が急接近した感じですなぁ〜。
いや〜2人はこれからどうなっていくのかしら。
楽しみなところ。
あと1冊か。ちょっと寂しいなぁ。

〈角川書店 1995.7〉H18.7.16読了

覆面作家は二人いる 北村薫3

覆面作家は二人いる

「覆面作家のクリスマス」
岡部良介は世界出版の編集者である。
最近、新妻千秋という人物から小説の原稿が届いた。
家へ行って見ると大豪邸が建っており、美少女で可憐な女性が待っていた。
しかし、ただの美少女ではない。
家を出ると、誰もが驚くもう一つの顔が登場するのだ。
良介の兄優介は刑事である。女子高生が殺されたらしい。
双子のアニキの顔を利用し、2人で原因を追究する。
「眠る覆面作家」
千秋に原稿料が入った。
ちょうどその待ち合わせ場所が、ある誘拐事件の身代金の受け渡し場所だった。
千秋に容疑がかかる。
「覆面作家は二人いる」
岡部の先輩、左近先輩の娘、花絵の様子がおかしいらしい。
左近先輩の姉、月絵の勤めるデパートで万引きが多発しているらしい。
左近先輩は、娘を疑っていた。

探偵ものですかね・・・。
「冬のオペラ」の巫さんもなかなか強烈なキャラだったけど、千秋も相当だねぇ^^;
カッコいいわ〜千秋。
良介と千秋、身分は違えどお似合いだと思うんですが^^
千秋とちゃんと付き合えるのは良介しかいないよ、絶対。
まだ他にもシリーズを2冊持っているので、読破しようと思います〜。

〈角川書店 1990.11〉H18.6.13読了

月の砂漠をさばさばと 北村薫4



月の砂漠をさばさばと

小学校3年生のさきちゃんはお母さんと2人暮らし。
お母さんは作家という仕事をしており、さきちゃんが寝る前にお母さんが作ったお話をしてくれます。
そんな2人の生活を描いた短編集。
おーなり由子さんの挿絵付きです。

凄くほのぼのしていてかわいい作品です。
おーなりさんの絵が凄くマッチしていてそれもまたいいです。
どうやらお父さんはいなく、親子2人暮らしのようで、それがまたこの物語を惹きたてているのかなとも、思います。
あったかい気持ちになりたいのなら、この本はオススメです。

〈新潮文庫 2002.7〉H15.7.24読了

ターン 北村薫4

ターン

オススメ!
真希は29歳の版画家。夏の午後、ダンプと衝突する。
気がつくと、自宅の座椅子でまどろみから目覚める自分がいた。
3時15分。いつも通りの家、いつも通りの外。が、この世界には真希一人のほか誰もいなかった。そしてどんな一日を過ごしても、定刻がくると一日前の座椅子に戻ってしまう。
いつかは帰ることが出来るのだろうか。
だが、150日を過ぎた午後、突然、電話が鳴った。

初めは頭がぐーるぐるになりそうだったよ〜。
どういうことだ?
って考えてたり。
でも、面白かった。感動したよ。
ちょっと不思議な感じ。
ずっと1人しかでてこないのに2人称で、話が進むの。
真希がだれかに話しかけているような文章。
でも、それがよかったりする。
読みやすいしね。
ラストが好き。

〈新潮文庫 2000.7〉 H15.4.23読了

スキップ 北村薫4

スキップ

昭和40年代初め、一ノ瀬真理子は17歳。
女子高に通っている。
運動会が雨で中止になり、家で音楽をかけて眠ってしまった。
目が覚めると、25年後、42歳の桜木真理子になっていた。
夫と、娘美也子のいる国語教師。
真理子はどうしようもない孤独感に襲われる。

”時”シリーズ第1弾。
確かそんなテーマだった気がする。
スキップってそういう意味があったのね。
17歳からいきなり42歳になっていたら、絶望しちゃうよね。
凄く苦悩の日々を送るんだけど、娘とか旦那さんとか、生徒とか良い人ばっかりだね。
桜木真理子が、そういう関係を築いていったんだなぁって思ったわ。
ちゃんと指導をする側になって溶け込んでいるのとか、あまりにもすんなりしてるなぁって思ったけど、でもよかった。
ラストが想像してたのと違ってたので、ちょっとびっくり。

〈新潮文庫 1999.7〉H15.4.14読了

冬のオペラ 北村薫4



冬のオペラ

姫宮あゆみは伯父が経営する不動産で働いている。
同じビルの2階に巫弓彦という人がやってくる。
名探偵らしい。
名探偵に見合う事件しか受けないため、日頃はアルバイトで生計を立てている。
あゆみは記録係となり、このコンビが事件に挑む。
「三角の水」「蘭と韋駄天」「冬のオペラ」の三編を収録。

面白かったねぇ。
2人ともいい味出してるんだよなぁ。
この本は、マンガで読んでいるから、内容は知っていたんだけどね。
「三角の水」は2人の出会いの章。
結末は腹が立ったなぁ。
女って、今でもそういう扱いなのかなぁ。差別と同じだよね。
「蘭と韋駄天」は学生時代から常にライバル視しているおばさん2人の揉め事(笑)
新種の春蘭をめぐって、2人が衝突。
巫さんの演技が上手くて上手くて。
笑ってしまったよ。やっぱりこの2人は、いいコンビなのかもね。
「冬のオペラ」はあゆみが休暇をとり、旅行で向かった京都で起こった事件。
「蘭と韋駄天」で、依頼者だった、椿雪子が容疑者の1人に。
巫が京都へ赴き、事件を解決させる。
とくに「冬のオペラ」が好きだな。
巫さんの言う言葉は厳しいけど、いってることは合ってるし、
でもただ厳しく、傷つけるのではなく、相手のことを調べて相手の気持ちをくむ姿勢。
凄いなぁって思ったよ。
続編とかないのかしら。

〈中央公論社 1993.9〉 H17.3.19読了

盤上の敵 北村薫4



盤上の敵

銃による殺傷事件がおこる。
その犯人が、民家に逃げ込み、人質をとっている。
人質の名は、末永友貴子。
夫である純一は妻を救うため、犯人と交渉し、逃がそうと目論んでいた。
それには理由があった。
友貴子にとって、人生を狂わせ、暗い影となっている人物を、
この世から消すためだった。

北村さんの本って、ここまでミステリーっぽいのって珍しい気がする。
なんていうか・・・
ここまで切羽詰った状況になるシーンのある本って少ない気がする。
面白かったけどね。
純一の友貴子を想う気持ちが素敵だった。
2人は本当に愛し合っているんだなぁって。
歳は離れているけど、信頼しあっている夫婦。
こんな夫婦に憧れるなぁ。
でも、この2人の運命はどうなるのか。
読み終わっても気になるなぁ。

〈講談社 1999.9〉 H17.3.23読了
自己紹介
苗坊と申します。
生まれも育ちも生粋の道産子。読書とゲームとマラソンとV6を愛してやまないオーバー30です。47都道府県を旅行して制覇するのが人生の夢。
過去記事にもTB、コメント大歓迎です。よろしくお願いいたします。
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