苗坊の徒然日記

読書とV6をこよなく愛する苗坊が気ままに書いてます。 お気軽にどうぞ。

女性作家(あ・か行)

居酒屋ぼったくり11 秋川滝美5

居酒屋ぼったくり〈11〉
秋川 滝美
アルファポリス
2019-02-01


東京下町にひっそりとある、居酒屋「ぼったくり」。名に似合わずお得なその店には、旨い酒と美味しい料理、そして今時珍しい義理人情がある―。旨いものと人々のふれあいを描いた短編連作小説、感動の最終巻!全国の銘酒情報、簡単なつまみの作り方も満載!

今回で最終回だったんですね…。まあ、美音たちも結婚が決まったし、そろそろ終わるだろうなと思ってはいたのですが。
今回はぼったくりが改装中だったので、お店でのあれこれが無くて残念でしたが、美音と要さん一家とのお食事会は面白かったですね。お姑さんも小姑さんたちも素敵な方々でよかったですよ。
これまでたくさん努力して、姉妹2人で頑張ってお店を切り盛りしてきた。もうハッピーエンドで良いんじゃないかな。こんなに今幸せだから、何か不幸がやってくるんじゃないかなんて心配する必要はないですよ。最後に要さんが言った言葉にこちらまで泣きそうになりました。
どうぞお幸せに。

<アルファポリス 2019.2>2019.4.11読了

よろず占い処 陰陽屋秋の狐まつり 天野頌子4



王子の町に怪しいキツネ、あらわる!?
長い家出から戻った瞬太は、夏休みに受けるはずだった補習をほぼ欠席したために、いよいよ卒業の危機に陥る。追加補習を受けながら頑張ろうとするが、家に新生児がいて寝不足になり、居眠りが止まらない。一方、またも連絡がつかなくなった葛城をさがすために、祥明は月村颯子を陰陽屋へよぶが、化けギツネは化けギツネをよび、事態は思わぬ方向に──。
文化祭、年末の狐の行列など、いよいよ冬に向かって季節はめぐる、人気シリーズ第11弾!

11冊目…読み始めた頃はまさかこんなに長く続くシリーズになるとは思っていませんでした^^;
瞬太達ももう高校3年生なんですね。瞬太だけを考えたら小学生みたいですけど…。
高校3年生の年末、学生生活もあと3か月。瞬太はどうなるんですかね。成長がほぼ止まった瞬太と人間は一緒には暮らせない。どういう結末になるのか楽しみです。
というか、本筋がなかなか進まないから早く進んでほしいです(本音)

<ポプラ社 2018.11>2019.4.4読了

発現 阿部智里4

発現
阿部 智里
NHK出版
2019-01-30


物語は時空を超え、常識を凌駕する。
累計100万部突破「八咫烏シリーズ」のベストセラー作家・阿部智里が、構想3年、満を持して書き下ろした最新長編小説。
平成と昭和、二つの時代で起こった不可解な事件。真相を求めて近づこうとする者たちを嘲笑うかのように謎は深まり、ほの暗い闇がひたひたと迫りくる。運命に導かれるようにしてたどり着いた先に待ち受けるのは、光明か絶望か。
鬼才・阿部智里の圧倒的な筆力と壮大なスケール感で、ジャンルをクロスして描く渾身作!

「八咫烏シリーズ」以外の作品は初めて・・・?なんですかね。
内容をあまり知らずに読み始めたのですが何だか不穏な空気だしホラーっぽい・・・。
でも、読む手が止まらずどんどん読み進んでいきました。平成と昭和、二つの時代で起きた不可解な事件。平成の方は事件ではないけど、途中で何となくつながりが分かってしまったのですがそれでもどう終着するのか、気になってあっという間に読んでしまいました。面白かったという表現が正しいかどうかは分かりませんが面白かったです。
戦時中の満州の話が出てきて、私は母が持っている漫画「あした輝く」を思い出しました。始めは満州が舞台で、そこで暮らす日本人が命懸けで日本に帰国するシーンが描かれていたので。地元の人の生き辛さも細かくリアルに表現されていて、読んでいて辛かった。こういう時代があったのだということは忘れてはいけないですよね、決して。
読み終えた後に見る表紙の彼岸花はちょっと怖いです。

<NHK出版 2019.1>H31.2.27読了

土曜はカフェ・チボリで 内山純5

土曜はカフェ・チボリで
内山 純
東京創元社
2016-05-29


オススメ!
児童書の出版社に勤める香衣は、とあるきっかけで“カフェ・チボリ”を訪れ、常連客となる。美味しい料理とあたたかなもてなしに毎回すっかりくつろいで、常連客たちは、身の回りで起こった謎について語り始める。それらはいずれも『マッチ売りの少女』や『人魚姫』などアンデルセン童話を彷彿とさせる出来事で―。「皆さん、ヒュッゲの時間です」高校生店主のレンが優雅にマッチを擦ると、謎は瞬く間に解かれてゆく。土曜日だけ営業する不思議なカフェでの安楽椅子探偵譚。

何かの作品を読んだときに、巻末にこの作品が紹介されていたので気になって手に取りました。
デンマークにアンデルセンにヒュッゲ…北欧好きにはたまらないワードがたくさん登場して、読む前からワクワクしていました。読んで良かった。面白かったです。
「マッチ擦りの少女」「きれいなあひるの子」「アンデルセンのお姫様」「カイと雪の女王」の4編からなる連作短編集です。カフェ・チボリに集まるお客様が持ち込む謎に、常連客とオーナーが挑みます。
結末として好きだったのは「アンデルセンのお姫様」かな。私も人魚姫説に賛成したいです。
こちらのお店に登場する料理がどれも美味しそうだし、雰囲気もとっても素敵。私もカイのように人には教えたくなくて、1人で来たいと思うかも。お金持ち高校生のレン君のキャラクターも好き。完璧そうに見えるけどちょっと子供っぽいところが垣間見えるのも魅力的でした。
物語が続いていて仲間というかお友達が増えていくのも素敵です。その中で香衣が自分を見つめ直していい雰囲気に変わっていくのも良かったです。続編が出ても面白いかも。少し前の作品ですが、期待したいです。

<東京創元社 2016.5>H31.2.21読了

居酒屋ぼったくり10 秋川滝美5

居酒屋ぼったくり〈10〉
秋川 滝美
アルファポリス
2018-09-01


東京下町にひっそりとある、居酒屋「ぼったくり」。名に似合わずお得なその店には、旨い酒と美味しい料理、そして今時珍しい義理人情がある―旨いものと人々のふれあいを描いた短編連作小説、待望の第10巻!全国の銘酒情報、簡単なつまみの作り方も満載!

シリーズ第10弾。
亀よりもゆっくりだった(笑)要と美音の2人に怒涛の展開が待っていましたねー。
お互いを想い合うからこそ進まなかった今後の事、ようやく片が付いて、片が付いてからは早かったですね。まさに怒涛のような展開。要の仕事ぶりがよく分かります^m^
ずっと営業していた居酒屋ぼったくりがお休みの間のみんなの過ごし方が良かったです。
ウメさんを気遣ってのたこ焼きパーティ、めちゃくちゃ楽しそうでしたねー。
女子会+1人がとても楽しそうでした。
また、美音と馨が幸せになるために、近所の皆さんがとても気を遣って色々考えてくれているのが良かったですね。皆さんに愛されていてたくさんの家族がいるようでした。
要と美音の結婚式などは次にちゃんと登場するんですかねー。
愉しみなようなドキドキなような…。次回も楽しみです。

<アルファポリス 2018.9>H30.12.27読了

明日はきっと楽になる! 猪俣和沙



“お祈りメール"にうんざりしている就活女子、子宝に恵まれずに自責の念に駆られる妊活女子、家事と仕事の両立で爆発寸前の共働き女子……。
心身共に疲れ果てた女性たちが癒やしを求めてやってくるリラクゼーションサロン。
それぞれ境遇や立場も異なる彼女たちがそこで得たものは、癒やしだけではありません。
セラピストという家族でも友達でもない第三者にだからこそ話せる悩みを吐き出すことにより、自分の悩みを客観的にとらえ、その解決策を模索していきます。
ストーリーの中には、疲れを癒やすためのツボやリラックスの小技も満載。
物語を楽しみながら読み終えた後には疲労解消のポイントを知ることもできる、新感覚の小説です。

女性は男性以上に人生の岐路に立たされることが多いと思います。その様々な岐路に立たされた女性たちが主人公の連作短編集です。SNSに翻弄された女性以外は^^;分かると思う部分が少なからずありました。
私はマッサージは行くけど、リラクゼーションサロンというところには行ったことが無かったかな…。いや、同じなのかな?美容院の指名などもそうだけど、身近な人には言えないことでもちょっと近くてちょっと遠い、第三者になら話せることってありますよね。辛い時って視野が狭くなっているから、それを広げるためにも自分の心と体を癒してあげるのって本当に大事なんだなと読んでいて感じました。
最初と最後のお話が繋がっているのが良いですね。最初にセラピストの人が名乗らないからきっとそうなんだろうなと思いましたけど。「やりたいことを、やってみる」単純だけど大事なことだと思いました。
私も元気をもらいました。バスタブに使ってマッサージをして、明日が楽になるように生きていきたいです。

<幻冬舎 2018.9>H30.12.17読了

よろず占い処 陰陽屋開店休業 天野頌子4

(P[あ]4-12)よろず占い処 陰陽屋開店休業 (ポプラ文庫ピュアフル)(P[あ]4-12)よろず占い処 陰陽屋開店休業 (ポプラ文庫ピュアフル)
著者:天野 頌子
ポプラ社(2018-02-28)
販売元:Amazon.co.jp

瞬太がいなくなった!?
夏休み直前、陰陽屋でバイト中の瞬太の前にあらわれた実の母親を名乗る二人の女妖狐。育ての母みどりも含めた三人を目の前に、どうしていいかわからなくなった瞬太は、雷鳴とどろく嵐のなか店を飛び出していってしまった。それきり二日、三日、…ひと月たっても、戻ってこない長い家出に周囲の心配はつのり、陰陽屋にも埃がたまり始めるが、その頃瞬太は──。
思春期妖狐高校生と、掃除のできないイケメン陰陽師、へっぽこコンビのシリーズ第10弾!

シリーズ10冊目です。著者さん本人もおっしゃっていましたが、読み始めた頃はこんなに長いシリーズになるとは思わなかったなぁ。
前作でついに瞬太の生みの母が登場!…と思ったら事態は思わぬ方向へ向かい、瞬太は現在の両親に迷惑はかけられない、自分はどうしたらいいのかと混乱し、店を飛び出してしまいます。近所の人に「旅に出る」と言い、行く場所もないため両親や祥明が予想した通りの場所へ向かおうとしていたのですが、思わぬ人に声をかけられ思わぬ場所へ行きついてしまいます。
私は羨ましかったけどなぁ。1か月あるなら毎日観光したい…。
それにしても瞬太は高校3年生の割に本当に物事を知らなすぎですね。
留年云々以前に世間の色んなことを勉強すべきだと思いました。
まあ、私が偉そうに言えることではないんですけど^^;
それでも生みの母親が明らかになって、少し進展はしていくのかな。
瞬太の成長が止まり始め、人間と暮らしていくのが難しくなってきて、岐路に立たされつつあります。個人としては瞬太を心から愛し、18年も育て続けてくれた今の両親のもとにい続けてほしいとは思いますけど…。

<ポプラ社 2018.3>H30.11.26読了

くらげホテル 尾崎英子5

くらげホテルくらげホテル
著者:尾崎 英子
KADOKAWA(2018-05-31)
販売元:Amazon.co.jp

「本当なんですかね……ここに、異次元の世界があるって」
フィンランドの「ホテル・メデューサ」で出会った、日本から来た、年齢も性別もばらばらな4人。
人を(たぶん)殺してしまった男、何もかもうまくやれない女、妻に先立たれた男、子育てを終え第二の人生を始めた女。皆それぞれの事情でこの地にやってきていたが、共通しているのはどうやら、「異次元」や「メデューサ/くらげ」といった言葉、そして、地味にファンがいるお菓子「くらげキャラメル」に導かれて、ということのようだった。
さえざえと美しいフィンランドの森で、強い風が吹き抜ける。そして「向こうのほう」から来た、スミレという女性が案内したのは……。
異次元なんてあるわけない、けれど、あるかもしれない。この世界の、「本当の本当のこと」って、なに?
あなたは、異次元に行けるよと言われたら、行ってみますか? (フィンランド経由で)
ちりばめられたユーモアとフィンランドの空気に、心がすうっと楽になる、世界が広がるサプリ小説。

タイトルとあらすじに惹かれて手に取った作品です。初読みの作家さんでした。
それぞれ想いを抱える性別も年齢もバラバラな日本人4人が集まった場所はフィンランドのホテル・メデューサ。ここに導かれたのは偶然か必然か。
個人的にムーミンが大好きだし北欧雑貨が好きなので、まずフィンランドという国が登場したことで興味をそそられました。
フィンランドへはもちろん行ったことが無いですが、文章からこの物語で登場した場所が何だか幻想的で素敵なことが伝わってきます。
4人は素性が本当にバラバラだったけど、年配者二人の生き方が素敵だなと思いました。
典江さんが本当に素敵。旦那さんとの関係も、息子さんとの良い距離感も良いなと思いました。旦那さんと2人きりになった時、こんな会話ができるのが理想です。
多聞を若者と言って良いか分からないけど若者2人は未練があったのかな…。
考え方の違いもあると思うけど、でも、それぞれ自分の考えた意見が正解なのだと思います。心地良い気持ちになれる作品でした。

<KADOKAWA 2018.5>H30.10.5読了

愛してるなんていうわけないだろ 角田光代

愛してるなんていうわけないだろ (中公文庫)愛してるなんていうわけないだろ (中公文庫)
著者:角田 光代
中央公論新社(2000-03-01)
販売元:Amazon.co.jp

空き地で花火をして大声で笑い、終電のプラットホームに声を響かせて走り、夜の闇に声を溶かすように尽きない話をし、言えなかったことや悲しいことを手紙に書き―。時間を気にせず靴を履き、いつでも自由な夜の中に飛び出していけるよう…恋人のもとへ、タクシーをぶっ飛ばそう!初エッセイ集復刊。

妹が友人からもらった本だそうです。でも妹は本をあまり読まない人で、もらってから数年経っても読んでいないから申し訳なく感じたらしく読んで!と強制的に貸し出され^^;読みました。
角田さんが若そうだな…と思ったら、1991年に出版された作品なんですね。途中で20代半ばと書かれていて納得しました。
何だか青春しているというか、なんというか…。
今までそこまで大した恋愛をしてきていない私としてはどうも冷めた目で読んでしまって^^;ダメですね。まあ共感は出来ませんでした。
でもきっと、私がおかしいのであって20代はこういう感じなんですよね、きっと。
人を好きになったら一生懸命で真っ直ぐ。眩しいですね。
印象的だったのは角田さんの友人の話で、顔は良いけど人間的にダメな男と出会い、帰りのタクシーでの仕打ちから運転手に励まされた話。タクシーの運転手さんが素敵すぎました。
若いって武器ですよね。その武器をほとんど使わないまま今に至ってしまって、私は後悔していないけどこういうもんなんだよね普通はと俯瞰して読めて良かったのかもしれません(笑)

<大和書房 1991.12
 中央公論新社 2000.3>H30.9.25読了

烏百花 蛍の章 八咫烏外伝 阿部智里5

八咫烏外伝 烏百花 蛍の章 八咫烏シリーズ (文春e-book)八咫烏外伝 烏百花 蛍の章 八咫烏シリーズ (文春e-book)
著者:阿部 智里
文藝春秋(2018-05-10)
販売元:Amazon.co.jp

八咫烏の一族が支配する異世界・山内。世継ぎ争い、后選び、天敵の侵入と戦争―壮大な歴史の流れの中、語られなかったあの人たちの物語。

「しのぶひと」第4シリーズ『空棺の烏』の頃の物語。真赭の薄は出家している身とは言え、美貌は変わらず美しいためにいろんな人から縁談が来る。そこへ澄尾が相手として雪哉はどうかと若宮と浜木綿に助言する。この縁談は真赭の薄が嫌がったことで無くなるのだけど、澄尾は何とも余計なことをしたわけですね^^;若宮たちも賛同するというのがなんというか←雪哉の縁談の理想の相手というのがまた雪哉らしいですね。そういえば若宮もそんな感じだったんでした。仲間が色白がいいとか胸が大きいとかそう理想を言ってるのが可愛すぎました^^
「すみのさくら」浜木綿と若宮の最初の出会い。なんて可愛らしい。そして切ない。2人が再び出会って夫婦となったのは運命であり必然であったのだと思いました。にしても浜木綿は言動がいちいちかっこいいな。
「まつばちりて」切なかった…本当に切なかった…。2人が違う境遇だったら…そう思わずにはいられない。でも、違う形だったらきっとこの二人は出会えなかったんだ。だから、仕方ないのかもしれない。でも、仕方ないで片づけたくはない。松韻と忍熊はののしり合いながらもお互いを尊敬し、心で繋がっていたのかなと思います。本当に悲しい…。
「ふゆきにおもう」雪哉の境遇は知ってはいたけど、母親の事をここまで深く書かれたことはなかったですよね。雪哉の母冬木、雪馬と雪雉の母梓。2人の関係が分かって良かったです。2人の母親にちゃんと愛されていたんですね。良かった。
「ゆきやのせみ」なんですかこの話は(笑)ただただ雪哉が不憫なだけなんですけど(楽しい)若宮に振りまわされて暴言を吐く雪哉の図は結構好きです^^それでも蝉…蝉…うぇ…←
「わらうひと」「弥栄の烏」のその後の話。いやー何だかニヤニヤしちゃいますね。澄尾は真赭の薄の事をそんな昔から知っていたのですか。真赭の薄が還俗しない限り二人は結ばれないし、結ばれたとしても身分の違いから色々あるかもしれないけど。それでも二人の今の関係がとても素敵だと思いました。結もとても聡明な女性ですね。真赭の薄と気が合いそうです。

外伝としてこの世界の色んな人たちをいろんな視点で読むことが出来て良かったです。
これからどんな世界が待っているのでしょう。楽しみです。

<文芸春秋 2018.5>H30.7.7読了

居酒屋ぼったくり9 秋川滝美5

居酒屋ぼったくり〈9〉居酒屋ぼったくり〈9〉
著者:秋川 滝美
アルファポリス(2018-03-01)
販売元:Amazon.co.jp

東京下町にひっそりとある、居酒屋「ぼったくり」。名に似合わずお得なその店には、旨い酒と美味しい料理、そして今時珍しい義理人情がある―。旨いものと人々のふれあいを描いた短編連作小説、待望の第9巻!全国の銘酒情報、簡単なつまみの作り方も満載!

もう第9弾ですか。早いですね。
今回は美音と要のラブラブぶりも良かったですけど、周りの人たちの愛情も溢れていてこちらまで幸せな気持ちになりました。
商店街は近所付き合いが濃いですよね。だから全部見えちゃったりする。
悪気がないと思って突っ込んだことも言ってしまったりして。
最初の婆さんの話はホントイライラして仕方がなかったです。
でも、どちらの旦那さんも素敵でした。奥さんを守るためにちゃんと闘っていて、素敵でした。
アキとリョウもようやくですか。待ちくたびれましたよ←
でも確かにウメさんの言うように誰かさんたちよりは早かったかな^m^
話し方が変わるとかちょっとドキッとして微笑ましい。
幸せな気持ちになると同時に羨ましくもなりました。みんな素敵だなぁ。

<アルファポリス 2018.3>H30.5.23読了

川のむこうの図書館 池田ゆみる 羽尻利門5

川のむこうの図書館川のむこうの図書館
著者:池田 ゆみる
さえら書房(2018-02-04)
販売元:Amazon.co.jp

「図書館は好きじゃないんだ」竜司は図書館にいやな思い出がある。卒業前の自由研究で、美紀、悠人といっしょに班になった竜司。土器のかけらをきっかけに、三人は近所の遺跡を調べることに。“どうしたって、あそこへは行かなければならない”図書館へ通いながら、調べ学習を進めるうちに、いつしか、竜司の中で何かが変わっていく…。「坂の上の図書館」に続く、もうひとつの物語。

続けて「山の上の図書館」の続編を読みました。
前作に登場した竜司君のその後のお話です。春菜と同じあけぼの住宅に暮らし、ある日突然転校していった男の子。春菜と同じように母子家庭で母親の気まぐれにより引っ越しを繰り返し、どことなく何かを諦めているようなそんな男の子でした。前作でも出てきた出来事により図書館が苦手な竜司。それでも調べ学習のために図書館へ行かざるを得なくなります。それでもそこで、美紀や悠人と共に調べていくことでいろんな発見をし、興味を持ち始めていきます。
公園の管理人のおじいさんもいい味を出していましたね。さりげなく竜司の家庭についてを聴き、気にかけて手助けもする。元教師らしい優しさを感じました。
竜司自身も良い子なんですよね。図書館の本を破いてしまった時、どうしていいかわからなくて黙っていたけど、同じものを買って返せばいいと分かったら、自分が持っている少しずつ貯めていたお金も出し惜しみすることなく使ってすぐに図書館に謝りに行く。そして怒られることもちゃんと覚悟して。それに、破いてしまった時も責任転嫁もしなかった。その気持ちがある子だからきっと大丈夫と勝手に思ってしまっていました。
気の強い美紀と優しく後押しする悠人。この2人で調べ学習ができたことは、竜司にとって本当に良かったことだったと思いました。
矢田君に関してはある意味わかりやすすぎて微笑ましかったですよね。なんだかんだで美紀が言ったことは逆らわなかったし。嫌い嫌いも好きのうちって言いますからねー。多分実らないと思いますけど←
おじいさんの言った「図書館は宝の山」という言葉がとても好きです。その宝の山が私も大好き。いつかこのお話で竜司に優しく接した司書の人たちのように働けたら良いなと思いました。

<さえら書房 2018.2>H30.4.8読了

坂の上の図書館 池田ゆみる 羽尻利門5

坂の上の図書館坂の上の図書館
著者:池田 ゆみる
さえら書房(2016-07)
販売元:Amazon.co.jp

小学五年生の春菜が暮らすことになったのは、自立支援センター「あけぼの住宅」。ここでは、住む家のない母親と子どもが少しのあいだ暮らせる。あけぼの住宅のとなりには市民図書館があり、春菜は、生まれてはじめて図書館に入った。友人や司書、本との出会いが、春菜を少しずつ変えていく…

「あけぼの住宅」に来た当初は引っ込み思案で自信がなさそうだった春菜。ネグレクトではないようだけど母親に対して遠慮がちだし、嫌われたらどうしようって怯えているし、心配になるような女の子でしたけど、どんどん変わっていきましたね。
住まいの近くにあった図書館に行ったことで沢山の本と出会い、知識を蓄え、感性が豊かになっていくのが分かりました。
また、佐久間さんと出会えたことも大きかったですよね。彼女が前に出てくれたから頑張れたこともあって。佐久間さんは強い女の子でしたね。マイナスの事もプラスに変えるその強さ、私も見習いたいと思いました。
さりげなく図書館の仕事が書かれているのも個人的に嬉しかったです。
更に春菜が掲げた将来の夢。微笑ましかったです。
ジャンルとしては小学生向けの児童書ですが、大人も楽しめる素敵な作品でした。

<さえら書房 2016.7>H30.4.7読了

キラキラ共和国 小川糸5

キラキラ共和国キラキラ共和国
著者:小川 糸
幻冬舎(2017-10-25)
販売元:Amazon.co.jp

「ツバキ文具店」は、今日も大繁盛です。
バーバラ夫人も、QPちゃんも、守景さんも、みんな元気です。
みなさんのご来店をお待ちいたしております。――店主・鳩子
亡くなった夫からの詫び状、川端康成からの葉書き、
大切な人への最後の手紙……。
伝えたい思い、聞きたかった言葉、「ツバキ文具店」が承ります。

「ツバキ文具店」の続編です。読んでいてとても幸せになった作品だったので、続編が出てくれて本当に嬉しいです。今回は代筆屋の仕事よりも鳩子たちの家族の物語という印象が強かったです。晴れて家族となった3人。それだけでとても幸せだけど、よりよい生活を送っていくために考えていきます。
ミツローさんとポッポちゃんの関係がとても好きです。過去に何があっても、私たちは未来を生きていかなければならない。それを選択した2人の未来はきっと明るいです。でも、その過去についての意見がお互いを思うがあまりすれ違い、ケンカにまでなってしまって。でも、意見をぶつけ合えたから良かったのかな。
そしてQPちゃんが可愛い。本当に可愛い。QPちゃんのおかあさんになれて嬉しいという気持ちがひしひしと伝わってきました。
レディ・ババの存在が気になりますけど、無理に好きになる必要はない、感謝をすればいいって良い言葉だなと思いました。

<幻冬舎 2017.10>H30.3.29読了

居酒屋ぼったくり8 秋川滝美5

居酒屋ぼったくり〈8〉居酒屋ぼったくり〈8〉
著者:秋川 滝美
アルファポリス(2017-10-01)
販売元:Amazon.co.jp

東京下町にひっそりとある、居酒屋「ぼったくり」。名に似合わずお得なその店には、旨い酒と美味しい料理、そして今時珍しい義理人情がある―。旨いものと人々のふれあいを描いた短編連作小説、待望の第8巻!全国の銘酒情報、簡単なつまみの作り方も満載!2018年春TVドラマ化決定!!

え?ドラマ化されるんですか?(誰に聞いている)
もう8冊目になるんですね。早いものです。
きっともうそろそろなんだろうなーと思いましたけど、来ましたねー。
要のプロポーズは私は別に嫌ではなかったですけどね。仰々しくすんごい演出しているよりはさらっとしているほうが個人的には好きです。ただお兄さんやお父さんやお祖父さんのはいただけないですけどね。
要と美音が一緒になるのは喜ばしいことだけど、それはそれで次なる課題があるわけで。
要の母親も味方ですし、どうにかなるとは思いますけど。
読者という立場なのに「ぼったくり」は無くならないでほしいなぁなんて思いながら読んでいました。良いな、幸せそうで←

<アルファポリス 2017.10>H30.1.7読了

テーラー伊三郎 川瀬七緒5

テーラー伊三郎テーラー伊三郎
著者:川瀬 七緒
KADOKAWA(2017-12-08)
販売元:Amazon.co.jp

老若男女よ、全力で着飾れ。退屈を吹き飛ばす、曲者だらけの痛快エンタメ!
「自分の人生は、自分以外のだれにもゆだねるな」
死にかけの商店街に突然飾られたコルセット“コール・バレネ”。
それは、少年の人生を変える、色鮮やかな“革命”の始まりだった。
福島の保守的な田舎町で、ポルノ漫画家の母と暮らす男子高生・海色(アクアマリン)。
17歳にして半ば人生を諦めていたが、ある日、古びた紳士服仕立て屋「テーラー伊三郎」のウィンドウに現われた美しいコルセットに心奪われる。
頑固な老店主・伊三郎がなぜ女性下着を――騒然となる町内を尻目に、伊三郎に知識を買われたアクアは、共に「テーラー伊三郎」の新装開店を目指す。
活動はやがて、スチームパンク女子高生や町に埋れていた職人らを巻き込んでいき……。
老若男女、強烈なキャラクターたちが活躍する骨太痛快エンタメ!

初読み作家さんです。この方の作品はずっと気になっていたのですが、今回ようやく手に取ることが出来ました。
タイトルが気になって内容はあまり知らずに読み始めたのですが、アクア同様寂れた商店街にいきなりコルセットが飾られたという展開にちょっと胸が熱くなりました。
自分の境遇に、自分の体躯に、自分の名前に、色んなことが積み重なって人生を諦めていたような少年アクア。身を守るようにひっそりと生きてきたアクアの前に突然登場した、コルセット、コール・バレネ。正直私は知りませんでした。それでもシャッター街と化している商店街に展示されたら目立つということは分かります。
伊三郎とアクアとスチームパンクに職人たち。それぞれ一人では決してなしえなかったことを、それぞれ出来ることで埋めて言った展開がとても好きでした。
何よりとても頑固そうで妻以外は信用していなさそうな伊三郎が、若者の考えもちゃんと尊重しているのが良かったです。中途半端に年を取っている人の方が所詮子供の言うことと受け入れていなかった気がします。80代と10代の交流、素敵でした。
そして最大の敵だった真鍋女史。彼女は自分が正しいと思っていることに自信を持っていて、自分が間違っているとはつゆほども思っていないんでしょうね。そして正しくともその正しさを証明した後、周りがどうなるかなんて考えていないんでしょうね。それはある意味正義の味方でもあり、敵にもなる。でもまあ、人は簡単に変わりませんから、アクアの母親のようにうまくかわしていくことしか解決策はないのでしょうね。いろんな考えの人間がいるわけですし。アクアの担任もいい味出していましたねー。田舎に押し込められて退屈していたという担任(笑)アクアをちゃんと一人の人として対等に話をしてくれる伊三郎と同じような人物でした。
そして職人の方々。もうかっこよすぎましたね。読んでいてこちらも胸が熱くなりました。そして読む手が止まらなくなりました。面白かった!

<角川書店 2017.12>H30.1.7読了

ミ・ト・ン 小川糸5

ミ・ト・ン (MOE BOOKS)ミ・ト・ン (MOE BOOKS)
著者:小川 糸
白泉社(2017-10-27)
販売元:Amazon.co.jp

昔ながらの暮らしを守る国ルップマイゼで波乱に満ちながらも慎ましく温かい生涯を送った女性マリカ。彼女のそばにはいつも神様の宿る美しいミトンがあった―。小説・小川糸、版画・平澤まりこのコラボレーションが紡ぎだす、愛しい物語世界。作品のモデルとなった国・ラトビアを旅するイラストエッセイも収録!

祖父母、父母、兄3人に囲まれて生まれてきたマリカ。
生まれてから成長し、大人になっていくまでを描いた作品でした。
たくさんの人に囲まれてすくすくと成長していったマリカ。そして、生涯愛する人と出会い結婚し、幸せな家庭を築いて。こちらまで心があたたかくなりました。
そんななか、戦争がはじまり、その幸せも暗雲が立ち込めていきます。
どんな時でも人の幸せを願い、ミトンを編み続けたマリカ。
最後はこちらまで元気づけられました。
「つらいときこそ、思いっきり笑う」この言葉を読んだとき、なぜだか涙が出てきました。職場でお昼休憩中に読んでいたから涙を隠すのが大変でした^^;
この作品を読めて幸せです。
ありがとうございました。
最後に書かれていたラトビアを旅するエッセイも素敵でした。

<白泉社 2017.10>H29.11.29読了

弥栄の烏 阿部智里5

弥栄の烏 八咫烏シリーズ6弥栄の烏 八咫烏シリーズ6
著者:阿部 智里
文藝春秋(2017-07-28)
販売元:Amazon.co.jp

八咫烏の一族が支配する異世界・山内。
「うつけ」の若宮と「ぼんくら」近習の少年・雪哉という若き主従の活躍を中心に、賢く華やかな宮廷の姫君、若宮を取り巻く護衛の青年たちが繰り広げる、お妃選びと権力争い、友情と断絶、成長と再生を描いた壮大な和風ファンタジー。
一冊ごとに表情を変えながら読者を魅了、80万部を突破したこの物語の第一部完結篇「弥栄の烏」は、主人公・雪哉の弟が武官訓練所である剄草院に入学準備する場面から。その実力を認められ、全軍の参謀役にまでなった雪哉、敵対する勢力を抑えて朝廷の実権を掌握した若宮が治める山内を大地震が襲い、開かれた金門の扉の向こうには、山内を恐怖に陥れた「人喰い大猿」が現れた。
ついに始まった、猿と八咫烏の最終決戦。若宮は名前を取り戻し、真の金烏となれるか。山内は栄えるのか、それとも滅びに向かうのか―ー

ついに第一部完結ですね。まずはお疲れ様でしたと言いたいです。
シリーズも6冊目だったんですね。1冊目からこの世界を20歳で作り上げた著者さんは凄いなと思っていましたが、まさかここまで壮大な世界になるとは思いませんでした。更に前作を読んだことでファンタジー小説の中に現代の自分たちの世界も絡んでいることが分かってなおの事脱帽。1冊目の花嫁選びがもはや遠い昔のことのよう…。
今回の作品は前作「玉依姫」と重なっている部分がありましたねー。そうそう、こんなことがあったと思い出しながらの読書でした。
ついに因縁の烏と猿の対決が!と思ったのですが、色々なことが意外な展開を見せてビックリ。読む手が止まらず、あっという間に読んでしまいました。
雪哉も大きくなって立派になって…。でも、中盤の展開は読んでいてもとても辛かったです。先を読み進めるのが怖いくらいにショックでした。読んでいる読者がショックなんだから当の本人たちはもっとショックですよね←
雪哉が有能なのは分かるのですが段々ロボットのように感情を無くしていく姿が読んでいて辛かったです。みんな冷血漢と言っているけどきっとそれだけではないと思いながら読んでいました。
最後のシーンの雪哉の姿に、私は涙が出ました。
ずっと戦ってきて死と向き合うことが多くて、最後に眩くて尊い真っ直ぐな生と向き合って、雪哉はようやく暗い洞窟から光差す世界へ抜け出すことが出来たのかなと思いました。良かった。
それにしても浜木綿はなんて素敵な女性なんでしょうか。境遇もあると思いますが懐が広くて深くて。やっぱり若宮の妻は浜木綿しかいないと思いました。真赭の薄も凛々しくて素敵な女性でした。2人とも憧れる女性です。
第二部はどんな形で進んでいくんでしょうか。今から楽しみです。

<文芸春秋 2017.7>H29.10.28読了

よろず占い処 陰陽屋狐の子守歌 天野頌子3

(P[あ]4-11)よろず占い処 陰陽屋狐の子守歌 (ポプラ文庫ピュアフル)(P[あ]4-11)よろず占い処 陰陽屋狐の子守歌 (ポプラ文庫ピュアフル)
著者:天野 頌子
ポプラ社(2017-01-06)
販売元:Amazon.co.jp

桜咲く四月。またも王子稲荷神社のお力か、無事高校三年生に進級できた瞬太。仲間達はそれぞれ大学受験を考えるなか、卒業もあやしい瞬太の将来の予定は真っ白。最近周囲との成長の違いも気になっていて…。また、葛城から陰陽屋に依頼されていた捜し人の月村颯子の登場により、瞬太の母親についての情報が次第に明らかに。瞬太と母との対面は近い―?悩める妖狐高校生と胡散臭いイケメン陰陽師、へっぽこコンビの人気シリーズ第9弾!

このシリーズももう9冊目ですか。早いですね。
瞬太の母親は誰なのか、何だかずーっと引っ張ってきていましたけど、最後にようやく真に迫ってきた…のか?
瞬太ももう高校3年生なんですね。見た目本当に中学生のままな気がしますけど^^;
ま、それについても後々書かれていきますが、高校3年生ということで将来のことも考えてきていましたね。瞬太が向いてる仕事なんてあるんだろうか(失礼)
次回こそは母親の事を詳しくお願いしたいです。

<ポプラ社 2017.1>H29.8.30読了

居酒屋ぼったくり7 秋川滝美5

居酒屋ぼったくり〈7〉居酒屋ぼったくり〈7〉
著者:秋川 滝美
アルファポリス(2017-03)
販売元:Amazon.co.jp

東京下町にひっそりとある、居酒屋「ぼったくり」。名に似合わずお得なその店には、旨い酒と美味しい料理、そして今時珍しい義理人情がある―旨いものと人々のふれあいを描いた短編連作小説、待望の第7巻!全国の銘酒情報、簡単なつまみの作り方も満載!

6を読んで2か月で読めるなんて!嬉しい。ということで新刊を読みました。
美音と要の中学生みたいな恋愛が可愛らしいですね^m^
中学生みたいだけど考え方は大人だったな。美音が要の家族からの攻撃←を受けたときの対応が凄すぎてかっこよかったです。要のストライキも。
くそ爺は美音を試して認めたっていうことなんですかね。。。
お母さんだって美音の事を気に入っているみたいだし何とかなりそう…かな。
まあそういう話はこのシリーズの中で出てくるのかは疑問だけど。
それにしても今回もどの料理もおいしそうでした。
今回は「ぼったくり」の危機もありましたが信頼されているということがちゃんとわかって良かったです。
今スコッチエッグと聞くとごちそうさんが思い浮かぶんですけど(再放送のごちロス)早い方も遅い方も美味しそうでした。コロッケパンも食べたい!

<アルファポリス 2017.3>H29.4.28読了

メシマズ狂想曲 秋川滝美3

メシマズ狂想曲メシマズ狂想曲
著者:秋川 滝美
小学館(2016-11-15)
販売元:Amazon.co.jp

滝田和紗、34歳。独身。彼氏の作り方も料理の作り方もさっぱりわからないまま、キャリアを重ねて、気がつけば係長に。出世は早いけど、このままでは、仕事と心中してしまう!?女性としての幸せって何!?仕事と外食ばかりでは、体も心も疲れるばかり。ゼロから料理を始めたい!恋にだっておおいに興味がある!そんな30代ちょっぴりさみしい女子、必読の一冊!

この方の作品、ぼったくりシリーズ以外で初めて読んだのですが…。
なんというか、騒がしい内容でしたねー。まず主人公が本当に口が悪くてうるさい^^;きっと仕事はできるんだろうけど読んでいてちょっと消化不良になったかなぁ。そして料理…出来なすぎじゃない?いくらできなくてもお母さんがご飯作っているところを見てたら大体想像がつくような気がするんだけど…。
そしてここまで料理が出来ないのにモテますねこの人(妬みか?←)
最後は良かったねって思えたけど、主人公に感情移入できないまま、うるさくてせわしない人だなと思って読み終えた気がします^^;
ぼったくりシリーズであんなに美味しそうな料理をたくさん書かれているのに、美味しくないようにも見せられるというのはある意味凄いのか←

<小学館 2016.11>H29.2.27読了

居酒屋ぼったくり6 秋川滝美4

居酒屋ぼったくり〈6〉居酒屋ぼったくり〈6〉
著者:秋川 滝美
アルファポリス(2016-09)
販売元:Amazon.co.jp

東京下町にひっそりとある、居酒屋「ぼったくり」。名に似合わずお得なその店には、旨い酒と美味しい料理、そして今時珍しい義理人情がある―旨いものと人々のふれあいを描いた短編連作小説、待望の第6巻!全国の銘酒情報、簡単なつまみの作り方も満載!

ついに恋人同士になった美音と要。
2人の恋愛は…小学生レベルですなぁ…主に美音のせいで。
あんた一体いくつだよ。どこに恋愛よりも公園掃除を優先する彼女がいる!?
近所の人だって大体わかってくれるって。もしくは馨がやってくれるって!
と何だか毒を吐きたくなりましたけども。
まあようやく何とかなって良かった。
でも、2人の関係はみをつくし料理帳を思い出させる感じでしたねぇ。ってこちらのシリーズもまだ途中で似てるのか似てないのか分かりませんが…。
それでもまあ見守っていくしかないんですかねぇ。
でも要は次男だしー。お母さんにも気に入られてるみたいだしー。何とかなるんじゃない?←まあそこらへんも見守っていくことにしましょう。
どのお話も面白かったですし、出てくる料理は本当にどれも美味しそうでした。食べてみたいな〜。近くにこんなお店があったらいいのに。
続編がもはや楽しみです。

<アルファポリス 2016.9>H29.2.21読了

よろず占い処 陰陽屋恋のサンセットビーチ 天野頌子3

(P[あ]4-10)よろず占い処 陰陽屋恋のサンセットビーチ (ポプラ文庫ピュアフル)(P[あ]4-10)よろず占い処 陰陽屋恋のサンセットビーチ (ポプラ文庫ピュアフル)
著者:天野 頌子
ポプラ社(2016-01-04)
販売元:Amazon.co.jp

年明け、期末試験の点がクリアできていれば、いよいよハワイへの修学旅行に参加できる瞬太だが、王子稲荷のご加護ははたして海外までカバーしてくれるのか。年末にひいた「旅行(たびだち)、難有り」のおみくじの暗示と、瞬太が留守中の祥明の冬休みが気になるハワイ編のほか、嫁と姑の間にはさまれて困り果てた男性の引越し相談、気仙沼からやってきた瞬太の年頃の従姉の起こす騒動など。へっぽこコンビの陰陽屋は今日も大繁盛!なシリーズ第8弾!

前回から引っ張っていたハワイへの修学旅行。行けて良かったね!と思っていたのに瞬太はほとんど寝てるからこっちも全然楽しめなかったんですけど←
ハワイに行くのにはお金がかかるよね…。それなのに食べたものしか覚えていないなんて…!あぁ…もったいない。
それでもまさかハワイに伏線があるとは思いませんでしたねぇ。
今回は全然瞬太の母親に関して進展がなかったですが、最後の最後に「えぇ!?」という展開があって驚き。次回はようやく物語が動くのでしょうか。
ホント、ようやくという言葉が正しいくらい待ちました^^;
続編が楽しみです。

<ポプラ社 2016.1>H28.11.21読了

わたしの容れもの 角田光代5

わたしの容れものわたしの容れもの
著者:角田 光代
幻冬舎(2016-05-26)
販売元:Amazon.co.jp

老いの兆しは、悲しいはずなのに、嬉々として話してしまうのはなぜだろう?減らない体重も、ひどくなる二日酔いも、乾燥する肌も…それは、劣った自分ではなく、新しい自分。変わる、というのは、実際はちょっとおもしろいことなのだ。「変わりゆくカラダ」を好奇心たっぷりに綴る。

等身大の角田さんの身体に関するあれこれが書かれているエッセイです。
角田さんの考え方素敵ですね。年を取るということを流れに任せているような感じ。まだまだ私は若いんだ!と抗っていない感じが良いです。
といっても私はまだ30代前半なので^m^お前が言うなという感じでしょうけども。
角田さんが年を取ったら感じるだろうと思っていたあれこれは私もそうなるんだろうなぁとビクついていたところもあったのですが、この本を読んだらそれも悪くないのかなぁなんてことも思ったりしました。
老いというのは衰えというのに比例するのだろうけど、それでもその自分の変化を楽しむくらいに感じようとするのは素敵だなと思います。
私はまだ年を取ったなぁと思うことはないけど、40代の半ば過ぎくらいからは同じように感じるのかな。そう思うのが楽しみだったりします。
それにしても角田さんは30代以降随分アクティブになったんですねー。
ボクシングを始めたりフルマラソンに挑戦したり。
角田さんはマラソンは歳を取ったら走ろうと思えてくると言っていましたけど、私は小学生から28歳くらいまで走っていましたが、逆に今は全然走りたくないです^m^もう少し年を重ねたらまた走りたいと思うようになるのかなー。もういいかなーめんどくさいから←

<幻冬舎 2016.5>H28.10.21読了

玉依姫 阿部智里4

玉依姫玉依姫
著者:阿部 智里
文藝春秋(2016-07-21)
販売元:Amazon.co.jp

生贄伝説のある龍ヶ沼と、その隣にそびえる荒山。かつて、祖母が母を連れて飛び出したという山内村を訪ねた高校生の志帆は、村祭りの晩、恐ろしい儀式に巻き込まれる。人が立ち入ることを禁じられた山の領域で絶対絶命の志帆の前に現れた青年は、味方か敵か、人か烏か―

新刊だ!と思って読み始めたら冒頭が1995年と書かれていてあれ?と思いました。しかも登場人物は日本に住む女子高校生…あれ?
こんな展開になるとは思いませんでした。
それでもこの世界の構造を知るにあたっては必要な内容でしたよね。ちゃんと理解できたかな私^^;
雪哉たちが登場してくれるかなーと思っていたけど出てこなくて残念でした。
でも奈月彦は出てきましたね。今までのシリーズと雰囲気や立場が違っていたので違和感もありましたけど^^;
にしても「ますほ」が誰だか気づいてなくて。いや名前で気づけやって思いますよね^^;重篤になっている烏に泣き縋っているとか明留かなとか今更思いました。ホント自分鈍すぎる!!
それにしても志帆の境遇が可哀想すぎるんですけど…。
もしも伯父さんが現れなければ。もしも伯父さんの言うとおりに山内村へ行かなければ。
すべてはたらればなんですけど…。
でも、もしかしたら志帆はそういう運命だったのかなぁとも思ってしまったりして…。
でもでも、初めは帰りたい、助けてと言っていた志帆だけどいきなり変わりましたよね。
それは本当に彼女の意志だけだったのかなぁ。
それだけであんなに変わるかなぁ。
そして最後の志帆の選んだ生きる道。
確かに正しいとは言えない。それでも志帆たちが幸せだと思うなら…良いのかなぁ。
ちょっともやもやした感じで終わっちゃいました^^;
このシリーズも来年出る作品で一区切りつくみたいですね。
でも第一部完結って…!!一体何部まで続くのどこまで続くの!
楽しみです^^

<文芸春秋 2016.7>H28.9.30読了

夢の守り人 上橋菜穂子5

夢の守り人 (新潮文庫)夢の守り人 (新潮文庫)
著者:上橋 菜穂子
新潮社(2007-12-21)
販売元:Amazon.co.jp

人の夢を糧とする異界の“花”に囚われ、人鬼と化したタンダ。女用心棒バルサは幼な馴染を救うため、命を賭ける。心の絆は“花”の魔力に打ち克てるのか?開花の時を迎えた“花”は、その力を増していく。不可思議な歌で人の心をとろけさせる放浪の歌い手ユグノの正体は?そして、今明かされる大呪術師トロガイの秘められた過去とは?いよいよ緊迫度を増すシリーズ第3弾。

2冊目に続けて3冊目を読みました。
今回は夢の話。タンダを助けるためにバルサが再び命を懸けます。
現実が辛いと、逃げたくなりますよね。眠っている時の夢が心地よかったら、そのままいたくもなります。
でもそれでも、現実で生きていかなければならない。それに、生きていれば、良いこともあるんですよね。
チャグムとの久々の再会も読んでいてこちらまで感動しました。
チャグムは成長していたけど、でも子供の部分もあって。また少し危うい部分もあるなと思いましたけどでも、再びバルサたちと会ったことでまた変わったでしょうねー。
また逢える時を楽しみにしています。
今回はタンダが大活躍でしたね。…いや、大活躍…じゃないかなぁ^^;
バルサとタンダの絆を感じました。
2人は何だろうなぁ。もう愛情とかそういう簡単な言葉じゃ足りないですよね。
2人にどうにかなってほしいんだけど、ならないんだろうな。
次も楽しみです。今更ながらはまってます。

<新潮社 2007.12
 偕成社 2000.5>H28.8.17読了

闇の守り人 上橋菜穂子5

闇の守り人 (新潮文庫)闇の守り人 (新潮文庫)
著者:上橋 菜穂子
新潮社(2007-06-28)
販売元:Amazon.co.jp

女用心棒バルサは、25年ぶりに生まれ故郷に戻ってきた。おのれの人生のすべてを捨てて自分を守り育ててくれた、養父ジグロの汚名を晴らすために。短槍に刻まれた模様を頼りに、雪の峰々の底に広がる洞窟を抜けていく彼女を出迎えたのは――。バルサの帰郷は、山国の底に潜んでいた闇を目覚めさせる。壮大なスケールで語られる魂の物語。読む者の心を深く揺さぶるシリーズ第2弾。

「精霊の守り人」を読んで感動して、すぐに本屋さんで大人買いをしたのに、7年くらい放置してました^^;ようやく読んだ第2弾。
いやー…面白かったです。正直「精霊の守り人」の内容をほとんど覚えていなくて^^;
それでも十分楽しめましたし、読んでいるうちに思い出してきました。
今回の作品はバルサ自信の過去が絡んでいる話。
読んでいて本当に切なくなりました。
ジグロという人がいかに素晴らしかったか、そしてそんな素晴らしい人を踏み台にして地位と名誉を手に入れた男。腹ただしくてしょうがなかったです。
バルサとカッサはかっこよかったですね。
ジグロも思い残すことはないと思います。
カッサも槍を振るわない幸せを感じることが出来て良かったと思います。
本当に素晴らしい作品でした!

<新潮社 2007.6
 偕成社 1999.1>H28.8.13読了

ツバキ文具店 小川糸5

ツバキ文具店ツバキ文具店
著者:小川 糸
幻冬舎(2016-04-21)
販売元:Amazon.co.jp

言いたかった ありがとう。言えなかった ごめんなさい。
伝えられなかった大切な人ヘの想い。あなたに代わって、お届けします。
家族、親友、恋人⋯⋯。
大切に想ってっているからこそ、伝わらない、伝えられなかった想いがある。
鎌倉の山のふもとにある、小さな古い文房具屋さん「ツバキ文具店」。
店先では、主人の鳩子が、手紙の代書を請け負います。
和食屋のお品書きから、祝儀袋の名前書き、離婚の報告、絶縁状、借金のお断りの手紙まで。
文字に関すること、なんでも承り〼。

素敵なお話でした。最後はちょっとうるっとしました。
私は字を書くのが好きです。手紙も好きだし、贈り物にメッセージカードを添えたりするのも好き。自分で言うのもなんですが、字を書くことだけは自信があります。小学生の時から字だけは上手いねと褒められていたので。字だけですけど。
でも、代書屋という、文字を生業とする仕事となると、ただ上手いだけではダメなんだなということをこの作品から学んだ気がします。依頼者に合った筆跡や文章を考えるなんて大変ですよね。それでも素敵な仕事だと思います。
鳩子も素敵な人でしたけど、周りの方々も本当に素敵。
バーバラ夫人にパンティーに男爵にQPちゃん。
皆さんと関わることで、鳩子が先代との過去を見つめ直していく姿も良かったです。
後悔は残るかもしれないけど、でも先代はきっと笑顔で鳩子を見守ってくれていると思います。
読んでよかったです。

<幻冬舎 2016.4>H28.8.7読了

咲ク・ララ・ファミリア 越智月子5

咲ク・ララ・ファミリア (幻冬舎単行本)咲ク・ララ・ファミリア (幻冬舎単行本)
著者:越智月子
幻冬舎(2016-04-20)
販売元:Amazon.co.jp

オススメ!
62歳になる父から突然聞かされた再婚話。14年前に母が若い男と駆け落ちした後、結婚して早々に家を出た長女・橙子(39)、代わりに家庭を支え続けた次女・柊子(36)、引きこもりの三女・桐子(31)、空気より軽い四女・楓子(29)が一堂に会した姉妹会議の場に、再婚相手が現れて…。

タイトルとあらすじが気になって読みました。初読み作家さんです。
いやー面白かったなー。4姉妹でみんな性格が違って個性的で、だから読む人は姉妹の誰かに感情移入したりするんじゃないかなーと思います。
私は次女の柊子の気持ちが良く分かりましたねー。私は長女だけどだからか奔放な次女(妹)の愚痴を親から聞かされたり、妹の言い分も聞かされたり。別に私は何かしたりはしないんだけどそれが凄く嫌で両親のことも妹のことも大嫌いだった時期がありましたねー。なんてことを思い出しました。ただ私は柊子ほどキツくはないと思いますけど^^;いやどうかな。
お父さんと橙子が歩いている時の会話から何となく最後の予感はしていたんですけど…
こんなバラバラな家族でどうなることかと思いましたけど、少しずつ変わっていく姿が良かったです。桐子の変わりようが良かったですねー。
そしてお父さんと再婚相手の薫の関係も凄く素敵でした。実際に自分の家族がそうだったら…って考えたらやっぱり始めは戸惑ってしまうかもしれないけど、それでもやっぱり受け入れたいなと思う。最近その関係で悲しい事件というか事故がありましたし…。
柊子が最初は拒絶していた薫と最終的にとてもいい関係を築いていて、家族になったんだなぁと思って微笑ましく読み終えました。
何でも言い合える関係になっていて良かったです。
初読み作家さんでしたがお名前は前から拝見していて気になっていました。他の作品も手に取って見ようと思いました^^

<幻冬舎 2016.3>H28.8.4読了

居酒屋ぼったくり5 秋川滝美5

居酒屋ぼったくり〈5〉居酒屋ぼったくり〈5〉
著者:秋川 滝美
アルファポリス(2016-03)
販売元:Amazon.co.jp

東京下町にひっそりとある、居酒屋「ぼったくり」。名に似合わずお得なその店には、旨い酒と美味しい料理、そして今時珍しい義理人情がある―。旨いものと人々のふれあいを描いた短編連作小説、待望の第5巻!全国の銘酒情報、簡単なつまみの作り方も満載!

前回が要と美音の関係に少し動きがあったので今回はまずそこが気になりました。
そうしたら!もうもうもう!!美音のあまりの鈍さに地団駄を踏みたくなりました←
鈍い!鈍すぎる!どうして気づかない!?自分も好きなのに!あぁもう!
それに、部屋に呼ばれて同じ空間にいるのに30過ぎた男女が何にもないってどうなんだよ!お互い好きなんだからどっちかどうにかしなさいよ!ちょっと!とイライラしながら読んでいたのですが(読んでいる時に若干酔っぱらってたんで←)
美音ってば何いきなり爆弾を投下してるんですか。びっくりですよ。
お互いに好きなのにお互いに相手の気持ちが気になって何も言えなくて。
もどかしいったらなかったですよ。
でもまあ、一応一歩前進なんでしょうかね…。半歩か?
2人の話以外も勿論面白かったし料理もどれも美味しそうでした。
次回は更なる展開を待ってます。

<アルファポリス 2016.3>H28.4.28読了

居酒屋ぼったくり4 秋川滝美5

居酒屋ぼったくり〈4〉居酒屋ぼったくり〈4〉
著者:秋川 滝美
アルファポリス(2015-09)
販売元:Amazon.co.jp

東京下町にひっそりとある、居酒屋「ぼったくり」。名に似合わずお得なその店には、旨い酒と美味しい料理、そして今時珍しい義理人情がある―旨いものと人々のふれあいを描いた短編連作小説、待望の第4巻!全国の銘酒情報、簡単なつまみの作り方も満載!

このシリーズも4冊目なんですねー。
前回は物語の進展がなくて残念でしたが今回は結構ドキドキする展開がありましたね^m^
まず気になったのはスーパー呉竹が無くなってしまう事と大きなショッピングセンターが出来るという事。どちらも曖昧な感じで進んでいって結局決定打はないまま終わってしまったので気になります。要さんも気になることを言っていましたよね?いったいどんなものが出来るのでしょう?
そして要と美音ですよ。
美音は私と同い年くらいなのかなー。私も流行等にはカナリ疎い方ですけど美音には負けますわ…ネットサーフィンしたことなかったの…?
でもまあとにかくトースターをゲットできて良かったです。
お店以外で2人が会うなんて…とちょっとドキドキでした。
結果全然デートっぽくなかったですけど^^;
でもまあ要のお母さんに気に入られたようで良かった。
最初から要のお母さんの存在は気になっていたので。何か怖そうな人なのかななんて思っていたけど素敵なお母さんでしたね〜。
そして最後のページの美音が要に言った言葉!ちょっと凄い殺し文句!
もうさっさと付き合っちゃえばいいのに←
常連客のあの2人よりももっともっとじれったいわ!
この2人が次回進展するのかは微妙ですが、「ぼったくり」含め近辺の状況が変わりそうで気になるので早く読みたいです。

<アルファポリス 2015.9>H28.1.26読了

ちょっと今から仕事やめてくる 北川恵海5

ちょっと今から仕事やめてくる (メディアワークス文庫)ちょっと今から仕事やめてくる (メディアワークス文庫)
著者:北川恵海
KADOKAWA/アスキー・メディアワークス(2015-02-25)
販売元:Amazon.co.jp

ブラック企業にこき使われて心身共に衰弱した隆は、無意識に線路に飛び込もうとしたところを「ヤマモト」と名乗る男に助けられた。
同級生を自称する彼に心を開き、何かと助けてもらう隆だが、本物の同級生は海外滞在中ということがわかる。
なぜ赤の他人をここまで気にかけてくれるのか? 気になった隆は、彼の名前で個人情報をネット検索するが、出てきたのは、三年前に激務で鬱になり自殺した男のニュースだった――
働く人ならみんな共感! スカっとできて最後は泣ける"すべての働く人たちに贈る、人生応援ストーリー"

新卒時代の気持ちをすごく思い出した作品でした。
仕事はその会社だけじゃないんだけど、でもすぐに辞めてしまったら次はないんじゃないか私なんか誰も雇ってくれないんじゃないかと思って辞められない気持ち、すごくよくわかりました。私も地下鉄のホームから飛び降りたら楽になるかなと何回思ったことか。
だから、隆はヤマモトに救われて本当によかったと思います。
ヤマモトの正体は何となく気づきましたけどそれでも読んでよかったです。
隆の演説だけはリアリティに欠けてましたけどこんなこと言えたらという願望を代弁してくれるような感じはありました。
隆と親御さんとの会話は読んでて涙が出てきて、私もかつて母に言われたことを思い出しました。
改めて色々考えさせられた作品でした。

<アスキー・メディアワークス 2015.2>H27.10.23読了

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空棺の烏 阿部智里5

空棺の烏空棺の烏
著者:阿部 智里
文藝春秋(2015-07-29)
販売元:Amazon.co.jp

オススメ!
八咫烏の一族が支配する世界山内で、宗家を守るのは山内衆と呼ばれる上級武官。勁草院という養成所で厳しい訓練がほどこされ、優秀な成績を収めた者のみが護衛の栄誉に与る。平民の茂丸、下人の千早、大貴族の明留、そして武家の雪哉。生まれも育ちも異なる少年たちは、勁草院の過酷な争いを勝ち抜き、日嗣の御子を護る武人になれるのか…?「八咫烏シリーズ」第四弾。

シリーズ第4弾。待ってました!
読めば読むほどこの作品の世界観が深く広くなっていくことが分かります。本当に素晴らしいです。今回は雪哉が入った勁草院での話が主でしたねー。面白かった。
学校の中で、生徒とそして先生までもが派閥になっているというのは何ともやりにくいですよね。当の本人たちはちゃんとお互いをたたえ合っていて仲が良いのに。
そんな中雪哉が出会った仲間たち。雪哉に思惑があったとはいえ素敵な仲間たちに出会えたことはとても幸せなことだったと思います。特に私のお気に入りは茂丸。もうこういう人大好きです。雪哉も精神的にかなり支えられていたんじゃないかなと思います。そしてこれからも。
千早も明留も個性的でいい味出してましたし、みんながこれから山内衆として若宮を支えていくんだと思ったら凄く頼もしいしこれからの展開がとても楽しみです。
もう来年に新刊が出ることが決まっているんですね。次はエピソード0のようなので新たな展開はお預けかな。すんごい気になる終わり方をしてるので気になるんですけど…
それでも楽しみに待とうと思います。
面白かった〜!!

<文芸春秋 2015.7>H27.9.11読了

居酒屋ぼったくり3 秋川滝美4

居酒屋ぼったくり〈3〉居酒屋ぼったくり〈3〉
著者:秋川 滝美
アルファポリス(2015-02-26)
販売元:Amazon.co.jp

東京下町にひっそりとある、居酒屋「ぼったくり」。名に似合わずお得なその店には、旨い酒と美味しい料理、そして今時珍しい義理人情がある―旨いものと人々のふれあいを描いた短編連作小説、待望の第3巻!全国の銘酒情報、簡単なつまみの作り方も満載!

もう第3弾なんですね。読みました。
季節が反対でしたが^^;今回も楽しく読みました。
居酒屋「ぼったくり」内で起きる常連さんとのあれこれ。読んでいてほっこりしますね。
こういうお店が近くにあったら本当に通っちゃいます。
にしても。言い方がアレですけど、居酒屋さんなのに美音さんは相手の事を気遣いすぎだと思いますよ。料理一つでも常連さんの好みに合わせるなんてホント相当です。要さんが言い方はキツかったですけど「あなたは何様のつもり?」と言ったのは良かったと思います。じゃないと答えのない問いをずっと考え続けなきゃいけないですもん。
常連さんとはいえ、私もそこまで深入りする必要はないと思います。せっかく羽を伸ばしてお店に美味しいご飯を食べに来ているのに気遣いされたら私はちょっと嫌だな…なんて思ってしまうので。
境界線ってやっぱりあると思います。
でもまあ、ウメ婆の言葉もなるほどと思いましたよね。美音はその扉を開けたいんですから。いつか開くときが来るのかな。その時を楽しみに待ちたいと思います。
いつも日本酒のくだりはさっぱりわからない私ですが「澪」というお酒は知っていました。日本酒を知りたいなんて大した飲めないくせに年始に思いまして^^;買おうかなと一瞬考えたお酒でした。でもアルコール度数は高いし量も一人じゃ多いなと思って結局買わなかったのですが。
美音さんがオススメしているなら思い切って買ってみようかな。
次回もきっとありますよね。いい加減要と美音に何かしらの進展がないと困りますよ。

<アルファポリス 2015.2>H27.7.6読了

リストランテアモーレ 井上荒野4

リストランテ アモーレリストランテ アモーレ
著者:井上荒野
角川春樹事務所(2015-04-01)
販売元:Amazon.co.jp

季節とともに移ろいゆく人生と料理。
美しく彩られた食材と香りたつ恋愛。
姉弟で切り盛りしている目黒の小さなリストランテ。色艶に満ちた皿の数々と、それぞれの事情を抱えたアモーレども(罪深い味わいに満ちた男と女)を描く幸福な物語。

井上さんの作品は本当に久しぶり。
1度読んだときにこの方の作品は私にはまだ早いと思って^^;それから長らく読んでいませんでした。確かに大学生の時の私には早かったかもしれない…。
恋愛に関しては大学生の時と大した変わらないけどこの作品は偲と同世代になった今読めて良かったかなと思います。でもまあ、なかなか個性的な作品ではありましたけども^^;
出てくる人がみんな個性的でしたねー。私は偲が好きでした。というか偲以外は変わりすぎてて^^;杏二のような男は痛い目見てほしいと思いますし←杏二を狙う女の子たちの気持ちは分からないしリコちゃんなんて意味不明…。
アモーレにまつわる人々のお話を堪能しました。

〈角川春樹事務所 2015.4〉H27.5.22読了

マンガ肉と僕 朝香式5

マンガ肉と僕マンガ肉と僕
著者:朝香 式
新潮社(2014-09-22)
販売元:Amazon.co.jp

大学時代、僕をパシリにし部屋を占拠した、デブで不潔な「肉女」。10年後、ヤツはまったく別の姿で僕の前に現われた。肉が食べられない「アルパカ男」、バーのマスター「ペリカン」、僕の前で壊れていった元恋人…一癖も二癖もある男と女が紡ぎ出す、正解のない関係性の物語。第12回「R‐18文学賞」大賞受賞作。

以前すずらん本屋堂で紹介されていた作品です。ご本人も出演されていました。
R-18文学賞大賞を受賞された作家さんで好きな方が多いのできっとこの作品も私は好きなはずだと思い読みました^^;
やっぱり面白かったです!
本当に一癖も二癖もある人物ばかりでしたねー。章ごとに主人公が変わるのですが出てくる人たちはなんとなく繋がっていて。僕ことワタベ君は、菜子の言った通りの人物なのだと思いました。私は一緒にいたくはないかな。自分の事も他人の事も鳥瞰的なんだろうなと思う。でもそれってつまらないと私は思う。肉女ことサトミはだんだん好きになって生きました。肉女時代の事も理由が分かると同情しちゃうし^^;
菜子は怖かったけど、でも一度壊れて「普通」が分からなくなったのなら、仕方がないのかなとも思いました。
反対に許せなかったのはアルパカ男の本城。あんなに素敵な奥さんがいるのにお前は何やってるんだー!!と思う。
格子丸はなかなかいい奴だったし、私はペリカンが好き。名前が剛(ごう)君だし←そこかよ。母親の事を知った後にサトミにした行動がちょっと引くけどでも素敵でした。
いやー…面白かった。この作品映画化も決まってるんですね。ちょっと気になります。
朝香さんの新刊を早く読みたいと思います。

〈新潮社 2014.9〉H27.1.9読了

よろず占い処 陰陽屋猫たたり 天野頌子3

(P[あ]4-8)よろず占い処 陰陽屋猫たたり (ポプラ文庫ピュアフル)(P[あ]4-8)よろず占い処 陰陽屋猫たたり (ポプラ文庫ピュアフル)
著者:天野 頌子
ポプラ社(2014-07-04)
販売元:Amazon.co.jp

傷心の妖狐高校生。沢崎瞬太の夏休みは今年も補習とともに始まった。まったくやる気の出ないなか、陰陽屋に持ち込まれたのはアラフォー女子の恋愛相談。冷たい対応の店主安部祥明に対して、やけに相談者に感情移入する瞬太だがその理由は…?また、行方をくらましていたバーテンダー葛城が帰ってきた。頼まれていた人捜しにも進展があり、化けギツネの仲間にぐっと近づいた瞬太たちなのだった。すっかりおなじみになった珍妙コンビの人気シリーズ第七弾!

もう第7弾ですか…。恋の行方も、瞬太の正体についても、ゆる〜く展開しているような気がしますねぇ。
今回もまあしょうもない…失礼。いろんなお悩みがありましたが。
瞬太君は恋を諦めちゃうのかなぁ。どうなんでしょう。三井のあの人に対する恋は報われないほうが良いと思うな←
とにかく瞬太君の出生の秘密を知りたくてしょうがないのにいかんせんそのことに関しては進まない進まない。
次あたりで核心に迫る展開が欲しいものです。

〈ポプラ社 2014.7〉H26.12.23読了

居酒屋ぼったくり 2 秋川滝美4

居酒屋ぼったくり〈2〉居酒屋ぼったくり〈2〉
著者:秋川 滝美
アルファポリス(2014-10)
販売元:Amazon.co.jp

東京下町にひっそりとある、居酒屋「ぼったくり」。名に似合わずお得なその店には、旨い酒と美味しい料理、そして今時珍しい義理人情がある―旨いものと人々のふれあいを描いた短編連作小説、待望の第2巻!

シリーズ第2弾。相変わらず美味しそうな食べ物がわんさか出てきました。お腹が空いて困ります^^ぼったくりにやってくる常連客の悩みを常連客と美音、馨が親身に聴いて考えていきます。いいな、こういうアットホームな雰囲気。こんなお店が近くに会ったら私も通っちゃうなと思います。
今回はそこまで大きな展開はなく、ゆるゆると過ぎていった気がします。それがまた私は良いなと思いました。これならいくらでもこのシリーズを書いていけますよね。って簡単に言いますけど^^;
要との展開も気になりますし、これからも続いていってほしいシリーズです。

〈アルファポリス 2014.10〉H26.11.12読了

リタとマッサン 国産ウィスキーを育んだ夫婦愛 植松三十里4

リタとマッサン (集英社文庫)リタとマッサン (集英社文庫)
著者:植松 三十里
集英社(2014-08-21)
販売元:Amazon.co.jp

リタは、婚約者を第一次世界大戦で亡くし、医者だった父も喪って、失意のなかにいた。その頃、妹が通うグラスゴー大学の留学生竹鶴政孝と知り合う。日本でウイスキー作りをするため、イギリスまで学びにきた政孝に、驚きながらも惹かれていくリタ。だが、国際結婚を決意した二人は家族の猛反対に遭い…。夢の実現に邁進する夫と、献身的に支え続けた妻。ウイスキー誕生のため生涯を賭けた夫婦愛。

今回の朝ドラの舞台の一つが北海道の余市だったのでこれは見なければ!と思い、意気込んで見始めたのですが2週目で見なくなりました^^;ドラマが悪いんじゃないんですよ!私が毎日見るということができないのが問題なんです…。はぁ。
ということで私は小説を読んで竹鶴正孝とリタを知ろうと思いこの小説を読みました。
この作品はウィスキーができるまでがメインではなく、あくまでマッサンとリタの夫婦の物語だと考えたほうがいいかもしれないですね。2人はとても苦労されたと思うのですがその苦労の部分が細かくはなかったので…リタ目線で日本での生活やマッサンの愛情について書かれていた作品でした。
にしてもホント語彙力がなくて申し訳ないですけど、ひたすらラブラブでしたな。
実際余市のウィスキーの工場に博物館もあるらしいですけど一部2人のラブラブを見せつけられるコーナー?ブース?があるらしいですから^^;2人は本当に素敵な夫婦だったんでしょうね。
この小説に書かれていることがすべてまるっと正しいのかはわかりませんが、リタさんが本当に献身的に支えていたことがわかります。そしてマッサンもまた、リタさんに苦労はかけまいと奔走している姿も伝わってきました。
リタさんが日本人になろうと思っていたからこそ、人望が厚かったのだろうなと思いました。リタさんにスパイ容疑がかかった時の近所の人たちの言葉、私も涙が出そうになりました。
リタさんは早くに亡くなったんですよね…もっともっとマッサンと一緒にいたかっただろうなーと思うと悲しかったです。
朝ドラ、また見始める…時はちゃんと腰を据えて←見ようと思います。

〈集英社 2014.8〉H26.10.25読了

居酒屋ぼったくり 秋川滝美4

居酒屋ぼったくり居酒屋ぼったくり
著者:秋川 滝美
アルファポリス(2014-05)
販売元:Amazon.co.jp

東京下町にひっそりとある、居酒屋「ぼったくり」。名に似合わずお得なその店には、旨い酒と美味しい料理、そして今時珍しい義理人情がある―旨いものと人々のふれあいを描いた短編連作小説、待望の書籍化!全国の銘酒情報、簡単なつまみの作り方も満載!

何かでこの作品を知って←図書館で発見したので読みました。すずらん本屋堂かな?
読んでいる間お腹がすいて困りました^^;
どの料理も美味しそう。
その料理と常連さんの間で巻き起こるあれこれ。大きな事件ではないその何気ない日常の中で起きることを料理と常連さんで解決…というかやいのやいの言い合っていくというか。
すでに他界している両親の後を継いでお店を切り盛りしている美音と馨の2人。だからか常連さんたちも2人の親のように優しかったですね。
だからと言ってただ優しいだけじゃないところもあってそれが良かったです。
ただ良いお話なのに何となく全体的に薄いような感じがして…生意気にすみません。それは美音の人物像が私の中ではしっかりとらえられなかったからかなぁ…なんて。お客さんや馨と一緒の時と、要と一緒の時の美音が何となく別人のように感じるときがあって。良いお話なのにもったいないなと思いました。
2人の展開もあれ?こんな感じで終わるの?と拍子抜けだし要が誰かと住んでいそうな、それが母親なのか奥さんなのか分からない感じで若干もやもやして読み終えました^^;続編が出るんだろうなと思ったらやはり出るんですね。
一気読みしてしまうくらい面白かったのは事実ですし、そのもやもやを晴らしたいので2ももちろん読みます。

〈アルファポリス 2014.5〉H26.10.1読了

猫弁と魔女裁判 大山淳子5

猫弁と魔女裁判猫弁と魔女裁判
著者:大山 淳子
講談社(2014-06-25)
販売元:Amazon.co.jp

百瀬太郎は、青い瞳をした女性国際スパイの強制起訴裁判に指定弁護人として選任された。挙式の相談に乗ってくれない百瀬に困惑する婚約者の亜子。事務所に帰ってこない主を待ちわびる野呂と七重。飼い主と会えずに寂しい日々を送るテヌー。百瀬の事務所を手伝う赤井、百瀬の身を案じる法律王子と透明人間、百瀬を利用しようとする秦野…。一心不乱に裁判の準備をする天才弁護士は、シリーズ最終巻にしてついに法廷に立つ。

シリーズ最終巻です。いつもじれったいと思いつつも猫弁も亜子も素敵で健気で可愛くていつも応援していました。これで最後だと思うとちょっと寂しいですね。
突然百瀬がかつて勤めていた弁護士事務所から依頼を受けしばらく留守にするといい、野呂も七重も亜子も百瀬が何の仕事をしているのか知らない状態がしばらく続きました。
そんなあるときに知った真実!その内容も凄いですがその更に深い部分に隠された真実に、何だか涙が出そうでした。
百瀬が法廷に立つ姿を見たのは最初で最後でしたが、百瀬ほど立派な弁護士はいないと思います。とても素敵でした。この仕事は、百瀬の35年間の集大成でもあったんですね。
百瀬と亜子の結婚については最後までじれったさが残りましたけど、小説には書かれていませんでしたが幸せな結婚をして2人が仲睦まじく暮らしていくことを望みます。
もう終わっちゃうの、寂しいなぁ…

〈講談社 2014.6〉H26.9.16読了

黄金の烏 阿部智里5

黄金の烏黄金の烏
著者:阿部 智里
文藝春秋(2014-07-23)
販売元:Amazon.co.jp

八咫烏の一族が支配する世界山内で、仙人蓋と呼ばれる危険な薬の被害が報告された。その行方を追って旅に出た、日嗣の御子たる若宮と郷長のぼんくら次男雪哉が、最北の地で発見したのは、何と村人達を襲い、喰らい尽くした大猿だった。生存者は小梅と名乗る少女がひとりだけ―。一体、この世界で何が起こっているというのだろう?

シリーズ第3弾ですね。前回のことちょっと忘れかけていたんですけど、読んでいるうちに思い出してきました。そうだそうだ、若宮と雪哉の関係はこんな感じでしたね。
再び雪哉が若宮に仕えることになります。
前作の終わり方に納得がいっていなかった私としては雪哉復活!と嬉しくなりました。郷土愛は素晴らしいんですけど、雪哉の能力がもったいないと思っていて。今回も活躍していましたね。
事件の顛末はちょっと悲しかったですけど雪哉の活躍!素晴らしかったです。
そして最後に雪哉が決めた自分の道。
若宮と雪哉がお互いをちゃんとさらけ出してさらに信頼感が増したんじゃないかなと思う。良かった良かった。
そして今回は浜木綿と真赭の薄が登場して嬉しかったです。お二人は相変わらず気品があり美しいです。そして浜木綿と真赭の薄の信頼、若宮と浜木綿の信頼。たくさんの人たちが信頼し合っていることが分かります。若宮は敵が多い分味方の絆が強い気がします。
最後はハラハラしましたけど、何とかなって良かったです。雪哉もものすごく鈍感でしたけど^m^手遅れにならなくて良かった。
そして最後に決めた雪哉の道。素晴らしいです。雪哉ならきっと素晴らしい若宮の右腕になると思います。
まだまだ続きそうな感じ。ようやく今までの作品が全て繋がったので、もっとこの世界観を楽しみたいと思います。

〈文芸春秋 2014.7〉H26.8.29読了

ポケットに物語を入れて 角田光代5

ポケットに物語を入れてポケットに物語を入れて
著者:角田 光代
小学館(2014-05-28)
販売元:Amazon.co.jp

オススメ!
本は、開くとき、読んでいるときばかりではなく、選んでいるときからもう、しあわせをくれるのだ。まるで旅みたい。読書という幸福な時間をたっぷりつめこんだエッセイ集。

本を紹介するエッセイは読んだら危険だと思いつつも、作家さんが読まれる本はどんな本で、どんな感想を持たれているのか、気になるので読んでしまいます。
そしてやっぱり後悔します。読みたい本がすんごい増えるから^^;今回もそうでした。魅力的に語られるから尚更読んでみたくなっちゃいます。
既に読んでいた本は8冊。結構多かったかな。かぶっているのも嬉しいです。
未読本で気になったのは開高健さんの本かなぁ。お名前は存じ上げているのですが読んだことはなくて。こういうことをされていた方なのね・・・と思って読むとまた印象が変わりますよね。あとは池澤夏樹さん。この方も未読ですがついこの間娘さんの本は読みましたよ。同じく本の紹介本を…。
あと、図書カード3万円分で本を買おう企画。この企画、確か辻村深月さんのエッセイでも読みました。いいないいなー私も3万円分の図書カードもらって思いっきり本を買いたい!3万円ってあっという間になくなるのかななくならないのかな。お二人ともなかなか決まるのに時間がかかっていましたが、私はリストアップして片っ端から買うだろうなぁ。きっとあっという間だろうなという気がしています^^;
既読本は森絵都さん、三浦しをんさん、酒井順子さん、などなどの本を読んでました。
特に「29歳と30歳のあいだには」を読まれていることに感動!結構前の作品なのに!と思ったらこの解説を書かれていたのも結構前でした^^;共感できるところがたくさんあるなと思って私も読んだので角田さんも同じ気持ちで嬉しかったです。
本のエッセイ本、第2弾なんですね…。これは第1弾の方も気になってしまうではないですか。読みたい本が増えて困る!でも読みたい!
いつもこうやって嬉しい悲鳴を上げています←
この本で紹介された本もいつか必ず何冊かは読みたいと思います^^;

〈小学館 2014.5〉H26.6.19読了

ぼくの守る星 神田茜5

ぼくの守る星ぼくの守る星
著者:神田 茜
集英社(2014-03-05)
販売元:Amazon.co.jp

ディスレクシア(読み書き困難)のため生きづらさを抱える夏見翔。息子のハンディキャップを受け止めきれずにいる両親。家族関係に悩みを抱えるクラスメイトの山上と中島。人生のはじまりの時間を生きる少年少女たちと、人生のとまどいの時間を生きる大人たち。それぞれの思いが交差した先に灯る、小さな光を描く連作短編集。

6編からなる連作短編集です。最初と最後が翔が主人公。翔の母、翔のクラスメートの山上、中島、翔の父と主人公が変わります。
翔自身、障害を持っていて読み書きが苦手で焦ってしまうとうまく言葉が発せられない。それを先生や生徒に笑われることが嫌で悲しくてたまらない。読んでいても嫌だなーと思いました。でも、それはとてもリアルな世界で、先生が養護学校を紹介したり、冷たい扱いを受けたり、それが現実なんだろうな。それでも翔は本当に優しくて思いやりのあるとてもいい子でした。お母さんの一生懸命さをちゃんとわかっていたんでしょうね。山上は翔のことをいじめているのかと思ったんですけど、違ったんですねー。山上を知れば知るほどなんていい子なんだろうと思いました。まほりもそう。翔の言うように、凄くいい子で頑張っているのに、どうしてまほりばかり辛い思いをしなければならないのか。
翔のお母さんも素敵でしたよ。お父さんは…これからが勝負かな。
翔が自分で考えて選んだことがとても素敵でかっこよかったです。
そういう理由でいいんですよ。そういう理由で頑張れるんですよね。
翔自身が良い子で、周りの子たちも凄く良い子たちで、みんなにとって明るい未来が待っているといいなと思って読み終えました。
読んでよかったです。

〈集英社 2014.3〉H26.5.1読了

おとぎ話の忘れ物 小川洋子5

([お]8−1)おとぎ話の忘れ物 (ポプラ文庫)([お]8−1)おとぎ話の忘れ物 (ポプラ文庫)
著者:小川 洋子
ポプラ社(2012-04-05)
販売元:Amazon.co.jp

「何の遠慮もいりません。元々は忘れ物なのですから」。キャンディー屋の中に設えられた『忘れ物図書室』。部屋には世界中の不思議なおとぎ話たちが収められていた…。画家・樋上公実子のイラストをモチーフに、作家・小川洋子が紡ぎだした残酷で可憐な四編の物語。

ブログのお友達の記事を拝見してずっと気になっていました。数年…^^;
でも近くの図書館に置いていなくて。気になったときに読まないとタイミングを失いますよね…最近文庫本が図書館に入ったので読んでみました。
「ずきん倶楽部」「アリスという名前」「人魚宝石職人」「愛されすぎた白鳥」の4編が収録されています。樋上さんの挿絵もたくさんちりばめられているのですが、この物語のために書いたものではないんですね。それなのにどれもマッチしていて、物語と絵をまとめて一つの作品のようでした。
作品はどれも童話が元ですがシュールで毒のある、大人の童話になっています。
小川さんの書かれる綺麗な文章で内容がブラックだとなかなか心に響くものがあります。
どの作品も短いですが、面白く引き込まれて読みました。
ただ、私は「忘れ物図書室」の存在の方が気になったかな。
世界中の忘れ物として保管されている物語の数々。それを救って製本し、図書室に置かれているなんてとても素敵です。
忘れ物図書室の物語、もしくはおじいさんの物語も読んでみたいと思いました。

〈ホーム社 2006.4
  ポプラ社 2012.4〉H26.4.22読了

よろず占い処 陰陽屋は混戦中 天野頌子4

(P[あ]4-7)よろず占い処 陰陽屋は混線中 (ポプラ文庫ピュアフル)(P[あ]4-7)よろず占い処 陰陽屋は混線中 (ポプラ文庫ピュアフル)
著者:天野 頌子
ポプラ社(2013-12-05)
販売元:Amazon.co.jp

夜行性ゆえに授業中寝ずにはいられない妖狐高校生・沢崎瞬太は、王子稲荷のご加護のおかげか、なんとか無事二年生に進級。
先輩になった瞬太にふりかかる数々の恋の疑惑!? 一方、イケメン毒舌陰陽師・安倍祥明がいるバイト先「陰陽屋」にも次々と相談ごとが。
大事な柔道の試合の前に必ず体調を崩す少年は誰かに呪われているのか?
青白い顔で過剰勤務を続ける青年に取り憑いているものは……?
ドラマ化もされて絶好調、ほのぼの大人気シリーズ第六弾!

シリーズ第6弾。結構長いですよね。
そして前作で凄く気になるところで終わっていたので楽しみに読んだのですが、あんまりです^^;次週予告で凄く重要なことを言ってて凄く気になってみてみたらそのすごく気になるシーンがいっちばん最後みたいな感じ。ほぼ言っちゃってますけど^^;
このシリーズはいつまで続くのかな。どちらにしても次作が凄く重要になってくるのかなと思います。
そういえばこの作品ドラマ化されていましたよね。見ませんでしたけども。アマゾンの評価が色々凄くてびっくり^^;原作読んでいる人はそう思っちゃうんですよね。
最近好きな小説が軒並み映像化されていて本当にガッカリなんですよ。映画ならまだいいんですけどねぇ…。連ドラはどうしても間延びしてしまうので…。人それぞれ意見はあると思いますけどね。意見には個人差があります。
恋の行方に瞬太の出生に。次回も楽しみです。

〈ポプラ社 2013.12〉H26.2.17読了

猫弁と少女探偵 大山淳子5

猫弁と少女探偵猫弁と少女探偵
著者:大山 淳子
講談社(2013-08-30)
販売元:Amazon.co.jp

飼い猫テヌーの足跡を見て、自身の「大いなる欠け」を知った天才弁護士・百瀬太郎。三毛猫が失踪してしまい、百瀬とコンビを組んで猫を探す少女。誕生日に百瀬からの贈り物を期待していた、婚約者の大福亜子。百瀬法律事務所の手伝いをする、イタズラ好きの少年。やっかいでかけがえのない人たちの問題を抱えた百瀬のもとに、百瀬次郎と名乗る、赤毛の青年までやってきて―。大切なものたちを守るハートフルミステリー、急展開の第四弾!

もう第4弾なんですね。
猫弁先生は相変わらず素敵な方です。恋愛に疎いのを除けば本当に素敵な弁護士さんだと思います。
亜子は1年も前から婚約者と名乗っていて、大丈夫と思っていても今回は焦っちゃったのかなと思います。亜子の気持ちは痛いほどわかります。でも、猫弁の一生懸命さもわかるのでもどかしいです。
今回の事件は子供が絡んでいて、2人の子供たちは根本的に同じ闇を抱えていました。そして猫弁はその2人を何とかしたいと思っています。
私はその想いを最優先して良かったんだと思いました。
亜子も本当に幸せな家庭に生まれてきたんだなーと思います。お父さんが昭和な男すぎる気はしますけど、それでも大事に大切に育てられたんだろうなと思います。
春美が亜子に言った告白、それがなおさら亜子が本当にいい子なんだということを感じさせられました。私もそんな女性になりたいな。
次が最終巻のようです。
伏線のように感じて結局あれは何だったのかと思うこともありました。
楽しみです。

〈講談社 2013.8〉H25.10.19読了

UNTITLED 飛鳥井千砂4

UNTITLED (一般書)UNTITLED (一般書)
著者:飛鳥井千砂
ポプラ社(2013-08-06)
販売元:Amazon.co.jp

31歳の桃子は実家暮らしで未婚。自分の中で培ってきた“ルール”を厳格に守り、家族や勤めている会社の人間にも一切スキを見せることなく暮らしている。ある日、桃子の携帯に弟の健太から2年ぶりに連絡が入る。子供の頃から迷惑をかけられっぱなしで、「一家の癌」だと思っている弟からの連絡は意外な内容だった…。ベストセラー『タイニー・タイニー・ハッピー』の著者が功妙に描きだす、ありふれた家族の真実のカタチ。

飛鳥井さんの作品はたぶんアンソロジーでは読んだことがあるのですが長編を読んだのは初めてでした。
読んでいて息苦しかったです。それはきっと桃子の生き方がだと思います。
こんな生き方をしていたら大変だろうなと思います。
雅美が人への許せる沸点は低いのに自分のことは鈍いというのはグサッときました。きっと、私もそうだから。さすがに桃子ほどではないと思うけど。
自分はしっかり不倫しているのに家族にはばれていないからと正当化しているのも嫌だったけど、でも桃子のことは嫌いにはなれなかった。
ここまではいかないけど、私はきっと桃子に近い。
親の言いつけを守って、わりかしいい子でいたつもり。それでもおとなになるにつれて子供のころは「いい子」だった部分は良いだけとは限らない。
それは私も大人になるにつれてわかってきたことで、健太ほどではないけど、私も兄妹のことで悩んだことがたくさんある。「一家の癌」とまではいわないまでも「一家の問題児」くらいには思ってた。そして、そんな兄弟をみて、私はこんなことはない、迷惑をかけてないと優越感に浸っていたことも多分ある。
でもその想いはずっと抱えていちゃダメなんですよね。大人なんだから。
だから桃子が家族全員から意見を受けているとき、自業自得だと思った反面、桃子が可哀想でしょうがないと思う部分もあって。
最後の家族のシーンは、私、泣きながら読みました。私もこう思われているのかもなぁなんて思ったりして。ちょうど似たような(ここまで凄くはないけど)状況になっていたから尚更。
だからこそ、私は答えが知りたかった。桃子が家を飛び出した後の行動で光を見出したかったのに、あの終わり方は私はちょっと茫然としてしまった。
桃子は頑なな部分を脱ぎ捨てて、雅美に心を開けばよかったのにね。雅美は桃子のことを佐野よりも、家族よりもわかってくれるかも知れなかったのに。

〈ポプラ社 2013.8〉H25.9.15読了

よろず占い処 陰陽屋あらしの予感 天野頌子4

(P[あ]4-6)よろず占い処 陰陽屋あらしの予感 (ポプラ文庫ピュアフル)(P[あ]4-6)よろず占い処 陰陽屋あらしの予感 (ポプラ文庫ピュアフル)
著者:天野 頌子
ポプラ社(2013-05-01)
販売元:Amazon.co.jp

イケメン毒舌陰陽師・安倍祥明とアルバイトのキツネ耳高校生・沢崎駿太が迎える占いの店「陰陽屋」は本日も営業中。中学からの片思いの相手、三井にいまだに告白できない瞬太だが、彼女が好きなのはいったい誰…?また、祥明が元いたホストクラブのバーテンダー葛城に頼まれた人物を捜していると、不思議なことがわかってきて…。平和ななかにも、少しずつ変化の兆しが。しかしほのぼのさは相変わらずの、大人気「陰陽屋」シリーズ第五巻。

もう5冊目なんですねー。祥明と駿太のコンビも板についてきたというかなんというか。
色々問題は起きたけど何とかなって良かったとは思うけどもうちょっと重ためというかずしっとくるお話もほしいなぁなんておもったりして。
でも、予兆はありましたね。
見た目が変わらないらしいとある女性を探してほしいという祥明の前職の先輩葛城の展開が気になるところで終わったのでもはや次が気になります。
このシリーズ、秋にドラマ化されるんですよねぇ・・・ここまで来るとは思わなかったなぁ。

〈ポプラ社 2013.5〉H25.9.5読了

烏は主を選ばない 阿部智里4

烏は主を選ばない烏は主を選ばない
著者:阿部 智里
文藝春秋(2013-07-10)
販売元:Amazon.co.jp

八咫烏が支配する世界山内では次の統治者金烏となる日嗣の御子の座をめぐり、東西南北の四家の大貴族と后候補の姫たちをも巻き込んだ権力争いが繰り広げられていた。賢い兄宮を差し置いて世継ぎの座に就いたうつけの若宮に、強引に朝廷に引っ張り込まれたぼんくら少年雪哉は陰謀、暗殺者のうごめく朝廷を果たして生き延びられるのか…?

デビュー作「烏に単は似合わない」の若宮側の目線で描かれている作品です。
続編だと思っていたので意外でした。
色々事情があって若宮に就くことになった雪哉。冒頭が結構な問題児だったのでどうなることかと思いましたが、後々その理由が明らかになります。
この任務は1年間、故郷垂水で生きていくという信念を変えずに仕える雪哉。
若宮も結構な問題児でしたけどでも頭が悪いわけではなく全ては計算されている事。
雪哉はカナリ振り回されますが、若宮の良い右腕となっていきます。
前回は嫁候補の前に若宮がなかなか姿を現さず、ヤキモキしていましたが、若宮目線で読むとその理由が分かります。
騙し騙され、誰が命を狙っているのか、ドキドキしながら読みました。
いろんな展開があって、若宮最大のピンチも何とかなって凄く面白かったと思って読み終えたのだけど、最後の最後が私はちょっと納得がいかなくて…
ずっとオススメだと思っていたのだけどそれが残念でした・・・すみません。

〈文藝春秋 2013.7〉H25.8.16読了
自己紹介
苗坊と申します。
生まれも育ちも生粋の道産子。読書とゲームとマラソンとV6を愛してやまないオーバー30です。47都道府県を旅行して制覇するのが人生の夢。
過去記事にもTB、コメント大歓迎です。よろしくお願いいたします。
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