苗坊の徒然日記

読書とV6をこよなく愛する苗坊が気ままに書いてます。 お気軽にどうぞ。

大崎梢

ドアを開けたら 大崎梢

ドアを開けたら
大崎梢
祥伝社
2018-09-11


鶴川佑作は横須賀のマンションに住む、独身の五十四歳。借りた雑誌を返すため、同じ階の住人・串本を訪ねた。だが、インターフォンを押しても返事がなく、鍵もかかっていない。心配になり家に上がると、来客があった痕跡を残して串本が事切れていた。翌日いっぱいまで遺体が発見されては困る事情を抱える佑作は、通報もせずに逃げ出すが、その様子を佐々木紘人と名乗る高校生に撮影され、脅迫を受けることに。翌朝、考えを改め、通報する覚悟を決めた佑作が紘人とともに部屋を訪れると、今度は遺体が消えていた…… 知人を訪ねただけなのに……最悪の五日間の幕が開く! 著者渾身の本格長編ミステリー!

あらすじを知らずに読み始めましたが、こんなミステリだとは思いませんでした^m^
大崎さんの作品はミステリではありますけど、どちらかというと日常ミステリが多いので。
人が死んでいるっていう設定も珍しい気がします。だからか探偵役も何だか珍しい感じでした。
54歳の独身男と高校生のイケメン。面白い組み合わせです。親子にも見えるのかな、どうだろう。
第一印象が最悪だった2人ですが、理由が違えど串本さんの死の真相を知りたいという気持ちは一緒で、徐々に打ち解け合っていきます。友達のような同志のような。そうなれたのは2人の共通した悩みがあったからなんでしょうね。仕事でも学校でも辛いものは辛い。それでも共有しあえる人がいたことは2人にとって救いだったんじゃないかなと思います。
真相がちゃんとわかって良かったです。串本さんの想いがちゃんと伝わってほっとしました。
この読み終えた後の余韻と温かさが大崎さんらしくて良いですね。

<祥伝社 2018.9>H30.11.12読了

横濱エトランゼ 大崎梢4

横濱エトランゼ横濱エトランゼ
著者:大崎 梢
講談社(2017-06-14)
販売元:Amazon.co.jp

高校3年生の千紗は、横浜のタウン誌「ハマペコ」編集部でアルバイト中。初恋の相手、善正と働きたかったからだ。用事で元町の洋装店へ行った千紗は、そこのマダムが以前あった元町百段をよく利用していたと聞く。けれども善正によると元町百段は、マダムが生まれる前に崩壊したという。マダムは幻を見ていた?それともわざと嘘をついた?「元町ロンリネス」「山手ラビリンス」など珠玉の連作短編集。

タウン誌はよく見かけますけど、その内側を知ろうと思ったことはなかったかもしれません。いろんな情報を捜して調べなきゃいけないから大変ですよね。
千紗が関わる様々な出来事、なかなか難しかったです。千紗は頭のいい子ですね。
そんな千紗が小さなころから抱いている恋心。なかなか切ない恋ですね。
よっちゃんに話しかける感じが若さを感じますが、まっすぐでいいんじゃないでしょうか。
きっとまだ妹にしか思われていないと思うけど、お互いに広い世界を見たらお互いの想いもまた変わっていくんじゃないかななんて、偉そうにも思ったりして。
横浜は何度か行ったことがありますが、歴史に触れた観光はしたことがなかったです。
今回千紗と一緒に歴史を勉強しているような気分でした。
今度横浜へ行った時には色々見て回ってみよう。

<講談社 2017.6>H29.8.28読了

本バスめぐりん。 大崎梢5

本バスめぐりん。本バスめぐりん。
著者:大崎 梢
東京創元社(2016-11-30)
販売元:Amazon.co.jp

都会を走る移動図書館「本バスめぐりん」。乗り込むのは六十代後半の新人運転手・テルさんと、図書館司書・ウメちゃんの、年の差四十のでこぼこコンビだ。団地、公園、ビジネス街など巡回先には、利用者とふしぎな謎がめぐりんの到着を待ちかまえていて……。テルさんのとまどいとウメちゃんの元気、そしてたくさんの本を詰め込んで、本バスめぐりんは今日も走る。本屋、出版社などさまざまな「本の現場」を描く著者の次なる現場は、移動図書館! 本を愛するすべての人に贈る、ハートフル・ミステリ。

本にまつわる様々な職業を小説で書かれている大崎さん。今回のテーマは移動図書館です。移動図書館は多分見たことがないですし利用したこともないです。
でも、司書という仕事の中でも結構濃く利用者さんと接する仕事だなぁと思いました。テルさんはサラリーマン時代の呪縛から逃れられない堅物そうな人だなと最初は思っていたんですけど、ちゃんと順応していきましたよね。移動図書館だからこそ気づく謎。どれも温かくて優しい謎でしたねぇ。こちらの気持ちも温かくなりました。
「テルさん、ウメちゃん」大事なものを挟んだまま返却してしまったという利用者、そのあとに借りた利用者は何か知っているようだったが…。
「気立てがよくて賢くて」ステーション廃止の有力候補に挙がる住宅街。利用者を増やそうと常連たちが立ち上がるが。
「ランチタイム・フェイバリット」めぐりんが唯一行くオフィス街。そこでウメちゃんが気になる人がいるのだがその男性はなぜかいつも何かを気にしているようで…。
「道を照らす花」最近越してきた評判の美少女がめぐりんを利用するようになったある日突然泣き出してしまう。
「降っても晴れても」市民祭りへのめぐりんの参加に盛り上がっているところにテルさん最大のピンチが。

<東京創元社 2016.11>H29.1.7読了

よっつ屋根の下 大崎梢4

よっつ屋根の下よっつ屋根の下
著者:大崎 梢
光文社(2016-08-17)
販売元:Amazon.co.jp

勤め先の大病院の不祥事隠蔽を批判し、犬吠の地方病院に飛ばされた父。製薬会社に関係の深い実家を気にして、父についていこうとしない母。都会暮らしが好きなのに、父をひとりにできなくて、ついていったぼく。お母さんを責めないで!と言いながら、密かに自分を責めていた妹。たとえ自分は離れても、いつまでもそこにあってほしい、ぼくたちの「家」。それは、わがままだろうか。家族でいるのが大変な時代の、親子四人の物語。

最初のお話の犬吠埼という言葉を読んで、読んだことがある!と気づきました^^;
アンソロジーで載っていた作品ですね。あのお話気になっていたんです。
バラバラになった家族はこれからどうなっていくのか。子どもだって小学生で小さいしまさかそのままじゃないだろうと思っていたんですけど…そのままだったんすね…びっくり。
史彰君も麻莉香ちゃんもとてもいい子。もっとわがままを言って良かったと思います。
今回、フミ君以外の視点でも読むことが出来て良かったです。
地方民の私としては、お父さんのしたことは決して間違っていないしお父さんかっこいい。アンソロジーを読んだときはお母さんをただただ批判していたのだけど、お母さんも抱えているものがあったんですね…。
とはいっても、私はお母さんの意見には何一つ賛同できないし、フミ君がお母さんが身ぎれいにして東京に居続けることに対してくそつまんねぇみたいなこと書いてましたけど私もそんな感じだなー。
ただ、私は生まれも育ちも東京で良いところのお嬢さんで身なりも周りの学歴諸々も気にしなきゃいけないなんて環境には育ってないから言えるのかもしれないですけどね。
子どもが大人になってからの夫婦は仲が良さそうで雰囲気は悪くなかったですけどね。お父さんの雰囲気が好きでかっこよかったなぁ。正直お父さんはもっと素敵な女の人いたんじゃないかなぁなんて失礼なことも思いましたけど←
それでもまあ、いろんな家族の形がありますから、これはこれでありなのかなと思いましたけどね。お母さんも色んなことから解放されると良いね。
にしても今回は札幌が悪者で^^;それもまた新鮮で良かったです。

<光文社 2016.8>H28.9.27読了

スクープのたまご 大崎梢5

スクープのたまごスクープのたまご
著者:大崎 梢
文藝春秋(2016-04-22)
販売元:Amazon.co.jp

人の家の不幸に群がって、あなたは恥ずかしくないんですか?週刊誌は、空振りやムダの積み重ねで出来ている。手を抜いたら、あっという間に記事の質が堕ちる。未解決の殺人事件にアイドルのスキャンダル写真―ビビリながら、日本の最前線をかけめぐる日向子24歳!

私は週刊誌はほとんど読んだことがありません。週刊誌というものの認識は最初の日向子が考えていたようなことしか考えていないですしこれからもそうとしか思わないです。
でも、絶対無理と言いつつも、日向子は健気に奮闘していましたね。
週刊誌の取材って私もライターさんとかを雇っているのかと思ったら出版社の社員がやるんですね。知りませんでした。変装して潜入捜査をしたり、ずっと張り込みを続けていたり。日向子は見た目とは裏腹にガッツがある人なんですね。
最後の事件のすっぱ抜きはスカッとしました。雑誌同士での争いはし烈そうです。
色んな人との繋がりが大事なんだなとか、色々勉強になりました。
この作品は面白かったです。週刊誌の裏側も知ることが出来て良かったです。
でも、この小説のモデルとなった週刊誌は私は嫌いです。一生嫌いです。
6年前、私はある記事にひどく傷つきショックを受けました。記事は読んでいませんが。
その記事自体は全くの嘘で、私自身も周りの人たちも、あの人たちがあんなこと言うなんてありえないと分かっていたから鼻で笑ってました。
それでも、心の奥底では傷ついて、ネットでも見たくないのにいろんなことを書いている人がいて見てしまったりして。週刊誌は人を傷つける媒体だと私は思ってしまいます。私はゴシップとかあまり興味がないので。
モデルだって早くに知っていたらもしかしたら読まなかったかもしれません。でも大好きな大崎さんの作品ですし、私の完全なる主観で何もかも拒絶するのはダメだなと思って読みました。
読まないという選択をしなくて良かったと思います。
この小説とは別問題なので。面白かったです。

<文芸春秋 2016.4>H28.5.24読了

誰にも探せない 大崎梢4

誰にも探せない誰にも探せない
著者:大崎 梢
幻冬舎(2016-02-25)
販売元:Amazon.co.jp

疎遠になった幼馴染みの伯斗が数年ぶりに晶良の前に現れた。幼い頃に夢中になった「埋蔵金が眠る幻の村」を探そうと言う。かつて祖母からこっそり手に入れた幻の村の地図。それは晶良と伯斗の友情の証、二人だけの秘密の冒険だった。今になって一体なぜ?わだかまりを感じながらも、半信半疑で再び幻の村を目指そうとした矢先、伯斗の消息が途絶えてしまう。さらに“お宝”を狙う連中が晶良に迫り…。幻の村とは?伯斗の目的は本当に埋蔵金だったのか?

大崎さんの新刊です。また今までとは違うスリルとサスペンスがあって新鮮でした。
幼馴染の晶良と伯斗が小学生の頃夢中になった埋蔵金探し。
しかし、とあるきっかけにより伯斗は埋蔵金探しを止めてしまい2人はそのまま疎遠となります。それから9年後。東京で学生をしているはずの伯斗が突然晶良の元へ訪れ、再び2人での埋蔵金探しが始まります。
2人が探しているものは異なり、そしてこの埋蔵金に関わる人たちが入り混じり事件へと結びついていきます。
もしもあの時…そう思わずにはいられない場面が何度かありました。
ただ、埋蔵金が本当に出てきたら凄いな。そう思ってワクワクしている時が1番楽しいのかもしれないですね。
晶良の友人の吉井がなかなかいい味出していました。2人はいいコンビのようにも見えたし、この2人なら六井村をもしかしたら見つけられるかもしれませんね。あ、カノコ先輩も好きです。

<幻冬舎 2016.2>H28.4.3読了

空色の小鳥 大崎梢5

空色の小鳥空色の小鳥
著者:大崎梢
祥伝社(2015-09-01)
販売元:Amazon.co.jp

「おまえはちがうから。この家から出ていくことを考えろ」三年前に急逝した兄・雄一と最後に交わした言葉。兄は微笑を浮かべていた。大企業のオーナーである西尾木家に後妻の連れ子として入ったものの、疎外感の中で暮らしてきた弟の敏也は、いまだにその真意が分からずにいた。ある日、偶然兄に内縁関係の妻子がいることを知った敏也は、妻・千秋が末期癌であることを突き止める。千秋の死後、六歳になる娘の結希を引き取ることにした敏也。だがなぜか、兄を溺愛したワンマン社長の父や一族には、そのことを一切知らせずに暮らし始めた……。敏也の真意とは? 静かな感動が胸を打つ著者渾身の家族小説!

大崎さんの作品とは思えない雰囲気でした。
ご自身でもそうおっしゃっていましたよね。
それでも読んでいて引き込まれて、どうなるんだろうどうなるんだろうと読む手が止まらなかったです。
ストーリーは最初はとても悲しくて、装丁も暗めですし怖い話や切ない話を想像していましたが、それでもやはり優しい話で大崎さんらしいなと思いました。
敏也も自分のためとは言え、自分とは血のつながりがない結希と何年も生活していきますし、途中から乱入した亜沙子や汐野との関係も凄く好きでした。
これからもこんな感じで生活していって良いんじゃないかなと思えました。
最後の終わり方とても素敵です。
お兄さんの言う通り、敏也はあの家から出ていくことを考えて良かったのかもしれないですね。それは血のつながりなど関係なく。

<祥伝社 2015.9>H27.9.30読了

だいじな本のみつけ方 大崎梢5

だいじな本のみつけ方 (BOOK WITH YOU)だいじな本のみつけ方 (BOOK WITH YOU)
著者:大崎 梢
光文社(2014-10-16)
販売元:Amazon.co.jp

大好きな作家の最新刊。発売を楽しみにしていたある日、中学二年生の野々香は、学校の手洗い場の角で忘れ物の本をみつける。好奇心から書店のカバーを外してみると、それは、まだ発売されていないはずの最新刊だった!野々香と、クラスの図書委員・高峯秀臣は、本の持ち主の正体と、どうやって手に入れたかを探り始める―。大切な本との出会いをめぐって巻き起こる、賑やかでやさしい物語。

児童書でさらっと読めますが読んでいる間とても楽しかったです。
中学生の野々香と秀臣が大人びていてちゃんと自分の意見を持っていて読んでいるこちら側もワクワクしました。
やっぱり本がテーマだと読んでいて楽しいですね。大崎さんもきっと楽しまれながら書かれていたんだろうなと思いました。
発売されていないはずの最新刊の秘密。その問題が解決した後にも野々香たちの周りには楽しい出来事が起こります。自分たちが引き込んだとも言いますが^m^
自分たちが好きなことだから一生懸命に考えるし、その考えをちゃんと反映させてくれる書店や学校側も素晴らしいなと思いました。
こうやって挑戦させてくれる環境って大事ですよね。
幸せな気持ちになって読み終えました。

〈光文社 2014.10〉H26.12.2読了

忘れ物が届きます 大崎梢5

忘れ物が届きます忘れ物が届きます
著者:大崎 梢
光文社(2014-04-20)
販売元:Amazon.co.jp

オススメ!
想い出の中に取り残されていた謎をめぐる、ミステリー珠玉集。
あの事件は、結局誰が犯人で、どう解決されて、彼や彼女はどうかかわっていたのだろう──。
知らされていなかった真相が、時を経て、意外なきっかけから解き明かされる。
多彩な趣向が味わえる、五つのミステリー。

順番に感想をば。
「沙羅の実」不動産屋さんに勤める弘司はお得意様の元へいくと家の主人に話しかけられます。ご主人はかつて小学校で教師をしており弘司のことを覚えていると言います。弘司の身にも関わった事件について語りだします。事件についてもドキドキしましたし、その事件の真相にもドキドキしました。更に最後にわかる真実。胸が熱くなって切なくて仕方なかったです。最初の作品がこれって凄すぎないか?なんて思ってしまいました。もううまく言葉で表現することが出来ません。本当に素晴らしい作品でした。
「君の歌」高校の卒業式。湯沢は祖母の快気祝いの手伝いのため同級生との集まりを断り帰路についていた。すると後ろからほとんど関わることのなかったクラスの人気者である高崎がついてきます。高崎はかつて話した中学生の時の事件について話し始めます。こちらも事件についてもドキドキでしたけど最後にわかる真実。もうこれ以上言うとネタバレになっちゃうのですがこちらも良かった。
「雪の糸」比呂美が勤めるカフェの常連だったカップルの最後の来店。カップルの話が気になり比呂美も話に参加して彼が先輩に頼まれた話を聞いていきます。この話は5作品の中では、良かったね、うん。っていう作品^^;良かったですけどほかの作品がもっと良かった。
「おとなりの」小島邦夫は近所の人と世間話をしている中で10年前に起きた殺人事件の時に邦夫の息子を見かけたと話だした。邦夫はその話に驚愕します。なぜなら当時、その現場に息子准一の会員カードが見つかり警察から取り調べを受けていたから。この話はテレビで紹介されていて1番気になっていた作品でした。もうとにかく准一君が犯人なのか犯人じゃないのか、何か事件に関わっているのか。もう気になって気になって(おそらく准一違いかと)最後がまたよかったです。
「野バラの庭へ」中根香留はとある人物の回想録を作る仕事を受け、依頼人の元へ向かいます。その依頼人の話す過去の話に引き込まれたし、何より途中でわかる出来事にびっくり。いやー素晴らしかった。
どの作品も本当に素晴らしかったです。ネタバレになってしまうのであまり言えないのが残念です。本当によかった。やっぱり大崎さんの作品は良い!
王様のブランチで初めてお顔を拝見しましたが可愛らしくて素敵な方でした。だからこんなに素敵な作品をたくさん書くことが出来るんだろうなーと思いました。

〈光文社 2014.4〉H26.6.6読了

ようこそ授賞式の夕べに 成風堂書店事件メモ 邂逅編 大崎梢5

ようこそ授賞式の夕べに (成風堂書店事件メモ(邂逅編)) (ミステリ・フロンティア)ようこそ授賞式の夕べに (成風堂書店事件メモ(邂逅編)) (ミステリ・フロンティア)
著者:大崎 梢
東京創元社(2013-11-09)
販売元:Amazon.co.jp

オススメ!
今日は年に一度のイベント、書店大賞授賞式の日。成風堂に勤める杏子と多絵は、初めての授賞式参加とあって、華やいだ気分でいっぱいだ。ところが朝の業務を終えて出かけようという矢先に、福岡の書店員・花乃が「書店の謎を解く名探偵」に会いに成風堂を訪れる。書店大賞事務局に届いた不審なFAXの謎を名探偵に解いてほしいというのだ。一方、明林書房の新人営業マン・智紀も、全国から書店員が集まる今日を有意義に過ごすべく、準備万端調えていた。そこへ、他社の営業マン・真柴から、今すぐ来いと呼び出しを受ける。書店大賞事務局長の竹ノ内が、今日のイベントに関わる重大問題に頭を抱えているらしい…。“成風堂書店事件メモ”と“出版社営業・井辻智紀の業務日誌”、両シリーズのキャラクターが勢ぞろい!書店員の最も忙しい一日を描く、本格書店ミステリ。

ついに!ついについについに!来ましたね!
成風堂の2人とひつじ君が出会いましたよ〜^^
ずっと引っ張っているからどんな出会い方なのかなと思ったら。
物凄く長い一日をお互い過ごしたんですねぇ。読み応えがありました。ハラハラドキドキ!読んでいて楽しかったです。
杏子・多絵コンビとひつじ君たちが別ルートでそれぞれ同じ謎について追及していくんですが、どんどん真実が近づいて行って、2組が徐々交わっていくともう読む手が止まりませんでした。
本屋さんと出版社の営業マンが走る走る。刑事ものを読んでいるようです^m^電話越しでの三笠さんのピンチのところは「本屋なのになんだこの展開!」と思わず笑ってしまいました。いや、笑うところじゃないんですけど。
ようやく出会えた時は緊迫していて会えたっていう嬉しさよりも真相が気になっていたんですけども。それと同時にひつじ君と杏子の年齢が同じくらいってマジか!?とびっくりしました(そこ?)杏子はひつじ君の第一印象を就活中の学生と表現していてそこにもウケましたが。
とにかく出会えたことが何より嬉しかったです。
事件の真相に関しても人がどう繋がっていくのか、そもそもの目的は何なのか、進んでいく展開が面白かったです。犯人に関してはもう救いようがないですね。
事件の真相も面白くて良かったのですが、私はなにより上戸さんの言った言葉が凄くずしっと重くのしかかってきました。
ここに登場する本屋さんも、出版社の営業マンたちも一生懸命本を売るために奔走して努力しているんですよね。今回そもそも出てくる人たちの目的は書店大賞の大賞が決まるパーティに出席する事でした。これはたぶん本屋大賞とほぼ同じだと思うのですが、私も生意気にも本屋大賞で気になることがなくもなかったんです。私は本屋大賞のノミネート作をいつも楽しみにしていて、候補作を読んだりするのですが、実際本を読まない人は大賞を獲った作品しか手に取らないと書店が嘆いているとニュースで報道されていたりして、そんなことを聞いたりもして悲しくなったりしてました。大賞以外にも素晴らしい作品があるのに、更にその作家さんのほかの作品も手に取ってほしいのに。なんて。大賞作品はすぐ映像化されちゃうし。それもちょっと嫌でした。
でも本屋大賞も本が売れない時代になって書店員さんたちの努力の塊なんですよね。それを一読者が、しかもほとんど図書館で借りて読んでいる人間が思うことじゃないって反省しました。
本屋さんや出版社の努力を再確認しつつ、出来れば本をちゃんと定価で買って読もうと少し決心しつつ^^;読み終えました。

〈東京創元社 2013.11〉H26.1.27読了

ふたつめの庭 大崎梢5

ふたつめの庭ふたつめの庭
著者:大崎 梢
新潮社(2013-05-22)
販売元:Amazon.co.jp

オススメ!
そこは、かけがえのない場所。だから、あきらめない。裏鎌倉の保育園を舞台に新鋭が描く、家族と恋の物語。保育士になって五年の美南とシングルファーザー一年と二ヶ月目の志賀隆平。隆平は定時退社しやすい部署に異動し、子育てに奮闘するものの、保育園は予測不能のことばかり。園内の事件や行事を通して、美南と隆平は気づき、育んでゆく、本当に大切にしたいものを。湘南モノレールの走る街で紡がれる、愛しい時間を描く傑作長篇。

ネタバレあります

良かった〜!好きっ。こういう作品大好きです!凄く癒されました。こういう幸せな気持ちになる読書をたくさんしたいと思う作品でした。
主人公は保育士になって5年の25歳の女性美南。この子が自分の仕事に誇りを持っていていつも一生懸命。情熱ぎらぎらっていうわけじゃないのだけど芯がしっかりしているというか…こういう強い心を持って働きたいなと思います。
そんな美南が恋心を抱いているのがシングルファーザーになって間もない隆平。初めは子育てに向いてなさそうと言われていたのに、息子の旬太のために試行錯誤を繰り返してしている姿は私も好感が持てました。そして同じ保育園に預けている子供のお母さんたちも。
読み始めて最初の方で二人は両想いだなと思うくらいだから、周りの人たちは鋭い人はすぐに気づきますよね。じれったいったら。でもこういう恋愛が私は好きです。
本屋で2人で話しているシーンや、子供がお母さんの指輪をなくして公園で一緒に探すシーン、高校生の男の子に話を聞くためにやきもきする2人。読んでいてきゅんきゅんしちゃいました。
チャラいカツミが2人の関係を後押ししてくれたんですよね、きっと。でも私はカツミみたいな人嫌い。絶対にヤだ。ぷいっ。←
先生と園児のお父さんという関係が終わってから付き合うっていうの、ダメなのかなぁ。お互いに想っていれば1年ちょっとなんてすぐ来ると思うんだけど、その考えは古いの?
2人が距離を縮めた電話のシーンとか、初めてのデート(らしい)とか、良いなぁと思って読んでいました。
別の人が読んだら甘いって思うのかな、ご都合主義って思うのかな、こんなにうまくいかないって思うのかな。でも私はこういう恋愛が出来たら良いなと思ってしまうんですよね。
読み終えた後にとても幸せな気持ちになれました。やっぱりふんわり幸せに終われる読書って良いな。

〈新潮社 2013.5〉H25.6.26読了

クローバー・レイン 大崎梢5

クローバー・レインクローバー・レイン (一般書)
著者:大崎梢
ポプラ社(2012-06-07)
販売元:Amazon.co.jp
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オススメ!
作家=小説を書く人。
文芸編集者=小説のためになんでもする人。
老舗の大手出版社に勤める彰彦は、過去の人と目されていた作家の素晴らしい原稿を偶然手にして、どうしても本にしたいと願う。
けれど会社では企画にGOサインが出なくて――。
いくつものハードルを越え、本を届けるために、奔走する彰彦。
その思いは、出版社内の人々に加えて、作家やその娘をも巻き込んでいく。
本に携わる人たちのまっすぐな思いに胸が熱くなる一作。

良かったです。とても良かった。そして、本を読むことが好きでよかったと思いました。
主人公の彰彦は29歳で編集者になって3年。作家や本屋、他の出版社の社員とのかかわり方などが徐々に分かって来た頃、家永という小説家の未発表の小説を見て本にしたいと持ちかけます。
とてもいい作品だから、編集長も認めてくれてきっと本にしてくれる。そんな思いは簡単に打ち砕かれます。
老舗の大手出版社という安定した名前も、長所であり短所でもあるんですね。良い作品だから本にするという簡単な事ではやはりやっていけないんですね。今回も編集という仕事に関して細かく丁寧に書かれていて面白く読みました。
ここまで情熱をもって仕事ができるって素敵なことだと思います。たくさんの人に反対されても良いものは良い。そのために動いて結果を出して。結果を出してもそれから売り上げが伴わないと意味がないからそれからも動いて。本当に好きなものではないとそこまでできないですよ。
彰彦は今まで試験というものに落ちたことがなくていわばお坊ちゃんみたいな印象が最初はありました。それなのに恋愛に関しては結構純情な感じだし、偉ぶった部分もないから出来過ぎだ!なんて思っていたのですが。それには理由があったんですね。
子ども時代、辛かったと思います。そして同じではないけれど似たような境遇を持った家永の娘、冬実と出会い、徐々に惹かれていきます。
恋愛感情を持っちゃいましたけど、それでも家永や冬実に対する真摯な対応は素晴らしかったと思います。小説を好きだからこそそういう対応ができるんですよね。冬実と話す小説の話が楽しかったです。読んだことのある作品がたくさん出てきたので私も混ざって話をしてみたくなりました^^
そしてその今の彰彦を作り上げたのが「なおちゃん」の存在。
なおちゃんは本当に、よく間違った方向へ行かなかったなと思います。強い人です。
彰彦の会いたいけど会えない気持ちも伝わってきました。
だからこそ、最後の言葉にとても感動しました。涙が出てきそうでした。
素敵な作品を読めました。本が大好きな人に読んでほしいなと思います。

〈ポプラ社 2012.6〉H24.7.9読了

天才探偵sen7 テレビ局ハプニングツアー 大崎梢4

天才探偵SenА.謄譽啅疋魯廛縫鵐亜Ε張◆ (ポプラポケット文庫 児童文学・上級?)天才探偵SenА.謄譽啅疋魯廛縫鵐亜Ε張◆ (ポプラポケット文庫 児童文学・上級?)
著者:大崎梢
ポプラ社(2012-02-08)
販売元:Amazon.co.jp
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信太郎のペットがテレビ番組にでることになり、おともについてきた千たち。
しかし、名探偵のいくところに事件あり!
局内の事件にまきこまれて……。あかずのスタジオの謎にいどみます!

シリーズ第7弾です。去年怒涛のようにこのシリーズを読んですっかりはまってしまいました^^;初めは絵がな〜とかいろいろ言っていたのに。今はそんなことはつゆほども思っていません。
今回の舞台はテレビ局!むかーしお台場に言った事ならあるけども。中には入った事ないなぁ。あ、UHB(フジテレビ系列)なら番組収録を見学したことがあるけど。
展開がめまぐるしくて面白かったです。
千君がまた活躍していましたね〜。クイズ番組でも巻き込まれた事件でも。
事件に関してはなるほど。と納得。色々と重なった事故?とはいえよくまとまっているなぁと思います。
子役が登場したりアイドルが登場したり。今っぽい感じですね。
私は芸能人を見たらどうなるかなぁ。ミーハーだから結構キャーキャーしちゃうのかな。
でも、本命の人たちをこの3人みたく物凄く間近で見てしまったら、逆に硬直して固まっちゃうかも。握手した時ことごとく放心状態だったもんな^^;
これからも続いていくのでしょうか。この3人に会うのがどんどん楽しみになっています。

<ポプラ社 2012.2>H24.4.13読了

プリティが多すぎる 大崎梢5

プリティが多すぎるプリティが多すぎる
著者:大崎 梢
文藝春秋(2012-01)
販売元:Amazon.co.jp
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文芸編集者志望の佳孝が入社3年目に受けた辞令はなんとローティーン向けファッション誌「ピピン」編集部。女の子の憧れが詰まった誌面はどこを開いてもフワフワのキラキラで佳孝には理解不能!? こんな仕事やってられるかとくさる彼の前に次々と現れる、経験豊かなお姉さん編集者にカメラマン、スタイリスト、一生懸命な少女モデルたち。そのプロ精神にふれるうち佳孝にもやがて変化が……。

久しぶりに天才探偵以外の本を読みました。
大崎さんの新シリーズ?今回は編集者が主人公。大崎さんは本関係のお話が多いので、その業界について深く知ることが出来るので面白いです。もちろん、他のタイプの作品も好きですが^^
今回の舞台はローティーン向けファッション誌の編集部。
私は学生のころから全くと言っていいほどファッション誌と触れ合わない人で^^;
10代のころとかだとセブンティーンとか?周りは話をしていたけど、私はファッションにまーったく興味がなかったので全然読まず。
高校1年生の時に不定期でファッション誌を買っていたけど、それは健君の連載があったからだし。お金なくて毎月買えないから飛び飛びだったけどヤフオクとか図書館で所蔵してるところとかを発見して全部そろえたというのが自慢。えっへん←自慢できることじゃない。
最近も時たまファッション誌を買うときがあるけど、それもV6の誰かが出ているからでファッション部分は一切見ず、切り取ったら妹か母にあげちゃうし(それでいいのか?)
という事で、女のくせにファッション誌には疎くていかに大変かというのがこの本を読んで分かったので、今までのファッション誌の買い方に初めて罪悪感を感じました^^;
編集者やカメラマンやそのほかスタッフさんが本当に一人一人懸けてるんだなっていうのが伝わってきたので。
モデルさんもそう。大変なんだろうな〜って改めて思った。広告関係のこととかそんなの考えたこともなかった。ホント、いろんなことがある業界なんだろうなぁ。
にしても、出版社の営業の子のあだ名はひつじ君、今回の編集の子は新見っていう名字だから南吉君(美じゃないが)。大崎さんのネーミングセンスには脱帽です^^
文芸志望の南吉くんだから(私も勝手に南吉君呼ばわり)やる気がないんだろうなと思った。きっとなめてかかるんだろうなって、読む前に勝手に思っちゃっていました。
でも、南吉君は自分なりに頑張っていました。一生懸命でした。
失敗を失敗と認める人は成長すると思う。
シリーズ化するかわからないけど、また南吉君の奮闘を観たいなとも思う。

<文芸春秋 2012.1>H24.2.6読了

天才探偵sen6 迷宮水族館 大崎梢4

天才探偵Sen μ袖椰綢牡 (ポプラポケット文庫 児童文学・上級?)天才探偵Sen μ袖椰綢牡 (ポプラポケット文庫 児童文学・上級?)
著者:大崎梢
ポプラ社(2011-06-08)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る

校外学習の水族館で、半魚人が現れた!! しかも館内では信太郎と香奈が行方不明になり……。
都市伝説か、陰謀か。不思議と謎をふくんだ場所で、天才探偵が明らかにした真相とはーー。
「配達あかずきん」で人気の大崎梢がおくる唯一の児童書シリーズ、大人気の秀才探偵、第6巻です!

5巻を読み終えた後にちょっとだけでも読もうと思ったのが失敗でした。
読む手が止まらず、夜更かしして読んでしまいました。
今回はついにさつき町を飛び出して校外学習に来ます。
かつてさつき小にいた友海が、水族館で半魚人が出ると小学校で噂になっているから正体を突き止めてほしいと香奈に相談を持ちかけます。
その半魚人の絵がものすごく怖くてビックリしました^^;
舞台の水族館の構造も犯人の動機も行方もお見事でした。
いつもは3人一緒だけど、香奈が行方不明になって千君がちょっと動揺している姿が見れて新鮮でした^m^
信太郎も今回は活躍しましたよね。
これを機に水族館を好きになればいいんだけど。
水族館の人たちの人間模様もちょっとドキドキして面白かったです^^
あっという間にシリーズ6冊、読んじゃったな〜。
次出るのは来年かな。
早く出てほしいな。待ってます^^

〈ポプラ社 2011.6〉H23.11.14読了

天才探偵sen5 亡霊プリンスの秘密 大崎梢4

天才探偵Sen5 亡霊プリンスの秘密 (ポプラポケット文庫 児童文学・上級?)天才探偵Sen5 亡霊プリンスの秘密 (ポプラポケット文庫 児童文学・上級?)
著者:大崎梢
ポプラ社(2010-09-08)
販売元:Amazon.co.jp
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千のクラスでは、恋のおまじないが大人気! 同じ時に、おまじないに出てくる亡霊が街に現れて……。恋と事件と、にぶーい千はどちらも解決できるの!?
大人気の名探偵シリーズ、待望の最新刊です!

今回は恋のおまじないがテーマ。千君はまぁったく興味がなさそうですね。っていうか、信じていませんね^^;
私も恋のおまじないは小さい頃から割と冷めてみていた人なので、気持ちは分かるけど、でも女の子の気持ちに鈍いんだから。まあ、まだ早いと思うけども。
千君は万希先生のことを好きですけど、それは好きっていうよりも憧れっていうのが近いかもですね〜
でも、キリト君のような子、私も嫌いです^m^
亡霊と噂されている昔話はとても切なくて悲しいけれど、その噂を利用してあくどい事をするなんて許せない!
千君の頭の良さはピカイチですね。
強盗事件と亡霊プリンス事件を見事に解決。
これを機会に女の子の気持ちがちょっとだけでもわかってくれればいいのにね^^

〈ポプラ社 2010.9〉H23.11.13読了

天才探偵sen4 神かくしドール 大崎梢4

天才探偵Sen〈4〉神かくしドール (ポプラポケット文庫)天才探偵Sen〈4〉神かくしドール (ポプラポケット文庫)
著者:大崎 梢
ポプラ社(2009-10)
販売元:Amazon.co.jp
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「携帯に人形の画像が届いたら、神かくしにあう」うわさを確かめることになった千が見たものとは・・・? 怖い、でも真実を知りたい――!

千君シリーズ4作目です。
今回は人形の呪い。メアリーと言う人形をめぐる物語。
神かくしの元凶は数年前に小学生の男の子が突然いなくなり、それに人形が関係しているらしい。と言うところから始まります。
千君の同級生のコンちゃんのアドレスに不思議なメールが届き、千君はその正体を突き止めようとします。
今回は結構ピンチだったのでは?まあ、千君は飄々としていましたけど。
何だかえげつない人間模様も見えましたね。
やはり呪いよりも生身の人間の方が怖いと思いました。
ディー君?の正体は何となく分かりましたけど、最後は良かったんじゃないかなと思います。
残りは2冊か。何だかあっという間です。
読むのが楽しみです^^

〈ポプラ社 2009.10〉H23.11.1読了

天才探偵sen3 呪いだらけの礼拝堂 大崎梢4

天才探偵Sen〈3〉呪いだらけの礼拝堂 (ポプラポケット文庫)天才探偵Sen〈3〉呪いだらけの礼拝堂 (ポプラポケット文庫)
著者:大崎 梢
ポプラ社(2009-02)
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十年に一度、名画公開の日には、悲劇が起こる―聖クロス学園の噂の日がやってきた!あやしい魔方陣に黒魔術、不安にかられた生徒たちを名探偵の鋭い推理が突く。人気シリーズ第三巻。

第3弾です。今回の舞台は学校。そして学園祭!
何かが起こりそうな感じですねぇ^^
今回は聖クロス学園という学校が舞台。そこで10年に1度公開される名画があり、公開の日には悲劇が起こると言われている。
実際、10年前に悪魔を見たという初等部の女の子もいた。
さらには黒魔術にのめりこむ白バラ会なるいわくつきな集団もいて、信太郎はミカエルさまだともてはやされ、自体はてんやわんや。
でも、千君は最初から自体の状況を受け止めて自分なりに把握してましたね〜
今回は人が直接被害を受けたわけではないのでミステリ要素としては薄かったですけど、呪いとかそういう物が登場するホラーすぎない物語が私は大好きなので^^
楽しめました。
私も、ヤツが怪しいとは思っていたんですけどね。
でも決定的証拠は何一つ見つけられませんでした^^;流石千君ですね。
万希先生ともちょっとデートが出来てよかったね。
面白かったのだけど、フリーライターさんが登場しなかったのが残念。
いつもいい味出しているので。次回は出てくれるかな。

<ポプラ社 2009.2>H23.10.26読了

天才探偵sen2 オルゴール屋敷の罠 大崎梢4

天才探偵Sen〈2〉オルゴール屋敷の罠 (ポプラポケット文庫)天才探偵Sen〈2〉オルゴール屋敷の罠 (ポプラポケット文庫)
著者:大崎 梢
ポプラ社(2008-07)
販売元:Amazon.co.jp
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とびきりの秀才探偵、怪奇現象に挑戦!?だれもいないはずのお屋敷で、物音と人影が―。謎をしらべるうちに、屋敷にしかけられた、大きなからくりが明らかに…!

千君の冒険第2弾です。
相変わらず頭がいいけど協調性がなくてでも保健の先生のことになると自分がどう見られているのかなんてどうでも良い普通の?男の子の千君。
今回は転校生のヨコミーからの依頼。
オルゴール屋敷から深夜にオルゴールの音が聞こえて不気味だから調査してほしいとの事。
このオルゴール屋敷のカラクリが面白かったです〜
大崎さんはこの作品のためにオルゴールに関して結構調査されたそうですが、オルゴールにもいろんな種類があるんですね。その解説もちょっと付いていてそっちも興味深かったです。オルゴールの博物館があれば行ってみたい!
不気味な音の真相は、何だかお金持ちだからできるんだよなと若干冷めた目で見つつも^^;面白く読みました。
千君の推理は流石ですね^^
あのライターさんは毎回登場しそうですね。確かに大人がいないと進まない部分も出てくるでしょうから、重要な人物です^^
今回も良かったです。さ、次は第3弾。

<ポプラ社 2008.7>H23.9.26読了

天才探偵sen 公園七不思議 大崎梢4

天才探偵Sen 公園七不思議 (ポプラポケット文庫)天才探偵Sen 公園七不思議 (ポプラポケット文庫)
著者:大崎 梢
ポプラ社(2007-11)
販売元:Amazon.co.jp
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テストはいつも満点。成績は学年一。診断テストも決まってトップ。他人はぼくのことを天才という。みんなにいわれてしかたなく探偵することになったけど、ぼくが本気になったら―解けない謎はない。

大崎さんのこの作品、ずっと読みたいと思っていたのですが、図書館になかったので読めずにいました。でも!最近勤めている図書館でこのシリーズを買っているのを発見したので読んでみることに^^
大崎さんの児童書ってどんな感じなんだろうと思っていましたが、面白かったです。
ミステリ要素はやっぱりクオリティが高いと思いました。
ただ、個人的にイラストが微妙に好きじゃなく・・・ごめんなさい。
しかも頭が良い=めがねというイメージからかどうしても別のあの子を思い出してしまうのだけど。まあ、全くコンセプトは違いますし。
実際年齢が5歳も違うんですよね。上にも下にも(ややこしい^^)
千君はとっても頭が良くてしっかり者。親が放任主義なのもいいのかもですね^m^
頭がいいけどそれを鼻にかけているわけではなくてちゃんと人のために活用しているといいますか。。。
子どもだけど微妙に大人びていて、周りを見下しているわけじゃないんだけど、群がらない。一人でいるけど何か?って感じが良いです^^
だから、香奈ちゃんとか信太郎とかに頼られるのかな。
でも、保健の先生の事となると周りを気にせずに恥ずかしい状態になるのが子どもっぽいというかなんと言うか^^;そのバランスがいいのかな。
事件に関しても面白かったです。犯人の狙い。その行方。そして真犯人。
千君がどんどん推理していくので、ほうほうなるほど・・・と思いながら読んでました。
ツッコミどころも、まあありましたけど児童書ならしょうがない部分なのかなぁという程度だったので^^;いいです。
6冊出ているようなのであと5冊もちょいちょい読んでいきますよ〜。

〈ポプラ社 2007.11〉H23.9.11読了

キミは知らない 大崎梢4

キミは知らないキミは知らない
著者:大崎 梢
幻冬舎(2011-05)
販売元:Amazon.co.jp
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先生、本当のことを教えて。何で私の前に現れたの?研究者だった亡父の手帳を渡した直後、突然姿を消した先生。ほのかに想いを寄せていた高校2年の悠奈はたまらず後を追う。ところが再会したのは穏やかな先生とは別人のような鋭い眼差しの男。さらに悠奈の前に、「お迎えにあがりました」と謎の男たちが現れて―。

始めのほうから怒涛の展開で、あれよあれよという間に逃げる身となって、読んでいるほうも混乱しました^^;
え、え、今どういう状況?と行き着く暇がなくあっという間に読んでしまいました。
父が亡くなった場所の住所に住んでいるらしい、想いを寄せていた先生。
たまらず悠奈はその場所へ向かうのだけど、そこからがもう凄い展開で。
その村を牛耳っているらしい大公路家、東山家、西園家。その家計の人たちがたくさん出てきてここの家の家計の人がこの家に仕えていてとか物凄くややこしくて理解するのが大変でした^^;
始めはどうして悠奈をここまでみんな追うのかと思っていたけど、まさかの悠奈の出生の秘密に驚きました。だからあんなにみんな頑なだったのか。
自分の行っている調査も関係しているとはいえ、津田先生がとてもかっこよかったです。学校で知り合った状態の先生が好きになったみたいだけど、本性?を表した先生との呼吸も合っている気がしたし、お似合いなのでは?^^
最後まで誰が敵で誰が味方か分からなかったけど、収まるところに収まってよかったのかな。
最後の先生の登場は何だったのでしょうか?
今度はライバルが増えそうで大変ですね。
でも、命を懸けて守ってくれたのだから、ほかの生徒たちに勝ち目はないと思うけど。

<幻冬舎 2011.5>H23.6.30読了

かがみのもり 大崎梢4

かがみのもり (BOOK WITH YOU)かがみのもり (BOOK WITH YOU)
著者:大崎梢
光文社(2011-03-19)
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お騒がせコンビの中学生男子が持ち込んだのは、金色に輝くお宮の写真。トラブルが始まったのは、それがきっかけだった…。片野厚介は新任の中学教授。教え子の笹井と勝又が、立ち入りが禁止されている神社の裏山で、美しい奥宮をみつけたと言ってきた。その在処をめぐって接触してくる、怪しい組織と、謎の美少女中学生。降りかかるピンチの連続に、三人は、幻のお宝を守れるのか。

大崎さんの不思議シリーズ?です^^
新任の片野先生が悪戯っ子の生徒に翻弄されて振り回される話です。(ちょっと違う)
片野先生が好青年で実家が神社だからそういう風習や言葉に強いって言うので何だか好感が持てました^^生徒とちゃんと向き合っているのもわかりましたし。
今回はお宮の謎と怪しげな宗教団体の話。
あらすじ、コピペしておいてなんですけど微妙に違うような。
3人それほどピンチが連続ではなかったし、謎の美少女中学生って誰のことだ?って一瞬思っちゃったし^^;
にしても笹井と勝又は何だか子供っぽかったですね。同級生の女の子はしっかりしているのに。中学生の時ってこんな感じだったかなぁ。確かに女の子の方が精神年齢は上だったような気がしますが。
中盤くらいまでは調査が進んでいくのですが、後半は怒涛の展開で読む手がとまらなくなりました。
あの人の本来の目的はきっと違うんだろうなと思ったらやはり。
そして読んでいる間は誰が信用できるのか誰が怪しいのかわからなくてみんな怪しいと思いながら読んでました。私が想像していた人は見当はずれだったけども。
解決したと思った油断していたら大変です。
成風堂シリーズ以外の作品もだんだんクオリティが上がっていて面白く読めました。微妙に上から目線ですみません。

〈光文社 2011.3〉H23.6.20読了

背表紙は歌う 大崎梢5

背表紙は歌う (創元クライム・クラブ)背表紙は歌う (創元クライム・クラブ)
著者:大崎 梢
東京創元社(2010-09-11)
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「ビターな挑戦者」
智紀はいきなり男性に呼び止められ、辛辣な言葉を浴びせられた。この男は何者なのか。同業の営業マンたちによると、取次ぎの人間で、みんなも被害にあっているらしい。
「新刊ナイト」
白瀬みずきが新刊発売を記念して書店周りのプロモーションをする事になった。智紀はある書店で、本人からサインをもらえるかと問われる。その人は白瀬みずきとこうこうのときの同級生なのだと言う。しかし、彼女は、知り合いとは会いたくないから今まで人前にはたってこなかったのだという。
「背表紙は歌う」
ベテランの営業久保田はドールハウスを作るのが趣味で、智紀の趣味とも合い、よく話をする。2人で会話している中に真柴が現れた。彼は新潟へ出張へ行くらしい。それを聞いた久保田は智紀に、真柴に頼んで欲しい事があると言う。彼女は以前結婚をしており、相手は新潟で本屋を経営していた。ところが、今は危機に直面しているらしい。
「君とぼくの待機会」
東々賞の候補作があがり、明林から出された津波沢先生の本が候補作として上がる。明林書房にとっては初の事で、今からあわただしい毎日を送っている。しかし、書店員から「すでに候補作は決まっている」という噂が流れていた。
「プロモーション・クイズ」
明林書房から出版された塩原先生の本の2作目が出ることになった。書店員から推薦コメントをもらおうと奔走する智紀。しかし、他の営業マンが担当している書店の成風堂の書店員から不思議なコメントが届く。1枚は普通の推薦文だが、もう1枚はなぞなぞのようだった。作中にあるなぞなぞにかけて、ある書店員が考えたらしい。

ひつじ君シリーズだと知って、とても楽しみにしていました。
新人営業マンとして頑張っていますね!ひつじ君!って言ったら、「井辻ですけど」って返ってきそうですが^m^
成長しているのかはよくわかりませんが、頑張っている姿はとても伝わります。そして出てくる人たちもみんな本が大好きなんだろうなって言う事が分かってきて、読んでいて気持ちいいです。
そして5編それぞれのちょっとしたミステリにまたそそられますね。
どの作品も好きでしたが、好きなのは「新刊ナイト」です。
まさにナイト!とぉっても素敵でした。
恋をしたい女性にはたまらない作品でした^^
そして「プロモーション・クイズ」!
おお!ついに杏子・多絵コンビと井辻君が出会うのか!と思ったら。
引っ張りますねぇ^m^
もう、じらすんだから。
今回の出来事で井辻君が成風堂の書店員に興味を持ったのは明確なので、次回作も楽しみです^^
そして、成風堂シリーズも、またかいて欲しいな。
そこに井辻君がひょいと登場しても良いですよ^m^でも、先輩が担当している書店なんだもんな~。配置換えとかないかなぁ~。

〈東京創元社 2010.9〉H22.10.28読了

ねずみ石 大崎梢

ねずみ石
ねずみ石
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祭りの夜には、ねずみ石をさがせ。かなう願いは、ひとつだけ―。
中学一年生のサトこと土井諭大には、四年前のお祭りの記憶がない。
恒例の子供向けイベント「ねずみ石さがし」の最中に、道に迷って朝まで行方しれずだったのだ。
同じ夜、村では母娘惨殺事件が起こっており、今でも未解決のまま。
未だにサトのところには刑事が聞き込みにやってくる。
記憶を失っている部分に、何かあると考えているのだ。
今年も祭りがやってくる。中学生になってから仲良くなった山田誠也は祭りの事を調べたいらしい。
サトはセイと神社へ行き、近所に住む修平の元へ向かう。

大崎さんは最近ミステリっぽいのも書かれていますね。
本屋が舞台の作品も好きですが、こういう作品も好きです。
始めはサトとセイの掛け合いが何だかわざとらしい気がして好きではなかったのですが、それも実はいろいろ理由があることを知って、腑に落ちたり。
少年を書くのが上手いと思います。
謎についてもなるほどなぁと思いましたし。
でも、サトとセイの最初の仲の良さはちょっと異常では?
一瞬しをんさんのような妄想を立ててしまいましたよ。
ヤバイヤバイ。
事件は哀しい結末でしたね。
新たな事件も勃発してしまうし・・・。犯人は自分勝手だし・・・。
いろんな意味で、犠牲が多かったなと思います。

〈光文社 2009.9〉H22.3.2読了

スノーフレーク 大崎梢4

スノーフレーク
スノーフレーク
オススメ!
函館に住む高校三年生の真乃。
東京の大学に進学が決まった彼女の前に、小学生のときに死んでしまった幼なじみ・速人によく似た青年が現れた。
それから真乃の回りでは不思議なことが起きはじめ――

ネタバレしてます

舞台は北海道っていうだけで、勝手に親近感を持つ私・・・^^;
でも、函館は中学の修学旅行で1回行ったきりだから馴染みの所ではないのだが、まずその部分でぐいっと引き寄せられて。
最初、読んでいった雰囲気では、甘酸っぱい感じなのかしらと思っていたら、だんだんミステリ要素が出てきて、速人は生きていると私もだんだん思ってきました。
真乃と速人と亨。かつて幼馴染だった3人の微妙な三角関係。
それが、亡くなってからもずっと続いていて、死体があがらないから無謀な期待も持ったまま、6年を過ごしていて。
周りから見ればとてももどかしくて切なくて、何も言う言葉が見つからないだろうなぁ。と思ったり。
でも、真乃はとってもいい子で、人望も厚くて、性格は違えど同じように心配をしてくれる琴美とシーコという友達がいて。
恵まれているじゃないかとも思った。
でも1番辛かったのは真乃ではなくて、きっと亨だったんだろうな〜
真相が分かっていくにつれて、大きくなるにつれて遠くへ行ったと思っていた亨が実は…って、分かったとき、かわいそうで、でも、とっても男らしい人なんだと感じた。小学生のときのことも、受験に追われているのに彼がとった行動も。
最後は感動してしまいました。青年は、多分悪くなくて、被害者なんだ。
最初に罪を犯したあの2人が悪いのだと思う。
すべてが解決したとき、良かったなと思った。そして、きっと最初からお互い好きだったんだから、もう素直に付き合っちゃえとも思いました。いいな、そこらへんは青春っぽくて。
でも、スノードロップは聴いたことがあったけど、スノーフレークは知らなかったです。写真、見てみます。

〈角川書店 2009.2〉H21.9.17読了

夏のくじら 大崎梢3

夏のくじら
夏のくじら
都会から高知にやってきた大学生・篤史は、従兄弟の多郎から強引に本場・よさこい祭りに誘われる。
衣装、振り付け、地方車、鳴子。
六年ぶりに復活する町内会チームは、どこよりも熱い。
南国高知、真夏の風は、空から海へと吹き抜ける。
一途な思いを秘めて、踊る青春群像。

この本を最初に読み始めた頃(って昨日だけど)心が擦れていたので、「思春期真っ盛りの男の子が4年前に数回しかあった事のない子を追っかけて、遠くの大学になんてこないだろ。けっ。」なんて、思ってました(ごめんなさい、心の汚いオバちゃんで^^;)
始めはしぶしぶよさこいの練習をしていた篤史だけど、なんだかかっこよくなったじゃないの。
本番に踊っているのが目に浮かぶようでした。
カジさんは最初何者なのかと思いましたが、亡くなったお父さんのために、思う事がたくさんあったんでしょうね。かっこいいんだろうなぁ^^
篤史の思い人も、何だか推理していくのが面白かったです。
ラストがよさこいと探していた女の子の事といろいろあって、どちらもちょっと浅い感じだったのがもったいなかったなと思います。
ちゃんと再会できて、安心はしたのですが。
そして、すみません。
私、5年位前まで札幌のYOSAKOIは札幌が発祥の地だと思っていました。
高知の人に、きっと怒られますね。
とはいっても、札幌のYOSAKOIソーランは見たことがないんですけどね、生では。
交通規制が厳しいし人が多すぎて。人ごみがダメなので^^;
でも、仲間とひとつの事をやり遂げるって、素敵ですよね。
何だか元気を貰いました。

〈文芸春秋 2008.8〉H21.2.25読了

平台がおまちかね 大崎梢5

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オススメ!
「平台がおまちかね」井辻は入社2年目の新米営業。ベテラン営業だった吉野の引継ぎで、自社本をたくさん売ってくれた書店を訪ねると、店長に何故か冷たくあしらわれた。
「マドンナの憂鬱な棚」出版社の営業たちのマドンナである書店員の望月が元気がない。営業マンたちはいろんな手を使い、何故彼女の元気がないのか調べようとする。
「贈呈式で会いましょう」文学賞の新人賞を受賞した塩原が、姿を現さない。井辻は会場で男性の老人に言伝を頼まれていた。どうやらその老人が関係しているらしい。
「絵本の神さま」出張でやってきた先の書店は店を畳んでいた。ユキムラ書店は絵本がとても充実した本屋だった。別の書店で見かけた少女が、ユキムラ書店の看板にそっくりなイラストを持っており、井辻はその絵に興味を持つ。
「ときめきのポップスター」ポップコンテストの季節がやってきた。各出版社の営業が選んだ本とポップが並べられる。しかし、毎回何故か真柴の選んだ本だけが移動していた。

面白かった!新シリーズですね。
今度は出版社の営業マンが主人公ですか^^いいですね〜井辻君。
入社2年目なら同い年かも。何だか親近感。初々しくて可愛かったです。
どの作品もなるほど〜とおもいましたね。納得。
何だか吉野さんもステキだし、好きなシリーズになりそうです。
大崎さんの作品で良いのは、身近な作家さんの名前や作品が出てくることですね。
最後の作品は加納朋子さんの「ななつのこ」がテーマになっていて、大好きな作品だったので嬉しかったです。
そして!最後の最後でリンクしていてビックリですよ〜。思わず叫んでしまいました。
周りを固める脇役も良い味出してます。
やっぱり舞台が書店だと、読む手が止まりませんね^^

〈東京創元社 2008.6〉H20.8.25読了

片耳うさぎ 大崎梢5

片耳うさぎ

オススメ!
あっちもこっちも謎だらけだけど、私、思うのよ。これら全部がすべてきれいにつながる瞬間があるんじゃないかって。
蔵波奈都は小学六年生。
引っ越してきた父の実家は、古くて大きなお屋敷で、どうしても馴染めない。
父は音信不通、母は祖母の病気の看病のため、週末まで戻らない。
しかも、このお屋敷には不吉な言い伝えがあるというのだ。
弱った奈都が頼ったのは、ひとりの謎めいた女子中学生さゆりだった…。
優しい読後感が嬉しい、傑作ミステリー長編。

面白かったです。
書店ミステリ以外の作品は初なんですよね。
凄いです^^大崎さんの作品、私は好きですね。
まず、この家系の呪いと言いますか、言い伝えが怖いですね〜。
本当は弱くて守りたくなるようなうさぎが、不吉な動物とされている事。
蔵波家に嫁ぐはずだった一人の女性の正体。
そして、蔵波家の謎。
たっくさんの謎が登場してくるんですけど、最後はちゃんとひとつに繋がるんです。
ひとつひとつちゃんと解明されていくから、頭のあんまりよろしくない私でも理解が出来ましたし^^;
なっちゃんは子どもだからってのもありますけど、内気な女の子だなぁと思ってたんです。
でも、ラストになっていくにつれて結構逞しく成長します。
それが結構好きです。
さゆりの影響もあると思いますけどね^^;
にしても蔵波家の謎はなるほどな〜と思いました。
大崎さんには杏子と多絵のコンビはもちろん、その他の作品もどんどん書いてほしいと思います!

〈光文社 2007.8〉H19.11.18読了

サイン会はいかが?―成風堂店事件メモ 大崎梢4

サイン会はいかが?―成風堂書店事件メモ

同一書籍に四件の取り寄せ依頼。ところが連絡を入れると、四人が四人ともそんな注文はした覚えがないと…。
「ファンの正体を見破れる店員のいる店でサイン会を開きたい」―若手ミステリ作家のちょっと変わった要望に、名乗りを上げた成風堂だが…。
駅ビル内の書店・成風堂を舞台に、しっかりものの書店員・杏子と、勘の鋭いアルバイト・多絵のコンビが、書店に持ち込まれる様々な謎に取り組んでいく。
短編五本を収録した本格書店ミステリ、好評シリーズ第三弾。

成風堂店事件メモ第3弾。
本屋さんっていろいろな苦労があるんですね〜。
まあ、どんな仕事でもそうだと思いますけれど。。。
相変わらず、どの事件も興味深くて面白かったです。
特に好きだったのは「君と語る永遠」かな。
なんだか切なくなりました。
杏子と多絵のコンビはやっぱり良いですね〜。探偵と助手のような^^
福沢さんも素敵だなぁと思いました。
まだまだこの2人に会いたいですね〜。

〈東京創元社 2007.4〉H19.8.12読了

晩夏に捧ぐ 大崎梢4

晩夏に捧ぐ&lt;成風堂書店事件メモ・出張編&gt;

以前成風堂にいて、今は故里に帰り、地元の老舗書店に勤める元同僚の美保から、杏子のもとに一通の手紙が届いた。
勤務先の宇都木書店、通称「まるう堂」に幽霊が出るようになり、店が存亡の危機に立たされている、ついては名探偵のアルバイト店員を連れて助けに来い、というのだ。
杏子は気が進まぬながら、多絵を伴って信州の高原へと赴く。
そこで待ちかまえていたのは、四半世紀ほど前に弟子の手で殺されたという老大作家の死に纏わる謎だった。

すぐに読んじゃいました。
「配達あかずきん」の続編とあらば、気になっちゃいまして^^
ちょうど同時期に予約してたのが入ってきたので良かったです。
多絵ちゃん、素晴らしいですね〜。
まさか、絵を描くのも苦手とは。あ、そこじゃないね^^;
27年も前の事件を良く解けたなぁ。
しかもやっぱり非現実的ではないというか。
やっぱりリアルさが残ってるのよね。
大崎さんやっぱりいいなぁ。すきだわ。
そういう真相だったのですか。
面白かったですね。やっぱり。
長編でしたが変わりませんね^^面白さは。
何だかいろんな書店をまわってみたくなりました。

〈東京創元社 2006.9〉H19.1.17読了

配達あかずきん 大崎梢5

配達あかずきん

オススメ!
「パンダは囁く」
駅前のビル、6回にある書店「成風堂」で杏子は社員として働いている。
店員ということで、小さなヒントで本を求めるお客様もやってくる。
寝たきりの老人のために本を買い求めてきた男性がいた。
老人が言ったという言葉を書きとめたメモは、暗号のようだった。
アルバイトで、大学で法学を専攻している多絵と共に推理を始める。
「標野にて 君が袖振る」
書店に本の購読を頼んでいる沢松さんの娘という人がやってきた。
沢松さんが、行方不明らしいのだ。
沢松さんが最後に買った本を頼りに、居場所を捜し始める。
「配達あかずきん」
いつも、本の配達をアルバイトのヒロちゃんが行っている。
美容院に持っていった1冊の中に、お客様を中傷する写真が入っていたという。
どうして中に入れる事ができたのか。
イケメン理容室の店長と共に推理する。
「六冊目のメッセージ」
自分が入院中に母に頼んで買ってもらった本が、男性店員に勧められて買った本だと知り、御礼に来たお客様がいた。
あまりにも良い選書に、杏子は誰が勧めたのか分からない。
「ディスプレイ・リプレイ」
書店では、出版社主催のディスプレイコンテストが開かれる。
いつもは行っていないのだが、今回はアルバイトの子がやりたいと言い出した。
仲間と共に作り上げたのだが、何者かにそのディスプレイを汚されてしまう。

す〜〜ごく面白かったです!オススメです^^
書店でのミステリなんて、今までなかったですよね。
筆者さんは実際に書店で働いていたんでしょうか。
ミステリも面白かったですけど、書店の裏側も垣間見えた気がします。
1番が選べないくらい、どの作品も素晴らしいんです。
出てくる人も良いですし。
杏子も多絵も一生懸命で、可愛いですしね^^
他の書店の店員さんも。
選ぶなら1つは「六冊目のメッセージ」でしょうか。
こういう出会い、良いなぁと思います。
それに、一人のお客様に対してこんなに考えている人がいるって思えたら、嬉しいですよね。
あとは「標野にて 君が袖振る」ですね。
最後の新事実に驚きました。
でも、よかったな〜とも思ったんですよね、あったかい気持ちになりました^^
私も本屋でバイトしていたときがありましたけど、ここまでは出来ませんでしたし、こういうお客様との触れ合いもなかったです。
羨ましいな。
最後の書店員の人たちのお話も面白かったです。
やっぱり今の書店の現状って、厳しいんですね〜。
私、某大手古本屋で働いていたので、この方々や、杏子には嫌われてしまうかもしれない・・・^^;

〈東京創元社 2006.5〉H19.1.16読了
自己紹介
苗坊と申します。
生まれも育ちも生粋の道産子。読書とゲームとマラソンとV6を愛してやまないオーバー30です。47都道府県を旅行して制覇するのが人生の夢。
過去記事にもTB、コメント大歓迎です。よろしくお願いいたします。
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