苗坊の徒然日記

読書とV6をこよなく愛する苗坊が気ままに書いてます。 お気軽にどうぞ。

仁木英之

師弟の祈り 旅路の果てに 仁木英之4

師弟の祈り 僕僕先生: 旅路の果てに師弟の祈り 僕僕先生: 旅路の果てに
著者:仁木 英之
新潮社(2018-06-22)
販売元:Amazon.co.jp

美少女ツンデレ仙人・僕僕先生と弟子・王弁のロードノベル「僕僕先生」シリーズ、堂々完結! 時空を越えた王弁が辿りついた世界は、現代日本だった。そこで出会ったのは、妻が消えた男とあの殺し屋……。一方、長安では、王方平が人間と神仙の戦いを始めようとしていた。しかも彼は、あの女神を復活させようとしていたのだ。王弁は、元の世界に戻れるのか。姿を消した美少女仙人・僕僕先生の目的は一体、何だったのか――。

このシリーズが始まってから12年も経ったんですね…楽しかったです。
ニートのような人間だった王弁が僕僕という美少女の仙人に恋をしたことで一緒に旅をするようになって、仲間が増えて、失って、それでも旅を続けて…
旅路で起きる様々な出来事。そこで出会うたくさんの人たち神仙たち。
そのみんなが最後に集結した感じでしたね。
懐かしい人たちにも会えてよかったけど、それでも最後が哀しかったです。
僕僕先生を読み始めたときは、こんなラストになるとは想像していませんでした。
頼りないけど心は優しい王弁と全てを見破っている僕僕。そのほのぼのした旅が良かったのに…。と、何だか物悲しい締めくくりとなってしまいました。
以前短編集が登場して、その最後の話が現代日本が舞台でした。こういう王弁と僕僕の関係も良いかも…と思ってその時は読んでいましたが、繋がっていたんですね。でもなんで現代日本を登場させる必要があったんだろう…という疑問も残りました。

<新潮社 2018.6>H30.7.13読了

千夜と一夜の物語 仁木英之3

千夜と一夜の物語千夜と一夜の物語
著者:仁木 英之
文藝春秋(2017-09-27)
販売元:Amazon.co.jp

帰宅途中に“魔王”を名乗る男に襲われた千夜が助かる手段はただひとつ。「面白い話をすれば殺さないでやる」元声優の意地にかけて語り始めたのは、姉・一夜がかつて作ったおとぎ話。だが“お話”は思いもよらぬ悪意を帯びて暴走し、姉妹の過去を甦らせる。アラビアン・ナイト×モダン・ホラー!

現代版アラビアン・ナイトという謳い文句?らしいですが…そうかなぁ?そもそもアラビアン・ナイトをちゃんとは知らないので何とも言えませんが^^;ドラビアンナイトなら見たことあるけど←
仁木さんの作品は僕僕先生を始め基本的には明るめな作品が多い印象だったのでこの作品はいつもと雰囲気が違いましたね。暗くて途中で私は誰の本を読んでいるんだっけ?って思いました^^;
現代と御伽話が入り混じってどんどんひとつになっていく。途中で夢か現かわからなくなっていきました。結末も意外過ぎる。結局お父さんって何者だったんだろう。分かるような分からないような…。ちょっともやもやが残る作品でした。

<文芸春秋 2017.9>H29.11.6読了

神仙の告白 僕僕先生 旅路の果てに 仁木英之4

神仙の告白 僕僕先生: 旅路の果てに神仙の告白 僕僕先生: 旅路の果てに
著者:仁木 英之
新潮社(2016-11-22)
販売元:Amazon.co.jp

つ、ついに、ツンデレ美少女仙人・僕僕が王弁にあの言葉を―― !! 劉欣を失った僕僕一行は、長安で静かな時を過ごしていた。だが突然、王弁が眠りに落ちてしまう。僕僕は王弁を助けるため、神馬の吉良と薬丹の材を探しに行く。一方、神仙たちは僕僕捕獲のため始動し、孫悟空、猪八戒、沙悟浄、関羽まで登場。動きを封じられた美少女仙人の目的は何か。師弟の完結とは何なのか。最後の旅が今、始まる。

前作から少し時間が経っていたので色々忘れてました…。劉欣が仙骨を王弁に託して命を落としたことすら忘れていた酷いやつです…。
そして冒頭突然、王弁が眠りに落ちてしまいます。
僕僕は王弁を残し、一人で薬丹の材料を捜しに行きます。途中から再び旅に出ることになった薄妃。うわーん!懐かしい!そしてやっぱり聡明で素敵な女性…いや、妖です。
言葉一つ一つに重みを感じます。
そして僕僕が王弁についに言ったあの言葉。読んでいて泣きそうになりました。
読み進めていくと、誰が味方で誰が敵だかわからなくなってきたのですが^^;
でもとりあえず知らない名前はほぼ敵なんだろうなぁ…。
最初の頃ののほほんとした旅路が、もはや懐かしいです。
もう終盤に差し掛かっているのでしょうね。
僕僕のことも気になりますし、2人の関係は最後どうなるのでしょうか。
続きが早く読みたいです。
そして、つい先ほど、僕僕の別シリーズがあることを知りました←
イラストに激しく違和感を感じますが^^;こっちも読んでみようかなー。

<新潮社 2016.11>H28.12.16読了

恋せよ魂魄 僕僕先生 仁木英之4

恋せよ魂魄 僕僕先生恋せよ魂魄 僕僕先生
著者:仁木 英之
新潮社(2015-08-31)
販売元:Amazon.co.jp

殺し屋・劉欣(モテモテ) VS間者集団胡蝶の頭目!? 命を賭けた最終決戦の行方は? 連れ去られた父母を救うため、長安へ向かった劉欣。後を追う美少女仙人・僕僕と王弁は途中、タシという少女と出会う。タシは不治の病だが、王弁が近くにいるとそれだけで良くなる。しかし離れると悪くなり……、薬師・王弁はどう治療すべきか悩む。一方、胡蝶の頭目は劉欣の仙骨を手に入れるため遂に始動! シリーズ最新長編!

シリーズ第9弾。もう9冊目なんですね。
今回はシリーズの中で大きな動きがありました。それはずっと旅をしていた人との別れ。
そしてただ僕僕について旅をしていた王弁に目的が明確にできたこと。
今回は劉欣の件もそうですがタシとドマとの出会いに関しても王弁には試練がたくさんありました。いつもは楽しい旅という印象でしたが、今回は読んでいても辛かったです。
劉欣のことは読んでいて本当に辛かったです。どちらにしても親を助けられないかもしれない。そして親が劉欣に望んでいる事。お互いがお互いを大切に思っているのに、分かっているのだけど分かり合ってはいけないそのもどかしさ。もう戻れない所まで来てしまったのだとそう感じてしまって。3人でただただ幸せに暮らしていくことが出来ればどんなに良かったか…。
このシリーズはこれから佳境に入るのでしょうか。でも以前著者さんがこのシリーズで書きたいことはまだ山ほどあると書かれていたのでそれも過程なのか。
いずれにしても次回が楽しみです。

<新潮社 2015.8>H27.9.23読了

黄泉坂の娘たち 仁木英之4

黄泉坂の娘たち (角川書店単行本)黄泉坂の娘たち (角川書店単行本)
著者:仁木 英之
KADOKAWA / 角川書店(2014-09-30)
販売元:Amazon.co.jp

今西彩葉が暮らす「入日村」に、やよいという美しい少女が現れた。やよいは彩葉に代わって村の長となり、黄泉坂にとどまるマヨイダマ―現世に未練を残して彷徨う魂たち―を一掃し、坂を完全に清らかなものにする、と宣言。しかし彩葉は、その強引なやり方に賛同することができなくて…。はたして、黄泉坂を守る二人の少女が、迷いながら導き出した結論とは?

続編です。続編ということは覚えていましたが内容は正直覚えていなくて。。。ごめんなさい。
彩葉のことはなんとなく覚えていましたが。
今回も様々なマヨイダマを坂を上らせるべくみんなが奮闘していくのですが。
私は特に最初の父娘の話が好きだったなぁ。娘のそばにちょっとカッコ悪いけどお父さんが見守ってるって素敵だなと思いました。
そして新たに登場したやよい。
うーん・・・私はあんまり好きじゃなかったです←
というか、よく分からなかったです。何がしたかったんだろうって思ったり…
続きそうな感じがするのでこれから分かっていくのかな?
僕僕先生とともに読んでいこうと思います。

〈角川書店 2014.9〉H26.10.28読了

仙丹の契り 僕僕先生 仁木英之4

仙丹の契り 僕僕先生仙丹の契り 僕僕先生
著者:仁木 英之
新潮社(2014-08-22)
販売元:Amazon.co.jp

長く旅を共にしてきた仲間と別れ、再び旅路についた僕僕一行。国境を守る街で、王弁は吐蕃の医師ドルマとの再会を果たす。その城の主ダー・バサンが病に倒れ、医師と薬師を募集していたのだ。二人はタッグを組んでチャレンジするが、患者に触れずに診断してみろと条件を出されて…。奇怪なおねえキャラも登場。いにしえの呪いをかけられた吐蕃王の命を救うには、僕僕と王弁が仙丹を作り出すしかない。けど、肝心の王弁は引き気味で…。ツンデレ美少女仙人・僕僕をリードできるか?王弁、ここが男の見せ所!!僕僕と王弁、つ、ついに交わる!?運命の第8弾!

僕僕先生シリーズ第8弾!!
しかも前回が短編集で外伝のような形だったのでこういう長編は本当に久しぶりでしたねー。ずっと僕僕先生を追っかけて←いた王弁についにチャンスが!!
あらすじのついに交わる?!に吹きましたよ^^;なんだよ交わるって。
まあ、確かに言葉どおりでしたけど…
今回はスペクタクル!とまでは行きませんでしたけど、色んな親子の形が見れたなぁと思いました。親は、子供がただ生きていてくれればいい。そうきっぱりと言った劉欣の親御さんにうるっとしました。劉欣も親御さんといるときは別人のようですね。
今まで一緒に旅をしてきた人たちと別れて、王弁同様寂しいなと思っていましたが、新たなキャラも登場して^^
また楽しい旅になりそうな気がします。
それにしても王弁の成長ぶりは3歩進んで2歩下がるっていう感じですねぇ。
まあそこが良いところと言えばいいところなんですけど…

〈新潮社 2014.8〉H26.10.7読了

童子の輪舞曲 僕僕先生 仁木英之5

童子の輪舞曲 僕僕先生童子の輪舞曲 僕僕先生
著者:仁木 英之
新潮社(2013-04-22)
販売元:Amazon.co.jp

約束して欲しい。ボクがどうなっても、待っていて欲しいんだ――。美少女仙人・僕僕先生の秘密に迫る「福毛」を始め、変幻自在な生き物・第狸奴の生態や孤独なスナイパー劉欣の苦悶までもが明らかになる短編6編に加え、可愛い童子・那那と這這によるキャラクター&物語紹介がついた初心者も楽しめるナビゲートブック仕様!

僕僕先生シリーズ第7弾。今回は短編集です。
今までも短編集はありましたが、今回は外伝という感じですかね。今まで旅をしてきた中で起きた出来事が書かれていました。スピンオフのような。
僕僕先生ご一行が出てこない作品もあっていろんな角度からこの世界観を楽しむことが出来て良かったです。
私が好きだったのは僕僕先生ご一行が出てこなかった「雷のお届けもの」でした^^;
以前もこのシリーズのどこかで出てきましたよね。雷の王の息子、砰と元人間で雷神の卵の董虔の関係がすっごく可愛くて。1人萌えていました^m^2人の関係が可愛くて可愛くて。でもちょっと危なっかしくて儚くもあって。ベッタリな感じを何とかしようと砰のお父さんが何とかしようと董虔に試練を与えたんだろうな。結果良い形になって良かった。2人ともとってもいい子でした。
そして意外だったのが「福毛」!ですよ。現代バージョンの王弁と僕僕の姿が見れるとは思っていませんでした。最後がビックリでしたけど、雰囲気が本当にこの2人で、王弁はこの世界でも王弁だなぁと思って。もどかしくて切なかったです。
短編も良かったけど、やっぱり長編が見たい!
ということで次回作も楽しみです。

〈新潮社 2013.4〉H25.6.8読了

鋼の魂 僕僕先生 仁木英之4

鋼の魂 僕僕先生鋼の魂 僕僕先生
著者:仁木 英之
新潮社(2012-04-20)
販売元:Amazon.co.jp
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過去を隠して孤児を育てる元「捜宝人」の宋格之。父の命を奪った彼と生きる美しい紫蘭。ささやかな希望が芽生えた町を、ある日、皇帝の陰謀が襲った。美少女仙人・僕僕先生と王弁は、鋼の手で敵を滅ぼす伝説の神を求めて湖の底へ―。シリーズ第6弾。

僕僕先生シリーズも第6弾ですか。待ってました〜^^
今回も最後の最後がスペクタクルでした。
やはりスケールが違います。
王弁、前回や前々回が結構活躍していたので大人になったのかと思ったのだけど…なんだろう。おバカに戻った?←失礼。
そこは分かれよ!っていうところが何度かありましたよ…相変わらず女性の気持ちは分からないし。本当に、進歩がないですねぇ。
それもまたほほえましいのだけど。
今回は宗格之がキーマンでしたね。
どんなに悪に手を染めた人間でも、人は何がきっかけで変わるか分からないですね。
紫蘭と出会った事で人生が変わりましたよね。いい方向へ行ってほしいなと思います。
にしても最後まで読んで因果応報とはこのことだなと思いました
悪いことは巡り巡って自分に返ってくるんですね。
僕僕先生ご一行の活躍がちょっと少なかったのが残念でした。劉欣は割と活躍していましたけど^^
あ、薄妃もなかなか面白かったです。
次回はもうちょっと活躍してほしいな。

〈新潮社 2012.4〉H24.5.2読了

くるすの残光 月の聖槍 仁木英之5

くるすの残光 月の聖槍くるすの残光 月の聖槍
著者:仁木英之
祥伝社(2012-02-11)
販売元:Amazon.co.jp
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時は寛永二十(一六四三)年二月。家光を頂点とする幕府はいまだ切支丹の影におびえ続けていた。一方、島原の乱の生き残りで、天草四郎から力を分け与えられた“聖騎士”であり、江戸市中に潜伏している寅太郎たちは、授かった力を鍛えつつ、四郎復活のため、奪われた聖遺物の行方を捜していた。そんなとき、九州・柳川藩に潜む切支丹が弾圧され、そこに死んだはずの無双の武者が現われて、聖遺物のひとつと思われる凄まじき槍を手に暴れている、という助けを請う声が届く。幕府と切支丹の果てなき激突―その末に待つものは!?風太郎忍法帖への最高のオマージ。異色時代、待望の第二弾。

第2弾です。第1弾も読みましたが何となく難しくて理解できていたのか微妙だったのだが。今回第2弾を見て何となく思い出せていたから多少は理解できていたのかなぁ。
ずっと登場する不思議な老人が何者なんだろうと思って読み進めていたのだけど、肝となる人だったのか・・・って気づくのが遅すぎますよね。
庄吉とたまは変わらず寅太郎をとても大事にしていることが分かってほっとしました。本当の親子のようです。こういう帰る場所があるってとても大切なことだと思います。
きよも、これからはきっと何も思い出さなければ幸せに暮らせて行けるんじゃないかな。もし思い出したとしても切支丹の事はそっとしておいてほしい。
老人の遺した言葉も印象に残るけど、皆の遺志はとても固い。
それは老人と闘った市正と寅太郎たちとの闘い方の違いで分かるというか…
懸けているものが違うのだと思いました。
これからも続きますね。結末がどうなるのかとても気になります。
寅太郎ときよの今後も気になるところです。

〈祥伝社 2012.2〉H24.4.23読了

海遊記 義浄西征伝 仁木英之4

海遊記―義浄西征伝海遊記―義浄西征伝
著者:仁木 英之
文藝春秋(2011-09)
販売元:Amazon.co.jp
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唐代、三蔵法師の経典に飽き足らず、海路インドを目指した僧がいた。頑固一徹の変わり者・義浄とお調子者の弟子・善行が乗り込んだのは、勇敢な海の男たちが操るペルシャ船。間抜けな海賊に追われつつ、数々の不思議な事件を乗り越えて、一行が旅の果てに見るものとは!?『僕僕先生』の仁木英之が描くもうひとつの西遊記。

僧侶が天竺へ向かうお話だけど、スペクタクル!っていう言葉が似合うようなお話でした。仏教に関しての話は言葉も難しくてなかなか読み進まなかったのだけど、それでも義浄と弟子の善行のドタバタな旅は読んでいて面白かったです。
まず義浄の境遇が本当にかわいそうでした。こういう子どもは昔は多かったんだろうな。子どもが多くて、親もその日食べて行くのが精一杯だから面倒も見れなくて。
その境遇のせいなのか分からないけど、なんだかすっかり頑固一徹の僧侶になってしまって^^;
信念は曲げず、人に裏切られても恨むことはしないで、どんどんどんどん危機的状況になって天竺に向かうどころか食べて行くのもやっとな状況にまでなっても、変わらない義浄。ここまでくると本物ですよね^^;
船に乗せてくれた海の男たちも海賊たちも自分たちなりの信念を持っていて素敵でした。
最後の闘いも、みんなカッコよかったですね。
そして天竺へ向かう義浄。これからは彼はどうなってしまうのでしょうか。
どんな形で、地上へ戻ってくるのでしょうか。
スピンオフとして読んでみたいです^m^

〈文芸春秋 2011.9〉H23.10.18読了

黄泉坂案内人 仁木英之4

黄泉坂案内人黄泉坂案内人
著者:仁木 英之
角川書店(角川グループパブリッシング)(2011-07-01)
販売元:Amazon.co.jp
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タクシードライバーの磐田速人は、ある日「入日村」という村に迷い込む。そこは、河童や天狗などの妖たちが闊歩する不思議な村だった。村で出会った少女・彩葉は、ここは現世とあの世との狭間に漂っている場所だという。また、黄泉の国へと続く坂を上り切れずに、さまよう魂が増えているというのだ。現世に戻れなくなった速人は、彩葉と共に魂の「未練」を解く仕事を始める羽目に…。

僕僕先生以外の作品。仁木さんの作品はシリーズ以外も面白いです^^
磐田速人ことハヤは会社の社長だったが、会社は倒産しタクシーの運転手として働いていた。あるとき家に帰ると妻と子供は妻の実家へ帰りもう会いたくないと言う。タクシーで会社へ向かおうとしているときに不思議な客人を乗せ、その後なぜか丸1日経過していた。
ハヤの境遇があまりにも悲しかったです。会社が倒産。家族は離れ、仕事も謹慎。そして黄泉へつづく途中の場所で、名前を取られて。
始め彩葉がいくら言っても理解していなくて、分からない奴だなぁと思ったのだけど。
ずっと愛おしいと思っていて大事だと感じていた家族に忘れられてしまうっていうのは、誰に何と言われようと忘れられているはずがないと思ってしまうものね。
それでも、自分の境遇を受け入れてからのハヤは自分の仕事を全うしていたし、合っていたとも思います。
この世に未練のある人たちへの対応も良かったと思う。子供のお受験に何よりも情熱を傾けていた母親や何も未練はないと言うのになぜか成仏できない男性。家族にいつか言い思いをさせてやるといい続けて実現しないまま死んでしまった男性。
成仏できない理由は様々ですけど、その理由をちゃんとわかって受け入れて解決させて。ハヤと彩葉は名コンビだったと思います。
最後の怒涛の結末には驚きました。
まさかあんな形になるとは・・・。悲しくてもどかしさも感じましたが、あれでよかった・・・のかなぁ。
納得いくような行かないような・・・。
皆が幸せに終わってほしかった。っていうのが本音かな。

〈角川書店 2011.7〉H23.7.11読了

先生の隠しごと 僕僕先生 仁木英之4

先生の隠しごと―僕僕先生先生の隠しごと―僕僕先生
著者:仁木 英之
新潮社(2011-04)
販売元:Amazon.co.jp
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あなたの傷が深いほど、彼の言葉は優しく響く。その名はラクス、見目麗しき光の王―彼がプロポーズした相手は、なんと僕僕なのだった。いつもクールな美少女仙人の心が、悲しすぎる愛の記憶でグラグラ揺れる。お待たせ最新作、中国冒険ロードノベル第5弾。

さびしい女神の続きから書かれていたのですが、すーっかり忘れていた私は蚕嬢を思い出すのも苦労しました^^;そうだそうだ、いましたいました。
失礼いたしました。
今回は最後までどうなるのかハラハラしました。
最後は王弁のところへ戻ってきてくれると思っていても。
働かなくてもいい諍いのない国。人は争わず傷つかなくてもいい国。それは理想的ではあるけど、その国の方針の妨げになる者を追放し殺してまで得るべきものなのかと言うとそれは違うと思う。
僕僕先生も今回は乙女でしたねぇ。そしてやっぱり女性だったんですね。だったのか?たまにおじいちゃんの姿になって王弁をからかっているので結局どれが正しいんだ?とちょっと思っていたんです。
先生が今回はなんだか様子が変だったので何故だろうと思っていたのですが、仙人とは言え過去のものに縋りたくなる時もあるんですね。そしてきっと、過去の人を守ることが出来なかったから尚更。
過去は過去、今の人は今の人で別人なのに。
そういうものでは片付けられないんですよね。
今回は薄妃が素敵でした。始めはちゃんと見ていないとどこかへ飛んでいってしまいそうなくらい儚いイメージでしたが、なんだかどっしりとした佇まいでしたよね。国に住む派手な服も着てみたいという少女達に一生懸命布を織る姿はとても素敵でした。そして、今回は誰よりも僕僕のことを分かっていたのかな。それは辛い男女の別れを経験しているから分かる事で。
王弁もかっこよかったですよ。薬師として王弁はたくさんの人の命も気持ちも救ったと思います。
何だかんだで僕僕の今の必要な存在は王弁だと思うので、元の鞘に戻ってほっとしました。
まだまだシリーズは続きますよね。僕僕の過去をほんの少しだけ垣間見ましたが、まだまだ奥深いものがありそうです。
僕僕と王弁の関係も、どうなるんでしょうね〜。
僕僕の「知ってるかい?酒は旨いんだよ。楽しく飲める相手がいると特にね」と言う言葉にはニマニマしちゃいました^^

〈新潮社 2011.4〉H23.5.19読了

くるすの残光 天草忍法伝 仁木英之4

くるすの残光 天草忍法伝くるすの残光 天草忍法伝
著者:仁木英之
祥伝社(2011-02-11)
販売元:Amazon.co.jp
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寛永十九(一六四二)年の春、天下泰平のお江戸は活気あふれる下町の貧乏長屋に、ひとりの少年が現われた。寅太郎という名の少年は植木職人の仕事を手伝いひっそりと暮らしはじめるが、彼は大きな使命を抱えた島原の乱の生き残りだった。それは、主・天草四郎の復活と理想の国造りを成し遂げること。そのためには、徳川幕府を裏で操る怪僧・天海が持ち去った七つの“聖遺物”を奪い返さなければならない。だが、幕府は闇の精鋭“閻羅衆”を率いて、大がかりな切支丹狩りを進めていた―。異能の忍びたちの秘術を尽くした死闘の行方は?不思議な力を放つ聖遺物を手にする者は?傑作時代ファンタジー登場。

仁木さんの作品は「僕僕先生」シリーズ以外初めて読みました。読んでみたいとは思っていたのですが、なかなか読む機会に恵まれず。
史実を基にしたファンタジーだと思うのですが、基盤で「島原の乱」というのがあったので、勉強したぐらいの知識がある状態で読めるのがまた良かったかなと思います。
私は全然気付かなかったんですけど“聖遺物”はまだ1つしか奪い返してなかったんですね^^;
何だかシリーズ化しそうな予感・・・。
切支丹の生き残りの話ではあるのですが、やっぱりたまと庄吉の夫婦愛や子どもへ懸ける愛情がまず印象に残ります。
たまが寅太郎を抱きしめる場面は、ちょっと泣きそうになりました。
寅太郎がそれ以降2人をお父さん、お母さんと呼んでいるのも何だか素敵だなと思ったり。
天草四郎時貞の切支丹ではない人間を全て切り捨てると言う考えを捨てろと言う叫びも心に凄く残りました。
今は迫害されている状態だけど、切支丹ではなくてもわかってくれる人がいるし、守ってくれる人もいる。それを寅太郎を通して知ったのではないかとも思いました。
寅太郎が引き継いだ力はこれからも出てくるんでしょうか。

〈祥伝社 2011.2〉H23.3.21読了

僕僕先生 さびしい女神 仁木英之4

さびしい女神―僕僕先生
さびしい女神―僕僕先生
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大旱魃を起こしているのは、さびしがり屋の女神さま。彼女が暮らせる場所は見つかるか。そして、明かされた神仙たちの残酷な歴史は、僕僕の秘密とも関係が…? 中国冒険ロードノベル第4弾。

このシリーズ、大好きです。
仙人だけど可愛らしい女性の姿をしている僕僕先生と、元ニートで僕僕先生を想っている王弁。シリーズの中で加わった薄妃に劉欣。
今回は王弁が大活躍でしたね〜^^
僕僕先生の想いって言うのはひとまずお休みの回だった気がします。
旱魃を起こしている女神の魃を救うため、王弁は魃を知る人たちに会いに行き、過去を知ろうとしたり。
僕僕に背いて魃を助けようとしていた王弁はとても素敵でした。
でも!
何ですか、魃にあんな素敵な言葉を言われたのに意味が分からずに僕僕先生やら薄妃にばらすなんて!
女性の事をわかってないね!ぷんぷん。
王弁はまだまだ修行が足りませんね!なんて^^

〈新潮社 2010.4〉H22.7.2読了

僕僕先生 胡蝶の失くし物 仁木英之4

胡蝶の失くし物―僕僕先生
胡蝶の失くし物―僕僕先生
美少女仙人vs.最凶の刺客!?気ままな旅を続ける僕僕先生と王弁くんを、大唐帝国の闇で蠢く暗殺者集団「胡蝶」が追う—。必殺の吹き矢を操る劉欣が登場。笑いあり、サスペンスあり、涙ありの第3弾。

僕僕先生シリーズ第3弾です。
相変わらずの珍道中ですね。僕僕と王弁と薄妃に加え、今回から劉欣が加わります。
始めは殺し屋で、僕僕を狙っていたのですが、あるきっかけからともに旅をする事に。
僕僕と王弁の関係はあいかわらずほのぼのとしていて可愛いですね。
2人の関係はまったくもって進展していないのですが、今回のもう一人の主人公は薄妃でもあります。
キーマンでしたねぇ。
最後の作品がちゃんとした終わり方ではなかったので、もはや続きが気になります。

〈新潮社 2009.3〉H21.6.3読了

薄妃の恋 仁木英之4

薄妃の恋―僕僕先生
薄妃の恋―僕僕先生

さあ、ボクについてくることだ。この世界、二人で旅するには十分広い——。
大人気作『僕僕先生』から二年、あの超キュートな美少女仙人が帰ってきた!
彼女と再び旅に出た気弱な弟子の王弁は、小生意気だけど憎めない先生の心がわかるようで、わからないようで……。
唐代の中国を舞台に、世界のホロ苦さと愛しさを奇想豊かに描くロードノベル。
愉快な妖怪の仲間も増え、さらに好調なシリーズ第二弾!
「羊羹比賽」王弁、料理勝負に出る
王弁がなぜか料理に挑戦する事に。そこで師弟関係にありながらけんかばかりしている2人を見かける。
「陽児雷児」雷神の子、友を得る
普通ならば出会うことのなかった雷の子と人間の友達が出会った。
「飄飄薄妃」王弁、熱愛現場を目撃する
薄妃が人間に恋をした。2人は惹かれあっていたが、薄妃は人間ではない。男性に死相が出ていた。
「健忘収支」王弁、女神の厠で妙薬を探す
薬屋の主人がある日失踪し、戻ってきた時には全ての記憶を失っていた。彼を元通りにする薬はあるのか。
「黒髪黒卵」僕僕、異界の剣を仇討ちに貸し出す
王達は黒卵という漢人によって父親を殺され、6年たった今でも悪夢を見る。妻の鶉も心配していた。ある日僕僕の翳した剣を見たことで、その剣で仇討ちをする事を決意する。
「奪心之歌」僕僕、歌姫にはまる
王弁が体調を崩し、珍しく料理を作ってくれるという。しかし僕僕は一向に現れない。外で聞こえる綺麗な歌声に惹かれていた。

久しぶりの続編。相変わらずですね、この2人。可愛らしいです^^
王弁はぐうたらな子でしたけど、5年で逞しく成長してましたよ。
僕僕だって、きっと色々言ってるけど認めていると思うな。
いろんな出来事がありましたが、どの作品も登場する人々が素敵です。
相手に対する強い思いとか、信頼とか。
好きなのは「陽児雷児」です^^雷の子と人間の子が可愛らしかったです。雷の子は人の子を迷惑がっていたり、仕方なく付き合ってるって言い方をしてるんですけど、実は会う事を楽しみにしてるんですよね。
可愛かったなぁ。
筆者プロフィールのところに次は登場人物を旅させようか考えて癒される毎日って、書かれていたので、きっと第3弾も出ますね^^
王弁の恋は実るのか。楽しみです。

〈新潮社 2008.9〉H20.12.10読了

僕僕先生 仁木英之4

僕僕先生

時は唐代。若き王弁は父の財産に寄りかかり、学ばず、働かず、娶らず、ひたすら安逸を貪っていた。
そんなある日、父の命で黄土山へと出かけた王弁は、そこでひとりの美少女と出会う。
自らを僕僕と名乗るその少女、なんと何千何万年も生き続ける仙人だった。
不老不死にも飽きた辛辣な美少女仙人と、まだ生きる意味を知らない弱気な道楽青年が、五色の雲と駿馬を走らせ天地陰陽を大冒険。
第18回日本ファンタジーノベル大賞受賞作。

この作品を読んでいるときにちょうど、「王様のブランチ」で紹介されていたので、何だかとても嬉しかったです^^
とってもかわいらしい作品でしたね^^
僕僕先生も王弁も愛らしいキャラクターだし、ストーリーも良かったです。
中国が舞台だったために時代や舞台背景が難しいなぁと思うところもあったんですが、ストーリーはわかりやすかったですね。
2人の冒険の課程も好きです。
最初、王弁はニート青年でしょうがない奴だなぁと思っていたんですよね。
でも、言う時はちゃんと言うし、考えを持ってるしそれをちゃんと伝えるしで、魅力的な青年なんですよね。
僕僕も仙人だけど、とっても魅力的な少女で、私もこう言う子と旅をしてみたいなぁとも思いました^^
ファンタジーノベル大賞受賞作品は良いですね、やっぱり。
これからも読んでいきます。

〈新潮社 2006.11〉H19.4.8読了
自己紹介
苗坊と申します。
生まれも育ちも生粋の道産子。読書とゲームとマラソンとV6を愛してやまないオーバー30です。47都道府県を旅行して制覇するのが人生の夢。
過去記事にもTB、コメント大歓迎です。よろしくお願いいたします。
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