December 29, 2005

The end

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本来オランダで書くはずだったチュニジア旅行についてもようやくupした。ここで15ヶ月間書き続けてきた蘭国見聞録もいよいよ終わることとなる。不安な時、忙しい時そしてストレスで爆発しそうな時もなんとかこのブログを書き続けてきた。トルコ、イタリア、フランス、ポーランド、アメリカ、ポルトガルそしてチュニジアと海外のインターネットカフェからもupしたことがあった。今archiveを眺めてみると自分でも本当に良く書いたと思う。トピックも特にテーマも何もなくただ自分が書きたいことを書いてきたので統一感も全くない。しかしこのスタイルも自分らしくていいのではないかと思っている。

読み返してみると留学中にどんなことが起こってそしてそれについて当時の自分がどう考えていたのかがわかる。10年後、20年後に自分で読み返してどう感じるのか楽しみだ。本当に必死だった時期とそうでもない時期もあり全ての自分のパフォーマンスに満足しているわけではないが自分なりにベストを尽くしてきたつもりだ。オランダで学びそして経験した全てが今後の自分の人生の礎となっていくが、この礎が果たしてどの程度のものなのかは今のところ自分でもよくわからない。これが大きなものであることを願う反面、この程度の礎で支えられてしまうような人生であってはいけないという気もしている。結局のところこの留学中の自分の評価も今後の自分の生き方によって大きく変わってくるのだろう。

多くの人からblogを続けて欲しいと言われているが今後どうするかについてはまだ決めていない。再び働き始めれば多くの時間を仕事に取られることを余儀なくされる。仕事についてばかり書くのもどうかと思う反面、仕事以外のことだけを書くのも難しい気もしている。また日本語で書くのか英語で書くべきかという問題もある。とりあえずこれについてはもう少し検討してみる必要がありそうだ。

実家の空調になかなか慣れることができずここ数日はやや風邪気味だったけれど体調も徐々に回復してきた。今晩はビールでも飲みながら今後の自分の人生についてゆっくりと考えてみようと思う。長期にわたり蘭国見聞録をご愛読ご支援頂き有難うございました。(完)


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<写真/上:キャンパス内にあるCastle Nyenrode、中・下:キャンパス内とその周辺>


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December 28, 2005

Tunisia - Douz

Douz0学生の頃にバンコクからマレーシアのペナンまでバスで移動したことがあったがあの時はひどかった。とてもバスと呼ぶことのできない小汚いバンを乗り継ぎそして信じられないほどの時間をかけて目的地に辿り着いた。しかし学生の頃の旅行というのはどこかでそうした苦労を自ら求めているようなところもあり不思議と不満に感じないものだ。


バスは21時発だったので20時頃にバスターミナルに着いた。周囲を見回してもツーリストらしき人はいない。自分以外の乗客は恐らく年末にDouzに帰省する人達と思われる。バスは予想に反し新型のキレイなタイプであったが、やはり所詮バスはバスなかなか眠れなかった。Douzには朝の6時頃に着いたけれども辺りは真っ暗だった。夜行バスで移動するツーリストを狙う強盗もいると聞いたことがあったので、一応警戒しながらバスから降りる。暗くて何も見えないし、かなり寒かったのでとりあえずバスの中で知り合った学生の家で待機することにした。彼は普段はチュニスの大学に通っているのだが年末ということでDouzの実家に帰省したらしい。結局、彼に紹介されたホテルにチェックインした。

ホテルのフロントで砂漠のテントに1泊するツアーを薦められて少し迷った。自分は砂漠を見てラクダに乗れればそれで満足だったので何もわざわざ砂漠に泊まる必要はないだろうと思ったからだ。しかし料金も格安だったし、この機会を逃すのが惜しい気もしてきたので思い切って参加することにした。その日の夜はサハラ砂漠のテントに泊まるので結局そのホテルには泊まらないことになる。ホテル側としてはツアーに客を紹介すると恐らくフィーを貰えるのでこのビジネスが成り立つのだろう。

砂漠を初めて見た時はやはり感動した。サハラ砂漠が自分の目の前にあるという事実をなかなか受入れられない。起こってはならないことが起こってしまったような不思議な感じがした。テレビではなく今自分の目の前に砂漠が広がっていてそしてラクダがいる。ついにここまで辿り着いた。ツアーとは名ばかりで客は自分だけだ。全く指導もないままいきなりラクダに跨る。思ったより大きく座る位置が高さ2メートル近くある。これまで何人かのツーリストからラクダには10分以上座っていられないと聞いていたので、かなり警戒していた。最初は勝手が分からないので腕も足もすぐに痛くなる。とても1時間も乗っていられそうもない。しかしあちこちに痛みを感じるのはどこかに無駄な力が入っているに違いないと思い、ラクダに乗りながらも頭をフル回転させて無駄に力が入っている部分を懸命に考えた。力を入れたり抜いたり試行錯誤しながら徐々に乗り方を見につけ20分ぐらいするとほぼ問題なく乗れるようになった。一時は本当にどうなるかと思ったが慣れてくると実に楽しい。ラクダに乗って砂漠をつき進んでいく自分の姿は映画のワンシーンのようでもある。バスで8時間かけて来た甲斐があった。1、2時間ほど経ったところでテントに辿り着く。そこで現地のガイド2名が合流して何やら料理を作り始めた。クスクスと呼ばれる現地の料理を作ってくれたのだが、実は昼食にクスクスを食べたばかりだったのであまり嬉しくなかった。現地のガイド3人と自分で焚き火を囲みながら夜中までいろいろと話しをしていたけれども、酔ってくると彼らは客の存在も忘れて自分達の言葉で喋り始めた。当然のように彼らの話についていけないので自分は蚊帳の外だ。MBAのグループワークでメンバーの議論についていけなかったのを思い出した。しかしお金を払っている自分が何でこんな目に遭わなければならないのか。夜の砂漠はキレイだったけれどやはり寒い。毛布を3枚かけたけれども寒さで何度も目が覚めた。結局このチュニジア旅行では計5泊したけれども最初の2泊は騒音で眠れず、3、5泊目は夜行バス、4泊目は砂漠の上のテントということでろくに眠れなかった。

いつものようにあまり事前に計画していない旅だったけれども何とか目的を果たすことができて充実した旅となった。特に砂漠を見てラクダに乗るというこれまでにない体験をできたのが良かった。初めてのアフリカだったけれど是非もう一度訪れてみたい。次はいつになるだろうか。

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Profile
Hiro

ベンチャーキャピタル、監査法人勤務を経て、オランダへMBA取得の為Nyenrode Business Universiteitへ留学。
卒業後は、創業期のベンチャーにCFOとして参画。周囲のサポートに恵まれ7年後にIPOに辿りつく。
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