部垂町のたなや文具店が、4月12日をもって閉店するそうですよ。閉店の話は少し前から自分の耳にも入っていましたが、店頭にもお知らせが張り出されました。お店の店主ともお話をしましたが、たなやは今の店主が20代の頃に開業したそうで、61年ものお店の歴史に幕を下ろすことになります。
店主が若い頃は店舗での小売りのほか、車で営業にも回っていたそうですが、高齢で外回りをやめてからは、売り上げも減ってきているとのこと。昔と違って、スーパーやホームセンターなど、文具店でなくともあちこちで文具を買えるようになったのも、売り上げ減少の原因かなとも話していました。
かつては市内各所に一軒屋の文具店がありました。有名なのは長倉町の昭文堂(現・魚彦)でしたね。新町の春光堂などもありましたが、たなやの閉店により、長木川の南側の地区では一軒屋の文具店がなくなると聞きます。北側にある文具店といえば原田紙店でしょうか。たなやのお隣の城南小学校の子どもたちは、学校の行き帰りに気軽にノートや筆記用具を買うことができなくなり、不便になりそうですね。
ともあれ、61年もの間、文具を提供し続けてきた店主には、本当にお疲れさまでしたと言いたいです。
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