2017年07月19日

発売開始   小林竜太郎著「長野のまちと映画館」

このたび「長野郷土史研究会」の小林竜太郎青年部長が、本を出版しました。

2017年7月、明治30年(1897)7月に千歳座(現在の「長野松竹相生座・長野ロキシー」)で長野県初の活動写真(今の映画)が上映されてから、120年を迎えました。
今年は日本の映画興行120周年の年ですが、現在国内で営業している映画館の中で、当時から120年も上映が続いているのは相生座のみです。

現在の長野市域には昭和30年代、20もの映画館がありました。
日本一古い映画館」が残る長野のまちの明治から現在までを、映画館という視点から見つめ直します。
長野市以外の長野県内各地の映画館や、全国各地に残る古い木造映画館も紹介しています。

長野郷土史研究会テキストブック
長野のまちと映画館 120年とその未来
小林竜太郎(長野郷土史研究会青年部長)著
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(表紙写真 清水隆史氏、デザイン 近藤弓子氏)
発行:光竜堂
B5判、64頁
税込1,080円
送料1冊215円、2冊以上無料

ご希望の方は長野郷土史研究会までメール、お葉書で、
郵便番号、住所、お名前をご連絡ください。
振替用紙同封でお送りします。
kyodoshi@janis.or.jp
〒380-0905
長野市七瀬南部14-7

長野相生座・ロキシー」の窓口と朝陽館荻原書店(長野市新田町)、マゼコゼ(長野市長門町)、長野西澤書店(長野市大門町)、ナノグラフィカ(長野市西之門町)で販売中です。
アマゾン、書店からのお申し込みはいただけません。

目次
はじめに
善光寺脇から始まった長野の劇場
地図 明治から昭和の初めに映画が上映された劇場・映画館
地図 戦後の全盛期から現在まで 長野のまちの映画館
長野に日本最古の映画館「相生座」があるということ

まちと映画館 ―戦後長野市を中心に―
映画以外も大事だった映画館
映画館の数とその立地
映像文化を育てたまち

日本の映画文化を伝える都市長野
中心市街地に映画館が残る長野
映画の全盛期と長野の事情
戦前からある木造の相生座
県下初の鉄筋造りの千石劇場
東京にはできない長野のまちづくり

未来に伝えたい「日本一古い映画館」相生座の価値
横ばいになったスクリーン数
デジタル上映の普及
減り続ける古い映画館
未来に伝えたい相生座の価値

長野はなぜ「日本一古い映画館」があるまちになったのか
時代の変化に対応する積極的な姿勢
権堂という立地を生かして
1つの映画館の努力を越えた課題
 
日本最古の映画館が残る信越地域 ―長野と高田―
長野と深くかかわる高田の歴史
尾道に似ている高田
高田とともにできること

名称から見た相生座・ロキシーの価値
数少なくなった○○座という映画館
全国でただ1か所残ったロキシー
 
2006年4月から1年に閉館した3つの映画館―長野東宝グランド、長野東映、長野東宝中劇―
長野グランドシネマズ誕生まで
東映は長野市内で他にもあった
菊田映画劇場として建設された中劇

2012年に閉館したニュー商工(旧菊田劇場・長野商工会館)

おわりに 映画館とは何かを問い続けて

資料
昭和22年(1947)1月1日現在の長野県内の映画館
昭和34年(1959)の長野県内の映画館
2017年7月現在の長野県内の映画館
長野相生座・ロキシーが上映した映画(信毎に記録のない2014年4月5日〜6月13日)
「日本一古い映画館」相生座 略年表

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小林竜太郎が11年にわたって実地調査を続けてきた、映画館のことを1冊にまとめた本です。
「単に歴史の本ではなく、今ある長野県の映画館や全国各地の古い映画館を応援していきたいという願いも込めた内容です」と述べています。

映画館を通して長野のまちの未来を見据えた、心に響く、心温まる本となっています。
長野市民としては、全国の方にお手に取ってご覧いただきたい本です。
嬉しい反響や感想が、たくさん寄せられています。

竜太郎の二人の弟が、本の紹介をしています。
脚本家・小林雄次のブログ「小林雄次の星座泥棒
脚本家・小林英造のツイッター

naganoetokino1 at 21:50│Comments(0) 長野郷土史研究会 | 芸術・文化

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