2018年01月15日

平田オリザ氏  長野市でポストパフォーマンストーク

1月13日(土)17時から「長野市芸術館アクトスペース」で平田オリザ氏主宰の青年団第76回公演「さよならだけが人生か」を観劇しました。会場は満席でした。
その後、平田オリザ氏によるポストパフォーマンストークもありました。

1月14日(日)は14時からで、2回の公演でした。
作・演出は平田オリザ氏、主催は長野市文化芸術振興財団
180113_sayonaraさよならだけが人生か
初演は、1992年。
「そのとき日本の演劇界が青年団を発見した」と言われる劇団の出世作。
2000年に再演。
今回は17年ぶりの再々演。

会場からは何度も笑いが起こり、心からお芝居を楽しむことができました。またこれまでの価値観を大きく揺さぶられる内容でもありました。

平田氏はパンフレットで、「この作品には、伝えたいことなど何もない」と書いています。

トークで氏は「観客に主体的に観て欲しい。終わった後は議論して欲しい。劇場は対話が起こる場所」

また「観客の想像力を信頼し、任せている。ただ任せっきりではなく方向性を持たせる」「観客によって受け取り方が違う芝居をつくりたい」とも語りました。

氏は教育の中に演劇を入れようと尽力されています。
「子どものうちから劇場に来て欲しい。外国では、学校で劇をつくることをやっている。アジアでは、日本が一番遅れている」とも語りました。

会場から「昨年12月にお子さんが誕生したが、何かお子さん向けに考えているか?」の質問には、「0歳児向けの演劇もやってみたい。0歳1歳向けのワークショップもやってみたい」と答えました。
また「ちょうど今日、台湾で『転校生』を上演することが決まった」とも語りました。

私は10年前に、長野市で平田氏の講演をお聴きして以来、注目してきました。
今回、初めて作品を鑑賞して、その自然体の演技に驚きました。
しかし氏の話をお聴きして、細部まで計算しつくされた演出が行われていることが分かりました。また終了後は、一緒に観た家族と、感想を言い合ったり、自分の見方を考えたりする機会を得ました。

最近では、活動の拠点を東京から豊岡に移すと報道されています。
私はこちらの話題にも、大きな関心を持っています。

今回、作品の全国ツアーが長野市から始まり、記念すべき作品を観劇できました。
トークの最後で平田氏は「行政が主催した公演は、お客が入らないと支援できなくなる。来月行われる『三月の5日間』も見て欲しい。今後も長野市芸術館に足を運んでほしい」と呼びかけました。
主催者の皆様に心から感謝を申し上げるとともに、今後も地域の劇場で視野を広げていきたいと思いました。

naganoetokino1 at 22:00│Comments(0) 芸術・文化 

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