小林一茶

2018年04月09日

信濃町「一茶記念館」でリリー・フランキーさん音声解説

一茶のふるさと・信濃町の「一茶記念館」で、3月29日からリリー・フランキーさん出演音声ガイド無料貸出が始まりました。
音声ガイド「一茶が語る一茶のものがたり

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映画「一茶」の主演を務めた、俳優リリー・フランキーさん。
その映画は、残念ながら製作会社の破綻などで公開の見通しは立っていません。

音声ガイドは、タブレット端末を使った最新式で、展示品の番号を入力すると音声が流れ、同時に端末の画面に解説が表示されます。
館内の22ヵ所と、同館周辺の俳諧寺、一茶の墓の24項目にガイドが付きました。
その音声ガイドの台本は、同館の渡辺洋学芸員が書いています。

タブレットは10台あり、無料で利用できます。
冬の間、通常営業されていなかった一茶記念館ですが、3月20日〜11月30日まで通常開館されています。最新式の音声ガイドで、多くの皆様に一茶の世界を味わっていただきたく思います。

なお明日10日は「長野郷土史研究会」の支部となっている「信濃町郷土史研究会」の今年度総会があり、本会の小林一郎会長が、来賓で伺います。

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2013年10月22日

一茶の見方が変わった「高山村史跡めぐりと講演会」

長野郷土史研究会」が20日に開催した「紅葉の高山村文学散歩と一茶講座」。

20日(日)は出発前から雨が降り出し、一日中雨でしたが無事に開催することができました。
参加は講師の小林一郎会長を始め総勢26名。
村営バスをお借りして、教育委員会の本多さんに同乗していただきました。

長野駅東口を出発したバスは、須坂駅を回り、高山村の山田温泉へ。
雨のため「スパ・ワインセンター スパイン」の2階をお借りして文学碑の学習をしました。
山田温泉に建つ、たくさんの文学碑。
小林一茶句碑、太田水穂歌碑、合津八一歌碑、種田山頭火句碑、与謝野晶子歌碑。
ひとつずつ、小林一郎会長が説明しました。
学習後は、碑を巡る人、足湯を楽しむ人、買い物をする人など自由行動。

再びバスで高山村公民館へ。
このたび開発したという、こだわりの「一茶弁当」をいただきました。
お米は、ほたるも舞う田んぼで育ったという無農薬、無化学肥料の「ほたる米」。
おいしいご飯と、高山村の野菜をつかったお弁当は最高のお味でした。

続いて俳句大会と長野郷土史研究会共催の「一茶生誕250年記念 小林一茶講座」。
長野郷土史研究会の小林一郎会長が「高山村と一茶」と題して講演。
俳句大会表彰式に先立ち、村長さんはじめ高山村の皆様、俳句大会の参加者など総勢70名ほどが聴講しました。小林会長は、一茶の句や文を資料にして講演。「目に見えないような文化的基盤がある高山村。地形や温かいもてなしなど、一茶にとってかけがいのない地だったのだろう」と語りました。
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終了後は、バスで「一茶ゆかりの里 一茶館」へ移動。お茶会が行われて、華やかな雰囲気。
小林会長の解説を聞きながら、館内をゆっくり見学しました。
名物館長の平林館長さんのお話もお聞きしました。
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参加者の皆様からは、「一茶の見方が変わった」「これまで知らなっかった一茶の魅力を知ることができた」「また改めて高山村を訪れたい」などの感想をいただきました。
このたび高山村のご協力をいただき、共催で行った史跡めぐりと講演会。
各所で心温まるおもてなしをいただきました。高山村の皆様に心から御礼を申し上げます。

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2013年06月08日

長野発「北信濃 一茶ゆかりの地を訪ねる」

八十二文化財団」主催で開催された「北信濃 一茶ゆかりの地を訪ねる」。
5月31日の松本発に続いて、長野駅東口発で2回目が、6月7日に行われました。

講師は長野郷土史研究会、小林一郎会長。前回に続き、私も同行しました。
参加者は文化財団の職員も含めて40名ほど。最高気温23,2度とさわやかな陽気。

東口→中野市「袋屋美術館」「法運寺」「中野代官所跡」→高山村「高山亭高井店」で昼食→「一茶ゆかりの里一茶館」(高山村)→善光寺→門前町

今回は、中野代官所跡の近くの浄土宗の「小石山竜泉院法運寺」を訪れました。
一茶が晩年訪れた袋屋の菩提寺。山岸昌弘社長の紹介で訪問しました。
開山は天文20(1551)年、鎌倉光明寺然誉の弟子、竜公。
はじめ更科村(中野市)にあり、その後小田中村(中野市)から現在地に移転。
正面が本堂。左手が御影堂。
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本堂の左手に建つ御影堂と鐘楼。
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「竜泉庭」と呼ばれる600坪の池泉観賞式庭園。
築庭年代は不詳ですが、享保7(1722)年、堂宇改築に合わせて庭園も改造。
その後、昭和14年、紀元2600年を記念して改造を計画。
戦争で中断後、戦後の失業対策事業として改修工事を再開したとのこと。
庫裏からの眺め。左手には、湯田中から引水する滝があり大池に注いでいます。
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本堂から観た庭園。自然石で造られた亀石、蛙石、鰐石を配置。
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中野から高山村を経由して、善光寺東公園近くで降車。
善光寺境内では、びんずる尊者像の300年を記念して始まった「善光寺びんずる市」を開催中。75店舗ほどが東公園、山門前、六地蔵周辺などに出店して、賑わっていました。
写真は山門からの眺め。今後11月まで、毎月第2(土)に開催されます。
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善光寺境内は2グループに分かれて、私もご案内しました。
最後に門前の大門交差点の一茶の句碑を解説する小林一郎会長。
「稲妻や一もくさんに善光寺」(柳沢京子作)
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5月に始まった、「八十二文化財団」の一茶関連の講座(座学3回、現地学習2回)は無事に終了しました。
5月31日「松本発 北信濃 一茶ゆかりの地を訪ねる」の模様はこちら

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2013年06月01日

松本発で「北信濃 一茶ゆかりの地を訪ねる」

今年は俳人、小林一茶生誕250年です。
八十二文化財団」が5月に開催した講座「一茶と信州」。3回の座学に続いて、5月31日(金)に現地見学「北信濃 一茶ゆかりの地を訪ねる」が行われました。

バスは松本駅西口を出発。長野駅東口からの参加も含めて30名ほどが参加。
講師は郷土史研究と、一茶研究の両面から解説する「長野郷土史研究会」の小林一郎会長。
主催の八十二文化財団の職員の方々と共に、私も同行しました。


前日、梅雨入りした長野でしたが、朝から快晴。最高気温は27,8度と真夏並み。
行程は「袋屋美術館」(中野市)→昼食・高山亭高井本店→「一茶ゆかりの里一茶館」(高山村)→善光寺と門前町

車中では小林会長が、車窓からの眺め、地域の歴史、一茶にまつわる話などを解説。
一茶が生きた時代背景や、風土を知ることによって、一茶の句や文が身近に感じられ、より一層深く味わうことができる現地学習となりました。

一茶が晩年訪れた、中野市の味噌・醤油醸造商の袋屋。一茶が愛した庭園「楳装園」。
庭を眺めながら、お味噌汁をふるまっていただきました。「元気が出るお味」と大好評でした。
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高山村の「一茶館」では、分かりやすく名調子な館長さんの講演をお聞きしました。
館の庭園に移築された「離れ屋」。一茶が門人、久保田春耕宅を訪れた際、逗留した家。
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離れ屋の内部。背後の外壁から見ると、丸窓と高窓の組合せが絶妙、とのこと。
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善光寺へは、一茶が故郷、柏原から善光寺に向けて歩いた道に思いを巡らしながらバスで移動。東公園に建つ、一茶の句碑を始め、善光寺境内の史跡を見学。
門前に出て、参加者は八十二銀行大門町支店前でバスにご乗車。松本へ向かいました。

今回は松本、塩尻、岡谷、諏訪方面から参加された方々がほとんどでした。善光寺街道協議会の行事で、私の絵解きを聴いたことがある方も数名いらして、大変嬉しく思いました。
また参加者からは「大変、分かりやすく詳しく解説していただき有意義な一日だった」「解説の声が大きく、聞きやすかった」などの感想をいただきました。
6月8日(土)は長野駅東口出発で同行事が行われ、私もまた同行します。
皆さまとお会いするのを楽しみにしています。

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2013年05月25日

八十二文化財団の講演会「一茶が巡った北信濃」

今年は、俳人小林一茶生誕250年です。
八十二文化財団」では講座「一茶と信州」を5月に3回開催しました。

24日(金)は第3回目「一茶が巡った北信濃
長野郷土史研究会」の小林一郎会長が招かれて講演しました。
13時半〜15時半 会場は「八十二別館4階AV研修室」
100名ほどの参加者で、会場はいっぱいになりました。

小林会長は、郷土史の観点から一茶の活動(寺社詣で、温泉、歩きながら見た情景など)を分析。一茶が日記に書いた「噂話」にも注目して、取り上げて解説しました。

今回の講座の初回で、俳人の坪内稔典氏は「俳句は雅で上品なものではなく、下品なもの」と語りました。それを受けて小林会長は、「一茶は世間の噂話にも関心を寄せた生活者であった」と結びました。

来週31日((金)は現地見学「北信濃 一茶ゆかりの地を訪ねる」(松本出発)
6月8日(土)は長野出発で同行事が行われます。

講師は、小林一郎会長と現地博物館職員。長野出発は早くから満席の盛況です。
なお31日(金)松本発は、わずかですが残席があります。こちらからお申し込みください。
私は両日とも、一緒に参加します。その模様はこのブログで報告します。

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2010年09月19日

一茶も訪れた王子稲荷

最低気温18,5度、最高気温28,4度。

所用で訪ねた東京。
北区王子にある「王子稲荷神社」にお参りしました。
場所は王子駅から500mほどの場所。境内は「いなり幼稚園」の園庭。
王子稲荷

門をくぐると石段があり、上った正面に立派な拝殿。
参拝をして、右手奥に進むと本宮社があり「御石様」の案内板。
中に「御石様」と呼ばれる大きな石が置いてありました。
願い事を念じながら石を持ち上げ、その軽重によって御神慮が伺える、と看板にありました。かなり重い石。そのためか、左上には小さな石も置かれていました。
御石様

さらに階段を上ると、狐穴の跡がありました。
今日は訪れる人はまばらでしたが、かつては参拝者でにぎわった稲荷社。
小林一茶は何度も訪れて句を残しています。
「梅がゝや 狐の穴に 赤の飯」
「梅がゝや」とは「梅が香や」の意味。
狐穴に赤飯がお供えしてある光景を詠んだ句です。

今日の東京は、夏に戻ったような陽射しの強い暑い日でした。
王子駅近くには親水公園があり、様々な年代層の方々が連休を楽しんでいました。

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2009年10月23日

信濃町の一茶記念館で講演会「善光寺の開帳と一茶」

最低気温9,3度、最高気温20,3度。
今日は二十四節気のひとつ「霜降」。暦の上では霜が降りる頃。

信濃町の「一茶記念館」で開催されている「一茶記念館講座」。

最終回となる第5回目の講座が、明日24日(土)行われます。
演題「善光寺の開帳と一茶
講師は、夫小林一郎(長野郷土史研究会会長)
時間 14時〜16時
会場 一茶記念館2階研修室
聴講 自由、無料

この春、御開帳が終わったばかりの善光寺。
さて一茶は善光寺の開帳に来て、句を詠んでいるのでしょうか。
どうぞお出掛けになってお聴きください。

これまでブログで取り上げた「一茶」はこちらをどうぞ。

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2009年07月08日

一茶の句碑「うつくしや障子の穴の天の川」

最低気温20,7度、最高気温27,9度。

昨日7月7日は七夕。
長野では月遅れの8月に行います。
でも幼稚園や病院などでは、願い事を書いた短冊を飾っていました。

七夕と言えば、天の川の織り姫と彦星の伝説。
昨日は、全国的にお天気が悪くて星を見ることはできませんでした。

表参道界わいにある、作家の田辺聖子さん揮毫の小林一茶の句碑。
うつくしや 障子の穴の 天の川
2006年6月ちょっ蔵おいらい館前の一茶の句碑

病気のため75日間、善光寺門前の門人宅に臥せっていた時の句。
長野郷土史研究会の小林一郎会長による解釈は2説。
1.寝ていた部屋の障子の穴から見えた美しい天の川。
2.穴がたくさん開いた障子が、天の川のように見えた。

いずれにしても、病状がかなり悪かった時の作品。
いかにも一茶らしい句だと思いませんか。
表参道と交差する国道406号線に9基ある一茶の句碑。
植栽に隠れていますが、どうぞ探してみてください。

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2008年03月28日

「篠ノ井有線放送」で「善光寺表参道町歩き」

最低気温2,8度、最高気温11,3度。

昨年1年間、毎月1回出演した「篠ノ井有線放送」の番組。
今年もご協力することになりました。

昨年のテーマは「善光寺七めぐり」。
今年は「善光寺表参道町歩き」です。
本日「長野市役所」第1庁舎4階の「長野市有線放送電話共同施設協会」で4月・5月放送の2回分を収録。

2回の放送では「善光寺表参道」沿いに建つ「小林一茶」の句碑を取り上げます。

その中から、今の季節にふさわしい一茶の句をご紹介します。
「春風や 牛に引かれて 善光寺」(昭和通り西北角)
「ぼた餅や 地蔵のひざも 春の風」(同)

まだまだ表参道沿いにはたくさんある句碑。
赤信号で待っている間に、ちょっと足元の句碑に目を止めてみてください。
素敵な発見や、出会いがあるかもしれません。

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2008年02月07日

「SBC」HPで試聴ができる「一茶が詠んだ善光寺」

SBC信越放送のラジオ番組「善光寺ものがたり」。
第14回は「小林一茶の俳句に詠まれた善光寺」。

2月3日出演のブログは「SBCラジオで一茶と善光寺のお話

その時、私が出演して、お話しした内容がこちらから試聴できます。
お時間は10分ほど。

番組で取り上げた句は次の通り。
いずれも昨年、再建三百年を迎えた「善光寺本堂」の中で詠んだ句。
しんしんと しんらん松の 春の雨

蝶行くや しんらん松も 知った顔

かいだんの 穴よりひらり 小てふ哉

御印紋の 首に梅の 先咲きぬ

その解説は、試聴でどうぞお聴き下さい。

また夫、小林一郎(長野郷土史研究会会長)の、
第11回 江戸時代の善光寺信仰とは?」も、同じページでお聴きいただけます。

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2008年02月04日

SBCラジオで「小林一茶と善光寺」のお話

銀世界の中で迎えた立春。
夜半まで降り続いた雪は止み、朝からお日様が顔を出しました。

SBC信越放送」で昨秋からスタートしたラジオ番組「善光寺ものがたり」。昨年再建三百年を迎えた善光寺。様々な分野から善光寺の魅力を探ろうという番組。
担当は西沢修ディレクターと三島さやかアナウンサー。
毎週(日)朝9時45分〜10時

私は2月3日(日)第14回目に出演しました。
お話ししたのは「小林一茶と善光寺」。

1年ぶりに伺ったSBC信越放送が入るビル「トイーゴ」(問御所町)。
お久しぶりにお会いした三島さんと西沢ディレクター。
打ち合わせの後、楽しく出演させていただきました。

一茶の句は2万句余り。善光寺を詠んだ句は50句ほど。
最初に善光寺境内にある「一茶の句碑」をご紹介。
その場所は、本堂東の東公園。
東公園



右手にあるのが句碑。
東公園句碑アップ







春風や牛に引かれて善光寺」「開帳に逢ふや雀も親子連
一茶の真蹟による2つの句。
「開帳」は「朝開帳」のこと。現在も行われている「お朝事」。
毎日、早朝に御本尊がまつられた帳を開けて法要が営まれます。
句碑






柏原(上水内郡信濃町)出身の一茶は、15歳で江戸に奉公に。50歳で故郷、柏原に戻りました。
その後、北信濃一帯で門人(お弟子)の指導に当たりました。
善光寺町にも門人がいた一茶。
門前に滞在して、お朝事に何度も参加しました。
そのお朝事で出会った雀の親子。
ちいさな動物にも心を寄せて、温かな目線で見つめる一茶の句。

その時の、お話はこちらでご試聴下さい。

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2008年02月02日

明日「SBC信越放送」のラジオ番組に出演

SBC信越放送」の「善光寺ものがたり」。
毎週日曜日 朝9時45分〜10時放送の番組。

明日2月3日(日)は、私が出演します。
内容は「小林一茶と善光寺」。

・柏原(現在の上水内郡信濃町)出身の一茶。
 善光寺にはたびたび参拝したのでしょうか?
・2万句あまりの句を残している一茶。
 善光寺に関する句はどのくらいあるでしょうか?
・全国にたくさんある一茶の句碑。
 善光寺の境内に句碑はあるのでしょうか?
・昨年本堂再建三百年を迎えた善光寺。
 本堂にまつわる句は?

そんな話題を、パーソナリティーの三島さやかさんとお話しします。
一昨年出演した「善光寺表参道夢彩さがし」で毎月お世話になった西沢修ディレクターと三島さん。お二人にお会いするのが楽しみです。

長野県内の皆さま、日曜の朝は、「SBCラジオ」をお聴きください。
県外の皆さま、のちほど「善光寺ものがたり」でお聴きください。

これまでご出演の皆さまのお話は、全てお聴きすることができます。
11回には、夫、小林一郎も出演しています。

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2008年01月30日

一茶の句「雪とけて町いっぱいの子どもかな」

最低気温ー0,8度、最高気温6,1度。
雪が降り続いた昨日とは打って変わって、暖かな一日。
部屋の中から外の陽射しを見ていると、何だかこのまま春になりそう。
でも、天気予報によると、明日は寒さが戻りそうな気配。

善光寺門前の大門町交差点に交わる「国道406号線」。
その道沿いにあるのが「小林一茶」の9基の句碑。
建立のいきさつはこちらをどうぞ。
2006年9月ブログ秋を詠んだ一茶の句碑、2基

40号線の南の歩道、若松町に建てられている句碑。
作家の「田辺聖子氏」の揮毫。
雪とけて町いっぱいの子どもかな
一茶句碑





大門町の門人「滝沢柯尺(かせき)」作として発表した句。
最初は「雪とけて村一ぱいの子どもかな」と作った一茶。
世話になった柯尺が作った句として、本に載せました。
この「町」とは、善光寺町のこと。

今日は、昨日の雪がすっかり溶けて、春の気配でした。
でも長野の本当の寒さはこれから。
町に子どもたちが繰り出すのは、まだまだ先のことです。

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2007年06月25日

小林一茶ゆかりの地、中野市

最低気温17,1度、最高気温24,7度。
昨日の雨降りとは打って変わって、今日は日が射す良い天気。
一日中、家で原稿書きをしていました。

今日は、先日伺った中野市の「小林一茶」の旧跡をご紹介します。

江戸で暮らしていた一茶(1763〜1827)が、
故郷柏原に帰ったのは文化9(1813)年の暮れ、50歳の時。
谷街道」や「草津街道」を行き来して、小布施や湯田中を訪ねました。

当時、信州中野は上州草津方面から善光寺へ、または越後方面への交通の要所でした。中野市の街角に立てられた街道の標柱。
谷街道、草津街道








中野市にある「袋屋清左衛門邸」を訪れるようになったのは、一茶60歳の文政5(1822)年頃から。翌年妻、菊(37歳)と息子を相次いで亡くしました。「袋屋」は屋号で、味噌、醤油の醸造などを営む商家。
袋屋全景






一茶関係札
袋屋入り口の案内板。






たびたび袋屋を訪れた一茶。
楳装園(ばいそうえん)」という名の袋屋の庭園。
一茶はこの庭を散歩したり、ひなたぼっこをしながら大空を眺めていたとのこと。左手の池に突き出た石は、「一茶の座禅石」と呼ばれました。
この石にひっくり返って、物思いにふけっていたそうです。
一茶昼寝した石









訪れた時は、ちょうど「山野草展」を開催中。
通路に掛けられた一茶の句。
「二番草 過ぎて善光寺 参り哉」
この句の季語は「二番草」で夏。二番草とは、田の出穂前に行う2番目の除草のこと。草取りが終わって、やっと行かれた善光寺参り。
二番草過ぎて善光寺参り哉










「蓮の葉に 片足のせて 昼寝哉」
この句の季語は「蓮の葉」で夏。
蓮の葉に片足乗せて昼寝哉


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2006年09月14日

秋を詠んだ「一茶の句碑」2基

あれほど暑かった夏は過ぎ、季節は秋。
表参道周辺に見つけた秋をご紹介します。

善光寺から少し下がった、表参道大門交差点角。
昨年11月にオープンした「ぱてぃお大門」。蔵とマッチした秋の風景。
ぱてぃお大門角





「大門交差点」で表参道と交差する「国道406号線」。
表参道を東西に貫く4車線の道路。
「長野グランドシネマズ」のある「田町西交差点」から「信大前交差点」にかけて、
道の両側の歩道に9基の「小林一茶の句碑」があります。

完成したのは平成10(1998)年の夏。
その発端は今から10年以上前の、平成7年にさかのぼります。
長野商工会議所」と「八十二文化財団」主催の「長野学」。
3つの文化会のひとつ「長野心の道」の座長は、夫小林一郎。
学習会で選んだテーマは「長野と一茶」。月1回の学習会を開催しました。
平成9年に夫の呼びかけで開いたシンポジウムは
「一茶ゆかりの長野市に一茶の句碑を建てよう」
その半年後、長野市都市計画課から句碑建立の話がありました。
「長野学」の集大成ともなる朗報でした。

早速、夫が門前町にゆかりのある一茶の句を選句。
揮毫は6名の方にお願いしました。
その中から、今日は秋を詠んだ句をご紹介します。

写真は長野大通りと交わる「田町西交差点」北側。
玄武岩の一種で六角柱の状態で採掘される「六方石」に埋め込まれた句碑。
秋風に句碑と車





御影石に彫り込まれた句は、
秋風に 歩いて逃げる 蛍かな
 季語は「秋風」。 切り絵作家の柳沢京子氏の作品。
有力な門人がいた門前町(善光寺町)。
一茶は病気で75日間続けて滞在したことがあり、その時読んだ句。
夏も過ぎ、弱っている蛍に自分自身を見ています。
秋風に句碑拡大







道路の反対側にあるのは、
あの月を 取ってくれろと 泣く子かな
季語は「月」で秋。
揮毫は現代を代表する俳人で、一茶研究家でもある金子兜太氏
やはり一茶が、病気で滞在中に詠んだ句。
あの月を句碑と道路




一茶は「あの月を」を、後に「名月を」と変えています。
あの月を拡大






善光寺の門前町は、小林一茶がたびたび訪れた地。
たくさんの句を残しています。
病気の父親が食べたいという、梨を探して門前町を歩いた一茶。
この町のことを「御仏(みほとけ)の浄土」と表現しています。
秋の風情を楽しみながら、句碑めぐりはいかがですか。

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2006年06月18日

登録文化財指定「ちょっ蔵おいらい館」

このたび登録有形文化財に指定された「ちょっ蔵おいらい館」(東町)。
昨日の信濃毎日新聞は文化審議会が全国200件を答申したと報じました。長野市内では今回9件が選ばれました。
「ちょっ蔵おいらい館」は表参道と大門南交差点で交わる、国道406号線に面しています。4車線の広い道路の反対側から撮影。江戸後期の建物の油問屋で、「旧三河屋商店店舗兼住宅」。間口9間の塗屋造の町屋建築。
おいらい館



「ちょっ蔵おいらい館」は長野市立博物館の付属施設として活用されています。現在土蔵の屋根が崩落して修復中で、休館となっています。私たち歴史の町長野を紡ぐ会は、この施設をお借りして学習をスタートしました。またご案内の途中に、語りや紙芝居も上演しました。
その「おいらい館」前の歩道と車道の間には、小林一茶の句碑があります。
おいらい館前句碑道路





小林一茶句碑「うつくしや 障子の穴の 天の川」(田辺聖子氏筆)
国道406号線の信州大学教育学部前から田町西交差点までの間に、一茶の句碑が9基あります。うつくしや障子の穴の

小林一茶は柏原(上水内郡信濃町)の出身。善光寺の門前町には210日も宿泊しました。この句は、75日間病気療養のために滞在した時に作りました。一茶の句碑はまたご紹介します。

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2006年04月26日

善光寺表参道の「一茶の句碑」

今日は新田町交差点に建つ一茶の句碑をご紹介します。長野中央ライオンズクラブが昭和63年に建立しました。

交差点の東南隅。みずほ銀行前に建つ句碑には2句が刻まれています。
そば時や 月のしなのの 善光寺
文化9年(1812)50歳の時の句。季語は「月」で秋。
皆さんよくご存知の「信濃では月と仏とおらがそば」。これは信濃町名産の「氷そば」の宣伝として、地元の中村六郎が作ったと言われています。
そば時や付きの







開帳に 逢ふや雀も おや子連
文政3年(1820)58歳。季語は「雀の親子」で春。この句碑は善光寺境内の東公園にもあります。「開帳」とは「朝開帳」、つまり「お朝事」のことです。この前年、長女さとが1歳で亡くなり、この年次男石太郎が生まれますが、翌年亡くなってしまいます。
開帳に逢うや










交差点の北西隅には次の2句。
春風や 牛に引かれて 善光寺」文化8年(1811)49歳。善光寺境内の東公園に上記の句と一緒に刻まれています。
春風や








ぼた餅や 地蔵のひざも 春の風」文化11年(1814)52歳。この年、一茶は菊(28歳)と結婚。54歳で長男千太郎が生まれますが、一月で亡くなってしまいます。この句は野辺のお地蔵様にぼた餅が供えてある、のどかな春らしい光景です。
ぼた餅や

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2006年04月23日

善光寺界わい桜模様(東側一帯)

善光寺境内は満開の桜。4月21日撮影の、本堂東側の桜をご紹介します。

本堂の回廊から見下ろした東側一帯。
善光寺東側桜




本堂東の東公園にある一茶の句碑
右は「春風や 牛に引かれて 善光寺」。今の時期にぴったりの句。
左は「開帳に 逢ふや 雀も親子連(おやこづれ)」季語は雀の親子で春。開帳とは朝開帳、つまりお朝事(おあさじ)のこと。お朝事に参拝した一茶は雀の親子と逢いました。雀を人間と同格に見ている一茶。動物に対する目線が温かです。
境内一茶句碑





信濃美術館南側の桜。ピンクのトンネルのよう。でも木はかなり老木です。
信濃美術館横桜






城山の桜も老木です。石垣の上には蔵春閣、城山公民館が建ちます。
城山桜満開

naganoetokino1 at 20:03|PermalinkTrackBack(0)

2006年04月21日

善光寺界わいの「一茶の句碑」

今日は突然雨が降ったり、やんだり。気温も低く、安定しない天気。でも花で彩られた、あでやかな善光寺のお膝元、大門町でした。
大門春爛漫








大門交差点の西北「市営大門駐車場」脇にある時計塔。長野オリンピックの時、長野駅東口に建てられたものを移設しました。善光寺をイメージした屋根、木曽ひのきの骨組みで、高さは7メートルもあります。シダレザクラが華やかさを演出。
大門時計台








大門交差点南東にある小さな寄せ植え。信号待ちの人に、ほっとした空間を提供していました。大門寄せ植え








「楽茶れんが館」前にある、善光寺大本願の鷹司誓玉上人筆による一茶の句碑
   「藤棚や 引釣るしたる 馬の沓」
長野郷土史研究会会長の小林一郎が、大門町からの依頼により選句しました。前書きによると、内容は「大門町にある藤棚。その下で、手相を見ている人がいて、大勢の人々がその周りを取り囲んでいます。その中には馬を引く馬子さんもいるのでしょうか。藤棚には馬に履かせる沓がぶら下がっています」
門前町らしい賑やかさと、のどかさがミックスした句だと思いませんか。
大門町では、この句碑建立に合わせて、時計塔の西に藤棚を造成。初夏には美しい花を咲かせます。この句の意味を知ると、藤棚の趣もひとしおです。
2006-04-21大門一茶句碑

句碑の裏側には、これまでに大門町が受賞した、数々の賞が記されています。
電線を地中化して、車道と歩道を石畳にした街並み。石は中国青島(チンタオ)産の花崗岩(かこうがん)です。現地の石工による手作業で加工された石。門前町に温かみのある雰囲気を醸し出しています。

naganoetokino1 at 22:30|PermalinkTrackBack(0)
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