診療所のできごと

診療所の日々のちょとしたことをお知らせいたします。

学生の頃。

新大

(新大医学部・付属病院全景)

 今から55年前になります。入学金が確か3万6千円、授業料月額1,000円、関屋駅前のアパ-ト代(共同風呂・共同トイレ、4畳半1間に半畳の台所)が7,000円でした。本当に夢のような低額で、奨学金(1万円、後に1,2000円)もあり、6年間の親からの仕送りのすべてが300万円程度で卒業することができました。当時実家は農家でしたので、そんな中進学できたのは、このような国立ゆえの仕組みのおかげと感謝しています。物価を考慮して比べても、破格の安さだったと思っています。こうした余裕のある国の制度がどんどん失われてゆく昨今の状況は、一抹の寂しさとあきらめに似た感覚に襲われてしまいます。
 入学後の2年間は医学部進学課程のため、五十嵐地区(新潟市の郊外)で高校の延長のような教養部の授業を受けていました。あまり役に立つとは思えない教科ばかりでのんびり、ところが3年目医学部(新潟市中心部高台)に移ると途端に朝8時半から午後4時半まで(実習が終わらなければ6時位まで)内容の濃い授業がびしっり、教官も1分1秒を惜しむように冗談もなく速射砲のような速さで明解な講義、各科目が一段落すると決まって試験が待っていました。驚いたのはその試験の時間帯です。当時土曜日は午前中までで午後は休みでしたが、試験はその休みの午後の時間を使って実施され、正規の授業時間をつぶすことはありませんでした。これには医学部教育の本気度を感じて本当に驚き感動、クラス仲間からの不満の声は全く聞かれませんでした。


芽吹きの四月。

新しい芽が顔をだしおどろくほどの速さでどんどん成長、予想される艱難辛苦を乗り越えてあっという間に本来の姿になります。4月はいいですね。新たな出発でもあり出直しでもある、希望の志を秘めた季節です。

[診療所に西面のヤマボウシ、枯れそうだったのがウソのようです]

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[夏の日差しよけのかつら、カーテンウォ‐ル前に緑を広げてくれます]

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[診療所東南新居前のハナミズキ、もうすぐ開花です]

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[診療所南アパ-ト裏のやまぼうし、ピンクの花が特徴的です]

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ひめつながり。

リナリア

ひめきんぎょそう、毎年診療所のどこかで咲いてくれます。葉先が黄色く変色しているのはひめおおぎすいせんです。昨年10月頃刈り取ったらそのあと新しい葉がでてきて枯れることなく冬を越し、元気に伸びて成長中です。いずれオレンジの花を咲かせることでしょう。かまわないでほっと置いた草花は、かえってしっかりとして逞しさがあります。矢車草も勝手に飛んで芽を出し、寒風をしのいで白い花柄1輪、仲間入りしています。

かんがる公園のさくら!



さくら

結婚してから苦労の絶えなかった母親が、晩年レビ-小体型認知症をわずらい13~4年間寝たきりとなって介護の甲斐もなく、診療所の居室でひとり息を引き取りました。もう10年以上前のことになります。雑木で先が見通せない程荒れ果てた母名義の山林の木々を伐採、桜の樹を植えてもらい"かんがる公園"と勝手に呼んで、満開になるころ訪れてはぼんやりと眺めています。つらかったことも苦しかったことも、少しの楽しかったことも遠い思い出の中にかすんでしまっているいるようです。

さくら草 (2)
小さくてもくっきりと咲いたさくら草、対照的です。

雪の下から春 !

数年ぶりの雪の朝

雪花壇 (3)












雪花壇 (2)

2週間後、花壇はもう春

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