ヒロイン創作
2015年04月09日
ヒロインとの交流は冒頭と最後だけでも十分かもしれない
さて、ヒロインの活かし方です。ラノベを意識しているので、ラノベのような作品を前提にキーボードを叩きますが。一般文芸でも十分通じる論をしてみたいと思います。
ラノベはボーイ・ミーツ・ガールの要素が強いので「女の子との『キャッキャウフフ』をずっと書かなければいけないのか……」と悶々としている人がいるでしょう。
まあ、それは私のことなんですが、適当に眺める深夜アニメを見ているから、そんな風になるんだと思います。そうではない作品はいくらでもあります。
そして参考に上げる作品は、「天空の城ラピュタ」です。
まさに凶悪なドラゴンからお姫様を奪還する英雄物語です。
ヒロインといちゃつくシーンは、地下坑道の中とラピュタに向かう飛行船で監視役をしている時ぐらいです。シータは何故にヒロインになれかたというと、「悪いやつに追われているので助けてほしい」です。
パズーが助ける動機になります。あのくらいの年齢じゃ、年頃の女の子にそう頼まれたら、理由も聞かずに助けるでしょう。最初は海賊かと思ったら、軍事組織という巨大な勢力でした。
もうお分かりのように、ヒロインを悪役に拉致させればいいんです。主人公が行動する動機になり、「倒すべき悪」も分かりやすくなるという、一挙両得です。
少年漫画によくある技法です。BLEACHもヒロインが幽閉されています。るろうに剣心も、ヒロインが拉致されます。聖闘士星矢なんか、毎回人質になっています。スーパーマリオのピーチ姫も……。
ヒロインがお姫様出したら冒頭に拉致されても構いませんが、普通の女の子でしたら主人公と一緒に事件を解決し、
「次の事件を解決しようとしたらーー」
の時にヒロインが拉致されれば、物語は大きく展開するでしょう。ヒロインが拉致されるのを嫌うのであれば「呪いをかける」もいいでしょう。悪の組織によって石像にされたり、動物にされたりするんです。
呪いをかけるにはそれなりに理由があります。殺してしまうと大きな代償を背負わされるので、悪の組織は呪いを選ぶのでしょう。ヒロインに何か秘めた力があればあるほど、悪の組織はその力を欲します。
主人公の男の子はなにも英雄の血筋でなくてもいいんです。彼女を守るために行動し、結果として英雄になるんです。
天空の城のラピュタのパズーは普通の男の子です。まあ、行動力や身体能力はずば抜けて高いですが、ムスカ大佐と比べれば凡人です。
ここで見えてきた真髄は「主人公は『ヒロインを助けなければいけない』という呪いがかかっている」です。
主人公の男の子は「俺つええええーーー」以外にもあります。剣豪小説でしたらまた別ですが、古今の英雄は知恵を駆使してドラゴン退治をします。へっぽこ主人公でも、
「女の子を助ける」
と目覚めれば、辛い修行にも耐えることができるでしょう。
「大金を手にする」「地位や名誉を手にする」「国を救う」「世界を救う」
など主人公の動機はいくらでもありますが、根っこは「女の子を助ける」だと思います。
そのため、ヒロインは悪の組織に拉致され幽閉されたり、呪いにかかる目に遭いますが、最後に助ければ御の字でしょう。
まとめに入ると、
「ヒロインとエピソードを作ったら、一旦離れろ。主人公はまたくっつこうと自然と努力する」
でしょう。変な理屈や理由を述べて修行するより、とってもシンプルです。
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ラノベはボーイ・ミーツ・ガールの要素が強いので「女の子との『キャッキャウフフ』をずっと書かなければいけないのか……」と悶々としている人がいるでしょう。
まあ、それは私のことなんですが、適当に眺める深夜アニメを見ているから、そんな風になるんだと思います。そうではない作品はいくらでもあります。
そして参考に上げる作品は、「天空の城ラピュタ」です。
まさに凶悪なドラゴンからお姫様を奪還する英雄物語です。
ヒロインといちゃつくシーンは、地下坑道の中とラピュタに向かう飛行船で監視役をしている時ぐらいです。シータは何故にヒロインになれかたというと、「悪いやつに追われているので助けてほしい」です。
パズーが助ける動機になります。あのくらいの年齢じゃ、年頃の女の子にそう頼まれたら、理由も聞かずに助けるでしょう。最初は海賊かと思ったら、軍事組織という巨大な勢力でした。
もうお分かりのように、ヒロインを悪役に拉致させればいいんです。主人公が行動する動機になり、「倒すべき悪」も分かりやすくなるという、一挙両得です。
少年漫画によくある技法です。BLEACHもヒロインが幽閉されています。るろうに剣心も、ヒロインが拉致されます。聖闘士星矢なんか、毎回人質になっています。スーパーマリオのピーチ姫も……。
ヒロインがお姫様出したら冒頭に拉致されても構いませんが、普通の女の子でしたら主人公と一緒に事件を解決し、
「次の事件を解決しようとしたらーー」
の時にヒロインが拉致されれば、物語は大きく展開するでしょう。ヒロインが拉致されるのを嫌うのであれば「呪いをかける」もいいでしょう。悪の組織によって石像にされたり、動物にされたりするんです。
呪いをかけるにはそれなりに理由があります。殺してしまうと大きな代償を背負わされるので、悪の組織は呪いを選ぶのでしょう。ヒロインに何か秘めた力があればあるほど、悪の組織はその力を欲します。
主人公の男の子はなにも英雄の血筋でなくてもいいんです。彼女を守るために行動し、結果として英雄になるんです。
天空の城のラピュタのパズーは普通の男の子です。まあ、行動力や身体能力はずば抜けて高いですが、ムスカ大佐と比べれば凡人です。
ここで見えてきた真髄は「主人公は『ヒロインを助けなければいけない』という呪いがかかっている」です。
主人公の男の子は「俺つええええーーー」以外にもあります。剣豪小説でしたらまた別ですが、古今の英雄は知恵を駆使してドラゴン退治をします。へっぽこ主人公でも、
「女の子を助ける」
と目覚めれば、辛い修行にも耐えることができるでしょう。
「大金を手にする」「地位や名誉を手にする」「国を救う」「世界を救う」
など主人公の動機はいくらでもありますが、根っこは「女の子を助ける」だと思います。
そのため、ヒロインは悪の組織に拉致され幽閉されたり、呪いにかかる目に遭いますが、最後に助ければ御の字でしょう。
まとめに入ると、
「ヒロインとエピソードを作ったら、一旦離れろ。主人公はまたくっつこうと自然と努力する」
でしょう。変な理屈や理由を述べて修行するより、とってもシンプルです。
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2015年04月07日
少ない情報量で魅力的なヒロインを創るには
ヒロインの魅力というのはこちらから提供するのではなく、相手の情報量や脳内を刺激すものだと思います。
今回は男性向けに書きますが、女性でも意味が伝わる方法で説明をします。
さて、ヒロイン創作です。
例えば、真っ白なキャンパスに裸の女性を想像してみましょう。何も魅力がありません。そこで、ナースキャップをくっつけてみましょう。これだけで、
「看護師さんが裸に!」
と、魅力というか、情報量が増えます。実際の医療現場にナースキャップはありませんが、マンガやアニメやアイドルの世界には存在しています。 化石なアイテムですが、情報量があることは確かです。ナースキャップをかぶせるだけで「医療系」「回復役系」と少ない情報量だけで意味が伝わります。
相手の情報量や脳内を刺激させるとはこういうことです。
さて、真っ白なキャンパスに裸の看護師さんだけでは情報量がまだ少ないです。背景に病院の受付を書いたら芸術っぽくなってしまうので、ナース・ステーションで裸はどうでしょうか。そして窓の景色は夜です。
「夜勤の看護師さんが、まさか夜勤の医者と……」
と、ストーリーが出来上がります。エロビデオの世界です。エロビデオの「院内風景」なんてセットでリアリティもありませんが、「ナースキャップをかぶった裸の女」が登場するだけで、その手のジャンル(?)というのがすく分かります。
別の背景が病院でなくてもいいでしょう。背景が一人暮らしの部屋だったら、
「彼氏のためにサービスをしている!!!」
と素晴らしき状態になります。
逆に似合わないアイテムは日本刀かもしれませんね。
「看護師さんが日本刀を振り回すなんて。まさか斬って接合するのが趣味なのか!」
と近未来系作品にありそうです。脳内を刺激させます。もとい、納得行く理由を見つけるのが人間なんです。裸の看護師に弥生土器を持たせてサン・ピエトロ大聖堂の前に立たせたら、どうやって解釈するでしょうか。
「普通の看護師が勤務中に弥生時代にタイムスリップ。その時イタリアでは……」
あー、難しい。ようはこちらの情報量や脳内に接合しないので、伝わりにくくなります。凝った設定でよくわからなくなる「設定厨」がいい例でしょう。
ちなみに「看護師」とイメージして、女性をイメージするのが最大公約数でしょう。存じのように男性の看護師もいます。こううなると、同じ文章でも、
「夜勤の看護師が、夜勤の医者と……」
「彼氏のためにサービスをしている!!!」
とすごい話になりそうですね。女性の医者もいます。
「刑事」「検察」「政治家」
は男性の姿をイメージしやすいですが、女性もいます。しかし最大公約数を意識してみましょう。
「男性刑事」
と紹介される場合は女性っぽい名前なのでしょう。もしくは女に間違えられる美青年かもしれません。
さて、相手の情報量や脳内を刺激するヒロインとは何でしょうか。
ナースキャップを連想していたら「メインヒロインはリボンやカチューシャを付けている率が高い」と気づきました。実際、リボンやカチューシャを付けている女性は少ないです。しかし少ないからこそ印象に残ります。
「なんだ、マンガのヒロインにしか使えないじゃないか」
と思ったそこのアナタ! 文章にも使えます。
「髪の毛の3分の1を隠すような白いリボンを付けた彼女はーー」
と書き、
「今日の彼女は緑のレースをリボンを付けている」
と書き、
「リボンをほどいたーー」
はベッドシーンの暗喩になります。ラノベだったらそのリボンに不思議な力を付け加えれば、物語の鍵に使えます。いくらでも設定が出てきそうです。次々と出てくるので総論に入ります。
「ヒロインはアクセサリーをつけろ」
ではないでしょうか。タトゥーでもいいかもしれませんね。「名家のお嬢様」「美人生徒会長」という肩書以外にも、ヒロインを魅力的に書く方法はいくらでもあります。
……そうか。そうなのか。ヒロイン創りに悶々としていた長島くんでしたが、こうやってブログに書くと一つの答えが出るもんです。まさに自身の情報量や脳内を刺激した結果でしょう。答えは外ではなく自分の中にありました。
思った以上に楽しかったので、次はヒロインの活かし方を考えてみたいと思います。
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今回は男性向けに書きますが、女性でも意味が伝わる方法で説明をします。
さて、ヒロイン創作です。
例えば、真っ白なキャンパスに裸の女性を想像してみましょう。何も魅力がありません。そこで、ナースキャップをくっつけてみましょう。これだけで、
「看護師さんが裸に!」
と、魅力というか、情報量が増えます。実際の医療現場にナースキャップはありませんが、マンガやアニメやアイドルの世界には存在しています。 化石なアイテムですが、情報量があることは確かです。ナースキャップをかぶせるだけで「医療系」「回復役系」と少ない情報量だけで意味が伝わります。
相手の情報量や脳内を刺激させるとはこういうことです。
さて、真っ白なキャンパスに裸の看護師さんだけでは情報量がまだ少ないです。背景に病院の受付を書いたら芸術っぽくなってしまうので、ナース・ステーションで裸はどうでしょうか。そして窓の景色は夜です。
「夜勤の看護師さんが、まさか夜勤の医者と……」
と、ストーリーが出来上がります。エロビデオの世界です。エロビデオの「院内風景」なんてセットでリアリティもありませんが、「ナースキャップをかぶった裸の女」が登場するだけで、その手のジャンル(?)というのがすく分かります。
別の背景が病院でなくてもいいでしょう。背景が一人暮らしの部屋だったら、
「彼氏のためにサービスをしている!!!」
と素晴らしき状態になります。
逆に似合わないアイテムは日本刀かもしれませんね。
「看護師さんが日本刀を振り回すなんて。まさか斬って接合するのが趣味なのか!」
と近未来系作品にありそうです。脳内を刺激させます。もとい、納得行く理由を見つけるのが人間なんです。裸の看護師に弥生土器を持たせてサン・ピエトロ大聖堂の前に立たせたら、どうやって解釈するでしょうか。
「普通の看護師が勤務中に弥生時代にタイムスリップ。その時イタリアでは……」
あー、難しい。ようはこちらの情報量や脳内に接合しないので、伝わりにくくなります。凝った設定でよくわからなくなる「設定厨」がいい例でしょう。
ちなみに「看護師」とイメージして、女性をイメージするのが最大公約数でしょう。存じのように男性の看護師もいます。こううなると、同じ文章でも、
「夜勤の看護師が、夜勤の医者と……」
「彼氏のためにサービスをしている!!!」
とすごい話になりそうですね。女性の医者もいます。
「刑事」「検察」「政治家」
は男性の姿をイメージしやすいですが、女性もいます。しかし最大公約数を意識してみましょう。
「男性刑事」
と紹介される場合は女性っぽい名前なのでしょう。もしくは女に間違えられる美青年かもしれません。
さて、相手の情報量や脳内を刺激するヒロインとは何でしょうか。
ナースキャップを連想していたら「メインヒロインはリボンやカチューシャを付けている率が高い」と気づきました。実際、リボンやカチューシャを付けている女性は少ないです。しかし少ないからこそ印象に残ります。
「なんだ、マンガのヒロインにしか使えないじゃないか」
と思ったそこのアナタ! 文章にも使えます。
「髪の毛の3分の1を隠すような白いリボンを付けた彼女はーー」
と書き、
「今日の彼女は緑のレースをリボンを付けている」
と書き、
「リボンをほどいたーー」
はベッドシーンの暗喩になります。ラノベだったらそのリボンに不思議な力を付け加えれば、物語の鍵に使えます。いくらでも設定が出てきそうです。次々と出てくるので総論に入ります。
「ヒロインはアクセサリーをつけろ」
ではないでしょうか。タトゥーでもいいかもしれませんね。「名家のお嬢様」「美人生徒会長」という肩書以外にも、ヒロインを魅力的に書く方法はいくらでもあります。
……そうか。そうなのか。ヒロイン創りに悶々としていた長島くんでしたが、こうやってブログに書くと一つの答えが出るもんです。まさに自身の情報量や脳内を刺激した結果でしょう。答えは外ではなく自分の中にありました。
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2015年04月04日
ヒロインはトロフィーワイフがベターか
「ラノベのハーレムものがーー」
というのをよく目にします。ハーレムものが増えたかどうか統計をとっていませんが、話のネタとして上がるので文章を読む人間には一般化されているのでしょう。
そもそも日本最古の源氏物語はハーレムものです。光源氏は次々と女を変えます。源氏物語の具体的な考察は多くの作家がしているので控えます。
深夜アニメのハーレムものですらまともに見てないので論じるのは恥ずかしい気もしますが、「メインヒロインは何だろうか」を考えてみたいと思います。
「主人公とくっつく女は、リボンをつけている率が高い」
とそんな印象ですが、
「生徒会長や名家のお嬢様が多い」
という印象もあります。これは説明ができます。
よく「クレオパトラの鼻が低かったら世界史は変わっていた」と言いますが、芥川龍之介は「あの立場の女性だったら顔の美醜は関係ない」と評したらしいです。
「男装の麗人」とうたわれた川島芳子も、「すんごい美人」というほどでもないですが、彼女は日本人からモテモテでした。彼女のブランド力は「満州皇帝の血統」でした。
神話の英雄譚では、凶悪なドラゴンに幽閉された「お姫様」を救うのが常です。救う側の英雄も「父親は神様」と、血統重視です。どこの馬の骨かわからない男がお姫様を救っても結婚はできないんです。だから主人公は凡人でも「実は超人だった」という設定が多いです。単なる凡人がお姫様と結婚することはないんです。
単なる凡人がお姫様と結婚するのは幾つもの試練をクリアし、英雄になってはじめて釣り合えるとも言えます。成長物語の大本です。
お笑い芸人がグラビアイドルや有名女優と結婚するのも、一種の英雄譚であり、それすなわちトロフィーワイフです。しかし普通の人と結婚するお笑い芸人もあり、苦楽を共にしたヒロインは幸せにならなければいけません。
さて、創作論です。
ハーレムものが好きで好きでバンバン書ける人はアドバイスになりませんが、「ラノベは『ボーイ・ミーツ・ガールの要素が強い』だからヒロインを書かねばならぬ」と考えている人へアドバイスです(つまり僕自身に向けてだね) 。
「ヒロインは名家のお嬢様でいいんじゃないの? 惚れさすにはドラゴン退治。すなわち、悪漢退治。幽閉された女の子を救えばいい。女の子の『美人描写』が苦手なら、『王族の姫君』というだけで血統のブランド力があり、『某国の王子が結婚したがっている』という一文だけで、読者はその女の子に魅力を設定するだろう」
と。
たまに凄い細かい設定を書く作品に出会いますが(※そういう作品は最後まで読めない……)、短い文でも情報力があります。学園モノでしたら「美人生徒会長」だけで、すごい人気がありそうです。「学園一の秀才」という一文だけで、魅力が出ることでしょう。
そんな女の子を口説き落とせたら「この男は凄い!」と英雄になります。トロフィーワイフです。特に新人賞に送る一話完結型なら、トロフィーワイフの方が向いているような気がします。
まあ、ベタな部分との葛藤がありますので、普通の女の子でも「妖怪が見える」と特殊能力を備え付ければ、それだけで普通の女の子より魅力が出ます。少なくとも読者の中心はそこに意識が動くでしょう。
そういえば忍者漫画の「NARUTO」のナルトの結婚相手は日向ヒナタです。日向一族は高貴な血統のようなのでトロフィーワイフともいえます。ナルトの出自は異端性が強いので英雄の条件が揃っています。対比としてサスケは高貴な血統でありながら、出自は普通のサクラを選んでいます。
あれだけの騒動を起こしたので高貴な血統と結婚できないでしょう。彼は巨大な代償を抱えています。もしもサスケが最終話で「高貴な女と結婚した」ならば、そのストリーでは高貴な女性の能力によってサスケの呪いを解いたことでしょう。
あの世界の最大の成功者は、そりゃ主人公のナルトですが、「風影の姉と結婚した奈良シカマルも、相当な成功者ではなかろうか」と感じます。
もっとも血統の魅力や裏打ちが根拠ですが。
ヒロインを考えていたら思った以上に面白かったので別のヒロインを考えてみたいと思います。うまくまとまるかな?
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というのをよく目にします。ハーレムものが増えたかどうか統計をとっていませんが、話のネタとして上がるので文章を読む人間には一般化されているのでしょう。
そもそも日本最古の源氏物語はハーレムものです。光源氏は次々と女を変えます。源氏物語の具体的な考察は多くの作家がしているので控えます。
深夜アニメのハーレムものですらまともに見てないので論じるのは恥ずかしい気もしますが、「メインヒロインは何だろうか」を考えてみたいと思います。
「主人公とくっつく女は、リボンをつけている率が高い」
とそんな印象ですが、
「生徒会長や名家のお嬢様が多い」
という印象もあります。これは説明ができます。
よく「クレオパトラの鼻が低かったら世界史は変わっていた」と言いますが、芥川龍之介は「あの立場の女性だったら顔の美醜は関係ない」と評したらしいです。
「男装の麗人」とうたわれた川島芳子も、「すんごい美人」というほどでもないですが、彼女は日本人からモテモテでした。彼女のブランド力は「満州皇帝の血統」でした。
神話の英雄譚では、凶悪なドラゴンに幽閉された「お姫様」を救うのが常です。救う側の英雄も「父親は神様」と、血統重視です。どこの馬の骨かわからない男がお姫様を救っても結婚はできないんです。だから主人公は凡人でも「実は超人だった」という設定が多いです。単なる凡人がお姫様と結婚することはないんです。
単なる凡人がお姫様と結婚するのは幾つもの試練をクリアし、英雄になってはじめて釣り合えるとも言えます。成長物語の大本です。
お笑い芸人がグラビアイドルや有名女優と結婚するのも、一種の英雄譚であり、それすなわちトロフィーワイフです。しかし普通の人と結婚するお笑い芸人もあり、苦楽を共にしたヒロインは幸せにならなければいけません。
さて、創作論です。
ハーレムものが好きで好きでバンバン書ける人はアドバイスになりませんが、「ラノベは『ボーイ・ミーツ・ガールの要素が強い』だからヒロインを書かねばならぬ」と考えている人へアドバイスです(つまり僕自身に向けてだね) 。
「ヒロインは名家のお嬢様でいいんじゃないの? 惚れさすにはドラゴン退治。すなわち、悪漢退治。幽閉された女の子を救えばいい。女の子の『美人描写』が苦手なら、『王族の姫君』というだけで血統のブランド力があり、『某国の王子が結婚したがっている』という一文だけで、読者はその女の子に魅力を設定するだろう」
と。
たまに凄い細かい設定を書く作品に出会いますが(※そういう作品は最後まで読めない……)、短い文でも情報力があります。学園モノでしたら「美人生徒会長」だけで、すごい人気がありそうです。「学園一の秀才」という一文だけで、魅力が出ることでしょう。
そんな女の子を口説き落とせたら「この男は凄い!」と英雄になります。トロフィーワイフです。特に新人賞に送る一話完結型なら、トロフィーワイフの方が向いているような気がします。
まあ、ベタな部分との葛藤がありますので、普通の女の子でも「妖怪が見える」と特殊能力を備え付ければ、それだけで普通の女の子より魅力が出ます。少なくとも読者の中心はそこに意識が動くでしょう。
そういえば忍者漫画の「NARUTO」のナルトの結婚相手は日向ヒナタです。日向一族は高貴な血統のようなのでトロフィーワイフともいえます。ナルトの出自は異端性が強いので英雄の条件が揃っています。対比としてサスケは高貴な血統でありながら、出自は普通のサクラを選んでいます。
あれだけの騒動を起こしたので高貴な血統と結婚できないでしょう。彼は巨大な代償を抱えています。もしもサスケが最終話で「高貴な女と結婚した」ならば、そのストリーでは高貴な女性の能力によってサスケの呪いを解いたことでしょう。
あの世界の最大の成功者は、そりゃ主人公のナルトですが、「風影の姉と結婚した奈良シカマルも、相当な成功者ではなかろうか」と感じます。
もっとも血統の魅力や裏打ちが根拠ですが。
ヒロインを考えていたら思った以上に面白かったので別のヒロインを考えてみたいと思います。うまくまとまるかな?
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