NAGINO LURE WORKS(仮)ブログ

ハンドメイドルアー、釣り、気ままな日常など、みなさんに愛されるブログを目指しています♪

こんにちは最近風邪気味の名木野です(笑)

みなさん風邪には気をつけましょうインフルエンザも流行っているみたいです

特にアングラーの方は外の冷たい風にさらされる時間が長いでしょうから 


さて今回の記事は前回の続きとなりますが、簡単なスピナーベイト自作方法その②をご紹介していきたいと思います 

前回はヘッドのコーティングまで終了しましたので、ついにスピナーベイト製作の「キモ」。ワイヤーワークから書いていきたいと思います 



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これが前回作成したヘッドまでの部分ですね!

ここから先の部分を曲げて行きましょう!

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まずは画像のように、ヘッドの先端から45度の角度でワイヤーをまっすぐに曲げます
角度が重要ですので、しっかりと確認しましょう!スマホをお持ちの方はスマホアプリでも分度器等ありますので、これは購入しなくても大丈夫でしょう!


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そしてヘッドの付け根から35mmの位置にマーキングをします

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こんな具合です!横側につけたほうが曲げるときに確認しやすいです(あとで消します)


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 次に、ラインアイの部分を曲げていきます

マーキングが終わったら、マーキングの位置がちょうど一番頂点に来るようにぐるっと円を作るようにまげて行きます
この時、画像のようなラウンドノーズのプライヤーがあるととても便利です無いときは精密ドライバーや、釘に巻きつけるように曲げましょう


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こんな具合に、角度にして240度くらいですかね・・・ぐるっと曲げます

円の外周の直径は4.5mm~5.0mmくらいがいいと思います



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曲げ終わったら、再びマーキングします

頂点から5.0mmの位置にマーキングを施してください


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マーキングが出来たら、先の細いラジオペンチ等でラインアイの部分をはさみ、マーキングの位置で曲げます!

ここでの曲げる角度がかなり重要になってきますので、説明しておきます

一般的なスピナーベイトの曲げ角度(ヘッド側ワイヤーとブレード側ワイヤーの成す角度)は、
約ですが、65~85度くらいが多いです。

角度を浅く(65度など)すれば、

飛距離が伸びる
早巻きでの安定性が上がる

などのメリットがありますが、
逆にデッドスローなどでは水の抵抗が少ないために、うまく動いてくれない傾向にあります



逆に、

角度を深く(85度など)すれば、飛距離は落ち、バランスが難しくなりますが

デッドスローにも対応しやすい
引き感が大きくなる

などの効果が得られます

他にも様々な要素があって最終的な動きになっていきますので、一概に言えることではありませんが
、様々なワイヤーの角度や、ブレードの種類などを試して、理想のスピナーベイトを作っていくことも可能になるはずです
どうしてもメーカーさんで出しているものは万人向けにオールマイティーさを取り入れなければいけないという縛りも多少あるでしょうから

自分専用の自作であれば、たとえば超デッドスロー専用スピナベや、早巻きオンリーのスピナベなど、状況に応じて使い分けが可能なものを作っていけるはずです


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話が脱線しました(笑)が、続きです(笑)。今回は80度に設定して作っていきます


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このとき、正面から見てみると、ラインアイを曲げたときに、左右にズレが生じているのが分かります

これをペンチを使って修正していきましょう。どうしても240度ほど回して曲げている関係でワイヤー1本分のズレは必ずと言っていいほど発生してしまうと思いますので、このように時々確認しては修正を加えていきましょう
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まっすぐになりました



さてお次は、ついにブレード部分の製作に入っていきます






まずはパイプを15mmにカットします
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カットしたパイプを瞬間接着剤等でラインアイの根元部分に固定します


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固定が終わったらお好みのビーズ(穴径1mm)を入れ・・・

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クレビスを片端挿入し、2リング付きベアリングを方向に気をつけてクレビスの中に通し・・・

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もう方端のクレビスの穴に通します

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さらにその上にビーズをひとつ追加します

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この状態です
これで下側のブレード取り付け部分が完成しました
ここでリングベアリングを使わないもののほうが一般的には多く出回っていますのでお好みで
今回はダブルで回転する巻き感の強いスピナーベイトにしたいので二つ付けます



次は上側のブレード部分にいきましょう

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ラインアイの付け根から55mmの位置にマーキングし・・・・

20mmにカットしたパイプを入れ・・・・

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また、マーキングが頂点に来るようにワイヤーをぐるりと回します

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このとき回し終わったワイヤーの角度が、ブレード取り付け側のワイヤーとおよそ90度になるようにします(分かりづらい説明ですみません)このあとワイヤーを巻きつけるためです

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ペンチでこのようにはさみこみ・・

二週ほどワイヤーに巻きつけていきます

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この状態です巻きつけ終わったら、内側ぎりぎりのところでニッパーでカットします
ワイヤーエンドニッパー等があればそちらのほうがよりギリギリでカットできます

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これでワイヤーの工程は終了です
さあ、あとすこしで完成ですよー!!


工程は残すところあとふたつ!

次はラバーを巻いていきます

今回はPDLさんの凸凹ラバーを使って、よりスローに引けるようにします!

以前スモラバのときにもご紹介させていただいた方法でスレッドをヘッドの根元部分に下巻きします

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今回は下巻きを瞬間接着剤でしっかり固定しました

十分に接着剤が乾いたら、一つ目のラバーをヘッド方向にめいいっぱい寄せて巻いていきます
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PDLさんのこのラバーは端っこが裂けないようになっていますので、とても巻きやすいですね

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しっかり力を入れてスレッドを2周ほど巻き、ハーフヒッチ2回で締めこみます

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こんな風になります

次に、外側にくる、二つ目のラバーを巻いていきます

一枚目と同じ要領で、重ねて巻いていきます

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巻き終わったら、4周ほどしっかりと巻き、ハーフヒッチ3回でググッと完全に締めこみます
(ウィップフィニッシュでもかまいません)

この時スレッドの余った部分をカットしてもかまいません!(画像では最後にカットしています)
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これで巻き終わりましたね
ラバーをカットしていきましょう長さはお好みで

今回は内側(2枚目に巻いた方)を75mmに
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外側(一枚目に巻いた方)を60mmにして段をつけました


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切り終わったら、ラバーの根元の余計な部分を、切り落としていきます

ラバーをマスキングテープで固定するとやりやすくなります(ラバーカット前でもかまいません
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カッターを押し付けるように1周させます・・・
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こんな具合です



さあ!ついに最後です感動の瞬間ですブレードをとりつけて・・・・・・・

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マスキングテープをはがしたら・・・・・







ついに完成です

とても長いこと説明してきましたが、慣れるとエポキシの乾燥を除けば30分~40分で作れてしまいます
まとめて作ってしまえば短時間で大量のスピナーベイトが自作できちゃいます

いろいろなワイヤー角度、ラバー、ブレードなどを試し、自分だけのスピナーベイト製作をみなさんもやってみてはいかがでしょうか
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というわけで・・・・

以上、簡単なスピナーベイトの製作法でした

 最後まで見ていただき、ありがとうございましたご意見、ご感想などありましたら参考になりますので、コメントいただけると励みになります

次回は、もうちょっと踏み入って、自作ブレードを使用し、見た目もワンランク上げ、レベルアップしたスピナーベイト製作をお届けできればと思います


それではまた次回

さてさて

今日は簡単に、安く作れるスピナーベイトの作り方をご紹介していきたいと思います

今回製作するのは1/4オンス(ヘッドのみ)のダブルウィローにしようと思います



まずは用意する材料

ステンレスバネ線1.0mm(もしくは0.8mm)
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1mmだと頑丈ですが、その分加工が大変ですので、0.8mmでも全く問題ありません!メーカーさんで出しているスピナーベイトは3/8オンスクラスでも0.8mmで出しているぐらいです
銀杏型おもり2号(約7g)
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好みのストレートフック(今回は大胆にも太刀魚用のケイムラパープル(笑))
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クレビス(画像真ん中の中段のブレードを固定するU字の部品)
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2リングベアリング
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ブレード
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今回はOSPさんのハイピッチャーブレードを使用しますが、次回にでも自作のブレードでの製作をご紹介できればと思います今回は簡単!がコンセプトですので!(笑)(自作のほうが安いですが・・・)

ビーズ、1mm穴のパイプ(100均で手に入ります)
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ラバー(今回はPDLさんのシリコンラバー凸凹タイプ)
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アイ(無くてもいいです!)
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ぐらいですかね!結構多いと思われるでしょうが、1セット買ってしまえば何個も作れるものが多いので、数を考えれば全然安いです!



あとは道具ですが、最低限必要なものは

スレッド(糸)、ポスカ、エポキシ接着剤、瞬間接着剤、ペンチ、やすり、ハンドバイス(100均)ぐらいでしょうか



さて!さっそく作業に取り掛かりましょう!









①フックとステンレス線を結合する

 まずはいきなりですが、フックを破壊します(笑)
ラインアイの部分だけをペンチ等で切断します
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破壊(笑)が終わったら、次はステンバネ線を先端1.5mmほど折り曲げます(ワームキーパーになります)

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次に、曲げたステンバネ線とフックを画像のように重ね、スレッドをしっかりと巻いていきます!
しっかりとです!隙間無く、ぎっちりと巻かないと強度が保てません!
ここが他の方の自作スピナベと違う点ですかね鉛の加工を最小限に、自由にするための時短作戦です!


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スレッドをしっかりと巻き終わったら、瞬間接着剤をたっぷりとしみこませ、乾燥させます

そして、スレッドの端を切断していきます

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これでフック部分の完成ですしっかりと作れれば20ポンドラインにも余裕で勝つ強度が出来ますので安心してください







②オモリの取り付け

 ①で結合したステンレス線にオモリを通していきます

  が・・・

オモリには画像のようにバリや号数表記がありますので削っていきます

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削れてある程度綺麗になりましたね!このままでも十分ですが、仕上がりを更にきれいにしたい場合はサンドペーパー等で磨きます!


次にハンドバイスを使ってフックの入る穴を少しだけ広げます
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これくらい広がれば十分です!広げすぎたり、狭すぎたりするとフックがうまく固定されず、強度不足になりやすいので、ちょうどいい穴を開けましょう!今回は2mm径のバイスを使用しています



次に、広げた穴の方がフック側にくるようにステンレス線に差込み、仮組みします
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こんなかんじですしっかりとフックが穴に刺さって固定されれば問題ありません






仮組みがおわったら、オモリをエポキシを使用して完全に固定していきます

ここで使用するのは100均で購入したエポキシ接着剤です
セリアさん、ダイソーさんなどで手に入ります
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しっかりとA剤B剤同量を計り、完全に混ざるまでかき混ぜます!

混ぜおわったエポキシをオモリのなかに流し込んでいくのですが、ここであると便利なのが、注射器型の注入器ですこれも100均で購入できます!しっかりと洗浄すれば使い回しが可能です!

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エポキシをいれて...


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前後から少しはみ出るくらいまでしっかりと注入していきます

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こんな具合です
このまま完全に固まるまで1日ほどあけるといいと思います(表記上は3時間ですが)



~~~~~一日後~~~~~


③塗装、アイの取り付け


完全に硬化したのを確認したら、ゆがみが無いことを確認し、目をつけたい場所に、皮ポンチでくりぬいたマスキングテープを貼り付けます。このとき左右のずれがないか、たて、よこしっかりと確認します!
今回は5mmのアイをつけますので、5mmのポンチを使用しました

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このマスキングテープを目印として、ポンチをオモリにあて、丸くキズをつけていきます

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せっかく左右をあわせたので、はみ出ないように慎重に作業します


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キズがついたらその中をルーターを使って平らにしていきます!デザインナイフやカッターでも可能です!(怪我に注意!)


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アイを取り付ける場所ができました 
これから塗装に入っていきます!


今回はどこでも手に入るPOSCAで塗装していきたいとおもいます金、黒を使用しました
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ここはもう好みの世界ですので、自分の好きなように塗装してみてください

好きな模様を入れたらアイを瞬間接着剤で取り付け(塗り過ぎ注意!)ていきます!
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こんな具合になりました(笑)

最後に塗装が十分に乾いたら、コーティング!

先ほど使った100均のエポキシをコーティングとして使用します!
筆や、綿棒を使って気泡が出来ないように、塗装の上からステンレス線を回転させるように広げ塗りしていきます!

気泡が出来てしまったらライター等であぶり、気泡をぬいてやります。
ここで注意ですが、100均のエポキシはとても引火しやすいので、決して直接火を当てたり、近づけすぎたりしないでください!!!火事の原因になります!
あくまで遠目から、じんわりと暖めていくイメージで行ってください!

あとは1日程放置し・・・・・コーティング完了です
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 100均とは思えない艶がうまれましたね(笑)




では今回はここまで!

この続き、ワイヤーワークと、ブレード取り付け等は次回紹介していきたいと思います!また見に来ていただければうれしいです

それでは!
 

出稼ぎ中のため、ルアーを作れないストレスからすこしでも開放されたい・・・
なにかなかろうか・・・



   そうだ。スモラバをつくろう!(笑)

と、いうことで、今回は私が作っているスモラバの作り方の一部を紹介したいと思います



 基本的にはラバーとジグヘッドと糸(もしくはステンレス線)の3点さえあれば スモラバは作れるのですが、作業のしやすさを考えると

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このような道具があると便利です!
スレッドを巻くための治具(1000円くらい)と、ジグを固定する道具(2000円)です

 そして今回使用するジグヘッドは、
FINAさんから発売されている
   FPJ TYPE ROUNDの1/16oz
          と
   BABY SHOOTING BALLの1/13oz
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の2つです



 まずはラウンド型の方からご紹介していきましょう

ラウンド型の方はEVERGREENの福島 健さんが動画にて紹介しているものを基本にしていますので、気になる方はYoutubeで動画を探してみてください
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①ヘッドの付け根に溝をつける



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 ニッパーや使い古した爪切りなどでグリグリと分離しない程度に溝をつけていきます
こうすることによってヘッドの前側にくるラバーが綺麗にフレアしてくれます。この前フレアタイプのスモラバは重めのジグヘッドを使用してもフォールスピードが遅いので、
  キャストの距離をかせぎたい!
  でもゆっくり落として見せたい!
というときにとても有効です
 
ちなみにニッパーはプラスチックニッパーだとすぐに刃が悪くなってしまうので、少し強めのニッパーを使った方がいいです
 
 画像ではかなり強い鋼線切り用のニッパーをあてていますが、刃が平らで隙間ができにくい斜ニッパーなどがおすすめですよ 



②つけた溝にスレッドを巻く

 ①でつけた溝にスレッドを下巻きします。あまり巻きすぎると溝をつけた意味がなくなってしまうので注意が必要です
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下巻きを画像のように行ったら、余分なスレッドは切り、ハーフヒッチを2回ほどして締めます

 このとき、スレッドがズレたりしないことを確認します。心配な方は瞬間接着剤等で固定しましょう!
瞬間接着剤を使った際はすぐにラバーを巻いてしまうとラバーに接着剤が付着し、パリパリになってすぐに裂けてしまうので、十分に乾燥させてください

③ラバーを準備する


今回はがまかつさんから発売されている比較的安価なシリコンラバー2色を使用します

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 好きな色を合わせて、本数にして12~3本程度を先に裂いておきます

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バラバラで大丈夫です 

④ラバーを巻く
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 先ほど裂いたラバーを半分に折り、手に持ちます

手に持ったラバーを

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画像のようにジグの下にあてがいますこのときヘッド側(前)とフック側(後)の長さをある程度余裕をもっておいてください

 そしてラバーを指で支えたままスレッドを一周させ、その後ハーフヒッチ1回で軽く締めます
ここではまだ完全に締めなくても大丈夫です

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 するとこのような形になります。

まだラバーが下半分にまとまっていますのでこれを分散させていきます
ここでしっかりとまんべんなく分散させてください

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分散させおわったらハーフヒッチを1回加え、ここで一度しっかりと締めこみます
ここでしめ方が緩いと釣り場で後悔することになります(笑)ので、しっかり動かないようにしめましょう!

このときヘッド側のラバーが後に邪魔になりますので、セロハンテープや、マスキングテープなどでまとめておきます


締め終わったらフック側のラバーをまとめて握り、ちょうどいい長さにカットしていきます
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  カットが終わったら次に、アクセント用、姿勢安定用のラバーを追加していきます

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  好みのラバーを5~6本用意します
このラバーを、同じように半分に折り、巻いていくのですが、今度は全体にまんべんなく巻くのではなく、左右に分散させます。
 
ちょうどアイに引っ掛けるようにラバーの真ん中をあてます。



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この状態です

そしてスレッドを上からずれないように2回転ほど巻きます
このとき1回転目は左手でラバーの端を斜め下方向に引っ張りながら巻くと
やりやすいです
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2回転目が巻き終わったらラバーの位置を調整し、ハーフヒッチ3回で完全に締め込みます
不安な方はフライタイイング等でフィニッシュに使われるウィップフィニッシュで巻き終わるとそうそうとれません

締め込み終わったら巻いたラバーを先ほどと同じ要領でカットしていきます
今回はサイドを長めにしてみました
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カットが終わったら、アイにひっかけていた部分をカッター等を使ってセンターでカットします
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押し切りの要領です

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ここまでくればあと少しですね
 ヘッド側のラバーをカットします。テープの中でラバーがよほどぐちゃぐちゃになっていなければテープが巻かれたまま好みの長さにカットします
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ここはある程度ざっくりと(笑)長さに余裕がないときつくなります
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 大まかにカットしたらヘッド側から覗き込み、ラバーの長さを調整します
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カット前
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カット後

これでようやく完成になります
このほかにもいろんな色のラバーがありますので、色や本数や長さを変えてみて、オリジナルのスモラバをつくってみてはいかがでしょうか
けっこう釣れますよ~


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このジグヘッド、フックを上にして立ちますので、お勧めですよ(巻きづらいですが(笑))




次にベビーフットボールいってみましょう!
このサイズのフットボールジグってなかなかないですよね!
スモールフットボールラバージグなるものが作れちゃうので重宝します
こちらはラウンドタイプとちがって、よくあるフットボールラバージグをそのまま小さくした形にしあげていきます

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こちらのタイプは前フレアをさせたくないので、溝切りをしないでやってみます

巻き方はヘッドから0.5mmほど距離をとって(あとで説明します)下巻きです。
巻き回数は上と同じです。しっかり止まっているか確認しましょう

次はラバーの準備です
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今回はノーマルのラバージグと同様、シリコンではなく、普通のソリッドカラーのラバーですカルティバさんのラウンドタイプを使用します。

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 1束30本ありますが、これを2束用意します。長さは、20cmくらいがちょうどいいです 

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1つの束を半分くらいに割り、ジグの下にあてがい、スレッドを巻いていきますDSC_0352

こんな感じです 巻き終わったら一度ハーフヒッチでぐっと締めます

次に、残りの1束で上側のラバーを巻いていきますが、DSC_0353
写真のようにラバーの中心あたりを裂いて乗せると作業がやりやすくなります 
ブラシガードがある分巻きづらいですが、左手の指先でしっかり押さえながら巻いていきます!
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巻き終わったらハーフヒッチ2~3回でしっかりと締め上げます!
締めたら今度は、前側のラバーをフック側にたたみこんでいきます
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この時、スレッドをラバーの隙間に通してヘッド側に持ってきます

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そしてヘッド側に持ってきたスレッドを、しっかり力を入れながらヘッドの根元に巻いていきます!
そうすることによってラバーがしっかり後ろ向きに流れてくれます。これが0.5mm間隔をあけていた理由です

10回転ほどグリグリと巻いたら、あとはハーフヒッチ3回(もしくはウィップフィニッシュ)でしっかりと固定し、スレッドを切り、ラバーを裂いていきます!

ラバーはグッと1.5倍~2倍くらい伸ばした状態ではさみを入れると勝手に裂けていってくれますが、1束のままだと裂きにくいので束を半分くらいに分割し、丁寧に根元まで裂いていきます
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あとは長さを整えて・・・・
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ミニマムサイズのフットボールラバージグの完成です

ヘッドの部分を塗装してからラバーを巻いたりするとよりいい感じになったりもします
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ぜひお試しあれ!!

        お引越し&一時活動制限について

  このたび、関東圏に引越しをすることになりました!
今までは山形の片田舎でひっそりとハンドメイドを行っておりましたが、山形での冬季間の活動の限界(降雪や積雪によるスイムテスト、フィールド実釣テストへの影響)を感じ、まずは居候という形ではありますが、一時的にルアー作りから離れ、しっかりとしたものづくりが出来る場所への移転をするために資金稼ぎの旅に出ています。

まだまだ力不足ではありますが、沢山の方々からの期待にお答えできるよう、出来るだけ短期で目標達成できるよう頑張っていくつもりです!
 仕事の休みがあれば、近隣のフィールドに出向き、釣欲、ハンドメイド欲を高めていこうと思っています
ちなみに一番近いフィールドは荒川になりますので、お近くの方見かけましたらお声かけていただければうれしいです(自作スモラバ等差し上げますよ(笑)

弱音は吐かず、常に前向きにがんばっていきますので、これからも暖かく見守っていただければ幸いです 

  今日はアルミテープのお話 

アルミテープ、アルミ箔を貼るのはリアル系ルアーを作るためにほとんどの方が行っている作業ですが、

 その他にも、タバコの銀紙や、銀箔や、本物の魚の皮を貼る人もいるほど様々なやり方がありますね


 その中でも今回は、私がいつもやっている「アルミテープ」を使って装飾する方法をご紹介したいと思います



    

     アルミテープと一言で言っても、いろいろな種類があります

厚さ、光沢、伸び、接着の強さなどの要素がメーカーや品によって変わってきます

色々と試してみましたが

私はボディは100均のアルミテープ

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顔周りは少し厚さを足した、NITOMSの0.05mmのテープ

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に落ち着いています


100均のアルミテープは、接着力が強く、薄いので貼りやすく、後に行う段差消しが比較的やりやすい(アルミホイル程ではないが・・)ので、ボディに貼るにはとても重宝します

そして顔周りに使用しているNITOMSのテープは、鉄筆やデザインナイフ等でのエラの書き込みがしやすい特徴があるので、こちらを使用しています


まだまだ試したことが無いアルミテープが世の中には沢山あるので、そういったものを常に試していくのも面白いかもしれませんね



次に鱗模様のお話です

私がルアー作りを始めたころに読んだ本では、鱗模様は「やすり(単目)」に押し付けてつける方法、そして、
アルミに直接ナイフを使って鱗をケガいていく方法、キッチンの流し用のネットを押し付ける方法。などが紹介されていました。

実際私はしばらくの間は効率面から流し用ネットを押し付ける方法を採用していましたが、やはりどうしても単調な網目になってしまう分、リアルさに欠けていました。
かといってやすりでやってもやすりの模様しかできませんし、ナイフで一個一個ケガくのもリアルさは追求できるが、効率が悪い・・・

何とかいい方法はないものか・・・と悩む日々が続きました

ふと、ある日、趣味であるYoutube鑑賞(様々なメイキング動画)をしていると、プレス機で金属板を加工する動画に行き着きました。
 「金型かー、ハンドメイドルアーには無縁かなー・・・」
なんて思いながら見ていると、金型に刻まれた文字や凹凸が見事に金属板に転写されたように成型されていきます。

「ん?これはアルミテープにも同じことができるのでは?」

ひらめいてしまったからには、早速試してみるしかありません


家中さがして発見したアルミ板(0.8mm)に試しにデザインナイフで適当に鱗模様をつけ、
アルミテープをその上に置き、固めのシリコンベラでこすり付けてみます

なんと綺麗に転写されるではありませんか


これが実用できれば、最初の金型さえ苦労して作れば大量に作りたい魚の鱗を再現できる
もうテンション上がりまくりです

 そこから数時間アルミ板と格闘し、最初の金型が出来上がりました
はじめはノーマルなひし形鱗が全体にある金型です


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かの有名な村〇 基さんは言っていました
「男という動物は、車のドアを閉める音だけで感動できる生き物なんです」と
「リールなんか持たせたらずっと眺めていられる生き物なんです」と
 
完成したアルミを持ち、うっとりしていた私はまさにそんな状態でした(笑)
 
ハンドメイドルアーを作っていく上で大切なことのひとつに、「再現性」があります。
商品として作るためには、同じものを作れる技術が必要で、だれしもがぶつかる壁だと思っています

鱗模様の再現性についてその壁をいっぺんに乗り越えられるのではないかという期待に胸が躍ったのを覚えています


 そのアルミを貼ってみたのがこちら

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それまでどこかで見たり、聞いたりした技術でしか作れなかったルアーに、自分の独自の技術、アイディアが埋め込まれた瞬間でした


貼ってみての不具合が無いか、反射の具合はどうか、入念にチェックし、合格

今では全てのルアーにこの方法を採用するまでになり、鱗模様のパターンはひとつのルアーにつき7パターンあります
これからはもっと様々な鱗模様にチャレンジして、パターンを増やしていきたいですね

今日はアルミに関するお話でした

次回は塗装に関する記事にしようと思います
 

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