May 25, 2016

レヴェナント:蘇えりし者

THE REVENANT * レヴェナント:蘇えりし者*

2015年 / 米
監督:アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ
CAST:レオナルド・ディカプリオ、トム・ハーディ、ドーナル・グリーソン
       ウィル・ポールター、フォレスト・グッドラック

 第88回アカデミー賞  主演男優賞:レオナルド・ディカプリオ
                    監督賞:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
                     撮影賞:エマニュエル・ルベッキ

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 <STORY>
1823年、西部開拓時代のアメリカ北西部。極寒の荒野の中、狩猟をして毛皮を採取するハンターチームはネイティブアメリカンの一団に襲われ多大な犠牲にあいながら命からがら船で川を下る。チームのひとり、ヒュー・グラスはネイティブアメリカンの妻との間にできた息子、ホークとともにガイドとして同行していた。現地に詳しいグラスの意見で、一行は船を捨て山越えルートを選び、森で野営する。その翌早朝、グラスは見回り中に子連れの母熊に襲われ、瀕死の重傷を負う。一行は、急ごしらえの担架でグラスを運びながら山越えしようとするが、その道は険しく、担架を担いで進むことは不可能と判断。グラスが瀕死でもあることから、隊長のアンドリューは、死ぬまで見届け、埋葬してくれる者を募り、息子のホークとブリッジャーが残ることになるが、若い二人だけでは危険だと判断、フィッツジェラルドに多額の報奨金を渡す条件でカレも残ることに。しかし、フィッツジェラルドは元々グラスが気に入らない上、早く隊と合流したい理由から、グラスに「息子のためだから死ぬことに納得しろ」と迫り、グラスの同意を得て窒息死させているところをグラスの息子ホークに見つけられ、騒ぎ立てられたことで揉めて結果ナイフでホークを刺し殺してしまう。その一部始終を見ていたグラスは、息子を殺した怒りを爆発させるが、グラスは重傷で全く動くこともできない上、話すこともできないままだった。翌朝、フィッツジェラルドは、ブリッジャーを騙し、まだ生きているグラスを土に埋め、その場を離れる。しかし、グラスは奇跡的に一命をとりとめ、折れた足を引きずり這いながら息子の敵を討つべく、フィッツジェラルドを追いはじめる。

<感想> 評価 ★3.5
 久しぶりに映画館で観ました。この作品を映画館で観ようと思った理由はいくつかあります。
アレハンドロ・G・イニャリトゥ監督の映画が好きで、カレの監督作品はほぼ観ていますし、2年連続でアカデミー賞監督賞を受賞すると言うアンビリーバブルなことを成したカレの作品を映画館で鑑賞したいと思いました。(監督についてのコラムはこちら
また、主演を務めたディカプリオが念願のオスカーをこの作品で手にしたことも理由のひとつです。私は以前から、いつの日かレオがオスカーを獲るだろうと思っていたので、主演男優獲得はうれしかったです。
映像の素晴らしさはウワサどおりでした。これは映画館じゃないと体感できないと思います。 VFX技術を使ったレオ演じるグラスが母熊に襲われるシーンは、あまりのリアルさに息を呑むほどの迫力でした。イヤ~、CGとは思えなかったです。
また、VFXだけじゃなく、カナダ、アルゼンチンの大自然の雄大さや自然の過酷も存分に体感することができます。圧倒的な自然に圧倒されました。
カメラワークも独特で、喉元を切られ、空気が漏れることから飲み食いが困難になり、声もでなくなったグラスの感情を表現するのは、顔や目の表情です。そのためか、顔面アップの映像も多様されていたような記憶です。
映画音楽は、坂本龍一氏が担当。映像に合っていたし、脳に記憶されるような音楽でした。
約3時間の映画。
リベンジもののStoryなので暗く、重く、過酷な内容ですが、一度も飽きることがありませんでした。オスカーを獲ったレオばかりが注目されますが、敵対するフィッツジェラルド役のトム・ハーディの存在なくしては、この映画はなかったと思います。
私は、人間の価値は相手を赦せるかどうかではないかと思うところがあるので、息子を殺された敵を討つためだけに生き、フィッツジェラルドを追うグラスの執念を、ただ観ているだけになってしまいましたが、瀕死の重傷を負い、仲間に見捨てられ、過酷な自然の中で生き延びるためには、<執念>こそが支えだったとも言えると思います。実話に基づく映画だそうです。
「タイタニック」や「ロミオ+ジュリエット」で観てきたあの美しい青年レオは、今や充実した素晴らしい俳優になりました。この作品でオスカーが獲れなかったら、何で獲得できようかと言うほど、レオは素晴らしかったです。

 
April 27, 2016

ピース・オブ・ケイク

ピース・オブ・ケイク PIECE OF CAKE

2015年 / 日本
監督:田口トモロヲ
 CAST:多部未華子、綾野剛、松坂桃李、木村文乃、
       光宗薫、菅田将暉、峯田和伸

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<STORY>
梅宮志乃は恋人と手痛い別れをし、仕事も辞め心機一転とオンボロアパートに引越してきた。夜、縁側に座っていると突然隣の窓が開いて、男が顔を覗かせて笑った ーその時、志乃にさわやかな風が吹くー新しい恋のはじまり?友人のオカマにてんちゃんの紹介で面接を受けたレンタルビデオ店の店長が、その隣の男:京史郎だった。運命を感じながらも気安く恋には落ちない!と予防線を張る志乃。その上、京史郎には、あかりと言う彼女がいた。しかし、京史郎に惹かれる気持ちを抑えられず、志乃は京史郎を好きなことを自覚するが・・・・

<感想> 評価 ★3
Storyどうのこうのより、(綾野剛が好き)と言うそれ1点で観ました(笑)本来の私の好みではないんだけど、綾野剛ってセクシー。邦画のキス・セックスシーンって、洋画と違ってこっぱずかしい気がするし、ロマンテックさに欠ける気がして、ステキだなと思うような作品が今まで少なかった気がするけれど、この映画のそれらのシーンはロマンテックに感じたし、ステキでした。 ジョージ朝倉氏のコミックの映画版だそうです。多部未華子って、いい女優なんだなと改めて思いました。私の周りにもいそうな、そんな親近感を感じるところが彼女の魅力なんだと思います。 20代後半の恋愛経験者向きの作品です。

April 14, 2016

フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ

FIFTY SHADES OF GREY *フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ*

2015年 / 米 R15指定
監督:サム・テイラー=ジョンソン
CAST:ジェイミー・ドーナン、ダコタ・ジョンソン

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<STORY>
大学生のアナスタシア・スティールは、風邪をひいた親友の変わりに学生新聞の取材でグレイ氏のインタビューすることに。クリスチャン・グレイは若き億万長者として知られる大企業のCEO。そのインタビューでクリスチャンに惹かれたアナだったが、それはクリスチャンも同じ。彼の方から積極的に誘いをかける。すっかり彼に夢中になりかけたアナにクリスチャンは秘密保持契約書を提示したあと、この先は契約を交わす必要があると言い出す・・・。

<感想> 評価★3
ロンドン在住の一般女性(E.L.ジェイムズ)のベストセラー小説の映画化だそうです。
R15指定、官能シーンもありますが、そこは美しく描かれていて、ポルノ映画とは違います。
性的倒錯趣向のあるイケメン大富豪は、過去のトラウマにより、デートしたり、食事行ったり、一緒に眠ったりと言う多くの恋人同士がするような付き合い方ができないらしく、恋愛経験のない女子大生は、ピュアにクリスチャンを愛し、彼の要求に応えようとするけれど、心がついていかなくて・・・と言う内容でした。
この手のサディスト恋愛映画は、過去に「セクレタリー」を観ましたが、私としては、「セクレタリー」の方に軍配があがります。
小説としては三部作だそうで、この映画は最後まで描いていません。なので、クリスチャンが抱えるトラウマは、詳しくは明かされないままです。そうなんです、クリスチャンはトラウマによりサディストとなったようです。 あなたの事を知りたい、話して・・と言うアナに、結局クリスチャンは、打ち明けることができず、この映画のラストは、愛しているのに別れるしかないとアナが決断するシーンで終わりです。

この映画は内容と言うよりも、シーン、シーンでステキなのがあります。
これと言って取り柄のない女の子が大富豪と出会い恋をする「プリティ・ウーマン」タイプのシンデレラストーリーを味わえるシーンがあるのです。
BGMの「Love Me Like Do」が流れるヘリコプターで夜空を飛ぶデートシーンは、観るだけで胸がきゅんとします

 

ニューヨークの巴里夫(パリジャン)

CHINESE PUZZLE *ニューヨークの巴里夫(パリジャン)*

2013年 / 仏、米、ベルギー
監督:セドリック・クラビッシュ
CAST:ロマン・デュリス、オドレイ・トトゥ
    セシル・ドゥ・フランス、ケリー・ライリー

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<STORY>
40才になり小説家としてもそれなりに成功しているグサヴィエ。ウェンディとの間に可愛いふたりの子どもトムとミアもいる。グサヴィエが言うには、10年ほどは本当に幸せだったらしい。しかし最近は、妻とも言い争いが増えた上、レズビアンの友人イザベルに精子提供したことから益々関係は悪化。とうとう妻ウェンディから出張先のNYでステキな男性と出会ってしまったから別居したいと言い出される始末。それでも近くに別居することで子どもとの関係を保っていたが、ある日「NYへ引越する!」と言われパリにひとり残されてしまう。グサヴィエは、子ども達との生活を考え、一念発起し、ロクに英語も話せないままNYへ移り住むことに。 とりあえずブルックリンに住むイザベル宅に居候し、NYでの生活拠点を築こうと奮闘する・・・

<感想> 評価 ★3.5
1作目「スパニッシュ・アパートメント」、2作目「ロシアン・ドールズ」に続く、セドリック・クラビッシュの青春三部作の完結編。
私はこの作品が好きです。
もしも、この映画を見たいなと思っているのなら、ぜひ1作目から見て欲しいです。
主役のフランス人:グサヴィエが、就職するに当たって、軽い気持ちで留学したスペインで出会う欧州各国の同年代の若者が共同生活する日常を描いた「スペニッシュ・アパートメント」は、島国でほぼ単種族だけで生活している私たちにはわからない世界観がありとても刺激を受けました。当時のグサヴィエは25才。 それから5年後の30才、「ロシアン・ドールズ」では前作の彼らがそれぞれ成長している姿をグサヴィエを通して見せつつ、フラフラ生活感のないグサヴィエが人生の方向性を決めようとする姿を描いていました。
それから10年後が今回の映画です。
現代的な優男として描かれるグサヴィエですが、彼はちゃんと「父親として子どもと向き合いたい」と言う思いだけは大切にし、そのためにパリから仕事がない、ロクに英語も話せないNYに住む決意をするワケです。 ある意味ステキなパパですよね。まぁ頼りないけれど(笑) このように連作で時を経てからの彼らを見せられると、友だちじゃないけど、ちょっと知り合いのような気持ちになって、興味深く見てしまいます。 そもそも結婚に対する考え方も、新しいパートナーと子どもとの関係など、日本人の私には価値観や倫理観など理解できないんで、 (外国ってこんなんなんだー)見たいに見てしまいましたが。 元妻のウェンディの現パートナーが気をつかって話しかけてくる英語がほぼわからなくて、情けなくなるグサヴィエさんのくだり、ものすごくわかるぞーと思いながら楽しんで見終わりました。
 

ミッション:インポッシブル 5 ローグ・ネイション

MISSION:IMPOSSIBLE 5 Rogue Nation
  *ミッション:インポッシブル 5 ローグ・ネイション*


2015年 / 米 監督:クリストファー・マッカリー
CAST:トム・クルーズ、サイモン・ペック、ウィング・レイムス
    ジェレミー・レナー、レベッカ・ファーガソン
    ショーン・ハリス

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<STORY>
IMFエージェントのイーサン・ハントは、まだ実態やボスの存在が明らかじゃないシンジケート(国際犯罪組織)を独自で秘密裏に追跡中、逆に彼らに捕らえらる。目覚めると後ろ手に拘束され、目の前には美女と死亡したはずの諜報員がおり、イーサンは、その男に拷問される寸前、驚くべき格闘術でイーサンを助け、逃がしたのは謎の美女だった。脱出したイーサンはブラントに状況を報告、協力を求めるが、ブラントからIMFは解体させられCIAの傘下に入ることになり、イーサンは国際手配されていると教えられる。イーサンはブラントに「生死不明」と報告してくれと告げ、独力で捜査をはじめるが-。

<感想> 評価 ★4

M:Iシリーズも5作目で、M:Iのイーサン・ハントと言えば、トム・クルーズ!が完全定着。
まさしく私たち世代の「007」のような存在です。
トムは54才だそうですが、イヤイヤ、スタントマンなしのアクションは健在を超えて進化し続けてます。
冒頭の飛行機の翼に飛び乗り離陸しちゃうアクションシーンは一気にM:Iの世界に引きこんでくれます。 モチロンおきまりのバイクアクションに、今回は水中アクションもありました。 どのシーンも迫力があって見飽きません。 ミュージカル&オペラ好きの私が満足するウィーンのオペラ会場を舞台にしたオーストリア首相暗殺とそれを阻止しようと活躍するハントも良かったです。 オペラ「トゥーランドット」の素晴らしいメロディーと緊張感溢れる暗殺計画、それを阻止しようとするハントとアクションを一気に見れて最高。
それに、世界を股にかけるイーサンがいろんな国で捜査するので、毎回いろんな国が見られます。 今回は、ロンドン、モロッコ、ウィーン、ベラルーシ。それを見るのも私の楽しみのひとつです。
おとぼけなのに、やるときゃやるベンジーが今回は大活躍。イーサンとのかけ合いも面白くていいコンビでした。
よくシリーズ化って、数を重ねる事に面白くなくなるもんですけど、M:Iは、どんどん面白くなりますね。 軽い近未来を感じさせるシステムが見れるのも楽しいです。
王道の超大作アクション映画と言い切れる作品です

 
April 07, 2016

ピッチ・パーフェクト

PITCH PERFECT *ピッチ・パーフェクト*

2012年 / 米
監督:ジェイソン・ムーア
CAST:アナ・ケンドリック、アナ・キャンプ、
   ブリタニー・スノウ、レベル・ウィルソン
   スカイラー・アスティン

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<STORY>
音楽プロデューサーを夢みるベッカは、大学教授の父親に勧められバーデン大学に入学したものの、授業にも出ず大学生活に興味を示さず、大学ラジオ局のバイトだけが楽しみの毎日を過ごしていた。ある日、シャワー室で鼻歌を歌っていたレベッカの前にクロエが表れ、歌唱力を絶賛。女性アカペラグループ「バーデン・ベラーズ」に入らないかと強く誘われる-。

<感想> 評価 ★3
ぷぃ(娘)が一緒に見ようと誘うので、なんとなく見始めたが、歌っていいよね!(笑)
Storyはシンプル。素晴らしい歌唱力を持っているベッカが、ひょんなことから大学のアカペラサークルに入り、仲間と衝突しながらも全国大会を目指す青春ものなので気楽な気持ちで観れます。
同じような設定で、有名なドラマ「グリー」があるけれど、あれが高校生ver.なら、こちらは大学生ver.
まぁ何よりもベッカ役のアナ・ケンドリックの歌唱力がすごいなぁーと思ったら、彼女は12歳からブロードウェイで活躍しているミュージカル女優だそうです。やっぱりねー。 そういや、「イントゥ・ザ・ウッズ」のシンデレラ役をしてたよね~。
で、劇中のオーディションシーンで、ベッカが、カップで伴奏しながら歌う「CUPS」を聞いて、(あ!知ってる!)と。一時期流行ったのよね、コレ。
私もぷぃと一緒に遊びました。あの元がこの映画だったとは!
すでに「2」も公開されている映画だそうです。
たまに人から無理矢理見せられる映画が良かったりしますね(笑)

 
March 09, 2016

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)

BIRDMAN OR(THE UNEXPECTED VIRTUE OF IGNORANCE)
 *バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)*


2014年 / 米
監督:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
CAST:マイケル・キートン、エドワード・ノートン
     エマ・ストーン、ナオミ・ワッツ

第87回アカデミー賞、作品&監督賞受賞

birdman
<STORY>
リーガン・トムソンはかつて「バードマン」という大ヒット映画でスーパーヒーローを演じたスター俳優だった。しかし、シリーズ終了から20年ヒット作にも恵まれず、家庭にも失敗し、仕事も家族も失っていた。失意のどん底から這い上がるためリーガンはレイモンド・カーヴァーの短編小説を舞台向けに脚色し、自らの演出と主演でブロードウェイの舞台に立つことを決意する。 しかし、プレビュー公演直前に1人の俳優が怪我で降板してしまう。その代役をブロードウェイで活躍するマイク・シャイナーがすることに。そのマイクの才能にリーガンは次第に追いつめられていく。

<感想> 評価 ★3
大好きな監督アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ、2014年アカデミー賞受賞作品です。
先日は「ボーグマン」。今回は「バードマン」。
同じ(・・・マン)繋がりですが、全く趣向が違いました。

私は以前からイニャリトゥ監督押しです(ココに紹介しています)
カレの作品の見た4作品はすべて好きですし、私自身の「映画ベスト20」の中にも2作品入っているほどです。 で、この「バードマン」ですが、私には難解過ぎました。
ここのところ、アカデミー賞作品は理解出来る作品の受賞が多かったので、気を抜いていましたが、私の理解を超える作品が受賞することも多いです。まさに「バードマン」はソレ。

こんなに映画が好きで観ていても、私はただの映画好き。 この映画が評価される超絶長回しワンカット撮影とか、BGMはほぼドラム音だけですが、そのドラムがジャズドラムの匠:アントニオ・サンチェスの即興だとか、短編の名手、レイモンド・カーヴァーの「愛について語るときに我々の語ること」をベースにして作られた脚本の緻密さなどが話題なんだそうですが、何一つ知らない、わからないと言う自分の無知さを恥じるしかない知識でこの映画を観たので、私に理解できたのは、「バードマン」として一世を風靡した俳優リーガンが、世間から忘れ去られている事実に必死で立ち向かい、(オレはここにいるんだ)と主張すればするほど、混沌とした世界の中に入り込み、やがて精神の均衡を保てなくなっていく話ーと言うことだけ。
ラストシーンはいろんな解釈があるようですが、私は、舞台上でリーガンは芝居通り頭を打ち抜いて死んだと思っています。 映画の中程で、NYの街を浮遊するリーガンのシーンは、とても印象深かったです。
この映画は、私の理解を超えたけど、イニャリトゥ監督の今度に期待です。
と、書いたら、2015年のアカデミー賞もイニャリトゥ作品「レヴェナント:蘇えりし者」が受賞しましたね。
日本公開が楽しみです。
 
March 05, 2016

ボーグマン

BORGMAN *ボーグマン*

2013年 / オランダ、ベルギー、デンマーク
監督:アレックス・ファン・バーメルダム
CAST:ヤン・ベイブート、ハーデウィック・ミニス
     イエルーン・ベルセバル、サーラ・ヒョルト・ディトレフセン

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<STORY>
隠れ住む山中を追われ、逃走することになった謎の男ボーグマンたち。やがて閑静な高級住宅街にたどり着いたボーグマンは、裕福そうな一家の暮らす家にお風呂を貸して欲しいと頼み込むが、家の主人の怒りを買ってめった打ちにされてしまう。夫の暴力に驚き、傷ついたボーグマンに同情した妻マリーナは彼をこっそり離れへと招き、今夜だけだとお風呂と食事を与える。しかし、それを機にボーグマンは離れに居座り、マリーナや子どもたちをじわじわと支配していく。

<感想> 評価 ★3
イヤ~、なんとも感想の書きようがない映画でした。 面白くないワケじゃない。むしろ、興味はめっちゃ引かれる展開はします。 しかし、観れば観るほど謎ばかり増え続ける・・。
コレ、ネタバレなしで感想を書けそうにないので、以下ネタバレします


とにかく何から何まで不条理な展開が続きます。
たとえば、豪邸の主人が拒否した浮浪者風のカミエル(ボーグマンと言う集団のリーダー的存在)を妻のマリーナは、どこかしらん受け入れる雰囲気があったり、彼らの子ども達3人(小学生くらい)も最初からカミエルを怖がらないず、受け入れてたり。 カミエルはどうも、人の心の隙間に上手く入り込む術がある様子。
気持ち悪いことに、真夜中、夫婦の寝室に入り込み、真っ裸で奥さんの上にまたがり、襲うわけでもなく、マリーナに悪夢を見させる。カレは夢さえコントロールできるらしい。(ポスター画像参照)で、マリーナは、夢と現実の境がわからなくなっていく。 ホント気味が悪いんだけど興味を引くんですよねぇ~。
それから、突然表れる夫の右肩の「×」のタトゥーの謎。 知らない間に、雇っていないのにカミエルの仲間がドンドン豪邸に集結す。それを注意するでもない豪邸夫婦。 挙げ句にマリーナは、ダンナが邪魔者になり、カミエルに恋心まで持ち出す始末。
それに、それに、カミエルらボーグマンが操る黒い瓶の毒物や手術道具。 その毒物で、彼らにとって不要な人物は簡単に殺され、子ども達の背骨付近に手術跡ができる。この手術跡は、カミエルにもあって、何?と謎のまま。 その上、突然操られる移民の子守の女性。 最後、夫までもカミエルにコントロールされだす始末。
ラストシーンは、ボーグマンたち、子どもたち3人、子守の女性は、手に入れた豪邸をあっさり捨てて、皆で集団になって森の中へ消えていくと言う・・・。 謎は何ひとつ説明されず、これから彼らはどこへ行って、何をするのかもわからないままエンディング。

ボーグマンって人間?それとも異星人?全くわからん。 謎も謎のまま。
だからってね、観て損したとは思わないし、面白くなかったワケでもないんですよね~、不思議な映画でした。 監督はオランダの鬼才と呼ばれているらしいです。この監督の他の作品も観てみたいと思わせる魅力がある監督かも知れません。 この作品、シッチェス映画祭で2013年にグランプリを獲得したそうです。
 
February 08, 2016
January 13, 2016

甥の一生

甥(おとこ)の一生

2015年 / 日本
監督:廣木隆一
CAST:榮倉奈々、豊川悦司、根岸季衣、木野 花

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<STORY>
東京で大手電機メーカーでキャリアを積んでいた堂園つぐみは、不倫を精算。何もかもに疲れ、仕事を辞めて祖母が暮らす田舎の一軒家でひとり暮らし始める。しかし、祖母はあっけなく亡くなってしまう。葬式のあと、ひっこりと初老の男がやってきて、「離れの鍵を持っているので、しばらく住む」と言い出す。その男は角島大学の哲学の教授をしている海江田醇と名乗る。ワケのわからないつぐみだったが、その日を境に、ふたり奇妙な半同居生活が始まった。

<感想> 評価 ★3.5
「甥の一生」と書いて「おとこのいっしょう」と読むらしい。
原作は西烔子氏のコミック(全4巻)だそうです。
ふ~ん、最近は30代前半の女性と、50代の初老(と言いたくないけど)男性の恋愛がコミックになる時代なのね。 コミックは読んでいないので、榮倉奈々、豊川悦司のキャストが合っていたかどうかについては感想を述べれませんが、映画作品としては、日本映画らしい静かな、感情を抑えた、根底に優しさを感じる映画でした。 ほぼ洋画か海外ドラマしか観ないので、その空気感は久しぶりで、ナゼか新鮮に感じたのは、トヨエツが作る間の中に挟むクスッと笑える演技のせいかなと思います。
トヨエツさん、良いですねぇ~。カレは顔よりも、姿が良いです。立っている姿も、座っている姿も絵になります。 また、この映画の海江田醇は、トヨエツしかなかったのでは?と思うほどしっくりきていました。 関西弁で、ちょっと面白い返しをしたり、反応をするのが本当にチャーミング。
たとえば、榮倉奈々演じるつぐみの元に、別れた元カレが突然やってきて、「誰?」と元カレがつぐみに聞くシーン。 トヨエツは、タバコを加えながら「ダーリンや」と答えます。それがクスッと笑えるんだなぁ@
榮倉奈々さんも純粋な優しい心を上手く表現していたと思います。
コミック4巻を2時間ほどのまとめた映画なので、あり得ない設定とか、いきなり感はなきにしもあらずでしたが、オトナの恋愛のはじまりは、こんなんもありやなと今の私なら思いますし、突然やってきた男の子の存在で、トヨエツが見せる違う一面が良いアクセントになっていたと思います。
つぐみがじんわり、ゆっくり、海江田さんに惹かれていくのが観ていて心地良かったです。

 

パレードへようこそ

PRIDE *パレードへようこそ*

2014年 / 英
監督:マシュー・ウォーチャス
CAST:ビル・ナイ、イメルダ・スタウントン、
     ドミニク・ウエスト パディ・コンシダイン、
     ジョージ・マッケイ ジョセフ・ギルガン、
     ベン・シュネッツアー

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<STORY>
1984年のサッチャー政権下、不況に揺れるイギリス。ロンドンに住むゲイの青年マークは、スト中の炭坑労働者とその家族を支援するため、ゲイ&レズビアンの仲間たちと『LGSM』という組織を結成し募金活動を始める。しかしいざ募金を炭鉱労働組合へ寄付しようとすると、ゲイ&レズビアンの偏見のために支援を断られる始末。そこに唯一支援を受け入れてくれる炭坑が現れたが、それはちょっとした勘違いからのスタートだった。寄付のお礼に招いたウェールズの炭坑町の町民たちは、初めて出会った『LGSM』の面々に驚き、偏見を持って冷遇するが、交流するうちに徐々に心が開き始める。だが一方、炭鉱労働組合と政府の交渉は決裂しストは長期化、さらにサッチャーは組合員の家族手当を停止を宣言。"苦境を知った『LGSM』の面々は更なる支援資金集めのコンサートを企画するが、その先には思わぬ困難が待ち受けていた……。

<感想> 評価 ★4
実話に基づいた作品だそうです。
今や、エイズは同性愛者だけの病気ではなくなり、同性婚が認められ、性同一性障害が認知され、性転換手術も日本でも受けられるそんな時代ですが、この映画の舞台1984年は、たったの32年前の話とは思えないけれど、ゲイやレズビアンが受け入れられない社会だったんですね。
映画の中は大好きなロンドンの街の風景があり、'80年代ポップスが流れるそれだけでも気持ちがあがります。 いろんな環境に育ち、いろんな考え方の人間がいる。もちろん性的趣向が違うひともいる。お互いを尊重し、理解を示すことこそが人間じゃないのか ー これは、戦争を起こす国と国との関係と同じだなぁ~と。 柔軟な考えを持てる人間になりたいし、そう言うひとを育てていける社会になりたいなと思います。

 

オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分

LOCKE *オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分*

2013年 / 英
監督:スティーブン・ナイト
CAST:トム・ハーディ

on-the-higway
<STORY>
超高層ビルの工事を手掛け、翌日に重要な作業に控えている大手建設会社のエリート社員アイヴァン。妻と息子たちの待つ家に帰ろうと愛車のBMWに乗り込むと、1本の電話がかかってくる。それを機に、彼は自宅ではなくロンドン方面の高速道路に車を走らせていく。電話で部下に翌日の作業を一方的に押し付け、妻に自宅に戻れなくなった原因を告げるアイヴァン。一刻でも早くロンドンに向かおうとする中、困惑する部下、解雇を宣告する上司、憤怒する妻からの電話を受け取る。

<感想> 評価 ★3
86分の映画の中に出てくるのは、クルマで高速道路を運転するトム・ハーディ演じる主人公:アイヴァン・ロックのみ。異色のワンシチュエーションサスペンスです。なかなかの斬新さを感じました。
設定を知らなくても、主人公のロックが運転しながら電話で話す相手とのやりとりを聞いているだけで、徐々に状況がわかってきます。それをネタバレしてしまうと面白みがなくなると思うので、そこはスルーしておきます。

 以下、ネタバレあり 

設定に魅力は感じます。86分間、俳優ひとりだけで映画を作ってしまうって、考えるとなかなかの勇気。 そして、飽きさせずに86分間最後まで観させる力はある映画です。
しかし! 面白いか?と問われると、全然面白くない。
1度きりの浮気相手が妊娠。逃げないで彼女の出産に立ち合うためにロンドンに向かってるのは、男として最低限のマナーのように映るけど、明日は大事な仕事があり、しかも現場監督であるロックが抜けるなんてあり得ないのに、電話で部下に仕事を押しつけて、トラブルも電話で処理させる態度。そして、奥さんにこの事実を電話で告白ー、やってることはサイテーです。 結局、1度の浮気で、全て失ったと言う話やん・・・と言う感想。
シチュエーションが斬新という意味では観る価値はありますが・・・

 
December 08, 2015

イン・トゥ・ザ・ウッズ

Into The Woods *イン・トゥ・ザ・ウッズ*

2014年 / 米
監督:ロブ・マーシャル
CAST:メリル・ストリープ、エミリー・ブラント ジェームズ・コーデン、
      アナ・ケンドリック マッケンジー・マウジー、
      リラ・クロフォード、 ジョニー・デップ、
      クリス・パイン、ビリー・マグヌッセン

intothewoods
<STORY>
森のはずれでひっそりと暮らすパン屋の夫婦。2人は魔女の呪いで子供を授かれないでいた。呪いをとくためには、「ミルクのように白い牛」、「赤い頭巾」「黄色い毛」「金色の靴」が必要だと魔女は言う。夫婦は魔女の要求を飲み、それらを探すために森の中へと入っていく。そこでシンデレラ、赤ずきん、ジャックと豆の木、ラプンツェルなどの童話の登場人物たちと出会う。タイムリミットは、青い月が出る3日後の午前0時。パン屋の主人、シンデレラ、ジャック少年、赤ずきんは、それぞれの目的(シンデレラは、舞踏会に出たいという願い、ジャックは牛を売りに行くことを命じられて隣町に行く目的、赤ずきんは祖母に会いに行くため)を叶えるため、森の中へ入っていく。

<感想> 評価 ★3.5
あまり良い評判を聞かなかった気がするディズニー映画だったけど、イヤイヤ全然面白いんですけど?ミュージカルが好きな人は、楽しめる作品です!一言で表現するならオトナのディズニー映画。

元々は、ブロードウェイミュージカルで、それをベースにした映画化だそうです。 オトナ世代には懐かしい、おとぎ話がベースなので、知っているあのキャラクターたちが登場します。 しかし、赤ずきんのあまりの可愛げのなさぶりに驚いたり、大好きなキャラクターのラプンツェルの髪の毛で魔女の母親を引き上げる時の表情やしぐさに笑ったり、ジャックと豆の木のジャックのアホさ加減に呆れたり・・と、登場人物がみんなクセあるおかしなメンツで、それがとても面白い。
数分の登場ですが、ジョニデのオオカミも登場します。ハッチャけてるジョニデを楽しめます。
また、イケメン兄弟王子も登場♪だけどこのふたりもまた少しおかしいんです。森の小川でふたりが熱唱するシーンは笑えます。 と言うワケで映画の2/3は笑って楽しめましたが、後半、天に届いた豆の木から巨人の奥さんが登場し、夫を探すくだりが、必要だったかな?と思います。それのせいで後半失速した印象。
おとぎ話なので、何かを言いたかったのでしょうが、結局何を伝えたかったのかわからない作品の印象。 ただ、それぞれの配役はさすがのディズニーですね。歌も上手いし、素晴らしい配役だったと思います。
ディズニー好きよりミュージカル好きの方のオススメ。

 
November 19, 2015

ある愛へと続く旅

Venuto al mondo / TWICE BORN
  *ある愛へと続く旅*


2013年 / イタリア、スペイン
監督:セルジオ・カステリット
CAST:ペネロペ・クルス、アドナン・ハスコヴィッチ
    ピエトロ・カステリット、エミール・ハーシュ
    サーデット・アクソイ

twice
<STORY>
ローマで、夫と16歳になる息子ピエトロと暮らすジェンマのもとに、サラエボに住む旧友ゴイコから電話がかかる。ゴイコに誘われジェンマはピエトロを連れて青春時代を過ごしたサラエボへ。それは自分の過去を訪ねる旅でもあった。
20年以上前、女子大生だったジェンマはサラエボに留学。ガイドを頼んだゴイコから、アメリカ人カメラマンのディエゴを紹介され、ふたりは一瞬で恋に落ちる。しかし、ジェンマに婚約者がいたため、ふたりはそのまま別れる。その後、離婚したジェンマの元に再びディエゴが現れ、ふたりは結婚することに。ローマで新婚生活をはじめ、子どもを望むが、その夢は無残にも打ち砕かれてしまう。
一方、サラエボでは民族紛争が勃発。ディエゴは戦場の現実を記録するために、再びサラエボへ。彼の後を追ったジェンマも、ゴイコをはじめとするかつての友人たちと再会し、人道支援活動に参加する。そんな過酷な状況の中でも、ジェンマとディエゴは子どもが欲しいという夢を捨て切れず、代理母を探し、ゴイコから、ミュージシャンを目指すアスカを紹介される。アスカは自分の夢のためにお金が必要で、ジェンマの子どもを望む気持ちも理解し、代理母を承諾するが・・。

<感想> 評価 ★ 4
2時間余りの映画でしたが、半分を過ぎたあたりから、いろんな思いが心を支配しはじめ、心をギュッとつかまれたように胸が苦しくなり、それは最後まで続いた・・・そんな作品です。

ディエゴとジェンマは、ほんとうに深く愛し合っています。ゆえに、いろんな試練をふたりで越えていこうとしている時に、民族紛争が起こります。紛争により、ふたりはより複雑で困難な、そして逃れられない運命の波に流されていくしかなくなっていきます。「戦争」が、ふたりの関係さえも変えてしまうのです。
戦争は、いったい何をもたらすものなのでしょう?
奇しくも、この映画を観た2015年11月。フランス:パリでISの犯行と推測される一般市民を巻き込んだ同時多発テロが起こりました。事態はどんどん深刻化し、世界大戦の空気さえ感じます。
もうディエゴとジェンマのようなふたりを作ってはいけないと心から思います。

誰ひとり、悪いものなどいないのに、ディエゴは愛する妻ジェンマを傷つけ、ジェンマもまたディエゴを傷つけ、このふたりの幸せを願ったゴイコも、ふたりのために自分の身を差し出す決意をしたアスカも、ふたりを傷つけ、自分も傷ついていく。 戦争が大きく歯車を狂わせる様を見せつけられ、苦しく、哀しくなる。
ラストで、ほんとうの真実がわかります。 知るのは当然つらいことだったけど、ジェンマは知って良かったのだと思います。
この作品は、「赤いアモーレ」のセルジオ・カステリットが監督しました。 そして、彼の妻であるマルガレート・マッツアンティーニの小説の映画化だそうです。
戦争、紛争、いつまでも同じことの続くこの世界を、止める術を教えて欲しい

ミッション15

EVENT 15 *ミッション15*

2013年 / 米
監督:マシュー・トンプソン
CAST:ジェニファー・モリソン、ジョシュ・スチュワート、
           スティーヴン・ライダー

mission
<STORY>
米国首都ワシントンDC。軍の医療施設でPTSDのカウンセリングを受けていたオールズマン軍曹、ディエゴ上等兵、そして女性士官ホワイト大尉の3人が、乗り合わせたエレベーターに閉じ込められてしまう。一向に救助が現われない中、彼らは携帯電話でネットにアクセスし、首都が核攻撃を受けたらしいことを知る。自宅に残した娘が気がかりで焦りを募らせるホワイトをはじめ、3人は次第に隠された人間性をあらわにじはじめる。

<感想> 評価 ★2.5
シチュエーションスリラーっぽい設定「3人の男女の軍人が1台のエレベーターに閉じ込められる」から「CUBE」をイメージしていましたが、違います。むしろ「es エス」と似た設定。
今回の閉じ込められる3人は、皆、中東からの帰還兵。各々PTSD(心的外傷後ストレス障害)で現在治療中。 ホワイト大尉は、敵の捕虜になり、拷問を受けた挙げ句、尋問に白状してしまったことへのトラウマ。
オールズマン軍曹は、非武装地区に爆撃し、多数の民間人死者を出したことのトラウマ。
ディエゴ上等兵は、同じ部隊の仲間を見捨て、自分が助かったことへのトラウマ。
そうでなくても精神状態が不安定な3人が、一種の極限状態に置かれることによって、ひとはどう考え、行動するか・・・ ?

そもそも映画宣伝で、映画の魅力を半減するようなPVが作られている。その情報を知らずに観るからこそ面白いのであって、知って観るなら大失敗B級映画だ。
配給会社は、バカですか?

 以下、ネタバレあり 

結局、これは軍の極秘心理実験だったワケです。PTSDが兵士に多く起こり、それを少しでも押さえるクスリの開発のための実験だそう。それにしてもひどいことをするもんだ。 このたった一行を知って観るのか知らずに観るのかで、面白さが変わります。 ちなみに私は知らずに観たので、それなりには楽しめました。