July 31, 2013

メランコリア

MELANCHOLIA *メランコリア*

2011年 / デンマーク、スウェーデン、仏、独
監督:ラース・フォン・トリアー
CAST:キルスティン・ダンスト、キーファ・サザーランド、
    シャルロット・ゲンズブール、シャーロット・ランプリング

※ 第64回カンヌ国際映画祭主演女優賞 キルスティン・ダンスト受賞

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<STORY>
ジャスティンは姉夫婦に頼み、姉クレアと夫の住む屋敷で盛大な披露宴を催す。しかし、時間になっても現れず、現れたのは2時間遅れ、笑顔を振りまいて幸せそうにしているかと思えば、うつろな表情を見せたり、突然に席を立ちケーキカットに姿を見せないなど傍若無人。ジャスティンは鬱状態だった。結局、夫となるはずのマイケルは姿を消す。
そんな時、巨大な惑星「メランコリア」が地球に向けて近づいていることが判明。地球と衝突するとニュースになる。
不安を募らせる姉クレアとは正反対に、ナゼか心が落ち着くジャスティン・・・・。


<感想> 評価 ★2
”なんちゅ~映画や・・・・”
映画を観ている途中で思わずつぶやいてしまいました。
鬱病であるラース監督が描く、地球滅亡を一般的感覚と鬱的感覚から描いた作品なんでしょう。
冒頭7分程度の叙情的映像に象徴されているのでしょうけど、私の理解を超えているため、何も感じないまま本題突入。きっと、響き合える感覚の人は冒頭から心を掴まれるのかも知れませんが。
とにかく、盛大な披露宴をやってと姉夫婦にお願いししておきながら、2時間の遅刻はする、急ぐことも、悪びれることもなく、思ったままの行動を取る。笑顔で談笑したりダンスしたかと思うとうつろな表情で座り込む。ケーキカットがあるとわかっていながら部屋に籠もり、挙げ句風呂にまで浸かる・・・・とにかくやりたい放題。コレを鬱の症状なんですと言われても、経験のない私は受け入れられない。これほどに人の気持ちを考えられなくなったりするもんなんですかね?
最悪に落ちてしまったジャスティンは惰眠をむさぼり続け、風呂にも入れず、食事も灰を食べてる感覚にしかならない。
わかるひとにはわかるんだろうなぁ
最終的にネタバレですが、地球は滅亡します。ナゼか姉クレアの夫は死に(馬に蹴られた?)ジャスティンと息子と死を受け入れるワケですが、当然クレアは絶望的な精神状態。その横で達観したような表情のジャスティン。
この対比こそが作品の言いたかったことかと理解をしたつもりです

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June 02, 2009

メイド・イン・マンハッタン

MAID IN MANHATTAN *メイド・イン・マンハッタン*
2002年/米
監督 :ウェイン・ワン
CAST:ジェニファー・ロペス、レイフ・ファインズ、
    ナターシャ・リチャードン 

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<STORY>
NYの高級ホテルで客室係として働くマリサは、息子のタイとブロンクス地区の狭いアパートで暮らすシングルマザー。職場での昇進のチャンスにも躊躇するほど高望みせず地道に暮らすことを自らに課していた。ある日、同僚のちょっとしたおせっかいと運命的な偶然から、ホテルの宿泊客で上院議員候補のクリスと出会う。ところが行き掛かり上とはいえ、ウソをつく破目に。しかも、VIPの宿泊客キャロラインに成りすますことになって…。
<感想> 評価 ★3.5
ハッピーエンドを約束された先の読めるラブ・ストーリーなので安心してぼぉ~と楽しむコトができるところが魅力。
絵に描いたようなシンデレラ・サクセスストーリーだが人種問題をバックにブロンクス地区育ちのプエルトリコ系低所得階級のシングルマザーをジェニファーが自然に演技じていたところに好感が持てた。
監督は「スモーク」の監督。意外だったが全く趣の違う映画の中の「温かさ」は同じ。ジェニファーが惹かれる上院議員を演じるレイフ・ファインズは過去の作品で見せた「レッド・ドラゴン」の猟奇的犯人とは違うキャラを見せてくれている。本当に幅の広い演技ができる俳優である。
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めぐりあう時間たち

THE HOURS *めぐりあう時間たち*
2003年/米
監督 :スティーヴン・ダルトリー
CAST:ニコール・キッドマン、ジュリアン・ムーア、
    メリル・ストリープ、エド・ハリス、
    ジョン・C・ライリー

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<STORY>
1923年、夫と共にロンドン郊外の静かな田舎町=リッチモンドに移り住み、新作「ダロウェイ夫人」の執筆を始めたヴァージニア・ウルフ
そして、約30年後の1951年。夫の誕生日を祝うために、息子と共にケーキを焼く妊娠中の主婦、ローラ・ブラウン。さらに50年後、2001年のニューヨーク。詩人でありエイズ患者の友人、リチャードのためにパーティを企画する編集者のクラリッサ
異なる時代を生きた3人の女性の運命は、ヴァージニアの著書「ダロウェイ夫人」により結ばれてゆく・・・。

精神を病みながらも、自分自身を包み隠さずに生きようとしたヴァージニア・ウルフ。家庭のために自分を偽って生きようとしたローラ。友人のために、自分の人生を捧げ、自我を抑えて生きようとしたクラリッサ。異なる生き方を選んだ3人の女性の姿を通しSTORYは進む。
<感想> 評価 ★3
この映画に限り、予備知識は多少入れて映画を観た方が登場人物の把握をしやすいと思う。
私は予備知識なしに観たので、映画の半分ぐらいは頭の中が(???)状態になってしまった。登場人物はそれぞれの時代に生きた女性3人。
ニコール・キッドマンが特殊メイクをし、本当のヴァージニア・ウルフそっくりに変身し、映画に望んだと噂だったが、私的にはメリル・ストリープとエド・ハリスとの絡みのシーンが1番良かった。この映画の感想は観た人により分かれるのではないだろうか?
私は「鬱病患者の映画」に見えた。いわゆる人の心の闇にスポットを当てた映画で、鬱の精神状態の時に抱く、空虚感や喪失感を映像化したように思う。
「生きること」←これほど考えても答えがでない題材はないのではないだろうか・・・?
果たして、私だってなんの為に生きているのかさえ考えたら答えはでないのだし。
そういう意味で哲学的な映画に仕上がっているかも。
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メッセージ・イン・ア・ボトル

MESSAGE IN A BOTTLE *メッセージ・イン・ア・ボトル*
1999年/米
監督 :ルイス・マンドキ
CAST:ケヴィン・コスナー、ロビン・ライト・ペン
    ポール・ニューマン、ジョニー・ランド 

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<STORY>
新聞社に勤める女性テリーサは、休暇に来たケープ・コッドの海岸でボトルに入ったメッセージ見つける。 手紙の内容に心打たれたテリーサ。 その手紙は、今は亡き女性に宛てた美しい愛の手紙だったのだ。 テリ-サは、休暇明け、職場の同僚に見せる。それがボスの目に止まりメッセージは新聞のコラムに。最初は怒った彼女だが、読者の予想以上に大きく、対応に追われるうちに怒りも忘れてしまう。やがて、彼女は差出人の消息を突き止め彼に会いに行く。その瓶を流したのはギャレットという人物であった。一つの手紙が結びつけた男女を描いた作品。
<感想> 評価 ★3.5
アメリカでベストセラーとなった同名の小説の映画化。 切ない大人の映画。 あまりの切なさに苦しくなるほど。大人になる・・・それはみんな何かを背負っていくこと。そんな大人の恋は、背負っている荷物とどう交わっていくかなんだなっと思う。ストーリー的には、かなり無理があるような気がするけれど、それは差し引いても・・・ 30代以上の方にはお薦めの作品。この映画、それなりの恋を経験した人でないとわかんないと思うな。 
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メメント

MEMENT *メメント*
2002年/米
監督 :クリストファー・ノーラン
CAST:ガイ・ピアース、キャリー=アン・モス
    ジョー・パントリアーノ 

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<STORY>
保険調査員だったレナード(ガイ・ピアーズ)は、妻を何者かに殺されたショックと頭を強打したことから、
10分しか記憶を保てなくなってしまった。
彼は犯人を突き止める為、出会った人物や手がかりとなる物のポラロイド写真にメモを書き、
自らの体にタトゥーを彫り、事件の真相を追っていくが…。
<感想> 評価 ★3
斬新な企画の映画だと思う。
評価を高くする人も多いかも知れないが、私はど~も入り込むと言うところまで行かなかった。
1つの映画を撮って、それを10分ごとに切り、ラストからさかのぼっていくと言う斬新なアイデアは今までになかった形なのでおもしろいと思ったが。
映画の最初は理解するのに一生懸命。途中から見方が理解できておもしろくなってきたけど
ラストは理解しきれないままで終わったと言う感じ。

ネタバレだけど・・・
で、妻は誰が殺したの?麻薬とレナードの関係は?
最後まで理解できないままだからなんだか物足りない
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メラニーは行く!

SWEET HOME ALABAMA *メラニーは行く!*

2002年 / 米
監督 :アンディ・テナント
CAST:リース・ウィザースプーン、ジョシュ・ルーカス
    パトリック・テンプレー、キャンディス・バーゲン

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 <STORY>
進ファッション・デザイナーとしてN.Y.で成功を収めたメラニーは、大富豪でハンサムなアンドリューからプロポーズされる。これ以上望めないほどのパーフェクトな結婚相手だ。そんな彼女の前に立ちはだかるのは、結婚に反対するアンドリューの母親でN.Y.市長のケイトと、メラニー自身の“過去”だった。実は、彼女は人妻なのだ。ほったらかしの過去に決着をつけるべく故郷アラバマへ旅立つ時が来た

<感想> 評価 ★2 5
5番街のティファニーを借り切ってプロポーズされるシーンはやっぱり・・・素敵♪ 
しかし内容は二股恋愛サクセス・コメディ。
この映画、メラニーを好きになれたり許せたりすれば楽しめるが私のように(やりたい放題のムカツク女)と思っちゃった時点で楽しめなくなる。(それでも最後まで観たが) 両親・田舎のトモダチ・田舎の風土が好きでないメラニーはNYに憧れ、憧れのNYでデザイナーとして名を馳せる。 けれど、夫と離婚し新しい人生を送るために田舎(南部)に帰省するがそこで温かい地元の人柄や8年も会わなかった夫の温かさ大きさに触れ、突っ張っていた自分に気づくと言うのはわかる。
メラニーは本当にわがまま。 ラストシーンも予定通りのオチだけど、ナゼそうなったかと言うあたりの説得力もないし、これからの生活(NYでのデザイナーとしての仕事)なんかも考えなしで結論だしちゃってるあたりが安易すぎ。 彼氏を振るにしても結婚式ではやめてくれ!
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メン・イン・ブラックⅡ

MIB II *メン・イン・ブラックⅡ*
2002年/米
監督 :バリー・ソネンフェンドル
CAST:ウィル・スミス、トミー・リー・ジョーンズ
    ララ・フリン・ボイル 

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<STORY>
5年前、相棒のKと地球の危機を救い、現在MIBのエリート捜査官として平穏に日常業務をこなしている。
そんな彼の前に新たな敵が出現する。
地球でランジェリーのモデルとして活躍している超セクシー宇宙人のサーリーナが、
MIBのビル全体を人質にしてしまたのだ!一人助かったが頼れるのは、すでに引退している元相棒のKのみだった。
<感想> 評価 ★3
私には珍しくコミカル映画を観てみました。前作で引退したはずの”K”がⅡではカムバック。久しぶりに会ったKは、すっかり田舎の郵便局長に成り下がっていて結構笑えます。「K」がなかなか記憶は戻らず、MIB本部の記憶再生装置にかけようとしても、サーリーナ(エイリアン)に襲われ、記憶が完全に戻ってないままドタバタ騒動が始まるあたりが笑いどころ。パグ犬の活躍も笑えます。
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