岩手サイドスタンド紀行

古き良き時代が生きている岩手。そんな眺めを求めるオートバイの旅。 ふと道端に停まり、サイドスタンドを出し、風景を心におさめる時間。

葛巻町

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いえいえ私なんか、と謙遜して、表通りには出ようとしない歴史もある。

津軽

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津軽で道に迷った。
助けてくれたオバサンが、太宰治にそっくりだった。

浜辺のコーナー

081a140911a浜へ下る道には
海で暮らす人々の集落。
曲がり角のひとつにも、
潮風がしみて、赤銅色だ。

張り出す思い

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かつて、人は、二階のせり出しから、街道の往来を眺めたのか。
そんな記憶や何やかやを仕舞い込み、眠らせて、しゃんと時を超えていく。
(岩手県南部)

文字の風景

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いたって平凡な街の一角です。
ただ、そこで重ねた歳月を体現する家並みに、
「一力食道」「学生服」の語感が懐かしさを醸し出し、
通りの空気を濃密にしています。
幾度も、ここに立ち止まり、昼食にするわけでもなく、
何かを噛みしめるのです。

目を覚ます日

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その看板には「南部町消防団・三戸消防署」とある。
青森の物件ではあるが、南部藩発祥の地である。同郷の香りがする。
それにしても、すくっとした立ち姿だ。
板壁が風雪にもまれてはいるが、背筋はしゃんとしている。
シャッターのおろされた格納庫には、サンダーバードがスタンバイしている、はずだ。
望楼の窓は、眠ることなく町を見渡している。

賢治さんの御近所

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花巻市である。昔ながらの目抜き通りである。
すぐそばには宮澤賢治の生家「宮澤商店」がある。
「ふるくま」さんは、そんな街に130年の歴史を刻んだ雑貨店。
往時の栄華を骨格として押し立てた店構えは、
時の流れなんぞに容易く流されることもなく、独自の歳月を纏って、今日も立つ。
二階は、大女将が師匠をつとめる日本舞踊の稽古場。かくしゃくたるものだ。

側面

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横顔は、思いの骨組みまでのぞかせることがあるんだね。

土壁のコーナー

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集落のコーナーを引き締めるように、それは建っていた。
アスファルトに塗りつぶされた道に囲まれながら、
あらわな土塀が、砂利道の時代を偲ばせる。
土の露出は、歳月の手にはぎとられたものか、あるいは、家人の意匠か。
ほどよい雨を吸わせてあげたくなった。
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高原の記憶

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かつて、日本の高原地帯には、洋館風の宿が競うように出現した。

空前の好景気の波間で、人々は束の間の潤いを求めて高原をめざした。

ひとつの時代は過ぎ去り、夢のカタチだけが、あの日のままそこにある。

あたかも本当の安らぎを得たかのように、人影の無い窓辺に六月の風が吹き渡る。

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