名駅JAZZ and CAFE BASSLINEのブログ

BASSLINE http://music.geocities.jp/nagoyajazzbass/ のHPに入りきらない部分をBlogにしました。

2013年01月

6月ライブ予定

 1(土)ペコ 小林(p)19:30~
 2(日)yukeyee(p)19:30~
 3(月)菅沼 直(p, vo)19:30~
 4(火)増田 楓子(p)19:30~
 5(水)ペコ 小林(p)19:30~
 6(木)
坪井 きみ(p)19:30~
 7(金)倉橋 恵子(p, vo)19:30~
 8(土)加藤 亜衣子(p)19:30~
 9(日)コンテンポラリーダンスcodama19:00~
    沼田眞由み(dns)
    堀内悠馬(p)
10(月)バンドライブ19:30~
     中村智由(As)
     木下稔(b)
     阿部祐司(Ds)
     EVA櫛田真理子(p)
11(火)草野 由花子(p)19:30~

12(水)ペコ 小林(p)19:30~
13(木)EVA(p)20:00~
14(金)ペコ 小林(p)20:00~
15(土)ペコ 小林(p)19:30~
16(日)yukeyee(p)19:30~
17(月)倉橋 恵子(p, vo)19:30~
18(火)増田 楓子(p)19:30~
19(水)増田 楓子(p)19:30~
20(木)坪井 きみ(p)19:30~
21(金)倉橋 恵子(p, vo)19:30~
22(土)
加藤 亜衣子(p)19:30~
23(日)フラメンコダンス19:30~
    黒川 あかね(フラメンコ)他
24(月)バンドライブ19:30~
    宮前 博臣(ts)
    坪井 きみ(p)
    高間 康弘(b)
    倉知 誉(d)
25(火)菅沼 直(p, vo)19:30~
26(水)ペコ 小林(p)19:30~
27(木)ペコ 小林(p)
19:30~

28(金)
EVA(p)20:00~
29(土)ペコ 小林(p)19:30~
30(日)yukeyee(p)19:30~

当店の飛び出し娘

これから世界に飛び立つ方々に滑走路を提供したいという思いが当店を始める動機の1つにありましたが、早速アメリカへ飛び立って行く人が出ました。

渡米前当店最後の出演は3月16日、一時帰国後はH25年12月24日のクリスマスライブでした。
アメリカ修行ビフォー・アフター比較のため、あるいは純粋に音楽観賞として聴きに来て下さいました皆様、どうも有り難うございました。

森










yumie(ボーカル)
愛知県立芸術大学卒業。教授末吉利行師に師事。客員教授ビルギッタ・ノルトファルク師に師事。現在シアーミュージックアーツヴォーカル講師。
CLASSICで学んだ技術をPOPS,JAZZ,に活かしピアノとヴァイオリントリオや、アニソンバンドのライブも行うなど、幅広い音楽活動を行っている。

当店のオーディオについて(その6)

②いったん形成された音波とその後(その2)

前回、「一旦きちんと形成された音波」の「一旦」の時間範囲を問題としました。
即ち、音源の近くで音が反射されると、反射音と最初の音が一緒になって聴こえるか、ずれてエコーのように聞こえるか、一緒になって聞こえた場合、どの程度音質、定位に影響があるか等々により、スピーカーや楽器周囲の環境を考える必要があることを述べました。

これらについては種々実験や観察がなされていると思いますが、実際に音楽を聴くのは感情をもった人の心であり、計器でもなければ脳とかいう物体でもありません。
数値を追ったところで、自分の感覚に合わなければ心地好いとは言えず、また、どんなに音が良いとされているホールの測定値もその規模、形態にとっての値であり当店には何の参考にもならず、当店にとっての音響のためには以下を目標としました(勿論、参考にならないのは「値」であって、基本的な考え方はそうは変わらないと思います)。

1 音源の床はバッフルとして確実であること
2 音源の横の壁は反射により最初の音に影響を与えないこと
3 平行面による定在波やフラッターエコーを生じさせないこと
4 音源から離れた壁、天井はある程度の反射を持ち、遠くの席まで音を届かせることができること

以上より、
1 床は地面より全面コンクリートで機械的接地をはかり、音波の逃げを防ぐとともに振動をなくす。また、コンクリートによる高域の反射を抑えるために表面に圧さ5mmほどの床材を使用。
2 スピーカー、ライブスペースの横の壁は煉瓦により、音波の拡散、吸収をはかるとともに定在波、フラッターエコー防止。
3 スピーカー直上の天井には7°の傾斜をつけ、平行面をなくす。
音源側の棚は側板をなくし音の通りをよくするとともに平行面をなくす。
棚の置物により平行面積を減少させるとともに音の拡散をはかる。
壁の大きな面積同士が対面しないよう、一方の壁には凹凸を付ける(階段上のベースのオブジェがこれです)。
4 スピーカー前方(ライブスペース)の上は吹き抜けとして天井は角度をつけて吸音材を使わず2階席にも音が行き届くようにする。

こととなりました。

続く

当店のオーディオについて(その5)

②いったん形成された音波とその後(その1)

前回まで、「一旦きちんと形成された音波」が重要と述べましたが、一旦とはどの程度の時間範囲でしょうか。

ひとつの音として感知し得る時間、環境による付帯音が音源の定位(その音の位置が分かること)に影響を与えない時間範囲等については音響学、心理学、神経耳科学、脳生理学的に色々実験、観察されていると思いますが、それらについては知識もその気もありませんので論じません。

ただ、95%の人はこれくらいまでは分かる、分からないという統計的数値が信頼できたとしても、では、目標は95%の人とすればよいのでしょうか、いや、優れた(?)2%あるいは0.1%の人にすればよいのでしょうか。
これが自分のオーディオルームならば自分の好きで良いのでしょうが、お客様に音楽を楽しんで頂こうとする場合、難しい面があります。
せっかくの音楽が、これが良いのだと自分勝手に作られた音では聞かされた方もたまったものではないかもしれません。
また、カラオケ屋さんでエコーをたっぷりかけて歌う自分の声がよいと思ったり、そういう音響を好む人もいたりして、オーディオ的な意味でのベストが必ずしも誰にでも喜ばれる音ではないことも有り得ます。
私自身、フルートを始めたばかりの頃、響いて良いように聞こえるからとお風呂場でよく吹いたりしたものでした。

良い音というのがどういうものかもはっきりしない上、人により良く聞こえる音が違ってくるのも仕方のないことかもしれません。

さて、前置きはこれぐらいにして、一言でいえば聴いて頂いた音が当店の音なのですが、スタンスは明確にしておこうと思います。

続くhttp://blog.livedoor.jp/nagoyabassline/archives/24603661.html

当店のオーディオについて(その4)

音波形成の話から(その4)
前回まで、
(1)音波の回り込みという現象があること、そして、それは光の回折と同様、周波数が低いほど大きく、周波数が高いほど直進性を帯びてくること
(2)壁、床はバッフル効果があること
(3)楽器でもオーディオでも、音波の最初の形成が重要であること
を述べました。

以上が当店の音響とどう関わっているかを次に述べたいと思います。

床にバッフル効果があること、バッフルは余計な振動をもってはいけないことから、床は全面直接地面からコンクリートで埋めました(メカニカルアース=機械的接地=早い話が地球に直付けして振動をなくす)。そして、コンクリート打ち放しのガレージ等でよくあるような、わんわん音が反響しないよう厚さ5mmほどの合成樹脂の床材で有害な反射は抑えました。
しかしながら、当店の場合、オーディオスピーカーとライブスペースの後ろにカウンター席がありスピーカー(SP)の後ろに壁がありません。
従って、前方の客席側から聴く場合、後ろの壁をバッフル(音波の後方への廻りこみを遮断する仕切り)として利用することができなくなってしまいます。これでは、空中にスピーカーを置くのと似たようなものです。
そこで、左右のスピーカーの音の出口の間にパネルのあるJBL パラゴンというスピーカーを利用して後ろへの回り込みを防ぎました。
このスピーカーはトィーター(高音用SP)、スコーカ―(中域用SP)、ウーファー(低音用SP)にホーン型を採用し、前面パネルによって左右の間の後ろへの回り込みを遮断し、さらにわん曲したパネルにより音を拡散させる効果があり、どの位置で聴いてもステレオ感があることが特徴となっていますが、音波形成の点でその効果を実感したのは、実は後方のカウンター席で聴いたときでした。
勿論、普通に前の席で聴くよりは音量、音質ともに落ちますが、思ったほどの劣化はなく、いったんきちんと形成された音波はどこで聴いても良いものだと思ったのでありました。
また、2階の客席から吹き抜けを通して反対側にあるのは代表=オーナーの部屋(兼荷物置き場、実質的にはゴミ部屋のようなもの)ですが、そこは音響的には何も考えずに造った部屋であり、かつ、窓やドアのガラスや板を通して、あるいは隙間をくぐり抜けて来た音でありながら、実に良い音で音楽を聴けるのでした。
一旦きちんと形成された音波はどんな環境でも良く聴こえると言ったのは以上の理由からです。

また、床がメカニカルアースされていること、パラゴンの前面パネルがあること、SPの上の天井は定在波やフラッターエコー防止のために7度傾けておりますが、これらはライブの時の楽器の音波形成にも有効に働き、お客様からはもとより演奏者の方々からも音が非常によいと好評を頂いております。

夏に窓を全開にして行ったライブのとき、アンプを通さない生のベースが外まで、それも通りを隔てた対面側でもズーンとお腹に響くように聴こえたのは、私にも驚きでした。

続くhttp://blog.livedoor.jp/nagoyabassline/archives/24171609.html
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