名駅JAZZ and CAFE BASSLINEのブログ

BASSLINE http://music.geocities.jp/nagoyajazzbass/ のHPに入りきらない部分をBlogにしました。

2015年03月

H28年7月ライブ予定

  1(金)倉橋恵子(p,vo)19:30~
  2(土)水野久美子(p)19:30~
  3(日)小森佳登(p)19:30~
  4(月)菅沼直(p,vo)19:30
  5(火牛嶋としこ(p,vo)19:30~
  6(水)木須康一(p)19:30~
  7(木)坪井きみ(p)19:30~
  8(金)ペコ小林(p)19:30~
  9(土)倉橋恵子(p,vo)19:30~
10(日)小森佳登(p)19:30~
11(月)ペコ小林(p)19:30~
12(火)牛嶋としこ(p,vo)19:30~
13(水)黒田和良トリオ guest vocal 鈴木陽香 ピアノトリオ名曲集 19:30~
    鈴木陽香(vo)
    平手祐紀(p)
    木全希巨人(b)
    黒田和良(ds)
14(木)水野久美子(p)19:30~
15(金)倉橋恵子(p,vo)19:30~
16(土)水野久美子(p)19:30~                               
17(日)倉橋恵子(p,vo)19:30~  
18(月)ペコ小林(p)19:30~
19(火)倉橋恵子(p,vo)19:30~
20(水)牛嶋としこ(p,vo)19:30~
21(木)坪井きみ(p)19:30~

22(金)ペコ小林(p)19:30~
23(土)牛嶋としこ(p,vo)19:30~
24(日)フラメンコ19:30~
    黒川 あかね
    他

25(月)谷向柚美(p,vo)19:30~     
26(火)倉橋恵子(p,vo)19:30~
27(水)バンドライブ19:30~
    脇田万貴子(vo)
    青木弦六(g)
    春名祐樹(p)

    祖父江憂貴(b)
28(木)水野久美子(p)19:30~
29(金)ペコ小林(p)19:30~
30(土)加藤信子(p)19:30~
31(日)小森佳登(p)19:30

HiVi8月号が出ました。

HPがなぜか更新できなくなってしまいました。

大変申し訳ありませんが、右側の目次欄、もしくはもっと右側にあるカテゴリー別アーカイブという欄からご希望の項目を探して覧頂きますようお願い申し上げます。


さて、私の場合、ホームシアターと言うかサラウンドでディスコ音楽やクラシックを聴くのは、迫力や音に包まれたようなホール感を味合うためという意味合いが大きかった(ジャズやロックは専ら2
ch)のですが、今回、Stereo SoundHiVi 8月号 P52~の「アトモスが先鞭をつけた立体音響について アーティストとともに収録と再生を試みる」という記事は音響を考える上で大変興味深いものでした。

フルートとピアノの大城姉妹の梨花さん(フルート)によると、左右2chの場合、スピーカーやヘッドフォンでは音楽がちゃんと聴き取れないが、上下方向も入れた3次元再生では普通に演奏しているときのように聴きとれると。
エンジニアさんによれば、同じ音でも正面方向と上から来る音では頭や耳介の影響による位相差(もしくは時間差)のみでなく周波数特性も異なるため、違って聞こえるらしい。
演奏者や普段ホールでの鑑賞に慣れてしまった人には、3次元再生でないとどこか抜けた感じになってしまうのかも知れません。

また、P7~「立体音場は音楽作品の理想か? アトモス初の音楽収録に期待」では、教会音楽に触れ、塔のように先細り状に高くなった天井から反射音が降り注ぐまさに「神の響き」は3Dサラウンドが相応しいことが示唆されました。

天井が三角状に高くなっていてサラウンドSPが上方に設置された部屋で教会音楽(「Cantate Domino」の9曲目)を聴いたとき、いかにも教会で聴いているような錯覚をした経験がありますが、3D用に録音されたソフトならば、普通の部屋で、よりいっそうリアルな再生が期待できると思われました。

リトルジャマーをオプションの上下2段になったステージにセットして聴いた際、水平方向だけでなく上下方向の音源によるライブをやってみたいと思ったことがあります。

すなわち、当店のパラゴン(スピーカー)上の2階の部屋の窓を全開にして、ビッグバンドの奏者を下のステージと2階とに分けてライブをやったらどうなるかと。

現実のライブではどんなに大きな楽団でも平面的に広がった演奏はありますが、上下に分かれた配置は滅多にありません。

単なる興味本位でやってみたいと思ったことであり、「HiVi8月号」のリアル再生のための3Dの話とも意味が少し違うことではありますが、同誌を読んで、上下左右方向の三次元音源ライブをやってみたい衝動が増してしまったのでありました。


 


 

Foyer(ホワイエ)に載った内容

以前、ホワイエ(Foyer)という雑誌に載りましたに書かせて頂きましたが、そろそろ本屋さんの店頭にはなくなった頃と思われますので、掲載させて頂きます。校正用原稿(pdf)のため実際の本分とは少し違う箇所もありますが、大筋では大きな違いはありません。
 ↓の原稿という青文字のところを押すと表示されますが、ファイルが大きいためご用心下さい。
 原稿

追記)
今までここに載せることもなく、知人にもコピー送ることもせず、本屋さんで買うか立読みして下さいと言って、わざわざ買いに行ったり、電子版の会員になってまでご覧になって下さった方々にはご迷惑おかけして大変申し訳ありませんでした(今ごろ言ってどうする)。

実は、今回に限らず、今まで雑誌等に原稿料頂いて書かせて頂いたときも、本屋さんで買うか立ち読みするよう申して参りましたが、それは、本や雑誌には、自費出版や社内誌、業界紙、広告誌から一般雑誌、専門誌その他種々様々なものがあるため、どのような本、雑誌に書いているのか、本屋さんのどんなコーナーにあって、どんな方が読んでいらっしゃるか、全体も見て頂きたかったからでありました。

それと、私に関する記事に限らず、一緒に載っている記事も素晴らしいものばかりなので、それらも一緒に楽しんで頂きたかったからでありました。

売れた部数だけチャージバックがあるからかと思われいた方、残念でした(笑)。

ぴあさんより、MOOK 「ジャズワンダーランド」 という雑誌が出ました。

本年3月28日、ぴあさんより、ジャズワンダーランドという雑誌がでました。

ジャンルごとに初級者~中級者に向けて編集したガイド本“ワンダーランド”シリーズのジャズ版。
ジャズ初心者に向けたジャズの楽しみ方の指南、ジャズ100年史、楽器別アーティスト名鑑、定番アルバムの紹介、ジャズシーンの現在、ジャズスポット紹介等となっています。

新しいうちはなぜか天ぷら風味の香りが漂い(紙またはインクの匂い?)、和食好きの方にはそれも嬉しいかと思われます。

定価2000円となっておりますが、前回は2005年と11年前の出版なので、今後10年分と考えたら随分安いかと。
皆様も是非本屋さんまで走っていきましょう。

パラゴンについて

HPがなぜか更新できなくなってしまいました。

大変申し訳ありませんが、右側の目次欄、もしくはもっと右側にあるカテゴリー別アーカイブという欄からご希望の項目を探して覧頂きますようお願い申し上げます。


さて、JBLのスピーカー、パラゴンについて少しだけ補足しておきます。
1)ホーンの長さは十分か
低音用のホーンは十分に長くないと低音が出ないのではないかと誤解する場合があるようです。
例えば、50Hzの波長は音速340(m/秒)を50(回/秒で割って6.8m、気柱が基本振動数で共鳴するにはその1/4波長の1.7m必要だと。
まあ、パラゴンの低音用ホーンはパネルの後方に折れ曲がって入っているスタイル、かつ前面パネルは低音用ホーンの一部でもあるので1.7m必要だとしても問題はないのですが、その考えは大間違いです。

これは、楽器のホーンとオーディオ用スピーカー(Sp)のホーンの区別がついていないと、Spのホーンも共鳴に相応しい長さが必要と思ってしまうからですね。
これについては、当店のオーディオについて(その3)にも書きましたが、逆で、Sp用のホーンは共鳴してはなりません。むしろ共鳴してしまうと、その周波数の音だけがボーンと響いて大変な音になってしまいます。
Sp用のホーンは共鳴のためではなく、バッフル効果、即ち、圧を周りに逃さずその場できちんとした音波を形成するためにあります。

お風呂のお湯を手のひらで前後運動してもお湯は横に逃げてしまい、きちんとした波ができません(※1)
手のひらを囲むように筒状のものがあってその中で前後運動すれば手の運動に応じた波が形成されます。
そのためのホーンであり、もし、ホーンの長さが十分にないと低音が出ないとするならば、普通のSpはホーンがない=ホーンの長さがゼロということで低音が全くでないことになってしまいますが、そんなことはありませんね。

2)左右くっついているがモノラルにならないか
左右別のSpユニットから音が出ていて、中でも左右の箱は独立しています。
左右セパレートのSpの間に湾曲したパネルをつけたと考えればよろしいかと思います。
そしてその湾曲したパネルの後ろには低音用のホーンがあります。

また、左右同一音(モノラル)の場合、パラゴンでは左右にまたがる湾曲パネルにより1点から放射されたように波面が広がるため、一般のセパレートSpに比してモノラル音が一点から出た音のように明瞭で、これはステレオ定位にも良い影響を与えています。

モノラルがモノラルらしく美しく聴こえるからと言って、ステレオがモノラルに聴こえる訳ではなく、実はモノラルがきちんとモノラルらしく聴こえて初めてステレオ定位が成り立ちます。

ステレオ音源の正中定位音(モノラル音)は正中の1点から出たモノラル音として聴こえなくてはなりませんが、これが曖昧だと、そこから離れた音はなおさら曖昧になってしまいます。

この、音像が明瞭か否かとステレオ感、定位に関しては長くなってしまうのでいつか別の項で述べたいと思います。

なお、現実のコンサートやライブでは定位などはっきりしないから定位云々は意味がないという議論がありますが、だからと言ってオーディオの定位もいい加減だと、ホールでの録音の再生音はますますめちゃくちゃになってしまいます。

まあ、百聞は一聴にしかず(?)と言いますし、言葉による解説よりもご自身の耳でお聴きになるのが一番かと思います。
試聴用のCDご持参の場合、おっしゃって頂ければかけさせて頂きますので、どうぞお試し下さい。

(※1) 
お湯を押す早さが早ければ早いほど(高音)お湯が逃げる暇がなくなり波を形成しやすくなりますが、ゆっくり(低音)だとお湯が逃げやすくなり、波を形成しにくくなります。
また、手のひらが大きければ大きいほどお湯が横に逃げられなくなり波を形成しやすく、これは大口径SPが低音再生に有利な理由にもなっています。

これらのことは、手のひらの側から言えば、お湯の抵抗(インピーダンス)を感じる方が波を作りやすいことを意味します(これをお湯側から言えば、手にロード(負荷)をかけていることになります)。

分かりにくい言葉が出てきましたが、手のひらを動かす早さによって抵抗が違ってくるので直流回路で言う抵抗とは違う概念としてインピーダンスという言葉を使っているだけで、ここでは単に手応えの意味で考えて頂ければよろしいかと思います。
押してもスカスカ状態ではのれんに腕押しの如く影響を与えられないのに対して、手応え(=インピーダンス)のある方が効果を得られるのはどの世界でも同じですね。押しても頑として動かないほどインピーダンスが高すぎる場合、努力の割には実効が得られないこともあり、適切なインピーダンスが必要となりますが、普通の低音、例えば50~100Hzで口径38cmのSpコーンを使用した場合、1~2mのホーン程度で空気インピーダンスが過剰になることはないようです。


また、コーンの動きが早い(周波数が高い)ほど、あるいはコーンが大きいほど空気のインピーダンスが高くなり、音波を形成しやすくなります。
低音の場合、そのままでは空気のインピーダンスが低いためコーンが振動しても音波形成しにくいので、ホーンによりインピーダンスを高くして音波を形成しやすくしています。
また、ホーンの先が細いまま終わると、そこから放射されるときに急にインピーダンスが下がって元の木阿弥になってしまうので、自由空間の空気インピーダンスに整合させるよう徐々にホーンの口径が大きくなっています。
即ち、ホーンはコーンが接する空気のインピーダンスを高めて音波形成させると同時に、自由空間の空気インピーダンスに徐々にマッチさせるという2つの役割を担っています(※2)

長くなって恐縮ですが、
高音用ホーンはラッパのように先があまり開いてないのもあるのに対して低音用ホーンの多くが大きく開いて終わっているのは以上の理由によります。
すなわち、当店のオーディオについて等にも書いたように高音は直線性を帯びるため、スパッとホーンが切れていてもそのまま音波が出て行きますが、低音用のホーンではインピーダンスを整合させるために徐々に開く形となっています。

(※2)
以前、当店のオーディオについて(その3)で、「いったんホーンで形成された音波はその後の環境がどう変わろうとも、それなりの品質は保持される」と書きましたが、インピーダンスまたはロードがかかって音波がきちんと形成されて自由空間に放射されると、当店のオーディオについて(その4)で「音波形成の点でその効果を実感したのは、実は後方のカウンター席で聴いたときでした」とも述べたように、スピーカーの後ろでも驚くほど良い音で聴こえる理由はここにあります。
セパレートスピーカーの音をスピーカーの後ろで聴くとスカスカした音に聞こえますが、それはSpの後ろにいられるほど広い空間がある(=バッフル効果がない)場所で音を出すと、そもそも最初からきちんとした音波が形成されないことによるのであって、聴く場所のせい以前の理由によります。

以上より、最初にきちんと音波を形成することが一番、そのためのスピーカー周囲の環境が大事であって、聴くための環境はその次となります。
いくら良い場所で聴いても、まず最初に良い音波が形成されてなければどうにもなりません。
 

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