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世界自然遺産・知床の中でも悠久なる原始の森を体感できるスポットが知床五湖である。名前の通り、一湖から五湖までの五つの湖沼からなり、これら湖畔を巡って1時間半程のトレッキングができる道がある。
ただし、これら五湖を巡るルートは時間帯別定員受付性の申し込みを予め行い、知床の原始の森に分け入るための自然講義のレクチャーを受けてからでないと分け入ることはできない。交付される知床五湖立入許可証が必要である。もちろん、この発行には手数料が必要である。
このため、一般的にはセンターと一湖間とを往復する高架化した木道が整備されているので、特別な事が無い限り、殆どの訪れる者はこの高架木道から知床の原生林を望み、湖畔に降り立つことは無く、帰っていってしまう。
しかし、本当に知床の原始の森に抱かれたいのであれば、前述した許可申請を経た上での周回ルートを辿ってみてもらいたい。なぜならば、ここにこそ、真の知床が眠っているからだ。
けれど、このルートは、高架木道に比べて、森の中を歩くということで、ここを住処とするヒグマやエゾシカといった野生生物との接触はいつあってもおかしくないこと。それだけに、遭遇した場合の冷静な行動は常に求められる。
その中にこそ、世界遺産・知床が定義する人と自然との共生、それを学ぶには十分すぎるくらいに良い場所が広がっていることをぜひ訪れたら知っていただきたいものだ。

知床五湖への立ち入りには下の立ち入り許可証の取得が今春から必要となった。詳しくは知床五湖のホームページ(http://www.goko.go.jp/)で確認してもらいたい
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知床五湖のひとつ五湖から眺める知床連山・硫黄岳の雄姿
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こちらは四湖から見る同じく硫黄岳。湖の水はどこまでも深い青を呈していた
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三湖から見る知床連山の主峰・羅臼岳(右手)。登山口は岩尾別からとなる。徒歩往復約10〜12時間
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三湖に映す山々。右手から羅臼岳・サシルイ岳・オッカパケ岳
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二湖上空に現れた筆を掃いたような美しき雲
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二湖に映す山々。右手から羅臼岳・サシルイ岳・オッカパケ岳・知円別岳
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二湖から見る硫黄岳。空の青さは知床スカイブルーであった。
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一湖の高架木道から少し下りたポイントから撮影。湖畔に下りての撮影が許されるのは事前申請許可のおかげ
。これまでご覧いただいた写真は全て、この許可証なくは撮影は許されない所からのものである。
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最後に、ルート出発点に掲示されていた直近ヒグマ情報。目視は8月3日、訪れた日の朝も四湖の湖畔で好物のタマゴ茸が食い散らかされている食痕跡が確認されている。まさにヒグマの巣である。見たい気持ち半分、会いたくない気持ち半分。複雑な心境だ。
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