2007年10月11日

「子どもたちは夜と遊ぶ」 辻村深月

   子どもたちは夜と遊ぶ(上) 子どもたちは夜と遊ぶ (下)



昼間はまだまだ暑いなー とは言え、それでもずいぶん涼しくなりました。
だんだん小寒い時の長袖の心配をするようになってきた感じです。

本の方は「辻村祭り」という感じで、この次も「凍りのくじら」が控えています。

それぞれ独立したお話なので、順番関係なく読んでいるのですが、
どうやら、「僕のメジャースプーン」の方に同じ登場人物がいるみたいで、興味津々。
結局既刊すべてを慌てて読んでしまうことになりそうです。





最初に読んだ「冷たい校舎の時は止まる」は高校生、次の「スロウハイツの神様」は社会人だけどちと違うし・・・。
今回の「子どもたちは夜と遊ぶ」は大学生が主人公。
まだまだ、自分の人生に「繰り返し」があんまり出てきてない世代だからなのか、
なんとなく浮世離れというか、ピュアというか・・・。
うまく言えないのですが、独特の透明感というか静謐感を感じる作品が多いですね。

「Children play with dark」と表紙に並べて英語のタイトルが書かれていますが、
まさに「夜」と遊ぶというより「闇」と遊ぶ という感じだったかな というお話。

世俗の(?)ごちゃごちゃがないと、こんな誤解や悲劇を招いてしまうのでしょうか?
大人のようでそうでない、大学生ならではだなー という感じです。
この頃特有の「何か」を強く思い出させるような話でした。

その中で主人公の担当教官の秋山先生がなかなかアクセントになってます。

謎解きの一面もあり、ミステリではない一面もあり、双方のバランスがなかなか良かったです。
(ただトリックというか、ミスリードさせるアイテムが「冷たい校舎は・・・」と同じだったなあ・・・)
それと、結末に触れるので言いづらいのですが、同じ構図が別の作家の作品であったような・・・。


でも、そんなことも気にならなくなるくらい物語の世界観ができているので、気持ちよく読めました。
「冷たい校舎は・・・」とこの本と二冊だけで、「これが『ザ・辻村』の世界なんだなあ」とよくわかります。


それにしても、本の画像ですが、なぜオビなしで作ってくれないのでしょうか?
もうちょっと装丁含めての作品として大事にしてくれてもいいのになあ・・・。


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nahomaru at 10:33│Comments(0)TrackBack(1)辻村深月 

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1. 辻村深月さん著 『子どもたちは夜と遊ぶ(上)(下)』を読んだよ!!  [ のんびり前進じたばた生活 ]   2008年09月05日 18:32
辻村さんの2作品目です♪ デビュー作の記事はコチラをどうぞ♪ 辻村深月さん著 『冷たい校舎の時は止まる(上)(中)(下)』を読んだよ!! 「冷た...

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