私が写真を始めた頃にはすでに100が普通だった。アーサー感度と呼ばれてASAはアメリカ規格である。ドイツのイルフォードはDINだったそれらが世界規格のISOに変わっていく。最初のフィルムはフジのネオパンSSやフジカラーN100である。これらを使ったのは短期間であり、200SSSも使った。しかし、その後、長巻きの100フィートを使うようになり、ASA400のトライXばかり使うようになる。これは本当に使いやすいフィルムであり、ピントもしっかりしていた。2005年頃まで使い続けていた。

 最初は本を読んでいろいろ勉強する。フィルムは微粒子がいいともかいてあり、低感度のネオパンFも使った。その他、プラスXやイルフォードのフィルムも試したことがある。乳剤が薄くて傷が付きやすかったり、調子も眠たかった。とても使えた物ではなかった。ミニコピーも使ったことがある。その前の写真界では35ミリで大判カメラを目指す動きもあり、現像液の調合や温度とか時間を変えてデータを集めている人もいた。

 結局は微粒子でなくても、トライXはかなり大伸ばししてもピントがシャープたった。そんなのが好まれていた。

 大学に入ったら、当時は森山大道が人気で、アマチュア写真界でも粒子の荒いブレボケ写真にも人気があった。これは増感用の現像液をつかうのだが、アサヒカメラに載っているような仕上りにはなかなかならなかった。部員の中にはそんな写真ばっかり撮っている奴もいた。写りすぎる流れへの反抗でもあった。私も当時は1600もカメラを持っていて、あちこちで使っていた。それで作例写真を探したのだが、これというのはスキャナーしていなようだ。

 夜の写真もシャッター速度で対応できる。何も感度を上げる必要はなかった。さらに微粒子も大きなカメラを使って対処する方が自然である。だからその後、6X6から69も使うようになる。それで三脚使用も必要になってくる。いかに三脚を必要な時に使うかである。なぜか昼間に使っていて、夕暮れには使わずにブレて失敗したこともある。

 カラーフイルムでねも高感度があった。ハイスピードエクタクロームなんか持っているだけで興奮した。それでも使ってみたら、そんなに感度が高い訳でもないし、発色も悪かった。ナイターの撮影なんかで、ただ色がついているだけというのに使われていたと思う。その後、フジカラーてせも高感度フィルムが発売されたこともあった。とっておきの場面で使おうと準備したことはあったが、粒子も粗いし、ヘッドライトがついていたら先ず失敗である。普通の感度でぶらして撮る方が無難である。ある年の年末に駅号というのが走り、上淀川橋梁で夕暮れに撮りに行ったことを覚えている。その写真を探したが出てこなかった。失敗作までスキャナーしていない。

 カメラも大きくなっていき、4X5も使った。これはシートフィルムで買ってから説明書の下に赤く印刷されている感度をチェックする必要があった。64だったりしたら損した気分である。こんなカメラでSLの走っている写真を撮りまくっている人を知っているが、ほとんどギリギリの条件でとっている。それでピットは合っているしブレてもいない。まさに究極の神業である。試写をたくさん撮って、いい乳剤ナンバーを大量に買って冷蔵庫に入れて保管するようである。さらに現像でも細かく増感を指示する。そのためにカメラもたくさん並べて撮ることになる。6X9の仕上りを見て、それに相当するフィルムは保留にしておき、後で細かく指示していたのである。

 その後、カラーはベルビアからプロビアの時代になる。プロビアで全て増感していたこともあった。発色も安定し、コダックをつかうことはなくなった。

 コダックは製品が船で運ばれてきて、冷蔵コンテナもない時代だから、夏と冬では発色が違う。私がそれに気付いたのはかなり後になってからである。いつもその場その場で写真屋さんから買っていた。プロはプロラボで大量購入していたのである。

 順序は逆だが、鉄道雑誌も35ミリカラーを使うようになった初期にコダクロームが使われた。無くなりかけだったがKツーとか言うフィルムはASA25だつた。それでも快晴ならギリギリで特急の走行が撮れた。コダクロームも種類があったが、その違いというのはスリッターの端か中央寄りかの違い。製造ラインは1フィートくらいの幅で、それを後で幅切りするのがスリッターである。誰も見たことはない。真っ暗な所でやっている。

 時代は代わりデジタルになった。感度はカメラで変えられるようになった。何種類もフィルムを持って行くもなくなった。空の様子を見て入換える必要も無い。切り現もしなきていい。

デジタルで高感度はいくらでも上がったが、それほど信用はしていない。時々1600を使うくらいである。新幹線を止めるのにシャッター4000までいくと聞いたが、こちらは2000で撮っている。低感度は200だから、こけはちと厳しい。LEDを撮るのによく200に落として使っている。NDフィルタを使ったことはない。

 大体のことを語るとISO1005005.6として、200なら5008である。それは12516になる。絞りすぎになるのも嫌だし、なるべく曇天夕方に撮るようにしている。

 
7202903 苗穂C58414
夜でも撮りたいのなら三脚を使えばいい。1600でも走っているのはほとんど撮れなかった。苗穂のC58なんか千歳線の補機用なのか。昼間には見た事が無い。


7420603 大阪駅夜景
大阪駅の夜景を手持ちで撮った。ブレてはいるが雰囲気は出ていると思う。1600カメラも準備していた頃の作品である。


3大阪シティ、大阪s3452
大阪駅前はバスが撮り易い。新車は4色LEDになったようだ。塗装も変わっています。ハリポタももう走っていない。



ちょっと青春の旅に出ていまして作例の準備が出来ていませんでした。銀塩はデータのチェックが大変だし、デジタルはいつも発表しているので、あまり探す基準がわかりませんでした。