北大阪線の終点は天神橋筋六丁目である。ここはかつて新京阪電鉄のターミナルがあり、大阪市電とも連絡していた。昔からの繁華街になっている。今は阪急千里線と大阪メトロの堺筋線があり、さらに谷町線も交差している。

 この交差点の南側には住まい情報センターの上階に「大阪くらしの今昔館」があり、江戸時代から昭和までのくらしに関する展示や資料を見ることができる。

 私は学生時代に各地で路面電車を撮影しているが、天六での情景はまた別格に良かったと思っている。もっとも、通っていた大学からは乗り換え無しで行けるという地の利もあったのだが。

 ここで何気なく撮っていた写真が鉄道写真コンテストで特選になったりした。その後も、何度かチャレンジしていた。当時は写真のアルバイトをしていて、仕事の無い時はストロボなどの機材を借りることができた。さらに、写真部では様々な写真集を見ては撮り方の勉強もしていた。しかし、最初に簡単に撮ってしまった少しピントの甘い特選作を越える作品を撮ることはできなかった。

 もっとも、当時は鉄道写真でも暗い所で撮る事はあまり無く、旅行をしていても、夜は撮影をあきらめていた。せっかく三脚を持ち歩いていたのに、昼間しか使わないのは理屈に合わない。もっとも、フイルムは貴重だったから、夜に失敗作を量産する訳にはいかなかったという事もある。

 今となっても夕暮れというのは魅力的だが撮るのは難しい。明るさのバランスが合わすのが必要だ。今も地元で朝日や夕日の写真を撮り続けているが、何か一つ的を絞っておくのが良いようだ。

 今回の作品はほとんどが失敗作である。こういう感じで撮ろうとしていても、技術が足りなかったと思う。やたら大きなストロボを使っても逆効果だった。もっと何度もチャレンジすればいいのだが、近くでも遠くでも関係無しに、上手く撮るというのは大変なことである。

 天六を出た電車は本庄中通・南浜・北野を通って中津に向かう。南浜と北野の間で東海道本線とクロスしている。その辺りでも撮っておけば良かったのになと思う。北野という地名は阪急にも北野線という支線があった所である。今は十三にある北野高校はこちらから移転したものである。今はホテル阪急インターナショナルに面している。
7472003 阪神北大阪線78
これはブロニカで撮っている。天六の終点に到着する電車。この周辺は賑やかな所である。


7315233 阪神87天六
今は立派なビルに囲まれている天神橋筋六丁目。線路の部分には自転車が置いてある。


7315301 阪神、天六
停留所前のくだもの屋さん。


7315304 阪神81天六
いろいろ考えて撮っている。明るさのバランスを考えないといけない。


7419601 阪神72天六
もうすっかり真っ暗である。ナショナルの大きなストロボを使っている。


7419606 阪神214天六
214号 車体がまともに光ってしまう。


7419612 阪神210天六
発車を待つ210号。いくらでかいストロボでもガイドナンバーは40くらいかな。


7419617 阪神87天六
旧型電車の方が撮り易いようだ。もう少し明るい時に撮った方が良さそうである。


7315305 阪神82本庄中通
夕暮れの下町を走る電車。天六行きである。道路は狭い。


7315306 阪神82本庄中通
途中には模型屋さんもあった。2016年に閉店だったのか。持っている写真集にはまだ盛業と書いてあった。


7315308 阪神203本庄中通
夕暮れ空をバックに新旧電車が離合する。


7315317 阪神、本庄中通
派手に焚き火する人もいた。


7419028 阪神91中津
中津駅から阪急のガード下までが短い専用軌道になっている。この地下は御堂筋線が通っている。


7420105 阪急、中津付近
右が梅田で左は中津。神戸線の1010形が走っている。そらにはDC8が飛んでるし。ダイエーの本部は地下鉄の中津にあったのか。中津リバーサイドコーポは1971年にできている。阪急の手前を来た大阪線が通っている。どこから撮っているのかな。済生会病院のあたりかな。

 



これで阪神の路面電車は終りました。お付合いありがとうございました。もう記憶も怪しいですが、こうやってバラバラの写真を並べ直して説明することができました。間違いの指摘や補足説明をしていただき、ありがとうございました。撮影したのは学生時代でした。実際に知っている人も少なくなっていると思います。