能勢電鉄というと川西市内を走っていると思いがちだが、光風台駅から先は大阪府豊能郡豊能町になる。さらに鼓滝駅の手前で大阪府池田市を短区間だが通過している。ところで、能勢電に行くと、ここは廃線だなとか旧線だなと思う所が多い。それは日生線以外の全線にわたっている。これだけ線路を付け替えた鉄道が他にあるのだろうか。

 三年前に光風台へ行き、橋の上からゆるてつ写真を撮っていた時に思い出した。ここは以前に来たことがある。そこで廃線跡を撮ったのを覚えている。

 しかし、そのネガを必死に探したのだが出てこなかった。ところが今回の引越騒動でようやく発見できたので、ここで発表できることになった。

 能勢電鉄というのは妙見山の参詣のための鉄道で、開業は1923年と古い。山下から妙見口の間はなにもない山間部を通っていて、途中に唯一のトンネルがあった。しかし、高度成長期に沿線の住宅開発が進み、まずはときわ台駅が開設、さらに光風台駅も開設されて、沿線に住宅地ができている。全線にわたって住宅開発が進み、その都度線路の改良工事が行われてきた。従って今はトンネルもたくさんあり、直線的なルートを走るようになっている。

それにしても光風台付近の旧線を撮っている人はほとんどいないと思う。しかし、光風台駅開業前にはロケーションが良くなり、線路を越える鉄橋もできたから、私はその廃線を撮っていた。今となれば自然に戻った風景の中を走る姿を想像するしかない。
能勢5125 、光風台q6379
40年ぶりに橋の上から撮影。ここで廃線を撮ったことを思い出し、ネガを探していた。左側に旧線跡があった。


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高山右近を知っているか。豊能町出身の有名人は3人いて、他はピアニストと吉本芸人である。


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光風台駅の俯瞰。住宅地は駅より離れた高台にできている。駅だけ見ると立派な秘境駅である。


NS12 光風台3qx209
駅からも旧線跡の方を見る。左端に線路があった。


能勢5141 、光風台qx251
光風台駅では電車の交換が見られる。この前後は単線である。昔は信号場があったようである。


廃線 、能勢電 光風台q6354
うっそうと木が茂る妙見線の旧線跡。40年もたつとこうなっていた。


7808715 能勢電、光風台廃線
この光景が記憶に残っていた。山の中をくねくねと走っていたのがわかる。すでに右上に住宅が建っている。


7808714 能勢電、光風台廃線
線路を越える橋から新しい駅を見る。線路は直線的になり、トンネルの間に新しい駅ができている。川のルートも変えられたようである。その向こうに古い橋台が見えるので、廃線跡を想像することができる。


7808712能勢電 、光風台工事
開業前の光風台駅。まだ能勢電気軌道の時代である。新しい道路ができて住宅開発が進められていた。線路を越える橋もできている。


7808717 能勢電、ときわ台
ときわ台寄りはこうなっている。これは新しい住宅地から撮れるようになっていた。走っている電車は610形で、これはずっと馴染みのある電車だった。