1970


OVA「機動戦士ガンダム 0080 ポケットの中の戦争」で登場した一年戦争末期に生産された後期のザクⅡ。
戦争末期ということで、数多くのMSのデータを元に作られており、スペック上はジオンの最高傑作とされた「ゲルググ」を凌ぐものになっている。
戦争末期に作られ始めたものであるため、個体数が圧倒的に少ない。
機動戦士ガンダムのアニメ本編では登場なし。

余談ではあるが、OVAのポケットの中の戦争というのは皮肉がこめられており、1つのコロニーでおきた、一つの戦闘であり、「取るに足らない小競り合い」を題材にしたものということで製作側自らが「ポケットの中で起きているような小さな戦争」として、このタイトルがつけられた。

OVAでは、バーナード・ワイズマンがこのFZ型に搭乗し、アニメ作品の中では唯一「ザク単機でガンダムと名のつくMSを撃破」している。
ただ、単機と言っても待ち伏せや罠をしかけた状態であったり、ガンダムがニュータイプ用として作られながらもパイロットの技量が未熟であったという点もあってのこと。
きちんとした正規のパイロットであれば、このような事態は起きなかったと思われる。


【バーナード・ワイズマン】

gundam-0080-bernard-wiseman-1新型ガンダム奪取のために派遣された「サイクロプス隊」の一員で伍長。
物語の核心に触れてしまうため割愛するが、新型ガンダムの一時的なパイロットして乗り込むことになる「クリスチーナ・マッケンジー」と偶然知り合い、お互いに惹かれあう。

物語の最後では、ガンダム奪取のために散っていったサイクロプス隊メンバーの敵をうつため、単身このFZ型に乗り込んでニュータイプ専用ガンダム 通称「アレックス」に単機で戦いを挑んだ。

アレックスのパイロットが「クリスチーナ」であることを知らずに戦いを続けるバーナード・ワイズマン(バーニー)。 クリスチーナ(クリス)も相手のザクのパイロットがバーニーであることを知らずに戦いを続け、最後は相打ちになって終わってしまう。
ガンダムは腐ってもガンダムであったため、「行動不能」程度の損害に終わったが、ザクのほうはほぼ「大破」と言ってもいいほどに。
作中バーニーの生死は描かれていないため、幸いなことにバーニーを想っていたクリスは、自らがバーニーのザクと戦っていることを知らないまま終わっている。

物語の後日談として、主人公である「アル」の父親がぼそりと「あのザクのパイロットは生きていたらしいぞ」と、噂程度ではあるがバーニーのその後について語っている場面があった。