ThreeQuestions/内藤重人の日記

内藤重人(ThreeQuestions)の日記です。
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僕の歌 本日CF開始

東京は梅雨明けしたって聞いたけど、今日は朝から湿度が凄い。7月初旬の空気にやられているって程ではないけど、頭の中がもやっとする。強いエネルギーが必要だ。自分の中で決意を上塗りする事を留めてはならない。

今は渋谷にいる。これから打ち合わせがてらmuevoの担当者と乾杯をする。クラウドファンティングを無事に始められた事に対して。そして目標に辿り着く事を祈って。

そう。
先日、7月2日にThreeQuestionsのアートブックレット製作のクラウドファンティングが開始になった。
気にかけてくれてページを見てくれた方がいたら嬉しいけれど、どうなのだろう。

今日7月5日の20時が実際のスタート時間だ。
これは一体どういう事なのだろう。と感じてる方もいるかもしれない。クラウドファンティングというものがどの位浸透しているのか分からないし、俺自身もそう詳しい訳でもない。だから僕は上手く説明出来るか分からないけど、パソコンの前にいる。

言葉は風の中。けれど、ひっくり返してでも綴る。

今年の春くらいの時期から何度もmuevoの担当者と会って打ち合わせを重ねてきた。僕の中から、今回のプロジェクトへのエネルギーを引き出してくれたのは彼だ。とても頭の良い人で僕の足りない面を補足してくれた。前に進めてくれた。もしかしたら彼が担当者でなかったら、今日こういう日記を書いていないかもしれない。

そういう事はいつだってある。
だからこそ、生まれた物語を大切にしたい。
物事には前向きな面、光だけでない事もいつからか知った。そうでない部分に飲み込まれないように。必要なのは前進する意思だ。


昨年ThreeQuestionsは初めてのアルバムサイズの作品を作った。春、発売して夏の終わりにツアーを終えて。1年が経とうとしている。新しい曲が生まれ、ライブを重ねてきた。その中で自分自身に対して変化を望んでいた。変わらなければ制御出来ないと思う気持ちの面があった。

2018年に入って僕の周りでも色々な事が起きた。
それは僕の気持ちの中に少しづつ少しづつ今までになかった部分を生んだ。大きく膨れ上がろうとする渦みたいなものは僕の足にも絡み付き始めてるように思えた。けれど、僕は止まりたくなかった。頭の中はいつもと同じように回転し続けていた。今まで以上に楽器に向かう時間が増えた。描くべきものは過去ではなく今でありたかった。


今回クラウドファンティングという方法で製作を始める事に対して僕が気になっていた点は賛成、参加してくれた方に直ぐに作品を届けられないという事だった。7月5日〜8月31日までの期間を経ての製作という事。実際に届けられるのは10月位になってしまう。僕の中でそれは始めての経験だったし、大丈夫かな。とも思った。初めての事にはいつだって臆病になる。けれど、実施する事を決めた。ある意味では自分を信じたのだと思う。

このプロジェクトが進むにつれて生まれてくる様々な事。それは致命的な事にもなり得ると思った。
夜中、息を潜めて胸が震えた。それでも信じたかった。ThreeQuestionsというバンドの歴史と鳴らしてきた音を信じたいと思った。

誠意を持って望みたいと思うけれど、僕に今、出来る事は今、書いている言葉だ。だから特設のページの文面にも書いたけれど、応援したいけれど、どうしたらいいか分からない方もいるかもしれない。その時は本当に聞いて欲しいと思う。細やかな事でも、内藤、あなたはどう思っているのかという事でも、聞いて欲しいと思う。

今、これを書いた事で全ての説明が終わるとは微塵も思っていない。むしろこれがはじまり。遅れてやってくる言葉も遅れてやってくるアイデアもそれはいつもあるから。そういう意味ではこの二ヶ月間、自分の言葉や行動で示していきたいと思う。

このひとつの物語を完結させられる男でありたい。
どうか宜しくお願いします。


【ThreeQuestions】音源付きアートブックレットアルバム制作プロジェクト!


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僕の歌 6/29 大阪にいます。

大阪に来てます。
数日前の夜行バス(1700円だった、安い。)で東京を出て今日で3日目の朝かな。筏で大和川を下って。ライブをして、飲んで。顔もパンパンだけど、頭の中もパンパンだ。さっき心斎橋に着いて今日最初の煙草を吸ったら全身から疲れが吹き出してきて座り込んでしまいそうになったから、喫茶店に入った。そして今、これを書いている。6/29の午後。

明日、大阪の谷町四丁目にあるSKIPPYというライブバーでライブがある。6月最後の日。このライブが終わったら次の大阪でのライブは決まってない。7月20日の東京での区切りのワンマンまで1ヶ月を切っている。時間はずんずん流れている。

太陽の光を反射して水面がキラキラと光っている景色を筏の上から見た。それは頭の中に印象的に残っていて、流れていく沢山の景観が目を閉じれば浮かぶ。溢れていく沢山のものを心の中に受け止めている。キャパシティはとっくに越えている気がして、殆ど無理だと思う時もあるけど、それを音に込めると少し光が差し込むような気がする。

そんな旅を随分長い間続けている。

初めて大阪で歌ったのは淡路ライブハウスだった。
あれから充分に満たされた時間を過ごしてきた。
少しづつ崖っぷちに追い詰められて、転落しそうになりながらも、まだ捕まってるイメージ。

羽を生やす事が出来たなら、飛べるだろうか。
地面を足で蹴飛ばして大空への飛翔。
その先に何があるか知ってみたい。

きっと直ぐにまた大阪で歌う事が出来ると思う。
でも、それはまだいつか分からない。
沢山の時間を共に生きてくれてありがとう。
明日の俺のライブ
聴きに来てくれたら嬉しいです。

日記書き終わったなと思って今、外を見たら信じられないくらいの大雨が降り出した。


【LIVE】
2018/6/30(土)大阪 谷町四丁目SKIPPY
w/城領明子

open 19:00 / start 19:30
料金 ¥2,500 (別途1DRINK)

出演時間は19:30〜

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僕の歌 7/20まで後1月

昨夜夢を見た。

バッと飛び起きてピアノの上に置いてあるメモ用紙に言葉を殴り書きにした。眠っていたかったけど、そうしなければいけないような気がした。

起きたら重みのある本格的な雨が降っていた。昨夜の言葉を見返してみたら「スティーブガット」は叫んでる。と書いてあった。何の事やら分からないが、なんとなく漠然と分かったような気もした。

昼過ぎ自転車を走らせながら考える。
言葉に対する音のアプローチがどういうものであるかが重要だ。と思った。一瞬焦って早く音楽を聴かなきゃと思ったけれど、聴き漁るのも違う気がして心を落ち着けた。

それでも、やっぱり答えは霧の中にあって焦燥感を募らす。時間と共に鮮明になりつつある未来の洋装が逆に霧の中へ逆行させるような気もして不安になる。きっと「ずっと」という言葉に頼れる時期は過ぎてしまったから、本当に今を頑張らないとなと思った。

昔、何かの小説の中で年を取ると取返しのつかない事が増えてくるんだ。というような主人公の言葉があった。少年時代の俺はそんなものかねえ。なんて思ってたけど、最近は少しそれも分かるような気もする。恐怖に呑みこまれない事。苛立ちや焦りに身を任せない事。心を澄まして音と共にあれるように在りたい。


区切りのライブとなる日にちまで後1カ月となった。
本日改めて詳細を出してみた。

7月20日、ワンマンライブでやります。
そこまで長い時間演奏出来ないかもしれないけど、自分の中で何かの決定的な答えを持ってその日に臨みたい。自分が演奏してきた中で何が残っていくのか。これから何を鳴らしていくのか。決して悲観的な気持ちはなくて、迷いながらも、よく考えていく必要があると思うんだ。

変わらなければいけないと思いつつも時間は流れていって。それに身を任せるだけでなく必要な岐路を自分自身で選べた事は嬉しく思うし。何度も何度もスタートを切り直してきたけど。今度もまた新しいスタートを切る為のスタート地点なのだと思う。


SEED SHIPでライブをした事があるのは1度だけ。
お昼のイベントだった。太陽の光が鋭角に美しくグランドピアノに差し込んでいて、その環境に恋をした。必ず、またここでやりたいと思った。

僕がグランドピアノで美しい場所でワンマンライブをやるなんて。とても怖いはずなのに。歌い始めてから今までの色々な事が僕に稚拙ながらにも自分らしい音楽を僕に見つける入口を教えてくれたから大丈夫な気もする。

時代は移り変わって。僕の当たり前も直ぐに古代史のようになるのだと思う。それでも僕は鳴らし続けて、きっと今に縋りついていくのだと思う。

歌い始めて10年が経とうとしている。
今まで起こった沢山の事を決して忘れる事なく。
僕は次の入口のドアを開く。


日付:2018/7/20(金)
タイトル:音に撃たるるば Vol,10
出演:内藤重人
OPEN/START 19:30/20:00
Ticket adv/door 2500/3000 +1drink

Information
naito.live@gmail.com

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写真は唯一のSEEDSHIPでのライブ写真。
たまたま居合わせたchimaさん撮影。

僕の歌 僕とN君の5日間を終えて。

僕とN君の5日間を終えた。

帰り際、新千歳空港に向かう電車の中で見た虹は奇跡のようだった。旅の終わりを祝福されているみたいで嬉しかった。走馬灯のように頭の中で景色が流れた。今回の事もそれより前の事も。沢山、沢山。

筋肉痛は少し遅れてやってくるようになった。
北大を歩き回ったからだろう。
くるぶし近辺が主に痛い。
6/13は母親の誕生日だった。
ポプラ並木の写真を撮って送った。

感情の軋みが少し遅れてやってくるようになった。
痛みや軋みだけでなく喜びや嬉しさも部屋の中で渦のようになっている。そこに煙草の煙や音楽や溜息や独り言を混ぜると訳の分からない色になる。

昨夜から今朝にかけて凄く長い時間眠った。
断続的に目を覚ます習慣がついてしまったけど、それでも眠り続けた。起きた時には頭の中にキーンという音が鳴っていた。

一つの旅を終えた。
今回も戻ってくる事が出来た。

旅の中には出発点に戻ってこれなくなってしまう旅もあるだろう。出発点から目的地へ。目的を経て、別の場所へ向かう事。元の場所には戻らない。それはなんて呼ぶのかなと考えたけど分からない。もしかしたら、そもそもそういう可能性を孕んでる事を旅って言うのかもしれない。


下北沢のライブハウス。
偶然生まれた、まめとの5日間。
旅の最中、僕達は無言になったり能弁になったり。
飯を食って、酒を飲んで、眠り、歌った。

とても静かな、熱狂を遠くから俯瞰して際どいスケールのファンファーレを心の中で鳴らすような日々を共にしながらも、それぞれの音を鳴らした。

友達のようだったり
兄弟、家族のようだったり
物語の登場人物のようだったり
ライバルのようだったりしながら
僕達は旅を終えた。

今日の東京は少し寒い。
札幌駅に降りた僕達に吹き付けた北国の風と、その瞬間をきっとずっと忘れないと思う。


2018/6/9 名古屋鑪ら場
1.23
2.僕とロックスター
3.2016
4.茜色、背中越しに迫る(仮題)
5.キッズリターン
6.茜色の階段

6/10 難波artyard
1.生活
2.僕とロックスター
3.僕は恋をしていた
4.茜色、背後から迫る
5.23
6.HELLO FUTURE

6/11 札幌Ghetto
1.オレンジ
2.生活
3.僕とロックスター
4.茜色、背中から迫る
5.23

6/12 札幌mushica hall cafe
1.夕暮れが僕を殺す
2.生活
3.僕とロックスター
4.愛の意味を僕は知らない
5.茜色、背中から迫る
6.23
en 手紙

6/13 札幌LOG
1.僕とN君(featまめ)
2.生活
3.僕とロックスター
4.茜色、背後から迫る
5.嫌いだ(featエミリオ)
6.タイムマシーン


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僕の歌 札幌入り

今月の初旬に森博嗣のスカイクロラシリーズを読み終えた。空のイメージ、そしてその景観がとても好きだった。空の青に憧れを感じた。空を俺も飛びたくなる様な衝動が浮かんだ。

そのイメージの様な空が神戸空港からスカイマーク173便が飛び立った時に広がった。湾岸の埋立地、恐らく新しく開発されたのであろう、神戸空港付近の街並みは美しかった。紺色の海、そして少しだけ梅雨の空気を孕んでいるが心地良い風、そんなものを突き抜けて飛行機は空へと上がった。

離陸後、スカイマークの添乗員の男性が安全の説明を終えて。笑顔で機内チェックをはじめた。それを見ていたら、グッときてしまって。わけわかんないけど、気がついたら涙が溢れ出てた。苛立ちや憤りの反対の感情を知っているようだ。それは優しさに近くて少し暖かさもある。

午後14時少し過ぎ。新千歳空港に到着。
2ヶ月振りの札幌。
初日はGETTO。水汲に俺、歌いに行ってみたいんだよねって相談して実現した。創成川を越えて歌うのは初めて。街の中に染み付く景色が広がる様に。再会を喜び合う為に。負け切ってはいけないものがあるんだろうと思う。

札幌の風は冷たいけど、際どく柔らい。
僕もまめも元気です。

覚悟は決まってる。
集中。それ一点だ。


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僕の歌 僕とN君の5日間

昨日、東京は梅雨入りしたみたい。

深夜、日付が変わって数時間経った。週末に向かって日記を書いてみる。土曜日から始まるツアー。小豆原一朗(まめ)と一緒のほぼ一週間がはじまる。同じ人と長期間一緒なのは凄く珍しい。それに今回は道中も大体多分一緒。車、電車、飛行機。どんな感じで時間を過ごすんだろうな。俺、まめに嫌われないといいけど。俺と一週間近く一緒に周ってくれる事を快諾してくれた彼に拍手。

まめと初めて話したのはイベントの打ち上げだった。隣の席に座った僕達。ライブ良かったよ。とまめは俺に言った。彼は忘れてしまったかもしれないけど、とても嬉しかったから俺は今も覚えてる。新宿のアルプスだった。

忘れてしまう事も多いけど、なんだか妙な事ばかり覚えてる。その日の対バンだったり。彼の被っていた帽子の柄だったり。

「骨」という曲があって。その中にN君という人物が出てくる。俺は内藤だから。妙な親近感を思った。そしてその曲は最強に名曲だった。

いつだかのJAMでのイベント。
事務所の横の廊下で旧称「まめバンド」から新しいバンド名を彼等が考えている途中に会った。「パンパンの塔」にしようと思うんだよね。と言ってた。その名前は「骨」の中に出てくる歌詞の一部だった。

縁あって数回、パンパンの塔のサポートでピアノを弾いた事がある。最後のステージは池袋Admだった。朝まで打ち上げをして始発で札幌に向かった。あの時、電車の中に携帯を置き忘れて大変な事になった。日暮里の駅でどうしようもなくてしゃがみこんだっけな。俺は信じられない位に無力で何も出来ず。ただただやってくる渦の中で戸惑いながらもそれでも世界をある意味では楽しんでいた。

はじめて「音楽は止まった」を聞いたのは渋谷クレスト。スプリットアルバム「はじまり」のツアーファイナルだった。初めて聞く歌なのに歌詞が完全に頭に溶け込んで、既にエンドロールが流れてるみたいな気持ちになった。

元から普段会う関係ではない。会うのは年に数度。それでも彼等の活躍を知っていた。そして俺も俺で頑張っていると思っていた。きっと我々の道はこれからも交差すると信じていた。

去年、パンパンの塔の活動休止ライブ。
池袋Adm。ほぼ身動き出来ないようなライブハウス。俺は右のスピーカーの横で聞いてた。ほとんどMCなしで彼等は3時間近く歌った。最後の曲をしっかりと聞き届けて。帰り際、またねって言って別れた。ライブハウスを出る前に物販でパンパンの塔手ぬぐいを買った。

この前、下北沢で共演した置きに一緒にツアー行かない?って誘った。まめはどうしようかなーって言ってたけど、数日後行きましょうって言ってくれた。きっと何かのタイミングがカチリとはまったのだろう。現実になってとても嬉しいよ。

知り合ってから今年に入るまで朝まで2人で飲んだのはいつかの新宿でのアルプスとその後のサイゼリヤだった。しかし、最近はもう2回も2人で朝まで過ごしている。ハイペースだ。意外と話しは留まらない。とてもいい感じだ。これからが僕達の新しいはじまりなんだろうな。

いいツアーになるように2人で頑張ります。
うん。2人で。って凄くいいな。
1人じゃない感じがする。

先日、来月でのソロライブの一旦のお休みを日記に書いた。その真意はまた別の機会に改めて伝えたいと思っているけど。大阪は6月末にもまた行くけれど。名古屋、札幌はしばらく。少なくとも数ヶ月は歌いに行く機会は損なわれる。

きっと確かに変わった自分の音を聞いてもらう為に避けられないと自分では思ってる。いつもいつでも全てに対してオッケーっす!!って言いたいけど。変わらなければ自分を支えきれない事もある。変わり続けるからこそ音は自然に自分を包む。
そして届くのだと思う。

新しい歌、新しいアイデア、新しいアプローチ。
そして新しく生まれつつある感受性。
そして新しい物語を刻み続けていきたい。
全然これが最後なんかじゃないけど。
でも、一つの区切りではあると思うから。

各会場、心からお待ちしています。
今の俺と彼の音楽を聴きに来て欲しいです。


「僕とN君の5日間」
2018
6/09 名古屋鑪ら場(土)
6/10 大阪難波Artyard(日)
6/11 札幌Getto(月)
6/12 札幌musica hall cafe(火)
6/13 札幌LOG(水)

6/24 下北沢BIG MOUTH(日)

内藤重人Info
naito.live@gmail.com


写真はまめが書いてくれた絵。

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僕の歌 朗読フェス 全文「梅雨」

昨夜は朗読フェスでした。

本番前、ふと思って共演の方に純文学って何?どういう事?という質問をしました。ふわっとした答えだったけど、なんとなく、そうなのか。と思えました。創作に対して基本的に自分主体の目線での言葉しか書けてこなかったけど、ギリギリ僅かに目線を物語視点に今回出来たような気もします。全文を載せてみますので稚拙ですが、読んでみてください。

雨の匂いがするといいな。


「梅雨」

梅雨が近づいてくると乾燥している部屋の中にねとりと入り込む空気を受けて頭痛の頻度が上がってくる。まとわりついたものを洗い流す為に1日に何度もシャワーを浴びる。

暑い湯を全身に浴びればスッキリとするけれど。
洗い流したのは湿気なのか自分自身に溜まったどろりとした感覚なのか分からなくなる。

北国には梅雨がない。
だから東京に出てきた最初の年の夏前の渦巻く季節感には驚いた。空気が重たくて身動きが取れない。短過ぎる北国の夏より、6月でも十分に暑いように思った。

好ましく思っていた、ひんやりと冷えたような私の性格も溶けてしまうくらいに。季節は私に圧し掛かった。それだから街に出ていく時にはそぐわないのは分かっているけど真っ白なワンピースで出掛ける。真っ白な日傘を構えて歩く。全身を白一色で整える。私なりの東京への小さい宣戦布告。強い日差しの中を一陣の爽やかな風のように駆け抜けられたらなと思う。

基本的に雨の日は嫌いだ。
だから雨が続く梅雨の季節も好きではない。
服も濡れてしまうし、気分はもたつくし。
颯爽と歩き続ける事も出来ない。

雨の日に起こった出来事が記憶の蓋を開けて蘇ってきたりもする。梅雨の季節の湿度には記憶を蘇らせる性質みたいなものがあるのかな。良いイメージも悪いイメージも重なりあって。記憶の断片が脳内に積もり積もっていく。

例えば、昔、部屋の中で雨降りの音を聞いていた情景。とても静かで。滴る雫の音と私の呼吸音で世界は構成されている。それは子供の頃の事かもしれないし、つい最近の事かもしれない。ぴとんぴとんとこぼれる雨粒の音が優しさに包まれた家の匂いと混ざって。お母さんが呼んでくれたおとぎ話を聞いているみたいに。世界は優しさで包まれているような気持ちになる。

失ったものは帰ってこない。
通り過ぎた時間には戻る事は出来ない。
世界の見え方は私次第だと思うけど。
私は頑固だからかな。柔らかな日々に思いを馳せる事なんて出来そうにない。

優しさと苛立ち、蒸し暑い日と雨の日。
梅雨の時期はそれが繰り返される。
交差して結局の所、何も導き出されない事も多い。
それは私が暗い女だからなのかもしれない。
だから、奇抜だと思われてもいい。
好きな服を着て日々を生き抜かなくてはいけない。


今朝の東京の空は濁って見えた。
前夜の喧騒を街の端々に残したまま雑踏が響く。
音が混ざり合い過ぎて、ひとつだけの音にまとまって私を責め立てるように響く。
車のクラクションの音、嫌い。
暑いコーヒーを入れて飲みたいけど胃が痛くて応えてくれそうにない。私の体もどんよりと湿り気を受け入れているみたいに思う。

それでも今日も街の中へと向かう。
様々な欲求が浮かんでは消えていく。
繰り返しながら我慢を重ねて街を端から端まで歩く。約束だけは幾らでも交わす事が出来る。目的も浮かんでくる。達成されなくてもいいのになと思う目標は人生の変化のスピードと比べるととても鈍く思える。

マンションの階段を駆け下りて、駐車場を抜ける。
坂を降りて繁華街に出る。昼下がりのラブホテルの看板は煌びやかさを欠いているように見える。
習慣にしている詩的表現の鍛錬の為に頭の中で文字を浮かばせてみるけど。適格な表現がうまく出てこなくて。変わりにぼわっと昔の思い出みたいな残像が頭の中の大半を占める。

仕方がないので無理にクスリと笑ってみる。

いつ雨が降ってきてもおかしくないどんよりとした空模様。繁華街の端には柵でおおわれた公園がある。それを抜けると滅びてしまいそうなバッティングセンターがあって。その脇を遊歩道が抜けている。

沿道の緑化地帯には様々な植物が植えてある。
この季節は雨が多いからさぞ過ごしやすいのだろうなと思うけど、華々しく輝いているようにも見えない。植物や動物にも多幸感ってあるのかな。人生の幸せや喜びを謳歌する事は私には簡単なようでとても難しい。日々に祝福を掲げて。大地を愛す。言葉は綺麗だけど、なんだか夢物語みたい。

雨が降ってきたら、雑居ビルの二階にあるいつ行っても誰もいないコーヒーショップに行こうと決める。歩きながら私は真夏の海に思いを馳せる。
ぴちゃぴちゃとした小さな水たまりを蹴飛ばしながら妄想を広げてみる。真っ白なレーシングタイプのオープンカーに乗りたい。真っ白な服も日傘も繁華街には似合わないのは分かっているけど、きっと海に行くなら最適だと思う。

私は車の免許を持ってないから、隣の席の人に運転してもらわなければいけない。それなのに誰の顔も浮かんで来ないから。私は隣の男性は愛する事が出来ない。孤独を愛している訳でもない。
全然そんな事ない。

昼過ぎ公園の端っこに座っていた。
温い湿った雨が空からぽつりぽつりと降ってきて
地面に置いてある真っ白な日傘を濡らす。
辺りには煙草の吸殻やコンビニエンスストアのビニール袋。何かどうでもいい事を書いたチラシ。そんなものが錯乱している。そういえば最近新聞や漫画週刊誌を見掛けなくなったなって思う。携帯電話で見れる事が多いから。そう思って私も携帯電話を弄ぶ。そして街の中から見える空の写真を撮る。

大都会、繁華街、6月の雨の匂い。

簡単に撮った写真は色合いが良くなかったから便利な写真編集機能で私が見ているべき景色に近づける。通りかかった男性が真っ白な服で地べたに座っている私を怪訝な顔で見てるように感じた。
私は何かを言おうとしてみるけど、声にならない。それ以前に言葉にならない。そして私はまた声に出さないで笑う。

雨傘を持っていないのに日傘を持っている私。
雨足も強まってきたので私は腰を上げて歩き出す。
水滴が服に垂れて濡らす。
雨は直ぐに止んで午後には太陽が街を照らすと電気屋の大きなスクリーンの天気予報で流れていた。

喫茶店の窓辺に水滴がだらっとこびりついている。
全体としては捉えにくいのに、その一滴、一滴で捉えたなら、ほんの少し個性的に見える。

例えば、自分ならどのように偶然たどり着いた窓ガラスから冊子の一番下のところまで滴り落ちていくだろうか。人生とはこのようなものなのかもしれないな。と安易な比喩で自分自身を納得させる。

きっと気が付けば直ぐに終わる。
この季節もこの時間も。
今が人生の過渡期であるならば、降り注ぐ雨のようにとどまらずに駆け抜けていきたい。暗い雨が粘着性の高い膜のように私を完全に覆い隠したら、今度はそれを愛せるかもしれない。そんな自分の毎日の不条理に少しだけ声に出して笑えた。

降り出した雨は天気予報とは裏腹に夜になるまで雨足が留まる事はなかった。
屋根のある場所で私は日々の雑念と残像を何杯目かの真っ黒な液体と共に掻き混ぜ続けた。
そうして私は6月の1日の中に自分の存在を染み込ませていった。

「梅雨」はバイウとも読む。普段よりも倍の雨が降る季節だからかな。降り注ぐ雨の中、私はいつも雨の日の少し先を見続けていた。




明日雨だったら嫌だなって最後の挨拶の時に触れましたが、本日、見事晴れましたね。
雨の写真撮りたかったから少し残念な気もします
快晴の6月の東京。
朗読オブザリング。
ありがとうございました。

内藤重人
Information
naito.live@gmail.com


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僕の歌 筏でGo!!

いつだったかな、って思う事が増えていく。

彼と初めて会ったのはいつだったか。随分付き合いも長くなったね。彼の実家の近くの工事現場。侵入して鉄骨の上で酒を飲んだっけ。彼は泣き上戸だった。全能の逆説のイベントの名前はThreeQuestionsの曲名だった。「投影」もう随分ライブでやってないな。俺達はベースがいなくなって演奏するのが難しい曲も増えたし、新しい曲も多いからだろうな。

俺、パワプロ自信あるんだよねって言って彼の実家でやったパワプロ。彼は全然俺より強くて全然点を取れなかった。ペナントモードクリアした位だから自信があったんだけどな。

何かの時に酒飲んでて、ヒッチハイクで俺の家まで来たら?みたいな事を言ったと思う。彼はそれを現実にした。ツイッターのタイムラインに流れる彼の動画。箱根の山越えで泣いてる彼を見て俺も泣いた。俺も頑張らなきゃなって思った。

ヒッチハイクが終わった位のタイミングだったと思うけど、たいちろーと大阪で話してて。川下りとかいいよね。筏っていいよね。ペットボトルで筏って作れるのかな。みたいな話の流れで今回のイベントが決まったような気がする。

富士山登頂は一緒にやったけど、彼のママチャリの旅やヒッチハイクの旅は俺が焚き付けておきながらも心では勿論応援していたけど、一緒に携わる事は出来ずにいたから、ペットボトル筏で川を下る。は一緒にやってみたかった。とは言え、ちょっと筏に載せてもらう位なのかな?と思ってたけど、送られてきたフライヤーを見ると全面的に俺、一緒にいるような様相になっている。ははって笑って俄然楽しみになった。

でも、ペットボトル筏の上に鍵盤は載せられないな。落としたら下は川だからね。壊れて流されてしまう。たいちろーはギターを持って筏に上がるつもりなのだろうか。大丈夫かな。今回の事について書いた彼のブログには全ては音楽を聴いてもらうため。と書いてあるので、きっと歌うのだろう。

音楽を聴いてもらう為。っていう彼の言葉は凄く真実なのだろうなと思うけど。それ以上に俺は思いついた事を実践出来る能力に凄く敬意を持っている。

楽しそうな事が浮かんでも、まあ、疲れるからよくない?とか面倒くさくない?とかって思う事、多いと思う。ペットボトルで筏なんて作ったら面倒くささたるや壮絶なものだと思う。聞けば結構前から彼は家にペットボトルを貯めているみたい。

彼の頑固さと不思議な前を向く気持ちが混ざり合って誰にも到達出来ない場所を描けたらいいのになと思う。俺に出来る事があるなら。というか俺に声を掛けてくれる事をいつも嬉しく思ってる。


6月に入って東京は夏模様だ。全開の窓から夏色の空気が差し込む。今月俺、3回大阪でライブあるんだよなと思いつつも。夜行バスで月末彼の処へ駆けつける。昔、彼が大阪東京ママチャリの旅を走破した時のゴール地点は俺の家のすぐ近くだった。800キロ近くを自転車で走破してきた彼に掛けられる言葉がうまく思い浮かばなかった。

でも、今回はもっと色んな言葉が生まれるかな。
日が沈む頃に海が見えて。美しい夕焼けに染まっていたらいいな。大変な事も多いと思うけど、彼と彼のスタッフがいれば多分大丈夫だろう。

めちゃくちゃ日に焼けるんだろうし、問題も必ず起こるのだろうけど。笑い飛ばしてもらっても構わないし、遠くから見ててもらってもいい。

良かったらどうか応援しに来てやってください。


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僕の歌 内藤からお知らせ

少し決めた事があって日記を書きます。
最後まで読んでくれたら嬉しいです。

「僕の歌」っていうタイトルの日記を前に書いていて、今、読み返してみました。
午後21時半。もうすぐ4月最後の日が終わりますね。
日付が変わる前に書き切れるといいけど。

あの日記を書いたのが今年の3月11日であれから1カ月と少し経ちました。ぼんやりとした思いは少しづつ具体的に形になって頭の中を巡っています。正解か不正解かは過ぎ去ってみないと分からないけど、自分で選んだ事を信じたいと思っています。

文字にするというのは覚悟する事に似ていて。
今までにあった同じ地点に戻る事は出来ないと思うから少し怖いけれど。勇気を出して僕は舵を切ろうと思います。

歌う事が楽しくて。ライブをする事が好きで。
ずっとずっとライブをしてきて。幸せな事にライブの波は途切れる事なく続いて今日まで来ました。
けれど、僕の物語を次の章に進める為に変わりたいと思う気持ちが募って。
初めての決断をする事にしました。

2018年7月20日下北沢SEED SHIP。
僕はライブをやります。
その日から少しの間だけ1人でステージに立つ事を我慢しようと思っています。

あふれ出てくるものを何かに変換する時間が必要な気がしました。

自分の中で変化しているものを受け止める時間が必要だと思いました。

特別、歌も楽器も上手くなくて。でも、自分でも何か出来る気がして。バンドの事を知って欲しくて始めたステージ。ひとりで曲を最後まで書ききる事も出来なかったし、漠然としたものも多かった。それでも街から街へ。ステージからステージへ。

本当に沢山の人に出会い続けて。僕も物語を重ねてきました。ほんの少し楽器が弾けるようになり。ほんの少し歌えるようになったり。変化に変化も重ねてきたと思います。

大切なのは心の奥でドキドキ出来る事。
震えるような、熱が出てしまうような出番前。
そんな時間をこれからも送っていきたい。
そしてそんな音楽を生み出していきたい。
最高のステージを描きたい。

自分の中で区切りをつけてしまったら何かが途切れてしまうかもしれない。と考えた事もありましたが、きっと大丈夫と今、思う事が出来ます。少年期に思った未来の輝きとは別の期待を自分の人生に思う事が出来ます。

やってみたい事は次々と浮かぶし。
挑戦してみたい事も多く。
そしてこれからの旅の先で僕はまた出会いを重ねて行くと思います。

決してさようならではなく
改めて。宜しくお願いします。そんな気持ちです。

僕の存在にもしも心を預けられたら。
共に励み合えたら。一緒に音を鳴らせたら。
そして導き合えたら素晴らしいと思います。

そんな力の断片を持つ人間であり続けられるように僕は諦める事なく旗を掲げたいと思います。

世界が灰色に見えてしまう瞬間や
胸が締め付けられるような夜に支配されないように
乗り越えて、生み出して、解き放って生きたいです。

勿論ThreeQuestionsの物語は留まる事なく続いていきます。面白い話も頂いていて、新しい局面に入っていける気もしています。

また音の鳴る場所で会えるように。
強く生きていきます。
この文章を書いて生まれる事がきっとあるはず。
目を閉じて静かに今を信じたい。

5/03(木)西荻窪FLAT
5/03(木)下北沢Que
5/07(月)新宿LOVE TKO
5/12(土)渋谷LAST WALTZ
5/17(木)下北沢BIG MOUTH
5/19(土)高円寺一生青春音楽祭
5/24(木)新宿ロックンロール以外全部嘘
5/28(月)高円寺U-hA
6/03(日)新高円寺STAX FERD
6/09(土)名古屋鑪ら場
6/10(日)大阪ArtYard
6/11(月)札幌某所
6/12(火)札幌musica hall cafe
6/13(水)札幌LOG
6/24(日)下北沢BIG MOUTH
6/28(木)大阪某所
6/30(土)大阪SKIPPY
7/01(日)下北沢BIG MOUTH
7/08(日)下北沢某所

7/20(金)下北沢SEED SHIP
音に撃たるるば Vol.10

Total Information
naito.live@gmail.com

写真:ちひろ

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僕の歌 札幌、夕暮れ、溶けていく。

札幌に向かってる。

飛行場での振る舞いも空港までの道程も慣れたものだ。飛行機は少し遅れて新千歳空港に着いた。

最近「札幌」の曲を書き始めた。
最初に取り掛かったのが今までの全ての札幌でのライブを書き記すこと。凄く時間が掛かった。

2008年の夏の前から始まる物語。
今年はもう2018年だ。

デッサンの様な散文のような。
時系列に対して言葉を散らかす。
少しづつ細部が形取っていく。
まるでプラモデル製作のようだ。

実際まだ「札幌」は出来上がってないのだけど、最近は着想のようなものというか。アイデアのようなものから曲を作りたくなっている。前は全然そんな事なかった。まだ発表出来てないけれど、大きな決意も秘めている。自分が必要だと思う事はきっと本音の中に隠れていて、それを探し出す毎日の真っ最中だと思う。


札幌に向かう電車の中。
東京とは違う。
柔らかさを持った夕暮れに車窓は染まっている。

最近の僕は苛立ってばかりなのに。
一瞬で優しさが心に満ちた。
来てよかったな。って実はもう思ってる。
もう少ししたら夜になって音楽の中へ。

本日奥山漂流歌劇団とツーマン。
札幌だから鳴らせる音があって。
放てる言葉があると思う。
10年分の書き記したテキストを見れば、そりゃそうだよなとも思うけど、優しい色と風に包まれて。深呼吸をしたら僕はまた生まれ変わる。

故郷みたいだ。ただいま。

【LIVE 本日】
4月20日(金)札幌LOG
「ぼくのうた」
出演
内藤重人
奥山漂流歌劇団

ticket:2500円(1d付き)
OPEN/START 20:30/21:00

photo ちひろ

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4/9 雑記 高円寺にて。

高円寺に来た。

少し時間があったけど味楽は行かないことにした。
腹一杯になるし、ライブどころじゃなくなる。
マクドナルドに行くかと思ったけど、自分でマックは禁じているので行けない。金がないので迷ったが、昼夜の境目を付けたくてサンマルクカフェへ。

好きなんだけど、凄く久しぶり。
いつか仙台で入って以来、高円寺のサンマルクカフェは初めて入った。

最近空いた時間に地球防衛軍というゲームをしている。地球にエイリアンが侵略してくるゲームなんだけど、ゲーム中のアナウンサーの言葉で戦いに参加する人を募集していて、公募に応じた人には1万ドルが支給されるというメッセージが出てくる。エイリアンと戦う人がいない為の軍隊の方針なのだが、時間が経ってふと今日思った事があった。

僕は金がない。
なので、家を買う事も出来ないだろうと思う。
1万ドルでは家は買えないが、もしもその制度が現実になったら。と少し思ってみた。

僕が参加するしないは別として。
凄く大胆な政策に思える。
金がない。という事は連鎖みたいに続いて行く。
金がある。に変わった事がないので、どうしたら変化が起こるのかは分からないが、生活上の大きな変化って自然にやってくるとは余り思えない。

僕の生きている間の世界の変化を想像していると、目を瞑りたくなる時もある。希望的観測で満たせる程に僕はポジティブでもないので、頑張らなければ。といつか常日頃思う様になった。

頑張らなければ。と言っても自分の苦手な事を頑張る事は非常に難しい。自分の生きてきた道の延長線で頑張っている。それが悪い事とは思えないし。僕の人生を否定されたくなんてない。

けれど。みたいな気持ちが胸の端にあって。社会の動向や当たり前と思われる事の推移も気になる。

僕は戦争に行って人を傷つけたくはない。
エイリアンは地球に侵略してこないかもしれないが、敵はいない。とは言えない。

味楽に行って腹一杯になる事は出来ない。
僕はライブハウスに向かう。
今日、歌を歌う。自分で作った歌を歌う。
少しづつ革命されていく意識。
その変化が世界に追い越されてしまわないように。
自分の道を一生懸命生きたい。

サンマルクカフェを出て商店街を真っ直ぐ。
昔ゲームセンターがあった四つ角を左に。
古着屋が軒を連ねる道を抜けてU-hAへ。

夕焼けが綺麗だ。
友達と居酒屋に行きたいけど。
しばらく無理だろうな。


【LIVE】
4/9(月)高円寺U-hA
w/
akey/柳本小百合

OPEN/START 19:00/19:30
ticket:2000円+1drink

出演時間 20:15〜

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僕の歌 下北沢、音に撃たるるば 前夜

毎日が回りながら繋がって僕を運んでいる。

桃尻東京テレビジョンからPAJAMARZ。
さっきまでエミリオといたのでCreature。
色んな音に運ばれて気がつけば3月の末に立っている。決意を固めた初春の日から僕は運ばれていく。何も待ってはくれない。焦りを感じて言葉にならない妙な感覚が僕を包む。それを取り払うように頑張れ。と自分に言ってみる。実際に呟いてみても効果はないので自転車のペダルを重く踏み込む。暖かくなった東京の風を切り分けながら少しだけ体が軽くなるのを感じたりもする。

明日のライブの事について書きたい。

明日は内藤企画。
音に撃たるるば Vol.8
最初は下北沢風知空知で中村佳穂とのツーマンライブだった。タイトルが思い浮かばなくて、この名前は中村さんに付けてもらった。イベントが終わってこの名前を使い続けてもいいかどうか聞いた。それから7回のイベントを経た。

思い浮かんだ事には果敢に挑戦していきたい。
漠然と怖いと思う気持ちが増して行くような気もするけど、それに呑み込まれて遠慮するようになっては、全く良くないのだろうとも思う。

昔、この名前を思う時には僕が挑戦相手の音に撃ち抜かれたいと思っていた。今は少し違う。僕が僕の音で相手を撃ち抜きたいと思うようになった。

いつもいつも頑張らなきゃって思っていると、なんだか何かが少し乾いて行くのを感じる。刺激的な音に囲まれて僕を優しく突き放してほしい。

明日の夜、心が濡れている様に今日を生きたい。



【LIVE】
2018/3/30(金)
下北沢BIG MOUTH
音に撃たるるば Vol.8
出演:
内藤重人
山田庵巳
小豆原一朗

Ticket adv/door:2700yen
+1order+お通し(540yen)
OPEN/START 18:30/19:30

INFO
naito.live@gmail.com

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僕の歌 金曜日の千葉

小雨の降る金曜日、総武線に乗って千葉に帰った。
駅前の街並みは変わっていないように思った。
思い出そうと思えば幾らでも思い出せる。
良いことも悪いことも。千葉の物語。

正月に一度帰ろうと思っていたけど。
三月になってしまった。

バスに乗って駅から10分程で着く。
マンションの前の広場は人がいなかった。家の前にある小さなトンネルを見てずっと前に思ってた事を思い出した。少し冷たい乾いた春の風が小雨混じりに吹いていてそれがよく似合う気がした。

実家は綺麗になっていて僕の部屋はなくなっていた。残していた荷物の整理を少しして作ってくれた夕食を食べてコーヒーを飲んだ。

懐かしいTシャツを1枚持って帰ってきた。
月末のライブに行く時に着ようと思う。

沢山、本当に沢山のCDがあった。
その一枚一枚に纏わる事がある気がした。
少しだけ懐かしさみたいな感傷に浸った。

実家にいた頃、家にあったピアノでたどたどしい演奏をしていた。時間的に夕暮れ時が多かった。その時間ひとりになれる事が多かったからだろう。生活も毎日も完全なる灰色に包まれていたが、美しいものを鳴らせていると思いたかった。思春期の終わり。大人の階段を登る事を拒否していた。

時間は戻らないが、愛でそれを埋める事が出来るかもと希望的な観測でなんとか心を整理する。僕には愛が少し足りないけど、せめてそれを分かりたい、信じたいと思う。大量にこびりついた心の皺もいつかなだらかに優しくなるのだろうか。僕はまだ今のまま歌っていたいと此の期に及んでも思う。それがとても自然に思える事も少し変なのだろうけど。

何重にも張り巡らせた心の壁を壊す事は難しいけど、色を塗り替える事は出来る。思えば中学生の時にノートに壁の絵を何度も書いていた。壁に絵を描く少年の絵だ。僕はその絵に言葉を書き込んだ。

壁の絵はいつからか描かなくなったけど。
随分してから曲を書き始めるようになった。

実家の中で作った曲はどのくらいになるだろう。
近く思い出しながら演奏出来たらいいなと思う。

きっと今と少し違う。
似てるかもしれないけど違う。
そういう道を生きてきたんだ。

遠い過去も今もきっと繋がっている。
また近く千葉に帰れたらいいな。
今夜は思い出しながら曲を並べてみよう。


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僕の歌 下北沢ERA

一昨日は下北沢ERA。
2007年4月21日以来のERAのステージだった。
あの日はいつだったかなって調べたんだ。
下北沢駅が改装される前の事だった。
駅前再開発反対を唱える人が多くいて、僕自身も変わっちゃうのは嫌だなあと思ってた。

あの11年前の夜。
今はもうなくなってしまった下北沢駅前の広場で深夜APRICOTのマジマが歌った。漫画を読む人も近くにいた気がする。僕達はライブハウスを追い出されて言葉にならない感情を噛み締めながら彼の歌を聞いた。みんなで一緒に歌った。彼等の地球大洪水白書というCDのリリースツアーファイナルだった。僕はそとCDのライナーノーツを書かせてもらっていた。彼等の事も彼等の音も大好きだったが、確かに彼等はその夜、大分やり過ぎていた。

あの夜の事を忘れてない。
その時に友と話し合った事も覚えてる。
その約束を守り続けた訳じゃないけど。
本当にERAに行く機会がなかった。

あれから11年。僕は下北沢ERAのステージに立って歌った。誘ってくれたのはカズマックスだった。

ありがとう。ライブが出来て良かった。
JAM移転が決まって大変だと思うけど。
体に気をつけて頑張って欲しい。

ライブのMCでアンプのつまみにとTrebleいうのがあるんだけど、それの事を間違えてTroubleと読んで、PAさんにすいません、トラブルがゼロになってました。と言った。後から考えると少し面白い。

トラブルはゼロではなかった。

歌詞のかなりの部分を置き換えて歌った。
頭が冴えていたみたいで出てきた言葉も悪くないと思った。途中曲の後奏の時に俺もカズト君も楽器を弾いていなくてドラムしか鳴ってない部分があってそれも少し面白かった。バンドっていうのは凄い。

日記に書いてる事もあったし、言葉だけじゃなく実際に自分がどういう変化を思ってるかを思うとやはりステージは少し怖かった。ライブが終わった後にどうだったかなと西野君に聞いてみた。

帰り道、車で送ってくれて、その後にタイガと少し飲みに行った。彼は2年以上振りのフロムTokyoのライブだった。一緒に出来て良かったし、ステージを見れて良かった。思う事もあったので、夜中、彼に話した。自分の気持ちを伝えられる友達がいるのは嬉しい。

深夜、またね。と言って帰る時の風の匂いとか。
終演後のERAの前に出演者がいっぱいいた感じとか。好きだな。って思う。良い夜だった。

あの頃と変わってないかと言えば、色んな事が変わったと思うけど、繋がってるよな。と思う時もある。下北沢の駅の工事はまだ継続中だけど、駅前の様子もどんどん変わっていく。好きだった地下にある500円ランチの店はなくなってラーメン屋になった。下北沢屋根裏もなくなった。ライブ前に眠亭の前を通ったら行列が出来てて何故?と思った。

変わらない事を期待してもきっと変わってしまうから。その事を寂しく思う事は避けられないけど、しっかり進んでいく事が大事なんだろうって思った。

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僕の歌 下北沢ERA前夜

3月13日。晴天。

友川カズキさんと前野健太さんのツーマンを聞きにラママへ。端っこの席でじっくり聴かせて頂く。最後おふたりで演奏していた数曲が凄く良かった。自分ならどんな風に弾くだろうと途中思った。昔、アルプスがシゲとはライブの見方が多分違うよ。と僕に言った事があるけど、それともまた違うとは思うけどライブの聞き方は変わったと思う。

終演後、渋谷を飛び出して中野行きのバスに乗る。途中で具合が悪くなって下車しようかと思ったが我慢する。信号の赤とバス停留所の存在が悩ましい。

数日前の決意。それはそこそこ前から思っていた事でそれを書いた事で現実的に突然、何かが変わる訳ではないけど、変わろうとしている自分がなんとなく自然に感じる。常に能動的であるのは難しいけど、思った事の端っこを捕まえて離さないようにする事が大事だ。そこから生まれる事を信じている。

明日は下北沢で3Qの今年初の東京のライブ。
札幌、大阪と来て、ようやくだ。
もう3月になってしまったし大々的に言う事でもないけど、今年最初の東京のライブという意識はある。共演には2年3ヶ月振りのフロムTokyo。西野君のイベントだ。JAMの移転も発表になった。今の彼は忙しくしてるだろう。僕の生きていく道と貴方の道をまた交わせてくれてありがとう。前夜、少しだけ先の事も思ってしまうけど、どうなるかなんて分からない。でも、どうなりたいか思う事が大切だと思う。

不安は切り離せない。
けれど、避けては通れない。
僕の明日がやってくる。
音楽の中に光と闇を
そして最後には笑顔を見せたい。

2018/3/13(水)
下北沢ERA
新宿JAMカズマックスpresents
『MAX NIGHT!!』
出演:
ThreeQuestions
サーティーン
フロムTokyo
あけみ
ベルノバジャムズ

OPEN/START:18:00/18:30
Ticket a/d:2000yen/2500yen(1D別)
INFO
information.3q@gmail.com


photo by ちひろ

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