ThreeQuestions/内藤重人の日記

内藤重人(ThreeQuestions)の日記です。
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少年の叫び2020 3日前

強いですね、優しいですね。とたまに言ってもらえる事がある。確かに自分のカバー出来る得意分野は若干打たれ強い。が、そうでもない部分は結構本当にそんな事もない。

少年の叫びまで後3日程である。うむむ。と思う事もあるけれど、現在の所、引き続き開催予定で動いている。今日チケット予約頂いている方のお名前を整理しながら思った。本編の最後、無事にステージに上がりたい。闇も問題も求めていないけれど、全く無問題という訳にはいかないだろう。

どうしてイベントをやるのか。と昔から本番数日前になると思う傾向がある。そりゃやりたいから。っていうのは勿論念頭にあるけど、それだけだったらこんなに大変な事はない。比べる事じゃないけど、ただ「やりたい」っていうならPS4の方が全然やりたい。さっきも少しやったし。

少し考えれば答えはいつも同じところに行きつく。大袈裟な言い方みたいになってしまうけど、多分、変えたいものがあるからだと思う。そして変わっていきたい事があるのだと思う。それって自分で音楽をやる理由に少し似ていて、いつからかそのふたつの事は自分の中で繋がっているような気もする。

誰かが言ってた、「努力と労働は違う」そうだね、そうかもしれないけど、そんなに簡単に生き方は整理出来ない。そういう意味では現実と小説は違う。

変えたい事や抗いたい事は多分本当の意味では誰も変えてはくれなくて。自分で頑張るしかないんだって少年時代に教えてくれたのはライブハウスと僕の好きなバンドの歌だった。

そうか、なるほどな。と思った少年内藤は力不足であろうと言葉が足りなかろうと歌が下手であろうと突撃していった。さぞ変な奴だったろう。だからか全く女の子にももてなかった。それでも優しい人が本当に多くて僕の世界は沢山の色に彩られた。

変えたい事も手に入れたい事も抗いたい事も一貫しているようで、出会う人や周りにいてくれる人で本当は移り変わってきたのだと思う。それでも、変わらない芯みたいなものは実はもっと昔、子供の頃から心にあったものなのかもしれない。言葉で括りにくい渇望のようなものが多分あった。

願いを込めて曲を作る訳ではないし願望を持って人と出会う訳ではないけれど、自然と生きて自然と輝けれるような、もしくは輝きを求められるような世界の中で息をしていきたいのだ。

時代は不安定で、かなり鈍感な僕でも、おいおい大丈夫か。と思うようになった。しかし愚痴や嫌悪感や退廃感はもう十分にそこらで感じ取れるから、そこに引き込まれたくないと思う。些細だが守りたいものが自分の中にある。

最近両親の夢をよく見る。時間は戻らないけど、あの時、ああしてればよかったな。と思う事もある。けれど、何故か絶対に問題なのに生き方を間違えてきたとは思わない。僕の人生を否定したくないのだ。そして、否定する必要もないように思う。これからも続いていく人生に対して希望を失いたくないのだ。今日の続きは明日で、その先にも音は鳴る。信念なんてかっこいいものはないけど、もしかしたら言葉にしてないだけかもしれない。

ただ、時々思う。
「少年の叫び」っていい名前だなって。



少年の叫び2020
2020/8/9(日)/渋谷LOFT9
開場/開演:14:30/15:00
出演:内藤重人 feat.世古美月/小豆原一朗/大島健夫/阿部浩二/nene/アサトアキラ/伊藤晋穀/魚住英里奈/成宮アイコ/aro /内藤重人

出演予定の寺治爽子はキャンセルになりました。

Ticket 3000yen(+ORDER)
チケット予約.問い合わせ:
sakebikara@gmail.com
(ご予約40名様程度を上限に致します)

*お問い合わせ時にタイムテーブルご希望であれば送付致します。

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はじまりのちいさなとびら

連日の雨が立ち止まったみたいな曇り空、湿度は軽やかで過ごしやすい祝日の午後。昨夜まで続いた連日の錯綜を癒すように少し穏やかに流れる時間に身を置く。昼過ぎ段々と目覚めていく意識。パソコンの画面を付ける。考えるのは明日の事。心の奥にの焦燥感を呼び覚ますように、語り掛けるように少しの休みを終えて、脳は戦線に復帰する。

明日はkoyubiの配信LIVEが埼玉川口キャバリーノであります。キャバリーノは世古さんが働くお店で去年の「夕暮れを経て藍は成る」の録音もそこで行いました。素敵なグランドピアノと音鳴り。暖かいコーヒーが似合いそうな雰囲気。配信LIVEだから見に来てくださいとは言えないけど、僕達そこで明日音を鳴らします。


昨年、内藤重人feat.世古美月の活動を完了して、我々はkoyubiとなりました。初ライブとして定めていた今年の5月20日。諸般の事情でイベントは延期になってしまったので、まだ一度も人前で演奏をしていないkoyubiの最初の音を配信LIVEという形になるけれど、一音目を鳴らすのは明日という事になります。

緊張します。出来たら沢山の人が聞いてくれたらいいなと願って止みません。

koyubiは今、スタジオを重ねる事にバンドとしての種を撒いて、音が芽を吹いているような気がしています。今回はドラムにThreeQuestions永井君。ギター、そしてゲストにアサトアキラを迎えました。


アサトは自分が歌わずにギターを弾くのは初めてだそうで、一生懸命にフレーズを考えてくれている。エレキギターの音に集中している彼は僕の目線からしても新鮮に見え、そして魅力的であるし、期待してしまう。いつまでとかこれから。とかよりも今、紡がなければいけない事に僕も彼も懸命なのだと思う。仲間と一緒に演奏出来るのは光栄だ。

永井君との付き合いは相当に長くなった。本当に色んな事があったが、やはりこの場所でも彼がドラムを叩いてくれている。実に不思議な気もするし、自然なような気もする。長い時間が積み重なって僕の癖のあるリズム癖を一瞬で把握出来るドラムは世界中で彼しかいないのかもしれない。

世古さんと出会って1年半になる。これからどんな事が起こってどんな風にどこへ目指して歩んでいくのか。きっと素晴らしい事が沢山待っていると思って期待は止まない。背中を押してくれるような、包んでくれるようなその旋律で共に世界を目指したい。


きっと今夜もあっという間に日が暮れて夜になるでしょう。駆け足で過ぎ去っていく、いくつもの瞬間を儚げに眺めるよりも。一生懸命に音楽をやっていきたいと今も思っています。

明日7月25日夜19時半から川口キャバリーノより音を発信します。アーカイブも2週間残ると聞きました。もしお時間とご都合が許すなら、どうか耳を傾けて頂けたら嬉しいです。




2020/7/25(土):埼玉川口CAVALLINO
koyubi presents 「はじまりのちいさなとびら」

出演 koyubi / アサトアキラ

価格 ¥2000/19:25 START

配信URL
https://twitcasting.tv/cavallino_katsu/shopcart/15382

主題:
2020年5月20日に初ライブを敢行予定だったkoyubi。
残念ながら、その1st LIVEは延期となりましたが、近い将来皆様にお届け出来るように試みています。その時に先駆けて配信ライブという形でありますが、配信ライブを行う運びとなりました。

「koyubi」と音楽家「アサトアキラ」で創り上げる音楽の物語の序章をお楽しみ頂けたら幸いです。


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少年の叫び2020に向けて

明治時代のはじまり。大政奉還は1867年である。
今から153年前の事だ。
僕の両親は勿論、祖父母も生まれていない。

とても昔の事だと思うけれど、時折そうでもないんじゃないかなと感じる時もある。僕の曽祖父の両親の職業は知らないけれど、もしかしたら刀を差していたかもしれない。お父さんのお父さんのお父さんのお父さんだ。遥か彼方に流れてた時間の中で今に繋がっている事もある。

歴史が好きなので、様々な偉人、有名人を思い浮かべたりする。実際の顔は知らないから、肖像画とか写真とか歴史漫画の顔立ちだったり小説を読んで思い描いた空想の人物像を映画のエンドロールのように頭の中に流す。時代の変革期に生きた豪傑達に思いを馳せると楽しい。

けれども、人は時間を飛び越える事が出来ないから、どの時代の人達も未来に思いを馳せたとしてもその先の時間を生きる事は出来ない。僕達が知れる歴史はそれぞれの時代のほんの一部で真実もあれば作為的に作られた事もあるだろう。江戸も明治も昭和も平成も歴史には刻まれなかった、その時代に生きている人しか感じる事の出来ない人間の息吹があるのだろう。例えば新しい政策が施行された時の人々の感情。正しかった事が反転した時に戸惑う思い。与えられた正解を疑問に思う心。近しい人の事、家族、友人、恋人。今の時代が良い方向に向かっていると信じたい気持ち。

脈々と流れ続けてきた時間の中で起こってきた変化を思えば僕が生きている人生の中でも変わっていく事はあって然るべきのような気する。そう考えてみれば自分が生まれてからの数十年間の変化は穏やかで、きっと温かみの籠った良い時代を生きてこれたのだろうなと思える時もある。それでも、今までの数十年の間だってもちろん何も起こらなかった訳じゃない。無責任に書く事が憚られるような事がこの国でも沢山起こった。


今年5月2日に開催予定だった少年の叫び2020の延期日程として設定していた8月9日の開催が決まった。当初に参加を快諾してくれていた全ての出演者がひとりも欠ける事なく今回出演を受けてくれた事、本当に感慨深い事だった。信頼してもらえているのだなと思えて嬉しかった。

昨日まで当たり前だった事は風に吹かれていく。そして直ぐに昔話になって過去の事になる。僕だって変わっていくし、昔には戻れないように失われていく事は同じようには戻ってこないのだろうけれど、悲観や諦めに包まれて生きたくはない。一生懸命生きたいと思うけれど、時間はとても早くてあっという間に駆けていくから自分自身に何百回も誓いを打ち立てて少しづつ更新していく。

簡単に人生を方向転換する事は出来ない。
諦めてしまうにはまだ僕達若過ぎるだろう。とHIGHWAY61というバンドが昔歌っていた。

この時期に少年の叫びを開催する事、お店の人、出演してくれる人、足を運んでみようかなと思っている人、迷いは渦を巻きながらも当日はやってくるだろう。もしかしたら。と思う事だって当然ある。それでも僕も出演してくれる人もお客様も自分の人生の中で選んで進む方向を共に出来るのなら、それは強い光を導き出すと信じている。個人的には今、踏み出した一歩が些細だけれど、とても大きな意味を持つようになると思っている。正解、不正解、の選択を越えるような誇り高い光を我々の人生に降り注ぐように。と願って止まない。


少年の叫び2020
日付:2020/8/9(日)
会場:渋谷LOFT9
開場/開演:14:30/15:00
出演:内藤重人 feat.世古美月/小豆原一朗/大島健夫/阿部浩二/nene/
アサトアキラ/伊藤晋穀/魚住英里奈/寺治爽子/成宮アイコ/aro /内藤重人

Ticket 3000yen(+ORDER)
予約:sakebikara@gmail.com
(ご予約40名様程度を上限に致します)

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明日、下北沢Queに向けて

3月最後の日、僕は高円寺にいた。雨が降っていて肌寒かった。右手に鍵盤を引いているから傘をさせなくて、駅から店まで歩いていく過程でそこそこ濡れた。幾つかのお店には休業中の張り紙が貼ってあって街は静かだった。馴染みの店に少し顔を出して様子を伺って数分談笑した。店主はなんともいえない顔をしていて、僕は僕に出来る事があればいつでも声を掛けてくださいと言った。店を出て煙草を吸った。春と夏の境目の湿気を孕んだ匂いの中で吸う煙の味は嫌いじゃなくて、会場入りの前、なんだか心もとない気持ちを空に溶かした。

あの日のイベントはとても楽しいもだったけど、なんだかやはり心細くて、実際にひとりだったのもあるけれど、精神的にひとりきりのような気がした。会場のドアを出て何度も煙草を吸いに出た。あの日、もしかしたらこれが最後かもしれないな。って一瞬思ったけど直ぐに打ち消した。最後に生活を歌って締めた。何人かの人が良かったよって言ってくれた。2カ月と少し前の事だ。


僕は明日ステージに立つ。正確にはフロアライブという事なのでステージではないけれど、僕にとっては正しくステージだ。相方は永井だ。彼との関係も随分長くなった。下北沢Que、機会を感謝します。

明日のライブが成り立つまでの事は僕には想像しか出来ないけれど、いくつかの紆余曲折があった事だと思う。お店の人が責任を背負って僕達を演者として迎えてくれる事がとても光栄で、とても嬉しく思う。初心に帰るという意味とは違う意味で改まった気持ちでステージを迎えたいと思っている。

6月が暮れて、世間の様相が変わっただけでなく、変化を嫌う僕でも内面的な変化はあったのだと思う。時計の針が巻き戻らないように、変わっていく事も止められない。だから時間が経つ事に怯える時もある。ただ、僕はこの時期の中で培ったきたものを放棄したくはなかった。出来たらそれを昇華していきたいと思っていた。僕に出来る事、やれた事は本当に微々たる事かもしれないけれど、そう思って生きてきたつもりだ。

無意識に苛立つ事もあれば、時折悲しくなる事もあった。沢山映画を見たし、ゲームもした。もちろん曲も沢山作った。感傷的な心情に飲み込まれないように自分の中から意思を探ってモチーフとした。人にとってどう届くかも大切な事だけれど、自分の為に書く事が大切であった。そして完成したならば音の鳴る場所でメンバーに、仲間に、そしてみんなに聞いてもらいたいと思った。

明日新しい曲をそう演奏する訳ではないけれど、自分の創った曲を素晴らしい環境で演奏出来る。それはとても胸が高鳴る事だし決して当たり前の事じゃない。

あの空間ではそこに鳴らされる音に対して享受したいと思う感覚が芽生える。それは僕だけじゃないと思うんだ。限定された空間の中で鳴り響く音が素晴らしいものだと思えたなら、それはその時間を輝かしいもののように思う事が出来るし。僕はその感覚を愛している。

下北沢の駅を降りて、マクドナルドの右側の坂を降りて、時計台があったところを越えてウェンディーズの入っているビルの地下を降りる。サイゼリヤはなくなってしまったけれど、B2Fまで下りたらそこはライブハウス、音の鳴る場所だ。

そう。ライブハウス。
いつだって、いつだってそこから始まってきた。


LIVE
2020/6/24(水)下北沢Que
"Warten im Untergrund"
出演:
内藤重人+永井大輔(ThreeQuestions)/sickufo/Oneside Marron Powder
O.A:新妻加淳
OPEN 18:30/START 19:00
ADV.¥2,300/DOOR.¥2,500 [1D別]

出演時間は19:15〜
Information
naito.live@gmail.com

少年の叫び2020に向けての物語

2020年5月2日に開催予定「少年の叫び2020」は8月9日に延期になりました。その相談をお店の方としている最中、本来の開催日であった5月2日に配信ライブの開催を打診頂きました。考えました結果、僕はそれを受けさせて頂く事にしました。

「少年の叫び2020に向けての物語」と題して5月2日に生配信ライブを行います。

聴いて下さる方の前で音を届けられる喜びに越した事はありませんがビデオレンズ越しに画面越しに音楽を届けられるよう精一杯演奏したいと思います。

演奏は僕だけではなく、仲間が力を貸してくれる事になりました。配信時間は120分程。ひとつの映画のような時間の中で僕達が生きている色彩を感じてもらえたらと思います。

日々考え方も感じ方も変わっていく事が往々にある時期かと思います。僕は時代が移り変わっても、価値観が大きく緩いでもこの場所で生きていきたいと願っています。誓いの言葉を簡単に書く事は出来ないけれど、歩んでいく先にある物語に僕は今も希望を思っています。

少年の叫び2020に向けての物語
2020/5/2 at 渋谷LOFT9

出演:内藤重人/小豆原一朗/アサトアキラ/阿部浩二/成宮アイコ(映像出演)
伊藤晋穀/大島健夫

開演:配信開始時間/-終演時間:12:30/14:30
Ticket://1500yen

配信専用ページURL
こちら
ハッシュタグ:#少年の叫び

配信チケットの発売は本日26日、17:00から上記URLから可能となります。購入頂けますと配信日から3日後の23:59までアーカイブ閲覧可能になります。

また生配信期間中、またそれ以前に購入出来なかった方も配信終了後も3日後の21時までは購入が可能となり映像アーカイブが視聴可能となります。

チケット関係で不明瞭な点、不明な点など、前夜5月1日の23:59までお答え出来るように致します。

Info
sakebikara@gmail.com

また,急遽の出演者変更等の場合でも購入権の払い戻し対応は出来ません。問題が起こらないように精一杯努力致しますが、ご考慮頂ければと思います。

東京は風が強いけれど春らしい暖かな日差しが照っています。当日までに音と精神を研いで過ごします。どうか皆様健やかに。


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昨夜、僕の考えた事

考えてる事、思ってる事、沢山あると思うんだ。

僕の方は自分自身の事でいっぱいになっちゃう時も多いけど。それでも、みんなは元気かなあって思ったりしてます。今まで歌ってきて出会ってきた仲間や友達の事を思って。僕の音楽を聞いてくれた人や気にしてくれる人の事を思ってます。それから故郷の街の事を考えて遠く離れた街の事を思って。少しだけあの頃はよかったな。なんて思ったりして負けたくないなって思って深夜にiTunesで好きなアーティストの音楽を買ったりしてます。

模索を続けなければいけないと思ってる。それは誰がなんて言ったとしても変わらない。一体いつまで模索だらけなんだって思う時もあるけど、多分それってずっとなんだろうし、折れる事なく新しい曲を書き続けるのだけど、少し最近は寂しかったりもする事もある。それは我慢しなくちゃなとは別の寂しさみたいで、なんともいえない気持ちになります。

自分の意思や自分の力でどうにもならない事の嵐に撃たれている中で忘れられたくないな。諦めたくないな。これからどうなっていくのかななんて思いながら、それでも自分の進んできた道を研ぎ続けるのが大切だと思いながら一日を終えていっています。

時代が変わろうとしているのは少し前から明白で思春期の過ごし方や感じ方をそれにコミットしなければいけないのかなって思うと、気持ちが良い。とは言い難いけど、それでも僅かでも自分自身を更新する事が出来てきたのは沢山の音の鳴る場所での出会いの力だと思っています。

それを失うのがとても怖くて。部屋の中でひとりで鳴らした音も吸い込まれていくようで、音楽を鳴らしたいなと思う日々です。

暖かさと優しさと寂しさと儚さが混じったような気持ちを添えて。目を閉じて浮かんでくる景色の中で人を思って音階を描く。そんな音を鳴らしたいし感じたいから明日配信ライブをします。

けれど、そこは僕の部屋でライブハウスではないんだ。インターネット越しにあなたはそこにはいないけれど、目を閉じて集中してネットに浮かぶ言葉から温度を読み取ってみたいんだ。全然出来ないかもしれない。効率悪くて何も出来ないかもしれないけれど、貴重な時間を少し分けてくれませんか。

明日、4月6日20時からTwitterアカウント「内藤重人@naitoshigeto」から配信を行います。曲を弾いて歌っていこうと思うのだけど、その曲の前奏を長めに弾きます。その中でその曲の題目について付随する事を話して問いかけさせてもらえたらと思います。

その題目についての皆さんの声(文字ですが)を聞かせてもらえたらなって思います。それを音階で感じ取れるように頑張りますし、もしかしたら、その中から次へのキーワードが生まれるかもしれない。出来たら知らない人にも覗いて貰えたらと思うし、この情報をSNSで見掛けてくれて、可能だったら拡散手伝ってもらえたら嬉しいです。平日の夜で難しいかもしれないけど参加して欲しいし、ただ覗いてもらえるだけでもいいんだ。

希望も未来もいつだって出会いから僕は心に生み出してきた。これからも出会い続けられるのかって思うと怖くなるけど。今まで歩いてきた道程とこれからの事を信じたいんだ。




ロードムービー

ブラジル珈琲の店内の道に面した側はガラス張りで外から中がばっちり見えるようになっていた。店内の音楽も割と聞こえるようで、リハーサルの時に通行している人の多くはこちらをちらちら見ていた。

その時にはクオーツ星がリハーサルをやっていて彼等の音を聞いていると心に元気が湧いた。戦いに向かう決戦前夜の夜の中でかがり火に最初の火が灯ったような気持ちになった。本人達には死角になっていて見えなかったと思うけど、本番に向けて自分達の音を調整する姿は凛々しかったんだ。

不明瞭な顔をして通りを通過していく人達の顔を見ながら、僕が考えていたのはライブに向かう自分の内面の事だった。外の世界への疑念と微かな自分の信じる力が混ざり合って僕も夜の中へ向かった。

あれから丸2日経って閃いた事があるから忘れないように書きたい事がある。

決して明るいとは言い難い僕の曲も笑顔で始める事も出来るんじゃないかって今日ふと思ったんだ。

僕だってインターネットニュースを見ていたら気が滅入る事もある。元気がなくなってしょぼんとして座る事もある。それでも少し時間を置いてから楽器を触れば、なんだか今までよりも新鮮な気持ちで音を受け止められたりする。悲しいから切ないから黙り込む事も多いけれど、あの場所に向かう時に笑顔で向かえたらいいなって思った。

一生懸命生きたいと思う。自分らしくありたいとも思うのだけど、それと今までに固執するというのは少し違うような気がするんだ。少しづつでも更新出来るようにありたい。世界の中をひとりで生きている訳ではないから。

笑顔を投げかける事は触れ合う事に似ている。人の温度は少し怖い時もあるけれど、心の真ん中はきっと温かみで出来ているから大丈夫。

ツアー中に夜走りで移動している車の中で眠りから覚めたら雲間から抜ける朝焼けの光が見えた。とても綺麗だった。僕の人生を描いたロードムービーを想像したのなら、この空の色が似合ったらいいなと思った。

例えば鍵盤の和音をふたつくらい選んで無意識に鳴らす。目を閉じていたとしても、なんだか切なそうな悲しそうな優しそうな音が選ばれて鳴る。それは多分偶然ではなくて僕の道則が運んでくれた今の音なのだろうと思う。

喜びだけで語られる物語ではなく。悲しみだけでもなく切なさだけでもない。僕達の人生を鳴らし続ける事は存在意義を掛けた闘争のように思えた。人を傷つける事は温度を奪っていく事のようにも思える。だけど、僕は出会えた人と切なくとも温かみのある時間を描いていきたいと思ったよ。

ハロー言葉、前日

東京。まだ少し風が冷たいけれど春が着々と近づいている。太陽の日差しは日毎に増しているし街の街路樹には蕾が芽生えはじめてるように思う。

激動の3月が迫る2月最後の日。この一カ月の間に起きそうな事、起きるかもしれない事に震える。気が滅入る時もあるけれど人前に出す言葉は希望に溢れているものでありたいと思う。

考えるべき事は多いと思うけれど、温かみと共にあれるように音を研ぎ続けたい。3月最初のライブはハロー言葉。会場を新宿に移しての開催。

僕も行った事ないところだけどきっと素敵なところだろう。名前から察するに映画館のようなところなのだろうか。ハロー言葉には決められたテーマで読むオープンマイクの時間がある。

いつもとても楽しみにしている。限定された時間の中でのみなさんの声に震える。そのステージの上で読まれる言葉はとても尊くて。一瞬その人の事を深く知ったような気にもなる。

先日、今回は僕も成宮さんも青山君も題目に即して読んでみようかという話が出た。今は既に前日だけど書いてみようと思う。実は昨日も試みたけど書けなかった。言葉には責任が伴うから何かを書くのには勇気がいる。けれど、これは詩であって創作だ。ただ誠意を込めて書きます。

大切なのは声に出す事。
この文章を持って明日に臨む。


【LIVE 明日】

2020年3月1日(日)
ハロー言葉 vol.5「忘れないでほしい、」
劇場 at THEATRE
出演:
成宮アイコ+青山祐己
内藤重人
オープンマイクのあなたの声

時間:open16:00/start16:30(20:00終了予定)

料金:ご予約2,000円 当日2,500円

予約,問い合わせ:counter.roudoku@gmail.com

*オープンマイク後1枠あります。

オープンマイクについて:

イベントサブタイトルの、「忘れないでほしい、」から始まるテキストならば、詩・手紙・独白・日記形式など、なんでもOKです。音源なし、マイクのみ、1人持ち時間3分になります。

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松尾くんと僕

数日前、日曜日だったかな。その日はライブがあって会場入りして少しした後くらいに松尾君と電話で話した。その日起きた時に彼から着信履歴が携帯に残っていて珍しいな。なんだろうなって思って掛け直したけど繋がらなくて。何度かのやり取りの後でようやく繋がった電話の先で松尾君は井乃頭畜音団からの脱退を教えてくれた。

何故だか、そんなに驚かなくて。そうなんだって僕は言った。彼は「全然これからも歌っていくからさ。それでも伝えておこうと思って。」って言ってくれたから僕は結構先だけど決まっているイベントあるから。一緒にやろうよ。なんて間の抜けた答えを返した。伝えたい言葉が出てくるのはいつも少し後だ。これなんとかならないのかなって今も思う。

陽が沈む直前の時で電話を切って西荻窪の街をなんとなく歩いてみた。寂しかったな、やっぱり。

松尾君と初めて会った日のライブの事を覚えている。代々木のライブハウスだよね。終演後、何故だか俺は当時の彼の家に泊まりにいった。話してて同い年だって分かったからかな。一緒に帰った時とか別に会話が弾んだとも思えないんだけどね。朝方に起きて帰ろうと思ったけど靴下が見当たらなくて、そのまま君の家に置き去りにしてしまったような気がする。その時から僕は彼の事、友達だと思っている。なんでか分からないけど。好きになった。

あの夜のライブハウスは完璧にガラガラで誰もいなかった。でも、別に珍しい事でもなかったし彼もイノチクを始めたばかりの時期でメンバーもその日ごとに入れ替えみたいな感じだったし、世間に対する挑戦者というにはかっこよすぎる言葉だけど、なんとなくこんな事もあるよな。みたいな空気の中で僕達は対峙した。

あれから何度も共演出来たような。そんなに対バンが多かったわけでもないよな?みたいな不思議な気持ちだけど、札幌で一週間を共に過ごした事とか、僕がライブハウスで働き始めて最初のブッキングに出てもらった事とか、スタジオライブ、サーキットのイベントでフライヤーを配り続ける景色とか幾つもの井乃頭畜音団としての君の姿が明確に浮かぶよ。

友達っていうのは不思議だね。年に何回も会う訳でもないのに。心、近く感じられる。なんとなく。凄く漠然とだけど。分かるような気がするんだ。だから少なくても会えた時はいつも嬉しかった。

電話の最後に僕がギリギリ言えたのは「長い間お疲れ様でした」って言葉だった。彼が歌を歌う事が終わってしまう訳でもないのに。なんで、そんな言葉が出たんだろうな。

この10年の事が最近走馬燈みたいに思える時があるよ。これからの事にも勿論期待してる。負けたなんて思っちゃいない。諦めてるつもりも全然ないけど。それでも変わっていく事はあるよな。

君の葛藤や努力は生活しているところや家の中での様子は全然知らないけど。ほんの少しだけ想像出来るんだ。それは君がとても優しい人だからかな。想像の余地を僕にくれたんだ。音楽を通して、ステージを通して、会話を通してさ。

僕が君に何か貢献出来たとは思えないけど、これからもよろしくねってこれを書きながら思っている。いつか物語の章は終わる。けれど、それが物語の終わりじゃないって事をきっと僕も君も知ってると思うから。

また会おうね。
それが西永福のあの場所じゃなくてさ。
音の鳴る場所である事を祈るよ。

沢山ありがとう。これからもよろしくね。



追伸:
今、何故だかひらくドアを聞いてる。
俺、あのバンド凄く好きだったんだ。
今度会ったら少しだけでも音楽の話をしよう。


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青年の影

夕方帰ってきて布団の上に転がっていたら気が付いたら深夜になっていた。少しの間何も考えずに椅子に座って、それから旅支度を整えた。明日の早い時間には家を出て向かわなければいけない。腰が軋むし財布の中身は空っぽだけど大丈夫。少し怖いけど頑張らないとな。

2020年が始まって2週間と少し。歌い始めは札幌から。聞いてくれた方、関係者のみんな。友達。改めてありがとうございました。毎年の歌い初めを北の地から始められている事を幸せに思うし今年も参加出来て幸せでした。

北海道から帰って鍵盤をケースから開けてみたら鍵盤の調子が悪くなっていて。とても悲しいし困った事なのだけど、ステージは迫っているし闇に呑みこまれてはいられないし、明日からしばらくは無理をさせてきた前の前の代の鍵盤で臨もうと思っている。不思議なものでしばらく放置していた黒のヤマハのピアノは致命的に問題があったのだけど、弾いていない期間に問題が改善されていた。機械にもバイオリズムがあるのかも。

僕の音楽の歴史は何台かの鍵盤達との共に過ごした歴史でもあって、もう家にはいなくなってしまったピアノもあるけど、全て覚えている。沢山の時間を共にした仲間だから壊れていても手放せずに家の中に鍵盤が増えていく。明日のライブハウスで梱包を外したら再び致命的に壊れているのかもしれないけど、大丈夫。動揺しないでステージに向かう。強さとは違うけど、君に頼り切りじゃなくても歌えるようにならないと。

明日は群馬高崎。堀口君の生誕祭のイベントに出演する。追悼イベントではなく生誕祭である事が大切だと思う。去年の暮れに訃報を聞いてからその日に作った2分位の曲がある。明日歌いたいなと思っている。「歌いたいな」というより明日歌う為に作ったのかもしれないから彼の友達にも聞いて欲しい。3度目のTRSUT55。全部のイベントに彼は関わってくれていたから次の機会があるかなんて分からない。また行けたらいいなと思うけど分からないもんな。

目を閉じて思い返せる事が多過ぎてヘッドフォンをつけて歩く街中でそれが頭を過ってどうにもならない程に苦しくなる時がある。優しくない自分。いつだって自分の事ばかりだ。心は冷たくなる一方でその分優しさが身に染みる。どうしょうもなかった僕も我慢を覚えたりきちんとしようって少し位は覚え始めた。こんな事どうでもいいのかもしれないけど、札幌から帰る道の途中、煙草もういいかなって思った。静かな部屋の中、寂しいなって思った帰り道、緊張で震える体を抱きしめながら果てしない数の煙草を吸った。体調の事とか喉の事かも色々あるけど、もうあまり吸わなくても大丈夫だと思った。また少し変わらないとって思うんだ。

ほんの少しだけ泣きたいけど泣かない。欲しかったものはきっと直ぐ傍にあって。でも手を伸ばすのをやめられないのはどうしてなんだろうな。明日も新しい歌を携えて。僕は音楽を生み続けたくて。友達といたくて。仲間が欲しくて。少しの孤独感と寂しさと優しさと愛を頭の中でぐちゃぐちゃにして。震える手で明日も鍵盤の前に立つ。


「青年の影」

今年の冬が来たら始めたい事があるんだ
次の春が来たら新しい歌を書かなきゃな

ありがとう。さようなら。
久しぶりに君の街に来たよ。

空には箱舟、黄昏、真空管が映えて綺麗
街の片隅には消せない君の傷跡が残る

ありがとう。また今度ねって
言えない事が寂しいけど
俺、また君の街に行けるようにって歌うから

空には箱舟。爆音の中で鳴り響く残響。
街の片隅には誇らしく笑う青年の影


爆音の中で

朝起きたら声がおかしな事になっていた。
左手は微妙に震えてるし、頭の中はゴワゴワしていて昨日までの3日間が体中に染み込んでいるみたいだった。起きてシャワーを浴びて直ぐに外に出たら素晴らしい天気。少しの間、豊平川の川辺に立ってぼーっとしていた。半分くらい凍った川の水と川辺に佇む男性。透明な風の色とそこに存在出来ている自分自身は何かの原風景のように感じられて心の中に保存していた風景と重なり合って美しく思えた。

ふらふらと歩きながら街へ向かいラーメン屋に入って水を大量に飲んで昼飯を食った頃には1日が始まった。昨日に戻る事は出来ないが僕は札幌にいる。

2020年が動き出した。
1/8 SPIRITURL LOUNGE
1/9 mole SAKE祭
1/10mole FSR

改めてありがとうございました。
本日札幌最終日を迎えました。

爆音の中で精一杯に音と声を紡いで辿り着いた今日、去っていく事、邂逅や再会。新しい出会いが入り混じって日々の中に溶けていく。流れてきた時間が体に染みつく。時にそれを振り払うように、時にそれを抱きしめるように音楽と共にありたい。

器でありたいと祈った日。自分自身で決められれ事は些細な事かもしれない。変化を自然に受け止めつつも意思を忘れる事はなく立ちたいし生きたい。

未来は現在になった。
僕は今夜ひとりで爆音の中に立つ。

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photo ちひろ

2019年のクリスマスの夜に

始めて降りた駅だった。

数日間、電車を乗り間違える事が続いていて、その日も京浜東北線と中央線が同じようなものな気がして新宿から2時間近くかかった。予定より遅れて駅に到着したら小雨が降っていた。傘を小脇に抱えてコートの前を閉じて進んだ。冬の風が身を差した。

葬儀場のドアを開けて進んだら知っている人が沢山いた。献花台はとても立派だった。焼香台に飾ってあった写真はスポットライトが生み出す陰影の中でベースに支えられて立っている写真。それは笑顔で映っている遺影と表裏一体な気がしてずしんと重さを感じた。

上の階に上がったら見知った人が沢山いた。勧められるままに一瞬でビールを開けて焼酎に移った。置いてあった焼酎は二階堂で僕はそれも一瞬で飲み干して友人に薦めてみた。あの人は二階堂が好きだったのか分からないが、いつも飲んでいた。何分か何十分か何時間か時間の流れがよく分からない空間の中で何人かと話した。

バーボンさんが注いでくれたウイスキーは封が切られていなかった。ひろちゃんは派手な髪をしていたから素敵だねって言ったら「パンクロックでお別れだから。」って言ってた。LOFTの大塚さんと初めて5分以上話した。僕は自分の話を延々続けて、最後にイノマーさんとどういう関係だったんですか。と言われたから答えた。「友達だったと思ってます。そう言ってくれたから。」大塚さんは視線を背けて一言呟いた。

葬儀場を出て数人でサイゼリヤに行った。羊の肉の新しいメニューが食べたいとヨゴレは言った。美味しいような気がしたけど味がよく分からなかった。だけど酒の味は分かった。いつものワインの味だった。友達と電車に乗って帰った。終電間際だった。


20代前半青春パンク全盛期と呼ばれた時代から少し経ってから僕はあの人と知り合う事が出来た。青春パンクって言葉は捉え方が広すぎてなんだか雑過ぎるから微妙だなって思うけど、そんな風に言われている事がどうでもいいくらいに些細に思える程に刺激的な時間の薄の中を生きた。

何かを成し遂げたいとかは漠然とした模索で、どちらかといえば大切なのは少し先の未来よりも圧倒的に今だった。その中には恋も友情も可能性も詰まっていた。青春時代だったのかもしれない。いつか途切れてしまうのだろうなと思ったりしたけど、それは絶望的な事ではなく希望の詰まった足取りの転換であると思えた。

それを誇らしく思えるような日々の中で僕は少しづつ夢を形取っていってバンドを辞めて自分で歌を歌う事を選んだ。将来的展望は全くなかったが頭に詰め込まれたリビドーがあった。音楽よりも伝えるべき事は積み重ねられた思念であった。それを放出しなければいけないと思った。

人の輪から離れてしまえば疎遠になってしまう人はいるけれど、その中でも些細に関係は続いた。気に留めてもらえる事が嬉しかったし、段取りの悪い僕の話をうんうんと聞いてくれた。

僕から会いたいですって言った事は少なかったけど、たまに呼んでもらえたら直ぐに駆けつけたかった。いつだって連絡をもらえたら嬉しかった。大切な人というより特別な人で大好きな人というよりは尊敬する人だった。最初からずっとそうだった。

心の中にきっとずっと残る事があると思う。それが何かは時間が経ってみなければ分からないけど、今、沢山の思い出が胸の中に積み重なって少し苦しい。それを曲にするべきなのかもしれないし、そうではないような気もする。


諦めてしまう事はなかったけれど、苦しい事は何度でもあった。喜びを受け入れる事が出来なくて、そっとその場を離れた事もあった。なんだってやってやると思う覚悟はあっても時間は流れた。

あの人が譲らなかった諦めなかった意思とは違うけれど僕にもそれでも続けていきたい事がある。

精一杯に本当に精一杯に思えた一瞬の時間の中で人は暖かいんだよ。って言葉じゃなくて絶対に忘れないやり方で最後に教えてくれた。

これからも何かを見つけ続ける事が出来るか考えると、とても怖いけど、きっと大丈夫だって思う事が出来ます。自分を信じたいと思う事が出来ます。

イノマーさん、もう会えないなんて今でもまだ信じられなくて寂しいです。日付は越えてしまったけど、今夜はクリスマスです。とても静かな夜の中で一緒に過ごせた時間を思っています。

今週のこと

山梨県甲府市のnaked cafeでこれを書いている。今日はライブなんだ。朝家を出た時は寒かったけど、今は暖かくて心地良い。厚着してきたせいもあると思うけど穏やかで過ごし易い。けど連日の気圧の変化で少し頭が痛い。今週はずっとこうだ。

先週の土曜日に堀口君がなくなった。
群馬高崎で僕が歌ったライブ、1回を除き彼が全て関わってくれていた。その残りの1回も聴きにきてくれていた。初めて会ったのは水戸のライブで彼は極めて酔っ払っていて床に転がってた気がする。その日、理由は覚えてないけど、少し元気がなかった僕は彼と飲んでるうちに元気になってきて結果朝まで飲んでた。彼は途中でどこかに帰ってたけど。

不思議と会った回数は多くなくても気持ちの距離がやたらと詰まる人もいる。彼は僕にとってそんな人だったのだろう、だから、これから待っている事、これから起こりそうな事を思うと悲しくて寂しくて心が沈んでしまいそうになる。訃報を聞いた日の夜に曲を作った。彼の事を思ったのかもしれないけど、理由や切っ掛けよりも体は自然と楽器に向かっていた。出来た曲は良いような気がしたけど歌える機会はあまりないんだろうな。来年の彼の誕生祭まで温めておきたい。

少し早過ぎるよ。もっと会いたかった。

月曜日、火曜日、水曜日とそれぞれ別の人とスタジオに入った。毎日はあっという間に流れていった。そんな中でもその前の土曜日の事は心から離れなかった。僕が沈み込んでも仕方がないし前を向いて良い方向に進めるように日々の舵を切っていかなければならない。誰かにこんな風に思ってるんだ。って言えたらいいのかもしれないけど、あまりそれが得意ではない。子供の頃から自分の内面に感情を貯めてしまうところがある。それでも、ひとりの時に少し溢れる感情の断片がまだ暖かさを残していて複雑な気持ちになる。

火曜日に堀口君の恋人の呟きを見た。僕はそれを見て布団の中で少し泣いて迷惑かもしれないと思いながらもその彼女に短いメールを送った。翌々日は彼の通夜だった。木曜日の深夜にメールの返事が来た。会った事はないけどきっと暖かくて愉快な人なのだろう。初めてのやり取りの中で思った。きっといつか会える。

その日は本棚のモヨコの活動休止ライブがあった。僕は彼等の音楽が大好きだ。友達かと言われたら分からない。普段会う訳でもないし、何度かイベントに呼ばせてもらったけどそうそう共演が多い訳でもない。会っても会話は少ししか続かない。それでも親しみの気持ちがあるのは僕が彼等を好きだからだと思う。

ライブハウスに行く前にツイッターを開いたらちょうどモヨコの10年について文書を書いている人を見つけて読んだら、ぼろぼろ泣けてきた。好きなバンドがいなくなる事は寂しいが当然、僕以上にバンドに思い入れがある人がいる。妙な感じの感情移入があって終わってしまうのが悲しくなった。

家を出る直前に一通の通知が携帯に来てた。直ぐにそれを見たけれど、どういう事なのか受け取れなくて考える事を放棄した。聞いているライブに集中して終演と同時に店を後にした。出口にモヨコの森君が立っていて、またね。と伝えて自転車に跨った。

帰宅したらとても静かだった。何かを考えようと思ったけど出来なくてモヨコのMVを繰り返し観た。夜が更けてまた曲を作ろうと思って何時間か楽器を弾いたけど何も出来なかった。

金曜日が過ぎて土曜日になった。
明日は通夜があると聞いた。

今日家から甲府駅までの時間、ゆっくり過ごそうと思っていたら電車を2回乗り間違えた。3回目も間違えそうになったけど直前に気がついた。

書いてきた歌詞や曲、メロディーの中にはきっと過ごしてきた時間が溢れている。最初は何もなかった。全ては憧れから始まって可能性を信じる事が出来た。沢山の人に出会った。とても幸せな事だけど少し怖くもなる。今夜は夜のうちに東京に戻って明日に向かう事にしようと思う。

2019年の暮れが迫っている。
夜、携帯を開いたらまた衝撃的な通知が来ていた。

特に意味のない文書

尊敬する人が僕の横を歩き抜けていった。
彼は最近よく夢に出てくる。
少し話す時間があって何かの話題で盛り上がった。
それが嬉しくて。
だから去っていく時は寂しかった。

出来れば、僕もその後を付いて行きたかったけど、変な意地を張って新しい遊びを開発するのに夢中な振りをした。忙しいんで。また会いましょう。みたいな。アスファルトに座って作業をする僕。

空は晴天。

ペラペラの紙一枚を持って団扇のように仰ぐ。
そして地面を蹴ってたら空中に体が舞い上がっていく。感覚的にはひまわりの綿毛が空を舞うような感覚だ。とても自然な感じだけど浮き方は頼りない。

僕の技術ではマンションで言うと3階くらいまでしか登れないから、もっと高くまで飛べるようにと練習を繰り返していたら、その世界の重鎮風の人がやってきて、君は体幹が全くなっていないと言われた。彼は上着を脱いで僕に見事に別れた腹筋を見せつけてきた。それはもう見事なものだった。

その後にまた人が来た。彼はNHKに昔出てきたノッポさんのような外見でゴン太くんを連れていた。彼、知ってる?結構その世界だと有名なんだけど。と少し自慢っぽく僕に言ってきた。当然知っていたから、おお!マジっすか!と興奮した様子を演出して会話を盛り上げてみたけど、大切なのは空を飛ぶ事であって、テレビとか本当にどうでもいいなと思っていた。

彼の後から何台かのカメラとテレビ局のスタッフのような人が何人か附いてきた。照明を焚いて明るくして何かの撮影を始めた。うるさいなあ。練習してるんだけどな。と思いながらも僕もエキストラのような感じでその撮影に加わってそれなりに過ごしていたら場面は切り替わった。

何かを暗喩しているような夢だけど、そんな事もないと思う。別に全てに根拠はいらない。

最近寝ていると顔が痒くて何度か起きる。寝つきは悪くない方だから直ぐにまた眠るけど、やはり顔が痒くて起きる。いっそスパッと起きれたらいいのだろうけど、幾つになってもなかなかそれは難しい。

だから昼前に起床した。窓からは強い日差し。
夢と一緒だ。晴天快晴。
体を起こしたら少し二日酔いだった。



【LIVE 12月〜1月】

12/21(土)山梨甲府naked music bar(内藤)

12/27(金)東京西永福JAM(内藤世古)

1/09(木)札幌SPIRITURL LOUNGE(内藤)

1/10(金)札幌mole(3Q)

1/12(日)札幌mole(3Q)

1/13(月.祝)札幌mole(内藤)

1/15(水)新宿紅布(内藤)

1/18(土)群馬高崎TRUST55

1/19(日)新潟Golden pigs red(内藤)

1/26(日)都内某所(内藤)

info
naito.live@gmail.com





僕なりの意思表示

今日は寒い日だ。起きて布団から出たら凍えるように寒かった。昨日の夜に思い立って書いた事があって直ぐにそれを発信したかったけど、言葉が足りないような気がして一夜明けてこれを書いている。

今日も時間が掛かりそうだなあ。
最後まで読んでもらえたら幸いです。

昨夜の夢の中で僕は歌っていた。クラスメイト達といる教室の風景。知らない人達ばかりだけど、なんだか知っている人のような気がする顔ぶれ。みんなで順番に歌っていって直ぐに僕の番になった。

即興で歌うのは得意だからと得意満面で教壇の上に立って歌った。空は青く窓からは何かが見えた気がしたのだけどそれが何かは思い出せず起きて直ぐに楽器に座って録音した歌はとても有り触れていた。


もうすぐ今年が暮れる。
来年はどんな事があるだろう。悲しい事は余りないといいけどな。期待と希望は尽きないけど、今までを越えられなければ変化はないだろう。

日常の中で増えていくルール。心の棘も長年固い場所にこすりつけていたら丸みを増していくだろう。けれど、それを更に無理に叩きつけていたら、また鋭角になる事もあるかな。

部屋の中で楽器に向かう日々。親しい友人と会う日々。今、立っているステージ。それを大切に思う。僕も僕なりに生きてきた。過去のメール。ツイッターで頂いた言葉。動画サイトの友達のバンド。街の隅々に染みわたる思い出。昔の曲。幸せだったなと思う事も出来る。

それでも終わりに出来ない事も多く。これから出会う事に対して期待をしている。新しい曲を作り続けて新しい音に挑戦をして言葉を探り出したい。

変わろうと思っても変われない事もある。けれど、意思を発信する事が僕にはまだ出来る。前には違和感があった言葉を受け止める事が出来る。昔、出来なかった事に音楽に挑戦したい。

少しづつ現実で足を踏みしめて進んできた。

今、沢山の人に出会いたい。もっと沢山の事を感じて変わり続けたいと思うのです。沢山のステージに立つ事がとても必要な気がするのです。

新しい仲間と出会いたい。
新しい関係を知りたいし築きたい。
そして新しい曲を書きたい。

この思い立ったような日記はただの言葉かもしれないけど、小さな断片の切っ掛けになる可能性を信じています。いつからか時間に吹き飛ばされてしまいそうになる時もあるけど僕は今も僕を信じています。

もしもこれを読んでくれた貴方の意思の中に僕を少しでも必要としてもらえるなら。

どうか僕に歌う場所を与えてください。
どうか僕に機会をください。
どうか僕に話を聞かせてください。
それが言いたくてこの日記を書きました。

冬の中。静かな部屋にて。
連絡を貰えたら嬉しいです。

2019/12月初頭
内藤重人

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naito.live@gmail.com

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