2016年07月

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このシリーズの気づけば4回目に。当初は1回で書ききろうと思ったけど
さすがにアレコレと想いがありすぎて、それは無理との事で(笑) 

日本版ジャージーボーイズも気づけば7月末で千秋楽。
本当にこの1ヶ月を駆け抜けてくれた。そして私もその波に乗っていたので
例年にないくらいに7月が31日にある月にもかかわらずあっという間に過ぎ去った。

さて、この日本版ジャージーボーイズ、気づけば5回鑑賞してみれば見るほど
どんどん深みにハマッていった。阿部さん演じるラジオ局の人風に言うと

もぉ~この作品だ~いすき♪またみちゃお~(はぁと)的に。

それだけ日本版ジャージーは自分の期待を大きく超えてくれたし
この1ヶ月でよかったのは、ダブルキャストとそれに合わせてくれる他キャストの皆さんの
おかげ、さらにこの1ヶ月、同じく何回も観たミュー友の皆さんの感想や作品の考察を
聞いて、ジャージーボーイズの理解がぐ~んと上がった。

例えば前回の記事で、光夫ニックは「哀」福井ニックは「怒」を見せてくれ、矢崎ボブは感情的
海宝ボブは隙がない天才肌。藤岡トミーはヤンチャなヤンキー、中川トミーは兄貴的。

とそれぞれの違いを書いた。この違いこそが作品に対する理解が深まった一つである、
実在のフォーシーズンズの4人だって、実際は色んな感情を持った4人の男たちであるので
当然その性格だって、舞台の一面だけでなくもっと複雑だったはず。だから、それぞれのキャストの
演じ方で、見えなかった一面が観れた事が嬉しい。ましてやこの作品は史実を4人がそれぞれの視点で
語るというスタイルなので、その史実も、本当の歴史的な「史実」というよりは、

あくまで4人がそれぞれ独自に語っている本人たちによる「史実」なので、もっと色んな人間ドラマが
あったのではないだろうか?と思うのも妙に納得できる。 

それなので、やはり理解しやすい日本語で日本版をやってくれた事には本当に作品理解を
上げてくれ、だからこそ作品がより好きになれたと思う。

もう本当にジャージーボーイズが日本版でやってくれたのには感謝しかない。

あと嬉しかったのは、やはり作品のファンが増えた事。今回の初演のチケット購入目的は
元々の俳優ファンという方達も多かったはずだけど、でも作品が良かった!と言ってくれる方が
多くて本当に良かった。確かにリピーター的楽しみ方としては、俳優のその日の演じ方の違いというのは
あるけど、でもそれでもリピートする方達も、作品が好きなのはほとんど前提になっていたような気がする。
それだけジャージーボーイズが日本に受け入れられたのは、今後のことを想っても「嬉しい」としか
言いようがない。

そして今後といえば、千秋楽にて、再演決定!が発表された。

これも本当に嬉しい!!この作品はもっと色んな人に観てもらいたいなぁ~と思っているので
その素晴らしさがより多くの人に伝える事ができるので。

特に男性の皆様。映画版を観て、ジャージーボーイズ良かった!と言ってた男性陣も多かったので
その映画の元となった舞台版も素晴らしいのは言うまでもない。

「ミュージカルなんていきなり歌いだすのが~」というタモさんタイプの方も、映画版同様に
あまり良くも悪くもミュージカルっぽさがないので楽しめる 

「ミュージカルなんて女性の~」という方も、この作品は男目線でグッとくるものがある。
(それも映画版同様) 

なので、本当に色んな方にお勧めしたい。 

再演も本当に今から楽しみ!

そんなこんなで、ジャージーボーイズについて色々と想いをつづってきたけど
再演の時を心待ちしながら、過ごしていこうと想う。 

ありがとう!ジャージーボーイズ。 

ミュージカルの聖地といえば、ニューヨークのブロードウェイ。
もう、そこはミュージカル好きにとっては、歩くだけでも楽しくて
一生にそこに居たいくらいの憧れの地。

でも、聖地は一つだけでは無い。

そう、ロンドンのウエストエンドもミュージカルの聖地。
特に日本人の心に響いて、国内でも上演すれば必ず大ヒットする
オペラ座の怪人、レミゼラブルはブロードウェイではなく
ウエストエンド生まれ。それなので、ウエストエンドは
(特に日本人にとっては)ある意味ブロードウェイ以上の聖地なのかもしれない。

さて、そんなウエストエンドには2年前に初上陸を果たす事になる。
今回はその時の話。 

・・・といっても、この時の旅のメインはあくまで、パリのディズニーランドで
パリに行くなら、イギリスにも寄りたい!そしてイギリスに行くなら
聖地ウエストエンドを訪れない訳ないでしょう!!

との事で、わずか1日半の滞在であるものの、しっかりこの足をそこに踏み込み
ミュージカルを観てきた。 (それゆえ、がっつりミュージカル目的で複数回
訪れたブロードウェイに比べて、ブログ内容が簡素化されているのは悪しからず)

ウエストエンドは、ロンドンの中心(ビックベンとかあるあのあたり)からは
ほんの少し離れた場所にある、繁華街、ピカデリーサーカスの一帯。 
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ニューヨークのブロードウェイが、もうそれはタイムズスクエアを中心に
ギンギラギンに光輝いているの大して、ウエストエンドは、もちろん繁華街なので
賑やかではあるものの、ブロードウェイに比べたら比較的落ち着いた雰囲気
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劇場も、ヨーロッパの建物らしい感じで、これも上品な感じを受ける。
そして、何よりもブロードウェイとの違いを感じたのは、
同じ劇場街とはいうものの、ウエストエンドは劇場があちこちに点在していて
ブロードウェイの、隣も道の反対も、その向こう側の道路も全部劇場!!
みたいに密集はしていなかった事。

この点在しているというのも、ブロードウェイに比べたら落ち着いているのかな~と
感じた要因かも。 

それなので、観る演目によっては、マチネからソワレで昼夜観劇する場合の移動は
ブロードウェイよりは、距離があるかな~と実際にこの辺りを散策して感じた。 

確かに、オペラ座やレミゼのような重厚作品は、ブロードウェイのキラキラした街の雰囲気よりは
ウエストエンドの落ち着いた上品な雰囲気の街のが合いそうで、それゆえあの2作品が
ウエストエンド生まれというのもなんとなく分かったような気がした。 

ミュージカルは重厚作品でも、舞台そのものは派手なので、そういった意味では
ミュージカルは派手なエンタメであることは間違いないけど、同じそのミュージカルの聖地でも
両者にこんなに違いがあるのは実に、どちらも訪れてみて、非常に興味深いものであった。
個人的には、前も横も劇場で、お祭りみたいなキラキラしたブロードウェイの方が好みかな~と
思ったりもしたけど、ウエストエンドも、もしこの先また訪れて、そして年齢も重ねていったら
自分の好みもウエストエンド寄りになるのかな?とも思ったり。

いずれにしろ、どっちの劇場街も、ミュージカル好きには聖地であった事は間違い無い。

ウエストエンドで観た演目については、次回のお話で。 

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今回の日本版ジャージーボーイズで素晴らしいと感じた点で
忘れていけないのは、キャストの力量。結論から言うと、彼らが
フォーシーズンズをこれほどまでか!と演じてくれたおかげで
日本人の私たちが、ここまでこの物語に入っていけたと本当に思う。

それぞれの役毎にみていくと

・フランキー (中川晃教) 

一番重要で、フランキーボイスが出来るかどうかがジャージーボーイズを
公演できるかどうかにかかるという絶対的なポジション。これをアッキーが
見事に演じてくれたのは、本当に心からの感謝でしかない。 
プレビュー初日に観た時、最初の登場シーン、”シルエット”の第一声を聴いた瞬間に
おぉ!!と思ってしまい、フランキー登場のわずか数分で思わず涙が出てしまったほど。
和製ヴァリが本当にそこにいる!!と感じずにはいられなかったからだ。
歌以外での演技の部分でも、トミーからいじられたり、特に序盤の子分っぽい雰囲気は
ピッタリ出てたのも素晴らしい。そして2幕の完全に一人きりで前に進む姿も、
一幕の対比からもよく表れているので、主役として本当に共感できた。

・トミー(藤岡正明 / 中河内雅貴) 

赤チーム藤岡さんと、白チームガウチのダブル。藤岡さんは、トミーのやんちゃっぷりが
前面に押し出されている感じで、まさに不良のトミーをまんま描いた感じで本当に良い!
後、藤岡さんご本人も音楽に精通されているので、楽器の演奏シーンとかもとても様になっている。
白チームのガウチは、赤に比べてやんちゃ度は抑え気味だけど、フランキーの兄貴分としての
感じが強く出ていた。フランキーとの関係性(特に序盤での)がよく分かりやすかったと思う。
そしてこちらは、ガウチがダンスに精通されているので、ライブシーンの振り付けがキレッキレに
決まっていて、これが白チームのトミーはカッコいい!の理由の一つだと思っている。

・ニック (吉原光夫 / 福井昌一) 

赤チーム光夫さんと白チーム福井さんのダブル。この2人を見ていて、一番感じたのが
怒りのニックと哀のニック。 前者を感じたのは福井さん。二幕のニックがトミーの日頃の行いに対して
ブチ切れるシーンは、劇中、4人の中で一番目立たない存在のニックのある意味見せ場。 
映画版も来日版も、ここでのニックは思いっきり怒りの感情をぶつけていて、私がニックに対して
思ってたイメージをそのまんま演じてくれたのが白チーム。
そして一方、哀のニックを見せてくれたのは赤の光夫さん。同じシーンでも、光夫さんの感情の伝え方が
怒りの中に哀の感情が見えてきて、ニックは本当に辛かった。。。という想いが本当に伝わってきた。
プレビュー初日を観て、最も衝撃を受けたシーンが実はここだった。そうか・・・ニック・・・こんな風に
思ってたんだ・・・って怒りだけでない感情持ってたことに気づかせてくれたから。

・ボブ (矢崎広 / 海宝直人) 

赤チームのぴろし、白チームの海宝くん。劇中でもビジネスに向かって一直線、そして
ボブが語る夏の部は、フォーシーズンズの絶頂期でもあり、他の3人に比べて、あまり欠点を
語られない、ある意味一番美味しい役。その天才肌を演じる2人で、
白チームの海宝くんは、もうホントその天才オーラがバンバン出てて、本当に隙が全くない。
ある意味完璧過ぎて怖いくらい(笑) もうイメージ通り・・・というかそれすら通り越して、
まさに理想すぎるボブってくらい。 
赤チームのぴろしは、彼独自の演出として、初めて他の3人と出会う場面でもコケたり
”君の瞳に恋してる”のプロモーションでも、中々上手くいかない時に、”絶対に出したい!!”という
感情を情熱的に出している。完璧すぎる海宝くんに比べて、そういう所で人間臭いボブを
演じてくれた。

以上、それぞれのキャストの感想。
どちらのチームを見ても、赤には無い良さが白にはあり、また逆もしかりで
このダブルキャストは本当に上手く出来てるなぁ~と感心した。また、フランキーも
本国では、負担の大きい役なので基本はダブルで(むしろ他の3人がシングル)
やるのに、そこをアッキー一人が見事にこなしている点も凄い!

こうして2つのジャージーボーイズを観られるというのが何より日本版が本家より
良い所だよなぁ~と思わずにはいられなかった。 


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ついに日本版ジャージーボーイズが自分の視界の中に飛び込んできた。

Dec,1963のフランス語版から始まる流れは一緒で、あの曲のイントロが流れてきた時
胸が高鳴った。あぁ~ついに始まる!

そして、ここからはもう情報がいっぱい入りすぎてその整理だけでも大変だった。

・・・というのも、幕が開ける前の舞台装置を見た時からそれは感じていたが、
本当に日本版は昨年見た来日版とは、かなり異なるっていたからだ。

えっ!?舞台が回る!? おっ、トミーとフランキーが客席から登場とは!!

タイプA、タイプB・・・あっ、こう客席いじるの面白いじゃん(笑)

オープニングわずか数分でもうこんなに違うのだから、それはもう情報整理が本当に追いつかなくなる。
そしてこの状態は、結局、最初から最後まで続くのだが、

ただそれでも、初回からどっぷりと話の中に入り込んでいけて、去年来日公演を観た時と
同じ感動が得られたのは

”きちんとジャージーボーイズ”

であった。これがものすごく感じられたからだ。

昨年の来日公演で、私を虜にした、客席もライブシーンのお客さん役として成り立っている演出。
ミュージカルといえば、歌=台詞が売りのスタイルだが、ジャージーボーイズの好きな所は
そのスタイルを上手く感じさせない、歌のシーンが台詞っぽくなく音楽劇に近い所。良くも悪くも
ミュージカルっぽくない。それがやはりきちんとあった事。 

まあ、いくら日本版で演出変えたからといって、さすがにこの作品の根底をくつがえす事は
普通に考えたらあり得ないのだが、ただ藤田さんの意気込みが、"オリジナルをぶっ壊す"くらい
だったから、実はどう変化してしまうのだろう?と不安になってた一つがここだった。

でも、ここはそのままで本当に良かった。だからこそ、あぁ~ジャージーボーイズの日本版が観れた!
と素直に受け入れられたから。 

さて、ここで私が気になった日米間の演出の違いを言うと

■日本版 

ドラムセットが舞台上に無い。ライブシーンでは、フォーシーズンズの4人が引き立つ
アンサンブルが目立つ。

■オリジナル版

ドラムセットが舞台上にある。ライブシーンでも、演奏者がいるので
バンド感がある。

特に顕著だったのは、日本版では、Bye-Bye- Babyのくだり、ここは本家でもライブシーンでなく
フランキーの心情を乗せて歌うシーンで、いわゆる元々ミュージカルっぽいシーンになるのだが
傘を使ったアンサンブルのダンスが目立ち、そのミュージカルっぽさに華が添えられた感じがした。

また、フランキーが"君の瞳に恋してる" "Workin my way back to you"を歌うライブシーンも
本家では、フランキー1人とバンドメンバーという構成だったが、日本版では、新生フォーシーズンズの
他のメンバーによるダンスとなっていた。 

つまり、日米を比べるとオリジナルのがミュージカルの面よりバンド感が強く
より音楽劇っぽく感じられた。

これについては、日本版がミュージカルっぽくなったのは、オリジナルのフォーシーズンズをあまり知らない
日本の客層や世代を考えると、この演出の方が入っていきやすいのかな。と思った。フォーシーズンズの4人に
フォーカスが当たるのもその方が物語としても分かりやすい。

個人的には、これまた男性目線での話になってしまうが、オリジナルのバンド感が強い方が
男臭く感じて、男性客にはオリジナルの方が受けるかな?と感じた。もちろんここは好みの話だけど。

そして、あっ!ここは変えちゃったのか・・・
と思ってしまったのは次の2点

(1)"君の瞳に恋してる" のボブの退場シーン 

ここ、日本版では曲の割と前半の方で立ち去ってしまうが、オリジナル版は、2番の途中から。
と結構長くいる。個人的には、"君の瞳に恋してる"はボブがそれこそ、ジャージーコントラクトで
フランキーと固く結ばれて、そしてそのフランキーを特に前面に出してやりたかった曲。一度はお蔵入りに
なりかけてのようやくの日の目を浴びる事となった、物語でも重要な曲の一つ。 
だからこそ、それをフランキーが歌っている姿をじっくりと見つめ続け、そしてボブの中で、ようやく「フランキーに任せられる」と心の中で確信したのか、そうして去っていく姿に、もう涙が止まらなかった。
だからここはもう少しフランキーを見守っていて欲しかったなと。 

(2)ラストシーン、ニックの退場

フォーシーズンズの4人がそれぞれの独白をして、舞台を去るシーンは、最終場面として
物凄く印象に残るけど、とりわけニックの退場が一番印象的だった。というのも、フランキーの独白で
分かる事なんだけど、「ニックは2000年に亡くなった」と既にこの世にはいない。 

オリジナルの演出では、ニックの独白の後、フランキーが独白をする際に
ニックが舞台の2階部分に残っている。
そして、ニックの死について語られる。 

2階=天上界にして、ニックが天に召されている事を示していて、これも鳥肌が立つくらいに
感動した演出だったので、日本版でニックがそのまま退場して、フランキーの独白に入ってしまったのは
少しもったいなかったかな。と


ただ(1)にしろ(2)にしろ、あくまで本家と比べたらの話であって、だからといって日本版が
ボブのフランキーに対する想いが伝わらないとかそういうのも全くないわけではなく
全体を通して、日本版も十分に"ジャージーボーイズ"だったと思えるから、その点は本当に良かった。

ロックの殿堂シーンで、楽屋で4人集まっている姿や、スターダムを駆け上がる際に
チラつくメアリーの様子、ニックが脱退を決めてしまいそこで切なく STAYを歌う姿は
日本版の方が丁寧に心情を描いていたかなと思ったので。 

そんなわけで、初回を観て、これで安心して日本版ジャージーボーイズが楽しめると思えたのは
見る前の緊張や不安から開放されて本当に気が楽になった。

「日本人がジャージーボーイズを日本語で???」なんていう声も開幕前には一部では聞こえたけど
その心配は全くなかった。「日本人でも全く問題無い、ジャージーボーイズ完璧に出来たから!」
これは声を大にして言いたい。

最後のカーテンコール。Dec,1963で盛り上がる流れは本家と一緒で
これも観客全員で盛り上がれて良かったけど、さらに日本版が凄いと思ったのは

その後にPVのメドレーを出演者が交代で歌い、さらに盛り上がった事。
しかも原曲の英詩と、本家のリスペクトもあり、その演出にはさらに感動!
カテコをライブ演出にした事、これはどこをどう取っても日本版アッパレでしょ!ありがとう藤田さん!!

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大好きな作品、ジャージーボーイズ。今回は2チームのダブルキャストという事で
両方を観て来た。ようやく両チームを見て来たので、日本版に対する想いを書けると
思ったので、書いていこうと思う。まずは作品の中身に触れる前に
日本版が決まって、上演するまでのワクワクドキドキした、あの気持ちから。 


昨年の来日公演で、一発でその虜になってしまったジャージーボーイズ。
そして、その来日公演が終わった瞬間に、日本版ジャージーボーイズ。をやるよ!
っていう衝撃ニュースにびっくり!!

去年、来年の夏にもう一度ジャージーを見る事が出来る!!そのワクワク感と
同時に、でもフォーシーズンズの物語を、実在のアメリカのグループの話、ましてや
使われる曲も彼らの曲であるというジュークボックスミュージカルであるわけで、
・・・それを日本人が全てやるのは可能なんだろうか???そんな不安も正直よぎってた。

昨年末にはメインキャスト陣も決まり、国内のミュージカル業界では、十分に実力が認められている
安定のキャスト陣。

年が明けて2月には、PVの撮影。運よくこの撮影会に参加できたので、そこで2チームある内の
一つREDチームと初対面。何となくだけど、このキャスト陣なら大丈夫そう。と思ったり。

そのPVで新たな振り付けが披露され、あ~日本版はこういう振りになるのか。と思って
また撮影時に、今回の演出家の藤田さんに対面して、直接作品に対する想いを伺う事もでき

ご本人が言うように、日本版ジャージーボーイズはオリジナル版とはかなり変わる!それを
なんとなく予感した瞬間でもあった。 

ジャージーボーイズと私の出会いは、14年の映画版で、映画版を観たときは
「思ってた以上に良い作品だった。」 と面白かったけど、実はそんなにハマッたわけでも無かった。

それが、昨年の来日公演を観た時は、尋常がないくらいに心が動いた。

テンポ良く進むストーリー、フォーシーズンズのライブシーンでは、実際の観客として彼らを
応援するファンになれる。挫折とイザコザ、そういうのも目を通してきて、最後にはもう一度メンバーが
そろった瞬間、感動で涙が止まらなかったのは、彼らを追っかけていたファンに完全になったと
思えたから。 また、彼ら4人の男の生き様を見て、うまく言葉に出来ないけど、同じ男性として分かる部分も
あり、他のミュージカル作品に比べ、あぁ~これは完全に男泣きだ。と思えるくらい、
男性目線から作品がどんどん好きになった。 

映画では味わえなかった、臨場感。それがあって、映画でも元々良いストーリーだったのものに
そこにその臨場感というのが加わり、パズルのピースが完成したかのように、私の中で何かが
変わったのだと思う。 

そんな強い想いがあったからこそ、"日本版はオリジナルから生まれ変わる"その言葉には
期待よりも不安のほうが正直大きかった。

PV撮影時には、まだ馴染みのある英語詞で歌われていたため、歌詞が日本語に訳されるのかどうかは
あやふやな部分もあった。

それが確実になったのが、公演が始まる直前の6月のトニー賞授賞式。 

ここでPVと同じ曲順で日本語歌詞が披露された。これを聴いた時、不安から期待の気持ちも
大きくなっていった。あっ、歌詞中々いいじゃん。多分すんなり入っていけそうと。

そして、ついにやってきたプレビュー公演初日。私はついに日本版ジャージーボーイズにお目見えする事と
なる。



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