2012年05月

2012年05月31日

NEWマシーン

NEWマシーン電源ユニットの故障で使えなくなっていたレントゲン用のパソコンが新しくなりました!

貸し出し用のノートパソコンで代用していましたが一部機能が使えない等役不足は否めず早くNEWマシーンが来ないかと首を長くして待っていたところでした。

機能に大きな変更はありませんが、モニターが大きくなり、レントゲンも口の中の写真もより良く見えるように。(^_^)

診断に大きく貢献してくれそうです。

また、古いパソコンでは顕微鏡で見るとウジャウジャ動き回る細菌の映像は静止画しか保存できなかったのですが、今回は動画で保存できるようにバージョンアップ。

初診時の細菌群と歯周病治療後の細菌群の違いを見比べるようなことも出来るようになるのではないかと期待しております。

患者さんへの説明に大活躍してくれることは間違いないでしょう。

実際に使うのが楽しみです。(^^♪


nakahara_dc at 06:14|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 歯科医療機器・歯科材料 

2012年05月30日

小学校歯科健診

昨日、西郷小学校の歯科健診に出向いてまいりました。

まずは4〜6年生の健診です。

永久歯がムシ歯になっている子供は非常に少なく、それは喜ばしいことでありますが、ごく少人数の子供たちの永久歯のムシ歯は大変深く進行していて、歯を保存できそうにない状況も。

毎年感じることですが、虫歯を保有している子供とそうでない子供の差がどんどん大きくなっているということ。

また、子供の歯周病(歯肉炎)は少しずつ増える傾向があります。

歯垢がベットリついていて歯肉に炎症が起こっている子供たちがチラホラ。

こちらもブラッシングの行き届いた子供とそうでない子供の差が大きくなっているようです。

高学年になると仕上げ磨きをしてもらう子供は少なくなります。

自分の歯は自分で守るという自立心は大変重要ですが、家族ぐるみでチェックし合うような習慣があれば、健診結果は更によくなってくるのではないかと思うのです。

自分の口の中を詳細に見ることは大人でも難しいです。

客観的に見て汚れの残っている場所を指摘してあげれば本人のブラッシングが変わってきます。

仕上げ磨きは卒業しても、チェックだけは続けていただきたいと切に願います。

ムシ歯も歯周病も出来るだけ早いうちからコツコツ予防しておけば大人になって苦労しなくていいんです。

『いつまでも、食べたいものをおいしく食べる』という目標のために。




本日の診療は、西郷小学校歯科健診のため午前中は休診とさせていただきます。

午後は2時より診療いたします。




nakahara_dc at 06:19|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 学校歯科医 

2012年05月29日

義歯がはずれない緊急事態

先日、義歯に舌がはさまってしまい取れなくなってしまった患者さんが駆け込んできました。

どういうことかというと、舌の表面にある小さなツブツブ(舌乳頭と言います)が2本ぴったり並んでいる義歯のバネの部分にはさまりこんでしまったのです。

舌を動かしても、義歯を動かしても痛くて、患者さん本人にはもうどうしようもない状況でした。

しゃべることも苦痛といった様子。

義歯のバネが硬くてなかなか開かなかったのですが、なんとか狭い口の中で義歯を大きく動かさずバネを開き、ようやく引っかかった舌を外すことが出来ました。

はずれた時は患者さんも私もホッと安堵の表情。

しかし、来院するまで約30分間はさまって引っ張られた舌は、形が変わってしまっていました。

しばらくすればもとの形に戻るでしょうが、きつくはさまれた小さな舌乳頭は血行障害のため壊死を起こす可能性があり、しばらくは様子を見る必要があるでしょう。

患者さんもはじめての経験ならば私も開業して初の症例。

一刻を争う緊急事態でありました。



本日の診療は、西郷小学校歯科健診のため午前中は休診とさせていただきます。

午後は2時より診療いたします。


nakahara_dc at 06:05|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 義歯 

2012年05月28日

最後だと思うと

「今日で治療はひと段落です。」

そう告げて診療を終えると、その患者さんは帰り際に

「最後だと思うとなんだかさみしいですね・・・。」

本気とも冗談ともとれる言葉ですが、めったに言われることの無い言葉なので素直に受け取り、たいへん嬉しく思いました。(^_^)

「終わりと言っても、健診でまた会えますから。」

と笑ってお話ししました。

歯医者は行きたくなくて仕方なく通う所というイメージが一般的だと思います。

そのイメージを変えるべく“歯医者は行きたくて行くところ”と思っていただけるようスタッフ一同頑張っておりますので、こういった言葉をいただくと、

「あぁ、今までガンバってきて良かった。」

と思うと同時に、

「今後もそう言っていただけるよう努力しよう!」

と明日への糧になるのです。


このありがたい言葉を胸に、今週も張り切ってまいりましょう!


nakahara_dc at 06:03|PermalinkComments(0)TrackBack(0) ありがたい話 | 診療姿勢

2012年05月27日

ネットの不具合あっというまに

自宅のPCがネットに接続できない状況でしたが、先日、訪問サポートにて無事解決。

しかも、あっという間・・・。

「えっ、もう終わったの??」

思わず笑ってしまうほど。

わざわざ出向いてもらって申し訳ない思いでいっぱいになってしまいました。(^_^;)

それでも、とても真摯な対応をしてくれたエンジニアには感謝です。
(私の拙い質問にも快くわかりやすく答えてくれました)

ただし、なぜ今回の症状が出たのかはナゾ。また同じような症状が出た場合の対応策だけはしっかりメモしておきましたが。

専門家に自己診断ツールを使ってみたが、さっぱりわからなかったことを伝えてみると、「あれはあんまり使えませんよ。同じところを堂堂めぐりしてしまいますから。」とやっぱりの答え。



今回の不具合でPCに問題がある場合、ネット環境に問題がある場合、それぞれの対応の仕方がほんの少し(笑)わかったのが収穫でした。

また、こちらが恥ずかしくなるような些細な問題にも誠実な態度で接してくれた若いエンジニアの振る舞いには学ぶところが多くあったのもさらに大きな収穫だと思っています。

『不具合があったらまた彼にお願いしよう。』

若きエンジニアのおかげで爽やかな気分になれた出来事でした。


nakahara_dc at 06:09|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2012年05月26日

ハグキがひきしまる実感

「言われた通りみがきよるよ。思い出し思い出し。」

歯周病の治療をはじめた時に比べるとブラッシングがずいぶん良くなった患者さんです。

大量の歯垢が残っていた当初、ハグキは赤くうっ血して、むくみ、ハブラシで触ると簡単に出血していました。

それがずいぶん改善し、今ではうっ血は無くなりむくみもほとんど取れてハグキはひきしまってきました。

それに伴いグラグラ動いていた歯もしっかりしつつあります。

この歯の動きの変化には患者さんも気付いていらっしゃいました。

「歯のグラグラせんごとなってきたもんね。」

お手入れしている成果が出ていると気付かれたんですね。

大量の歯垢が残っていても気にならずお手入れには全くと言っていいほど気を使わなかった患者さんでしたが、その心境の変化はハグキに大きな改善をもたらしたのです。

磨く時は指導のことを思い出して試行錯誤してみる。

この患者さんのように、続けてみることで必ず良い結果がついてくると思います。

nakahara_dc at 06:36|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 歯周病 

2012年05月25日

ミラーテクニック

なんとなくかっこいい響きの言葉でありますが。

要するに鏡で歯を見ながら処置をすること。

口の中にある歯を直接見るためにはグッとのぞきこまないと見えません。
(場所によっては覗き込んでも直接見ることが出来ないところもあります。)

そこで、このミラーテクニックを使うと椅子に腰かけた姿勢をくずすことなく処置を行うことが出来るのです。

鏡に映った像を見て手を動かすわけですが、慣れるまではなんだか自分のしている事が自分のしている事じゃ無いようでうまくいかず、歯科医師になりたての頃は苦労しました。(^_^;)

鏡を見てもらって歯みがき指導をする時に患者さんが苦労するのと同じことですね。

無理のない姿勢で治療を行うことは確実な治療を行う上で大変重要なことだと考えています。

腰痛できちんと処置が出来ないなんていうことはあってはなりませんので。

そういった意味では日頃の診療時の姿勢に気をつけることに加えてストレッチやトレーニングは欠かせない日課であります。

nakahara_dc at 06:40|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 診療姿勢 

2012年05月24日

力の必要な抜歯

歯根がしっかり骨に支えられている歯の抜歯はやはり力が必要です。

多くは親知らずを抜歯する際。

特に骨が硬くがっしりしている男性の患者さんでなお且つ親知らずの歯根が複数本ある場合。

歯をゆすってもガッチリ動かずびくともしないので前もって分かります。

力の中でも握力は、特に必要だと感じています。

抜歯する際に用いる器具をしっかり握るための握力ですね。

また、少しずつ歯に力をかけて少し動かしたらその場で保持してという動作を繰り返しますので持久力も必要になってきます。

握力が必要と言っても強大な力は必要ありません。
(翌日腕が筋肉痛になったことは今までありませんので(笑))

また、意外かもしれませんが、脇をしめて腕を固定して操作しますので腕力はそんなに使いません。

一般の方は、抜歯というとものすごい力で歯をひっこ抜かれるというイメージが強いと思います。(実際の診療の現場では、「え、いつ抜けたの?」と言われることがほとんどです。)

感覚的な話なので伝わりにくいかもしれませんが、抜歯だからと言って暴力的な力は使いません。

患者さんにはそのことを承知していただき抜歯の際にリラックスして臨んでいただけると幸いなのですが・・・。

でもやっぱり怖いものは怖いですよね〜。



nakahara_dc at 06:26|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 抜歯 

2012年05月23日

扇風機とエアーサーキュレーター

「診療後は扇風機のスイッチもOFFにしてね。」

私がお願いすると、

「サーキュレーターのことですね!」

とスタッフのOさんが。(笑)

「小さい扇風機!」と私も意地になって答えたものの、物の名前は正確にしておいた方が良いと思い調べてみたところ・・・。

同じものだと思っていたら、ちゃんと使い分けて名前がつけられていました。

Oさんが正解だったんです。

扇風機は回転する羽根によって風を発生させる冷房用機器。

これに対してエアサーキュレーターは、直進性の高い風を発生させ空気を循環する性能に特化した電気扇風機である。(どちらもウィキペディア)

エアコンの冷気を室内に循環させる目的で使うのがエアサーキュレーターということですね。

今年の夏は昨年よりも節電が必要とされています。

計画停電の措置がとられないことを願うばかりですが、院内でも出来る限りの節電を心がけたいと思います。


nakahara_dc at 06:31|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 建物設備の話 

2012年05月22日

食中毒対策

日中の気温もずいぶん高くなってきました。

室内はドライや冷房が必要な季節です。

これから梅雨に向かう時期、食中毒が増える傾向に。

この食中毒を予防する方法としてよく咀嚼するということがあげられます。

胃液のPHは1、酸性の環境に強い病原性大腸菌O−157でも生息は難しいと言われています。

よく咀嚼して食べた食物にまんべんなく胃液が行きわたればほとんどの細菌は殺菌されてしまうのです。

ところが、現代の柔らかいモノ中心の食べ物や、よく咀嚼しないで食べる習慣が胃液の浸透をさまたげてしまい、食べ物の中で細菌が生き残ったまま胃を通過してしまい感染が起こってしまうことが考えられます。

また、食事の際に大量の水分を同時にとる(食べ物をお茶や水、ジュースで流しこむ)ような食べ方は胃液のPHをうすめてしまい、これまた胃液の殺菌作用が低下してしまうことになりますので注意が必要でしょう。

急いで食べようとすると食べ物を飲み込めませんが、ゆっくりじっくり咀嚼すれば唾液がたくさん出て食べ物は飲み込みやすくなります。

一般的な食中毒の予防法とあわせてよく咀嚼して食べることをこころがけて食中毒から身を守りましょう。


nakahara_dc at 06:33|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 診療以外の歯科の話 

2012年05月21日

鉢植えできる藤

『藤』というと藤棚から垂れた紫色の可憐な花を想像してしまいますが、鉢植えできる藤があるということをはじめて知りました。

藤2これは、患者さんから頂いたもので、花びんにさしているのは切り花。



藤1こちらの小さい葉がついたのは鉢植えする前の苗です。


背丈も30センチぐらいまでしか成長せず、家の中で藤が鑑賞できるそう。

自宅に持ち帰って鉢植えにチャレンジしてみたいと思っております。


植物を育てるのって結構難しかったりします。

種類によってはてまひまかけないと成長しなかったり、水だけあげていればいいというものではないんですね。

お店できれいに咲いている鉢植えの花、つぼみもたくさんついていてしばらく楽しめそうだと思っていても急に元気が無くなってつぼみのまま落ちてしまい以降花が咲かない・・・なんていうことも過去にありました。

日光とか気温、水のやり方にコツがあるんでしょうね。

自宅では娘がプチトマトを育て始めていて今のところ毎日飽きずに観察しています。

実がなるところまで続くと良いなと思っております。

その植物のことをよく知って根気よくお世話してはじめて花や実を楽しむことが出来るのです。(ほったらかしではダメですね(笑))


nakahara_dc at 06:15|PermalinkComments(0)TrackBack(0) ありがたい話 

2012年05月20日

麻酔の痛み、治療の痛み

「麻酔ですか?」

痛みに敏感な患者さんの治療前のひと言。

歯科は小学生の時にかかって以来ひさしぶりだそうです。

治療が痛いのもいやだけど、麻酔の痛みも堪えがたい・・・。

特に前歯にする麻酔は痛みを伴う場合があるということをその患者さんはご存じでした(身内に聞かされたということでした(^_^;))

幸いなことに?治療する歯は神経が死んでしまっていて麻酔をする必要がありませんでしたが、治療中の患者さんの力の入りようは半端じゃないことが伝わってきます。

初診カウンセリングの用紙には治療時の希望として『出来るだけ痛くないようにしてほしい』と切実な言葉が記述されています。

最初はこちらもいつもより気を使いながらの治療です。

治療回数を追うごとに患者さんも慣れてきて体の力が抜けてくることがほとんどです。

だからと言って乱暴な処置はいけません、初回と同じように慎重に治療を進めるという姿勢で臨みます。

nakahara_dc at 05:54|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 診療姿勢 

2012年05月19日

人を動かすちから

先日、息子の少年野球の大会開会式を見に行った際に感じたこと。

ひとりの道化の力で大きな球場が一つにまとまるんですね。

道化とはMマークのファーストフード店(大会協賛)のキャラクターです。
(Dで始まる名前、赤毛で黄色いオーバーオール、大きな靴を履いています)

このDが観客席(保護者、関係者)にウェーブを起こす、整列している監督・コーチ・選手に勝どきをあげさせる、といったことを勝手にやるんです。

グランドを自由気ままにうろついて。

はたまた、入場行進する選手たちにはハイタッチ。

だからと言って開会式の進行を妨げているわけではありません。

開会式自体は硬く厳かに進むのです。

どちらかというと、間延びしそうなところをタイミングよくピリッと引き締める、切れそうになる集中力を取り戻すような役割をしているよう。

もちろん、子供達は楽しそう。

Dの大げさな動き、ジェスチャーは人々の視線をくぎ付けにし牽引する力を持っているんですね。

集団をまとめるのにこういうまとめ方もあるのか・・・、大変参考になる開会式でした。(^^♪

nakahara_dc at 06:41|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 診療姿勢 

2012年05月18日

歯の病気が原因で鼻に症状が出る

歯の病気が原因で鼻に症状が出ることがあります。

具体的には鼻水が多量に出たり鼻血が出やすかったり。(膿が混ざることも)

鼻炎がなく上の奥歯に重度のムシ歯や歯周病がある場合、歯性上顎洞炎を疑います。

 歯根先端部に歯の病気由来の炎症が存在し、鼻の横にある頬骨の中の空洞(上顎洞)の上皮に炎症が波及してしまうと、つながっている鼻から鼻水や鼻血が出ることになるのです。

 こういう場合、ムシ歯や歯周病の治療(抜歯が必要なことも)により鼻の症状は改善します。

 以前、鼻炎が原因で歯の症状が出ることを書きましたが、その逆パターンですね。(鼻炎がおさまると歯の症状はなくなります)

どちらも、頬骨の空洞と歯根が接近している方に出やすい症状ですが、原因の特定が大変重要であります。


nakahara_dc at 06:22|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 歯周病 | むし歯

2012年05月17日

長生きに貢献

部分義歯を使っていらっしゃる患者さん、上下に残っている自身の歯は数本。

健診で異常なしだったので、その結果をお伝えすると、

「おかげさまで何でも食べることが出来ています。」

残っている歯がしっかりしているので義歯が安定して何でも咬むことが出来るんですね。

この患者さんはお孫さんが医科大学の2年生で遠方でがんばっていらっしゃるとのこと。

「お孫さんが一人前になるまではしっかり食べて元気でいてもらわないといけませんね。」

そんな話をしながら、自分の祖母のことを思い出しておりました。

私の祖母は私が大学在学中に亡くなったので、私の一人前になった(まだまだひよっこですが(笑))姿はおそらく天国から見守ってくれているんだろうなぁと。


三度三度食べる食事はその内容も大事ですが、よく咀嚼して食べることは栄養の消化吸収を促進します。

よく咀嚼できること、これは長生きに貢献する大事な要素ではないかと思います。

nakahara_dc at 06:44|PermalinkComments(0)TrackBack(0) ありがたい話 

2012年05月16日

歯に対する想い

この仕事をしていると、四六時中歯のことばかり考えているんです。

どうしたら患者さんの歯を健康に維持することが出来るのかと。

だから抜歯の症例に遭遇するととても残念でしかたがありません。

しかし、患者さん側からすると痛くてどうしようもない歯は早く抜いてほしいということになります。

そして抜歯後はスッキリしたと感謝されるんです。(複雑な心境・・・)

使えなくなったら抜いてしまえば良い・・・まるで使い捨ての道具。

そう思っていらっしゃる方は、実際そうなってしまうんですね。

何としても自分の歯を最後まで使って食事したい・・・大事な体の一部。

そう思っていらっしゃる方も、そうなるんですね。

我々がどう頑張ってアプローチしても前者には想いが届きにくいのに対し、後者は自ら進んで有益な情報を得ようと努力なさいます。

我々に必要なことは伴走を望む方にはすぐに対処できるよう準備・研鑚を怠らないこと。



・・・ともっともらしいことを書きましたが、私も感情のある不完全な人間なので、理不尽な事には『コンチクショウ!』と理性を失いかけることもたびたびあります。

そんな時には、静かな海のように広い心で、(笑)

『他人の意思を変えることはできないから、自らの意思や行動を今後どうするかを考えるべし』

と自問することにしています。

今回も、モヤモヤしたものが新しいアイデアとして形になってきつつあります。(^^♪


nakahara_dc at 06:48|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 診療姿勢 

2012年05月15日

良かったり悪かったり

健診に来た小学生。

前回はブラッシングがとてもよく出来ていてよかったのですが。

今回は歯垢がまたベットリ残っています。

本人は、今日磨いてこなかったと言いますが、歯垢の残り方は昨日今日で付着したものではありませんでした。

歯垢を出来るだけ少なく保つプラークコントロール、わずかな意識の違いで良くなったり悪くなったりします。

本人の意識はもちろんのこと、小・中学生ぐらいまでは保護者の意識も大きく影響します。

歯みがきは数日分まとめてするものではありません。

どんどん増えてくる細菌をいかにこまめにこすり落としておくかがムシバ予防のカギなんですね。

この小学生の歯列には今矯正装置が入っています。

『歯並びをきれいにしたい。』

歯が健康であればこそきれいな歯並びが際立ちます。

この小学生がムシ歯や歯周病にならないようにするためには・・・スタッフ一同模索しながら併走中であります。

nakahara_dc at 06:23|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 子供の歯みがき・仕上げ磨き 

2012年05月14日

ネットにつながらず・・・から得たものは

自宅のパソコンが突然ネットに接続できなくなってしまいました。

シロウトの私にはその理由が皆目見当もつきません・・・。

自己診断機能なるものを使って問題を調べてみても、そこに出てくる専門用語は私にとって意味不明で解決策がわかりません。

パソコン再起動しても症状は変わらず。

専門家に相談するしかないのでしょう。

自己診断機能は、パソコンの不具合を修理する専門家向けのものなのでしょうか、パソコンに明るくない人には何の役にも立たないような気がしますが。

せめて専門用語の解説が付いていれば・・・。

と、ここで自分の仕事においてはどうだ?と自問してみました。

ついつい専門用語を使っていないか?説明を早口でまくしたてて患者さんの理解をちゃんと得ていないのではないか?患者さんは対処法を理解したか?

患者さんは診療室において我々の説明に対し必ずと言っていいほど首を縦に振ってくれます。

話の内容が良くわからなくても「はい」と言ってうなずいてくれます。

そこを我々は配慮しないといけません。

専門用語は極力使わず、誰にでもわかる単語を用いて。

あとは患者さんの表情にも注目し、これは通じていないなと感じたら言葉を換えて確認するといったことが必要でしょう。

パソコンとは残念ながらコミュニケーションをとることはできませんが、人どうしであればコミュニケーションを通じて相互理解が出来るのです。


早いとこネット接続回復しなければ。(^_^;)

nakahara_dc at 08:55|PermalinkComments(0)TrackBack(0) ブログの話 

2012年05月13日

ライト姉妹完成!

ライト姉妹1ついにライト姉妹が完成しました!

当院スタッフのOさんとYさんの合作です。

いわゆる光るハブラシの良さをどうしたら患者さんに伝えることが出来るか。

いろいろ考えた末出来あがったディスプレイがコレです。

まず目を引くのが本物のような口。

実際の口の中の型をとって作った石膏模型に色をつけたものですが、リアルです。

模型を見なれた技工士さんが「本物みたいですね」と驚くくらいなので、その出来は推して知るべしでしょう。

ライト姉妹2そして、ライトの明るさを実感できるよう作られた黒いボックス。

暗い口の中を再現するよう作られています。

さらに、ボックスの上部と横につりさげられた見出しで光るハブラシを使用した感想や使い方を説明しています。

ライト姉妹3ライト姉妹4





置いてあるだけで『これは何だろう??』と興味を引かれますね〜。

このハブラシ、もともとは大人用なんですが、私が子供の仕上げ磨きにもってこいではないかと感じたもので、そのコンセプトをOさんとYさんが患者さんに伝えたいということで作られたものなんです。(感謝、感謝)

予想以上の立派なディスプレイが出来上がり喜んでおります。(^^♪

仕上げ磨きに良いですよと口頭で説明するより100倍分かりやすいのではないかと思いますよ。

待合室に置いていますので是非手にとって試してみてください。


nakahara_dc at 06:10|PermalinkComments(0)TrackBack(0) スタッフの取り組み 

2012年05月12日

ハグキが硬くて歯が出てこない?

乳歯から永久歯に生え替わる際に、乳歯はもうずいぶん前に抜けたのになかなか永久歯が出てこないことがあります。

多くは自然に出てくることを待って問題無いのですが、乳歯が虫歯などで早期に抜けてしまうと、まれにハグキが硬くなり永久歯のスムーズな崩出を妨げてしまう場合があり、こういった時はしかるべき処置が必要になります。

ハグキが盛り上がっていてそこに永久歯がもぐっているのは分かるけど一向に永久歯が顔を出さない・・・。

以前あった乳歯の状況、反対側の同名歯の崩出状況、かぶさっているハグキの厚さや表面性情、永久歯の歯根形成状況などを考慮して切開が必要かどうか検討します。

永久歯は自然に崩出するのを待つのがベストですが、ハグキの線維化による崩出障害の場合は永久歯に崩出力が残っているうちに積極的な処置が必要です。

nakahara_dc at 06:36|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 小児歯科 
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