医学を学ぶ、生涯学習!

地域医療と医療系大学での教育に携わりながら、人と社会、教育と医療を考え、その軌跡を残していきます。(旧「医学教育でのひとりごと」「医は忍術?」「いやしのわざとこころ、サナトリウムから」「浄土の地から」「ひまわりのなかで」「suzukaの風に吹かれつつ‥」)

東海道を走る500系

熱中症予防に関する緊急提言 日本救急医学会

Red Cross
日本救急医学会
http://www.jaam.jp/index.htm

が、

熱中症予防に関する緊急提言
http://www.jaam.jp/html/info/2018/pdf/info-20180720.pdf

を出しました。

私の勤務する病院でも、連日、たくさんの熱中症や脱水症の患者さんたちが救急車で搬送されたり、家人や知人に付き添われて来院しています。
まるで、戦場のようです。

「地域枠」、臨床研修病院の指定権限を県知事に移行 改正医療法・医師法成立

hospital医療法と医師法の改正案が成立したそうです。

僻地などの医師不足を解消するために、医学部の定員で「地域枠」の設置や、臨床研修病院の指定、各病院が受け入れることができる研修医の数、などの権限を国から県知事に移行する内容になっています。


NHKのニュースサイトから

医師不足や偏り是正目指す 改正医療法・医師法が成立

地域の医師の不足や偏りを是正しようと医師の養成や配置に関する都道府県の権限を強化することなどを盛り込んだ改正医療法と改正医師法が、衆議院本会議で可決され、成立しました。

2つの法律は、18日の衆議院本会議で採決が行われ、共産党を除く各党などの賛成多数で可決され、成立しました。
それによりますと、医師の養成段階では、医学部のある大学に、地元で一定期間勤務する「地域枠」を定員に設けることや、地元出身者に限って合格させる枠の増員を都道府県が要請できるようにするとしています。
また、卒業後の臨床研修を行う病院を指定したり、病院ごとの研修医の定員を設定したりする権限も国から都道府県に移すとしています。
一方で、医師を確保するために、目標とする数や対策を示した「医師確保計画」の策定を都道府県に義務づけました。
新たな仕組みは来年4月1日以降、順次、実施されます。

スマホなどのテレビ電話機能で、服薬指導 保険適用へ

heart_love_computer2000年ごろ、医療情報の仕事をしていたのですが、その頃、将来構想として語られていたことが、今、少しずつ実現しているように感じています。

もちろん、その頃は、5年以内に実現する近未来のこと、として語られていましたけれど。


朝日新聞から

オンライン服薬指導、保険適用に 条件満たせば 厚労省

 スマートフォンなどを使い薬剤師が離れた場所にいる患者に薬の飲み方などを説明する「オンライン服薬指導」が、18日から公的医療保険の対象になった。厚生労働省が18日に決定し、即日実施した。すぐに適用されるのは国家戦略特区でオンライン指導が認められている地域に限られるが、厚労省は全国に拡大するため、来年の通常国会で関連法の改正を目指している。

 オンライン指導が保険適用となるのは、薬局が患者に薬を渡す際に、どのような薬が処方されたかを記録し、服用方法などを指導する費用である「薬剤服用歴管理指導料」。厚労省はこの日の中央社会保険医療協議会(厚労相の諮問機関)に提案し、了承された。管理指導料は薬局の規模などによって410円か530円。患者負担は、この1〜3割になる。
 医師の処方箋が必要な薬は重い副作用が生じる恐れがあり、医薬品医療機器法は薬剤師が販売時に使用法や注意点を対面で指導することを義務づけている。
 そのため、
ヾ擬圓1回は対面指導を受けたことがある薬局
¬瑤郵送された後に、薬剤師は改めて患者に薬剤の確認をする
――などの条件を全て満たす場合のみ、保険適用とした。
 また、映像や音声で患者の状態がリアルタイムで把握することも条件で、スマホのほかテレビ電話などを想定。メールなどは対象外となる。
(引用終わり)

健康診断の胸部エックス線検査で肺癌を複数回見落とし

hospital数年にわたり、複数回の胸部エックス線検査での肺の陰影を見落としていた、とのことで、信じがたい話ではあります。

最初は「乳首」だと誤診したとしても、翌年も、そのあとも、同じことを繰り返した、とのこと。

特定の病院の特定の医師の問題である、と、思いたい、のですが。


NHKのニュースサイトから


肺がん検査で複数回見落とし 40代女性が死亡 東京 杉並区

東京・杉並区にある医療機関が、40代の女性に肺がんの疑いがあったにもかかわらず、4年前から複数回の検査で「異常なし」と判断していたことがわかりました。この女性は、ことしになって肺がんと診断され、先月死亡し、医療機関側は検査画像の見落としがあったとして、遺族に謝罪しています。

検査の見落としがあったのは、杉並区高円寺南にある「河北健診クリニック」です。
杉並区によりますと、このクリニックは、区内に住む40代の女性が平成26年と27年に会社の健康診断で胸のエックス線検査を受けた際に腫りゅうのかげが映り、肺がんの疑いがあったにもかかわらず「異常なし」と判断したということです。
さらに、ことしに入ってからも、区の肺がん検診で行った胸のエックス線検査で、このクリニックは、再び「異常なし」と判断していました。
ことし4月、女性が呼吸困難で別の医療機関に救急搬送された際に検査でしこりがみつかったため、過去の画像を確認したところ、見落としがわかったということです。
女性は、その後、肺がんと診断されて治療を続けていましたが、先月、死亡しました。
クリニックを運営する医療法人は、検査画像の見落としを認め、遺族に謝罪しています。また、17日午後に記者会見を開いて見落としの原因や再発防止策などについて説明することにしています。

杉並区長「心よりおわび」
女性が肺がんで死亡したことについて、杉並区の田中良区長は「区民の健康を守るべき区の肺がん検診においてあってはならない事故が発生し無念で言葉もありません。ご遺族の皆様に心よりおわび申し上げます。今後、区民が安心して受診できる健診体制を築いて参ります」とコメントを出しました。

(引用終わり)

朝日新聞から

がん検診で3度見落とし、40代女性が死亡 杉並

 東京都杉並区の肺がん検診でがんを見落とされた40代の女性が、6月に肺がんで死亡していたと17日、区が発表した。区などは同日午後、記者会見し、詳細を明らかにする。

 区によると、女性は河北健診クリニックで今年1月に検診を受け、「異常なし」と判定されたが、4月に呼吸困難などで他院に救急搬送された際、胸部X線などで異常が指摘され、見落としが判明。その後、肺がんと診断されて治療を続けたが、6月に死亡した。
 女性は、2014、15年にも同クリニックで職場の成人健診を受け、X線画像に影が出ていたが、これを乳首と誤って認識、「異常なし」と判定されていたという。

東京医大には「裏口入学リスト」があった

graduated
普通に受験した受験生、そして、きちんと合格ラインを超えて正規に入学した医学生たちが気の毒、と、思いますが、「裏口入学リスト」の存在、驚き、です。

東京医大で教育を受けている学生たちが動揺することが心配です。

しかし、こんなことができるぐらい、東京医大では、学長のガバナンス能力は高められているのですねえ。


読売新聞から


東京医大が裏口入学リスト…受験生や親の名前

 文部科学省の私立大学支援事業を巡る汚職事件に絡み、受託収賄容疑で逮捕された同省前局長の佐野太容疑者(58)の息子を不正に合格させたとされる東京医科大学(東京)が、過去に不正合格させた受験生やその親の名前などが書かれた「裏口入学リスト」を作成していたことが関係者の話でわかった。東京地検特捜部は、同大側から複数のリストを入手しており、同大が不正入試を繰り返していたとみて調べている。

 特捜部の発表などでは、同大の臼井正彦前理事長(77)は、佐野容疑者に同省の私大支援事業の選定に便宜を図ってもらうよう依頼。その見返りとして、鈴木衛前学長(69)とともに、今年2月の入試で佐野容疑者の息子の点数を加算して合格させるよう学内で指示したとされる。2人は特捜部の任意の事情聴取にこうした経緯を認めている。

乱流刺激が、巨核球から血小板の産生を促進する因子を放出させる

laboratory
新聞記事なので、cell誌に発表される原著を読まねばなりませんが、新聞記事からは、以下のことがポイントとして浮かび上がります。

血流の乱れ(乱流)が巨核球からの血小板生成を促している
乱流によって巨核球から放出される因子

素晴らしい発見、と思います。

生体で考えると、骨髄の中の巨核球が、乱流に出会う、という状況は理解しにくい部分がありますけれども。


毎日新聞から

京大チーム
iPS細胞から大量の血小板を作製

 人工多能性幹細胞(iPS細胞)由来の巨核球(血小板を作る細胞)から、輸血に必要な量(1000億個以上)の質の高い血小板を作ることに成功したと、京都大iPS細胞研究所(CiRA)などのチームが発表した。従来あったiPS細胞由来の血小板は量も品質も輸血に使えるレベルではなかった。チームは血流の乱れ(乱流)が巨核球からの血小板生成を促していることを突き止め、乱流を発生する培養器を開発し、高品質の血小板を短期間で大量に作製できたとしている。成果は13日、米科学誌「セル」電子版に掲載される。

 血小板は止血の働きがあり、血友病の治療や手術などに使われる。献血でまかなわれるが、感染症のリスクや保存期間の問題もあり、無菌状態で製造できるiPS細胞由来の血小板が期待されている。
 チームはこれまでもiPS細胞から巨核球を作製していたが、そこから血小板を作るには3週間以上かかるうえ1回の輸血量には到底足りず、治療に使える品質でもなかった。
 そこで、マウスの骨髄で血小板が産生される様子に注目すると、血流中で乱流が発生する時に巨核球から血小板が作られていた。乱流を発生する培養装置を作り巨核球を培養したところ、高品質の血小板が大量にできた。これをマウスとウサギに投与すると止血効果が確認できた。乱流によって巨核球から放出される因子が血小板生成を促進していることも分かったという。
 CiRAの江藤浩之教授は「今後は効率の良い血小板の分離・濃縮方法を開発したい」としている。

施設入所基準に満たない「要介護3」 一人暮らしの自宅で水害の犠牲に

knode2「災害弱者」という言葉がありますが、一人暮らしの高齢者が、今回の西日本の豪雨水害で被害に遭っているようです。

介護保険制度により「要介護3」では、原則として施設に入ることはできません。


NHKのニュースサイトから


豪雨 「要介護3」で1人暮らしの高齢者も犠牲に

今回の豪雨で大きな被害が出た岡山県倉敷市真備町では、氾濫した川から水が押し寄せ、逃げ遅れた高齢者が多く亡くなったと見られています。中には、介護を受けていた1人暮らしのお年寄りもいました。
家族などへの取材で亡くなったことがわかった、真備町辻田の伊丹尋ミさん(77)。2階建ての住宅で1人で暮らしをしていた尋ミさんは、今月8日の午前10時ごろ、1階の居間で倒れているのが見つかったということです。
自宅の外壁には、1階の窓の辺りまで浸水したことを示す茶色い線が残されていました。水死したと見られています。
尋ミさんは「要介護3」と認定され、週に6日、在宅で介護サービスを受けていました。足が悪く、何かにつかまらないと1人では歩けなかったため、ふだんから1階で生活していたということです。
自宅には、手押し車が残されていました。尋ミさんのヘルパーを務めていた「和・介護ステーション」の岡本雅子さんは、「足の状態を考えると2階に避難しようと思っても難しかったと思います。また、自宅にうかがったらいつものように迎えてくれるのではないかと考えてしまい、亡くなったことが信じられません」と涙をぬぐいながら話していました。

当時、関東地方に住む1人息子の憲章さんが、母親の尋ミさんを心配し10時間以上かけて車で駆けつけましたが、たどり着いた時には、すでに家の中で倒れた状態だったそうです。

夫に先立たれ、女手1つで憲章さんを育て上げたという尋ミさん。憲章さんが「一緒に住もう」と声をかけたこともありましたが、自分で建てた家に住むことにこだわり続けていたということです。

喘息患者の気道線維化に関与するタンパク質を同定 千葉大学

laboratory気管支喘息は、可逆性の閉塞性換気障害と、アトピー素因と呼ばれるアレルギー性体質があること、が、特徴の疾患で、平常時はなにも症状がなく、しかし、一度、発作が起きると呼吸困難を訴え、重症の場合、死亡する例もあります。

私も、以前、救急外来当直を担当している時に、気管支喘息発作の患者さんがこられ、別の救急患者対応を優先し、救急外来の前の廊下の長椅子でお待ちいただいたことがあるのですが、その数分後に、呼吸が停止し、廊下の長椅子の上で気管内挿管をしたことがあります。
なんとか、救命することができ、無事に退院していただきましたが、その時には、大変、びっくりしました。

そういう、急性期というか、発作の病態ではなくて、長期間にわたる気管支喘息の罹患が、気道のリモデリングをもたらし、慢性閉塞性肺疾患のような病態に変化することがあります。

今回の発見は、その病態メカニズムの解明につながる発見、と、思います。


読売新聞から

ステロイド効かない「線維化」ぜんそく治療に道

 ぜんそくが重症化して気道が硬くなる「線維化」のメカニズムを解明したと千葉大の研究グループが発表した。重症患者の治療につながり、5〜7年程度で治療薬を開発するとしている。論文は、米科学誌「イミュニティー」電子版に掲載された。

 同大によると、ぜんそくの患者数は全国で約800万人に上り、年間の死亡者数は約1500人。慢性的な炎症で気道が線維化すると、息切れや呼吸困難を引き起こし、仕事や生活に支障を来す。ぜんそくはステロイド治療が一般的だが、線維化した場合は、この治療が効かなくなるという。
 これまで線維化のメカニズムは解明されておらず、研究グループは、マウスを使って仕組みを調べた。
 その結果、病原性の免疫細胞を特定。この細胞が作る「アンフィレグリン」という物質が、白血球の一つ「好酸球」を刺激し、線維化を引き起こすたんぱく質「オステオポンチン」を大量に分泌することを突き止めた。研究グループが好酸球の反応を抑える薬を投与したところ、線維化が改善できたという。
 研究代表者で同大の中山俊憲教授(免疫学・アレルギー学)は「これまで治らなかった重症患者の治療を可能にする道が開ける。重いぜんそく症状の改善を目指し、新薬の開発に取り組みたい」と話している。

横浜の病院の入院患者連続中毒死事件 看護師を逮捕へ

balance病院の職員であった看護師が逮捕されるようです。

もちろん、裁判で有罪判決が確定するまでは、犯人なのかどうかはわかりませんけれども。

当サイトの関連記事

2016/09/24
点滴に界面活性剤混入、入院男性が中毒死 警察が殺人事件で捜査開始 横浜
http://blog.livedoor.jp/nakaikeiji/archives/52158050.html
http://blog.livedoor.jp/nakaikeiji/archives/52158083.html
http://blog.livedoor.jp/nakaikeiji/archives/52158440.html

朝日新聞から

横浜・大口病院の連続中毒死、看護師を殺人容疑で逮捕へ

 横浜市神奈川区の大口病院で2016年9月、入院患者2人が相次いで中毒死した事件で、うち1人の男性(当時88)を殺害した疑いが強まったとして神奈川県警は、病院の看護師だった女(31)を殺人容疑で7日にも逮捕する方針を固めた。捜査関係者への取材でわかった。

 捜査関係者によると、看護師は2016年9月18日、西川惣蔵さんの体内に何らかの方法で消毒液を混入させ、殺害した疑いが持たれている。任意の調べに対し、容疑を大筋で認めているという。
 事件は2日後の20日に発覚。入院していた八巻信雄さん(当時88)が亡くなり、投与されていた点滴が泡立っているのに看護師が気づいた。翌21日の司法解剖で、殺菌作用が強い消毒液「ヂアミトール」に含まれる界面活性剤の成分が検出され、中毒死と判明。点滴にも同じ成分が混入されていた。

(引用終わり)


毎日新聞から

旧大口病院中毒死
元看護師を聴取 殺人容疑で神奈川県警

 横浜市神奈川区の大口病院(横浜はじめ病院に改称)で2016年9月に入院患者2人が相次いで中毒死した事件で、神奈川県警は7日、このうち1人の男性(当時88歳)を殺害した疑いがあるとして、病院に勤務していた元看護師の女(31)の事情聴取を始めた。捜査関係者への取材で判明した。県警は容疑が固まり次第、殺人容疑で逮捕する方針。

 女は任意の事情聴取に対して「点滴に消毒液を入れた」と話しているという。
 中毒死したのは、横浜市青葉区の無職、西川惣蔵さん(当時88歳)と、同市港北区の無職、八巻信雄さん(同)。2人は4階の同じ病室に入院。西川さんは2016年9月18日午後4時50分ごろ、心拍数低下を知らせるアラームが鳴り、同7時ごろに死亡。八巻さんは20日午前4時ごろ心拍数が低下し、同55分ごろ死亡が確認された。
 八巻さんの死亡後、県警による司法解剖で体内から界面活性剤の成分が検出され中毒死と判明し、事件が発覚。その後、西川さんの体内からも同じ成分が検出された。界面活性剤は、殺菌消毒液「ヂアミトール」に含まれていた。
 4階病棟には事件当時、濃縮度10%の製品が常備されていた。
 事情聴取を受けている女は当時、主に4階病棟を担当。9月18日は夜勤のため午後3時ごろ出勤し、西川さんの容体急変時には他のスタッフと処置に当たった。19日は午前に勤務を終え、八巻さんの死亡時には病院にいなかった。

石坂公成氏 死去 IgEを発見した日本人研究者

laboratory
大学で、免疫をテーマに講義をしていますが、アレルギーは大変重要なテーマの一つです。
そのアレルギー疾患では、免疫グロブリンの一つ、IgEを知ることは基本中の基本。

それを発見した、日本人研究者の石坂氏がお亡くなりになった、そうです。

ご冥福をお祈り致します。


NHKのニュースサイトから


免疫学の世界的権威 石坂公成さんが死去

アレルギーの原因物質を発見した免疫学の世界的権威で、アメリカのラホイヤアレルギー免疫研究所名誉所長の石坂公成さんが6日朝、入院先の山形市内の病院で亡くなりました。92歳でした。
石坂公成さんは東京都出身。

昭和41年に、血液中に僅かに含まれる物質がぜんそくや花粉症など数多くのアレルギーの原因になっていることを世界で初めて突き止めました。
この成果によって、その後のアレルギー疾患の診断や治療が大きく進み、昭和48年にはノーベル賞の登竜門といわれるガードナー賞を共同研究者の妻と共に受賞し、翌年には文化勲章を受章しました。
昭和60年からはアメリカの免疫学会の会長を、平成元年からはラホイヤアレルギー免疫研究所の初代所長を務めるなど、免疫学の世界的権威でした。
平成8年からは山形市に移り住み、山形県教育委員会の委員長や山形大学の特別招へい教授などを務めました。
山形大学によりますと、石坂さんは先月、自宅で転倒してけがをしたため、山形大学医学部付属病院に入院して治療を受けていました。
しかし、6日になって容体が急変し、午前8時前、心不全のため亡くなったということです。92歳でした。

病気腎移植を先進医療に承認 厚労省 徳洲会系の2病院で

hospitalこの問題が最初に社会に提起された時には、悪徳医師ではないか、という批判のされ方もあったように覚えています。

徳洲会系の2病院で、先進医療として認定されるそうです。
よかった、と、思います。


NHKのニュースサイトから

「病気腎移植」条件付きで先進医療に承認 厚労省

愛媛県の宇和島徳洲会病院などで行われ、安全性や倫理面で是非が議論されてきた、病気で摘出した腎臓を移植する「病気腎移植」について、厚生労働省は条件付きで、医療費の一部に保険が適用される先進医療にすることを承認しました。

病気腎移植は、がんなどの治療で摘出した腎臓を腎不全の患者に移植する手術で、平成18年に愛媛県の宇和島徳洲会病院の万波誠医師が中心となって実施していたことが明らかになると、日本移植学会などが安全性や倫理面に問題があると指摘するなど議論を巻き起こしました。
病院を運営する徳洲会は腎臓移植を待つ人が1万人以上いるため、病気腎移植を進めるべきだとして、医療費の一部に保険が適用される先進医療にするよう厚生労働省に申請していました。
5日開かれた専門家による会議では、実施する条件としてドナーだけでなく、移植を受ける患者の適格性についても日本移植学会の医師など第三者を交えて審査することを前提に、先進医療とすることを承認しました。
移植手術は東京西徳洲会病院と宇和島徳洲会病院の2つの病院で行い、9年間で42例実施し結果を検証することにしています。
厚生労働省は来月以降、病院内での手続きなどが適切に進んだことを確認したうえで、先進医療として告示し手術が実施されます。

東京医大が文部科学省の局長の息子を不正に合格 見返りは競争的資金で便宜か

graduated
国立大学の教員をしていた経験から言えば、こんなことが実際にできることに驚きを覚えています。
入試の合否判定は、入試委員会で複数の教職員の下で行われるので、こんなことができるはずがありません。

私立大学だから?
そんな、バカな、と思います。

また、大学が喉から手が出るほど欲しい、文部科学省の予算。
最近では、競争的資金となって、コンペ方式で限られた予算を奪い合う構図になっているものが多いのですが、今回も、それが背景にあるように思います。

報道されていませんが、東京医大が獲得した文部科学省からの予算の額は?

文部科学省における、これらの競争的資金への各大学からの応募に対して、どのように審査が行われているのか、そこに恣意的な意思が働く余地がないのか、きちんと明らかにしてもらいたい、と、思います。


読売新聞から


文科省局長、受託収賄容疑…見返りに子供の合格

 文部科学省の私立大学支援事業を巡り、東京医科大学(東京)に便宜を図る見返りに自分の息子を同大に合格させてもらったとして、東京地検特捜部は4日、文部科学省科学技術・学術政策局長の佐野太ふとし容疑者(58)を受託収賄容疑で、会社役員の谷口浩司容疑者(47)を受託収賄ほう助容疑でそれぞれ逮捕した。特捜部は同日、東京・霞が関の同省や佐野容疑者の自宅などを捜索。贈賄側の同大関係者からも任意で事情を聞いている。

 発表などによると、佐野容疑者は同省官房長だった2017年5月、同省の「私立大学研究ブランディング事業」を巡り、同大が支援対象に選ばれるよう便宜を図ることを同大関係者から依頼され、その見返りとして今年2月、同大を受験した自分の息子の点数を加算させ、合格させてもらった疑い。

原発事故時、医療機関や介護施設は「屋内退避」 東海第二原発

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東海第二原発では、事故の際には、病院や施設に「屋内退避」させることにするそうです。

それが、現実的な対応である、ということは、客観的に理解することはできるのですが、自らの身の安全を守ることができない患者さんや高齢者の方を守ることは、医療関係者や介護施設の職員の責務である、と、思います。

うーむ。

「屋内退避」する、これらの方々のそばには、医療関係者や施設職員が必要です。


NHKのニュースサイトから

東海第二原発 事故時は要支援者「屋内退避」 全国初

首都圏にある唯一の原子力発電所で、茨城県にある東海第二原発は4日にも、安全対策が国の新たな規制基準に適合しているとして、事実上、審査に合格する見通しです。東海第二原発の周辺では、原発事故の際、体が不自由な要支援者を避難させるための車が確保できないことから、茨城県は原則、放射線対策を施した病院や施設などに「屋内退避」させることを全国で初めて決めました。

原発事故の際、国は、原発から5キロ圏内に住む要支援者を原則、直ちに避難させるとしていて、すでに再稼働した原発がある地域では、車いすやストレッチャーを乗せられる特殊な車を数十台確保してきました。
しかし、東海第二原発の場合、防災対策が求められる原発から30キロ圏内の住民は96万人と全国最多で、茨城県によりますと、5キロ圏内には車いすやストレッチャーが必要な要支援者が1000人から1500人いて、避難には1000台近くの車が必要とみられています。しかし県は、確保できる見通しが立たないとしています。
また、一斉に避難した場合、深刻な渋滞のおそれがあるため、県は原則、放射性物質を通さないフィルターを設置するなどの防護対策を施した病院や社会福祉施設などに「屋内退避」させることを全国で初めて決めました。
茨城県では今年度までに、国の補助金50億円近くかけて、屋内退避に使われる25の施設に防護対策を施すことにしていて、今後、さらに範囲を広げて対策を講じたいとしています。

茨城県「実効性ある安全対策の構築を」
茨城県の飛田聡志 原子力防災調整監は「実際に事故が起きた際には車を手配するのに時間がかかるので、その場にとどまってもらうための施設の整備が重要だ」との認識を示したうえで、「避難したときに渋滞などが起こり、長時間かかってしまった場合、健康上のリスクが高まるなど問題になるので、実効性のある安全対策の構築に向け、検討を進めていきたい」と話しています。

浜松医大が静岡大学と運営統合 静大浜松キャンパスは医科大と統合へ

graduated静岡大学と浜松医科大学が運営を統合することになるそうです。

静岡大学は、静岡キャンパスと浜松キャンパスに大きく別れていますが、静岡大学はキャンパスごとに2つの大学に分離され、その一方の浜松キャンパスと浜松医科大学が一つの大学に統合されるそうです。

静岡大学は、総合大学と言える学部があり、静岡キャンパスには、人文社会学部、教育学部、理学部、農学部があり、浜松キャンパスには、工学部と情報学部があります。
もちろん、同じ、浜松市内とはいえ、静大浜松キャンパスと浜松医科大学の敷地は数キロ離れており、隣り合わせ、ではありませんけれども。


読売新聞から


静岡大と浜松医大、運営法人統合…新たに2大学

 静岡大(静岡市駿河区)と浜松医科大(浜松市東区)は28日、2021年4月をめどに運営法人を統合すると発表した。

 両大学の国立大学法人を一つに統合する。統合法人は、静岡大静岡キャンパスを中心にした新大学(静岡市)と、静岡大浜松キャンパスと浜松医科大を合わせた新大学(浜松市)の2大学を運営。連携事業や新たな研究を進めるほか、事務の効率化を図る。
 文部科学省は少子化を背景に、全国的に大学の再編を促しており、「名古屋大・岐阜大」、「小樽商科大・帯広畜産大・北見工業大」など、国立大学法人統合の検討が進んでいる。

末梢血幹細胞採取のカテーテル挿入事故?死亡例 多発性骨髄腫の60代女性

hospitalカテーテル挿入時に問題があったのか、と、想像します。気胸でしょうか。
ただ、情報が少ないので、判断はできません。

私も、毎日のように、中心静脈カテーテルの挿入をしますが、鎖骨下からの挿入留置が一番好きです。まずは、きちんと入りますが、きちんと統計をとったことはありませんが、80%ぐらいの成功率と思います。
うまく入らなかった場合は、鼠径から挿入することが多いです。こちらは、まず入りますが、鼠蹊部は不潔になるリスクがある、ということから、第一選択にはしていません。

今回の患者さんに何がおきたのか、また、今後の調査結果を知りたいと思います。


毎日新聞から


埼玉県立がんセンター
カテーテル処置後に60代女性死亡

外部の専門家交えた委員会で原因調査へ
 埼玉県立がんセンター(同県伊奈町)は27日、県内在住の60代女性が、多発性骨髄腫の治療を受けた後に死亡したと発表した。カテーテル(管)を挿入した際に血管や臓器を傷つけたことによる出血が原因とみられる。同センターは外部の専門家を交えた委員会で原因を調査する。

 同センターによると、女性は25日午後1時ごろから、造血幹細胞移植に使う末梢血幹細胞をカテーテルで採取する処置を受けたが、終了間際に血圧が低下するなどして同7時50分ごろ死亡した。
 主治医は左胸からカテーテルを挿入したがうまくいかず、女性が左脇腹の痛みを訴えたためレントゲン撮影をした。出血の可能性が見られたが、血圧などが安定していたため足の付け根からカテーテルを入れ直して処置を続け、その後に容体が悪化したという。
 同センターでは同様の処置を年間10件前後行っているが、これまで大きな事故はなかった。記者会見した坂本裕彦病院長は「主治医の判断が妥当だったかどうかを調査する。今後、同じことが起こらない体制を構築したい」と述べた。

救急車が横転 患者搬送に同乗の医師も怪我か

Red Cross救急車には、何度も同乗してきましたが、毎回、サイレンを鳴らす救急車に注意を払わないような運転をする運転手がいることに驚かされています。

患者搬送に医師が同乗する場合、患者のそばに付き添いますので、シートベルトをしないことが普通のように思います。道路交通法で、どのような扱いになっているのか、きちんと知らないのですが。

軽い怪我で済んだのであれば、結果オーライですけれど、これから、注意が必要と思います。


河北新報から


富山市で救急車横転、6人搬送 乗用車と衝突

 18日午後8時55分ごろ、富山市天正寺の県道交差点で、緊急走行していた上市消防署の救急車と富山市の男性会社員(54)の乗用車が衝突、救急車が横転した。女性患者(73)が別の救急車で搬送され、救急車に乗っていた別の5人も搬送された。消防などによると、けがの程度は不明だが、いずれも命に別条はないという。

 富山中央署によると、乗用車が救急車の左側面に衝突、弾みで救急車が横転したとみられる。救急車には救急隊員3人のほか、女性医師と付き添いの家族らが同乗、富山県上市町の病院から、富山市の病院に向かっていた。
 現場は信号機のある見通しの良い交差点。

副作用の肝機能障害に気づかず抗がん剤治療継続 劇症肝炎で患者死亡

injection血液検査を行い、肝機能障害が起きていたことがわかっていたのに、主治医が、その確認を怠っていたのではないか、ということのようです。
劇症肝炎、なかなか、大変な病態で、救命することが困難なことが多い、と、思います。

お亡くなりになった患者様のご冥福をお祈りいたします。



NHKのニュースサイトから


主治医 検査結果に気付かず抗がん剤投与 患者死亡 静岡

静岡県の県立静岡がんセンターは去年、60代の患者の男性が、抗がん剤による治療で肝機能障害を起こしていたのに、主治医が血液検査の結果に気づかず、抗がん剤の投与を続け、結果的に患者を死亡させたとして謝罪しました。

死亡したのは、静岡県長泉町の県立静岡がんセンターで入院治療を受けていた60代の患者の男性です。
がんセンターによりますと、男性は、直腸がんが肝臓に転移し、ステージ4の状態で抗がん剤による治療を受けていたところ、去年8月上旬、肝機能障害を起こしました。
しかし、主治医が血液検査の結果に気づかずに抗がん剤の投与を続け、男性は劇症肝炎を起こして10日後に死亡しました。
センターは、抗がん剤による肝炎が直接の死因の可能性が高く、結果的に患者の死期を早めたとしています。
男性のカルテには、主治医が血液検査の結果を確認した記述がなく、センターは遺族に謝罪するとともに、複数の担当者で血液検査などの結果をチェックするといった再発防止策を講じたということです。
記者会見した県立静岡がんセンターの高橋満病院長は「患者やご家族に多大なご心痛をかけ、県民の信頼を損なったことを深くおわびします。医療チームのチェック機能が欠けていたので再発防止を徹底したい」と話しました。

国立大学運営費交付金の傾斜配分制度 民間資金獲得が少ないと減額へ

graduated国が行っている大学改革、その狙いや方向性に大いに疑問を持っています。

財界や経済界が、国立大学の人材や研究成果を自分たちの経済活動に活用しよう、という考えが見え見え、で。
それでいいんでしょうか。


毎日新聞から

国立大学
運営費交付金、民間資金獲得で差 政府方針

 国立大学の基盤的運営費として配分する運営費交付金について、政府は、民間から得た研究費が多いほど額を増やし、少なければ減らす仕組みを今年中に作ることを決めた。大学間競争を促し外部資金の獲得増につなげる狙いだが、格差拡大につながる可能性がある。

 15日に閣議決定する統合イノベーション戦略に盛り込む。現行でも政府が国立大の目標達成度などを査定して運営費交付金を増減する仕組みはあるが、新たに民間資金の獲得状況を評価指標に加える。
 また同戦略では、代表的な公的研究費である文部科学省の科学研究費補助金(科研費)を若手に重点配分する。受け取れる若手研究者の数を1.5倍にし、40歳未満の研究者の半分程度(約3万人)の採択を目指す。
 一方、今年度で5カ年の期間が終わる内閣府の大型研究開発プロジェクト「革新的研究開発推進プログラム(通称インパクト)」の後継事業も検討する。インパクトは、チョコレートを食べると脳が活性化するなどといった成果の「誇大広告」が相次いだが、ハイリスク・ハイインパクトな大型研究開発は世界でも進んでいるとして、制度を見直した上で続けることが必要と判断した。

日本医師会長選に、現会長横倉氏と前会長塩見氏が立候補

knode2医師会の会長が誰になろうと、あまり関係ない、と、感じる方も多いかもしれませんが、実は、かなり変化があります。
政権との距離感から、政策や医療保険制度の運用について、など。

どうなるか、様子を見ておきたい、と、思います。


NHKのニュースサイトから


日本医師会会長選に現職と前会長の2人立候補

任期満了に伴う日本医師会の会長選挙は13日、立候補が締め切られ、4期目を目指す現職の横倉義武氏と奈良県医師会の前会長の塩見俊次氏の2人が立候補しました。

日本医師会の会長選挙は2年に1度行われ、13日午後5時の立候補の締め切りまでに、6年前から3期連続で会長を務め、現在は世界医師会の会長も務めている現職の横倉義武氏(73)と、奈良県医師会の前会長の塩見俊次氏(68)の2人が立候補を届け出ました。
日本医師会では今月23日に東京文京区で定例の代議員会を開き、代議員368人の投票による会長選挙を行うことにしています。

ドラマが描く「天才外科医」に手術をしてもらいたいか?

video-television大学の講義を担当していますので、医療系ドラマは、できる限り見るようにしています。講義で活用させていただくためです。少なくとも「眠気覚まし」にはなりますので。

日曜日の夜に放映されている「ブラックペアン」期待していましたが、俳優たちの熱演はすごいのですが、脚本、設定に無理があるように感じられて、医療関係者としては、興ざめしてしまう感じがすることも。
でも、かなりの学生たちが見ているようですので、こちらとしてもしっかりと見ておかねば。

二宮和也さんが演じる「天才外科医」、なかなかインパクトがありますが、先輩や教授へ敬意を欠いたどころか、あからさまな敵意丸出し、の態度、あまり共感できません。
「チーム医療」という言葉も、古臭く感じるようになりました。現代の医療は、外科医だけでなく、内科医でも、担当医一人で患者の医療を行なっているのではありません。
なので、周囲の医療スタッフと、患者診療に関係ないことで、緊張感を出し続けるような、間違った「孤高のメス」には、共感どろこか、恐怖すら覚えてしまいます。

患者としても、このような「天才外科医」にメスを握ってもらいたい、とは、思えない、と、私は思います。

理想は、医療チームの運営にも理解があり、周囲のスタッフとコミュニケーションよく対応できる、そして、手術の腕も抜群、というような「天才外科医」ですよね。

CT画像見落とし、で、2名の患者の癌を見落としか 胃癌と肺癌

hospitalこういうケースは、大学病院などの巨大病院でおきやすいように感じます。
続報を待ちたいと思います。


NHKのニュースサイトから

CT画像見落とし がんで2人死亡か 千葉大附属病院

関係者によりますと、千葉大学医学部附属病院で9人の患者のCT画像の見落としがあり、このうち2人が適切な治療が行われずに胃がんと肺がんで死亡した疑いがあるということです。千葉大学医学部附属病院は午後1時から会見を開いて詳しい事情を説明することにしています。

身元保証人がないと、医療機関の8%、介護施設の3割が入院拒否

hospitalこれは、医療倫理の問題かもしれません。
身元保証人がいなくても、患者からの求めに応じる、というのは、医師法の規定だろうと思います。

とは言え、それができにくい制度運用に変わってきている、という経緯もある、とも思います。


NHKのニュースサイトから

「身元保証人」がいないと 医療機関の8%余りが入院認めず

患者が入院する際、「身元保証人」などを求める医療機関が全体の3分の2を占め、このうち8%余りが、保証人がいない場合、入院を認めないとしていることが厚生労働省の研究班の調査でわかりました。厚生労働省は「身元保証人」がいないことを理由に入院を拒否するのは医師法に違反するとして、こうした対応を取らないよう通知しました。

山梨大学大学院の山縣然太朗教授が代表を務める厚生労働省の研究班は去年からことしにかけて、医療機関が入院患者を受け入れる際の対応などについて調査し、全国のおよそ1400か所から回答を得ました。
その結果、入院の際、「身元保証人」などを求めると答えた医療機関は65%を占め、ベッド数が20床以上の病院では93%に上りました。
さらに、保証人を求める医療機関のうち8%余りが、保証人がいない場合、入院を認めないと回答しました。
保証人に求める役割を複数回答で尋ねると、「入院費の支払い」が最も多く、次いで「緊急の連絡先」、このほか「医療行為の同意」や「遺体・遺品の引き取り」などを挙げる医療機関が半数以上を占めました。
厚生労働省は身元保証人がいないことだけを理由に入院を拒否するのは、正当な理由なく診療を拒んではならないと定める医師法に違反するとして、こうした対応を取らないよう全国の都道府県などに通知しました。
山縣教授は「入院を拒まれて病気が悪化するようなことは絶対にあってはならない。一方で医療機関がためらうことなく患者を受け入れられるようにする制度も求められる。少子化や家族関係の希薄化で頼れる人がいない高齢者などが増える中、早急に解決策を見いだす必要がある」と指摘しています。

介護施設は3割“入所拒否”
「身元保証人」などを求める傾向は医療機関だけでなく、介護施設でも見られます。
民間の研究機関「みずほ情報総研」は、厚生労働省の補助金を受け、去年からことしにかけて全国の特別養護老人ホームや介護老人保健施設などを調査し、2300か所余りから回答を得ました。
その結果、入所の契約を交わす際、「身元保証人」など本人以外の署名を求めていると答えた施設は96%に上り、このうちの31%は署名がなければ受け入れていないとしています。
保証人に求める役割としては「事故が起きた時などの連絡先」が最も多く、「亡くなったあとの遺体や遺品の引き取り」、「入院の際の手続き」、それに「施設利用料の支払い・滞納時の保証」などが続いています。
厚生労働省はこうした介護施設についても「身元保証人がいないことはサービスの提供を拒否する正当な理由にはならない」として、受け入れを拒むことがないよう求めています。

医療安全対策の会議に遺族が参加へ 群馬大学病院

hospital大学病院という閉鎖的な組織に、外部の方、それも、医療事故で死亡した患者さんの遺族の方に参加していただく、というのは、かなり大胆な計画と思います。

もちろん、象徴的な意味合いだけでなくて、実質的にどのぐらいの活躍をしていただけるのか、ということが重要ですが。
世間の耳目を集めるためだけでなく。


NHKのニュースサイトから

群馬大学附属病院 安全対策委に遺族が参加へ

腹くう鏡などの手術を受けた患者が相次いで死亡した群馬大学附属病院は、再発防止に向けて医療の安全対策を検討する委員会のメンバーに、亡くなった患者の家族に加わってもらうなど、新たな取り組みを始めることになりました。

群馬大学附属病院は、平成26年までの5年間に、腹くう鏡などの手術を受けた患者18人が相次いで死亡したことを受け、すべての死亡事例について、病院全体で情報を共有し検証するなどの対策を進めてきました。
病院は、再発防止に向けた取り組みをさらに進めようと、今月新たに発足させる、医療の安全対策を検討する内部の委員会のメンバーに、亡くなった患者の家族の2人に加わってもらうことにしました。
家族の代理人の弁護士によりますと、医療事故で亡くなった患者の家族がこうした取り組みに参加するのは、全国でも珍しいということです。
家族2人は今月、病院の幹部や安全管理の担当者などを前に、家族を失った当時の思いなどを話すことになっています。
委員になる予定で当時20代の妹を亡くした男性は「病院側が患者の目線で新しい安全対策に踏み出そうとしている点を評価したい。自分たちで協力できることはしていきたい」と話していました。

慢性肝炎治療薬で副作用 3878万円の支払い命令 名古屋地裁

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B型肝炎ウイルスによる慢性肝炎の治療薬、おそらく、核酸アナログ製剤での副作用が裁判で争われたのか、と、思います。
核酸アナログ製剤は、ラミブジン、アデフォビル、エンテカビル、テノホビルなどがありますが、ウイルスが肝細胞の中で増えるのを抑制する作用があります。腎障害や低リン血症による骨軟化症などの副作用がみられる場合があります。


読売新聞から

投薬ミスで後遺障害、名大に3878万円賠償命令…名古屋地裁

 名古屋大学医学部付属病院(名古屋市)で肝硬変の治療中、誤った投薬によって後遺障害を負ったなどとして、名古屋市内の男性(85)とその家族が同大に計約1億185万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が1日、名古屋地裁であり、末吉幹和裁判長は同大側に計約3878万円の支払いを命じた。

 判決によると、男性は肝硬変の治療のため、2005年4月から同病院で抗ウイルス薬の投与を受けた。2008年12月、この薬の副作用による骨疾患が強く疑われる検査結果が出たが、同病院の医師が誤診。2011年12月まで同じ量の投薬が続けられたことによって重い骨軟化症を発症し、自力で歩くことが困難になるなどの後遺障害が残った。
 後遺障害と誤診との因果関係については同大側も認めており、訴訟では、障害の程度や賠償額が争点となった。男性側は、投薬によってほぼ寝たきりの状態になったと主張したが、判決は、男性が高齢であることや、別の病気も患っていたことなどから、請求の一部については、問題となった誤診による損害とはいえないと判断した。
 同病院は「判決内容を精査し、対応を検討する」とのコメントを出した。

ALSの神経細胞内の異常タンパクTDP43の抗体療法の開発へ 滋賀医科大学

laboratoryこの病気については、あまりよく知らなかったのですが、神経細胞内に異常蓄積するタンパク質があることがわかっていたんですね。
TDP43というそうです。

それに対する抗体療法の開発研究が進められているそうです。
成果が臨床応用されることを期待しています。
たくさんの患者さんが、このニュースに期待と喜びを感じている、と、思います。


東京新聞から

ALSの原因を抗体で除去 根本治療へ道 滋賀医科大

 全身の筋肉が徐々に動かなくなる筋萎縮性側索硬化症(ALS)の原因タンパク質を細胞内から除去する「抗体」を開発したと、滋賀医科大の漆谷真教授(神経内科)のチームが三十一日、発表した。

京都大、慶応大との共同研究で、成果は英科学誌電子版に掲載された。マウスを使った実験で、原因タンパク質の減少を確認しており、ALSの根治療法に道を開く可能性があるという。
 ALSは脳や脊髄の神経細胞内に、構造に異常があるタンパク質「TDP43」が蓄積することが原因とされるが、根本的な治療法は確立されていない。
 開発した抗体は、異常なTDP43のみに結合し、不要なタンパク質を分解するオートファジー(自食作用)などによって自身とともに分解する。通常の抗体の一部のみを培養することで細胞内に入れる大きさにした。
 脳に異常なTDP43が蓄積するようにしたマウスの胎児で、抗体が作られるようにしたところ、TDP43が減少したほか、発育にも異常がなかった。抗体が作られるようにしなかったマウスは蓄積が進行したという。ALSは、筋肉を動かし運動をつかさどる神経細胞が傷み、筋肉が痩せて力が入らなくなり、食事や呼吸が困難になる厚生労働省指定の難病。主に中高年以降に発症し、厚労省によると、国内患者数は少なくとも約九千五百人。
 漆谷教授は「できるだけ早く患者に応用できるよう、研究や安全性試験を進めたい」と話した。

<筋萎縮性側索硬化症(ALS)> 筋肉を動かす神経が徐々に侵され、全身の筋肉が動かなくなり歩行や呼吸、食事が困難になる。通常、体の感覚や知能、内臓機能などは保たれる。人工呼吸器による生命の維持が必要になることが多い。詳しい原因は不明で、有効な治療法は確立されていない。手足のしびれや脱力、話しにくい、食べ物がのみ込みにくいなどの症状で始まる。
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