医学を学ぶ、生涯学習!

地域医療と医療系大学での教育に携わりながら、人と社会、教育と医療を考え、その軌跡を残していきます。(旧「医学教育でのひとりごと」「医は忍術?」「いやしのわざとこころ、サナトリウムから」「浄土の地から」「ひまわりのなかで」「suzukaの風に吹かれつつ‥」)

東海道を走る500系

第三者の精子を使った人工授精治療の受付を停止 慶應大学

virus慶應大学が、第三者(医学部の男子学生のボランティアと言われています)による精子提供による不妊治療を継続して実施してきています。
そして、この独自の医療により、たくさんの夫婦に子供が授かってきた、ということは間違いないと思います。

新規受付を停止しているそうです。


東京新聞から


提供精子の治療受付停止、慶応大 出自知る権利が影響

 第三者の提供精子を使った不妊治療を長年実施してきた慶応大病院が、提供者の減少を理由に新規の患者の予約受け付けを停止したことが21日、分かった。

 提供者への説明の際に、生まれた子どもに遺伝上の親を知る権利を認める動きが世界的に広がっていることを伝え始めた結果、提供者が減少したとしている。
 同病院は治療の1年前に予約を受け付けており、停止したのは8月の予約分から。提供が回復する見通しは立っておらず、この方法の継続について10月に有識者を交えた会議を開く。

林 由起子教授を学長に選出 東京医科大学

graduated女性だから、新しい学長に選ばれた、のではなく、性別に関係なく選考を行って、最適任と考えられたから、新しい学長に選出された、と、信じています。

そうでなければ、医療界の男性優位を変えることにはならない、と、思うからです。


NHKのニュースサイトから


東京医科大学 教授会の学長選で女性主任教授を選出

文部科学省の支援事業をめぐる汚職事件で理事長と学長が辞職した東京医科大学で教授会の学長選が行われ、女性の主任教授が選ばれました。今月25日の理事会で承認されれば、大学では初めて女性が学長に就任することになります。

東京医科大学では、前の理事長と学長が文部科学省の前局長から私立大学の支援事業の選定で便宜を図ってもらった見返りに前局長の息子を不正に合格させたとして在宅起訴され、前の理事長と学長はことし7月に辞職しました。
大学によりますと、19日に教授会で学長選が行われ、2人の候補者の中から、病態生理学の林由起子主任教授が次期学長の予定者に選ばれました。
主任教授は今月25日の理事会で承認されれば正式に学長に就任し、東京医科大学で女性が学長となるのは初めてとなります。
東京医科大学では、入学試験で点数を操作し女子や浪人生の合格者数を抑えていたことなどが大学の内部調査委員会の調査で明らかになっています。
大学の関係者は、イメージの低下を食い止め信頼を回復するためにも学内で女性の学長を望む声が高まったのではないかと話しています。

老人施設の施設長の医師を逮捕 無資格の介護士に痰吸引させる

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この施設では、痰の吸引のほか、経管栄養の管理も、無資格の介護福祉士にさせていた疑いがあり、行政指導も行われていたにもかかわらず、改善がないことを理由に、施設の管理者である医師を逮捕した、とのことです。


朝日新聞から

老人施設の医師逮捕 無資格者にたん吸引させた疑い

 新潟署と新潟県警生活保安課は17日、無資格でたん吸引などの医療行為をさせていたとして、新潟市西区青山新町の医師、里方一郎容疑者(63)を医師法違反(無免許医業)の疑いで逮捕した。「人手が足りず、緊急避難的にやっていた」と容疑を認めているという。

 署によると、里方容疑者は2016年9月から17年10月にかけ、自身が施設長を務める新潟市中央区の住宅型老人ホーム(定員41人)で、20代と30代の介護福祉士の女性にたんの吸引や、チューブで栄養補給をする「経管栄養」、点滴の針を抜くなどの医療行為をさせた疑いがある。医師や看護師の資格がない介護職員でも、研修を受ければたん吸引や経管栄養をすることができるが、2人は研修を受けていなかったという。入居者の健康被害などは確認されていないという。
 県警は、直接医療行為をしたとされる2人よりも、施設長として指示を出した疑いのある里方容疑者の責任が重いとみて、逮捕に踏み切った。
 署によると、2016年に市が実施した調査で問題が発覚。その後、市が指導をおこなっても改善がみられなかったため、17年12月に市から県警に情報提供があったという。署は無資格者による医療行為が常態化していたとみて、捜査を進めている。

「性別や年齢にとらわれずに医学の道に」日本医学会連合

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東京医大の入試不正問題を受けての日本医学会連合の声明のようです。

「性別や年齢にとらわれずに医学の道に進める環境作りを目指す」

もちろん、日本外科学会も、この医学会連合には加盟しています。

諸外国の中には、医師の性別では女性が多い、しかも、かなり圧倒的に、という国もあります。旧共産圏の国が多いようですが。
つまり、女性医師が多いと、医療制度が成り立たない、というのは迷信にすぎない、と、私は思います。


NHKのニュースサイトから

「性別や年齢にとらわれない医学目指す」医学会団体が声明

東京医科大学の入試で女子の合格者を抑えるなどの点数操作が行われていたことを受けて、医学会の連合会が会見し、「性別や年齢にとらわれずに医学の道に進める環境作りを目指す」とする声明を発表しました。

厚生労働省で会見を開いたのは外科や内科など129の学会で作る「日本医学会連合」です。
東京医科大学の入試では一律に点数を操作し、女子や浪人生の合格者数を抑えていたことなどが、大学の内部調査委員会の調査で明らかになっています。
この問題について門田守人会長は、「女性医師は出産や育児などと医師としてのキャリア形成の時期が重なり、両立が難しいということが理由になっていたが、一部の事例を一般化して個人の熱意や能力を軽視することがあってはならない」と述べました。
そのうえで、医療界全体の意識改革が必要だとして「性別や年齢にとらわれずに医学の道に進める環境作りを目指す」とする声明を発表しました。
団体が加盟する学会に行った調査では、各学会の役員に占める女性の割合は8%にとどまっているということで、今後改善策を検討することにしています。

長野県の内科医に「イグ・ノーベル賞」 自分で大腸内視鏡検査

laboratoryウケ狙いの不真面目な研究ではない、らしいので、そこも評価されたのかと思います。

おめでとうございます。


NHKのニュースサイトから

イグ・ノーベル賞「自分で尻から内視鏡」日本人医師が受賞

ノーベル賞のパロディーで、ユニークな研究に贈られる「イグ・ノーベル賞」の授賞式がアメリカのハーバード大学で行われ、座った姿勢で自分で尻から内視鏡を入れ大腸の状態を調べる研究を行った長野県の医師が「医学教育賞」を受賞し、日本人の受賞は12年連続となりました。

「イグ・ノーベル賞」は1991年にノーベル賞のパロディーとして、アメリカの科学雑誌が始めた賞で13日、ハーバード大学で、授賞式が行われました。
このうち、「医学教育賞」は長野県駒ヶ根市の昭和伊南総合病院の消化器病センター長、堀内朗医師が受賞しました。堀内さんは、座った姿勢で自分で尻から内視鏡を入れて大腸の状態を診ることが可能か調べ、個人的な経験としては簡単に効率的にできたと論文にまとめました。
授賞式では、白衣姿の堀内さんが実際にどのように内視鏡を入れるか身ぶりで示しながら、「左手で動かして右手で入れる」などと説明すると、大きな笑いに包まれました。
堀内さんは、内視鏡の検診が楽になる方法を試行錯誤する中、研究を行ったということで、「受賞に戸惑っていますが、これをきっかけに多くの人が検診を受け、大腸がんで亡くなる人が減ってほしいと思います」と話していました。
観客の男性は「自分で内視鏡検査をするのはおもしろそうですが、私なら医師にやってもらうのを選ぶでしょうね」などと話していました。

主催者「豊かで突飛ですばらしい」
イグ・ノーベル賞の主催者のマーク・エイブラハムズさんは、「多くの医師が堀内さんから学ぶことになると思います。日本の研究者は豊かな想像力があり、突飛で、すばらしいと思います」と述べました。
そのうえで、「誰も分かっていないことを理解しようとするのが本当の研究で、それによって利益が上がるかどうかは関係ありません。自分の研究に没頭できる研究者がいることは希望になると思います」と話していました。

ほかにもユニークな受賞研究
ことしのイグ・ノーベル賞は合わせて10の分野で「笑わせて、考えさせる」、個性的な研究を行った研究者が受賞しました。
このうち、「医学賞」はジェットコースターに乗ることで腎臓にできた結石を早く排出できるかどうか調べたアメリカの研究者2人が受賞しました。
また、「人類学賞」は動物園にいるチンパンジーが、見学に訪れた人がチンパンジーのものまねをするのと同じくらいの頻度で、人間のものまねをしていると突き止めたスウェーデンやルーマニアなどの研究グループが受賞し、「化学賞」は絵画などの表面についた汚れを唾液を塗って、きれいにできるか調べたポルトガルの研究グループが受賞しています。
人間の日常の行動をユニークな視点で分析した研究も受賞しており、複雑な製品を使う人のほとんどは、取扱説明書を読まないことを証明したオーストラリアやセルビアなどの研究グループが「文学賞」、車を運転しているときに叫んだり、悪態をついたりすることの頻度や効果などを調べた、スペインとコロンビアの研究者が「平和賞」を受賞しました。

東京工業大学が授業料を値上げ 標準額を超える

graduatedこれが、日本の教育行政の現状である、と、私は残念に思いながら、このニュースを読みました。

ちなみに、東京工業大学は、学部生よりも大学院生の方が定員が多いんですね。さすが。


読売新聞から

国立で初、東工大が授業料値上げ…標準額上回る

 東京工業大は13日、来春以降に入学する学部生と大学院生を対象に、年間授業料を9万9600円値上げして63万5400円にすると発表した。国立大の授業料は文部科学省が示す標準額(53万5800円)を参考に独自に決められるが、学部ではすべての国立大が標準額としている。学部の値上げは東工大が初めてで、記者会見した益ます一哉学長は「他大と一線を画した教育改革を進め、教育内容や環境を充実させる」と述べた。

 発表によると、学部生(定員計約1100人)は来春から、大学院の修士課程(同1500人)、博士課程(同500人)は来年9月入学者以降、値上げを適用する。現在、在籍中の学生には適用されない。
 東工大では、値上げで得た資金により▽世界的な研究者の招聘▽日本人学生の海外留学支援の拡充▽早い段階で高度な研究内容に触れさせる機会の創出――などの教育改革を行うとしている。

茨城県が医師確保急務の医療機関5つを選定公表へ

stethoscope県が税金の支出先について、県民に理解してもらうためにも、情報公開は必要と思います。

やはり、産婦人科、小児科の医師不足が問題になっているのかな、と、感じますが、寄付金受け入れを検討している大学側の事情もあるかもしれません。


産経新聞から


急患受け入れに支障 茨城県が医師確保急務の医療機関公表

 茨城県は12日、最優先で医師を確保する必要がある県内の5つの医療機関と診療科を選定し、公表した。県は各医療機関と連携し、平成31年4月までに5つの医療機関で合わせて15人の医師確保を目指す。

 対象は救急医療や周産期医療など、行政が体制整備に関与すべき「政策医療」の分野で、地域の中心的な機能を担っている医療機関の中から県が選定した。
 選定された医療機関と必要な医師数は
▽日立製作所日立総合病院(日立市)の産婦人科=4人
▽常陸大宮済生会病院(常陸大宮市)の内科=3人
▽神栖済生会病院(神栖市)の整形外科=3人
▽土浦協同病院(土浦市)の産婦人科=3人
▽JAとりで総合医療センター(取手市)の小児科=2人。
 これらの医療機関では、医師不足から出産リスクの高い妊婦に対応できなかったり、救急患者の受け入れに支障が出ていたりしているという。
 県が大学に寄付して、教育研究活動の一環として県内の医療機関に医師を派遣してもらう「寄付講座」などの手法も視野に入れ、県内外の大学に医師の派遣や増員を要請していく。
 県保健福祉部の木庭愛部長は「地域で人々が安心して生活を営むことができるよう医療体制を整えるのが県の仕事だ。県ができうる手法を活用し、医師確保に努めたい」と話していた。

帝王切開術後、肺塞栓症発症 遺族に1億3000万円賠償命令

balanceどれだけ、賠償金をもらっても、遺族が納得することはない、のでしょうけれども。

肺塞栓症による死亡を完全に防止することはできないかもしれませんが、早期に発見して、専門病院へ搬送する、という努力は必要と思います。
それにより、死亡率を下げることができるであろう、と、思うからです。

また、法的にも、医療契約は、死亡したという結果論ではなくて、誠意を持って努力したのか、ということが問われるからです。

お亡くなりになったお母さんのご冥福をお祈りするとともに、そして、母親を失ったお子さん、また、ご遺族の方々にお見舞いを申し上げたいと思います。


河北新報から

帝王切開後死亡で賠償命令、宮崎 病院側に1億3千万円

 宮崎市の産婦人科医院で2012年、帝王切開手術で男児を出産した女性=当時(35)=が、容体が急変して死亡したのは、医療ミスが原因だとして、遺族らが計約1億6千万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、宮崎地裁は12日、病院側に約1億3千万円の支払いを命じた。

 判決で五十嵐章裕裁判長は、女性は術後、左脚に腫れの症状が確認され、医師は産科ガイドラインや文献から、血栓症の可能性を認識できたと指摘。だが必要な治療をせず、転院などの措置も怠ったとし、病院側の注意義務違反を認定した。
 その上で「転院していれば、救命できた可能性が高かった」として、死亡との因果関係も認めた。

看護師数が基準を満たさず 診療報酬6千万円強の返還へ 高松の病院

images厳しい審査が行われたようで、この医療法人は存続できない形になります。

もちろん、法人を新たに設立するなどして、医療機関としては存続することになるだろう、と、想像しますけれども。他の医療法人へ、病院を売却することもありえますね。

いずれにしろ、今、入院している患者さんたちは、他の医療機関へ転院などをせざるを得ないだろう、と、思います。


東京新聞から

診療報酬6千万円超返還へ、高松 保険医療機関の指定取り消しも

 四国厚生支局(高松市)は10日、ミタニ藤田病院(同市)が看護師の数が基準に達していると虚偽申請するなどして、約2824万円の診療報酬を不正請求していたと発表した。記載ミスのカルテなどによる不当請求も約3653万円あり、同支局は計約6477万円の返還を求めた。保険医療機関の指定を来年1月から5年間、取り消す。

 同支局によると、2012年11月〜15年11月、看護職員中の看護師の比率が基準を下回っているのに、基準を満たしたとする虚偽の届け出などを行い不正請求した。
 同支局は資料が不足し虚偽と断定できない分や、カルテの記載ミスは不当請求とした。

ハンバーガー店で腸管出血性大腸菌O-121感染

virus重症の方はいないようなので、よかったのですが、気になるのは感染経路でして、ハンバーガー店ですので、やはり牛肉から、でしょうか。

それから、ある一定の加熱温度と加熱時間を与えれば、死滅させることができるはずなので、このような大手のハンバーガーチェーンでは、その基準を設けているはずです。

その点の遵守状況などはどうだったんでしょうか。


産経新聞から


長野で4人が食中毒 O121検出 「モスバーガー アリオ上田店」

 長野県健康福祉部は10日、上田市のファストフード店「モスバーガーアリオ上田店」で飲食した長野、小諸両市など10〜20代の男女計4人が腹痛などを訴え、検査の結果、いずれも腸管出血性大腸菌「O121」が検出されたと発表した。これを受け、同店を食中毒の原因施設と断定し、12日まで3日間の営業停止を命じた。

 同部によると、4人は別のグループで8月20日に同店でハンバーガーなどを食べ、同24日以降に発症した。4人のうち3人は一時入院したが、現在は退院して全員快方に向かっている。
 同店は、上田市のアオキエンタープライズが、モスフードサービス(東京)とフランチャイズ契約を結んで経営している。モスフードサービスは「全国の店舗で施設の洗浄や消毒を実施し、調理マニュアルの再点検など再発防止に努める」と話している。

停電した病院の酸素吸入器が停止し、患者が容体急変 札幌

hospital北海道全体が停電する、という未曾有のトラブル、各地の病院で奮闘が続いていることと思います。
頑張ってください。

重症の患者さんを本州に移送させる、というような判断も必要かもしれません。


毎日新聞から

北海道震度7
停電で吸入器停止、乳児の容体急変 札幌

 北海道で震度7を観測した6日の地震で、停電した札幌市内の病院で0歳女児の酸素吸入器が止まり、別の病院に搬送された。

 札幌市によると、6日午前5時ごろ、市内の病院から「地震の影響で酸素を送る機器が止まり女児の容体が急変した」と消防に通報があった。女児は治療を受けている。
 このほか札幌医科大病院(札幌市)は非常用電源で対応したが、最小限の電力しか使用できないため、外来診察を救急の患者に限定した。札幌医大(同)では断水はせず、午後には電力も復旧。入院患者や職員にけが人はいなかった。
 道内に六つある道立病院では、全てが停電し、非常用電源に切り替わったが、半数の3病院で外来の診察を中止した。道の担当者は「電力が限られているため、入院患者や救急外来を優先せざるを得ない」と話す。
 道によると、6日午後4時現在、体調が悪化し、ほかの病院に転院させる必要がある患者はいないという。7日に外来の診察を再開するかどうかは未定。
 生命維持に必要な医療機器を扱う病院は非常用電源を備える施設が多い。道によると、非常用電源への切り替えでトラブルがあったという報告はない。しかし道内の複数の病院から「燃料の軽油や重油がなくなりそう」という相談が寄せられているという。
 道は周辺のガソリンスタンドに協力を求めるなどし、円滑に燃料を入手できるよう働きかける。

520人乗り旅客機で100人が体調不良 ドバイ発NY着のエミレーツ航空

virusインフルエンザの集団発生ではないか、との意見がありますが、航空機内で感染したとすれば、潜伏期の問題があり、こんなに大量発症するものかどうか。
これから、さらに患者が増えるのかもしれませんけれども。

もうしばらく、情報を集めたいと思います。


朝日新聞から

NY着機の100人体調不良 インフルエンザ大量感染か

 米ニューヨークに5日に到着したアラブ首長国連邦(UAE)ドバイ発のエミレーツ航空203便(乗客ら約520人)の乗客約100人が体調不良を訴えた。せきや発熱の症状が出ており、市当局者はインフルエンザの可能性があるとの見方を示した。

 CNNなどによると、同機はジョン・F・ケネディ空港に到着後、疾病対策センター(CDC)の検疫を受けた。106人が体調不良を訴え、うち約10人が病院に搬送されたという。長時間の機内で激しくせき込み、嘔吐する乗客もいたという。

在宅医療と救急搬送 蘇生措置拒否患者の救急要請は?

Red Cross終末期医療を、病院ではなく、自宅で迎えたい、という高齢者が増えている、と思います。
自宅、には、患者本人の家のほか、特別養護老人ホームなどの施設も含まれると思います。

そういう場合の救急要請は、死亡診断を自宅で受けられないために、病院へ搬送するしかない、という判断と思われます。

しかし、判断を誤れば、「異状死体」ということで、警察からのクレームもあるかもしれません。
現場の救急隊からの困惑した意見が増えているのだろう、と、思います。


NHKのニュースサイトから

高齢患者の蘇生拒否で搬送の判断迫られたケース 約2000件

高齢の患者が自宅などで容体が悪化して救急車が駆けつけたものの、本人が事前に蘇生措置を拒否する意思を示していたことがわかり、搬送するかどうか消防が判断を迫られたケースが去年、全国で少なくともおよそ2000件あったことが総務省消防庁の初めての調査でわかりました。

総務省消防庁は全国の728の消防本部を対象に救急搬送について実態調査を行い、5日、専門家が出席した会議で結果を公表しました。
それによりますと、主に高齢の患者が自宅などで容体が悪化し救急車が駆けつけたものの、本人が事前に蘇生措置を拒否する意思を示していたことがわかり、医療機関に搬送するかどうか判断を迫られたケースが去年、全国で少なくとも2015件あったことがわかりました。
一方、こうしたケースでは本人の意思を示す文書がない場合もあり、現場の救急隊員からは「家族の説明だけで判断してよいのかわからない」などと戸惑う声も多く出ているということです。
また、蘇生を拒否された場合の対応方針を決めていない消防本部が、およそ54%に上っていて、「国が統一的な方針を決めるべきだ」という指摘も出ています。
高齢化が進み、「自宅でみとられたい」という人は今後増えるとみられ、総務省消防庁は専門家による議論を踏まえたうえで蘇生を望まない人に対する救急活動の在り方を示すことにしています。

「社会全体で考えるべき問題」
総務省消防庁の検討会の部会長を務める武蔵野大学の樋口範雄特任教授は「命を救うことを第一に活動する救急隊にとっては、蘇生を望まないことについてどう対応すればいいのか困っているというのが現状だ。救急現場で隊員が円滑に動けるよう何らかの方向性を示唆できるようにしたい」と話していました。
そのうえで「患者本人の意志に反して救命活動をするのは本意ではないし、今後の救急隊の活動の在り方については社会全体で考えるべき問題だ」と話していました。

全国81の医学部の8割近くで入試合格者の男女比率が不自然

graduated東京医科大学の問題を受けて、文部科学省が全国の医学部に行ったアンケート調査の結果がまとまり、中間報告という形で報道されていました。


NHKのニュースサイトから

医学部入試 8割近くで男子の合格率が女子を上回る

東京医科大学の不正入試問題を受けて文部科学省が全国に81ある医学部の入試を調査した結果、男子の合格率が女子を上回る大学が全体の8割近くに上ることがわかりました。文部科学省は、ほかの学部の傾向と異なるとして、さらに詳しく調査することにしています。

東京医科大学の入試で女子の受験生の得点を一律に減点するなどの不正が行われていたことを受けて、文部科学省は医学部のある全国81の大学で入試に関する調査を実施し、4日、中間結果を公表しました。
それによりますと、合否判定に性別や年齢で違いを設けたり、特定の受験生に点数を加算したりするなど、現時点で不正を行ったことがあると認めた大学はありませんでした。
一方、過去6年間の合格率を男女で比較すると、女子を1とした場合に男子の合格率が高かった大学は、順天堂大学が1.67、次いで昭和大学と東北医科薬科大学が1.54、日本大学が1.49などでした。
このように男子が女子を上回った大学は合わせて63校で、全体の77%に上っていました。
文部科学省は「男女の合格率の違いにはさまざまな要因があり、一概に問題とは言えないが、ほかの学部では女子の合格率が高い傾向にある」として、今後、各大学から聞き取りをするなど、詳しい調査を実施し、来月、最終結果を公表することにしています。

合格率の男女比 男子が高かった大学
過去6年間の合格率を男女で比較すると、女子を1とした場合に男子の合格率が高かった大学は以下のとおりです。
▽順天堂大学が1.67
▽昭和大学と東北医科薬科大学が1.54
▽日本大学が1.49
▽九州大学が1.43
▽慶應義塾大学が1.37
▽大阪市立大学が1.36
▽埼玉医科大学が1.35
▽新潟大学が1.33
▽筑波大学、岡山大学、高知大学が1.32、
▽大阪医科大学が1.30などとなっています。
今回の結果について、順天堂大学は「現時点では調査結果についてのコメントは差し控えます」としています。
昭和大学は「試験の結果によるものと考えている」とコメントしています。
また、東北医科薬科大学は「男子で比較的多い浪人生の合格率が高いことが理由の1つと考えられる」としています。
日本大学は「1次の筆記試験の合格者では男子が女子より学力が高い傾向で、2次の小論文や面接の試験でも同様の傾向が表れている」と説明しています。
さらに、九州大学は「男女の区分なく合否判定を行っているため、男子の合格率が女子を上回る理由は特に把握していない」としています。

女子受験生「納得いかない」
今回の結果について、医学部入学を目指している高校2年の女子生徒は「東京医科大学のように一律に減点する方法ではないにしても、女子が入りにくい操作があるのではないかと疑ってしまいます。自分が入学制限される対象になるかもしれないという不安が大きいです。医師になりたくて頑張っているのは女子も男子も一緒なので、性別で差を付けられることは納得がいかないし、とても悔しいです」と話しました。
女子生徒は、外科医として働く母親の姿を見て医師を目指すことを決めたといいます。
女子生徒は「母は私を育てながら外科医の仕事も両立させてきたので、仕組みが整っていれば、働きながら子育てをすることは不可能ではないと思います。女性が将来、辞めるかどうかもわからないのに、最初から決めつけて落とされるのはあってはならないことで、どうしたら女性が働きやすい環境になるか工夫してほしいです」と話していました。

専門家「病床数多い大学という共通点」
医学部の入試に詳しい医学部専門予備校の武林輝代表は「医学部入試では2次試験の面接や小論文の採点方法があいまいで不透明だが、今回の結果では、そうした区別ができないため、詳細な分析はできない。ただし、今回の調査で、男子の合格率が女子より高かった大学は付属の大学病院の病床数が多く医師の数を安定して確保しなければいけないという共通点がある。女子より男子の医師が働き手なるという偏見が入試に影響していないのか、今後、個別の大学に対し、実効性のある調査が必要だ」と話しています。

女性医師「医学教育の在り方見直す必要ある」
内科医の山本佳奈医師は、今回の調査結果について「大学病院で医師の確保が難しくなる中で、若くて長時間働ける男性医師を囲い込みたいと考えて女性を制限しているのではないか」と指摘します。
そのうえで「本来、大学は教育するための機関で、広く門戸を開き、フェアに機会を与えるべきなのに、入試が大学病院で将来働いてくれる人を選ぶ入社試験のようなものになっていることに問題がある」として、医学教育の在り方を見直す必要があると話しています。

医師の残業規制について、厚労省で検討へ「応召義務」

stethoscope労働規制の問題から、医師の労働についての議論が行われていますが、厚労省で検討が始まるそうです。

医師法第19条第1項
診療に従事する医師は、診察治療の求があつた場合には、正当な事由がなければ、これを拒んではならない。

(引用終わり)

医師の「応召義務」と勉強しました。
しかし、新聞記事では、「応招義務」と表記されています。これからは、こちらを使うことになるのかしら。
医師法には、この言葉は実は書かれていないので。


毎日新聞から

厚生労働省
医師の働き方改革の議論始める 年度内に結論

 医師の働き方改革を巡り、厚生労働省の有識者検討会は3日、残業時間規制のあり方について本格的な議論を始めた。6月に成立した働き方改革関連法では一般労働者の上限を「年720時間」と定めたが、医師は2024年4月まで規制の対象から外されている。業務の特殊性から上限をどこまで引き上げるかが焦点で、今年度内に結論をまとめる。

 医師の働き方を巡っては、「正当な理由なく患者を断ってはならない」という医師法上の「応招義務」があり、長時間労働になりやすい。厚労省の2016年の調査によると、病院の常勤医の4割が週60時間以上働いていた。法定労働時間(週40時間)を勘案すると、過労死の労災が認められる基準の目安となる「1カ月の残業80時間」に相当する。
 応招義務の「正当な理由」について、医師側から「範囲が明確でないため、全て受けなければいけなくなっている」との指摘がある。このため検討会では、応招義務の解釈について整理する方針だ。医師の多くは、勤務時間外も学会発表に向けて論文を書くなど研究に携わるため、これを労働時間に含めるかについても議論する。
 このほか、患者への説明など一部を看護師らに任せる業務移管や勤務環境について分析し、年内に骨子案をまとめ、今年度末に結論を出す。

「ビールリスト」の問題を毎日新聞が報道 ハゲタカ出版だって

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以前から、ささやかれてきた、オープンアクセス型の雑誌の問題を毎日新聞が報道していました。

記事では、「ハゲタカ出版」と、英語でのpredatory publishersを表現していますが、研究業績を手っ取り早く獲得したい研究者を「食い物」にしている出版社、という意味です。

この問題については、アメリカコロラド大学デンバー校の図書館Jeffrey Beall氏が以前から問題を指摘していて、ブログ“Scholarly Open Access”などに、そのような雑誌のリスト「ビールリスト」というものが出ています。

この手の雑誌への投稿が多いとされる九州大学のある教授は、中国からの留学生のせいにしているようですけれど、そんなこと、理由にして公言していいんですか。


毎日新聞から


粗悪学術誌
論文投稿、日本5000本超 業績水増しか

 インターネット専用の学術誌の中で、質が十分に保証されていない粗悪な「ハゲタカジャーナル」が増えている問題で、こうした学術誌を多数発行する海外の出版社を調べたところ、日本から5000本超の論文が投稿されていた。九州大と東京大、大阪大、新潟大からは各100本以上を確認した。専門家は「研究者が業績の水増しに使っている恐れがある」と懸念する。

 この出版社は、本社所在地を中国と自社サイトに表記。医学や化学、物理学、経済学など幅広い分野でオープンアクセス型の320誌以上を発行し、米国の研究者が粗悪な学術誌を発行する世界の「ハゲタカ出版社」をまとめたリストに名を連ねる。2010年には、研究者に無断で過去の論文を掲載したり、無許可で複数の研究者を編集委員にしたりしていたことを英科学誌ネイチャーが紹介した。この出版社は取材に「リストは認められない。我々は有力な出版社の一つだ」と主張した。
 同社の学術誌の論文掲載数は2003〜18年5月末で計約8万4000本。毎日新聞がハゲタカジャーナルに詳しい和田俊和・和歌山大教授(視覚情報処理)の協力を得て全論文を分析した結果、日本と関係する論文は5076本あり、筆頭著者が大学・研究機関に所属する論文は3972本あった。九大からが147本と最多で、東大132本▽阪大107本▽新潟大102本▽名古屋大99本▽日本大87本▽北海道大74本▽広島大73本▽京都大66本−−と続いた。
 九大はハゲタカジャーナルに論文を投稿しないよう所属研究者の指導に着手。東大は「現時点で対策は考えていないが、今後の動向を見たい」、阪大は「状況を十分に承知していないため、回答は控えたい」とコメントした。
 分析では、特定の研究者が繰り返し投稿するケースが目立った。30回以上投稿した研究者もおり、意図的に選んだ可能性が高い。20回以上投稿していた九大の男性教授は取材に「中国人留学生が投稿を希望した。中国での就職時に業績として使えるという理由に尽きる」と説明した。
 この問題に詳しい栗山正光・首都大東京教授(図書館情報学)は「有名大からの投稿が多いのは驚きだ。国際誌で成果を発表したという業績を積むため、意図的にハゲタカジャーナルを使う研究者が存在すると考えざるを得ない。氷山の一角かもしれない」と指摘する。

CT検査結果を確認せず 肺癌見落とし 北九州 2016年に発覚

hospital
このケースは、主治医が胸部レントゲン写真で異常陰影を認めたため、CT検査を依頼したのに、その放射線科医によるレポートを確認していなかった、と言うもので、最近、指摘されているようなケースとは異なる事情があるように思います。

お亡くなりになった患者様のご冥福をお祈り致します。


読売新聞から

CT検査がん報告、主治医が確認せず…患者死亡

 北九州市は30日、市立医療センターが行ったコンピューター断層撮影法(CT)検査で、がんの疑いを指摘した報告書を主治医が確認し忘れ、適切な治療が行われずに同市小倉北区の60歳代の男性患者が2年前に死亡していたことを明らかにした。

 市によると、男性は2015年4月、糖尿病の治療のためセンターを受診。レントゲン撮影で肺部分に腫瘤影らしきものが確認されたため、主治医の糖尿病内科の男性医師(50歳代)が放射線科にCT検査を依頼した。放射線科の医師は「肺がんの疑いがある」とする画像診断報告書を作成したが、主治医は報告書を見ていなかったという。
 その後、男性は食事が取れなくなったり、足が上がらなくなったりし、2016年3月に再びCT検査を受け、肺がんであることが判明。脳にも転移していたという。
 主治医はセンターの事故調査委員会に対し、2015年の報告書について「確認するのを失念していた」と説明。センターは2016年3月、男性と男性の家族に謝罪し、主治医は同月末で依願退職した。男性は化学療法などの治療を受けたが、同年10月に肺がんで死亡した。

エアコン故障の病院 入院患者の死亡に関し、医師法21条関連は?

hospital通常、病院のエアコンが故障したら、業者は最優先で対応してもらえる、と、私の今までの経験。

それが行われなかった、というのは、何らかの理由がある、と、考えることができます。
するべきことをしてこなかったのではないか、それよりも優先してきたことがあるんでは。

それから、警察の動きが気になっています。
この病院では、入院患者が亡くなった場合、「熱中症」で亡くなったのではないか、そして、それは、「異状死体」とするべきではないか、と、警察は考えている可能性があります。

医師法21条の問題が出てくるかもしれません。

医師法21条
医師は、死体又は妊娠4カ月以上の死産児を検案して異状があると認めたときは、24時間以内に所轄警察署に届け出なければならない。

(引用終わり)

医師会はどのような対応をするでしょうか。

亡くなられた患者様のご冥福をお祈りすると共に、ご家族の困惑にも心配しています。


NHKのニュースサイトから

入院患者死亡事件 新たに84歳男性患者が死亡 熱中症か 岐阜

岐阜市の病院で、80代の入院患者4人が相次いで死亡した事件で、28日に新たに、入院していた84歳の男性が死亡したことがわかりました。警察によりますと、男性もエアコンが故障していた病室に入院していたということで、警察は、熱中症で死亡した可能性があるとみて、病院の管理体制について捜査を進めることにしています。

岐阜市一番町の「Y&M藤掛第一病院」では、今月26日から27日にかけて、3階と4階の病室に入院していた83歳から85歳の男性2人と女性2人が相次いで死亡しました。
3階と4階の病室では、今月20日以降、エアコンが故障していて、警察は、気温が30度を超える暑さの中、4人が熱中症になった可能性があるとみて、28日夜に、容疑者を特定せず、殺人の疑いで病院を捜索しました。
警察によりますと、この病院では、28日午後6時半すぎに、別の84歳の患者の男性が死亡していたことがわかりました。
男性は、今月24日からエアコンが故障していた3階の病室に入院していたということですが、死亡について、病院から警察に通報はなく、警察が家宅捜索に入った後の、28日午後8時40分ごろ、男性の後見人が警察を訪れ、死亡を知らせたということです。
警察は、この男性も熱中症で死亡した可能性があるとみて、死因の特定を急ぐとともに、病院の管理体制について捜査を進めることにしています。
警察によりますと、この病院でエアコンが故障した病室に入院し、その後、死亡した患者は5人となりました。

腎腫瘍摘出術の腹腔鏡手術で腸の動脈切断、出血性ショック死 2016年

hospital
腫瘍の切除のため、腎動脈の処理をしているときに、誤って、上腸間膜動脈を切除した?
そんなことはありえないか。

このようなことが起きた場合、開腹手術に切り替えて、止血術を行う必要がありますが、お腹の中は血まみれの状態で、難渋することと思います。
また、腎臓の腫瘍の手術は、泌尿器科医が行うと思われますが、腸の動脈の出血を止めるのは、腹部外科か心臓血管外科の医師が行うことになると思われ、そのあたりの連携がどうだったのか、ということも、気になります。

お亡くなりになった患者様のご冥福をお祈りいたします。


東京新聞から


腹腔鏡手術後に男性死亡 滋賀・彦根市立病院

 滋賀県彦根市立病院で2016年、同市の60代男性が腹腔鏡手術を受けた際、腸の動脈が切れて大量出血し、その後死亡していたことが27日、市への取材で分かった。病院側は医療事故と認め、遺族に賠償金約2900万円を支払う方針。

 市によると、男性は健康診断で右の腎臓に腫瘍があると指摘され、2016年8月末に入院。同年9月1日、腫瘍を取り除くため腹腔鏡手術を受けている際、腸の動脈が切れて出血し、同3日夜に出血性ショックと多臓器不全で死亡した。
 病院は医療事故調査制度に基づいて原因などを調査した。

日本だけ修士・博士号の取得数が減少 国際比較で

graduated調査結果は、人口100万人あたりで評価されていますので、これらの国の中で、人口が減っているのは日本だけかもしれませんが、調査結果とは無関係です。
でも、若者の人口が減っていることがあるかな、と考えます。

何れにしても、学術研究を行う人が減っている、というのであれば、将来のことも考えますと、残念な気持ちになります。


毎日新聞から

修士・博士
日本だけ減少…研究力衰退あらわ 7カ国調査

 人口当たりの修士・博士号取得者が近年、主要国で日本だけ減ったことが、文部科学省科学技術・学術政策研究所の調査で判明した。日本の研究論文の質や量の低下が問題になっているが、大学院に進む若者の数でも「独り負け」で、研究力の衰退を示す結果といえる。

 比較可能な日米英独仏中韓の7カ国で修士・博士号の人口100万人当たり取得者数を、2014〜17年度と2008年度で比べた。
 その結果、最新の修士号の取得者数は、
中国が2008年度比1.55倍の350人
フランスが1.27倍の1976人
−−などで、日本以外で増加。日本だけが2008年度比0.97倍の570人と微減だった。
 博士号も同じ傾向で、
韓国は1.46倍の279人
英国は1.23倍の353人
−−などと増える中、日本だけが0.90倍の118人と減った。内訳が明らかでない中国を除く6カ国で自然科学で比較しても、日本だけが修士・博士号取得者は横ばい、または減少していた。
 研究所によると、日本の取得者は自然科学に偏るが、他国では特に修士で人文・社会科学の取得者が多く、全体の取得者数に影響しているという。
 日本の博士号取得者は、2006年度をピークに減少に転じた。取得後も多くが雇用が不安定な任期付き研究員にならざるを得ず、敬遠されたことも背景にあるとみられている。

点滴バッグに界面活性剤 山口県下関市の病院で

injectionまだ、犯人が誰か、は、わからないのですが、もし、内部の職員の犯行だとすれば、悲しい限り、です。

医療専門職は、プロフェッションと称され、高い職業倫理を持っていることになっています。


毎日新聞から


山口・下関の病院
点滴に界面活性剤 袋に針で刺した穴 投与前に発見

 山口県下関市の地域医療機能推進機構「下関医療センター」は21日、今月7日に使用予定だった点滴の輸液バッグ2個に針で刺したような穴が開き、うち1個には消毒液などに含まれる界面活性剤が混入していたと発表した。県警が器物損壊と威力業務妨害容疑で捜査している。

 センターによると、7日午前2時ごろ、7階病棟で看護師が入院患者に投与予定の輸液バッグを開封した際、輸液が漏れているのを見つけ、別のバッグに交換した。さらに午前9時10分ごろ、同じ病棟で看護師2人が別の入院患者に輸液を点滴しようとセットした際、液が漏れているのに気付いた。

ゲノム編集での品種改良 一部は規制対象外に 国の検討会まとめ

laboratoryアレルギーの原因となる物質を生み出さない、と言うことを求めると、このような研究に資金を提供する企業はなくなるでしょうか。

アメリカでは規制なし、で、EUでは規制している、と言うことも考える材料にしておくべきかと思います。


NHKのニュースサイトから


ゲノム編集 遺伝子残存なければ規制対象外に

ゲノム編集と呼ばれる最新の遺伝子操作技術について規制が必要か議論していた国の検討会は、一時的に遺伝子を組み換えたとしても、最終的に組み込んだ遺伝子が残っていなければ、そのゲノム編集は規制しない方針をまとめました。一方で、規制対象外であったとしても、最初に屋外で飼育や栽培などをする際には、どのような操作をしたのか国に情報提供するよう求めるとしていて、消費者団体などは「リスクを過小評価していて、より慎重に議論すべきだ」としています。

ゲノム編集は遺伝子を操作する最新の技術で、遺伝子のDNAの配列の中で狙った場所に変異を起こさせることや、新たな別の遺伝子を目的の位置に組み込むことで動物や植物の品種改良を効率的に行うことができるとして、急速に応用が進んでいます。
国はゲノム編集について、遺伝子組み換え技術のように屋外で飼育や栽培などをする際に、自然の野生の種と交配して生態系に悪い影響を及ぼさないための規制をすべきか検討を行いました。
その結果、新たな別の遺伝子を目的の位置に組み込んだものは、遺伝子組み換え技術と同じ規制をするとしました。
一方、遺伝子を組み込むのではなく、遺伝子のDNAの配列の中で狙った場所に変異を起こさせるものと、一時的に遺伝子を組み換えても、組み込んだ遺伝子とその産物が最終的に残っていないものについては、そのゲノム編集は遺伝子組み換え技術と同じ規制はしない方針をまとめました。
そのうえで、規制の対象外だったとしても、ゲノム編集をした生物を最初に屋外で飼育や栽培などをする際は、どのような方法でどの遺伝子に操作をしたのかなど国に情報提供をするよう求めるとしています。
海外では、アメリカ政府がいずれの方法でも原則として特別な規制をしない方針を示す一方で、EUでは司法裁判所が遺伝子組み換え技術と同じ規制を適用すべきとしています。
検討会の方針について、国は、法律の専門家なども交えてさらに専門委員会を開き、検討することになっています。
バイオ関連の企業などで作るバイオインダストリー協会の穴澤秀治さんは「ゲノム編集は、リスクはかなり低く、これまでより厳しい規制はありえないと考えている。今回の規制の方針はゲノム編集のリスクを適切に評価したと思います」と話していました。
一方、消費者団体、日本消費者連盟の纐纈美千世事務局長は「ゲノム編集は自然界で起こる突然変異とは質も量も全く別物だ。また、狙いどおりの改変ができるとされながらも意図しない改変が起こることがあり、検討会はこうしたリスクを過小評価している。消費者の視点を加えてより慎重な議論をするように改めるべきだ」と話していました。

規制の現状
従来の遺伝子組み換え技術は、作り出された動物や植物などが自然界の生態系に悪い影響を及ぼさないよう、法律によって規制が設けられています。
遺伝子を組み換えた動物や植物を室内で扱う場合には、部屋の外に出ないよう出入り口や換気装置、それに排水口などに定められた設備やフィルターを取り付け、国の確認を受けることが義務づけられています。
また、屋外での飼育や栽培、それに流通させるための輸送をする場合は、遺伝子を組み換えた動物や植物などの繁殖力の高さやヒトに対する病原性を調べるととともに、交配して雑種を作り出す可能性のある種も調べて、自然環境の生態系に悪い影響を与えないかまとめ、国の承認を得る必要があります。
また、法律では、国が立ち入り検査を行えることや違反した場合には、懲役や罰金などの罰則も定められています。

ゲノム編集とは
「ゲノム編集」は、最先端の遺伝子操作技術で、5年前に「クリスパーキャス9」という、簡単で効率的に行うことができる方法が開発され、世界中で使われるようになりました。
「ゲノム編集」は遺伝子を操作する最新の技術で、遺伝子のDNAの配列の中で、狙った場所に変異を起こさせることや新たな別の遺伝子を目的の位置に組み込むことができます。
動物では受精卵にゲノム編集をする分子を直接入れて行いますが、植物では細胞に壁があって直接入れられない場合が多いため、遺伝子組み換え技術でゲノム編集の分子を生み出す遺伝子を組み込んでゲノム編集し、さらにかけ合わせる栽培技術で、組み込んだ遺伝子を取り除く操作が多く使われます。
ゲノム編集では国内では血圧を下げる成分を含んだトマトや、大きく育つマダイやトラフグなどの新しい品種を生み出す研究が行われています。
このうち、京都大学の木下政人助教と近畿大学などのグループは、筋肉の発達を抑制する遺伝子のDNA配列のわずか8塩基に変異を起こさせることで、遺伝子が働かない状態にし、通常よりも身が1.2倍ほど多いマダイを生み出すことに成功しました。
現在はゲノム編集を規制する国のルールはないため、遺伝子組み換え技術の場合と同じルールを適用して管理していて、ゲノム編集をしたマダイが海に出ないように、飼育する水槽には排水ポンプや排水溝の部分に三重にネットがかけられたり、水槽のある部屋への関係者以外の立ち入りが禁止されていたりしています。
研究を進める木下助教は「ゲノム編集は普通より何倍も早く育ったり、ある栄養素を多く含んだりした作物や魚を生み出せる大きな可能性を持った技術だ。今は国の規制はないが、一般の人たちに不安を与えないように、遺伝子組み換えに準じた形で厳格に自主規制を行っている」と話していました。

海外では
ゲノム編集技術で一時的に遺伝子を組み換えたとしても、最終的に組み込んだ遺伝子が残っていなければ、規制するかどうかについて、各国で違いが出てきています。
アメリカは、ことし3月に、政府がいずれの方法でも原則として特別な規制を行わない方針を示しています。
ブラジルはゲノム編集を行うケースごとに国が申請を受けて、遺伝子組み換え技術と同じ規制を行うかどうか、個別に判断することになっています。
一方、ニュージーランドは、ゲノム編集を遺伝子組み換え技術と同じ規制の対象としていて、すでに規則が改正されています。
EUは司法裁判所が遺伝子組み換え技術と同じ厳しい規制を適用すべきとした判断を示しています。

ステロイド投与で血糖値上昇、76歳乳癌患者死亡 1550万円 

capsule003ステロイド剤は、必要な患者にうまく使うと、劇的な効果をもたらすことも多く、世界中で、色々な目的で、広く使われています。

しかし、副作用も多彩にあり、その投与には慎重にあるべき、と、考えています。
大学で、学生にステロイド剤について話すときは、必ず、副作用についても触れるようにしています。

お亡くなりになった患者さんのご冥福をお祈り致します。



河北新報から

市民病院が血糖管理誤り女性死亡 1550万円賠償、岐阜・中津川

 岐阜県中津川市の同市民病院は17日、糖尿病を患っていた岐阜県の女性患者=当時(76)=に乳がんの抗がん剤の副作用を抑える薬剤を使用した際、血糖管理を十分にせず死亡させたとして、賠償金1550万円を支払うと発表した。

 病院によると、昨年2月、乳がんの進行がみられたため、女性に使っていた抗がん剤を変更した際、副作用を抑える目的でステロイド製剤を投与した。女性は退院2日後に血糖値が急激に上昇して意識レベルが低下し、同3月に死亡した。
 ステロイド製剤は投与すると2、3カ月以内に血糖値が上がる性質がある。女性は糖尿病のため、血糖値が想定より早く上昇したとみられる。

ニューヨーク大学医学部が医学生の学費を免除へ

graduated
アメリカの医学校は私立大学が多く、その授業料は莫大ですが、学生がローンを組みことができるので、借金の問題を外せば、特に、履修上の問題にはなりません。
アメリカのメディカルスクール医学校は、日本と異なり、4年制ですが、入学するには、まず、4年制の大学カレッジを卒業し、学士の資格を持っていないと、入学できません。つまり、医学校は、大学院という位置付けで、これは、弁護士を目指すロースクール法学校、と、同じです。

借金を抱えており、また、大学院生のレベルであること、が、アメリカの医学生の特徴とも言えると私は思っています。

よく、アメリカの医学生と日本の医学生を比べて、日本の医学生を批判する材料にすることがあります。

アメリカの医学生は、日本の医学生と異なり、スポーツクラブに精を出すことは少なく、勉学や実習に熱心に取り組んでいる
アメリカの医学生は、夏休みが長いとクレームを言うが、日本の医学生は実習などのために夏休みを短くするとクレームを言う
アメリカの医学生は、講義中に雑談したり、講義をサボることは稀、しかし、日本の医学生は講義に出席しようとする意欲にかけ、出席しても雑談している
アメリカの医学生は、すぐに臨床現場で役立つ知識を獲得することに貪欲だが、日本の医学生は臨床現場に出ることに躊躇しがち

以上のことは、アメリカの医学生についての科学的エビデンスに欠ける内容で、もし、こういうことが実際にあるとしても、それは、アメリカの医学生が、日本の医学生とは異なる背景を持つから、だと、私は思っています。

何千万もの借金を抱えて医学を学ぶ学生にとって、大学が夏休みと称して、カリキュラムに空きがあること自体、納得いかない可能性があります。
「長期休暇があるなら、それをなくして、4年制から3年制に短縮してくれ、そうすれば、借金も少なくて済む」と言う論理です。

アメリカの医学生は、卒業後、多くの借金を抱えており、その進路選択に影響を与えることになります。

このニューヨーク大学も、私立大学の一つなので、医学生の学費免除の制度が、どのような財政システムによって運営されるのか、また、免除される医学生には、どのような条件が付与されるのか、ということも知りたいと思います。


BBCのニュースサイトから

NYU offers free tuition for all its medical students

The New York University School of Medicine will provide free tuition for all present and future students, the university announced.

Citing the risk of "overwhelming" debt, it says every student will qualify regardless of merit or financial need.
NYU said financial worries were driving graduates to more lucrative specialities, pushing doctors away from more general positions.
The scholarship covers annual tuition costs of up to $55,000 (£43,000).
A study produced by the Association of American Medical Colleges estimated that in 2017 75% of medical students graduated in debt.
The average debt level was $190,000 (£149,000).

'I feared not living to pay off my debt'
Tuition fees: Is England more expensive than US?

The university has reportedly been working for more than a decade to accrue the necessary funds to pay for tuition, and hopes to raise a total of $600 million (£472m) to make the scholarships available permanently.

Students must still however cover the cost of living expenses and accommodation.

NYU School of Medicine made the surprise announcement at its annual White Coat Ceremony on Thursday - when new students receive a white lab coat as they begin their studies.
In their statement, the university said debt is "fundamentally reshaping the medical profession in ways that are adversely affecting healthcare".
Graduates move towards higher-paying areas of medicine over paediatrics, primary care or gynaecology due to their "staggering student loans".

Student loans 'rising to trillion pounds'
10 charts that show the effect of tuition fees

Dr Robert Grossman said that "aspiring physicians and surgeons should not be prevented from pursuing a career in medicine because of the prospect of overwhelming financial debt".
NYU thanked more than 2,500 supporters who helped bring the scheme to fruition.
It says it is now the only top 10 US medical school to offer such help.

「大丈夫」と声かけして、手をさするぐらいしか 終末期ケア

heart先日、お見送りした90歳を超えた女性の患者さん。
もちろん、高齢化社会の到来、ある病院で内科医として勤務している私は、毎日のように、患者さんをお見送りしています。

死亡診断書には、「老衰」と書かせていただきました。
自分が、同じ年齢まで生きる自信は全くありませんし。

今回の患者さんは、最後の最後まで、朦朧とはしていましたが、意識がありました。
さすが、100歳近くまで生き続けられた方と、実感しました。

終末期の患者さんで、意識がある場合、なかなか、こちらも心に響くものがあります。
もちろん、この感覚は、意識のない患者さんをないがしろにしている、ということではない、と、思いますが。

最後の日まで、主治医としての私ができるのは、

「大丈夫ですよ、心配いりませんよ」と、声をかけながら、手をさすることぐらい、かもしれません。

でも、そうすることで、患者さんの表情に変化がみられたのも事実です。

ご冥福をお祈りしています。
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