2008年05月07日

サンセットとサンライズ

富山の情報研に参加した。
今回の第一部は輪講。あらかじめ4P割り当てがあり、それをA4にまとめる。一見楽ちんそうだが、人に伝えるとなるとなかなか難しい。自分では再構成したつもりだったが、本全体の中の4pの役割が理解できていなかった。全体像を把握する。自分が大事にしているつもりだっただけに残念。メンバーのレベルの高さに脱帽。久々に緊張した空気を味わった。
 特に心に残ったのはサンセット評価とサンライズ評価。最近講師の方にサンセット評価になりがちな自分に気づく。期待が大きいだけに・・・・。毎日来てくれているだけでもよしから始めないと。
 第三部は相談タイム。三日市さんが国香さんのあとをしっかりと引き継ぎ、情報主任として仕事をしようとしていることがわかった。プレゼンだけでなく、原稿まで準備されていた。自分の仕事はなあなあになっていないだろうか。見なおす機会にしたいと思う。
 第4部は懇親会。富山の先生方の熱さが伝わる。学生さんがみんなに気遣っているところがすごい。きちんと会話に参加してこられるところがたいしたもんだと思う。自分が学生のときは学生だけで盛り上がっていたような気がする。
 次回こそ相談しなきゃ。
 
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2008年05月03日

幼小連携の作戦

今年は外ぼり作戦に戦略を変更することにした。
今までは1年生や生活科の先生のところにいっては玉砕したので、今年は教頭を通すことにした。
教頭、教務レベルには感情が入らないので正論が通る。しかも今まで個人的に玉砕してきたことを盾にできるので案外強みかもしれない。7日に教頭会があるので楽しみ。
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見て学ぶ力

 続きになりますが、今年講師でどうしてこんなに苦労しているかというと、彼女は見て学ぶことが苦手のようです。彼女に限りませんが見て学ぶことが苦手な人が増えている気がする。
 マニュアルや言葉による伝達、言葉だけでは理解できないから視覚的情報も含めた親切な伝達、これらが世の中全般に必要になってきている気がする。これは世の中のテレビ等、そうなっているから仕方がない。情報も以前よりも莫大だからそうするしかないのもわかる。
 でも「見て学ぶ」という人間の能力も退化しているんじゃないかと思う。だから周辺的参加や状況の中に埋め込まれた学習がクローズアップされるということもわかる。
 大人はもう仕方ないのであきらめるけれど、今目の前にいる幼児らには見て学ぶ機会を保障していきたい。これって遊びの中にある大事な学び方んなんだけど、遊び方も変わってきたので、幼稚園で意図的に仕組まないと保障できないんじゃないだろうか。
 今まで私は小学校教師として、発信する際の相手意識、目的意識と受信する際の読解力大切にしてきたけれど、幼児期には情報を受信する原体験を磨かなければならない気がしてきた。こんなこと書くと「だからあ、ずっと言っていたのに・・・。今頃?」とびっくりされそうですが。
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若手の指導

今一番頭を悩ませていること・・・それは若手の指導である。
3歳児は常にT.Tでやっていて、1学期は講師の動きが大きな役割を果たす。8、9割は担任の指示で動くが、残りの1,2割はそう簡単にはいかない。その子が思っていることを読み取り、手をかえ、品をかえ、働きかけていかなければならない。残念ながらこれにはマニュアルもなければ一度として同じ状況、同じ心理状態はない。しかし、大きくは類別できるんだけれど・・・。
これが講師の子にはなかなか理解できずに、前日の反省会でアドバイスした通りに援助してしまう。それで毎日いやあ今日の場合は・・・なんて話がこの1か月毎日繰り返されてきた。保育中に講師に直接指導を入れることも度々。これって32人の3歳児を目の前にしてやるのって大変。33人目の子供がいるのと同じ。しかも5月には研究保育。6月には公開研があるので、長い目でばかりは見ていられない。
と、愚痴をごぼしていても仕方がないので対策を立てた。

・遊びを創る場所や自分で判断してかかわる場所は高度なので、わかりやすい遊びのコーナーや生活の場に配置を変える
・鍛えの場として着替えが遅い2,3人を担当させて、毎日試行錯誤を繰り返させる。

・毎日の反省会では、翌日の援助のめあてを明確にして記録させる。
・講師の援助のルーブリックをつくる。
・毎日の反省会でも公開研と同様に本日の保育の反省を話す時間を確保する。

幼児が一人ばらばらなのと同様に先生だってばらばらで、一人ひとりが自己肯定感をもって仕事をできるように援助することは40代として重要なお仕事のようです。
そういう意味では講師のおかげで私も勉強させていただいております。ハイ。
そう言われれば自分も支えてもらっていたんだよね。


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