6d7e65e4.jpg 先月の鷲尾の戴冠から衝撃の乱入を
はたし、次々と挑戦者候補をその力で
なぎ倒していったヘラクレス。
その異常なまでの身体能力と、アメリカの
トップレスラーの技を自在に使いこなす
最強の挑戦者に鷲雄はどうでるのか?




第6試合
天下統一ヘビー級選手権
×挑戦者・W・T・ヘラクレス(PWC)VS王者・乾鷲雄(アルプロ)○
(10分01秒 サイドボディニーリフト)

※鷲雄が初防衛に成功。

 序盤から激しいぶつかり合いを見せる両者。どちらも引かない
中、1分後半で鷲雄のストンピングでヘラクレスが早くも流血。
そこから延髄切りから羽折り固めにもっていくもヘラクレスは
一瞬で振りほどく。流血しても勢いは止まることなく鷲尾が
倒してもすぐ立ち上がり、逆に投げ返し強烈なストンピングを
たたきこんでいった。
 鷲雄はバックドロップの連発から、早くもバーニングハンマーを
敢行。これが見事に決まり、鷲雄の猛ラッシュが始まる。
しかしヘラクレスはステップキックなどのラフで応戦。
ふらつく鷲雄にとてもヘビー級とは思えないスーパードロップ
キックをさく裂させる。鷲雄は頭突き連打から、マウントパンチを
叩き込み勝負あったかと思われたが、ヘラクレスは起き上がるやいなや
ネックハンキングボムで反撃。あわや3カウントをとられそうになる。
動きの衰えない怪物、ヘラクレスに何度も頭突きをたたきこみ、
必殺のエグゼキュショナー・フロム・ヘル(振りぬきラリアット)からの
羽折り固めにもっていくもが、惜しくもニアロープ。
ピンチを切り抜けたヘラクレスはロックボトムで反撃、ロープに振って
低空ドロップキックを狙うも失敗。これをかわした鷲雄はダッシュストレート。
そのままヘラクレスの首を取り素早くがぶってヘラクレスのサイドへ。
膝を打ち込まれたヘラクレスはアメプロにはない痛みに耐えられず、
動きがピタリと止まる。これ以上の試合は無理と判断したレフェリーが
鷲尾選手のTKO勝ちと裁定した。