2007年04月03日

阪神の仕事人

阪神林2戦連続代打ヒット!京セラD得意

7回裏、代打林は右翼線二塁打を放つ(撮影・宮崎幸一)
7回裏、代打林は右翼線二塁打を放つ(撮影・宮崎幸一)

<阪神3−2広島>◇3月31日◇京セラドーム大阪

 やっぱり京セラドームはめっぽう強い! 林が2試合連続の代打ヒットを放ち、チームの初勝利を呼び込んだ。

 同点で迎えた7回2死一塁の場面で登場。思い切りを買う岡田監督の期待通り、広島のサイドハンド宮崎の初球直球を強振。バットの下っつらに当たった打球は力強くバウンドし、一塁栗原の頭を越えていった。ボールが外野を転々とする間に、一気に二塁へ。チャンスを拡大しその後の赤星の決勝押し出し四球につなげた。

 「今は初球からドンと振っていけている。飛んだところも運がよかったですけどね」。

 ちょっぴり苦笑いしながらも、林は好調さに胸を張った。昨年は15打数5安打3本塁打を放った京セラドーム。今季も2打数2安打で好相性を見せつけている。もちろんスタメン右翼への意欲は強い。しかし、今の役目はわかっている。岡田監督も「走者を置いたところで使っていくよ」と話すように、代打の切り札として1打席ずつアピールしていくだけだ。

 「まだ2試合終わっただけですし、これから(スタメンの)チャンスはあると思う。今日はチームの初勝利に貢献できてうれしいですよ」。

 試合後は故郷台湾から応援に駆けつけた兄威名(ウェイミン)さんとともに寿司店へ。家族思いの若き仕事人がチームを加速させる。

nakamuratsuyo at 12:37│clip!
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