2011年01月
2011年01月13日
経審について(その1)
-やっとまともな経審に-
「経審」というと、なんとなくいいかげんな響きを覚えるのは私だけでしょうか。
でも最近大きな変化があったようで、国土交通省近畿地方整備局が大阪市の建設会社に営業停止処分を下す際、処分内容を公示した官報に「ランクアップ目的」と明記しました。これは、経営事項審査(経審)用決算書の粉飾に対して出されたものです。今後は経審もやっとまともになりそうな兆しがでてきたのは喜ばしいことです。
まともにやっている者がばかを見る、このような不合理ある仕組みが今まで続いていたことが不思議なのですが、世の中そのようなことが多くありますね。地方のそこそこ規模の大きい企業でも、まともな決算書を出しているものがなんと少ないことか。日本は粉飾列島なのでしょうね。
もっとも、粉飾している企業自身も自分の経営状態がわからず、多くの場合、経営が傾いている場合が多く、まあ自業自得といえばそれまでなのですが・・・。