2018年09月14日

お盆は八ヶ岳 グルメ登山 その2

 翌14日は、5時から朝食をとり、少しのんびりして6時半に出発。


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 今日は赤岳天望荘に泊まることにした。本当は赤岳を登って行者まで下ろうかと思っていたが、やめた。無理をしてはいけない。自分のレベルは大したことないのだと、言い聞かせた。実際大したことはない。


 夏沢峠を越えて

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硫黄岳に、


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爆裂火口というものがすごく面白い風景だった。

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そしてそのまま稜線を横岳に向かう。

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途中に台座の頭や大同心、小同心、面白い名前と地形。いいですね。

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後で知ったが、この大同心から登ってくるバリルートがあるらしい。もうそんな危険なことをする勇気も体力もないが、すごい人たちがいるものだ。

 そして、徐々に道が険しくなる。地蔵尾根と合流する地点でお地蔵様に祈る。

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無事帰れますように。

 そしてそこからすぐ赤岳天望荘に到着。

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時刻はまだ11時だが、今日の天気予報も午後から崩れる予報。昨日の豪雨に恐れをなし、早々に受付を済ます。駄目元で個室が空いているか聞いてみると、空いてるというじゃない。個室料金は、通常大部屋なら9000円が、個室一人利用の場合6,000円アップの15,000円だという。迷った、一瞬だけ。でも駐車場代を節約したからいいじゃないか!山の上で気が大きくなっていた。個室にした。結果のんびりできたし、ぐっすり寝れたからよかった。そう思うことにしよう。

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 この小屋は到着時間により、コップを渡されるが、そのコップの色で夕食朝食の時間が決まっている。良いシステムだ。そしてこのコップでコーヒーとお茶が飲み放題。水が貴重な稜線の小屋でこのサービスは嬉しいね。10杯くらい飲みました。

 そしてここには五右衛門風呂がある。雨水を沸かしているので、当然お湯はたくさんの登山者で汚れているのだけど、僕はそういうのあまり気にしないので入った。潔癖症の人はダメでしょう。でも汗が流せてさっぱりするし、お湯の出るシャワーもあるので大丈夫。話のネタに入るといいと思う。

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その後まったりとしていると、窓の外で雨が降り出した。よかった早く小屋に入って。

 夕食はバイキング、早く着いたので一番の時間、豚の角煮、鶏肉の筑前煮、山菜の天ぷら、きのことほうれん草のおひたし、柴漬け、炊き込みご飯、豚汁、杏仁豆腐とフルーツポンチ。どれも美味しい、レベルが高い。満足です。

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ビールを飲んで、寝ます。

明日は赤岳だ。


続く

  
Posted by nakanoshika at 07:47Comments(0)山の話

2018年08月17日

2018 お盆は八ヶ岳、グルメ登山 その1

 いつもは毎年お盆は北アルプスに行くのだが、去年の夏に奥穂〜西穂の縦走をやった時に奥穂方面からジャンダルムを越えて畳尾根の下りで浮石に足をかけて転倒。顔面から大流血し這々の体で西穂に降りそのまま病院で顔面を縫合してもらったという悪夢のような経験から、もう危険な所には行かないでおこうと思った。
 そこで、調べてみると八ヶ岳がどうもいい感じみたい(実際はそんなことなかった、険しかった)だったので、八ヶ岳に三泊四日で計画を立てた。
 以前からオーレン小屋の馬肉のすき焼きと美濃戸口のオーベルジュJ&Nさんの料理に興味を持っていたので、この二つをめぐり赤岳を登るプランにした。

 もう若くないし、自分の身の程を知ったので、1日の行動時間は6時間程度で、なるべく2時までに小屋に着きのんびり山歩きできるようにした。マイカーなので、美濃戸口起点で周回出来るコースで、オーレン小屋を経由し、南八ヶ岳の主峰を巡る計画で、我ながらいい計画だと思った。
 12日、日曜日の深夜仕事を済ませ大阪の家を出る。やっと今日から待ちに待ったお盆休みだ!ウキウキで高速を飛ばす。しかし、激烈に眠い。事故ってはいけないので、超眠眠打破410円を飲む。それでも眠いので、仕方なく、途中のサービスエリア座光寺と諏訪で2回仮眠した。1時間ほど寝ると頭もスッキリした。
 そして時間調整しながら13日の朝6時半に美濃戸口のJ&Nさんに車を停めさせていただく。
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なんと後で知ったのだが、ここは宿泊すると2日前に入山してもその間の駐車料金は無料なのだ、ありがたいことです。上のやまのこ村に停めると1日1000円なので三日で3000円も得をした。そして得したぶんでJ&Nさんでいっぱい食事しました、おいしかった。
 6:30美濃戸口出発、ダラダラ林道歩き、1時間で赤岳山荘、北南沢の分岐点到着。ここから苔むした沢沿いの楽しい道を歩く。
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これが八ヶ岳か、いいじゃないですか。
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るんるん気分で楽しいトレッキング、2時間ほどで赤岳鉱泉に到着。
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綺麗なテント場です。冬はここでアイスキャンデーというアイスクライミングの練習ができるそうだ。またステーキの夕食が有名らしい、今度泊まりたい。
 少し休憩し先を急ぐ。今日は昼から天気が崩れるそうだから、早くオーレン小屋に着きたい。
 11時過ぎに赤岩の頭直前でとうとうポツポツきた。
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仕方ないがカッパを着る。その後大粒の雨に。
 40分ほど下ってオーレン小屋到着。
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ここは沢沿いで水が豊富なので、お風呂があります。嬉しい。
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到着して、受付を済ませる。館内を案内してもらう。小屋のスタッフの方がみなさん元気で気持ちいい。
部屋も広く、1人一枚の布団で余裕を持って眠れる。
お盆の北アルプスの小屋では考えられない高待遇で嬉しい。やはり時代は八ヶ岳だな、と思った。
 昼食にビールとボルシチを食べ、
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ゆっくりしているとものすごい豪雨に、雷もドカドカ落ちて、これはテント泊の人は大変だろうな。そう思っていると、お風呂が沸きましたよと案内がありお風呂に入る。
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外は大雨だがゆっくりお風呂に入れる。山の中でこんな贅沢あるでしょうか?いやないでしょう。
 時代は八ヶ岳だな。
 そしてお待ちかねの夕食馬肉のすき焼き。
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馬肉はクセがなく非常に美味。
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同じソロの男性と3人でお酒も飲んで盛り上がり、気がつくと食堂は我々3人だけに。楽しい時間はあっという間です。
 部屋に戻ると電気がパッと消えた。停電か?何とあまりの雨でオーレン小屋の水力発電が故障したらしい。今から自家発電に切り替えますということだ。
 自然の力はすごい。そして8時には就寝。

続く 
  
Posted by nakanoshika at 06:52Comments(0)単独行

2018年08月03日

平凡と非凡

先日、カソリックの神父さんの話を聞く機会があった。
そこで心に残った一節。
「平凡も死ぬまで続ければ非凡となる」
僕が毎日している仕事は、同じことの繰り返しかもしれない。
患者さんの口の中を見て、そして治療をする。
もちろん1人として同じ口の中ではないのだから、厳密に言えば同じことではないだろう。
ただ、やるべき事は決まっている。
虫歯の時はこうする、歯周病の時はこうする、入れ歯を作る時はこうする。
きっと他人から見れば平凡な毎日だろう。
でも、それを生涯続けていれば、それは平凡ではなくなる。
僕の父は、最後の最後まで歯科医師だった。
何百万もする自費の治療をしたり、インプラントを得意とするような華やかな歯科医師ではなかったが、入れ歯が得意で患者さんに慕われた人だった。
僕たち家族にとっては、本当に非凡な歯科医師だった。
僕もそんな非凡な存在になりたいものだ。
  
Posted by nakanoshika at 21:17Comments(0)院長のためになる話

2018年08月02日

何の必殺技?

先日、経済産業省がプレミアムフライデーに続く新しい働き方改革として、月曜日の午前中に休むという案を出してきたらしい。

その名も「シャイニングマンデー」

それを聞いた途端、プロレスファンの私はこれしか浮かばなかった。

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武藤敬司選手の必殺技、シャイニングウィザード。


しかしネーミングセンスもさることながら、全く機能していないプレミアムフライデーと違って、今回は国民に受け入れられるのだろうか、、、。

いずれにせよ勤め人にとっては休みが増えるのはありがたいことだが、中身が伴わなければ意味がない。

ただ、批判をするのは簡単だが、何かを変えようと努力することは決して無駄ではないと思う。

だから私は、羽田元首相の省エネスーツも好きです。
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Posted by nakanoshika at 03:58Comments(0)どうでもいい話

2018年06月17日

黄金戦士

このタイトルでピーンッ!と来た人は、かなりの中野通だろう。
おそらく日本に、いや世界に1人もいまい。

それは、これだっ!
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私が小学生の頃にやっていたテレビアニメ、「黄金戦士ゴールドライタン」だ。

ライターがロボットに変形して悪と戦う(なぜ⁉︎)というストーリーだったと思うが、正直内容はあまり覚えていない。主題歌は良く覚えているが、、、。

♪変ーわるんだ、変わるんだ!無敵のローボーにー!ゆーくぞ黄金戦士!ゴールドライターン!

こんな歌。知りたい人はユーチューブで見てね。




当時小学生だった私は、アニメの内容よりも何よりも、一緒に発売されていたゴールドライタンのオモチャがすごく欲しかったのだ。

大人が使っていた、ダンヒルやデュポンのライターさながらのリアリティ。
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(ダンヒルのライターイメージ画)

友達のイケダくんが持っていて、借りて遊んだのだがアニメさながらの変形ギミック、手に持った時の金属のなんとも言えないズッシリとした重厚感。実物のライターさながらの黄金色にキラキラと輝くクリスタルカットの表面処理。

なにもかもが新鮮で、大人の世界を少し垣間見たような、なんとも言えない気持ちだった。

我が家は、父親が歯科医師だったので決して貧乏ではないが、兄弟が4人いたため欲しいものが何でもすぐに与えられる環境ではなかった。

だから子供時代には、ゴールドライタンを手にする事はなかったのだが、十数年前に超合金魂シリーズでゴールドライタンが再販された時には、流石に心が動いた。

もうすでに大人だったし、自分で自由になるお金もあった。しかし6800円という金額はなかなか勇気がいった。本当にそれを欲しいのかい?

葛藤しているうちに、あっという間に売り切れ、あれよあれよという間にプレミアがついて、気がつけばゴールドライタン は再び手の届かない存在になっていた。
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流石にノスタルジーに7万円は出せない、、、。泣く泣くあきらめていたのだが、なんとこの度ゴールドライタン が24金メッキとなって再販される事が決定した。


定価は12960円と少し高めだが、7万円よりは安い。買うっきゃないだろ!清水の舞台から飛び降りる気持ちで、Amazonでポチったのだった。
実際は少し値引きされており、1万円と少しで購入する事ができた。

自宅に届きワクワクして包みを開ける。ジャジャーン!

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実際に中を出してみる。
ライター状態。
ディスプレイ用の赤いフェルトを貼った台座付き。

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さあ、いよいよロボ形態に変身だ!
かーわるんだ、かわるんだ!
無敵のロボにー!

胸のパーツをパカっと開くと、頭部と折りたたまれた両腕が出現。

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動作もスムーズ!

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続いて、下半分のパーツをパカっ!

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両足が収納されており、それらを伸ばすと、、、、

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グイっ!

そして付属の拳部品をつけると、ゴールドライタン 完成!!

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必殺ゴールドクラッシュ!!
すごい完成度だ!

台座の中に、他の形の拳パーツも収納可能。
芸がこまかい。いい仕事してます。

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幼き頃のあの思い出が蘇った。
息子も一緒になって大興奮。

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非常に内容の濃い(どこが!?)素晴らしい1日となった。

これから、このゴールドライタンは中野家の家宝とし、私から息子へ、そして孫へ、代々受け継いでいくものとする。

この日記を読んで、ゴールドライタン 欲しくなったあなた、今すぐ買わないとまたプレミアがついて高くなるぞ!
Hurry up!!

終わり





  
Posted by nakanoshika at 17:26Comments(0)院長のゆかいな日常

2018年06月13日

50回記念は、、、

実は今、私には小さな楽しみがある。
金剛山の登山の回数である。
金剛山は山頂に捺印所があって、500円支払うとピンバッジとカードを貰える。
一回登ると1つスタンプを押してもらえ、10個たまると次のカードに更新される。
五個スタンプがたまるとノーマルの青ピンバッジから赤にランクアップし、10個たまるとシルバーに。
そして50個たまると、ブラックになり金剛山山頂の掲示板に名前がのるのだ!
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そして、、今の私の登頂回数は、、、
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42回だ!

あと8回で名前がのるのだ。
ワクワクする。

家に帰って、妻に

「50回登頂記念に、歯科医院のスタッフを連れて記念登山をしようと思ってるんや!みんなに祝ってもらえたら本望や」

と言うと、

「それはパワハラと言うんや、やめとき」

とたしなめられた。
忌憚ない意見を言ってくれる人がそばにいるというのは、誠にありがたいものです。


  
Posted by nakanoshika at 23:53Comments(2)院長のゆかいな日常

2018年06月07日

マラソン旅行は楽しい 最終回その2 〜の巻

弟と別れてマラソン一人旅が始まった。
軽快にペースを上げる。

あれだけ準備不足と思っていたが、なかなかどうして走れるじゃないか!景色もいいし、沿道の地元の人の応援がまた元気をくれる。

エイドステーションも2キロ毎にあり、スポーツドリンクと水をこまめに補給できる。また、暑いなぁ、と思ったところに地元の人が自宅のホースで作った自家製シャワーでランナーを歓迎してくれる。
おもてなしの心が嬉しい。
四国のお遍路さんも、こんな感じなんだろうか。とにかく、練習で1人で走るのとはモチベーションが違う。
本番は1.5倍の元気が出る。

マラソンって良いなぁ!

7kmくらいのところで先頭を走る人とスライドした。とてつもないスピードで、あとで結果を確認すると1時間9分という記録だった。
これはキロ3分30秒、わかりやすく言うと100メートルを19秒で走るスピードだ。

自分にとっては、ほぼ全力疾走。そのペースで1時間以上走り続けるとは、いったいどんな心肺機能なんだろう。想像を絶する。

そして、まもなく折り返し地点の10kmに近づいてきた頃から、僕は道路の反対側に注意しながら走っていた。

続々と先頭集団とすれ違う。
それらの人々を注意深く見守った。

なぜなら、僕の知り合いが走っているからだ。
実は、事前に同じマラソン大会に知人が参加しているのを聞いていた。当日の朝に会えればよかったが、中野ブラザースはギリギリ現地入りのため会えなかったのだ。よって、携帯で連絡取り合いお互いの服の色を伝え、あとはマラソン中にスライドするときを狙って挨拶しようと企んでいた。

大先輩でいつもお世話になっている、藤原鎌足の子孫、FUJIWARAのK先生。
研修会でのインストラクター仲間のドゥーユーノーミー先生。
そして同じ歯科医で、浪人時代の予備校が一緒だったチェリールート先生の3人。

特にチェリールート先生は、予備校以来なので25年ぶりくらいに会うのだ。

この3人はマラソン上級者で、フルマラソンサブスリーやサブ3.5(サブスリーは42.195kmを3時間以内で走る人達、マラソン人口の3パーセント)、そしてフルでは飽き足らず70kmや100kmのウルトラマラソン、そして山の中を走るトレイルランにも手を伸ばす変態ランナー達だ。

早すぎて、見逃してしまうかもしれない。なんとしても見つけないと!

先頭集団から遅れること数分、前方から見覚えのある人が走ってきた。

一番トップは誰か!?

フルマラソンのタイムで、3人の中で一番速いのはK先生。そして、K先生に追いつけ追い越せとばかりにグングン実力を伸ばしてきているドューユーノーミー、そしてチェリールート先生の順である。

なんと!
トップはドューユーノーミーだ〜!!
そのすぐ後ろをピッタリとK先生が追う!

向こうもすぐに僕を認識し、そしてすれ違いざま2人とハイタッチ!!

2人ともほぼ全力疾走。やはり2人とも異次元ランナー。
マラソンは自分との戦い。2人とも意志が強く、努力家で負けず嫌い。しかし、そんな努力を人に見せることもなく、いつも飄々としている。
中野家には全て無い要素です。マラソンに向かない遺伝子です。

そして、数分遅れてチェリールート先生とすれ違った。チェリールート先生は25年ぶりで、僕のことを覚えていなかった為、こちらサイドのみの認識となった。

なんとチェリールート先生はサンダルで走っていた。どうやらルナサンダルという、マラソン用のサンダルらしいのだが、どう見てもビーチサンダル!!

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この人も、ある意味異次元ランナー、、、。

沿道の人たちもチェリールート先生の前を走るランナーに「後ろからサンダルが追いかけてくるぞ〜!サンダルに抜かれるな〜!」と応援?していたそうだ。そら、そうだろう。

ちなみにチェリールート先生は、僕が通っていた今はなきYMCA予備校土佐堀校の同窓生で、僕より年上だったので当時は「さ○らね君」と呼んでいた。ジャニーズの後輩が先輩を呼ぶときの「木村くん」「なかい君」と同じシステムである。

だから、フェイスブックで顔を見たときすぐ思い出した。「あ!さく○ね君や!」と。しかし○くらね君は完全に僕のことを忘れていた。悲しいことである。

だが、マラソン終了後、チェリールート先生としばらく話ししていると、「あ、なんか思い出してきた!時計で後ろ見てなかった?」と言うではないか。

「そうそう!そうです!あの中野ですよ!」

当時、僕は腕時計のガラスレンズに顔を近づけ、ガラスレンズ表面の反射で後ろを振り返らずに背後の様子を偵察する、というスパイのようなことを授業中にしていたのだが、チェリールート先生はそんなピンポイントな事を覚えていたのだ!僕自身はそんな事はすっかり忘れていたので、人間の記憶って面白いなぁと思った。

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(画像はイメージです)

無事、3人とも会うことが出来たし、あとは完走するだけさ。10.5kmの折り返し地点を過ぎ、しばらく走ると弟とすれ違った。
弟は彼の奥さんが「日差しに気をつけて、これかぶって頑張りや!」と渡してくれたサファリハットを被らず、手に握りしめて走っていた。

僕が「おーい!」と手を振っても、しばらく気がつかず、心ここに在らずという感じで走っていた。

あとで聞くと、このサファリハットが綿100%で出来ており、かぶって走るとハットの中が超高温サウナ状態となり汗が止まらず、そのせいで頭がぼーっとなり、しかもその汗が顔に塗った日焼け止めクリームを洗い流しそれが目に入り、おぼっちゃま君のように「シギャピー!」と言いながら必死で走っていたそうだ。
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(本人談)

そんな弟を尻目に、僕は快調に走っていた。この分なら関門も余裕どころか、去年の記録2時間13分を上回るかも、、、と密かにほくそ笑んでいた。しかし、好事魔多し。

17kmを過ぎたあたりから、お腹に違和感を感じ出した。

「こ、これは、、、」

気のせいだと思いたかった。
そんなはず無いと自分に言い聞かせた。
嘘だと言って欲しかった。

しかしそれは、時間とともに確実に私の腸を侵略しはじめた。

「便意」という名の魔物が、、、、。

「ウェンザナイッ!ハズカムッ、、、!」
意味もなくベンEキングのスタンドバイミーが頭に流れた、、、。

ビッグウェーブが来ると、足をクロスしながらスピードダウンしてやり過ごし、波が去ったあとに再び走り出す。
ヒーコラヒーコラバヒンバヒン!
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何度それを繰り返しただろう。

這々の体で関門をクリアしたものの、便意はますます盛り上がりを見せ、このままではゴールするのが先か、爆破炎上するのが先か、鬼気迫る状況になってきた!
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足をクロスする回数も増え、スピードはますます落ちて来る、だがゴールはもうすぐだ。

沿道の観客が応援してくれる、「頑張れーー!」観客は僕がしんどくて辛い顔をしていると思っているだろう。違うのだ!お腹が痛いのだ!

そしてついに、ゴール!

2時間24分!

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ランナーチップを外すのもそこそこにトイレに駆け込む!

間一髪!ギリギリセーフ!

人生で一二を争うギリギリ具合だった。
そこから3分遅れて弟ゴール!

その後、地元の方の振る舞うつみれ汁をいただく。優しい味で、五臓六腑に染み渡る〜。

K先生、ドゥーユーノーミー、チェリールート先生達とも無事合流し、お互いの健闘をたたえあった。(余談だが、あの後K先生はドューユーノーミーを華麗に抜き返し、見事1時間36分でゴール、すぐ遅れてドューユーノーミー。その後チェリールート先生もサンダルで1時間50分という好タイム。流石としか言いようがない。)


そして、参加賞としてお土産の海産物を頂き、温泉に入って無事帰宅した。

帰ってガーミンの記録を見たら、見事に17km以降がスピードガタ落ち。
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それまでは、キロ五分台のところもあったりで調子良かったのに返す返すも残念だ。

ハーフ走り終わった後に、これと同じ距離をもう一回走ることを考えると、自分にはとてもフルマラソンは無理だと思った。

多分、フルを走ると次の日に身体が言うことを聞かないだろう。

そういう意味では、程よい疲れで、しかも走った感あって、次の日に疲れを残さないハーフマラソンは自分にぴったりだと思った。

これからも、ハーフマラソンを細々と続けていけたらと思う。

付き合ってくれた弟、3人の別格ランナーの先生方、地元の皆さん、ありがとうございました!とてもいい経験になりました。

終わり




  
Posted by nakanoshika at 22:07Comments(3)院長のゆかいな日常

2018年06月05日

子供達へプレゼント🎁

先日、実家の掃除をしていたら、私が学生時代に集めていた大量のガチャガチャが出てきた。
綺麗なものを集めて、子供の患者さんにプレゼントしようと思う。
頑張って治療したら、これがもらえる!と思って、歯医者さんに来るのが楽しくなってくれたら良いな〜。
無くなり次第終了するので、don’t miss it !!
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Posted by nakanoshika at 08:54Comments(0)院長のゆかいな日常

2018年06月02日

マラソン旅行は楽しい 最終話〜の巻

麒麟獅子マラソンの完走条件は、160分、つまり2時間40分でゴールする事。
これは何とかいけそうな気がしていた。
キロ7.6分で走れば良い。
これは本当にかるーいジョギング程度なのでこのペースならば全然しんどくない。
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しかし、これは罠なのだ。
新温泉町の町民によって、巧妙に仕掛けられたトラップなのだ。
その下に「関門」と書いてある。
これは「18kmの地点を2時間10分で通出来なければ、アウト」という意味なのだ。

18kmを130分という事は、キロ7.2分。
なんだかいけそうな気がするが、これも罠だ!
マラソンにはネットタイムとグロスタイムという二つのタイムがある。
ネットタイムとは自分がスタート地点を通過してからゴールするまでの本当のタイム。
かたや、グロスタイムというのは「パーン!」とスタートの合図があってからゴールするまでのタイム。
自分が先頭でスタートすればグロスとネットはほとんど同じとなる。
しかし、参加者の多いマラソン大会では遅い人ほど後ろからのスタートとなるので、スタート地点を通過するのは、パーンッ!となってからかなり後になるので、どうしてもグロスタイムの方が長くなる。そしてそれが、公式のタイムとなるのだ。
東京マラソンや大阪マラソンなどはその差が20分以上にもなるという。
麒麟獅子マラソンは流石に20分という事はないだろうが、安全に見積もって10分とすると、関門の18kmを2時間で通過するという事になる。
すると、なんという事でしょう!キロ6.6分で走らないといけない。
これは僕にとっては、まあまあ速めのペースなのだ。

行けるだろうか?
キロ7分を切るペースとなると、自信がない。
この豊満なビッグボディに、ガラスの膝が耐えられるのか、、、。

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そんな不安を抱え走り出した。

すると、なんという事でしょう!1分もせずにスタート地点を通過した。参加者1500人くらいだと、そんなもんらしい。

杞憂!まさに杞憂!
大山鳴動して鼠一匹!

自分の用心深さに舌打ちしたくなったが、これで完走の可能性が飛躍的に高くなった!
当日の空と同じく、心晴れやかに、弟と2人で楽しく走り出した。

走り出してすぐに、我々はある老夫婦をペースメーカーとしてコバンザメする事にした。
なかなか良いペースだ。このまま老夫婦と4人で仲良くゴールだ!

すると、すぐ後ろに「2時間40分」と書いたゼッケンをつけた人が2人走っているではないか。

どうやら大会のペースメーカーの人らしい。
その2人の会話を聞くとは無しに聞いていると、どうやらその2人のペースで走っていると関門でアウトになるらしい。

まぎらわしいな!

仕方なく、我々はペースを上げた。
さらば、老夫婦。

沿道では地元の人が手を振って応援してくれている。
良いなぁ、こういうの!
前を走る女性ランナーが、沿道のおばあさんとハイタッチをする。

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良いなぁ、そういうの!
俺もハイタッチしたい!

続いて、おばあさんにハイタッチしようと手を差し出した。


するとその時!
おばあさんは、まるで僕の姿は見えていないかのようにスッと手を下ろしたのだ!

その瞬間、僕は透明人間になった気がした。



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僕の左手は虚しく空を切った。

その後、振り上げた左手で首を掻くふりをしてスーッと下ろし、何食わぬ顔でシレッと走り続けた。

やはり似合わぬ事はするもんじゃない。
浮かれた気分に、冷や水を浴びせかけられた気分だった。
俺ってピエロかな、、、。

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しばらく弟と走っていたのだが、体があったまってくるともう少し速く走れそうな気がしてきた。


「ここからは、お互いのペースで走ろう!アディオス!」
僕はスピードをあげた。

弟と離れたのは、実はもう一つ理由があった。
iPhoneのなかにオーディブル というアプリを入れていた。これはオーディオブックのアプリで小説を朗読してくれるものだ。
これに貴志祐介さんの「クリムゾンの迷宮」をダウンロードしておいた。

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これを聞きたかったのだ。
このクリムゾンの迷宮は、本当に傑作だ。
読んだ事ない人は、絶対読んだ方がいい。
ジャンルは一応サバイバルホラーということになっているが、ホラー要素は少なめ。
一度読み出したら、続きが気になってやめられないぞ!
もし、私に無限の財産があれば、絶対映画化するのに。
ロケ地はオーストラリアで、主演の男女は、西島秀俊と夏菜にしようと思う。


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マラソンと関係なくなってきた。

とにかく、それを聞きながら走れば2時間半もあっという間に違いないと思ったのだ。

おばあさんに無視され、さだまさしの「道化師のソネット」が頭に流れていた私は、弟と別れオーディブル でクリムゾンの迷宮を聞き始めるのだった。

続く




  
Posted by nakanoshika at 18:31Comments(0)院長のゆかいな日常

2018年06月01日

マラソン旅行は楽しい2〜の巻

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2人とも朝早起きしたのに、出発はマラソンの受付の1時間前となってしまった。
Googleマップの計算では、ここから会場まで1時間かかるようだ。
本当にギリギリだ。
タイトロープというか、デスパレートというか、、、。
寝坊してギリギリになったのならわかる。
我々は朝ものすごく余裕を持って目覚めたのに、ギリギリまでホテルでグズグズして余裕がなくなるのである。
これは中野家の悪い癖である。
しかし焦っても仕方がない。
急いで事故でも起こしたら、どうしようもない。

「町の活性化のためのマラソン大会なんだから、受付に遅刻してもそんなかたいこと言わないだろう」
「市民マラソンなんだから、受付に1秒遅れたらダメとは言わないさ、、、。」
「もし、ダメと言われたら、神様が走るなと言ってるのさ。きっと走ったら心臓発作で死んでしまうよ。」
「おー、こわい。」
「その時は観光でもして、楽しいドライブだったな、と思うことにしようよ。」

と、すっぱい葡萄のキツネばりの言い訳をしながら、のんびりと車を走らせた。

すると、意に反して、なんと20分も早く到着した。

やはりマラソンの神は、私に走れとおっしゃっている。では、走りましょうか。

弟に受付してもらい、歩いて10分ほどの無料駐車場に車を停めた。

しかし、私は心の中は不安でいっぱいだった。

ハーフマラソンは今回で2回目。去年の6月に人生初のハーフマラソンを経験した。その時は、初めてのマラソンだったので、かなり入念に走り込みをして、身体を仕上げた。

本番までに21kmを二回走り、週一回は山登りで足腰を鍛え、また、毎日の通勤に往復4キロを走っていた。

結果は2時間13分と平凡な結果だったが、自分自身はとても満足した。

それが、今年は本番までに一度も21km走ってないのだ。1週間前に10km走ったのみ。体重も去年より大増量。

不安だ。
しかも、足切りタイムが18kmの関門を2時間10分で通過しないといけない。
去年なら問題なかったが、今年はどう考えても2時間半はかかるだろう。
そうなると、関門通過がギリギリだ。

そんなことを考えるとお腹が痛くなってきた。

昨日の晩にコンビニで買ってきて、朝までホテルの冷蔵庫で、キンキンに冷やしておいた冷たいカフェオレを飲むことにする。

、、、相乗効果でさらに痛くなってきた。

何をしているんだ。

トイレに行き、瞑想する。
出るには出たが、昨日摂取した量と比較して明らかに排出量が少ない。
体内に吸収された分を差し引いても、質量保存の法則に反している。
これはまだ、体内にだいぶ残っているぞ、、、。

どえらい爆弾を抱えたまま、スタート時間は刻一刻と迫る。
やるしかない、、、。

弟と2人でスタート地点に向かう。

目標タイム、2時間〜2時間半のスタート位置は先頭より遥か後方にある。そこに静かに並ぶ。

「スタート1分前!!」

アナウンスが流れた。

時はきた!
それだけだ!

パーン!

スタートを告げる号砲が、快晴の新温泉町に響いた。
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俺たちのハーフマラソンが始まった!
我々はおしゃべりしながら、のんびりと走り出す。
最後にあんなドラマが待ち受けているとも知らずに、、、。

続く



  
Posted by nakanoshika at 22:33Comments(0)院長のゆかいな日常