京都精華大学×アフリカドッグスカウントダウン

2019年08月11日

ものづくりの難しさ


 前職を辞めてから1年を費やして、一つ一つ確認しながら、自分なりに考えて決断を重ねてきた。だからどのシーンを切り取られても、恥ずかしくないプロセスを踏んできたつもりでいる。少し時間はかかってしまったものの、ゼロから進めてきて、企画・製造・販売までをひと通り体験することができた。これからまた、新たなものづくりの企画を進めているのだが、改めてその難しさを痛感している。というのは、事業の進め方と、いま対峙しているものづくりは、ほとんど真逆のアプローチをしているのだ。

 ぼくの事業は、たとえば性別や障害の有無をこえて、みんなが笑って過ごせる世界をつくりたいと思っている。これはいわゆるバックキャスティング的に、つくりたい未来からの逆算で物事を進めている。しかしいま対峙しているものづくりは、目の前にあるアフリカ布から最終の形を模索していく、いわゆるフォアキャスティング的に進めている。そういう意味で思考回路をスイッチしていかないといけないから、とても難しい。ものづくりを進めていると、マーケティングやブランディングの領域に踏み込まざるを得ないのだが、これがまた死ぬほど難しい。

 大阪のメンズ館や巷のセレクトショップに通い、市場に出回っているものを分析するなかで、これまで見落としていたことに気づいたり、作り手の工夫を垣間見たりしている。これまで調べてきたことを見返して、調べ足りないことに絶望したりしながら、また机に向かったりもしている。そしてサンプルを作り、修正を加えて、また街に出る。最近はそんなことを繰り返していて、前進しているのか後退しているのかよくわからない状態が続いている。しかしそういうときこそ、事業としても、自分としても、ワンアップしていると信じて、前を向きたいと思っている。

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↑机に向かうときは妄想から始めるのがぼくのスタイルなのだが、これは創業前に描いていた謎の絵




nakasu_toshiharu at 18:34│Comments(0) Share on Tumblr 創業 

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