2015年05月
2015年05月30日
＜土曜特別連載＞『日本人の使命』◎御本尊を拝んでも金持ちにはなれない ２９
※次に富を生む為に富とは何かを知る事であり、富とは人工物をたくさん持つ事であり人工物に囲まれる生活であると知る事です。
「中杉 弘のブログ」のテーマソングです。紀元は２６００年（キングレコードより）
＜土曜特別連載＞
『日本人の使命』◎御本尊を拝んでも金持ちにはなれない ２９
マネーを得るために創価学会の御本尊を拝むというような事は、まさにナンセンスそのものです。南無妙法蓮華経の御本尊は日蓮聖人の悟りの世界を図顕したものであり、分類すれば人間教です。
創価学会の主張するように、大石寺の板本尊のみが人類を救うなどという板本尊崇拝になれば、自然教で偶像崇拝です。仏教の悟りを加えても自然人間崇拝教の範囲です。
南無妙法蓮華経とは、無分別法、無量の義一法、空、涅槃を説いたものなのですから、拝めば拝むほどその人の論理性は無くなり、現実社会に適応が困難になります。なぜなら、現代社会は全て論理で構成されているからです。
学会員の夜逃げ、破産は当然の帰結なのです。一時的には信仰する事により「転気」し頑張れる事（生活が良くなる）はあっても、長く見れば非論理法優先は必ず生活が破れます。
しかし創価学会信仰により、現実に生活がよくなったりしている人が少しはいるのは、親代々の土地が値上がりしたり生活が破綻しない大会社の社員であったり、教員であったり公務員であったり、また無分別を教えて生活している（本部職員）であったりで、これも長い目で見れば全部ダメです。
近代社会は、日本人は別として（本音と建前など使い分け、論理・非論理が混入している）、論理の世界で厳密な世界でごまかしが効かない社会です。これは苦痛です。息苦しくなるはずです。
この息苦しさをうめる為に無分別の非論理の世界である仏教に触れて蘇生するのです。その意味では大変仏教は有益なのですが、程度を越えて非論理の世界で論理の世界を泳ぎ渡ろうとするところに悲劇が始まるのです。
いかに論理の世界が苦痛でも、人間社会が論理で成り立っている以上、論理的思考がその中心でなくては社会（特に国際社会）とか科学とか、技術の世界ではやっていけません。
「お話は良く分かりました。だけど私はやりません。」
これは日本人の思考方法を示す理解しやすい例です。話が分かったならばYESが本当なのにNOと言うのです。このような考え方は国際社会では通りません。
私の知り合いの具体例ですが、ある契約書を書き、その反対の事を主張するのでその契約書の内容を説明すると「そんなものは書いても関係ない」と言った人がいました。
「書いた」という事は論理の世界です。「それが関係ない」ならば、そもそも最初から書く必要がないのであり、まことに不思議な思考方法ですが、このような思考法をする人が随分と多いのには驚かされます。この人も学会員でした。非論理の世界に長年浸っているとこうなってしまうのです。
南無妙法蓮華経が論理を説いたとは誰も思わないでしょうが、創価学会員にとって南無妙法蓮華経は生活法であり、一大論理の法なのであります。その区別が分からないと害毒を社会に流す事になるのです。南無妙法蓮華経は非論理の法なのであります。
しかし、人間の存在自体は論理性と非論理性を同時に両方もっているものです（動物の面が非論理、知性の面が論理だからです）。非論理が悪いと言っているのではありません。論理と非論理の区別だけはきちっとしなければならないという事です。
さてそこでどうすれば現代社会で成功し、お金持ちになり、豊かな物心両面にわたる生活が出来るのかを考えてみる事にします。
まず第一に現代が聖書の世界の「法」概念の下に作られている事を理解する事です。法は神から生まれた概念ですから、神と思わねばなりません。その法を良く知り法の手続きに従って生活する事です。（アウトローでは絶対成功出来ないという事です。）
次に富を生む為に富とは何かを知る事であり、富とは人工物をたくさん持つ事であり人工物に囲まれる生活であると知る事です。豊かな自然を持つとはこの際、富に入れない事とします。
人工物を得る為には、新しい創造をする必要があり、創造はまず心の中に発生する事を知り、それを具体化する方法を勉強する事です。（アイデアだけではダメという事です）。
また、富を得る為には人工創造物であるマネーの法則を良く知りマネーは決して天からは降ってはこない事を知るべきです。マネーの人工性はマネーが最も人工的な所に集まる事を意味します。
★★★事務局よりお知らせ★★★
アメーバブログで、「中杉 弘の徒然日記」好評連載中です！！
↓
http://ameblo.jp/nakasugi-hiroshi
有名なフラッシュがここで見れます！！
↓↓↓↓↓
かく戦えり。近代日本
人気blogランキング、よろしくね！
↓↓↓
コメントは、ここにお書きください↓↓↓
2015年05月29日
人間の探究 ２６１ 自民党の犬、創価学会・公明党について
※創価学会・公明党が日本を戦争をできる国にしたのです。創価学会・公明党は臆病者です。人間のクズか亜人です。
「中杉 弘のブログ」のテーマソングです。紀元は２６００年（キングレコードより）
人間の探究 ２６１ 自民党の犬、創価学会・公明党について
安倍総理が記者会見をやってとんでもないことを言っていました。「我々は集団的自衛権によって戦争など全くしない。一人たりとも死なない新しい国造りをするのだ」。
ちょっと待ってください。今回の有事法制で決めることは、「地域限定をなくして、米軍の行く所なら自衛隊はどこでも行きます。米軍が戦争をしているところは、集団的自衛権によって自衛隊はすべて行きます。中近東であろうと、インドであろうと、アフリカであろうと、どこでもアメリカ軍が戦争しているところは自衛隊が行くのです」。決めたこととは、そのようなことです。
一つだけ例外があります。それは中国に１２万人の日本人がいます。中国が内戦になった場合は、この日本人を逃さなくてはいけません。ところが、日本の飛行機も入れないし、自衛隊も入れません。仕方なくて日本は、アメリカ軍に頼みます。するとアメリカ軍が出かけていき日本人を救出します。すると怒った中国が米軍めがけてミサイルを撃ってきます。
その場合は「やりやがったな！」と中国に空爆でもミサイルでもバンバン撃ちこもうということなのです。そのようにはっきりと言いました。それが一番の非常事態です。
それから、今度はホルムズ海峡で機雷をまかれて船が通過できなくなった場合は、ガソリンが入らなくなるということは、日本の生命線をたたれるということです。その場合は「攻撃する」と言っています。まず、機雷を除去するのですが、「邪魔なことをするな！」と相手国が攻撃してきます。すると日本は空爆ないし、攻撃を開始するというのです。
これを「どこでもできるようにする」と、安倍さんは自分で言ったのです。それがウソをついて「自衛隊員は一人も死なない」とか、ウソをついているのです。イラク戦争の時も自衛隊が派遣されて棺桶（かんおけ）まで持参していったのです。
イラク戦争で自衛隊員は、３５人死んでいます。「一人も残らず帰ってきました！」と報告しておいて３５人死んでいたのです。後からその３５人は病気が半数、事故が半数と発表したのです。ウソをつくのではありません。自衛隊員は戦死しているのです。爆撃によって死んだのです。
今度は棺桶を１万個もっていくのでしょうか。誰がこんなことをやらせているのでしょう。これは米国です。米国はいい待遇です。日本でどんな待遇をしてあげているのでしょう。年間１００兆円の米国国債を買ってあげているのです。１００兆円ですよ。日本の国家予算が９６兆円です。それ以上の金額で米国の国債を買ってあげているのです。
米国債は絶対に現金にできないのです。実際はあげたことと同じことなのです。そのほか、日本にいる米軍に対して年間１兆円の「思いやり予算」を上げているのです。今までは6千億円でしたが１兆円に増えてしまったのです。そのほか、武器はアメリカから買っています。日本の基地は米軍が使いたい放題です。東京の空の３分の２は米軍のものなのです。３分の１を民間航空機が飛んでいるのです。
アメリカの待遇を見てごらんなさい。１００兆円の国債を買って、武器はアメリカから買い、「思いやり予算」を１兆円あげて、日本の基地は無償提供です。空の３分の２は米軍に差し上げているのです。それでいいではないですか。それがなぜ、米軍の戦争に自衛隊が参加するのでしょう。こんなことは絶対にありえません。
公明党は脅かされているのです。自民党参与の鮫島がアメリカから電話をかけてきて、「お前たち、この法案に賛成しないと聖教一致で公明党をぶっ壊すぞ！」と脅されたのです。
公明党はブルッてしまったのです。「大変だ、アメリカ様がそうおっしゃっているのでは、」と言って、全て自民党案を飲んだのです。自民党の言うことをきかないと、創価学会には問題点が山積です。池田大作名誉会長の脱税問題、虎視眈々と税務署は狙っているのです。これも本気になってやられたら池田大作は逮捕です。年も年ですから、大変な問題です。公明党が現実的にはこれを抑えているのです。
公明党は、聖教分離していません。このようなことを「日蓮を用ひぬるとも悪しく敬はゞ国亡ぶべし」（種々御振舞御書）というのです。「南無妙法蓮華経という有難い法体を使って、戦争をできる国家に日本を切り替える？」馬鹿を言っているのではありません。
創価学会・公明党は日蓮大聖人様に対する重大な犯罪です。反逆・裏切り行為です。日蓮大聖人様も「このようなことがあるだろう」と思われて「日蓮を用ひぬるとも悪しく敬はゞ国亡ぶべし」と言われたのは、このようなことを指して言われたのです。
創価学会員はどうしてくれるのでしょう。「創価学会と公明党のおかげで日本は戦争ができる国になりました。真に有難いですね。戦争で死ぬことができます。有難うございます」というのでしょうか。創価学会は、大馬鹿野郎です。
誰が何と言おうと、この法案はそのようなことになるのです。米軍のお先棒担ぎです。とんでもないことです。
「日蓮を用ひぬるとも悪しく敬はゞ国亡ぶべし」というお言葉をかみしめて行動しなければなりません。創価学会・公明党は自民党と別れなさい！ 自民党と別れると創価学会は聖教一致で潰されてしまいますから別れないのです。創価学会・公明党は臆病者です。人間のクズか亜人です。
★★★事務局よりお知らせ★★★
アメーバブログで、「中杉 弘の徒然日記」好評連載中です！！
↓
http://ameblo.jp/nakasugi-hiroshi
有名なフラッシュがここで見れます！！
↓↓↓↓↓
かく戦えり。近代日本
人気blogランキング、よろしくね！
↓↓↓
コメントは、ここにお書きください↓↓↓
2015年05月28日
人間の探究 ２６０ 仏法とは実存の学び
※例えば、「りんごがあります」と言っても、西洋人は「りんごが何個あるのか？」と考えます。
「中杉 弘のブログ」のテーマソングです。紀元は２６００年（キングレコードより）
人間の探究 ２６０ 仏法とは実存の学び
「哲学とは何か」というと言語をもって明確（正確）にあらゆる現象を説明しようとすることです。言語をもって説明できないものは哲学ではありません。定義がそうなのです。言語がない哲学はないのです。
哲学の考え方は西洋人的です。「貴方は言語をもって何について語りたいのか？」ということです。「何について語りたい」というならば、定義をしなければいけません。「人生について語りたい」と思うならば、「人生とは何か？」ということに関して「哲学をしよう」ということになるのです。
「人生とは何か？」と聞かれてもなんだかわかりません。だから、まず定義をするのです。まず、人生ということについて考えてみましょう。「人生をどのように定義しますか？ といっても人生には男も女もいます。どちらについて定義しますか？ 男の人生、女の人生はすべて違います。まず、男の人生に限りましょう。」
「わかりました。人生を定義して“男の人生”ですね。“男”と言ってもいろいろあります。黒人、白人、黄色人種まであり、世界１６０か国で考えていることはすべて違います。何について議論するのですか？」と絞り込んでくると主語が明確になってきます。
主語が明確でないと哲学はダメなのです。そのように考えていくと「私は何について考えて、考えたことを言語で言う」ということは、「人に伝える」ということです。自分に言うのでしたら言語はいりません。人に伝えるのですから主語が明確で何を伝えたいのかわかっていくことが会話です。
それが日本人は下手で、西洋人はうまいのです。私なのか、貴方なのか、彼なのか、彼女なのか、明確にしないと彼らは進めないのです。西洋人の言語の方が哲学的なのです。日本人は「俺の言いたいことがわかるだろう」これで終わってしまいます。「自分もこのように思っているから相手もこう思っている」と考えるのです。全くこれは哲学的ではありません。
哲学とは言語をもって、明快に物事を考えて説明しようとすることです。もっと正確に言うと世界の成り立ちについて言語をもって正確に説明するということです。だから、言語が非常に大事なのです。
西洋人から見ると、世界の言語の中で英語が一番すぐれているのです。非常に明確で少しもいい加減な表現はないのです。「机」と書いた場合、「The desk」なのか、定冠詞がついても「This desk(この机)」という意味も出てくるのです。
日本語はそんなことは関係ありません。すべて「机」です。英語の場合は、それではすまないのです。「どこの机なの？」「The desk」と言えば、「この机だな」とわかるのです。非常に明確です。
例えば、「りんごがあります」と言っても、西洋人は「りんごが何個あるのか？」と考えます。「りんごは１つです」それでは「One apple 」と明確ですが、日本語では「りんごがあります」という場合、数まで表現しません。「青森のりんごはおいしいよ」そんな話は英語では通らないのです。「青森のどの地域のどこのりんごがおいしいのか」ということを説明しないと彼らには通用しません。
日本語では「青森のりんごはおいしよ」で終わりになってしまうのです。英語は言語としては非常に明確なので科学に向いているのです。過去なのか、現在なのか、未来なのか、また、何人のことを言っているのか、３人称ならば、「is」をつけるのです。「s」がついた場合は、一人ではありません。
「be」動詞も変化するからわかります。英語は「過去にあったのか」「未来にあるのか」明確にする言語です。日本語では明確にしません。「今あるのか」、「過去にあって今はないのか」、「未来にあるのか」など、明確にしなければ話が進みません。
言語は人に伝えるものです。「私がこのように言えば正確に伝わる」ということを考えて、「主語は何か？」「これから私はしようとしているのか」、「過去にやった失敗の話をするのか」ということを明確にしていかなければ頭はよくなりません。
ボーとした考え方で主語を明確にいわないで話をしても、相手には全く伝わりません。それを師匠に指摘されて、ピシッとわかってくるから、無駄のない文章ができてくるのです。それと同時に間違えないものの考え方ができてくるのです。
それはメールでやりとりしていてもできません。実際に相手と会話をして「僕の親父が・・・」だけでは何を言いたいのかわかりません。「お前は何を言っているのか？」、「お前の親父がどうしたのか？」、「死んだのか？」、「いつ死んだのか？」、「昨日死んだのか」と言葉は明確にしていかなければいけません。
英語を勉強するということは、言葉が明確になってよいことです。単なる外国語として発音を習うだけではダメなのです。基本の構造を学んでいかなければいけません。僕のしゃべり方は英語に近いのです。ちゃんと考えてちゃんと正確に結論を出しているからです。
★★★事務局よりお知らせ★★★
アメーバブログで、「中杉 弘の徒然日記」好評連載中です！！
↓
http://ameblo.jp/nakasugi-hiroshi
有名なフラッシュがここで見れます！！
↓↓↓↓↓
かく戦えり。近代日本
人気blogランキング、よろしくね！
↓↓↓
コメントは、ここにお書きください↓↓↓
2015年05月27日
人間の探究 ２５９ 軟酥（ナンソ）オーランの法
※人間には７つのチャクラがあります。南無妙法蓮華経も７字です。
「中杉 弘のブログ」のテーマソングです。紀元は２６００年（キングレコードより）
人間の探究 ２５９ 軟酥（ナンソ）オーランの法
みなさんも一度や二度は軟酥（ナンソ）・オーランの法について聞いたことがあるとは思いますが、実行した人はいないと思います。
なんでもそうですが、「話を聞いた」ということと、「実行した」ということは、意味が違うのです。これは非常に有効な仏法上の技術であると思います。仏法にはいろいろな技術がありますが、一つは数息観（すうそくかん）という行法があります。
数息観とは、目をつむり自分の呼吸を数えていくことです。「１、２、３、・・・」、と呼吸の数を数えて呼吸に精神を集中すると非常におだやかな気持ちになって眠りにつきます。西洋では羊を数えるといわれていますが、「羊が１匹、２匹、３匹、・・・」と、羊を数えているうちに眠ってしまうのです。
仏教を学ぶ者は、「気」というものを知らなくてはなりません。理屈ではなく確かに「気」というものは存在します。人体を構成する気の流れ、やる気のある人、やる気のない人、気の高揚している人、気の落ち込んでいる人、いろいろな気があります。
これは天地を想像していく道教の一つです。天地というものは「天の気」と「地の気」が集まってできているのです。人間も「天の気」と「地の気」が集まってできているものだと考えます。頭の上には天の気があり、足元には地の気があります。この天地が合したところに人体が生まれるという考え方であり、人体には経絡があり、「気」は目に見えないのですが、これは血液とは違います。「気」が人体を回っているのです。その「気」が痛むと人体が病気になるという考えです。
東洋医学では「気」がよどんだところに針を打ち込みます。すると気の流れが変わって病気が治るのです。事実、本当に病気は治るのです。昔の東洋医学では針によって病気を治したのです。針によって治す病気、それから薬によって治す病気、或は運動によって治す病気と、大きくわけて３つあります。それによって健康を保っていたのです。
今でも気功という一派があります。本当に気を集中すると木刀で頭を殴っても、死なないしダメージも受けません。「バットで頭を殴ってくれ」という人もいましたが、気合を入れたらなんでもなかったのです。人間には「気」があるのです。気の流れが滞ると病気になるのです。西洋医学は細菌が病気をつくるので細菌学が主体です。
「人間が生きている」ということは、「息を吸い込み、息を吐き出す」ということです。息を吸わなくなったらおしまいです。息を吸わないのですから吐き出す息もありません。この呼吸の間に人間の生命があるといってもよいのです。どんな「気」を吸い込むのかというと、よい気を吸い込むという意識が大事です。
どんな「気」を吸い込むといいのでしょう。これは「健康で丈夫で幸運が舞い込んでくる気」を吸い込む気持ちで大きく深呼吸をするのです。息を吐き出すときには自分の中にひそんでいた病気の気、邪悪な気、不幸を呼ぶ気、そのようなものを吐き出すのです。幸福を吸い込んで息を止めます、悪いものを吐き出します。
この呼吸法では「止める」という技術があります。大きく息を吸い込んで、２〜３秒息を止めます。そして息を吐き出します。このような呼吸法を繰り返していくと心身共に健康になっていくのです。
そのような仏教医学、仏教哲学、健康学の中にあるのが、軟酥（ナンソ）・オーランの法です。これは臨済宗中期の祖と称される江戸中期の禅僧・白隠禅師（1689年―1769年）が考案した行法です。禅宗の修行をして座禅を組んでいくと天界に入ってしまうので病気になってしまうのです。
どのような病気かというと、ノイローゼになってしまうのです。これを禅病というのです。禅を修行することにより生まれる病気が禅病です。「空が悟りたい」と修行をしている間に、気が付くと禅病になりノイローゼになってしまうのです。これを治すために考案されたのが、軟酥オーランの法です。
この行法はまず単座して座るのです。座禅を組むということです。そして、まず一番に数息観の行法により自分の呼吸の数を数えていくのです。「１、２、３、４、・・・」と呼吸の数を数えます。だいたい１００くらい数えると精神がおちついてきます。
そこで大きく深呼吸をしてよい気を吸い込んで、悪い気を吐き出します。これを１０回くらい行います。
そして、頭の上に軟酥（ナンソ）という白いチーズのようなおいしい食べ物を乗せるとイメージします。天台大師も「乳味(にゅうみ)・酪味(らくみ)・生酥味(しょうそみ)・熟酥味(じゅくそみ)・醍醐味（だいごみ）」という言葉を使っています。最高の醍醐味のチーズを頭の上に乗せます。頭の上に軟酥（ナンソ）が載っていると想像します。軟酥があなたの体の熱でジワーと溶けてきます。頭の脳みそに軟酥が溶け込んできます。
そして、脳の中にしみこんであふれてきた軟酥は、首に下がり心臓、背中、おなかにしみこんできます。お腹、おしり、ふともも、ふくらはぎを通り、足の裏から軟酥がヘドロのようにしみだしてきます。
これを１０回くらい繰り返します。すると、仏法医学により肺病、ノイローゼなど、本当に治ってくるのです。これはぜひ覚えて実行してください。また人に教えてあげてもよいと思います。
呼吸法と、軟酥オーランの法を覚えて実践すれば、ずいぶん体調が変わってきます。これが、第一の仏教医学です。禅の修行をやると病気になってしまうことが不思議です。
ところが南無妙法蓮華経の修行をやると、南無妙法蓮華経の病などないのです。ただし、間違えて修行すると頭が狂います。身延山久遠寺・日本山妙法寺・立正佼成会・創価学会・顕正会などのように、南無妙法蓮華経を誤って修行すると廃人・悪人になります。
正しく信仰するならば、南無妙法蓮華経の威力というものは軟酥オーランの法どころではありません。さらに詳しく話をするならば、チャクラの話をしなければなりません。これにのっとった南無妙法蓮華経の密教は、頭頂部にサハスララーラ・チャクラがあります。眉間にはアージュナー・チャクラ、喉（のど）にはヴィシュッダ・チャクラ、胸にはアナーハタ・チャクラ、腹部の臍（へそ）にはマニプーラ・チャクラ、陰部にはスワーディシュターナ・チャクラ、脊柱の基底にあたる会陰（肛門と性器の間）ムーラーダーラ・チャクラがあり、それと南無妙法蓮華経は対応しているのです。
チャクラは７つです。南無妙法蓮華経も７字です。その７つのチャクラを修行に取り入れていくならば、南無妙法蓮華経でいかなる病気も治ります。
★★★事務局よりお知らせ★★★
アメーバブログで、「中杉 弘の徒然日記」好評連載中です！！
↓
http://ameblo.jp/nakasugi-hiroshi
有名なフラッシュがここで見れます！！
↓↓↓↓↓
かく戦えり。近代日本
人気blogランキング、よろしくね！
↓↓↓
コメントは、ここにお書きください↓↓↓
2015年05月26日
人間の探究 ２５８ 心は何にでもある
※馬にも心があるのです。
「中杉 弘のブログ」のテーマソングです。
紀元は２６００年（キングレコードより）人間の探究 ２５８ 心は何にでもある
昔、僕が中学生の頃、社会科の先生と喧嘩したことがあるのです。「心をもっているのは人間だけだ。馬や犬には心がない」というのです。
僕は「先生それはおかしいではないですか。僕の近所にキンちゃんという馬がいて『キンちゃんかわいい』というと、キンちゃんはなついてきますよ。何かしゃべるとわかるのですよ。心がないというのは、おかしいのではないですか？」と言ったら、左翼の先生が返答できずにビビッてしまったのです。
心とはどこにあるのでしょう。普通、心というと人間の側にあると思っていますが、心とは月にもあるのです。だから、「貴方の心とは何ですか？」と聞くと「あの月だよ」と日蓮大聖人様は言われているのです。「月こそ心よ」という意味なのです。
心というのは自分の内側にあるのではなく、夜空に輝く月、あれが心なのです。月というのは、この場合象徴であり山でもいいのです。山が見えて「山こそ心」でもいいのです。大きな木があり「木こそ心よ」でもよいのです。
「月こそ心よ」とは「月そのものが心」という意味ではなく、自分が見ている対象になっているものが心です。対象になっているものが見えてそこに心が生まれるのです。見る側がいて、そこに見ているものがあります。何も見るものがなければ、心は生まれないのです。
例えば、人間がいても真空であれば、心などないのです。木もなければ山もなければ海もない、小鳥もいない、何もないような状況であったら心などないのです。ちょっと考えればわかることです。
見ている世界があり、心がでてくるのです。心とは、外側と内側の自分によって、出てくるものなのです。今の人間は、「心は自分の中にある」と思っているのです。
そのように「国」というものを考えたときに、「国こそ心よ」ともいえるのです。国というものがあって全体の動きは即自分の心なのです。
色心不二（しきしんふに）という言葉があります。色（しき）とは、見ている世界すべてのことです。心（しん）とは、心です。これは不二だから二つのものではありません。ところがこの色心不二の色（しき）を肉体だと思っている人がいます。創価学会では「色（しき）＝肉体と、心は一つである」そのように教えています。何を馬鹿なことを言っているのでしょう。そんなことを言うために色心不二を教えているのではありません。
色（しき）のことをルーペというのです。色（いろ）だから見えている世界はすべて心なのです。今、貴方が見ている世界の山や海も川も空もすべて自分なのです。だから色（しき）の意味がでてきます。色（しき）を肉体と解釈したら、「肉体と心は一つである」というおかしな解釈になってしまいます。それをみな信じ込んでいるのです。
見ている世界はすべて色（しき）です。色（しき）が心なのです。心とは抽象的な何もない中に心があるのではなく、見ている世界（山川草木）、それがすべてあなたの心なのです。そのような原理がそこから導き出されてくるのです。
もう一つ言うとあなたが死んで生まれてくるときに必ず色（しき）をもっているのです。なぜならば心があれば何かを見るわけです。赤ちゃんは、お母さんのおなかの中にいてもお母さんの心臓の鼓動が「ドクンドクン・・」と聞こえてきます。それが赤ん坊の心です。
心とは何にでもあるのです。色心不二という非常に深い哲学を理解することが必要です。依正不二（えしょうふに）ともいいます。依法（えほう）・正法（しょうぼう）です。依法とは「よってくるところの法」という意味です。依法があって、正法があるのです。
正しくその関係を理解することが大事です。だから自分が死んでも何も心配することはありません。何もなくならないのです。人間死ぬと無になってすべてなくなってしまうように思うのですが、とんでもないことです。すべてあるのです。
もし、なければ心は生まれないのです。死んでしまい真空の世界に入って何も心がなければ見るものもありませんがそうではないのです。今見ている世界が必ず引き続いくのです。それを三世常恒（さんぜじょうごう）というのです。三世とは、現在・過去・未来にわたり、死んでも同じなのです。
また生まれてくる国土に自分以外の生命がいるのです。魚になって生まれれば海の中に必ず自分以外の魚がいるのです。人間に生まれれば、自分以外の人間が必ずいるのです。そして人間がいる国土があるのです。国土とは海とか土とか空という意味です。鳥になって生まれれば鳥の国土は空です。魚で生まれれば魚の国土は海です。人間は地上に生まれているのですから、人間の国土は地上です。
生命はなんらかの世界をもち、そこに自分以外の生命がいて、自分は五感をもつのです。これが生命の実相です。死んでも同じことなのです。今いる世界は自分がつくっているのです。自分がつくっている世界を自分が見ているわけですから、死んでも世界がなくなることはないのです。必ずあるのです。
最初はまたお母さんのお腹の音が聞こえてくるのです。だから仏法は大事なのです。それを間違えるととんでもないものを親として生まれてしまうのです。ずっと修羅道を歩んできてヤクザになったりすると、やっていることは人間ではありません。すると死んだ先も同じです。死んだ先に、魅力的に見える生物があるのです。ヤクザはヤクザをやってきたのですから、ヤクザが魅力的なのです。だからヤクザをやっているのです。
するとヤクザが集まっている家族を魅力的だと思い、サッと吸い込まれて「オギャア」と生まれてくるのです。気が付くと親父が博打をやっていて、「酒を持ってこい！」という世界に生まれてくるのです。
ヤクザは強いほうがいいと思っているのです。「俺は喧嘩が強くなりたんだよ！」と毎日喧嘩をやってきます。強くなるには、ゴリラのほうがいいのです。人間は鋭い爪もなければ、牙もありません。やはりゴリラの方が強いのです。「ああ、ゴリラはなんて魅力的だな」と思うと、そこにスッと吸い込まれてゴリラとして生まれてくるのです。生命の実相はそうなのです。
どのようなものを親にして自分が生まれるのか、日ごろの行動が決めていくのです。よいことをやって正しいことをやっていれば、素晴らしい家庭に生まれてくるのです。場合によっては王様になって生まれてくるのです。
「なぜ王様は、王様として生まれてくるのですか？」というと、ちゃんと因果があるのです。王様になるだけの因果があって、王様として生まれるのです。「職人の親がいい」と思えば、職人の子供として生まれてくるのです。
生命はすべて自分がつくっているのです。「ママはね、あんたを生みたくて生んだのではないのよ！」まったく間違えているのです。子供も「生んでくれと頼んだ覚えはないんだよ。勝手に生んだのだろう！ 親のいうことなんてきくか！」こうなってくるのです。
これは真相からはずれているのです。貴方の親は自分で選んだのです。だから親は非常に大事なのです。その親を自分で選んだのですから、親は大事にしなければいけません。
すると親のほうも「今度は私みたいな貧乏人を親にしなくていいわよ」と思うのです。「もうちょっとお金持ちの家に生まれたらどう？」という感覚になるのです。お互いにそれで幸せになるのです。
昔から法華経を修行した人は、この次の世では大王に生まれるといわれています。僕は大王に生まれるかもしれません。そう言っているのです。
日本の国王ではなく大大王になって生まれるかもしれません。戸田先生はよく言っていました。「先生、死んだらどうするのですか？」と聞くと「どこかの星の王様に生まれるだろうな」と言われていました。法華経の修行をするとそのような福運を積んでしまうのです。大金持ちの家や、王様に生まれるのも福運がなければ生まれません。
「夫れ運きはまりぬれば兵法もいらず果報つきぬれば所従もしたがはず」（四条金吾殿御返事）と日蓮大聖人様は言われています。王様の運が尽きてしまうと家来もみないなくなってしまうのです。お金も底をついてしまうのです。お金も家来も運がもってきてくれるものなのです。家来がいるから王様と言えるのです。誰も家来がいない王様などいないのです。
そのように福運を積んでいくことが大事です。毎日、正しい信仰をしているとどんどん福運が積まれてくるのです。ある一定の福が積まれるとパッと花が咲いてくるのです。信仰とはそのようなものなのです。
★★★事務局よりお知らせ★★★
アメーバブログで、「中杉 弘の徒然日記」好評連載中です！！
↓
http://ameblo.jp/nakasugi-hiroshi
有名なフラッシュがここで見れます！！
↓↓↓↓↓
かく戦えり。近代日本
人気blogランキング、よろしくね！
↓↓↓
コメントは、ここにお書きください↓↓↓
2015年05月25日
人間の探究 ２５７ 人法一箇（にんぽういっか）
※環七通りからよく見えるところに妙法寺の石碑が建っていて、「南無妙法蓮華経 日法」と書いてあるのです。石に「日法」と書いてあるのです。これは法盗人です。
「中杉 弘のブログ」のテーマソングです。紀元は２６００年（キングレコードより）人間の探究 ２５７ 人法一箇（にんぽういっか）
僕の高円寺の事務所から車で１０分くらい走ったところに妙法寺というお寺があります。そこに石碑が建っています。妙法寺は大きなお寺で歴史と伝統があります。
門前町のようになっています。柴又帝釈天よりは大きいかもしれません。お会式の行事をやって、商店街のまるごとが妙法寺の一体です。
これを担いだのが、立正佼成会です。立正佼成会が妙法寺の信者になったふりをしたのです。妙法寺に行く参道の街灯は、立正佼成会が寄付したものが多いのです。妙法寺に入信して、身延山・久遠寺に近づいて、身延山に信者を参入させることを企んだのです。実際に行動を起こして初期の頃、立正佼成会は身延山を本山としたのです。
ところがお金のことで喧嘩になって「もう我々は身延山の信者ではない。在家集団だ！」と言い出したのです。やっていることが、創価学会より１歩早いのです。
環七通りからよく見えるところに妙法寺の石碑が建っていて、「南無妙法蓮華経 日法」と書いてあるのです。石に「日法」と書いてあるのです。ちょっと待ってください。あちこちにいくと、こんな石碑がたくさんあるのです。「南無妙法蓮華経 日法」とは、どういうことなのでしょう。このような馬鹿は、「南無妙法蓮華経は宇宙の法則だ」と思っているのです。
「宇宙の法則を私が一生懸命に修行していますよ」という意味で、「日法」と入れているのです。南無妙法蓮華経を客観化してしまっているのです。「宇宙のどこかに南無妙法蓮華経があるのだ。それに向かって日法が記念して像を立てます」という意味で、「南無妙法蓮華経 日法」と書いてあるのです。
それはダメなのです。なぜダメなのかというと、宇宙にゼロは存在しません。宇宙はどこにあるのかというと、宇宙を考えた人の中にしかないのです。それを教わって「ゼロとはこのようなものだ」と知った人の中にしかゼロはないのです。
客観的に顕微鏡でみたり、望遠鏡でみたら、ゼロが見えるというものではありません。それと同じです。いくら望遠鏡で見ても、南無妙法蓮華経など見えません。顕微鏡で探したら「あった、これが南無妙法蓮華経だ！」というわけにはいきません。南無妙法蓮華経はないのです。ゼロと同じなのです。
実は、南無妙法蓮華経という法は建立された法なのです。建立とは、「つくられた」という意味です。南無妙法蓮華経は宇宙にはないのです。建立された法です。誰が建立したのでしょう。それは、日蓮大聖人様です。
それが、『南無妙法蓮華経 日蓮』ということなのです。これが人法一箇（にんぽういっか）ということなのです。「大宇宙の法を発見した日蓮大聖人様」ではなくて、「つくられた法」なのです。だから、我々は学ばないと南無妙法蓮華経はわからないのです。
「南無妙法蓮華経を信じています」と言って、“ダンダンツクツクダンツクツク”と太鼓を叩いている“ダンダンツクツクダンツクツク”と太鼓を叩いても学ばないと、南無妙法蓮華経は永久にわからないのです。
南無妙法蓮華経を唱えればいいということではありません。唱えるということは学ぶということを代表としているのです。信・行・学で南無妙法蓮華経は成り立ってくるのです。何もわからないで南無妙法蓮華経と唱えても何の功徳もありません。
日蓮大聖人様も言われています。わけもわからないで南無妙法蓮華経と唱えていると、田んぼの中の蛙が「ゲロゲロゲロ・・」と鳴いているのと同じです。
学ばない人間に南無妙法蓮華経は涌現しないのです。南無妙法蓮華経とは、湧現する法なのです。日蓮大聖人様の教えで真面目に信・行・学を修行して、真面目にやっている人の中に自然ににじみ出てくるのです。日蓮大聖人様の南無妙法蓮華経だから、南無妙法蓮華経は絶対に『日蓮』でなければならないのです。
このことを指して人法一箇というのです。池田大作も「南無妙法蓮華経 池田大作」と言いたいのでしょうけれどもそうはいきません。一時、池田大作は南無妙法蓮華経を商標登録したのです。石鹸から、化粧品からなんでもかんでも商標登録したのです。それと同じ考えです。「南無妙法蓮華経を人に使わせたくない！」という魂胆です。
南無妙法蓮華経は、「使わせたくない」というものではなく、人に学ばせていくものです。それを「南無妙法蓮華経を使ったら商標違反だ！」など、何ということを言っているのでしょう。そのような意味です。これが本当の人法一箇の話でした。
★★★事務局よりお知らせ★★★
アメーバブログで、「中杉 弘の徒然日記」好評連載中です！！
↓
http://ameblo.jp/nakasugi-hiroshi
有名なフラッシュがここで見れます！！
↓↓↓↓↓
かく戦えり。近代日本
人気blogランキング、よろしくね！
↓↓↓
コメントは、ここにお書きください↓↓↓
2015年05月23日
＜土曜特別連載＞『日本人の使命』◎創造神とは ２８
※アブラハムの神、イスラエルの神は言葉をもってモーゼに語りかけ、十戒を受け、神の律法（トウラ）を授けたのです。
「中杉 弘のブログ」のテーマソングです。紀元は２６００年（キングレコードより）＜土曜特別連載＞
『日本人の使命』◎創造神とは ２８
我々の過ちは実体語を必要とするのに空体語で考えてはいないだろうか。例えば万人が望んでいると思われる富を得る、社会的成功をするなど、このような事は実体語の世界であり、成功とは空体語の世界では作り得ない。
現代文明の中で生きる我々は実体語とその結晶としての生成物に囲まれて、生活しているわけですから、そのあまりの息苦しさに空体語（非論理自然世界）の世界を求めるのは、まことに人間性として当然な成り行きです。
しかしそれもほどほどで、非論理自然世界は現代文明では落後者の世界と見なされ、あまりそれに深入りすると変人・狂人扱いされかねません。
まず自分の信じている三つのタイプの宗教のうち、いずれのタイプに属する宗教であるかを知る事が宗教を理解し、現実の判断を誤らない為に大変大事になるわけがここにあるのです。
では第三のタイプ、創造神崇拝宗教とは何でしょうか。この宗教が高等宗教と呼ばれるものなのです。（但し西洋人の分析によればです）。この世に姿のない神がある個人に突然現れ、言葉をもって語りかけ、人間に命令し法律を作り人間を罰するのです。旧約聖書のエホバ（ヤーハ）の神、イスラム教のアッラーの神、日本の親神などがそうです。
これらの創造神を信じた者は、不思議な事に物を生み出す事が出来るのです。多くの原始人が自然の山や木や海や太陽をありがたがっている時に、万物を創った造物主である創造者を発見したという事は、それだけで偉大な事であり、しかも言葉として神の声を聞いたと言うのですから宗教の大革命です。
この大天才を我々はモーゼに求める事が出来るでしょう。アブラハムの神、イスラエルの神は言葉をもってモーゼに語りかけ、十戒を受け、神の律法（トウラ）を授けたのですから、この時をもって人類は創造神という万物の主を知り、神と契約するという意味で初めて契約という現代人の基礎になる論理を知った事になるのです。高等宗教の始まりであります。
この神は偶像崇拝を禁じ、（偶像崇拝は自然教である）イスラエルの民に目的を与えた（選民思想）。また、様々の法律（神の法律）を与えたのです。
モーゼに本当の神の声が聞こえたのか、あるいはモーゼの創作なのか、今となっては知る事は出来ないが、いずれでもモーゼは大天才と言う事が出来るでしょう。
長くエジプト人の奴隷とし、骨の髄まで奴隷根性がしみ込み、生まれながらの奴隷である事を当然と考えていたイスラエルの民を力強く蘇生させる為に、モーゼの神の十戒は凄い効果がありました。ユダヤ人はそれ以来、常に神と共にあり神はユダヤ人の全てなのであります。
神は言葉をもってモーゼに語った故に、ここから「言葉は神である」という思想が生まれたのであります。この神の言葉を信じ、神と契約するのがユダヤ教です。キリスト教徒は人間キリストとの契約なのです。
科学的思考とは論理的であるという事ですから、ユダヤ人は科学を生んだのであります。彼らにとっての信仰とは論理であり、科学は論旨の必然であり、これは最大の長所であると同時に非論理世界を見落としたという意味では、思想としては最大の短所であります。
ユダヤ人に偉大な科学者の生まれる理由もこれで分かります（アインシュタイン、フロイト、オッペンハイマー、ニュートン等々）。
現代社会では科学の生んだ公害、資源枯渇、環境汚染、核による人類絶滅の危険が科学の様々の恩恵と共に問題になっているのは、ここに源流があるのです。
さて、ぐっと現実的な話題に移すなら一般人がこれこそ神と崇めている「金」なるものは宇宙に存在しないのです。人工物の極地がマネーなるものであり、マネーを得る為に皆、日夜頑張っていると思われますが、マネーを求めて求められざる人、その理由は人間教信者であり、自然教信者だからなのであると知る人は少ない。
★★★事務局よりお知らせ★★★
アメーバブログで、「中杉 弘の徒然日記」好評連載中です！！
↓
http://ameblo.jp/nakasugi-hiroshi
有名なフラッシュがここで見れます！！
↓↓↓↓↓
かく戦えり。近代日本
人気blogランキング、よろしくね！
↓↓↓
コメントは、ここにお書きください↓↓↓
2015年05月22日
人間の探究 ２５６ 日蓮大聖人様と神道
※この日本列島は神様の国ですから、神様の国の中に仏教が入ってきたのです。神様が主で、仏教が従です。
「中杉 弘のブログ」のテーマソングです。紀元は２６００年（キングレコードより）人間の探究 ２５６ 日蓮大聖人様と神道
僕は人に向かっては「石田次男先生の弟子です」と常々言っています。しかし、石田先生から神道については何一つ教わっていません。
ところが日蓮正宗大石寺の初期の頃は、一番に天照大神様に御挨拶を申し上げていたのです。その次に「歴代の天皇陛下の恩ために」と言ってから、二座で本尊に向かい法華経を読んでいたのです。それが本当です。
ただしこれは問題があって、戦前に戸田城聖先生が捕まったのは、御本尊には天照大神と八幡大菩薩が小さく書いてあります。「これはけしからん、もっと大きくかけ！」と言われたのですが、そんなことを自分達ではできないのです。こんなくだらない理由で捕まってしまい、牢獄で牧口先生は死んでしまったのです。
戸田先生は、神様に不敬を働いたわけではないのです。創価学会の初期の頃には「神社はどうしたらよいのでしょうか」という質問があり、「神社の中に本尊が入るのだよ」というようなことを言ったのです。
創価学会は神道についてよくわかっていないのです。戸田先生は神道については一言も説かなかったので、学会員の頭の中では「神道は邪教である」とすっかり染まってしまっていたのです。
創価学会には「神道のお社には悪魔が入っている」、「神社は悪魔の住処だ」という考え方があり、神様には一切ふれなかったのです。その頃の学会の連中は修学旅行で神社に行くと、指を立てて「魔よ、去れ！」と言って走って逃げたのです。お神輿も絶対に担ぎません。最近はかついでいるようですが、昔はガチガチの人たちで学会では神道について教わっていません。
神道の分野は、僕なりに考えて新しい道を切り開いてきたことです。神道と仏教は、大問題です。両方とも大事です。まず僕はこのように考えてみました。我が国はどのような宗教が昔からあったのか考えてみるとそれは神道があったのです。仏教があったのではありません。仏教伝来は５３８年です。百済の聖明王から仏像を送られて、「他の国ではこれが拝まれているらしい」ということで入ってきたのです。
それまでは仏教などないのです。そう考えると神道という入れ物の中に仏教が入ってきたのだと解釈するべきです。この日本列島は神様の国ですから、神様の国の中に仏教が入ってきたのです。
神様が主で、仏教が従です。本と迹とも言います。神様が本で、仏教が迹だという理論はそこから出てくるのです。これは、戦前、大石寺の坊主で小笠原慈聞（おがさわらじもん）という僧侶がいて、「神様が本で仏は迹だ」と言ったのです。これを神本仏迹論というのです。「神様が本で、仏は迹である」と言ったのです。
それを聞いて創価学会の連中は「この坊主のおかげで戸田先生と牧口先生は牢屋に入れられた。引きずり出せ！」と言って、８０歳過ぎているジジイを池田大作も、石田先生も担いでワッセワッセと川まで行って冬の川に入れたのです。ゲンコツを出して、「これでもくらえ〜！」と殴ったのです。「狸祭り事件」というのです。「本山に巣食う狸ジジイだ。これを血祭りにしろ！」という事件があったのです。
それを聞いて本山が「お前たち、信者の分際で何ということをやるのだ！」と怒ったのです。それで、「お前たちはお寺に来るな！」と、しばらく創価学会員は謹慎をくらったのです。
小笠原慈聞の神本仏迹論は正しいのです。仏本神迹で、仏法が本で神様が迹だったらおかしいのです。仏教はインドの宗教です。インドにはじまった宗教で、それが中国・韓国・日本に入ってきたのです。異国の宗教です。
「異国の宗教の方が正しくて、日本の宗教が間違っていた」ということはありません。これはおかしいのです。だから僕は絶対に神様についてそのような理解をしないのです。「神様は素晴らしい」ということから勉強してみるのです。
戦前の今泉定介先生を勉強してみるとわかりますが、絶対に我が国は神国の中に仏教が入ったのです。神の教えのさいたるものは何かというと王法です。王法を行われているのが天皇陛下です。天皇陛下の行動そのものが神道です。それを皇道というのです。
天皇とは神の子孫であり、王法を持つ者であり、それを称して皇道というのです。仏教とは全然違うのです。神道の神は我が国の神なのですから、「仏教が入ってきたから神様はウソだ」というものではないのです。
仏教が入る何千年も前から伝わってきたことですから、仏教が入っても変わりはしません。仏教が入ったといっても、当時の人々は仏教の全体像が見えていないのです。仏教というまとまった経典がすべて入ってきたならわかりますが、すべて経典が入ってきたとしても仏教はわかりません。最初は経典など入ってきません。仏像が入ってきたのです。
仏像が来るということは教義がないということです。教義もなければ何もないのです。全世界の人々が拝んでいる仏陀ですから、「日本も拝んだらどうでしょうか？」と言ってきたのです。
「拝むと言っても我が国には神様がいるのだよ」当然そうなります。それで蘇我の一族に「拝んでみろ」と天皇が命令して蘇我が拝んだのです。それが日本の仏教の始めです。
物部氏は神道派ですから、「そんな異国の神を拝んだら我が国の神は怒ります」と言ったのです。毘沙門天・愛染明王・四天王（持国天・増長天・広目天・多聞天）などはインドの神です。そのように理解していくべきだと思います。
日蓮大聖人様の御本尊の中にも書いてありますが、右側に天照大神、左側に八万大菩薩、その真ん中に南無妙法蓮華経と建っています。その下に「日蓮」と書いてあります。読んで字のごとくです。天照大神がいらして、八万大菩薩がいて、この神の中に「日蓮」がいるのです。その上に南無妙法蓮華経が建っているのですから、この両方のある国の中に建てた法が南無妙法蓮華経です。その通りです。日蓮大聖人様はそのように見ていたのです。
日蓮大聖人様は伊勢神宮も行っています。当時は坊さんの格好をしていると伊勢神宮には入れなかったのです。五里四方は一切入れません。西行も坊さんだから入れなかったのです。
「何事のおわしますをば知らねども かたじけなさに涙こぼるる」と言ったのです。西行は伊勢神宮の中に入っていないのです。これが本当の正しい理解の仕方です。
もっというと、皇道は天皇が持ちます。我々は仏法を保つのです。常に神様を尊敬して仏法によって自分を磨いていくのです。このように解釈すれば正しい信仰ができると思います。
★★★事務局よりお知らせ★★★
アメーバブログで、「中杉 弘の徒然日記」好評連載中です！！
↓
http://ameblo.jp/nakasugi-hiroshi
有名なフラッシュがここで見れます！！
↓↓↓↓↓
かく戦えり。近代日本
人気blogランキング、よろしくね！
↓↓↓
コメントは、ここにお書きください↓↓↓
2015年05月21日
人間の探究 ２５５ 瑞相（ずいそう）について
※昔の人の瑞相とは流れ星、天地が逆転する、太陽が二つ現れる、これらの瑞相について、『立正安国論』には詳しく載っています。
「中杉 弘のブログ」のテーマソングです。紀元は２６００年（キングレコードより）人間の探究 ２５５ 瑞相（ずいそう）について
物事には必ず瑞相（ずいそう）があります。瑞相とは前もって知らせる」という意味です。例えば、人間でも病気になると、いきなり死んでしまうわけではありません。必ずその前に「あの人、体が悪そうだな」「元気そうだな、オバアちゃん」など、瑞相があるのです。
そして現実が現れてくるのです。天地の動きもそうであり、必ず瑞相というものが現れます。昔の人の瑞相とは流れ星、天地が逆転する、太陽が二つ現れる、これらの瑞相について、『立正安国論』には詳しく載っています。大地震が起きる、これらは瑞相です。
大聖人が現れるときには、天地に瑞相がでるのです。天変地異・飢饉・疫病などが流行るのです。「牛馬巷に斃れ骸骨路に充てり死を招くの輩既に大半に超え悲まざるの族敢て一人も無し」（立正安国論）まさに、そのような状態です。
鎌倉時代、骸骨がそこら中に落ちているのです。誰も片付けないのです。死体というのが当たり前です。犬の死骸が１匹あれば片付けますが、死体がゴロゴロしていたら片付けません。人間も同じです。
終戦後はそうで、名古屋の駅前には人間の死体がゴロゴロあって誰も片付けません。死体はやがて腐って骨になってしまうのです。骨になっても片付けないのです。ウジ虫がわいても片付けないのです。それもだんだん消えてなくなるのです。鎌倉時代は、こんな状態だったのです。
人間がのたれ死ぬのが当たり前で、村に行けば村の入り口に死体が積み上げてあったり、その辺を歩けば、「牛馬巷に斃れ骸骨路に充てり」です。「そこに骸骨がある」と思うだけで、何とも思わない風景です。
どうしてそうなったのかというと日照りが続いて雨が降らないので飢饉が起きて食べるものがありません。「骸骨路に充てり」です。最悪の状態です。地震が来ても天候状態がよければ食べる物はあります。地震が来て、大雨が降ったり、台風がきたらたまりません。地震・台風・火事・親父（！？）、まででてきて大変です。これは、瑞相です。
「大地の瑞相をもって大聖人が現れるということを知りなさい」と言われているのです。まさか、日蓮大聖人様は自分で「私が大聖人だ」と言えませんから、「瑞相があってこの時に偉大な聖人が現れてくるということを知りなさい」と言われたのです。よい瑞相もあるのです。
キリストが生まれるときは、ウソか本当かベツレヘムから星が光ったのです。予言者が来て「ここの馬小屋に神様が生まれるのだ」というのです。なぜわかったのかというと、星の動きをみてわかったのです。
偉大な人間が現れるときは瑞相があるのです。我々仏法を学ぶ者は瑞相ということをよく知って身辺を注意深くみなければいけません。
子供が暴走族に入ったり、関東連合に入ったりするのも、必ず瑞相があるのです。その瑞相を見逃してしまうのです。いきなり莞治のように関東連合には入りません。必ず理由があって関東連合に入るのです。それを見ていくことが大な問題にならないように、親というものは気が付いて指導しなければいけないのです。それが反乱の方へ行ってしまったらもうダメなのです。
統一教会に入るのも理由があるのです。やはり家庭不和な家が多いのです。子供は統一教会に救いを求めたのです。その段階なら「待て！」とひっぱってくることができますが、入ってしまったらもうダメなのです。
統一教会に入信すると、まず親の言うことを聞かないように、「親は悪魔である」と教わるのです。「悪魔の声に従うとお前は地獄へ行くぞ」と脅すのですから、本人は家族に問い詰められると「絶対に入っていない」というのです。これも瑞相です。
しかし、いきなり起きたことではないのです。必ずその家には瑞相があるのです。そのような身の回りに起きてくる瑞相を見逃さないようにしなければいけません。会社がつぶれるのも瑞相があります。国がつぶれるのも瑞相があるのです。
今、安倍さんはよく見れば一生懸命日本がダメになる瑞相を飛ばしています。いつ国がおかしくなっても不思議がない瑞相をビンビン飛ばしているのです。この一つの瑞相は集団的自衛権です。喜んで安倍さんは飛び回って演説して「これでアメリカと日本のきずなは固くなった」と言っています。この瑞相は日本が滅びるのです。
これで日本はあらゆる戦争に巻き込まれるということが結果として出てきます。アメリカは戦争を好む国です。アメリカは平和を目指している国ではないのです。戦争をやることにより生き延びているのですから、アメリカはまた戦争を起こすのです。それに日本もひっぱられていくのです。日本が戦争に巻き込まれるのです。
これはすでにイラク戦争時に日本の自衛隊が非戦闘地域に派遣されたときに、３５人戦死しているのです。「全員無事で帰ってきました」と言っておきながら、３５人死んでいたのです。実際調べてみると自衛隊はアメリカ軍の輸送をやっていたのです。「戦闘地にはいかない」といいながら、Ｃ−１３０Ｈでアメリカの軍人をどんどん輸送して戦闘地域に入っていたのです。
日本では「戦闘の時にはいません」とウソを言っていたのです。「やっていない」と言っている戦争で３５人死んでいるのです。日本では「病死」になっているのです。ウソばかりです。
これで戦争に巻き込まれると自衛隊員が何千人単位で死ぬことになるのです。もうそのようになる瑞相が出てしまったのです。ＴＰＰも「やりません」と何度も安倍さんは言いました。「ＴＰＰは自民党はやりません」と何度もポスターでそう言っていたのです。
ところが、「ＴＰＰはやります」と言っているのです。すべてウソです。世界戦争に引きずり込まれていくのです。アベノミクスは失敗です。成功ではありません。大変な失敗で景気はよくなりません。
このような瑞相を見ると次にどのような時代がくるのかわかるのです。世界の戦争にまきこまれていくのです。次にくるのはなんでしょう。それは徴兵制度です。いち早く韓国は在日朝鮮人を徴兵で韓国軍に連れて行ってくれるのです。
日本では自衛官の志願が減っているのです。もう戦闘にいかされて死ぬのがわかっているから、急にガタっと募集者が減っているのです。減って志願兵が来ないと陸上自衛隊員は１４万人しかいません。世界中に戦争を起こすのには足らないのです。やはり５０〜６０万人いないと世界中に配置できませんから徴兵制度に必ずなります。
安倍さんの言うことはすべてウソです。「今の軍隊は高度だから使い物になりません」そのようなウソをいうのです。徴兵して訓練すればいいことです。軍隊は今のやり方でやればいくらでも大きくなります。
いざとなると下士官が士官になるのです。横須賀の高等工科学校は士官教育をしています。本来は高等学校です。高校を出て自衛隊に入るのは下士官の３曹です。ところがそれに士官教育しているのです。戦争が始まるといきなり階級を上げて士官になるのです。今まで３曹だったのが、少尉になってしまうのです。
防衛大学を出た人はいきなり大尉になってしまいます。一般の人は徴兵されて兵隊にどどっと入隊させられるのです。指揮官さえいれば軍隊なんてすぐにできてしまいます。指揮官が大事です。兵隊は何人あつまっても軍隊はできないのです。
そのような瑞相があるのです。この瑞相を取り上げてみていくのです。もっと瑞相があります。安倍さんは統一教会です。これは大きな瑞相です。統一教会は終末思想をもっています。（第三次世界大戦）それがどんどん花開いてきて統一教会の思想が日本をむしばんでいるのですから、それはやがては終わりにしなければいけません。
そして、そのあとに新しい時代がくるのです。しかし、それはまだ瑞相には現れていません。「次の指導者はこの人だ！」という人が現れていません。日本の未来は暗いのです。株も上がりません。そのように瑞相からみていくと未来が読めるのです。瑞相は非常に大事です。
★★★事務局よりお知らせ★★★
アメーバブログで、「中杉 弘の徒然日記」好評連載中です！！
↓
http://ameblo.jp/nakasugi-hiroshi
有名なフラッシュがここで見れます！！
↓↓↓↓↓
かく戦えり。近代日本
人気blogランキング、よろしくね！
↓↓↓
コメントは、ここにお書きください↓↓↓
2015年05月20日
人間の探究 ２５４ 所願満足（しょがんまんぞく）について
※刀づくりに熱中して「すごい刀がつくりたい」と思います。そして、「いいものができた。これで思い残すことはない」というのが、創造的満足です。
「中杉 弘のブログ」のテーマソングです。紀元は２６００年（キングレコードより）人間の探究 ２５４ 所願満足（しょがんまんぞく）について
人間は様々な祈りがあります。「こうなりたい」、「ああなりたい」、「お金も欲しい」、「財産も欲しい」、「地位も名誉もみんな欲しい」男なら「いい女が欲しい」女なら「いい男が欲しい」・・・。この世は欲しい物ばかりですから、欲望のオンパレードです。これがすべてかなった状態のことを所願満足（しょがんまんぞく）というのです。
神社に行っても、お寺に行っても「所願満足」と書いてあります。「この御本尊を拝めば貴方の祈りが叶いますよ」「この観音様に祈れば貴方の祈りは叶います」という言い方をするのです。なんでも祈りが叶ってしまうのです。１００円のお賽銭を入れて、すべての願いがかなったらこんな安いことはありません。
しかし、「願いがかなった」という話は聞いたことがありません。仏教というものは、このような欲望の成就を願ったものではないということを、皆さんはわかってきているはずです。欲望の本性を明らかにしていくということが大事です。
「なぜ私はお金が欲しいのか？」、「どこまでお金をつくったら満足するのだろうか？」、「１億円貯めたら満足だ」そのような人はいるかもしれません。「１００億円持たないと満足しません」これもいます。それは諸々の願いのうちの１つなのです。
「健康で長生きしたい」と言っても何歳まで生きたら満足なのでしょう。「私は１２０歳まで生きたい」という人もいます。ドクター中松も「１２０歳まで生きる」と宣言しています。ところが病気になってしまい、もうリタイヤです。所願満足ではありません。
「１２０歳まで生きたい」と言った人が１２０歳まで生きれば、その願いにおいては所願満足したことになります。
恋愛で「好きな人と一緒になりたい」という願いはかないやすい願いです。願いを立てて好きな人と一緒になったら、その願いはかなったのですから所願満足です。
「勉強して成績がよくなりたい」、「学校で１番になりたい」これもかなえば所願満足です。人間は至るところで欲望が渦巻いていて、足らないものばかりです。「海外旅行も行きたいな」と言っても、海外旅行も１つではありません。「アメリカ・ヨーロッパ・南米・クスコ・プマプンク・エジプトも行きたい」と、行けばいくほど興味津々になって満足しきれません。
作品を書いている人は「満足した作品を書きたい」と、思っていますが、なかなかそれは満足しないのです。だから、また書くのですが満足しないのです。
職人さんもなかなか満足した仕事ができないのです。「まだまだ足らんぞ！」刀鍛冶などそうです。「もっといいものをつくる！」、「まだまだ足らない」と思うのです。陶芸家は、気に入らないと投げて作品を壊してしまいます。「俺が作りたい物はこんなものじゃないのだ！」と言って壊してしまうので売り物にはならないのです。本当によい物ができたときに所願満足です。そのような人は、芸術家の中でもいないと思います。みな不満足なのです。
所願不満足が人生です。そして、それを満足するように頑張るのが、面白いところです。映画監督の黒澤明監督にしても、どこまでつくっても「俺の満足する映画はこれだ！」というものがないのです。むなしく過ぎてしまうのです。
所願満足の意味を深く考えないといけません。人生はあらゆる欲望が襲ってきて、欲望の追求が人生です。その欲望を「この程度でいいだろう」と、明らかにしていけばよいのです。
ところが、最高の教えである、南無妙法蓮華経を信じて如節修行していくならば、「自然（じねん）に仏界にいたるべし」と言われています。仏界に入るということは、所願が満足したということです。
成仏とは、所願が満足することです。だから、気になること、悔やまれること、「このようにしておけばよかった」ということがあったら成仏ではないのです。「お金、興味ないよ」と、１銭しかなくても「お金が欲しい」という気持ちから離れたら、もう成仏です。
自分の才能についても満足してしまい、「まだまだ足りない」と思わないで「こんなものだろう」と思い、男ならば女を見ても欲望がおきないなら、所願満足です。ご飯も１日、１膳か２膳で小食で十分だと満足してしまいます。
「僕の家は四畳半だけどこれでいいよ」これ以上に家に入りたいと思わないのです。「体もそこそこ健康だからこれでいいよ」ひょうひょうとした顔をして横丁を歩いていれば所願満足です。もうこれらは、はっきり言って成仏です。欲望がないのです。「うまい物が食べたい」、「よい家に住みたい」、「お金が欲しい」そのような欲望がすべてなくなってしまえば、成仏です。
ただし、成仏している状態は自然界の動物と同じです。自然界の動物も欲望はありません。お腹がいっぱいになれば狩りをやめるのです。着るものも、自分の毛皮があります。寝るところはその辺でいいのです。動物は満足した人と同じです。自然法の中に満足してしまっているのです。
このようなことを消極的満足というのです。消極的満足という以上は、創造的満足もあるのです。別の言葉でいうと「極限値を極める」ということです。刀づくりに熱中して「すごい刀がつくりたい」と思います。そして、「いいものができた。これで思い残すことはない」というのが、創造的満足です。
ところが何もしなくて、最初から「俺は刀なんかつくりたくないのだよ」という人は欲望もないのです。欲望がないから物もできません。そこで得られる満足感とは、消極的満足です。自然界の動物と同じで消極的満足をしているのです。
自然界の動物は食われることも満足の中に入っているのです。自然はそのようにできているのです。動物は逃げますが、追い付かれてガブッと食いつかれるともうそこで執着しないのです。だから我々の人生はそのようなことが分かったうえで、創造的満足を求めなければいけません。本当の成仏とは創造的成仏であり、「仏になろう」とすることです。仏を目指して頑張るのです。
自分の障害として表れてくる様々な欲望、三悪道・六道輪廻もそうです。そのようなものと戦って、勝ち取って征服していくのです。自分を征服するのです。そして、深い・深い満足感を得られる生き方こそが本当の成仏を目指すものであり、法華経の教える成仏、そして南無妙法蓮華経の教える所願満足ということは、そのようなことです。
創価学会の「選挙で１票」、「お金が欲しい！」、「今の男は気に食わないからほかの男をみつけよう！」など、欲望の追及が終わらないのです。欲望の追及をいくらしてもダメなのです。創造的欲望でないとダメなのです。
★★★事務局よりお知らせ★★★
アメーバブログで、「中杉 弘の徒然日記」好評連載中です！！
↓
http://ameblo.jp/nakasugi-hiroshi
有名なフラッシュがここで見れます！！
↓↓↓↓↓
かく戦えり。近代日本
人気blogランキング、よろしくね！
↓↓↓
コメントは、ここにお書きください↓↓↓
