2018年01月13日

『日本人に打ち込む100本の柱』徳政令の柱 76柱

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※徳政令(とくせいれい)とは、日本の中世、鎌倉時代から室町時代にかけて、朝廷・幕府などが土倉などの債権者・金融業者に対して、債権放棄(債務免除)を命じた法令である。

土曜日特別講座『日本人に打ち込む100本の柱』 
徳政令の柱 76柱

 我々が経済活動を行なうと、歪(ひずみ)、アブクみたいなものができてきます。お金は持っている人に吸収されてどんどん集まってしまうのです。お金の無い者はどんどん貧乏に、金持ちはどんどん金持ちになって社会に歪が出てくるのです。そして、社会が回らなくなってしまうのです。
 実は江戸時代もそうでした。江戸時代も幕府が発行する小判と、所属している藩が出す藩札というものがあって、儲かる人間にどんどん藩札が集まってしまって回らなくなってしまうのです。藩札で物が買えなくなってしまうのです。或いは、藩札を一杯持っていかないと物が買えないという状態になるのです。
 資本主義の形態では、定期的に一部の人にお金が集まってしまうのです。その時に、江戸幕府は何をやったかというと徳政令をやったのです。藩で造った藩札はご破算に願いまして一切の借金棒引きです。借金している人も一切の借金棒引きです。誰に貸しているとか、「オレはこれだけ貸しているから取る権利がある!」と言っても一切の借金棒引きです。借りている側も一切返さなくていいのです。貸している側も借金の返済は無しです。そうすると、そろばんの「ご破算に願いましては」です。ゼロになってしまうのです。すると、借りている人間もいないし、貸している人間もないのです。平等の立場になるのです。また、そこからスタートするのです。
 そうすると、また努力する人間は金が儲かるし、努力しない人間は儲かりません。どんどんまた差が出来てくるのです。何十年経つとまた同じ現象になってしまってどうしようもなくなるのです。また、徳政令で「ご破算に願いましては」です。これが江戸時代の智恵なのです。借金棒引き令というのです。同じことをやればいいのです。
 アメリカが崩壊するという場合、日本の五百兆円というアメリカ国債が紙切れになってしまいます。このアメリカの国債は誰が持っているかというと、日本政府が約二百兆円、後の三百兆円という金額は、日本の銀行や企業が買っているのです。日本政府もアメリカの国債を買っているけれど、本当のアメリカの国債の持ち主は日本企業なのです。それが紙切れになると、銀行も潰れてしまうのです。貸した金が返ってこないのですから、皆潰れてしまうのです。しかも、何百兆円という巨大な金額です。一兆円借金が出来ても絶対に持ちません。そんな膨大なアメリカ国債を日本は持っているのです。アメリカが崩壊したら、日本の銀行は終わりです。連鎖して企業はバタバタと潰れてしまうのです。
 だから徳政令を出すのです。「もう借金は全部返しません。」銀行は借金をもらえなくなったと同時に銀行が借りているものも返さなくていいのです。銀行がどこから借りているかというと国家から借りているのです。公定歩合というものを日銀に払って借りているのです。それも銀行は返さなくてよくなるのです。こちらも貰えないけれど、こちらの借金もパアになります。これが徳政令です。
 そうすると、これが民間にも下りてきて、「住宅ローンがある」といっても銀行が潰れたのですから住宅ローンなど返す必要は無いのです。一切の借金はパアです。これはいいでしょう。全部借金はパアです。全部自分のものです。その代わり貴方が貸しているものも貰えません。そういう関係になって「ご破算に願いまして」とやるのが徳政令です。
それをやるべき時期に来ているのです。儲ける人間だけが儲けて、儲けられない人間は借金だらけです。「ご破算に願いまして」です。原点をゼロにして、また一生懸命やるのです。一生懸命働く人間はまた儲けます。
 江戸時代の商人に薩摩・長州の侍がやってきて「御用金を出せ」と言われ、「御用金とは何ですか?」と商人が聞くと「軍用金である。我々が天下を取ったならばこの資金は何十倍にして返してやる。お前の所は御用商人にするから儲かるぞ。」と言われ、商人の方は「それは有難いですね」と言って金子(きんす)を用立てしたのです。その後で新撰組が来るのです。「お前たちは誰のおかげで商売をしている。我等が市中の見回りをするからやっていられるのだろう。御用金(軍用金)をもらいたい。」と来るのです。商人の所へは、堂々とそんな連中がいっぱいくるのです。それを支払ったりやりくりしたりしているのですから、商人は大変だとわかります。お金を貯めても武士にむしり取られてしまいます。その中で、三井とか鴻池とか生延びてきたというのは大変なことです。大変な財閥だということがわかります。そういうことなのです。泥棒が出てくるのですが、一生懸命働く人間はまた儲けるのです。
 これは自論ですが、資本主義社会は定期的に徳政令をやらなければならないのです。これで儲けられない人間を救っていかなければならないのです。徳政令は日本だけの素晴らしい制度です。

■公定歩合(基準割引率および基準貸付利率)
日本銀行が、民間銀行に貸出しを行うときの基準金利
コールレートの上限金利
2006年8月、公定歩合から「基準割引率および基準貸付利率」に名称変更
公定歩合とは、日本銀行が、民間銀行に貸し出しを行うときの基準金利です。金融の自由化が進められた結果、市中金利は、市場(コール市場)の需給で決められるようになったことから、公定歩合は、市中金利の基準金利ではなくなり、コールレートの上限金利としての役割しかなさなくなりました。

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この記事へのコメント

1. Posted by 倉重   2018年01月13日 06:40
財務大臣になって下さい。そして徳政令を出して日本人を救って下さい。 元凶は、緊縮財政と消費税増税を続けてデフレ日本経済を日本人に強要し続ける朝鮮人的な財務省にあります。

だからこそ、「財務省が日本を滅ぼす」という本を三橋貴明氏が出したのです。 ところが、この本を出した途端、三橋貴明氏が幼な妻から家庭内DVで警察に被害届を出され、逮捕されました。 

もしかしたら、この幼な妻は、財務省と警察による「三橋氏の評判を落とする仕込み」だったのかもしれません。
2. Posted by 青山   2018年01月13日 20:42
5 御講義有難うございます

徳政令をやっていい時期であれば、是非やって頂きたいと思います
3. Posted by 古都   2018年01月14日 14:50
>資本主義社会は定期的に徳政令をやらなければならないのです。これで儲けられない人間を救っていかなければならないのです。徳政令は日本だけの素晴らしい制度です。

博士の考えに賛成です。徳政令は日本の智慧による政策ですね。
4. Posted by 一国民   2018年01月14日 19:39
今、まさに一部の人にお金が集まっています。今こそ徳政令!の時です。
5. Posted by 弥生   2018年01月14日 19:41
いつもながら、博士のご講義は
タイムリーですね!
6. Posted by 佳子   2018年01月14日 19:56
資本主義、共産主義、つくられた仕組みの中で無知な民衆は右往左往、泣いたり笑ったりしているばかり、博士より学ばなければならないです。
7. Posted by ASUKA   2018年01月15日 00:16
>徳政令

経済もそうですが、この戦後民主主義の社会体制も、GHQのおしつけ憲法、自虐史観の誤り、戦後の凶悪犯罪はすべて朝鮮人によるものであるなど、博士をはじめ各方面の知識人が発言するようになり、経済が徳政令でまたゼロからスタートするように、「日本人としてどのような思想を持たなければならないか」新たにしなければならない時に来ているのでは、と感じます。

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