2021年10月22日

人類を救う 100万人の法華経入門 『妙法蓮華経信解品第四』について 21

78
※お釈迦様は菩提樹の下に座禅を組んで座り、27日間瞑想したのです。

人類を救う 100万人の法華経入門 『妙法蓮華経信解品第四』について 21

 「小乗を成就する 声聞の弟子なりと説きたもう」
 貴方達は「修行した」と言っても小乗経の修行をしてきたのです。小乗経の上には、大乗経の道があります。大乗経の中には、権大乗教と実大乗教があります。
小乗経とは、「自分だけが仏になれればよい」という教えです。私が修行して断食したり、滝に打たれて何らかの悟りを得ます。これを小乗経といいます。
何故ならば、そんなことを人に説いて御覧なさい。「貴方は仏になりたければ、断食しなさい。川の中に入って沐浴しなさい。石の上で寝なさい」という苦行です。
そんなことを「修行しなさい」と言ったら、誰も修行などしません。「石の上で寝たら痛いから嫌だよ」というのが普通です。「洞穴の中で寝ろ」と言われても、そんなことはできません。
貴方達は「声聞を成就する声聞の弟子である」と言ってきたのです。小乗経の苦しい修行をしてきて、自分だけが悟りを得たのです。しかし、それを人に説くことはできません。最初のお釈迦様の悟りはそうだったのです。数十人と共に小乗経の修行をしてきたのです。目的は、自分が悟るためです。川に入り、断食して、眠りを断ち、苦行をずっと修行してきたのです。
お釈迦様はある日、「こんなことをいくらやっても仏に成ることはできない」と気が付いたのです。「私は苦行を止めます」と言うと、「瞿曇は退転するのか?」と修行仲間が言うので、「退転します。私はお腹が空いて死にそうです。物事も考えられません。このような状態では悟ることはできません。私は、きちんとした生活をして、ご飯を食べ、睡眠をとって瞑想したいと思います」と言ったのです
すると修行仲間は「裏切り者、瞿曇は退転した!」と言ったのです。お釈迦様は、一人歩いて菩提樹の下に座り瞑想したのです。すると、スジャータという娘がお釈迦様に乳粥を持ってきたのです。「坊様、これをお食べください」とお釈迦様に差し出したのです。お釈迦様は、「有難う」と言って、その乳粥を食べて、みるみる元気になったのです。
お釈迦様は菩提樹の下に座禅を組んで座り、27日間瞑想したのです。27日目の夜中の12時に一切がわかったのです。凄いことを悟ったのです。「これは私一人で悟って心にしまっておくことではない。まず、修行仲間に説法してあげましょう」と思って、修行仲間の所に戻ってきたのです。
お釈迦様が「私は悟りました」と言うと、修行仲間は「お前は退転したのだろう、何を悟ったと言うのだ? 瞿曇よ、去れ!」と言われたので、愕然としたのです。「私の悟りはこの人達には受け入れられないのだな」と思ったのです。
「この人達はなぜ修行しているのか?」というと、自分だけが悟りたいのです。「多くの民衆に悟りを教えようという慈悲はないのだな」とわかったのです。だから、小乗経と言うのです。小乗経とは、「小さく乗る」と書きます。自分だけが悟るから、小乗経というのです。
次に進むと大乗経があります。自分だけが悟るのもよいけれども、自分の悟りを多くの人達に教えて救うことを大乗経といいます。大乗経には、権大乗教と実大乗教があります。権大乗教とは、仮(かり)の大乗経です。
阿弥陀経は、権大乗教です。阿弥陀経は、多くの人を救う教えです。「阿弥陀様の名前を唱えれば、みんな極楽に逝けるのだよ」という教えは大衆を救います。「阿弥陀様を信じれば救われる」と言うのですから、修行などいりません。
「阿弥陀様の名前を唱えるならば、極楽浄土へ逝けるのですから、多くの大衆が救われるのです」と説いたのが、権大乗経です。これは仮に説かれた教えです。
阿弥陀経は仮の教えです。衆生に信仰心がないから、仮に阿弥陀仏をつくり、「信じれば救われますよ」と言えば、少しは目が覚めて、仏法を聞く耳を持つだろうということでお釈迦様が仮につくられた教えです。
実大乗教は、仮の教えではありません。「無量義は一法より生じる」の一法とは、「妙法蓮華経である」と言うのです。衆生が聞こうが聞くまいと、真実を説いた教えが実大乗教です。
おさらいすると、小乗経と大乗経があり、大乗経には権大乗教と実大乗教があります。実大乗教の最たる教えが法華経です。
これは、法華経の説かれた順序通りに進んでいけば、すぐにわかることです。小乗経は少ない教えです。貴方達は、小乗経を修行していたのです。
 「仏我等に勅したまわく 最上の道」
仏は我等に勅したまわく、最上の道。すごいですね。「勅」という字を使っています。勅語の「勅」です。
勅(ちょく)とは、天子(皇帝・天皇)の命令、またはその命令が書いてある文書です。特にこの文書形式のものを勅書(ちょくしょ)と言います。仏のお言葉も「勅」なのです。
 「此れを修習(しゅじゅう)する者は 当に成仏することを得べしと説けと」
 今まで君たちも修行してきたけれども、「成仏したな」ということで仏様から印可をもらうことはありませんでした。いくら、修行しても仏様の印可をもらえないでいたのです。
 仏様は君たちのように小乗経を教えてきたのではありません。大乗経を教えようとしてきたのです。これが最上の道です。「無量義は一法より生じる」という一法を修行することが最上の道です。これを修行する者は、まさに成仏することを得るのです。
 この最上の法を修行する人のみが成仏できて、他の教えでは成仏できません。それだけ大事なことを言っているのです。(22に続く)


『妙法蓮華経信解品第四』
小乗を成就する 声聞の弟子なりと説きたもう
仏我等に勅したまわく 最上の道
此れを修習(しゅじゅう)する者は 当に成仏することを得べしと説けと



★★★事務局よりお知らせ★★★

アメーバブログで、「中杉 弘の徒然日記」
好評連載中です!!
     ↓
http://ameblo.jp/nakasugi-hiroshi


人気blogランキング、よろしくね!
  ↓↓↓


         コメントは、ここにお書きください↓↓↓

nakasugi_h at 00:00│Comments(13)clip!


この記事へのコメント

1. Posted by 大田   2021年10月22日 06:59
今日の講義拝読しました。

小乗教で満足をしてはいけません。権大乗経で満足をしてはいけません。

仏様はそのように教えられているのですが、阿弥陀経や禅宗など途中の教えで満足をしてしまうのです。

何故かというと途中の教えはお寺へ行けば、修行の方法は教えてもらえます。

爾の修行をして関係者に褒められて満足をして、その上に最上の教えがある事を誰も教えてはくれません。
誰も知らないのではないでしょうか。分からないのだと思います。

博士に出会い、今最上の教えを学ばせて頂いています。
感謝しかありません。ありがとうございます。

博士 ありがとうございます。
さえこ先生 ありがとうございます。

2. Posted by ドバコくん   2021年10月22日 07:31
大小相対、権実相対について学ぶことができました。
・「実大乗教の最たる教えが法華経です。」
・「無量義は一法より生じる」という一法を修行することが最上の道です。これを修行する者は、まさに成仏することを得るのです。」
という教えは、仏教における混乱を無くしてくれる教えだと思いました。
3. Posted by 青山   2021年10月22日 10:13
5 御講義有難うございます

小乗教(自分だけ成仏)権大乗教(阿弥陀経は仮の教え)より実大乗教(法華経)が大事であり真実であると思いました
4. Posted by 国民   2021年10月22日 14:15
>お釈迦様はある日、気が付いたのです。「こんなことをいくらやっても仏に成ることはできない

「道理」ということではないかと思いました。
5. Posted by Vega   2021年10月22日 14:23
>この最上の法を修行する人のみが成仏できて、他の教えでは成仏できません。

中杉博士より、この最上の法を教えて頂けることは、本当に有難いことですね。
6. Posted by 主任教授 さえこ   2021年10月22日 15:52
5 今日の講義「人類を救う 100万人の法華経入門 『妙法蓮華経信解品第四』について 21」拝読しました。

法華経講義を通して、皆さんが成長されているのがわかります。

信仰は一人ではできません。

何故ならば、一人では悟れないからです。

必ず師匠がいるのです。
中杉博士より教えを受けている人は、法華経がわかってくるのです。

精進していきましょう。

7. Posted by 会員   2021年10月22日 16:23
日蓮大聖人はさんざん修行されて南無妙法蓮華経がわかった、のではなく最初から分かっていた、と学びましたがお釈迦様の場合も本来はそうであったのかなと思いました。
8. Posted by うち   2021年10月22日 19:50
中杉博士、御講義をありがとうございます。

> 小乗経の上には、大乗経の道があります。大乗経の中には、権大乗教と実大乗教があります。
> 権大乗教とは、仮(かり)の大乗経です。
> 実大乗教の最たる教えが法華経です。

中杉博士の説かれる法華経を信受いたします。

> 阿弥陀経は仮の教えです。衆生に信仰心がないから、仮に阿弥陀仏をつくり、「信じれば救われますよ」と言えば、少しは目が覚めて、仏法を聞く耳を持つだろうということでお釈迦様が仮につくられた教えです。

権大乗教というものがある理由が分かりました。

> 実大乗教は、仮の教えではありません。「無量義は一法より生じる」の一法とは、「妙法蓮華経である」と言うのです。
> 「無量義は一法より生じる」という一法を修行することが最上の道です。これを修行する者は、まさに成仏することを得るのです。
> この最上の法を修行する人のみが成仏できて、他の教えでは成仏できません。それだけ大事なことを言っているのです。

中杉博士、成仏への道を示してくださり、誠にありがとうございます。妙法蓮華経を信受いたします。

------------------------

さえこ先生、御釈をありがとうございます。

> 必ず師匠がいるのです。中杉博士より教えを受けている人は、法華経がわかってくるのです。

中杉博士のおかげで、間違った信仰を避けることができました。ありがとうございます。
9. Posted by マリー   2021年10月22日 20:26
無量義は一法より生じる」という一法を修行することが最上の道です。これを修行する者は、まさに成仏することを得るのです。

無量義経を学ぶという事はまさに成仏するところまできたという事です。
10. Posted by 国語辞典   2021年10月22日 20:31
>7
日蓮大聖人はさんざん修行

「日蓮大聖人様は一心不乱に修行され」ではないでしょうか。

「さんざん」、物事の程度が著しいさま」とありましたが、あまり良い意味では使われないようです。
11. Posted by 弥生   2021年10月22日 20:32
>8
博士のおかげで、間違った信仰を避けることができました。ありがとうございます。

邪教に騙されない、邪教とは何か、ということが分かることは、本当に大功徳です。
12. Posted by 愛子   2021年10月22日 20:38
中杉博士、本日もご講義有難うございます。

>「この人達はなぜ修行しているのか?」というと、自分だけが悟りたい
「多くの民衆に悟りを教えようという慈悲はないのだな」とわかった
小乗経とは、「小さく乗る」
自分だけが悟るから、小乗経
次に進むと大乗経
自分だけが悟るのもよいけれども、自分の悟りを多くの人達に教えて救うことを大乗経

学会員は自分だけの功徳、幸福を求め、12時間お題目行や選挙活動をしていますが、「自分だけの功徳、幸福などありえません。

中東のような戦乱状態が続く地域で、自分だけの幸福を求めるどころか、水道や電気すらなく、ミサイル攻撃を受け逃げまどうしかできず、生き延びることだけが幸福であるように、日蓮大聖人様、博士が教えられる通り、まず国家安泰あって、その次に個人の幸福追求ができるのであり、博士のように皇室問題、憲法問題、神道と仏法の関係について教えられない教祖や会長はニセモノなのです。

博士より正しく学んでいきましょう!
13. Posted by 会員   2021年10月23日 07:49
〉10

御解釈ありがとうございました。

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔