May 30, 2005
自分が自分であるために vol3
ほんとに長くなってきた。
でも、それだけ思い出が多いということか。
今でもその一瞬一瞬を鮮明に覚えている。
こうやって、昔の思い出に浸るのもたまにはいいかな
この歳になって、昔をゆっくり振り返ることも大切だって、
気づくことの出来る自分にようやくなれた。
私はもともと強い人間ではありません。
今の自分は旅をして変わることの出来た自分です。
高校１年の頃、クラスに友人と呼べる人はほんとにわずかでした。
授業もつまらなく、それこそ高校の意味を見出せないでいました。
しかし、そのときの僕は感動したんですよ。
日本縦断っていう目標を掲げて、
小学生の男の子が自転車で走っている姿に。
その感動が少しだけ僕の背中を押してくれたんです。
でも、それだけ思い出が多いということか。
今でもその一瞬一瞬を鮮明に覚えている。
こうやって、昔の思い出に浸るのもたまにはいいかな
この歳になって、昔をゆっくり振り返ることも大切だって、
気づくことの出来る自分にようやくなれた。
私はもともと強い人間ではありません。
今の自分は旅をして変わることの出来た自分です。
高校１年の頃、クラスに友人と呼べる人はほんとにわずかでした。
授業もつまらなく、それこそ高校の意味を見出せないでいました。
しかし、そのときの僕は感動したんですよ。
日本縦断っていう目標を掲げて、
小学生の男の子が自転車で走っている姿に。
その感動が少しだけ僕の背中を押してくれたんです。
朝、5:00
まだ、薄暗い中、自然と目を覚ました。
旅の２日目が始まる。
寝袋でボーっとしていると、
犬の散歩をしていたおばちゃんに話しかけられた。
「どちらまでですか？」
「･･･そうですか。大変そうですががんばってね。」
それまで、人に言ってもらった「がんばれ」の中で、
一番うれしかった。
なんでだろう･･･
きっと、旅の中に求めていたものの一つが、
その言葉だったのかも
とても大きな力が朝から湧いた。
しかも、コンビニでわざわざお弁当まで買ってきてくれて。
ほんと、いまでも感謝しているよ＞おばちゃん
まだ元気かな･･･
今日も朝から自転車にまたがり、走り始める。
旭川の街を超えると、またひたすらに田んぼ畑が広がる。
車の窓から子供が２人、手をふりながら「がんばって〜」
って応援してくれている。
俺も元気よく手を振り返す。
今日も、暑い。ここ北海道かよ･･･って
午前中はずっとだらだらとした登りベース。
昨日の気持ちのいい感じとは違い、
結構お疲れの表情
それも自転車の醍醐味ですか。
お昼ごはんを、何回か行ったことのあるお蕎麦屋さんで食す。
いよいよ山だ。
登りはじめから、今までの登りとは明らかに違うことをさとる。
きつい･･･
まだちょっとしか進んでないのに、明らかに汗が吹き出してくる。
手をボトルホルダーに伸ばす
あっ、ドリンクが少ししかない。。。
これが、初めての峠越えの最大の関門になった。
ひたすら登る。ヘアピンは無かったが、ひたすらカーブが続いていく。
まだまだ、ヤマは中盤
ここから、明らかに体の動きが鈍った。
疲れはまだ大丈夫だが、体が動かない。
汗もそんなにかかなくなってきた。
脱水症状ってやつに突入してしまったようだ。
何度も足をついてしまった。
道端で何度も横になった。
それでも自転車を押して登ることはしなかった。
だって、それは負けでしょ？
そんなことばっか、ボーっとした頭で考えていたんだよね。
今考えたら、標高800くらいあったんだ。
山の無い北海道ではかなり高い方
でもまあ、いつかは終わりを告げるわけで。
とにかく、感動したんだ。景色が格別きれいなわけでも、
頂上に何があるって訳ではないんだけど。
たぶん、達成感てやつか。
「おっしゃー峠だー！！！」
おもわず誰もいない峠で叫び声を上げたのは、とても記憶に残っている。
自動販売機だけがあった。
そこでコーラを１．５�箸�らい飲んだ。
ほとんどイッキで飲んでしまった気がする。
そこからは、すごい子供みたいにはしゃいでいた。
いくらくだっても、下りが終わらない。
まるで、夢見たいだ。
さっきの登りのきつい記憶なんて、
すぐに下りのスピードに追いつけなくなってしまったように。
日が暮れてきたが、まだまだ続く下り道
きっと、神様が、峠をがんばって登った御褒美をくれたんだろう。
って、登ったら下るのはあたりまえか･･･
ずいぶんと下った。
あたりはもう日が落ち、昨日と、いやそれよりももっともっと、
暗い闇の中をひたすら走る。
しばらく進むと、１台の自動車がライトをこっちに向け、路肩に止まっていた。
横を通り過ぎようとするとクラクションを鳴らしてくる。
ふと、車を覗き込むと、今日泊めてもらおうと約束した、親戚のおじさんだった。
暗くなってもつかないから迎えにきてくれたらしい。
そして、おじさんの家にたどり着いた。
おじさんの家ではすき焼きを食べさせてもらう。
めっちゃうまい。
地元の牛さんらしい。
お礼にといわんばかりに、いっぱい旅の話をする。
おじさんはビールで顔を真っ赤にして、
上機嫌でうなずきながら話を聞いてくれた。
その日もまた、布団の中に入ったとたん、すぐに睡魔に身を預けた。
翌日
もう一泊させてもらう予定だったので、
街の周辺をおじさんに適当に案内してもらう。
いとこも家族で遊びに来ていたので、
まだちっちゃいいとこの子供達をからかいながら車でまわった。
イチゴ狩りもしたし、少年院の農場実習みたいなのをさせる施設にも連れて行ってもらった。
そして、隣町のちょっとしたテーマパークみたいなところで、
いとこの子供達と遊んで、その帰り道。
ガキどもはさっきので疲れたらしく、爆睡している。
ふと、あるお店の前に車が止まる。
田舎の店なのにお客さんがいっぱい来ている。
どうやらアイスのお店らしい。
いとこ曰く、
「ここのおいしいんだよ」
ってさ。
で、まあ、なんとなくソフトクリームを選択したわけだ。
･･･いままでのものとはレベルが違った。
「うまい、めっちゃうまい」
衝撃的な出会いだった。
今はもうその味は思い出せないが、
その出会いの感動は覚えている。
今考えるとこれが、ソフトクリーム食べ歩きの原点になった。
ちなみに、いまだにそれを超える感動を得ることの出来たソフトクリームは無い。
それ以降、旅といえばソフトクリーム
ついに俺の旅にテーマが一つ加わった。
まだ、薄暗い中、自然と目を覚ました。
旅の２日目が始まる。
寝袋でボーっとしていると、
犬の散歩をしていたおばちゃんに話しかけられた。
「どちらまでですか？」
「･･･そうですか。大変そうですががんばってね。」
それまで、人に言ってもらった「がんばれ」の中で、
一番うれしかった。
なんでだろう･･･
きっと、旅の中に求めていたものの一つが、
その言葉だったのかも
とても大きな力が朝から湧いた。
しかも、コンビニでわざわざお弁当まで買ってきてくれて。
ほんと、いまでも感謝しているよ＞おばちゃん
まだ元気かな･･･
今日も朝から自転車にまたがり、走り始める。
旭川の街を超えると、またひたすらに田んぼ畑が広がる。
車の窓から子供が２人、手をふりながら「がんばって〜」
って応援してくれている。
俺も元気よく手を振り返す。
今日も、暑い。ここ北海道かよ･･･って
午前中はずっとだらだらとした登りベース。
昨日の気持ちのいい感じとは違い、
結構お疲れの表情
それも自転車の醍醐味ですか。
お昼ごはんを、何回か行ったことのあるお蕎麦屋さんで食す。
いよいよ山だ。
登りはじめから、今までの登りとは明らかに違うことをさとる。
きつい･･･
まだちょっとしか進んでないのに、明らかに汗が吹き出してくる。
手をボトルホルダーに伸ばす
あっ、ドリンクが少ししかない。。。
これが、初めての峠越えの最大の関門になった。
ひたすら登る。ヘアピンは無かったが、ひたすらカーブが続いていく。
まだまだ、ヤマは中盤
ここから、明らかに体の動きが鈍った。
疲れはまだ大丈夫だが、体が動かない。
汗もそんなにかかなくなってきた。
脱水症状ってやつに突入してしまったようだ。
何度も足をついてしまった。
道端で何度も横になった。
それでも自転車を押して登ることはしなかった。
だって、それは負けでしょ？
そんなことばっか、ボーっとした頭で考えていたんだよね。
今考えたら、標高800くらいあったんだ。
山の無い北海道ではかなり高い方
でもまあ、いつかは終わりを告げるわけで。
とにかく、感動したんだ。景色が格別きれいなわけでも、
頂上に何があるって訳ではないんだけど。
たぶん、達成感てやつか。
「おっしゃー峠だー！！！」
おもわず誰もいない峠で叫び声を上げたのは、とても記憶に残っている。
自動販売機だけがあった。
そこでコーラを１．５�箸�らい飲んだ。
ほとんどイッキで飲んでしまった気がする。
そこからは、すごい子供みたいにはしゃいでいた。
いくらくだっても、下りが終わらない。
まるで、夢見たいだ。
さっきの登りのきつい記憶なんて、
すぐに下りのスピードに追いつけなくなってしまったように。
日が暮れてきたが、まだまだ続く下り道
きっと、神様が、峠をがんばって登った御褒美をくれたんだろう。
って、登ったら下るのはあたりまえか･･･
ずいぶんと下った。
あたりはもう日が落ち、昨日と、いやそれよりももっともっと、
暗い闇の中をひたすら走る。
しばらく進むと、１台の自動車がライトをこっちに向け、路肩に止まっていた。
横を通り過ぎようとするとクラクションを鳴らしてくる。
ふと、車を覗き込むと、今日泊めてもらおうと約束した、親戚のおじさんだった。
暗くなってもつかないから迎えにきてくれたらしい。
そして、おじさんの家にたどり着いた。
おじさんの家ではすき焼きを食べさせてもらう。
めっちゃうまい。
地元の牛さんらしい。
お礼にといわんばかりに、いっぱい旅の話をする。
おじさんはビールで顔を真っ赤にして、
上機嫌でうなずきながら話を聞いてくれた。
その日もまた、布団の中に入ったとたん、すぐに睡魔に身を預けた。
翌日
もう一泊させてもらう予定だったので、
街の周辺をおじさんに適当に案内してもらう。
いとこも家族で遊びに来ていたので、
まだちっちゃいいとこの子供達をからかいながら車でまわった。
イチゴ狩りもしたし、少年院の農場実習みたいなのをさせる施設にも連れて行ってもらった。
そして、隣町のちょっとしたテーマパークみたいなところで、
いとこの子供達と遊んで、その帰り道。
ガキどもはさっきので疲れたらしく、爆睡している。
ふと、あるお店の前に車が止まる。
田舎の店なのにお客さんがいっぱい来ている。
どうやらアイスのお店らしい。
いとこ曰く、
「ここのおいしいんだよ」
ってさ。
で、まあ、なんとなくソフトクリームを選択したわけだ。
･･･いままでのものとはレベルが違った。
「うまい、めっちゃうまい」
衝撃的な出会いだった。
今はもうその味は思い出せないが、
その出会いの感動は覚えている。
今考えるとこれが、ソフトクリーム食べ歩きの原点になった。
ちなみに、いまだにそれを超える感動を得ることの出来たソフトクリームは無い。
それ以降、旅といえばソフトクリーム
ついに俺の旅にテーマが一つ加わった。
トラックバックURL
この記事へのコメント
1. Posted by 下戸 June 01, 2005 00:44
そんなことが・・・。
やっぱり壮絶ですね。
そしてそういうときのソフトクリームは最高の味に決まってます。
羨ましいですね。
やっぱり壮絶ですね。
そしてそういうときのソフトクリームは最高の味に決まってます。
羨ましいですね。
