「スペインへ行きたい!」の本

2013年11月21日

スペインの今

ランブラス通り










自著「スペインへ行きたい!」(スペインのイラストガイドブック)を手にネットを覗き、今の情報を見比べてみると驚くほどいろいろ変わっているみたい。

本が出たのは2006年でだいぶ時間は経っているけど、ここまであれこれと変わっているなんて。

特にすごいのはマドリードのプラド美術館。
私が書いた当時は入場料6ユーロだったのが今ではなんと14ユーロ!2倍以上!

確かにしばらく前に、「入場料引き上げ前に間に合うようにマドリード市民がプラド美術館へ大挙して押しかける」的な記事を読んだけれど、なるほどこれだけ高くなるならその前に美術館へ行くのもわかるかも。
※マドリードの美術館は大体どこも入場料無料の日がちょくちょくあるので、行かれる方は事前にチェックすると良いですよ。

あと、火木金土曜は9:30〜15:00 で水曜は9:30〜18:00、日曜祝日10:00〜15:00、月曜休み、と細かく設定していた美術館が日曜祝日以外すべて9:30〜20:00(日曜祝日変わらない)など変更したところも多い。

休みを返上したり、この日は早く閉める、などと言わずとにかく一律で決まった時間ずっと働くつもりらしい。王宮も通常18時まで、日曜15時までと分けていたのが、結局毎日きっちり20時までオープン(随分延びたよね)。

スペインもついに働くことにしたのね‥なんて、時代と経済の流れを感じるな。。

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2007年10月14日

HPを久々に更新!

セビーリャの春祭り久々に、HPの方を更新したのでお知らせ!

新作を個展で発表してからHPにアップしていることにしているものだから、なかなか更新ができなくてごめんなさい。。

あ、そうすると半年に一回のペースで更新することになってしまうのか・・・!
今気付いた。どうしよう。それはマズイかも!

今回のは、先日スペイン大使館で展示した、私の著書「スペインへ行きたい!」の原画展での作品の一部。(本の方を発売中なんで、全部はお見せできないんです)
そこで実はこっそり発表していた新作3点も、追ってHPに追加しますね。

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2007年02月13日

「スペインへ行きたい!」 第16弾

著書「スペインへ行きたい!」の裏話、今日はP36, 37

このページからは、マドリードを離れて、バルセロナのページ。
振り返ってみると、スペインでもいろんな個性的な町があって楽しませてもらっているんだけど、住むとしたら、このバルセロナが個人的にはいい。
旧市街とかだけでも古くて味わい深い建物が密集していて、それでいて粋でオシャレなお店があふれるほどあるし。一方で新市街もあって、バルセロナには新しいものと古いものがうまく混在しているのね。

それになによりも、海に面していて開放感があって冬は温暖で、でも夏はさわやかで、明るい町。すごくいい。

今回の取材旅行では1ヶ月のうち約一週間いたんだけど、毎日が夢のようだった。。
見るべきものも多いしね!ガウディとか。

バルセロナ4バルセロナ1



















さてこのP36には扇子の絵がいくつかあるでしょ?
これは向こうで撮ってきた写真を元に水彩だけで描いたもの。
そこにも少し書いたんだけど、なんだか描いていたら描いたものどれも、どんどん欲しくなってきちゃってさ・・・日本で描く時になって急に欲しくなるなんて。こういうこともあるもんなのね。

それよりこのお店のたたずまいとか飾り方が実に感じいい。
揃えているものもひとつひとつみんな特別に選り抜いたようなセンスのいいものばかり。すっかりうきうき舞い上がってしまって、「これは絶対に何かを買って帰らねば!」なんて思ったね笑。

お店の奥の作業場なんて、私ノックアウトされたくらいにインパクトを受けて、気に入っちゃった!!!(下の写真)すごい、すごい、私こういうの大好き。
バルセロナ2バルセロナ3















自分の好きなものにところ狭しと囲まれて、気に入ったものを壁に飾り付けて、居心地のいい空間を作る・・・。とにかくインスピレーションをびしびし受けて、いてもたってもいられない。
何かいろいろと私からいいものを引き出してくれて、いいアイデアや感覚を見つけられそうな気がして、この写真は宝物として大事にとってあるの。

ちなみにこのお店のインフォメーションは、P39を参照。

また行きたいなぁ、バルセロナ。でもマドリードもかなり好きなんだけど。夏と冬以外は。

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2007年02月12日

「スペインへ行きたい!」 第15弾

著書「スペインへ行きたい!」の裏話、今日はP34,35の裏話。
マドリード郊外を紹介するページ。

これは、上半分の絵がアトーチャ駅の絵で、2年前にスペインへ行った時に描いたもので、それをスキャン&プリントして色を塗り、さらに下半分のところにいろいろな郊外の町の絵を描いたもの。

上半分のアトーチャ駅は気に入った一枚だったんだけどあまりに気に入っちゃって色を塗るのが怖くなり(よくある)、今回まで日の目を見なかった絵(笑)。
a








本全体を通して、いろんな理由で日の目を見なかった大小様々な絵がついにお披露目の機会を得ているのね。
特にこのアトーチャ駅は、ペンで描いた感じがすごく好きで、森のうっそうとしたところがペンで感じが出ているな、と思って。私の中で完結しちゃっているのと、色を塗ってその感じを壊したくない、というのでずっとこのままだったのね。

でも一方で色の塗ったところも見てみたかった私。
だから今回はよかったよかった。で、結局これはコピーに塗ったものだから、原画はペンのままです。

他の郊外の町については、この中で行ったことがあるのは、チンチョンとアランフェス、エル・エスコリアル。

特にアランフェスの王宮の、「喫煙の間」と「磁器の間」はよかったなぁ!
まさにカルチャーショック、というべき部屋だった。
富が偏るのも考えものだけど、こうして心を揺さぶるような美しいものと出会ってしまうと、富の偏りを責められなくなっちゃう・・・それだけの富がないとこれだけのアートは実現し得ないから。

磁器の間は、P16,17のマドリードの王宮と通じるような、中国調の立体の、ごてごての装飾がびっしりと壁、天井に絡まっていて圧巻。そして美的。
シャンデリアの細部にわたるまで中国を意識していて、確か茂る木々や人の形をした磁器だったと思う。感銘を受けて、がん、と頭殴られた感じだったな。

喫煙の間は、「アルハンブラ宮殿は当時こうだったのかな」、と思うような間で、天井が奥行きのある鍾乳洞飾りで、アルハンブラ宮殿を彷彿とさせるもの。
でも違う部分は、アルハンブラは雨風でタイルの色がはげかかってるのに対して、こちらは完全に守られた室内だから完璧な状態で色とりどりに輝いていること。

たかが喫煙のためにここまで作ってしまったのかと思う。。
でもそういうぶっとんだ発想を現実に形にして、私たちに見せてくれるんだから、私としては本当にありがとうと言いたい。

そういう細かい説明や私の感動を伝えられるスペースが本になかったのは残念だけど、これもお気に入りのページのひとつ。

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2007年02月11日

「スペインへ行きたい!」裏話 第14弾

espana1そうそう、前12月に途中で中断したまま放っとかれっぱなしの、著書「スペインへ行きたい!」の裏話の続きをしないと。

これは、私が昨年12月に発売した本「スペインへ行きたい!」(中内渚著 メイツ出版)を執筆してた時の裏話やエピソードを紹介するというもの。

たしかP31のトレドまでは終わったところ。
P32のセゴビアから始めよう!

このセゴビアの絵は、全体のバランスというか構図といい、色あいといい、とてもとても満足しているページのひとつ。かなりのお気に入り。
だから背表紙にもなり、表紙にもこの部分が出てくるのね。
それに全体に色を統一できていて、空の青がアクセントになっている点でも、いい。

一番(私にとっての)スペインらしさのでている絵かな。
乾燥した、雄大な大地・・・。ページ全体で表現してみました。
それにこの空の青さが、すかっとした乾燥した空気と暖かな太陽を感じさせてくれるのでは、と思う。そしてその空気感が、スペインへの憧れを募らせるのでは・・・。

そういうこともろもろを考えながらこの本は一ページ一ページ書かれているのですよ。ふふふ。

このセゴビアのアルカサル(城塞)をじっくり散策して気が付いたのは、この崖の上の高みから見下ろす景色の見事さ。(P33に写真あり)
特に重要なホールや玉座などなどには外に向いた大きな窓がついていて、当時の統治者がこの美しさを愛でていたんだな、というのが今も実際見て感じられる。
わざわざ窓辺にベンチまで設置していたし。
当時の目線を感じられるのもいいし、それになんといっても、当時の最高統治者だけが特別に見れた風景を見れるというのがいいよね。

それからマドリードに来て郊外へ旅するとしたら、トレドも盛りだくさんだけど、セゴビアもおすすめ。いわゆる観光地化されすぎていなくて、今もなんだかスペインの田舎な空気が色濃く漂っているから。のんびりしているし。

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2007年01月21日

初の出版

スペインへ行きたい

中内渚が旅スケッチをふんだんに盛り込み書き上げた、スペインのイラストガイドブックが発売になりました!

著者 中内渚 税抜き1500円 メイツ出版

ネット上での購入はこちら(amazon)もしくはこちら(yahoo)

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2006年12月17日

「スペインへ行きたい!」裏話12

私の本「スペインへ行きたい!」裏話、今日はP28〜30

いよいよマドリードから出て、郊外に行ってみよう!!
このページは、トレド。

でも私が行った時はなんだかちょっと冴えない滞在になったな。。
なぜかって、行った先行った先がものすごい混みあいで、ほとんど有名なとこに入れなかったの・・!

もし入っていたらきっと、30分以上は待っただろうな。。
私もあちこち回って絵も描かないといけなかったから、あんまりひとつのところで並んでいられなくって。

だから秘密をばらしてしまうと、このスケッチのうち、P28の、上の風景以外は全部写真を見て描いたもの。このオルガス伯の埋葬も、実は見てないんですよ・・(小さい頃は見たんだけど)

しかもね、そのうち雨も降り出してほんとにツイてない。
あ、そうそう、その上聖週間にあたっていたから交通止めがあってバスも来ないし、結構悲惨だったんだ。というか過去、このトレドで変態おじさんに会ったこともあったし、ともかく私とトレドの相性はあんまりよくはないの。

でもトレドの存在と、その歴史が好きだから、やっぱりマドリード郊外では一番にここをおすすめしたいんだけどね。

その後はなかなか来ないバスになんとか乗り込んで、ここでも紹介しているパラドールに行ったんだけど、そこから描いたのがこのP28, 29の上の方にある風景画。
これも行き方が分けわかんなくて、それで本の方には「タクシーで」行ってくださいって書いたんだけどね。

この高台から見た風景も、ほんっとにトレド全体を見下ろす素晴らしいパノラマだった。夜になると重要な建物にライトアップがされたりね。
エル・グレコもこの辺りから見下ろしてこのパノラマの油絵を描いたみたいよ。

是非行ってみてね〜
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2006年12月16日

「スペインへ行きたい!」裏話11

P26, 27

ホテルとレストラン紹介のページ。

私が泊まったのがね、この最初に紹介されているオスタル・プエルタ・デル・ソル。
これにもエピソードがあってねぇ・・・。

インターネットで安くてできるかぎり便利なとこ・・と思って見つけたのがここだったのね。場所は、もう理想的な場所。
名所中の名所、プエルタ・デル・ソルに近いどころかまん前だし、マドリード観光するにしてもここが一番中心だし。
お値段もこの物価高にして理想的だったし、それに実際泊まってみて、すごくきちっとしていたのがいい。

部屋は白で統一されていて清潔だったし、シンプルで居心地がよかったし。
お風呂、トイレもそうね。
それに珍しく朝食サービスがあって、コーヒー紅茶も24時間好きな時に飲めるようになってるしインターネットも無料。ね?すごい!
たぶんこれからも行ったらここに泊まるかも!

それで、驚いたことがひとつあるんだけど。
ここのHPを見ていたんだけどね、なにやら水着姿?のマッチョな男達がここのテラスに寝そべっている写真がさりげなく載っていたのね。
さりげないというか、堂々と。

まぁその時は別に対して疑問も持たず予約できたんで大喜びしていたんだけど。
その後予約完了したっていうメールだか画面にたどり着いて、一瞬ぎょっとしたんだけど、紛れもなくそこに、「オスタル・ゲイ・プエルタ・デル・ソル」って書いてあったの。

私ゲイホテルというのは初めてで、どうしよう、どうしようと大騒ぎした後メールを送ることに決めて。つまり・・・「泊まる予定なんですが・・・大丈夫ですか」
というようななんか失礼なような、いかにも不安な感じのメール。
今から考えると恥ずかしい。

するとそのオスタルからメールがあって、
「大丈夫ですよ。安心して泊まりに来てください。お待ちしています」
って。なんか心配していた自分がバカみたいに感じちゃった。

実際すごく感じのいい女主人が経営をしていて、従業員もみんないい人ばかり。
言っていたけど、家族で泊まる人も女性客も多いらしいし、泊まってる日本人女性も何人か見たしね。

他のホテルもね、どれも私の実際泊まったところで、交通の便もすごくいいとこばかり。オスタル・トリアーナとか、アカプルコに泊まったら2,3軒(正面から見て)右隣のBAR”OVNI”に行ってみてね!

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2006年12月15日

「スペインへ行きたい!」裏話10

「スペインへ行きたい!」裏話、今日はP24, 25のページ。

このページはマドリードのエンターテイメントのページで、
闘牛とかサッカーとかフラメンコとか。。
中でも私はラストロ(蚤の市)がお気に入りなんだけどね!

いやそれどころか、古本に絵を描く私なんで
まずは真っ先にラストロに行かないといけないんですよ。
旅する時、まず最初に行くのが、最近ではいつも蚤の市。大好き。
(もちろん11日から行くメキシコ旅行も古本屋からスタートするよ〜)

蚤の市に着いたら、まずは古本の山の中に嬉々としてダイブ(?)。
手を真っ黒にしながらああでもない、こうでもないってかき分けて探すのって、結構好き。最近では古本には目がなくなってきちゃって、蚤の市が一番のエンターテイメントなの。
これぞっていう本に出会うと、えもいわれぬ嬉しさで、ほとんど旅の元はとった気分。

最近ではアンティーク風の額を探すのも趣味になってきちゃって、
目に入るとあれもこれも、って買いまくり。
日本ではそうそこんじょそこらに古い、古色蒼然とした額が売っているわけでもないし、それにスペインだけでなくて北欧に至るまで、割とそういう額ってお手ごろな値段で売っているから嬉しいの。
ここぞとばかりに買い揃えた私は随分荷物が増えちゃった。

それでもせっせと買っては帰ってくる私なのでした。

それからね、私の本のことで言えば・・・
P25の右端の下から2番目の写真。早朝に写したグラン・ビアなんだけどね、
この風景、このアングルのこの場所がすごくマドリードらしいなと思って、P13の右上に描き入れる予定だったの。

ところがペンと紙を持ってそこに行ってみると、まさしく工事中。。。
布ですべて覆われていて元の形さえも分からない状態!がーん・・・
それで、結局その前に行った時のここの写真をここに入れたのでした。

上の方はみんなラストロの風景。もっといい写真を撮れればよかったなぁ〜と思いつつ・・。

明日はP26, 27!
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2006年12月14日

「スペインへ行きたい!」裏話9

昨日のに引き続き、メモに書かれているのをあれこれ書いてみようっと。

まずこれ。
マヨール広場のレストランに入った時、ボーイさんがレストランの奥に向かって叫んだ言葉。
「お姫様が入るんでよろしくー」
内心ちょっと嬉しい。でもこの後思いっきりボラれて、今も忘れられない。。

パン・コン・アセイテ
の用意の仕方もメモしてあったのを発見。

ンー!
ペッチャンコになるまでパンを押しつぶして熱したフランスパンは、サクサクでしっとり。
こんがりと焼かれていい色。
そこに熱いうちにタラーーーーーリとオリーブ・オイルを垂らす。
パンの上にトロトロとかけ、さっと切り上げる。
そして間髪入れずにサッサッと塩をまぶしてできあがり!

パンを噛み締めるたびにじゅう、ジュワッと染み出て広がるオリーブの香り!
そしてほどよい塩っけ。
ン〜〜〜!!!
もうさいこう。さっくり、じゅぅわっと。もー生きててよかった!

オリーブエキスがじんわりパンに染みていくとまたさらにおいしいの。
是非朝食にでも試してみてね!

それから見つけたのが電車で移動中のときのメモ。
オリーブ畑をいくつもいくつも抜けて行くんだけど、私はこう書いていた:

オリーブだらけ。
オリーブ育てすぎて
オリーブの花粉症とかないのかな。

今見ると詩のようだね笑。

さぁて明日はP24〜の裏話!
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2006年12月13日

「スペインへ行きたい!」裏話8

私の本「スペインへ行きたい!」の裏話

P20, 21, 22, 23

この4ページは前にも書いたけど、取材旅行の少し前に行ったスペイン旅行で描いたもの。
その時は絵のほかに、見たもの話したこと、思ったこと驚いたこと、みんなメモしていたから「チョリーソ・イベリコ」とか「クロワッサン・ア・ラ・プランチャ」の生中継(?)のようなコメントも書けたのね。
今から読んでも、なんかリアルだなぁって、その当時のことが思い出されたりするの。
メモって侮ってはいけないねー。

そうそう裏話といえばね、P20の右下。
ハムの塊があるでしょう?
結構いろんな人が一瞬人間の足に見えて驚くらしい。そういわれてみると、そうだ・・。
そういうわけで「BARに足まるごと置いてある。」に”豚の”を加えることにしたんですよ。

それじゃせっかくなんでその時書いたメモを引っ張り出して来ようかな。
P21の真ん中にいるおじさんの話。
このおじさん、始終ジョークを飛ばしているおじさんでね。
面白いことを言うその都度、ぎゅうぎゅうと店内に押しかけているお客さんがどっと笑って盛り上がるの。
それで私がビニール袋くださいってお願いしたら、
白いビニールを取り出しながらおじさん、
「じーちゃんは白いものなんでも好きだったよ〜ワハハ」
そして周りがどっと笑って・・・・。(・・・・このジョークは一体・・・)
でもね、なんだかすべてが笑いに変わるスペインなんだなぁ(笑)と思って。
なんかその言いっぷりと雰囲気で、私も一緒になって笑っちゃったんだけど。
それで後で改めてメモして、これ何が面白いんだろうか、とちょっと思ったり。
スペインの魔法だったのかもね。

そんなラモンおじさんに、「私、この描いた絵で日本で宣伝してあげるからね」
って言ったら、「日本のみんなに来てねって言ってね。すんっごく大歓迎だよ」って。
だからぜひ行ってみてね〜!

そしてその帰り道。
アンダルシア風バーがあって、ちょっと気になって外から覗いていると、近くを通りかかったおじさんとたまたま目が合ったのね。そしたらおじさんがはにかみながらもニヤリとして、
「その店ね、高いんだよ」
って。え、じゃあ見るだけにしよ笑。と私。
なんて、こんな感じのエピソードもあったなぁ。これもメモで書いてあった。

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2006年12月12日

「スペインへ行きたい!」裏話7

今日も私の本「スペインへ行きたい!」の裏話〜
ちなみに今日私はもう今頃メキシコにいると思うんですけど、
予約でこのページかいてます!

P18,19

マドリード、食のページ。
あのね。
フランス料理もイタリア料理も有名だけど、私に言わせればスペイン料理がもうほんっとにおいしいんです。
スペインのBAR(バル)でお酒のつまみに食べるあれこれとか、ハムやら揚げ物、どれをとってもぞっこんハマるようなおいしさ。そこらへんを強調したいページなんです、これ。

私が紹介しているレストランだけじゃなくて、そこらへんのBARに飛び込んで是非いろいろ試してほしいな、って思う。
せっかくだから、同じとこにずっと通って常連気分を堪能してみたりね。
私も取材旅行の間はね、スペイン料理の手に届くところにいることを最大限満喫しようと思って、長い移動の時も気を抜かないの。近くのバルでいろんなバゲットとかパン・コン・アセイテ(P95の上の方)っていうものを作って包んでもらう。そしたらバスの中でもスペインの味を楽しめるし。

それからマドリードとか、週末の夜がとってもいいの。
地元のおばちゃんが連れ立って夜のマドリードに散歩に出たり、グラン・ビアを練り歩いて、疲れたところでカフェに入っておしゃべりに興じたり。そういう、人生を謳歌する姿をあちこちに見ると羨ましいし、気持ちがいいものだな。

もちろん若者も誰も彼もみんなが通りに溢れ出てくるからまるでお祭りのよう。
バルもいつもより賑やかになるし、マドリードに行く人は週末のうきうきとした感じがあって大好き。
夜景も綺麗だし。バルめぐりもいいな。
そういう、夜を楽しもう!というささやかな案内が、P18, 19の下の部分なんです。

あ〜なんか書いていたら、スペイン料理が食べたくなってきた・・・。

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2006年12月11日

「スペインへ行きたい!」裏話6

今日は、P16,17! (引き続き私の人生初の本「スペインへ行きたい!」の裏話です)
王宮ですよー。

これも中でもお気に入りの一枚。
マドリードの名所いろいろと美術館のページに続いて、これも絶好調の時の一枚。
原画ではもう少し色やニュアンスが違うんだけれど、
王宮の美しくて広がりのある装飾を見開きに目いっぱい描けたのがまず嬉しい。
私の感動も伝わるんじゃないかな・・?

小さい頃から親とスペインに来ていたけど、
考えてみると王宮にはほとんど来たことがない、って最近気が付いたのね。
だからこの間初めて王宮に足を踏み入れた時にはほんとに驚いた!「美しい!!!」って。

なんだなんだ、スペインにこんなに美しい王宮があったの?!ってな感じで。
郊外にも夏の離宮やらいろいろ王宮はあるんだけど、
たぶんここのが一番煌びやかでスケールが大きいと思う。

わ〜だのきゃ〜だの言いながら、私も随分長居しちゃった。
もちろんこの絵も時間がかかって、しまいには警備員の人が覗きに来たもんね。

ちなみに右の上の絵の真ん中にある丸いソファーも、周りは触れないようにガラスで覆われているし柵があちこちにあるけど、本の中では取っ払う。ごく自然な王宮の風景を楽しんでくださいね。

王宮では私が特に好きな部屋は左上の絵の部屋、「ガスパリーニの間」。
私のコメントにも書いておいたけど、入った途端に「Oh, my god!」
って言った人がいて、内心「でしょう?でしょう?すごいでしょう?」と思ったもんです。

この部屋ってほんとにすごい。
装飾が陶器(磁器?)でできていてど迫力の立体だし、それにエキゾチック。
ごてごてびっしりとどこもかしこも装飾で覆われているから、そのインパクトたるやすごい。

富を結集して造り上げた、その当時最高の芸術や傑作品でこういう風に驚かされるのって、いいなぁ。
もっと驚かせてほしい、という感じ。(まさにアルハンブラ宮殿とか、そうだよね)

ちなみに本には書くスペースがなかなかなかったんだけど、
このガスパリーニの間が好きっていう人は、アランフェスの王宮に行くのがおすすめ!(P35)
こちらも磁器の間というのがあって、部屋がまるごと芸術そのものだった。

しかも私のお気に入りは、中央に低い位置で吊るされているシャンデリア。
部屋のごってりとした磁器の装飾に合わせてシャンデリアも磁器なのね。
椰子の木陰に中国風のおじいさんがいる、立体的なものだったと思う。
他にも喫煙の間っていうのがあって、アルハンブラ宮殿ってきっと昔はこうだったんだろうな!っていうような見事な鍾乳洞飾り(P77の右に並ぶ写真の下から2番目が、鍾乳洞飾り)が楽しめて、しかもアルハンブラと違ってカラフルなまま、きっと当時のままの状態が保たれているみたいなの。

おっと今日も話が長くなってきた・・・!

ではでは、また明日〜

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2006年12月10日

「スペインへ行きたい!」裏話5

私の初本「スペインへ行きたい!」裏話、今日はno5。

なんか、たっぷり長々と裏話を書き過ぎて、もうだいぶ疲れてきた・・・

今日は、P14。
マドリードの美術館を集めたページ。
あのね、マドリードには見るべきものが少ないって言われているけど、はっきり言っていくつかの美術館を回っているだけでも相当いいものが見れると思う!

誰でも知っている裸のマハとか、世界史の教科書にあったゴヤの「5月3日」、ゲルニカとか、ラス・メニーナス(女官たち)他、
「この絵知ってる!」
というようなのがじゃんじゃん揃っているんだから。この辺りに。

今までの私のスペインの旅って、いつもおいしいとこだけつまみ食いのように回っていたこともあったから、美術館をくまなく回ったということがないんだけど、今回そうしてみて本当に充実していた。
すごい満たされたなぁ。。
マドリードに来た甲斐というのはこのいくつかの美術館だけでもあったと思える。それだけいいものがたっぷりと揃っているの。

マドリードを歩いていると現代のスペインに出会うけど、
こういった美術館に入ればスペインの歴史の厚みみたいなのに出会う。

P13の写真、マヨール広場の様子を描いた絵に出会ったのもプラド美術館だったし。
美術館の中で長い歴史の一場面に出会うの。
1680年のマヨール広場に遭遇しちゃったりするんだよ・・・!すごいことだよね。

それから今回の美術館めぐりでは、改めて、私はベラスケスが好きかも!って気付いたりしたな。

右下のソローリャは好きな画家の中でもナンバー1なんだけど、もちろん本で紹介しないと済まない感じ。本当はもっともっと力込めて散々おすすめしたかったんだけど、まぁ偏らないためにもほどほどに抑えて。

それからソローリャは実はベラスケスの絵が好きだってことも、美術館に行って初めて知ったの。どうりでソローリャの絵もベラスケスの絵も好きなわけだ。。

ちなみにソローリャ美術館にはマドリード中の生徒たちが学校教育の一環としてやってくるんだけど、そのうるさいことうるさいこと。
馬の絵かなにかを指差して先生が、
「この動物はなにか分かる?」
なんて聞いていて頭きちゃった。
そういうことは動物園でやってちょうだい!!!!

私、どんなにかこのソローリャの絵が楽しみで来てると思ってるの!!!!!日本からわざわざ!
開館から閉館まで絵を眺め倒すくらい好きで、ソローリャの絵と再会するのをドキドキしながら待ち望んでいたのにぃ!

もちろん近くにいた監視員に告げたよ。
「わざわざソローリャの絵を見るために、遠く日本から来てるんですよ。(ほんとは仕事で来てるんだけど。)子供達なんとかしてください」
結局監視員の人たちも感じ悪くて怒り狂った一日だった・・・。あぁあ。

なんかこの美術館の話も話し出すと止まらない・・ちょっとここらで終わらせて、
明日はP16のお話〜。
いつまで続くだろう。。

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2006年12月09日

今。

こんにちは〜
今回はちょっと裏話お休みして、少し書いてみようと思って。

今、明後日から行くメキシコ旅行の準備真っ最中。

なんか今向こうは結構寒いみたいで、なので信じられないくらいの冬物をありったけ詰め込んでいるところ。
前、暑いと思って半そでばかり持って行って、相当寒かった、っていう悲惨なこととかあったからね。。(その逆もあった・・)気合い入れて準備しないと。

それにしてもせっかく本が出たばっかりで、
うきうきするこの気持ちをみんなで分かち合っていたところなのに、ここで突然メキシコというのがちょっと残念・・・。
まぁ、本自体は9月に描き終わっていたから現在を生きる私は、次の作品にとりかかっていなきゃいけないわけだけどね。

今取り組んでいるテーマは、日本では「日本の美」のようなもの。
それとは別にメキシコの極彩色のごちゃごちゃした世界を描きたいなって思っているんです。

そういえばね、
この本描く仕事で学ぶこととか発見、いろいろとあったけど、
その中でもよかったのが、ひとつの大きな仕事を成し遂げて、達成感と共にスッキリ感も味わえるから、次の企画に取り掛かる喜びもひとしおだということ。

作業も、絵を描くだけでなくて情報収集とかマップ作りとかレイアウト考えたりとか様々だったから、「純粋に絵を描きたい」という飢餓感も結構もらえて。
もちろんすごくいい意味で。

普通にだらだら生活していたんじゃなかなか緊張感がなくなってしまうし。
飢餓感がなくなってしまうし。
本当に新たな可能性を見た気がする。やって本当によかった。

あれ、また本の話に戻っちゃった。
じゃ、また荷造りに戻ってこようっと。

それから本を買ってくださったみなさん、本当にありがとう!!!
嬉しいコメントやメールをもらって、すごくじーんと来てしまいました・・。

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「スペインへ行きたい!」裏話4

私の初本「スペインへ行きたい!」の裏話をしていくシリーズ、今回は第4回目。

P12, 13

マドリード名所いろいろ

このページはまたすごーく思い入れのある一枚ね!!
原画を売れる段階になっても、これはちょっと売りたくないかも・・・というお気に入りでもある。

マドリードを描き始めた時の、一番最初の絵がこの絵だったの。
紙はこれと実物大の紙で、見開いたところにこのままこういう風に描きつけたのね。

この絵の気に入っているところは、全体の色が統一されているところ。
内陸部で乾燥しているマドリードだからこの色がいかにもぴったりだし、ともかくこういった色合いの石造りの建物が多いのね。

だからなんとなくこういう色にまとまってくるんだけど、
それがある種マドリードらしさで。それを美しいと思ったから、あちこち行ってはこんな風に描き付けて行ったのね。

なのでこういったベージュとか灰色以外の色はできるだけ排除しているの。
木々の緑も(まぁもともとそんなに緑はないけど)控えめにしてあるし。

上のマヨール広場はカフェに座ってスケッチしたもの。
見て分かるように、オレンジジュースを頼みました。えへへ。値段も書いといた。
前、ここで食事した時とんでもない値段でボラれたことがあった私は、でっきるだけ警戒して、絶対にボラせない!とばかりに、まさにジュースだけ注文したのね。
お腹空いてたけど・・・。

スペースの関係でどうしても入れられなかったんだけど、デスカルサス・レアレス修道院の階段のフレスコ画はすごかった!
びっしりと、壁中がキャンバスのようで、まるでお屋敷にいるかのような立派な絵が描かれてたね。

それを上回るようなここでの思い出が、そこのガードマン・・・。
すごくケンカ腰の人で、フラッシュ使わないで写真撮ってるのにいちゃもんつけられてちょっとむっとして。というか怖くもあり。

そしたらツアー客で別の人が、ツアーから軽く外れて写真を撮っていたのね。
そしたらそのガードマンの人ったらどうしたと思う?
カメラを押さえつけて「ツアーから外れるな」って!(ぎゃー)お客さんの方もカッときた風で、一瞬殴り合いになるかと思ったところをなんとか収めたみたいだったけど、ほんとに険悪なムードになったよ。。

いっそのこと「ここのガードマンは感じ悪いです」とか本に書いてあげようかとも思ったくらい。人は見てるんだからね・・・!

そうね、他の裏話。。
あ、そう!一番左のドン・キホーテとサンチョ・パンサの像。
ふふふ。ここにロシナンテって書いてあるでしょ?サンチョ・パンサの像の真横に。
実はスペイン語学科卒でありながら私、ロシナンテはサンチョ・パンサのロバの名前かとカン違いしていたのですよ。。(恥)

たぶんこれ、前にやってた某番組「○○少年」に出てきたロバ「ロシナンテ」のせいだと思う。。チェックの段階で初めて、
「ロシナンテってドン・キホーテの馬の方だよ」
って言われて気付いて、こうして矢印を入れたのでした。
なんという・・・

それからシベーレス広場はね、これ実は実際よりも郵便局を大きくしてあるの。
ほんとはシベーレス広場を間近にすると郵便局はもうちょっとちまっと見えるはずなんだけどね。
こういうのができるのが絵のいいところ。

そして一番下のクマの像。
これも私の大好きな場所。こんな風にとにかくたくさん人が集まっては、こんな風に演奏があったりね。
ここにも書いてるけど、若者たちが即興で踊りだした時には感動しちゃった!

空は9時前でまだまだ明るくて嬉しくて、みんな春を謳歌していて。
ああ、これがスペインなんだなぁ、来たんだなぁって思って。
そこにいることに心底感激したな。

この時このクマの像の絵の空を塗ったの。
空が、夕日がとても綺麗なレモンイエローだったから、疲れてたけど絵の具を持ってホテルから走り出たな。植木のとこでるんるん塗っていたら、近くを通りがかる人がちらほら覗きに来て。

「塗ってるの?」って。その都度、「そうだよ」と丁寧に説明して。
「今度日本でスペインのガイドブックを出版することになってね、それで今マドリードの紹介のとこなの」とかなんとか。
なかにはなんというか、オカマちゃんたち(?)の集団がどっと私を取り囲んで「わぁすごいすごい」って。なんだかお話する機会ができて得した気分。

いろいろあったなぁ〜
なんか幸せな一枚だなー。やっぱり手放せないなーー

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2006年12月08日

「スペインへ行きたい!」裏話3

私の初本「スペインへ行きたい!」の裏話、今日は3回目!

まず昨日のクイズの答えね。
P7の11月の隣りにいるおじさんが他のページに登場するんだけど、
それはどこでしょうか?の答え。

たぶん、ほぼ誰も見つけられなかったと思う。
見つけられた人は是非教えてね。

答えは、P68のセビーリャの春祭りのページ。
下の方に「おじさん達、今日は女性に主役の座を譲る」
の左上。5人いるおじさんのうち、左から2番目。。
これを見つけるのは至難の業でしょう・・・。

でも、ね、確かに同じおじさんでしょう?

今日の裏話はP8, 9!

マドリードの表紙部分ね。

本はひと通りできた段階で、ネイティブの友達のスペイン語スペルのチェックをしてもらったんだけど、このページはどこよりもスペルミスの見つかったところ・・・。
ここも、ここも間違い、って言われて
「うそ!」「え!」「ここも!?」「あ、ほんと!」の繰り返し。

軽く7つ8つ間違いあったかな。なんかがっくりしたなぁ。
これみんなやり直し・・と思って。これだけたくさんあれば全部やり直しでむしろ潔かったかもだけどね。

このページでなんと言っても他の本よりダントツ良い部分はね。
載せてる情報がどこよりも完璧に最新ってところ。
これからスペインに行く人はこの情報持っていけば間違いないと思う。

今マドリードの空港は新しいターミナルを増築したばかりなのね。
私もひとつガイドブック持って行ったんだけど、どこにもそのターミナルが載っていないからまさに右往左往で。しかも日本から来る便の多くが夜着くらしくて、私もかなり悲惨な目に遭いましたよ・・・。

すぐにバルセロナに夜行バスで行くつもりだったのに、何せ空港から外へ出る方法が分からなくて、あっちこっちに聞いて回ったりしている間にバスが行ってしまうし、終電が近づくし。

インフォメーション・オフィスは長蛇の列で、しかもようやく順番が来て夜行バスのことを聞いたら「知らない」って。ナニそれーーー

ともかく人に聞いてなんとかバス停に行って、周りの人と一緒にバスを待ち、そして来なくて、適当に乗って、みんなの降りたとこで降りて、近くの人に声かけて、メトロまで連れて行ってもらって、降りるべきとこまで教えてもらって、長距離バス乗り場まで行って。

そしたらバルセロナ行きがもうなくってね(涙)。
バルセロナの途中の町までなら行くというんだけど。とっさに諦めよう、と判断してメトロで中心街に向かったんだけど、
「そうだ、せめて途中の町まで行っていたら明日移動が少なくて済むんじゃない?」
って思い直して。

その時終電一本前。
そのチャンスに賭けてバス停に戻ったら、チケットカウンターのシャッターが全部閉まっていた。。。もう業務は全部終わったみたい。。。(涙)

結局とぼとぼとマドリード中心街に向かったのでした。。
宿をとって(ホテル・エウロパに泊まったの)、ようやく寝たのが2時。
どっと疲れてなんか心細かったなぁ。。

ともかくこんな体験の末、とうとう空港から町へ出る方法を発見して、こうしてガイドブックに載せたのでした。私の持って行ったどのガイドブックにも載っていなかったもん。ほんとに空港からどうしたらいいのか分からないと路頭に迷っちゃうよ。

それから右ページ。

この路線図もみーんな私の手書き!

塗ったものをそのままオリジナルの原画として使うより、一旦スキャナーで取り込んでプリントアウトした方が感じのいい色に落ち着くことを発見したんで、そうしてみたの。路線図の色も、全体の感じもお気に入り。

じゃあ、明日はマップのページをとばして、P12からね!

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2006年12月07日

「スペインへ行きたい!」裏話2

私の初本「スペインへ行きたい!」の裏話no2

今日はP6。
左の「スペインの歴史」のページはね、
アルハンブラ宮殿のパノラマの絵を真ん中で半分に割って、右半分を上に、左半分を下に載せたものなのね。気付く人いるかな。

実は本を書く時主要都市の紹介からがんがん書いていったので、
こういう本編の前後はだいたい作ったのが一番最後。
もう精根尽き果てつつあったから、一からページのレイアウトを練ったり、絵を描いたりがすごくきつかったのね。。

締め切りまであと少しという時、
残ってる完全白紙のページを数えて何度絶望したことか・・・ううう。よよよ。
(なんかもう「だめだぁ!!」という感じで。それでもせっせと作ったんだけれども。)

それでどうしたのかというと。

取材旅行の何ヶ月か前にスペインへ行った時に描きためたスペインのスケッチがいくつか手付かずで残っていたのを発見!(奇跡かと思った・・・)

本当は「食のSpain展」の時に発表するつもりだったんだけどひとつの作品としてまとまらなかったから置いておいたものもあったし、今回はすごくそういう作品が役に立った。その絵も晴れの舞台ができてよかったよかった。

ちなみに他のそういう前のスペインで描いた絵はね、P20, 21, 22, 23とか。
他のページにはない、ライブ感みたいのがあるような気がしない??
他にも何ページかあるけど、そちらはまたおいおい・・

さて右のP7。

やっぱりどこかの国に行く時、イベントやお祭りに出会うと本当に特別な思い出ができるから、このイベントカレンダーは外せない!と思っていたのよね。

できればバーゲンシーズンとかサッカーとか、いろんなものを織り交ぜたカレンダーにしたかったんだけど、ご覧の通り、ちょっと難しい・・・スペース的に。

でもこれはこれでかわいいカレンダーとして結構気に入っててね。
これも契約が切れたら額に入れてあげたいくらい。
ほんとはもっと字の分量を減らして、ぐわっと絵をたっぷり華やかにゴージャスに入れたかったんだけど。
サン・ホセの火祭りとか。写真はたくさん手に入れていたんだけど、スペースがないんじゃ絵も入れられなくてね・・・。
そんな風に絵を入れていたら「これはスペインに行かないと!!」みたいな気になってもらえるかな?と思っていたんだけどね。でもこれも程よくていいかも。なんて。

ちなみに、
11月の右に描いたご夫婦。
この旦那さんの方、実は別のページにも登場するんだけど、どこだか分かるかな??
答えは明日!

それからね、トマト祭り。
これって私も中学の頃からそのお祭りのこと伝え聞いて憧れていたんだけど、実はスペインではそんなに有名でもないらしい。
そうスペイン人のお友達に聞いたんだけど、一応日本では有名だったりするから、載せてみましたー。

サン・フェルミン祭は、牛追い祭りとして有名なんだけど、私見たことないんだけどね。長ーい距離を牛と共に駆け抜けるのかと思っていたら、結構短い距離らしい。
ものの数分であっというまにスタートからゴールにたどり着くらしいから驚きよね。
テレビで生中継されて、「今日は○分でした!」
って発表されるらしい。
それがその期間中毎日行われるらしい。

いいなぁ、行ってみたいなぁ。
私は今回初めて春にスペインに行ったんだけれど、それで初めてスペインのお祭りに行くことができてね。やっぱりすごかった。セビーリャはもう行ったことあったけど、お祭りをやっている間はまるで別世界。

非日常のうきうきした感じが町中にあって、
町中がフラメンコ衣装で出てきちゃったようなの。
美しくって、美しくって!
狂ったようにあっち見てスケッチ、こっち見てスケッチ、という感じだったなーー。

その話はやっぱりおいおい・・・P68で!

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2006年12月06日

「スペインへ行きたい!」裏話1

ではではでは、
予定通り、書籍「スペインへ行きたい!」の裏話をしようかな?

本が手元にあること前提の裏話なんだけれど・・・

まずP4
スペインマップ。

これね、ポスターカラーで地道に作業して作ったスペインマップ。
なにせ毎日夜中4時まで、集中力の続く限り作業していたものだから、
この日も大変だった・・・。

眠くても絶対に地図を描いてから寝ようと決めていたから頑張ったんだけど、
わき目もふらずに塗っていると、ふとした時にあることに気付いたのね。

なんとたっぷり塗りたくったポルトガルの領土が、下に塗っていくにつれて白の分量が増えていて、最後にはなんとほぼ背景の白と同化しているの・・・!!!

途方に暮れるとはまさにこんな感じ。
結局マジョルカ島の上の方の海も塗った感じが気に入らないし、
パソコン上で泣く泣く修正する羽目になってね。。。

とは言っても私のパソコンの技術はフォトショップを軽く使える程度だから、
修正ってのはそんなに簡単なもんじゃなくて、ある一点をコピーして、塗る、コピーして、塗る、の繰り返し。

はっきり言って全部やり直した方が早いんじゃないか、ってくらい時間がかかって。

でもこのページは特に、最後まで粘って間違った箇所を直しに直し、直し続けてナチュラルなマップとなったので、満足満足!

と思って今書いていたとこで気付いてしまったんだけれど、
私マジョルカ島とマヨルカ島と書いている・・・ショック。間違い発見。。。

マヨルカ島でも間違いではないんだけど、この本ではマジョルカ島で統一しているのにーーー!がーーーん・・・・

明日はP6以降のお話!

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2006年12月05日

書店にて自分の本、発見!!!

書店 今日は、気になって駅前の書泉グランデに行っちゃいました。
さーっと見渡したところないし、まだ早かったのかな、と思って歩き出した私の目に飛び込んできたのは、紛れもなく私の本!!!

ぎゃあ!!!という感じ。
どうしようどうしよう。
自分の親類家族を書店の本棚の中に見つけてしまった気分(それってちょっと変か・・)。
とにかくいてもたってもいられなくて、
まずは写メール撮りました笑。

それでもなんか気持ちが収まらなくて、
自分の本を整えてみたり、ちょっと目立つようにしてみたり。

そうそう、ショックだったのは、
私の本は旅行記のコーナーでなくて、どちらかというとガイドブックのコーナーに食い込んでいたことね。(他の書店は分からないんだけど、私の見たところのはそうだった。。)

バラエティーに富んで華やいでいる、旅行記コーナーに置いてもらえたらよかったのに・・・。私もお客としてはそっちに足が向いてしまうってことは、そっちの方が魅力的なスペースなんだと思う。

ガイドブックって、その国に行く、って決めた人が立ち寄るわけだし。。

ということで、一冊そっちから本を抜いて旅行記のスペインのとこに入れてきましたよ。でもガイドブックコーナーで表紙を見せるような形で立てかけてあったから、まだましか。今度は新宿の紀伊国屋とか見に行ってきたいなー。

にしても自分の本を見つけると全部買ってきたい衝動にかられた。。

だってそのまま買わずに帰るっていうのは、
ほとんど家族・親戚を本屋に置き去りにするような感覚だし。

後ろ髪引かれながら帰ったのでした・・・。

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ついに発売開始。

こんにちは〜!

私の人生初の本、
なんだかネット上での販売が始まったみたいです!!!きゃー
ネット上の書店に、ごく普通に私の名前が載っているのがいまだに信じられない。
嬉しすぎる!
しかもどのページも表紙の画像が載っていて、感動。。

すごいことだ・・・すごいことだなぁ・・・

本当は出版記念パーティー開いたりしてきちっと初の出版を祝いたいんだけど、
なにせ時期は師走。しかも当の本人はこれからメキシコへ行くという。。。
帰ってきたら完全に年末。
どう考えても無理っぽい。

一体どうしたらいいんだろう。

さてさてさて。
お約束の、執筆の時の裏話。
というよりも、実はね・・・なんて秘密をちょっとずつ披露しちゃおうかと思うのです。

とは言ってもこれをご覧になってる方はほとんどがこの本をまだ手に入れていない気もするのだけど・・・。

もうちょっと後にしようか。
とか言っている間にメキシコの日が近づく。あ〜いろいろ語りたいことがあるのに。
じゃとりあえず、おやすみなさい〜

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2006年12月01日

本の見本があがってきました!

ご無沙汰です!

ついに手元に完成した私の本が届きました!!
人生初の出版なもんだから嬉しくって、近頃はどこにでも持ち歩いている気がする・・・。
暇があれば覗いてみる、という毎日。

今まで原稿書いていた時って、本の状態になっていないからなんとなく全体像が想像しにくくって困ったんだけど、とうとう、というか。
それで何度も何度も本を開いてはどんな感じのイメージなのか確認しているところ。
とはいえもうこれが完成体なんで今チェックしても遅いんだけど。

書店にはもうそろそろ並ぶのかな?どきどき・・・
ちなみに書店によって私の本が並ぶ日は違うそうです。
それから、これはガイドブックに分類されているんで、
探す時には旅行コーナーのスペインのとこですよ!
(小さい書店にはないかも。是非問い合わせをお願いします)

さて、本を見たときの私の率直な感想・・・
発売する前に言ってしまっていいのだろうか。。
それは、「やっぱり原画の色とはだいぶ違ってしまうのね・・」
というところに尽きる。

もちろん色が違ってしまうことは事前に言われていたし覚悟はしていたんだけど、
やっぱり一生懸命描いた分、もうあと少しだけ、色が鮮やかに印刷されてたら、と思っちゃって。

でも色が気になる何ページかを抜けば、
あとはすごくいい!!!
まさしく「盛りだくさん」な本だし、絵はダイナミックに華やかに入っているし、
これ一冊がひとつの凝縮したスペイン、って感じ〜!

端から端まで、よく描いたなぁ私・・・涙。
描いたどころか「書いた」し。レイアウトから絵、文章、写真、もちろん情報を集めるのからなにから、これを書いたのは紛れもなく私です。
ぜひ手にとってみてね!

せっかくなので出版を記念してちょっと考えているのが、
この本「スペインへ行きたい!」の制作裏話をちょこっとブログで書こうかなというもの。
毎日書けるかは分からないけれど。。

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2006年09月15日

終わったっ!!!!!

終わった!!!!!!!

終わったんです!!!!!原稿書くのが!
本が完成したんです!!!!!

まさに、昨日のこと。
とうとう最後の一枚を書き終えて編集者の方にお渡しして、
ちょっと一瞬笑いがこみ上げてきそうというか、
頬が緩んで止まらない、という初めての感情を体験しちゃった。

一方で終わったことが信じられないというか、
頑張り続けて、ある瞬間、ぱっと終わってしまって「へ?」
と戸惑うくらいに突然ゴールを過ぎていた!って感じ。

もうほんとに、この約半年の間、
ほとんど周りも見ずひたすら打ち込んできた感じだったから、
原稿を受け取ってもらった後は、
なんだか自分が生まれたての牛(?)のような気がしたくらい。

初めて世界を眺めるような目で辺りを見渡したように思う。
私って外界と相当遮断されてたんだなー…。

今後は宴に次ぐ宴よ。なんて。
うそ。
この勢いに乗って、次々と絵も描き、次の課題に向けて頑張らねば!

この後は月末から通訳で数週間日本中を回り、
その一週間後には個展を控えているという超多忙な日々。。。

なので今は個展のDMデザインをしていたところ。
見て、結局いつも通り夜2時を過ぎてしまったよ。。
早く寝たかったのに。。

というわけで、そろそろ個展に関する詳細をお知らせしたいと思います!!!

まずタイトル:
”とっておきの秘密の庭”展
コスタリカで描き溜めた鮮やか、熱帯の植物の絵の数々です。

コスタリカ個展インフォ












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2006年09月10日

(>o<)

なんか、この間月食が見れるって言って喜んでいた私。
夜2時頃寝る前に意気揚々と外に出てみたら……!
曇ってた。

私、家の中で全然外を見てなかったもんだから
外の天気にも全然気づいていなかったことが分かった。

ふぅ。
それにしてもいよいよ超スピードで締め切りに向かってるけど
さすがに疲労が見え始めた。。
夜更かしが祟ったのか、昼とか夕方とか猛烈に眠くなるの。

まさに日本にいながらにして一人時差ボケ。
旅行してるわけでもないしあんまり嬉しくない。

もう今から、締め切り終わった後何をするのか楽しみで楽しみでしょうがない!
今から既に締め切りの後連続何日か予定入れちゃったもんね。
終わったら、行きたい展覧会があるし、ちょっと大掃除したいし、
勉強もしたいし、遠出もしたいし!

そんな日が来るとは、ちょっと今は想像しにくいんだけど。。

今日は、本の方は一番最後&最初のページをがんがんに進めているところ。
とうとう(ほぼ)ひと通り手をつけて、仕上げていく感じ!わーいわーい

無事にすべてきちっと、大満足な形で、、、、終わって欲しい。。。

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2006年09月08日

悲劇物語

今ちょっときりのいいとこなのでブログしよ〜。
ねーねー確か今日って、この後午前3時〜5時まで月食があるんじゃなかった?
月の5分の1が欠けるってテレビで言ってた。

そんな夜に遅くまで起きてるってなんてラッキーなんだろう。

さてさてみなさんって狂女フアナって聞いたことあるでしょうか?
恥ずかしながらスペイン語学科だったのについ数年前まで全く聞いたこともなくって知らなかったんだけれど、スペインのある時代(かなり大雑把な説明だけど)女王だった人なのね。

それでなんで有名かって、
それは夫をひたすら愛しすぎるあまりに、それから夫の浮気癖がひどかったせいもあって最後にはついに発狂してしまい、その上それが原因で幽閉されたという悲劇の女王。。。

まぁ、500年くらい前のことだから、たぶんいろいろと実際とは違う話に練り上げられちゃったんだろうけど…。

実は昨日ちょうどそのページを書いていたもんで、ちょこっとそのフアナさんに関わったいろいろな人の人生も見てみたところ、なんともうひとつ悲劇物語を見つけてしまったのよ。

フアナさんのおはなしを書くだけでも心痛むのに、
なんとその娘さん(イザベラだったと思う)もかなり悲劇な人生なのね!

掻い摘んで言うと、
まず、母親のフアナさんが精神的に安定していないから、ということで
イザベラは親戚に預けられるのね。
14歳でデンマーク王と結婚。
ところがデンマーク王は愛人にぞっこんで、イザベラには心を開かなかったみたい。
しまいには愛人の家族・親戚でどんどん周りを固めていって、
そのうちイザベラの一番の家臣が国へ返されて。
生んだ子供の教育なども愛人一家に任される羽目にもなるし。

しかもそのデンマーク王は政治手腕もなかったようで、
あれこれあった末激怒した国民がそのデンマーク王をその座からひきずり下ろし、
イサベラと王(元王様?)は国外逃亡。(ToT)

極貧生活を送ることになって、かわいそうなイザベラは子供のものまで売らないと生きていけないくらいになり、訳あって子供も手放す羽目に。。。

そうしてそのうち亡くなってしまうことになったんだけれど、
なんとまだ23歳だったって!
うそ〜〜という感じの若さ!

いきなり話は飛ぶようだけど、ほんとにこの時代に私生まれてよかった…。
だって、その時代なんて例え王家に生まれてもこれだけの悲劇だから。
もう何が起きてもおかしくない。恐ろしいよ。もう。

というわけで、いろいろと学ばされる仕事だなぁ。

※眠すぎてちょっと文章が変かもしれないけど、ごめんなさい…
結構支離滅裂かも。
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2006年09月07日

ついにまた記録更新!4時に起きてます。

どもです…
とうとう夜更かしの時間も4時に達するまでになったか…。
眠いです。

もう寝る!誰がなんと言おうと寝る!
明日は締め切り第三段ですよ。。
(ToT)

できることなら、たっぷりと楽しんで見直しつつ入稿したいんだけど、
一回一回の締め切りが結構焦る。

そうそう、締め切りが延びました。
ということは来週の水曜までこの生活が続くわけだけど、
これが結構嬉しい気もする。もう少し見直す機会が増えるもんね。

というかまずは寝よう。

あ、何か言いたいことがあったのに忘れた。
これが午前4時の恐怖の現象か!?
でも結構普段からこういう物忘れは多いか。

「ねーねー、あ、忘れた」
ってのしょっちゅうだもん。

じゃ、寝ます!おやすみなさい〜

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2006年09月05日

締め切り第二段終わった〜!

うぁ〜〜どきどきした!!!!

今、今ついさっき第二段の締め切り分の原稿を発送してきたところ!

うちの近所の宅急便は3時に発送されるっていうことで、
とにかく3時までに届けないと明日出版社に着かないぞって焦った焦った。

3時が近づくにつれて手の振るえがちょっと出てきた。。。
こんな緊張久しぶり。
だって、これで間に合わなかったら明日直接出版社に届けに行くわけだし、
そしたら締め切り第三段がさらに厳しくなる!

ちなみに締め切り第三段は今度の金曜日。

今までより心持ち量が多い上に、まだ1から練るページがあって、
もう…クラッ(めまい)

あぁ締め切り恐ろしい。

そうそう、でも今回の仕事で良かったことでね、
ひとつあるのは、さらに新しい画風を見つけたかも、ということ。

ほとんどのページはペン+水彩+色エンピツ
で絵を描いていて、それが私のスタイルなわけだけど、
今回きっかけがあってね。

各都市のマップも私が手書きをしていて、絵の具(ポスターカラーなど)
だけで描いていたんだけど、
そこの余白にイラストをいくつか入れたのね。

それで、今までのペン+〜の描き方じゃマップとそぐわないな、
と思ったんで、マップを描いた時と同じ手法というか
その延長で描いてみたところ、かなり気に入った!

11月に本が出たときに是非見てみてほしいな!
(その画風の絵は大体マップのページに入ったイラスト)
特にお気に入りなのはバルセロナの最初のページのイラスト。
かわいい扇子をいくつか描いたんだけど。

そこにも書いたけど、自分で描いている間に、その描いた扇子が自分で欲しくなってしまったし。

新しい仕事に挑戦する上で何がいいって、
それは新しい自分の可能性を見つけられるかもってことね。

私は実はそれを期待してこの仕事を受けたの。
こういう、課題を与えられて、その中で自分のベストを尽くしている時に
思わぬ進歩があったり、思わぬアイデアが降り注いだり、思わぬ”めっけもん”があるのね。

今回もいろいろあったと思う。
決まった縦210mm×横148mmのスペースの中でいかにスペインらしい空気感を表現するか、とかで構図についてもいろいろと考えたし。

おっとそろそろ仕事に戻ろ。
次の締め切りが近い!

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2006年09月04日

「このエロ親父が!!」の言い方。

今日も暑い〜‥
なんかふと我に返ると、本当に夏をひとつも楽しんでいないうちに終わってしまう!!
ってことに気づいて愕然。今年まだ一回も水着を着ていないんですけど…。
なんか、何もしないうちに過ぎ去って後悔するのは冬ではなくて夏なんだなぁって初めて気が付いた。
もはや遅いんだけど。。
も〜〜〜悔しい!!!

あ、買ったばかりの浴衣もまだ着てない。

さて本の方は、あともう少しでスペイン語レッスンのページに入ろうかというところ。
やっぱりガイドブックとして、簡単な単語や会話のお手伝いがしたいわけなんだけど、単なるレッスンもつまらないし。

それでいくつか面白いのとか、他ではあまり見ないかな?というのを紛れ込ませたんだけど、(まぁあまり多くは語れないけど、)そのひとつは
「このエロ親父が!!」
というセリフ。

なんかいろいろ行ったラテンな国の中で、スペインは結構変態(?)というか変なおじさんというか、要はエロ親父に遭遇する率が高かった気がする。
まだ私も全然免疫がなかったし、見抜けずバリアー張ってなかったってのもあるけどね。

まぁこのエロ親父が!!の言い方はちょっとショッキングだからもう少し柔らかくするとして、こういう時は「ビエホ・ベルデ」Viejo verdeと言ってあげてください。
穏やかに言ってあげたとしても、これは言われたら結構びっくりするかも。

それから言い訳がないとなかなか何事も断りづらい我々日本人のために、
言い訳も用意しときました。
「時間がないので…」No tengo tiempo..

ちなみにスペイン人女性もこの言い訳を使うんだって。

他にも結構役立つ表現をいっぱい盛り込みましたよー。
なにせ私が自分の足で歩いて、実際使った表現もあるし、それにスペイン語しゃべれなかった頃の記憶もあるから、どんな表現がどんな時に使いたいのかも分かったりもする。

ま、とにかくまずはそのページのとこまで作業が進みますように。。

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2006年09月02日

情報集めの毎日

今書いている本(スペインのガイドブック)の原稿、
それ自体は楽し〜くわくわくと書いているんだけれど、

困るのが情報集め。
向こうで揃えてきた資料とインターネットと直接の電話とかでとにかく徹底的に情報を集めているんだけど、お店の人も結構適当でね。

今日連絡を取った人は、
「お店の営業時間は?」という質問に対して、
「適当。開けたいときに開けるわよ」
だって!いいのかそれで〜

別のお店(BAR)とかも、
「閉店時間?ないよ。」
「お客がいなくなったら閉めるよ」
とか言われたし…。そうか…

なんか向こうって、営業時間というものをそもそも全く気にしない感じ。
お店のカードに営業時間まで印刷されたものなんて今のところ1つ2つくらいしかなかったよなぁ。。
営業時間聞きまくる私に逆に疑問持った人までいたのが印象的。

営業時間を聞くだけで妙な人だと思われるなんて、国によって事情って違うもんだなぁ。

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2006年09月01日

締め切り近し!!!

締め切りが近い!

なんか、それは空恐ろしい感じがするんだけど、
でも原稿を渡せば、それはゴールなんだ
って考えるとすごく安心もする。

その安心を手に入れたい気がする。

考えて分かったんだけど、
一番怖いのは締め切りとか、原稿を待っている出版社ということでは全然ないのね。

完全に満足した状態で、力を出し切って、
これ以上ないほど気に入って原稿を渡せるかってこと。
もし自分が納得いかなかったら、これはもう最悪。
ここまで頑張ってきて最後がそれじゃ絶対に絵がかわいそう。

でも完成してきてる原稿はもうものすごく気に入っていて、
それこそ力を120%出していけそうな勢い(まだ全部完成してない)。
楽しみ〜!!!

ラストスパート頑張ろうっと。


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2006年08月07日

最近のあれこれを、徒然なるままに・・・

久々です!

相変わらず忙しく原稿書きの日々がず〜〜っと続いてます。。。
出来はかなり上々で、
私らしさ満載でやってるとこですよ〜〜。

ただ、「締め切り」という恐ろしいものがこの世には存在してるんですよね。。
この間なんてできたページ数を数えてめまいしそうになっちゃったくらい。
まだまだまだ足りない。。
128ページの本で、今はどこらへんかな…今ようやく70ページくらい。

70…そりゃ、40枚とかだとやばすぎるけど、
70枚、まだまだ気の抜けないところだから恐ろしい。
ああ怖い怖い。
なんだか立て続けに強烈な悪夢とかも見たんだけど、
もしかして締め切りが原因なのかなぁ。

しかも今の私が気になっているのは、締め切りが来て、
作業がひと段落すると同時に夏も終わるということ…。
なんかもうほんとに心残りで。。(まだ夏終わってないけど)

この間買ったばかりの浴衣を一度も着ることなく終わってしまうのかも!!いやー

そうそう、いきなり話題は変わって。
スペインのガイドブックを書いている関係で最近私の頭の中はひたすらスペインづいているんだけど、この間大変なことがあってね。(そう大変でもないか…)

この間、ちょうどスペインの観光名所の中でも有名すぎる観光名所、
アルハンブラ宮殿のページを仕上げていた時のこと。
耳が寂しいからと思ってスペインの国営のラジオ番組をインターネットで聞いていたら、「アルハンブラ宮殿が〜」って聞こえたのね。それで耳をそばだてたところ。。

「アルハンブラ宮殿のライオンの間(見所のひとつ、ライオンの噴水のあるパティオ)がこの度修理工事に入ることになりました」
って!!!!
それも、「最低でも2年間かかります」だって!!!!

え〜〜っ。ですよ。
今まさに、まさに今アルハンブラ宮殿のライオンの噴水の説明を感動的に(?)、
これでもかと、たっぷりと語っていたところだったのにぃ〜…

ライオンが見れないんじゃ、一体何しにアルハンブラ観にいくの〜
と言いたい。シンボル的には、
スペイン=アルハンブラ=ライオンの中庭=ライオン
みたいにちょっと思っていたもんで、ショックだったわけなんだけど、
周りに言ったところ、誰一人として反応が私ほど激しくない。

別にライオンがいないからスペイン行くのをやめるほどではないと言う。。
そうかな、そうかもね。

そうだよね。
なにせ私自身、ガイドブックではさんざんスペインの楽しすぎるいろんな面、いろんな観光名所について語っているんだから。

それにしてもほんと、改めてスペインという国を眺めると、
これでもかというほどいろんなものが詰まっている。
奥が深い!そしてエキゾチック!料理も底抜けにおいしい!

世界で2位の観光大国なだけあるわ。
(知ってました?世界で一番観光客が訪れる国はフランスで、次いでスペインなんですよーー。)
スペインが紹介できてほんと幸せ!

さて引き続き頑張ろう。

明日はスペイン料理の紹介のページを作成する予定。
ではでは!

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2006年06月27日

久々です!

きゃ〜長いこと長いこと、ご無沙汰しちゃいました…!
「書かない習慣」っていうのはあっという間に身につくものなのね。。
それも、いとも簡単に。。そして長く続く。。

私の最近の近況はというと…
11月上旬出版予定の本(スペインのイラストガイドブック)の原稿描き、です!
4月に取材旅行行って依頼、描いて描いて描きまくってますよ。

原稿執筆の期間は4ヶ月あるんだけど、
今もうそろそろ半分になるとこ。焦ってきた〜。
でも、焦るだろうなって元々思っていたから、一番落ち着いていきたい「絵」の部分最優先で、それでまずは描いているのね。

でもこの前焦ったことがあるんだけど、あのね、
執筆始めてから約3週間くらいの頃。
やっぱりどのページも丁寧に楽しんで仕上げて行きたかったから、
ノッている絵を中心につまみぐいのような感じで描いていっていたんだけど、
3週間くらいしてふと気が付くと、なんと仕上がった絵が一枚もなかったのですよ!
ぎゃ〜
頑張っても2枚という感じで。

本当は2ヶ月で絵は全部仕上げるつもりだったから、
3週間経って0枚はちょっとやば過ぎる…。
すぐにノルマと目標を決めて、一日きっちり一枚は終えることを自分に課してから1ヶ月近く経つんだけど、今はなかなかいい感じ。
全体で半分どころか、いつの間にか後半に突入して後半の後半くらいかも!

本の中では、マドリードとその郊外、バルセロナを回ってその後北西部分に行き、
今南下して地中海辺りまで描いてきたとこですよ。
それからコルドバもだいぶ仕上がって、今日は頑張ってグラナダのアルハンブラ宮殿に足を踏み入れていたところ。大・満・足。

結構まじめな私は、計画立てるとちゃんとこなそうと俄然頑張っちゃったりするもんで、自分にこういうの仕向けるのは意外と得意かもしれない。
明日も頑張ろうっと!

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2006年05月07日

取材旅行、どうだったかというと・・・

そういえばね、今執筆中のスペインのガイドブック(旅の雑記帳的なスケッチいっぱいの本)。
この取材旅行につい先日まで行っていた訳だけど、
こんなにいい仕事は他にないと思った!

やってて思ったんだけど、
ガイドブックに書く以上誰よりも観光地を回ったりしなきゃいけなくて、
誰よりも観光客らしい観光客をやっていた気がする。

前、個人的に旅をしていた時って、
自分の好みの場所をつまみ食いする感じで回っていたけど、
今回は仕事だから、ってことでひとつひとつくまなく訪れたね。
そこがすごく贅沢な感じがした。

私は全部回る責任はあるし、権利もある!というか。
(今数えたら、30日間で約18箇所回ったわ…)

それからいろいろと多くのものを見たり聞いたりしたいから、
普段よりもずっと積極的になって、地元の人としゃべる機会が増えたりもしたなぁ。
いつもより欲張って料理を注文したり、
いつもより熱心にガイドに耳を傾けたり。

この、ガイドブックを作る仕事って、
観光客以上に観光客をして、観光客以上に濃い内容で旅を楽しむ、
っていう使命を与えられた気がして、それは本当に楽しかった。

その上日本ではほとんど眠っていた物欲というのが急に刺激される羽目になって、
旅の間は始終買い物しまくっていたかも笑。
スペインに入ってすぐのバルセロナでは、
プラチナ色のスカーフや扇子、髪飾りの花(一体どこで使う気だろ)、
カバンも2つ買ったし(日本では一年に一度だって買わないのに)、
それから赤をメインにした色とりどりのスカーフ、
かわいい白のシャツも2,3枚。
そうそう、取材に入った店でいきなり買い物を始めたこともあったっけ。
(しかも本に載せるってことを言ってたらディスカウントまでしてくれたよ〜)

蚤の市に行ったら狂ったように金縁の額を買いまくって、
最後はカバンをひとつ買い足して来たくらい。
あ〜ほんとに楽しい旅だったな!

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2006年05月02日

帰国しました!

こんにちは!
お久しぶりですー。2ヶ月の旅からとうとう帰ってきました!
始めの約一ヶ月はコスタリカで個展、
残りの一ヶ月はスペインで取材旅行でした。

いやはや怒涛の日々だった…。
でも、どこにいてもすごく楽しくて。

コスタリカにいる時はコスタリカにいること、
スペインにいる時はスペインにいることに心の底から感動。
ああなんて私は幸せ者なんだろうって感じです。
日差しを浴びるだけでなんかすごく嬉しくて、
日が長くなったり(スペインは9時くらいまで明るい)、
現地の人とおしゃべりしたり、遠くアルハンブラ宮殿(スペインの世界遺産)を夕日の中眺めたり、ひとつひとつの瞬間が最高の時だった!
幸せー!幸せー!
でも相当疲れたけど。

スペインの方は、
11月に出版する予定のガイドブックの取材旅行だったんだけど、
それはスケッチ集のようなタイプのガイドブックなんで、日々スケッチでした。

私はそれまでは自由に題材を決めて、
自分の描きたいものだけど描いてきたわけだけど
こうやってある一定の制限を設けてスケッチするのもすごくいい。

例えば、ガイドブックのページの大きさは決まっているし、
基本的にはガイドブックになるようにスケッチするし、(名所とか多いしね)
たくさん描かないといけない。
だけどそういう制限やルール、課題の中で、精一杯自分のベストを尽くすというのがすごく気に入っていて、まさに楽しみながら描き溜めてきました。
それにそういう挑戦の中で、
新しい構図を生み出すチャンスにめぐり合ったり、新しい発見やアイデアが出たりするもんね。だから旅よありがとう、です。

今も帰ってきてすぐに描き進めているところだけど、
出来は上々。ガイドブック、納得のものができそう。
絵を描きながら、この先もずっと、私の中のスペイン旅行は続きそうです。
それもまた、あ〜楽しみ!

幸せ〜。
ガイドブックでも私の「幸せ」がおすそ分けできるよう、ハッピーな本にしたいなぁ。

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