2005年05月

2005年05月31日

五反野小学校を視察

17年5月31日分
 昨日の30日(月)に、足立区立五反野小学校を視察させて頂きました。視察の模様は、本日付けの公明新聞にも掲載されていますので、ご参照ください。

 五反野小学校は、全国で19校、23区内では、まだ3校の学校運営協議会設置校です。学校運営協議会とは、「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」に基づくもので、コミュニティ・スクールや地域運営学校といった、保護者や地域住民などが公立学校の運営に積極的に関わる制度の中核をなすものと言われています。

 学校運営協議会を設置すると、教職員の任命権者は、教職員の任命・任用に関し、学校運営協議会の意見を尊重しなければなりません。また、学校側は、教育課程の編成などの重要事項について基本的な方針を作成し、学校運営協議会の承認を得なければならなくなります。

 五反野小学校の特徴は、この学校運営協議会の役割をより強化し、地域住民代表と保護者で構成する理事会を設置し、理事会をCEO(最高経営責任者),校長をCOO(最高執行責任者)にしている点です。教職員にかかわる任命権の問題は他の法律の規制もあり、通常の学校運営協議会と同じ権限ですが、学校運営にかかわる基本方針を作成する権限は理事会にあり、校長はそれを単に執行する役割になります。

 五反野小学校の試みは、発展の途上ではありますが、かなり斬新です。特に、私が着目したのは、授業診断を開かれた学校運営協議会のメンバーである保護者などで行い、その結果を次の改善に活かすためのミーティングを、診断を受けた全教員、診断を行ったメンバー、一般の保護者(参加を希望する者)の三者で行っている点です。

 診断結果は、三者によるミーティングの際、資料として参加者に手渡されます。その資料は、ミーティング後に回収されるそうですが、教員の質を高める重要な試みであると思います。

 私は、できればその“診断”を、さらに授業外の教員の活動にも向けてもらいたいと思います。行事運営、家庭訪問、部活動、児童を巻き込んだ社会貢献、卒業生への対応など、授業外でも教員の役割は大きく、その成果の如何は、生徒・児童の成長に大きく影響を与えます。その点、学校外や授業外における教育活動に保護者や地域住民が積極的に協力していくことは、教員・地域住民・保護者の三者間の連携により、学校外や授業外における公立学校の教育力を相乗的に大いに向上させるであろうと思います。

 私は、これからの学校運営協議会は、単に意思決定機構の複雑化をもたらすだけの存在になったり、屋上屋を重ねる形式的な存在になったりしてはならないと思います。そのためには、学校運営協議会の役割をより特化させていくことが重要です。併せて、その機能の実効性を維持・発展させるために必要な、人的・資金的ケアを調えることが重要であると思います。

 私・なかやま信行は、五反野小学校のような新しい試みを積極的に支援するとともに、その内容の深化、維持・定着に必要な施策を積極的に展開して参ります。


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2005年05月28日

与党・公明党の存在意義

 最近、よく「小泉首相の靖国参拝問題」が、地域の皆様との語らいの中で話題になります。日中関係の悪化は大問題で、この点で、連立政権を組む公明党に対する期待は、大変に強いものがあります。

 実際のところ、私は、公明党が国政で与党に加わっているからこそ、自民外交の暴走を今日のレベルで食い止められているというのが実状とする見方に賛成です。もし、与党・公明党による歯止めが無かったとしたら、日中関係はどうなっていただろうと想像すると背筋が凍る思いがします。しかし、だからこそ、外交の問題でもより一層公明党に頑張ってもらわねばなりません。外交の問題は、直接その後の国民生活の幸不幸に大きく影響を与えてしまうからです。

 都議会選挙の結果は、そのままその後の国政選挙の趨勢に大きく影響を与えます。
私・なかやま信行は、今回の戦い、断じて負けるわけにはいきません。公明党の新人として、全力で戦って参ります。


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2005年05月27日

「なかやま信行」事務所 事務所開き

 いよいよ、今日は、「なかやま信行」事務所の事務所開きとなります。全くの無名の新人である私に対し、今日まで支え、導いて来てくださった皆様に、心から御礼を申し上げます。と同時に、改めて深く決意を固めております。
何の決意かと言えば、当然、今回の挑戦における“必勝”ということです。

 私は昨年10月に区役所を退職しました。多くの方々から、“なかやま”は安定した職を辞して挑戦するのだから何とかしてあげたいと温かく励まして下さいます。大変にありがたい限りです。しかし、単に職の問題だけでいえば、退職は私の勝手な人生の選択の結果であり、そのためにわざわざ皆様の手を煩わせるというのでは、あまりにも申し訳ないことです。

 現在、きれいごとをいえない状況にあることは充分に承知していますが、「パフォーマンスだけの政党」の候補や「政策横取りの政党」の候補に自分が負けてしまえば、都民や足立区民の生活が大変なことになってしまうということを心の底から感じています。

 私・なかやま信行は、初挑戦ではありますが、断固、大勝利をもって皆様の期待にこたえて参る決意です。


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2005年05月26日

「読書の推進」について

 去る4月23日は「子ども読書の日」でした。公明党が、強く主張して制定された「子ども読書活動推進法」によって、国や自治体で多彩な行事が催されました。地道ではあっても、効果的な運動が推し進められています。具体的には、「ブックスタート事業」「読み聞かせ運動」「学校での朝の読書運動」の3点です。

 「ブックスタート事業」とは、昨年の12月31日現在で、全国の自治体の4分の1に当たる716の自治体がすでに取り組みを開始しているもので、乳幼児健診などで、対象者に絵本や本のリストなどを手渡す施策のことです。「ブックスタート事業」は92年に英国で始まったそうですが、健全な児童文学に多くの実りを誇る英国ならではの優れた施策であると思います。「ハリー・ポッター」も「ロード・オブ・ザ・リング」も、ともに英国生まれの作品です。私も子供の頃に読んだ『ヴィーチャと学校友だち』『飛ぶ教室』などの優れた外国の児童文学は、生涯消えない心の財産になっています。

 「読み聞かせ運動」とは、公明党が、女性党員を中心にその普及に務めているものです。読売新聞社の昨年の調査では、子どものいる家庭で読み聞かせを「よくする」が49.7%、「ときどきする」が36.1%、合わせて8割以上の家庭で読み聞かせを実施していると回答しています。

 「朝の読書運動」は、取り組みの開始からすでに17年が経ちましたが、公明党が与党に加わったこの数年で飛躍的に取り組む学校の数が増大し、現在では、小学校1万2251校、中学校5434校、高校1250校の1万8935校で実施しています。

 私・なかやま信行は、「読書の推進」はじめ、充実した教育制度づくりに取り組んで参ります。


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2005年05月25日

98歳の方にお会いしました

 昨晩、98歳の男性の方にお会いしました。

 かつて、自治会やPTAの役員を長くお務めになっていたそうで、98歳になられた今も、大臣はじめ多方面に、いろいろと意見書をお書きになっているそうです。「必ず応援してあげるからね!」と握手を交わしてくださったときには胸が熱くなりました。

 98歳の大先輩から、情熱を込めてお願いをされたことがあります。それは、「高齢者が安心して暮らせる社会保障の整備」と「青少年の健全育成」の2つでした。特に、昨今の青少年にまつわる犯罪の多発化、青少年を健全に育成できない大人社会の力不足を大変に嘆かれていました。ご年配の方であればあるほど、次代を託す青年の成長を何よりも気がかりなのだと思います。

 私が、青少年の健全育成への取組みとして、特に力を入れたい施策の一つが、「教育現場の社会化」と「読書の推進」です。「教育現場の社会化」とは、さまざまな体験学習を中心とした開かれた教育現場の創出を目指すものです。子供の社会性は、かかわりを持った大人の数で決まるとも言われ、社会と健全にコミュニケートできる子供は、自己の可能性を積極的に引き出し、困難に出会ったときには、それを自己の努力で乗り越えられると思います。

「教育現場の社会化」が、健全な子供たちの育む外なる環境整備を意味するとすれば、「読書の推進」は内なる環境整備にあたると思います。(「読書の推進」については明日のブログに詳しく掲載します)

 私・なかやま信行は、長年、日本の発展を支えてくださった大勢の先輩の皆様に安心していただけますよう、本格的な青少年健全育成プログラムを東京より全国へ発信して参ります。

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2005年05月22日

足立区経済の未来のために

 昨日(21日)、公明党足立総支部主催の経営セミナーを開催させて頂きました。経済評論家の清水洋さんから1時間15分にわたり講義をして頂き、大田昭宏衆議院議員が挨拶をされました。私も清水さんの講義の前に、ご挨拶させていただきました。

 清水さんの講義は大変に好評で、参加者の皆さんからは、「貴重なお話を伺うことが出来た」「もっと早くお話を伺っていれば良かった」「忙しくて、最後まで出席を迷ったが、参加してとても良かった」等々、たくさんのご感想を頂きました。

 私は、特に起業・創業という点で、足立区を新しい発信地に育てて参りたいと思います。そのために重要なことは、「情報」と「人の交流」です。これからの時代は、IT社会の進展もあって、実益上の地の利という点は次第に薄れてくるであろうと思われます。しかし、それでも、有力な情報は“人”を通じて伝わります。また、有力な情報であっても、しかるべき“人”を通じてしか、活かされません。

 起業・創業に有利な条件を整え、経営者に優しい地域に育てるためには、経営アドバイスのできる人材の活動場所を整えることが重要です。また、意欲的な経営者同士が出会う機会づくりが大切だと考えます。

 私は、統廃合され、使わない学校施設を新しい産業を生み出す母体に整えて参りたいと思います。商工会議所や既存の経営者グループの皆様のご協力も仰ぎながら、起業・創業、そして経営体質改善を支援する制度の一種の実験場として、「異業種交流センター(仮称)」を、区内数箇所に設けることを提唱しております。

 私・なかやま信行は、意欲的な経営者、起業・創業希望者の皆様を全力で応援して参ります。


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2005年05月18日

「物づくりの誇り」

 昨日、物流のほかにCDの装丁(=外装パッケージ)を手がけていらっしゃるT株式会社を訪問させて頂きました。

 CDの装丁は、その見栄えの如何が売れ行きにも影響を与えるそうですが、新人や過去の実績が芳しくないミュージシャンの場合、CDの装丁は機械作業で行うため、画一的なものになりがちです。
 一方、売れっ子ミュージシャンは、CDの装丁にもその意向が尊重され、例えばCDタイトルの位置を下端から何センチ、右端から何センチと指定することができるそうです。ときおり、誰々のCDは何十万枚も売り上げだと話題なりますが、そうしたヒットCDの大半がT株式会社のみなさんの見事な手作業に支えられているわけです。
 こうしたCD装丁の業界にも、不景気の影響があり、K営業所長さんも、1円でも単価が上がってくれればネエ〜、と嘆いておられました。私も、気を引き締めて景気対策に当たらなくてはと改めて決意させて頂きました。

 今回、K営業所長さんとお話をさせて頂き、その瞳から「どんな売れ筋CDであっても、わがT株式会社がその装丁を支えているのだ」という強い自負を感じました。物づくりの誇り・・・日本の未来を考えるとき、これは、とても大切なことであると思います。

 かつて先輩から、「籠に乗る人、担ぐ人、その又、わらじを作る人」という言葉を教えて頂いたことがあります。この言葉は、ある面では、階層社会の厳しさを示唆するものかもしれませんが、私には、実は社会が多種多様な役割分担によって初めて成り立つものであることを、教えてくれる言葉であるように思えます。
 「涼しげな表情を浮かべてのんびり籠に乗って旅を楽しんでいる連中も、所詮は私が作ったわらじのお陰で安心して旅が出来るのサ」−こんな誇らしげな声が聞こえてくるようです。

 私・なかやま信行は、現場の知恵を集め、全力で中小企業支援に取り組んで参ります。


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2005年05月16日

「時局講演会」報告

 昨日、東綾瀬中学校で、午後2時〜、午後4時〜の2回にわたり、時局講演会を行わせて頂きました。ご参加を頂いた皆様、ご準備に当たってくださった皆様、役員をお務めくださった皆様に、深く御礼を申し上げます。

 この日の時局講演会には、足立区の鈴木恒年区長が2回にわたり応援の挨拶を行ってくださったほか、午後2時〜は神埼武法・公明党代表、午後4時〜には松あきら・公明党参議院議員が、私・なかやま信行を力強くアピールしてくださいました。

 鈴木区長は、ご挨拶の中で、私が「千寿第二小学校(現・千寿小学校)の後輩であること」「しかも同じ区役所職員の出身者であること」を紹介してくださり、まるで他人とは思えないと親愛のエールを送ってくださいました。公務ご多繁の中、駆けつけてくださった鈴木区長に、心から御礼を申し上げます。

 神崎代表は、いかめしい?印象がありますが、実はとても気さくな方です。舞台裏でも、優しい笑顔で気軽に手を伸ばして握手を交わしてくださり、温かく励ましてくださいました。
 代表は挨拶の中で、北側一雄・国交省大臣(私の高校、大学の先輩です)の活躍や進行中の地震対策の内容などをとおし、公明党がいかに国会で重要な活動を展開しているかを強調されていました。私のことも、公明党が期待する大型新人と紹介してくださり、身が引き締まる思いでした。

 松あきら議員は、人を惹きつける魅力にあふれた方で、その演説の迫力に私も圧倒されました。私のこともよくお知り頂いていることに驚きました。以前、国会関係者から、公明党の宝塚出身の議員はとても勉強熱心だと聞いたことがあります。
 そういえば宝塚音楽学校は、学業への取り組みにおいても大変に厳しく生徒を指導されることで有名だそうです。何事にも真剣に臨む姿勢は、音楽学校時代から身に着けられた“一流の生き方”なのかもしれません。松議員の熱のこもった演説には、そうした日ごろからのご努力が随所に感じられ、大変に勉強になりました。

 公明党が、国会や地方議会で登場し始めたとき、素人に政治の何が分かるとさんざんに馬鹿にされたそうです。しかし、私は、「どんな素人でも3年間、真剣に努力を続ければ一流の玄人になる」との先人の言葉に、心から賛同します。
俺だけが一番分かっていると庶民を馬鹿にしていた政治家に一体何ができたのか。「福祉は政治ではない」と言われていた時代から、大衆福祉の充実に力を入れ続けて来たのは公明党です。庶民の現場の知恵に政治家が真剣に耳を傾けない限り、日本の政治の好転はあり得ません。

 私・なかやま信行は、庶民の政党・公明党の新人として、生活者の目線で政治に取り組んで参ります。


nakayamanobuyuki at 23:23|Permalink

2005年05月12日

今、求められている本当の教育とは

 本日、お世話になったMさんは、趣味と実益を兼ねたお仕事を展開していらっしゃいます。

 Mさんは、昭和30年代・40年代などの家電製品を取り寄せ、使用可能な状態に仕立て直し、ご希望の方に提供するというお仕事をされています。飲食店のムード作り、テレビ番組の小道、青春時代を懐かしむ個人的なデコレーション、ご要望は様々なようです。驚いたことに、最近は若い方からのご依頼も多いとのこと。若者は、機能美優先ではない新しい魅力を、ノスタルジックな電化製品に感じているようです。

 Mさんが天職として取り組んでおられる現在のお仕事は、とても有意義な取組みであると思います。“物”を通して“心”を見ようとする人々の欲求の高まりは、心の世界の充実に、より人々の関心が集まりつつあることを物語っています。

 確かに、日本が今後の国際社会の中にあってある程度の経済成長を維持していくためには、たゆまざる進歩が必要でしょう。しかし、進歩に並行して、進歩の成果が、真に人々の幸福に結びついているかどうかを冷静に見つめる眼も熟成させていかないと、日本の社会から人間として大切なものがどんどん抜け落ちていって、幸福をもたらすはずの進歩が、人々の孤独感や空虚感を助長してしまう結果になりかねません。

 アジアの諸国に続き、中南米やアフリカの諸国が目覚しい経済成長を遂げ始める時代の到来も、そう遠い未来ではないでしょう。確かに、資源を持たない国・日本がその個性を発揮していく途は、物づくりの復興にあります。しかし、私は、次の時代では、日本が造り出す“物”に、世界の人々の“心”に訴える何かの魅力がどれだけ備わっているかが問われることになると思います。

 次代を担う青少年を育成する教育も、単に“ゆとり”と“詰め込み”との間を振り子のようにゆれているだけでは、世界から取り残されてしまいます。

 私・なかやま信行は、世界に通用する心の世界の充実を青少年にもたらす教育の改革に全力を注いで参ります。


nakayamanobuyuki at 00:01|Permalink

2005年05月11日

最高の介護予防

 今朝は友人のFさんにお声をかけて頂き、ソフトボールの試合にお邪魔しました。

 Fさんは58歳。Fさんのチームの最高齢は78歳、現役のレギュラー選手です。チームの平均年齢は60歳台の前半ということですが、練習はほぼ毎日行われているそうです。朝九時の定刻には、皆さんが勢ぞろいし、イキイキとウォーミングアップを始められました。

 Fさんは、「介護保険のお世話にならないように頑張ろう!」と皆と励ましあっているそうで、大変、お元気です。

 私は、Fさん達のように、楽しく健康を維持することが最高の介護予防であると思います。ソフトボールのグランドの周囲にはマレットゴルフ(ゲートボールのスティックとボールをそのまま使い、ゴルフのようにプレーするスポーツ)のコースが用意されていて、ご婦人のグループが和気あいあいと楽しんでいらっしゃいました。

 私・なかやま信行は、年金などでお暮らし頂いている皆さんが安心して、楽しく健康維持活動に取り組めるよう、経済援助だけでなく、施設確保などでも公的支援を充実させて参ります。


nakayamanobuyuki at 00:07|Permalink