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 今回は、年々進歩している下肢静脈瘤の治療についてです。下肢静脈瘤は出産経験のある女性の多い病気で、足の血管が目立つようになるところから始まり、悪くなると、足の痛みや重だるさなどの症状が出てきます。

 下肢静脈瘤に気が付いたら、まずは弾性ストッキングや着圧機能のあるストッキングなどがお勧めですが、根本治療には手術しかありません。

 その手術方法ですが、10年以上前は複数個所を切って静脈瘤を切除する「ストリッピング手術」が主流でした。しかしながら、5年位前から切らない手術「ラジオ波焼灼術」や「レーザー治療」に移行し、最近はより体への負担が少ない「血管内塞栓術」が行われ始めています。血管内塞栓術は、静脈瘤ができてしまったダメな静脈を、「特殊なのり」でくっつけて直す治療なので、治療に伴う痛みがより少ないのが特徴です

 下肢静脈瘤は生死にかかわる病気ではありませんが、煩わしい足の症状や、見た目の悪さを引き起こす病気です。気になる方はお近くの病院で相談してみはいかがでしょうか。