7月9日
私の一番大事な二人の誕生日。

母78歳

ヤツ19歳

ヤツについては
まだ未成年者っていうのが驚き。
図1
















19年前。
77時間の陣痛を経て

やっとやっとこの世に
出てきてくれたヤツ。
ほんと生まれる時から
私にてこずらせたヤツ。

御誕生日もクリスマスも
おめでとうも
浮かれ気分もタブー

やっと19年目にして
なんとかわかってきた。

今朝もごく普通の
日常の中の朝。

でも珍しく

「お腹空いた、なんかちょーだい」

と言われ

えーーーめんどくさい!
と言いながら
(内心はうれしい!)

パンケーキを焼いた。

誕生日ケーキ替わりの気持ち。

北海道産の生クリームをホイップして

パンケーキもいま流行のふかふか
柔らかいやつ。
卵を泡立てて
さくっと混ぜて

気愛入れて焼いてみた

おいしい?

ときくと

んーいまひとつ・・
なんかひと味が足りない・・

確かに味見したら
あんまりおいしくなかった。


でもこれで
いいのだ。
これがいいのだ。

この空気感が最高にしあわせ。

二人ににしか
通わない空気感

これで生きてきたから。
私たち二人は。


今日は
いつもよりも長く
ご先祖様に手を合わせる。

ヤツは
私の父親のご先祖様
母親のご先祖様。

そして
生物学的な父親の
ご両親のご先祖様。

すごくたくさんのご先祖様の
手が見えて、
小学校の時の大玉転がしみたいに

ヤツが
ご先祖様の手から手に
転がされて
転がされて

私のところまで運ばれた
そんな
様子が目を閉じたら
浮かんできた。

コロコロ
ご先祖様の行列に
運んでいただいていた。

ヤツが私のところに来たのだと思っていたけど

4人のおじいちゃん、おばあちゃんの
そのご先祖様のその先の先から
ヤツが運ばれてきたんだ。

私のとこに。


この世で逢えてほんとうによかった。

そう思えるこの日がほんとうにしあわせなことです。

大事な大事な私の母は
私と奴をつなげてくれた人。

ありがとうございます。

この日に心から感謝します