484: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/04/02(金) 00:22:26.78 ID:+Do7/IBY0
リア厨の頃、アメリカ人のクラスメートがいた。名前は仮にジョンとする。
ジョンは小学三年生から日本にいたが、第二次ベビーブームのせいで
同じクラスになったのは中三の時だけだった。(年はヒミツ☆)
外見は金髪に碧眼。いかにも、といった感じのアメリカ人。
この頃の修学旅行といえば、京都・奈良・広島が定番。
広島には、三年生全員で作った千羽鶴を2~3作って持って行く事になった
ので、旅行前にHRの時間を利用し1人10羽程作る事になった。
日本での生活が長いため、日本語・漢字all okなジョンだが、
男子であったのが災いしたか折り紙と言う文化には触れてこなかったのだろう。
私「…どうした?早く折らないとHR終わるぞ?」
ジ「俺、鶴折れない…」



私「折れないのは鶴だけじゃないだろ…教えてやるから、やってみろ」 
ジ「えーー折り紙難しいよー。○○(私の事だ)こないだ、小テストの 
  単語のスペル教えてくんなかったしなー。やりたくないなー」 
私「ジョンだって漢字教えてくれなかったじゃん…」 

お互いの国籍不明な会話を交わす私たち。 
おめーの国が落とした原爆で亡くなった人達の慰霊で持って行くんだぞ、とは 
流石に言えないが、他のクラスメートと団子になってジョンに鶴の折り方を指導する。 
結果、時間はかかったが鶴は完成した。たった1羽だがジョンが自ら作った鶴だ。 
よほど嬉しかったのか、ジョンは鶴の提出を渋り始めた。 
仕方がないので、私は先生から折り紙をもう一枚貰い他のクラスメートと 
作った9羽の鶴と私が作った鶴を混ぜた。 
千羽鶴にジョンの鶴が入る事は無くなってしまったが、 
初めての折り紙に彼はとても喜んでいた。 
日本に溶け込みすぎてこの頃にはあまりアメリカ人扱いを誰もしなくなっていたが、 
クラス全員が 
「あーそういや、ジョンってアメリカ人だったなー…」 
と、思い出し和やかな放課後を迎えたのでした。



引用元:http://viper.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1269918454/