2006年07月21日

ツール終盤戦雑感(1) ランディス、あんたスゲーよ!

2006ツール第17ステージ。
3日目のアルプスステージ、1級(2つ)、2級、3級の峠を越えて最後に超級を越えてからひたすら下ってゴールという今年最後の山岳ステージは、この男の1人舞台だった!

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フロイド・ランディス。
フォナック所属、31歳のアメリカ人。
2年前までUSポスタルでランスのアシストを勤め、その驚異の走りっぷりから「スーパーランディス」と言われた男。




前日第16ステージの頂上ゴールでまさかの大失速、10分以上のビハインドでマイヨジョーヌを譲り渡したこの男がその翌日に序盤から逃げ始めた!
が、超級を含む5つの峠を越えるこのステージでの序盤からの逃げは「自殺行為」と誰もが思った。どうせ最後まで持つまい、と。

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しかーし。
今日の彼は何かが違った。
絶え間なくボトルの水をぶっかけながら淡々とペースを維持して登っていく。
チームカーが携行しているボトルが底をつかないか心配になるほど次から次へとボトルを受け取り、受け取る側から頭にぶっかけていく。まるで「水ごり」のよう。
この鬼気迫る雰囲気。パンターニでも憑依したか?
下りはは下りで「スーパーランディス」の本領発揮で後続をどんどんを引き離す。
もしかしたらこのまま最後まで行けるかも?




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山頂付近では観客も彼の熱い走りに熱狂する!
テレビの前で俺も熱狂していたぞ! ガンバレ、ランディス!




結局、最後は2位のサストレに5分以上の大差をつけてブッチギリの優勝!
総合でもトップのペレイロから30秒遅れの3位にジャンプアップ!
信じられない。こんな厳しい山岳コースをほとんど全行程1人で逃げ切った。
これでトップのペレイロ、2位のサストレ、3位のランディスまでが30秒以内にひしめくという近年まれに見る大接戦!
全ては19ステージ(土曜日)の個人TTで決まる!
オモロイ!オモロすぎるぜ!


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「I am the Man!」


一時は絶望と思われたマイヨジョーヌの夢を、たった1日で再び手繰り寄せたランディス。

スゲー、あんたスゲーよ。
アンタ漢(おとこ)だよ!

いや〜、ランスがいないと本当に面白くなるなあ、ツール・ド・フランス。
土曜のTTが楽しみっす。

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