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822 :本当にあった怖い名無し:2013/07/07(日) 22:35:08.80 ID:jwHjC/Vi0
うちのオカンの守護霊が牛頭のオッサン
掃除機かけたり米研いだりしてる後ろで、ずーっと腕組みしたまま微動だにせず仁王立ちしてるのが結構面白い


823 :本当にあった怖い名無し:2013/07/07(日) 22:47:35.41 ID:HbbXuspj0
>>822
オカンの守護霊牛頭天王かよ! かっけぇぇぇぇぇ!!

周囲の雑霊に睨みきかせて追い払ってるんだろうね


825 :本当にあった怖い名無し:2013/07/07(日) 23:02:49.11 ID:ZaJRbz5r0
>>823 
牛頭天王ではないと思う、そこまで強力な存在ではない…はず… 
頭は牡牛?でボディは筋骨隆々、黒いボロい服着てる 
見た目はミノタウロスが近い(姉はミノさんと呼ぶ) 


829 :822:2013/07/08(月) 00:46:26.69 ID:dtTCrVUC0
うちの家系は霊的なものに感受性が強い人が多くて、そのせいか実家にはそれはもう色んなのがいる
ミノさんもその一体なんだが、おそらく彼より強いのも二、三体ほどいる

いくつかエピソードがあるので、明日あたりちょっと書きます

836 : ◆xJqApebGbI :2013/07/08(月) 01:20:34.28 ID:RSXJs++x0
また変わってる…とりあえず酉つけときます
明日の夜くらいにまた話持って来ます

最後にちょっとだけミノさんの情報を
ミノさんの好物はコーヒーらしい
牛の頭なせいか普段あんまり表情変わらないんだが、お供えすると目を細めて心なしか口元も綻ぶ
ミルクなしの砂糖一匙がお好みだそうな


844 :本当にあった怖い名無し:2013/07/08(月) 14:28:45.27 ID:TaZzUg9MP
守護霊様ってのは、日頃からそうやって見てるもん?
誰も居ない時に放屁したり握りっぺして自爆してたり、それら全部見られてる?
ご先祖様ならまだしも、見知らぬおっさんとかちょっと嫌なんですけどっ(´Д` )


846 : ◆xJqApebGbI :2013/07/08(月) 19:53:28.16 ID:qK9Ls94C0
こんばんは822です
実家であった出来事の中で特に印象に残ってるエピソードを紹介します
今は地元離れて一人暮らししてるので、聞かれても分からないこととかあるかもしれんけど多目に見てください

一言で言うと、超キモイ悪霊っぽい何かを、ミノさんたちが寄って集ってフルボッコするお話です

>>844
うちの守護霊さん達の場合、外出する時はその人にくっついてるけど、家の中だと結構自由に過ごしてることが多い
ずっとオカンにくっついてるミノさんは真面目だと思う

847 : ◆xJqApebGbI :2013/07/08(月) 19:59:11.83 ID:ustD50yL0
俺が中学生の頃の話
当時俺は部活に入っていたので、家に帰るのが遅くなることが多かった
その日も学校から帰る頃には既に周囲は薄暗くなっていたと思う
家の前まで来た所で、門の所に変なのがいるのに気付いた

見た目黒いもやみたいになってて、大きさは成人男性くらい
その中にぽっかりと顔だけが浮かんでいるんだが、その風貌が異様だった

全体的にぼってりした白い顔で、額がやけに盛り上がっていた
鼻は削ぎ落としたように低く、目の位置が不自然に低くてほぼ鼻の横らへん
眼球は白く濁ってて、口をムンクの叫びみたいに思いっきり開いてた

一目見て良くないモノだとわかったが、家のまん前にいて迂回できない
その時、そいつの顔がぐるんと動いて、白く濁った眼球が俺を捉えた

848 : ◆xJqApebGbI :2013/07/08(月) 20:09:56.31 ID:X2a4VJzr0
その瞬間、俺の背後から飛び出る小さな影がいた
俺の守護霊である狸のマメちゃん(姉命名)である
仔猫くらいのサイズなんだが、毛を逆立てて奴を威嚇していた

それとほぼ同時に、門からも二体の影が奴に踊りかかった
オカンがお土産に買ってきて庭先に設置し、毎日花に水をやるついでに洗ってるシーサー達
こいつらは知らん間に本体から抜け出せるようになったっぽい

肩のあたりに噛みついたシーサーを振りほどこうともがくキモイ霊に、更に追撃がかかる
走りこんできた勢いそのままに、とんぼ返りからの華麗なフライングニールキックを顔面に浴びせる少女
彼女は俺が産まれる前に亡くなった、俺の叔母さんである
亡くなった時は20代半ばのはずだが、何故か見た目は中学生くらいである
そして我が家で一番バイオレンスな守護霊でもある

850 : ◆xJqApebGbI :2013/07/08(月) 20:23:45.81 ID:NRPRIGey0
ひっくり返ったそいつの顔面を、いつの間にか家から出てきたミノさんがひっつかみ、そのまま地面に何度も何度も打ち付ける
その間シーサー達は容赦なく奴の身体にかじりついていたし、叔母さんは腹のあたりにストンピングを浴びせていた

30秒ほどそれが続いて、俺も流石にちょっと可哀想に思いはじめた頃、家の中から姉の守護霊が現れた
アメリカンバイクぐらいある巨体の御犬様で、見事な金色の毛並みを持つ彼の名前は金さん
勿論姉が命名した

ミノさんは既にズタボロのそいつを片手で引き起こすと、金さんに投げつけた
金さんは非常にめんどくさそうに一つ鳴き声をあげた
それだけで奴のもやのような身体は風に吹かれた煙のように消えていった
消える瞬間の奴の顔は確か泣いていたと思う

俺はその間、全然強くないくせにやたらとかかっていこうとするマメちゃんの身体をずっと抑えていた

851 : ◆xJqApebGbI :2013/07/08(月) 20:33:12.27 ID:updNnEA50
以上です
多少誇張は入ってるけど、おおまかな流れは覚えている限りそのままにお送りしました

シーサー達は熟したトマトが好きです
マメちゃんは鶏肉の天ぷらが好きです
叔母さんは何でも好きです
金さんは特に何も欲しがりません
これらはうちの仏壇の横に設置している祭壇っぽい棚にお供えすると彼らが食べられるようになるみたいです

彼らの中で一番強いのは金さんです
ブッチギリです
うちの家系の第一子を代々守護しているそうです



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