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ほんのりと怖い話スレ その113

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428: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/12/20(日) 20:15:52.23 ID:gvF4ardZ0.net
小学校低学年の頃の話

オレはじいちゃんちの居間でテレビを見ていると
急にふすまが開いて、じいちゃんがオレに手招きをする

「裕太(オレの名前)、おもろいもんあるから見にいこ」

というわけで、オレはじいちゃんと一緒にその『おもろいもん』を見に行くことになった

玄関から出て、家の門までの間は
手入れも舗装もされていない大きな空き地みたいになっている

門の手前には、いつもじいちゃんの車が3台止めてあるんだが
今日に限って、見慣れない赤いスポーツカーが一台止めてあった

「ほれ、あれや」

じいちゃんはなぜか手に持っていた箒の柄を前にかざした
柄の先には若い男がいた

じいちゃんとオレは少し距離を取って男を見守ることになった

429: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/12/20(日) 20:16:28.07 ID:gvF4ardZ0.net
若い男はなぜかパンツ一丁で大きな石の上に座っていた
男との前には綺麗に折り畳まれた男の衣服らしきものがあった

男は右腕で『狸の置物』の肩を抱き、狸の置物の耳元でなにかを囁いている
頬にキスをしたり、左手で狸の置物の胸を弄ったりしている内に、
男の顔が紅潮していった

左手がミゾオチをさすり、お腹までをさすり、狸の金玉まで来たところで

「ヒャー!」

男は後ろにひっくり返ってしまった

「もうええやろ、いい加減にしとき!」

じいちゃんは笑いながら、狸の置物の頭をポカリと叩くと
後ろの茂みからバサバサと音がした

少しして、男が起き上がり、辺りをキョロキョロ見回している
茫然自失の様子で、目も虚ろだった

「ほれ、はよ服きーいや!」
「あっ!すいません!」

大慌てで服を着た男は「本当にすいませんでした!」と言って
止めてあったスポーツカーに乗って、出て行ってしまった

「ははは、たまにこんなんがあるんや!」

じいちゃんがまた笑った

431: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/12/20(日) 20:28:42.40 ID:gvF4ardZ0.net
じいちゃんから聞いた話

じいちゃんが小学生の時、学校からの帰り道の途中で
火の玉を見つけた

イタズラ心に火が付いたじいちゃんは火の玉に向かって
小石を投げたり、木の枝で突いたりしたそうな

ゆらゆらとじいちゃんから遠ざかる火の玉を追いかけ
執拗に小石を投げたり、木の枝で叩いたりする

追いかけっこがしばらく続き
火の玉は畑の端にあった肥溜めまできたところで急に止まり
スルスルと肥溜めの中に消えていった

ボカーン!

肥溜めが爆発して、じいちゃんは糞まみれになった

じいちゃんはそれ以来、火の玉が大嫌いになった

432: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/12/20(日) 20:53:17.29 ID:gvF4ardZ0.net
うちの田舎はこの手の話がたくさんあるが
怖い話はまったくないんだよなあ

436: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/12/21(月) 02:29:44.01 ID:mx8DgA6l0.net
じいちゃんから聞いた話

じいちゃんがまだ小学生の頃、じいちゃんちで飼っていた西洋猫が子猫を産んだ
子猫はとても可愛らしい
じいちゃんは自分で子猫を飼いたくなって、子猫を一匹捕まえて
自分の部屋に連れてきた

ニャーニャーと泣き止まない子猫

腹が空いてるのかと
牛乳を上げたりしたのだが、子猫は一向に泣き止まない

もういいや…

じいちゃんは机の引き出しに子猫を隠して、外に遊びに出かけた
玄関を出て、庭を見ると、縁側に女の子の後ろ姿があった

金髪の女の子だった
映画やテレビでしか見たことのない金髪の女の子がしゃがんで
子猫をずっと見ている

じいちゃんは物珍しさと助平心で女の子の元まで行って
女の子の隣に同じようにしゃがんだ

437: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/12/21(月) 02:30:49.10 ID:mx8DgA6l0.net
「うちの猫が産んだんだ!」

じいちゃんは自慢気に女の子に言った
チラリと見る女の子の顔はとても可愛らしかった

「ひぃ、ふぅ、みぃ、よぅ……」

じいちゃんの言葉を無視して、女の子が指で子猫を数える

「一匹足りない!」

野太い声に驚き、女の子を見ると、
耳まで裂けた大きな口をした般若のような顔があった

「ごめんなさい!!」

じいちゃんは飛び上がって、
隠してあった子猫を縁側まで返しにいった

縁側には腹ばいになった母猫と母猫の乳を飲む四匹の子猫がいた

438: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/12/21(月) 03:05:36.10 ID:mx8DgA6l0.net
ばあちゃんから聞いた話

ばあちゃんとじいちゃんが結婚してまもない頃

ばあちゃんは若い女の肩を抱いて歩いているじいちゃんを見つけた
のぼせ上がった顔をしたじいちゃんとうふふといやらしい笑みを浮かべる若い女

ばあちゃんは直ぐにピンときた

若い女が大きな玉袋を引きずりながら歩いていたからだ

ばあちゃんはすぐさま若い女の後ろに回り、怒りに任せて
大きな玉袋を思いっきり踏んづけた

バタン!

若い女は前のめりに倒れて、消えてしまった

「ああッ!」

一緒に倒れたじいちゃんはすぐさま我に返り、ばあちゃんに土下座して謝った

439: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2015/12/21(月) 03:06:20.70 ID:mx8DgA6l0.net
ばあちゃんは色々とじいちゃんを問いただしたのだが
じいちゃんは「それだけはいえない」と頑なに詳細を述べるのを拒んだ


ばあちゃんからこの話を聞いた後、
オレはじいちゃんになにが合ったのか尋ねた

「ああ、そんなこともあったな…」とじいちゃんは照れくさそうに笑った後

「裕太、狸はめちゃくちゃええんよ…」

遠い目をしながら、じいちゃんはポツリと言った
詳細はわからないが、狸はとてもいいらしい

残念ながら、オレはまだ体験していない