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日常以上オカルト未満

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632: 名無しさん@おーぷん 2015/12/24(木)20:30:47 ID:2yo

学生時代よく一緒に行動していた友人の一人が、バイト先で知り合った高校生(男)を連れてきた。
当時自分はバイクに乗っていて、その高校生も一緒に4人でツーリングに行こうという話になった。
高校生の子は免許もなく、その子を連れてきた友人もバイクを持っていなかったのでバイク二台で二人乗りで行くことになった。
その高校生は霊が見えると自称する人で、自分の家の部屋には霊が二人居るんだと言っていた。
一人は部屋にずっと居るらしく、一人はたまにやって来るようなことを話していた。その霊たちとの会話ができるかどうかは覚えにないが。
まあそんなこともあり、やや緊張気味にツーリングに出かけていった。
俺の後ろには良く知る友人が乗り、霊が見えるという高校生はバイク歴の長いツレの後ろに乗っていた。
常時自分はその高校生の背中を視界にして走っていた。少しばかりの緊張をよそに別段何も起きずツーリングは順調だった。
自分はその当時、霊現象とかの話に結構興味を持っていた。それで、帰りがけに喫茶店に寄ったとき、霊の話を持ちだした。自分にも何か取り憑いちゃったりしていないかとか、そんな程度の話だが。
だけど話をしてるなか、隣に座っていた高校生がふと、通りの向こうに霊が立っています、とそんなようなことを言ってきた。俺はちょっとばかり驚いた。自分もその場所が気になり、ちょくちょく見ていたからだ。
ちなみに自分は普段からたまに、特に何があるわけでもない場所を見ていたりする。
そのとき見てたのは、やや大きな通りの向こうのこれといって何もない歩道。
高校生の言葉に自分は「あれ、今俺あそこ気になって見ていたよ」というようなことを言ったと思う。
だけどその問いに高校生は特に何もいわなかった。
その日はそんな程度のことで無事ツーリングは終わった。
それから間もなく、また4人で走りに行こうとなった。行く先に決まったのは市内では有名な夜景スポットだった。
高校生を夜中バイクで連れ出していいのかと思いながらも高校生を迎えに行くと、また自分は高校生の背中を見ながらの運転になった。夜景スポットは山の頂上で、くねくねした道を登る。やがて結構な広さの駐車場に着く。
そこにバイクを残してしっかりと整備された展望台というか、展望場といったらいいか、とにかく整備された屋外の展望台に上がって行った。
地元で有名スポットだけにバイク乗りの友人、高校生を連れてきた友人らは展望台のコンクリートの手すりに体をあずけて、湾の見える夜景に見入っていた。しかし自分は何か展望台の下が気になっていた。

633: 名無しさん@おーぷん 2015/12/24(木)20:34:03 ID:2yo
(続き)
手すりの下は5~10メートルほどの崖のようになっていて細い道路がある。そこを街路灯が照らしているわけだが、その照らされた道路の辺りがどうしても気になって見ていた。そのとき高校生がまた言った。「あの街灯の下に居ますよ。こっちを見てます」自分はまた、俺も今見てたんだけど、というような言葉を返した。
冷静ではあったが、今度は自分もかなり驚いた。
詳しくその街路灯に居るという霊の話を聞いたところ、ぼんやり青白く見えているそうだった。「睨んでいる」ともそんなようなことを言っていたような記憶がある。それで、あまり見ていると、といことで早々にその場をあとにした。それでバイクを置いた駐車場に戻ったところで、しばらくその場で休んでいた。霊の話なんぞをしながら缶ジュースを飲んでいたかタバコをふかしていただろう。そのとき自分はまたその輪の中で、これも自分でもなぜだかわからないが奥にある林の中に視線を向けていた。するとまた高校生が、あそこの林の中、いっぱい居ますよ、てきなことを言ってきた。
自分は心底ぞっとした。なんで自分が何気に見る場所見る場所霊が居ると言うのかと。でも同時に、なにか解せないものを感じていた。こいつ、俺の視線の先観察してるんじゃないのかなって。で、そう考え出すも間もなく、この場所もやばいからと、すぐにバイクに乗って山を下りて行った。その足、夜も夜で、高校生を送り届けることになった。その帰路でちょっとしたトラブルが起こった。
結構長い橋を渡っている途中、自分の前方に見える高校生がバイクのタンデムシートで突然暴れだした。
手を背中に回してバタバタと背中を払っていた。橋の下に何かを何度も投げ捨てるようにして必死だった。
運転していたツレもそのことに気づいて振り向くぐらいの動作だった。自分は、彼のことを疑心暗鬼に思いながらも、ひょっとして霊でも取り払おうとしてるのかなと直感した。同時にまた、今まで突然そんなことをしだす人を見たことない自分は、演技かな、とも思った。
バタバタと背中の辺りを払う動きは30秒ぐらいは続いたと思う。
それでもその後は何事もなく橋を渡り、信号待ちかどこかで何をしていたかと聞いたらやはり霊を払っていた、という。山から憑いて来たのではなく、橋の上で取り憑いてきたのを。
みなビビっていたが自分はと言うと、それ以上の細かい説明はないことに、それと少しばかり彼に疑いを持っていたため、俺らを担ごうとしてるのかなと内心半信半疑でいた。

その後のこと。何カ月か、ひょっとしたら一年以上あとか。夜、暇を持て余した学生仲間の3、4人で、また夜景の見える展望台に行くことになった。その夜は車で山に行ったのだが、展望台への階段を上がって行くと展望台の中央ほどに危険を知らすロープが張られてあった。何かなあっと階段を上がりきって見たその立ち入り禁止のロープの向こう。以前高校生が霊が見えますと言った、4人で街路灯の灯る道路を見ていたまさにその場所。
その近辺のコンクリートの地面がごっそり崩れ落ちていた。
その高校生とはその山に行った以来会ってなく、特には気にする存在ではなくなっていたがそのとき、彼は本当に霊が見えたり、ひょっとしたら霊の声まで聞こえたりする人で、何か危険なメッセージを読み取っていたんではないだろうかと思わされた。

ただの偶然が重なっただけだろうが、今もやけに引っかかっている出来事。