<2020/07/11 12:10>
米CFTC(商品先物取引委員会)10日(日本時11日朝)に公表した最新7月7日の取組内容です。
<金> 「天井圏の逆行」が継続し、売りウォッチが続きました
7/7の大口投機玉(ファンド玉)は、+9ドル上昇、一時-34ドル下げて+43ドル上げて、+9トンの買越、買越残912トンに少し増加しました。売玉増買玉増の順当な買越で、2週続けて売りウォッチがでています。
912トンの買越残は天井圏の数量です。そして過去最高の1,209トンから減ったことで減少した分の買える余地を持ちます。
2月後半から、金相場が上昇してファンド買越が減少する、逆行が起きています。「NYファンド玉 天井圏の逆行(浪風語録)」。2011年8月の史上最高値、2016年7~9月の天井圏と、リーマンショック以後たった2度しかない、めったに起きない変化です。
<NY金 毎週火曜日 大口投機玉買越量 2018/1/2~2020/07/07>
{出典 米CFTC、米CME発表データ}
<白金> 戻り一杯から売越が続き続伸に、押しか方向転換かを注視
7/7の大口投機玉(ファンド玉)は、+12ドル上昇、一時-32ドル下げて+44ドル上げて、+2.3トンの買越、買越残26.6トンに増加。続伸して売玉減買玉増の本来の買越です。3週小幅続伸して売り買い増えており、変化の兆しの可能性を持ちます。
上げ過程の変化に戻り一杯もあるところから、戻り一杯か押しかを継続して見ていきます。
<原油> 買越比率20%超が続く
7/7の大口投機玉(ファンド玉)は、+1.3ドル上昇、一時+1.8ドル上げて-0.5ドル下げて、-7,908枚の売越、買越残546,740枚に減少しました。売玉減買玉減の本来と逆の売越です。5週前は値位置不十分の小さな売りウォッチがでています。買越比率は21.1%、これまでの天井は20%から23.4%です。上げ過程の一服か方向転換か。
大幅下落の最後の最後にファンド玉が本来と逆に買越増加が続く、「NY原油ファンド玉 底値圏の逆行(浪風語録)」が起き、「買いウォッチ」の翌週4/21の週を底に上昇しました。11週上昇して買越比率が20%を超えています。
米CFTC(商品先物取引委員会)10日(日本時11日朝)に公表した最新7月7日の取組内容です。
<金> 「天井圏の逆行」が継続し、売りウォッチが続きました
日付 | NY値段 | 先週比 | 買越トン | 増減 | 差引枚数 | 買越比率 | 総取組高 | 買玉 | 増減 | 売玉 | 増減 |
2020/6/9 | 1,721.9 | -12.1 | 701 | -37 | 225,353 | 25.7% | 875,907 | 284,766 | -8,571 | 59,413 | 3,373 |
2020/6/16 | 1,736.5 | 14.6 | 754 | 53 | 242,497 | 26.6% | 910,794 | 299,684 | 14,918 | 57,187 | -2,226 |
2020/6/23 | 1,782.0 | 45.5 | 857 | 103 | 275,527 | 27.4% | 1,004,682 | 335,264 | 35,580 | 59,737 | 2,551 |
2020/6/30 | 1,800.5 | 18.5 | 903 | 46 | 290,372 | 29.3% | 990,185 | 355,678 | 20,414 | 65,306 | 5,569 |
2020/7/7 | 1,809.9 | 9.4 | 912 | 9 | 293,246 | 29.1% | 1,008,422 | 366,449 | 10,772 | 73,203 | 7,897 |
7/7の大口投機玉(ファンド玉)は、+9ドル上昇、一時-34ドル下げて+43ドル上げて、+9トンの買越、買越残912トンに少し増加しました。売玉増買玉増の順当な買越で、2週続けて売りウォッチがでています。
912トンの買越残は天井圏の数量です。そして過去最高の1,209トンから減ったことで減少した分の買える余地を持ちます。
2月後半から、金相場が上昇してファンド買越が減少する、逆行が起きています。「NYファンド玉 天井圏の逆行(浪風語録)」。2011年8月の史上最高値、2016年7~9月の天井圏と、リーマンショック以後たった2度しかない、めったに起きない変化です。
<NY金 毎週火曜日 大口投機玉買越量 2018/1/2~2020/07/07>
{出典 米CFTC、米CME発表データ}
<白金> 戻り一杯から売越が続き続伸に、押しか方向転換かを注視
日付 | NY値段 | 先週比 | 買越トン | 増減 | 差引枚数 | 買越比率 | 総取組高 | 買玉 | 増減 | 売玉 | 増減 |
2020/6/9 | 860.6 | -8.1 | 28.6 | -3.2 | 18,372 | 34.0% | 54,095 | 25,631 | -1,466 | 7,259 | 591 |
2020/6/16 | 843.9 | -16.7 | 27.1 | -1.5 | 17,396 | 32.6% | 53,419 | 24,714 | -916 | 7,318 | 59 |
2020/6/23 | 846.4 | 2.5 | 27.8 | 0.7 | 17,863 | 37.3% | 47,869 | 25,749 | 1,035 | 7,886 | 568 |
2020/6/30 | 851.2 | 4.8 | 24.2 | -3.5 | 15,590 | 32.0% | 48,761 | 26,374 | 625 | 10,784 | 2,898 |
2020/7/7 | 863.2 | 12.0 | 26.6 | 2.3 | 17,073 | 34.1% | 50,072 | 27,343 | 969 | 10,270 | -514 |
7/7の大口投機玉(ファンド玉)は、+12ドル上昇、一時-32ドル下げて+44ドル上げて、+2.3トンの買越、買越残26.6トンに増加。続伸して売玉減買玉増の本来の買越です。3週小幅続伸して売り買い増えており、変化の兆しの可能性を持ちます。
上げ過程の変化に戻り一杯もあるところから、戻り一杯か押しかを継続して見ていきます。
<原油> 買越比率20%超が続く
日付 | NY値段 | 先週比 | 買越数 | 増減 | 買越比率 | 総取組高 | 買玉 | 増減 | 売玉 | 増減 |
2020/6/9 | 38.96 | 2.15 | 572,292 | 1,794 | 20.4% | 2,811,727 | 718,752 | 1,318 | 146,460 | -477 |
2020/6/16 | 38.38 | -0.58 | 553,573 | -18,719 | 19.9% | 2,785,620 | 692,265 | -26,487 | 138,692 | -7,768 |
2020/6/23 | 40.37 | 1.72 | 569,271 | 15,698 | 21.8% | 2,616,613 | 698,618 | 6,353 | 129,347 | -9,344 |
2020/6/30 | 39.27 | -1.10 | 554,648 | -14,623 | 21.2% | 2,616,505 | 692,955 | -5,662 | 138,307 | 8,959 |
2020/7/7 | 40.62 | 1.35 | 546,740 | -7,908 | 21.1% | 2,590,711 | 673,729 | -19,227 | 126,989 | -11,319 |
7/7の大口投機玉(ファンド玉)は、+1.3ドル上昇、一時+1.8ドル上げて-0.5ドル下げて、-7,908枚の売越、買越残546,740枚に減少しました。売玉減買玉減の本来と逆の売越です。5週前は値位置不十分の小さな売りウォッチがでています。買越比率は21.1%、これまでの天井は20%から23.4%です。上げ過程の一服か方向転換か。
大幅下落の最後の最後にファンド玉が本来と逆に買越増加が続く、「NY原油ファンド玉 底値圏の逆行(浪風語録)」が起き、「買いウォッチ」の翌週4/21の週を底に上昇しました。11週上昇して買越比率が20%を超えています。