温泉

2006年09月03日

霧島ホテル5

おいおい、まだ続くのかよ!
と自分でも思うほど8/14が続いています。すいません。
新燃荘のあと、えびの高原で景色を眺め、足湯に浸かりながら地鶏を喰うという活動を経て、この日宿泊する硫黄谷温泉霧島ホテルに向かいました。

ところで、世の中には坂本竜馬ファンは腐るほどいますが、何を隠そう私も高校生の時分「竜馬がゆく」を読んでからしばらくはまっていた時期がありました。
京都にある竜馬の墓にもお参りしたし、土佐の生家(跡)も訪問しています。関東に住んでいるときに。アホですね。

なんで突然竜馬が出てくるかと言うと、竜馬は寺田屋事件で負った傷の療養を兼ねて、日本人初の新婚旅行をしたと言われているのですが。それが霧島で、このホテルな訳です。とうとうこんな所にまで来てしまいました。

日頃、温泉行き倒していますが、「泊まる」というのはそうめったに無いのでワクワクします。
部屋に入ると、
湯煙3こんな湯煙が見えます。
これがこのホテルの源泉なのかどうかは判りませんが、近所には何もないし、きっとそうだろうと。

近づいてみると、

 

湯煙2泥混じりの湯がボコッボコッと勢い良く噴出しており、何やらパイプラインが引かれています。
期待も沸騰すると言うものです。

 


で、肝心の風呂はどんなかというと、
霧島ホテルの湯

まるでプール。湯量が豊富なのだそうです。看板によれば湯量一日八万石。
(ってどのくらいだよ!)

なんぼ何でも広すぎでしょ。ヌルいし。


でも浴槽はこれだけじゃなくて、こんなにあって、それぞれ源泉が違うみたい。中には熱い湯もありました。清水寺が宗教の総合商社なら、ここは温泉の総合商社。
まあ、温泉は新燃荘で満喫したし、ま、いっか。と言いながら、滞在中3回入ってきました。

食事も、夕食流石に激戦を生き抜いているだけになかなか美味しい。
風呂入って、家族で酒飲んで、また風呂。
寝て起きてまた風呂。
って、すごく幸せを感じました。

温泉ってやっぱ泊まってナンボですね。


今回の旅行は、お子様達に配慮したセレクション・時間配分だったわけですが、旅行人山荘とか、まだ行き残しているところは沢山あるのです。

また来るぞ霧島!



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2006年09月01日

国民宿舎 新燃荘5

8/14の続きです。

黒豚を食べた後、国民宿舎新燃荘に向かう。国民宿舎といっても、国営ではなく、民営。
新燃荘

変な名前に聞こえるけど、霧島山新燃岳(しんもえだけ)の麓にあるので当たり前といえば当たり前なネーミング。


ここにたどり着くまでに牧場霧島神宮に立ち寄って疲れているので、うちの坊っちゃんは深ーい眠りに。
一緒に入るのはつらいので作戦勝ちです。そうして交代で浸かってきました。

硫黄の山

まずは私がお留守番。
裏山を見ると、一帯が明らかに硫黄の塊です。

むむ、こりゃ凄い所に来てしまったぞ。うしし。
という気分を盛り上げる光景です。


注意!!

濃いという自慢なのかこんな看板も掛かっています。

先に入った妻も、普段は恐ろしい長風呂ですが、
「長く入ってられん」
といってサクサク上がって来ます。


彼女がそんなことを言うのは、以前行った同じく硫黄系の玉子湯以来なので、期待もますます膨らんできます。

で、交代して行ってみると湯はどっぷり乳白色の硫化水素泉。
新燃荘の浴槽「凄く白いんだよ」
というのを見せたくて撮ったのに、この写真じゃよく判りませんね。
でも凄く濃かったです。匂いもきつい。「アセモなんて一発で治るよ」
と一緒に入っていた地元のおっさんが自慢してました。
確かに効きそう。
30分以上入っても死ぬわけではなさそうでしたが。

この湯船は混浴ですが、混浴の常としておっさんしか入っていませんでした。
女性は内湯に入っている様です。
混浴しても浸かってしまえばまるで見えない透明度ですが、なかなか高い壁があるようです。

しかし、さすが温泉大国九州。まだまだ凄い温泉はあるものです。
鹿児島と言えば指宿を思い浮かべてしまいますが、私の中では、霧島はさくっと指宿を抜き去りました。



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2006年07月26日

吉川温泉よかたん5

先日兵庫県三木市にある、吉川(よかわ)温泉よかたんに行って来た。
自宅から車で1時間以内というのに今までノーチェックだった。

ホームページによれば
・炭酸含有量4110ppmで日本一
・塩分濃度は海水より濃い
とのこと。すごいではないか。
なぜ今までノーチェックだったのか不思議なくらいだ。

今回は順番により息子はお母ちゃんに任せ、ゆっくり楽しむ。

脱衣所で成分表とかをゆっくり眺めていると、隣に張り紙が。
「当温泉は塩分が強いため、源泉浴槽では2倍に、大浴槽・露天風呂では10倍に希釈しています」

え!希釈しちゃったら駄目じゃん!!
と、やや気落ちしながら浴槽に向かう。

とりあえず源泉風呂に入る。
普通の温泉では源泉の落ち口が人気スポットであるが、ここでは皆離れて座っている。
結局源泉の落ち口周辺しか空いていないので、何なんだ?と思いながらもそこに座ることにする。

肩まで浸かっていたら30秒もしないうちに二酸化炭素で苦しくなった。
安心して浸るためには、湯面=胸元くらいにしておかないと無理。

ちょっと離れたいな
と思っても温度が36度とぬるく、幾らでも入っていられ
他のおっさん達も出て行こうとしないので、場所の変動が無い。

なるほど、希釈しなかったら死人が出そうだ。
でも、希釈してない源泉にも入ってみたい。

いい温泉でした。
近いのでまた行きます。

ちなみに「山田錦の郷」という日本酒有料試飲コーナーが併設されていた。
(三木市は山田錦の産地)
でも、車で行くしかないのにどうしろというのか!!!

フラストレーションをやや残し帰宅。



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2006年05月06日

早戸温泉 鶴の湯5

親父が「いい温泉」に連れて行ってやるという。

二又温泉大丸あすなろ荘に行きたいと主張し、結果不完全燃焼だった私達にケンカを売っているのかと思ったが、親父の県内温泉情報には侮れないものがあるので、従うことにした。

父の情報源は、実際に福島県内で温泉めぐりをしている関東の観光客だ。
父が言うには、風呂に入ってる観光客に話を聞くと、大概「横浜から来た」とか言う人が「あそこは良かった」「あそこはダメだった」とかいう話をしてくれるそうで、それがかなり正確だそうだ。

何かおかしい気もするが、実際そういうもんかもしれない。

ところでこの日行ったのは早戸温泉つるの湯。私は聞いたことの無い温泉だ。

JR只見線、早戸駅前徒歩5分
と書くと街中か?とも思えるが、早戸温泉1






こんな場所。
会津若松市内から車で1.5hほどのところ。
湯治棟のある温泉は良い温泉が多いが、ここも湯治専用の別館を持っている。

湯船は早戸温泉2こんな感じ。
鉄分を含む茶褐色の湯。
コップがあったので源泉を飲んでみると、鉄と塩の味がした。

眼下には雪解けの只見川と桜が見え、眺めも最高。
GWだというのに人も少なくポカポカと良く温まる非常にいい温泉だった。


湯上りには生ビールも飲め言うことナシだが、併設されてるラーメン屋は不味かったのでこれだけはお勧めしない。



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2006年05月04日

二岐温泉大丸あすなろ荘1

日本秘湯を守る会の会長を務めていたこともある有名温泉。

私「二岐温泉有名だから一回行っておかなきゃ」
父「いやぁ、あそこは一回行ったけど大したことねえぞ」
私・妻「一回行ってみなきゃダメとも言えないから、やっぱ行っておかないと」
父「お前らミーハーで困るなぁ」
私「ミーハーってあんたも行ったんでしょ?うちらだけでも行ってくるから」

という紛糾した家庭内会議のあと、結局父母私妻子の5人で二岐温泉大丸あすなろ荘に行ってきました。
あすなろ荘入口
通常であれば、実家から車で1時間半位のところ。

 

 

あすなろ荘湯船渓流沿いに湯船が造られており、開放感のある温泉だ。
しかし、きたない。
露天風呂で湯に何か浮いてるというのは仕方ないことなので、普段ちょっとやそっとのことでは目くじら立てないのだが、ちょっとひどいのでは?

湯は源泉かけ流しらしいが、細くちょろちょろ。

いやあ、親父の言うとおり大した事ない風呂だなあと言いつつ上がる。
待合室で、「じゃ、コーヒーでも飲むか」と注文に行くと、(2時55分頃)

「3時までに飲み終わらないでしょ?」と言われ出してもらえなかった。
日帰り入浴受付は14:30までとなっており、15:00からは宿泊客のために帰れということらしい。

そんな話あるか?風呂は上がってるんだしコーヒーくらいいいじゃねぇか。
二度と来るかバーカ、バーカと言いながら出てきました。
二度と行きません。

ところで、この日の昼食はこの温泉のちょっと手前にある釣堀で食べました。
岩魚使用前

 

 

岩魚です。

岩魚使用中炭火塩焼きで大変美味しく頂きました。
温泉がダメだっただけに救いになりました。

上2つは、記念撮影前に父と母が手をつけてしまったので、頭がありません。

我が家の魚好きがうかがい知れる貴重な資料です。
ららミュウであったカップルに見せてあげたい。



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2006年02月10日

こんだ薬師温泉ぬくもりの郷3

先日、またもや5月分の代休を取った。
せっかくの平日休みなのでどこか行こうか、と神戸新聞が月に1度配る奥様手帳1月号「特集:今年は日帰りで兵庫の湯三昧!」をめくる。

いろいろ紹介されている中で、
 ・毎分615ℓも湧き出る湯量
 ・贅沢にも源泉かけ流し
 ・湯が青白く見えるのは、たっぷりと成分を含んだ源泉だから

と紹介されている、こんだ薬師温泉ぬくもりの郷に決定。早速出発した。
丹波篠山にあるこの温泉には1時間半程度で到着。
平日の昼間だというのに、結構お客は多い。

湯船は広く、しかも温度別の3つの内風呂、2つの露天風呂がある。
源泉は34℃と冷たいので、沸かしていない源泉と、40℃に沸かした湯船、42℃に沸かした湯船の3種類があるようだ。

今回は1歳の坊ちゃんを抱えながらなので、冷たい源泉は断念し、沸かした湯船を堪能した。
白っぽく濁った湯だが、匂いはしない。沸かしてあるので源泉を飲むのは止めておいた。

地元の客に聞くと土日はものすごい混雑で、入場制限がかかるほど人気だそうだ。
新しくてきれいな設備だし、湯も源泉掛け流しだったらそりゃ人気だろう。

今回は坊ちゃんを抱えながらだったからか、雪が降るほど寒かったからか、上がってから割と早く体が冷めてしまったので、いい温泉だったかどうかは良く判らなかった。



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2006年01月03日

別府温泉保養ランド5

郡司さんが「一湯入魂温泉」で絶賛する別府温泉保養ランドに行ってきた。
妻の実家から高速に乗って約2時間の行程だった。

別府は温泉立国日本の首都である。
数・質・量で他の温泉地を凌駕している。
これまで、観光×1回、出張×1回で来た事はあったのだが、ちゃんと温泉に入るのは初めてで、ようやく聖地巡礼が叶った形となった。

別府のすごい所は、一口に別府と言っても柴石温泉、亀川温泉、鉄輪(かんなわ)(以下「温泉」は省略)、明礬(みょうばん)、堀田、観海寺、別府、浜脇という8つの温泉地「別府八湯」の集合体であり、当然それぞれに多数の湯がある。

そもそも、高速道路を走っていると、別府ICに近づいただけで車の窓なんか開けていないのにもう硫黄の匂いがする。別府の湯煙
ICを降りてちょっと街に入れば、湯煙がそこかしこから上がっている(写真)。

これを制覇して回ろうなんて、ちょっと無理だ。

なので今回は欲張らず、別府温泉保養ランドに的を絞った。
ここは郡司さんが絶賛してるだけあってすごかった。


内湯として白く白濁したコロイド湯があって、これだけでも温泉としては一級なのに、内湯の泥湯(男女別)、露天泥湯(混浴)×2、その他、と凄い数の湯がある。

特に泥湯はキメの細かいドロの中に入るという初めての体験。
湯はぬるめだけど、泥の底が地熱で程よく暖かく、いつまでも入っていられる。

EDや神経性の病にも効き目があると書いてあって、「混浴だからか?」と思っていたが、
そもそも透明度0だし、広大な露天風呂で男性スペースと女性スペースが分けられており、女性でもあまり気にならないと思う。

とにかく泥に浸かるというだけで童心に返るし、テンションが上がる。
姪(5歳)も単純に楽しかったようだ。
そして、上がってからもいつまでもポッカポカだった。

ちなみに、うちの1歳の坊ちゃんはさすがに休場した。
溺れたら危険だからね。
大人数で行ったので、坊ちゃんの面倒をみてもらいながらゆっくり浸かることが出来て幸せでした。

是非ともまた訪れたい。



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2006年01月02日

あおき温泉5

このところ連日5つ星がならんでいる。
うそ臭いけど、本当のことなので仕方が無い。
実は前日は佐賀県・祐徳温泉宝●湯とか、前々日は佐賀市・極●湯とか、報告していない★風呂にも入っているのだけれど、しょうも無いので書いていないだけなのだ。

そんな中、あおき温泉は紛れもなく★★★★★だ。あおき温泉

この温泉は福岡県の城島町、平地のど真ん中、妻の実家から車でほんの15分のところにある。
なので、帰省の度にちょくちょくお世話になっている。

お湯は透明だけど、硫黄の匂いがプンプンする、そして湯に浸かればヌルヌルする極上の温泉だ。

こんなにいい温泉だが、実は私が妻と結婚してから出来た(掘った)、とても新しい温泉だ。
近所にこんないい湯が出来たら、僕だったら温泉めぐり止めるな。
だってここで十分だもん。
実際、いつ行っても混んでいる。

正直、お風呂は毎回ここでいいんだけど、婿の私は発言権が弱いので辛いところ。

追記)
2006.1.18 祐徳温泉に誤字がありましたので訂正しました。



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福岡県柳川市/秘湯5

誰も知らない秘湯・露天風呂が福岡県柳川市にある

それもそのはず、妻の友達のお父さんが、自宅に自分で作ったお風呂だ。
温泉ではないが、手作りって凄くないっすか??

遊びにいった際その話を聞き、激しく感動してしまったため、是非とも見学させてもらった。手作り露天

しっかりした石造り。掛け流し用の排水溝完備。水は沸かした湯を入れても良いし、井戸水を入れて沸かすことも可能。素人技とは思えぬ出来栄えだ。周りは一面田んぼなので夜は満点の星と静寂。そして風呂から上がったら自宅で即ビールだ。

うらやましい〜

いやあ、カッコイイ。出来も素晴らしいが、自分で作ったろと思うことがまず素晴らしい。ものつくり立国日本の魂を感じる。何でもマネっ子の私は、早速真似してみたくなってしまったが、

庭持ってませんから〜

というか、社宅ですから。

寿司ところで激しく感動した後、出して頂いたお寿司が、2枚重ね。
うーんコトブキ、そしてメデタイ。



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2005年12月17日

一湯入魂温泉4

今度の正月、我が家の帰省先は九州だ。

加古川からだと片道600kmのロングドライブとなる。目的が「帰省」だけだと運転するのもつらいので、モチベーションの維持のために途中に魅力的な「立ち寄り地点」を設定するのが最近のパターンだ。

今回の立ち寄り地点を検討するにあたり、我が家のライブラリの中から
温泉チャンピオン・郡司勇が選ぶ一湯入魂温泉を引っ張り出してみた。

郡司さんは温泉好きの間では有名人で、飲泉により全国の温泉を特定できるという特技を持つ。そう書いたものを見たことはないが、この人は成分の含有量に温泉の価値を置いていると思われ、無色透明無味無臭の温泉は評価が低い傾向がある。この本に紹介されているのは味・色などがコイー感じの厳選された温泉ばかりだ。

例を挙げると、島根県・千原温泉の紹介は、
「味覚が個性的。足元から湧出するため新鮮なので炭酸が強い酸味となり、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどの金属類によって渋い薬味がある。これらがメインの塩味に加わり不思議な味となっていた。匂いは少なく炭酸金気臭がわずかに感知できる程度」だ。

「金気臭」って、意味わかりませんから〜
と突っ込んではいけない。ちゃんと味のする温泉にハズレは無いのだ。

私が求める温泉というのは、すごい色とか、すごい匂いとか、すごいヌルヌルとか、すごいピリピリという温泉で、ひなび加減とか秘湯っぷりとかはどうでも良かったりする。よく見かける温泉紹介が、街の雰囲気、これぞ秘湯とか、宿や料理、湯船のきれいさなどばかり紹介し、私にとってどうでもよい情報が多いのに対し、彼のレビューはピンポイントで行ってみたい温泉を紹介している。そして実際行ってみても満足度が高いため、全幅の信頼を置いている。

 さて話を帰省に戻し、兵庫・福岡間で立ち寄れそうなところを調べてみると・・
  広島県 沓が原温泉。えっ、跡ですか?
  島根県 津和野塩井戸。えっ、井戸ですか?
  山口県 屋代島竜崎温泉。うぅ、島ですか〜。

となかなかピッタリ来るものがない。いくら良い温泉でも、幸せな家族3人が帰省ついでにという感じではないのだ。さすが郡司さん、心してかかれって事ですか?

って、この本使えませんから〜

でも、実家に着いてからは有効に活用できそうなので一応持参します。



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