2011年12月25日 W.I.N.「KATSUSHIKA Yearend Final 2011」葛飾・エイトホール大会
フォトアルバム
http://photozou.jp/photo/list/198409/5800448
アマチュアプロレスWINの年内最終興行。
タイトルマッチ2試合を含む全8試合というボリューム。
ところで、興行タイトルのYearendとFinalって被ってるような気がするが...
フォトアルバム
http://photozou.jp/photo/list/198409/5800448
アマチュアプロレスWINの年内最終興行。
タイトルマッチ2試合を含む全8試合というボリューム。
ところで、興行タイトルのYearendとFinalって被ってるような気がするが...
オープニング ゼロングショー
ちゃんとプロのおば...お姉さんが進行。
洗脳シールを使ってセコンドを操ったり、子供を誘拐したものの洗脳が効かなかったりするマッチョ大佐。ここで子供がマッチョの要求通り『北国の春』を歌える子供だったり、談志の『芝浜』を演れる子供だったら面白かったんだが。
お姉さんもマッチョ大佐に緊縛され、場内の大きいお友達は皆大佐の味方に。
しかし空気を読まずにゼロングスパークが登場。これだからスパークと付く奴は。
キック系の攻防の末、アサイDDTでスパークが勝利し、葛飾の平和が守られてしまった。
しかし、プロのお姉さんはともかく、マッチョも結構多い台詞をちゃんと最後まで詰まることなく演じきったのは素晴らしい。


第1試合 コングvsキング・オブ・草プロレスリング 20分1本勝負
×KONG-T(WIN/HBK)[12:40 胴絞めスリーパーホールド]邪馬屠(RAW)○
※
葛西キャラのKONGだが、実はPTA会長らしい。キャリアはまだまだ新人だが、RAWの残虐超人が相手という試練の一戦。
最初から場外乱闘になり、KONGは床上でのブレーンバスター、コーナーポスト(という名の監視台)や観客席に思い切り激突させるなど、第1試合からハードコア。
先制された邪馬屠も場外への一本背負いという、ファイプロチックな技から再び場外乱闘。こちらは邪馬屠がイスを走ってのレッグラリアートなど破天荒さを全開。
リングに戻ると、KONGはジャーマン、サイドスープレックス、投げっぱなしパワーボムなどで邪馬屠を追い込む。
邪馬屠はWIN殺しの頭突きを打ち込み、ペットボトルのドリンクを噴射。邪馬屠らしさが現れてくるが、フルスイングの張り手などの打撃は封印。
レッグラリアートという名のドロップキック、ミサイルキックを打ち込んで、飛び付きの胴絞めスリーパーで敗退。
敗れはしたが、KONGの試合の中ではベストバウトか。


第2試合 小川力斗試練の三番勝負第二戦 20分1本勝負
×小川力斗(WIN)[10:30 スーパーフライ]風摩破琉(秋葉原)○
※
長期欠場から復帰したばかりのビッグ斎藤改め風摩破琉。リングネームをコスプレネームと同じにしたらしい。コスプレってわけでもないだろうが、飯伏っぽいコスチュームと髪型。
空手家の小川相手にキックで勝負。小川が全力ではないんだろうが、蹴り合いでは互角以上の強さ。
互いにそれ以外の攻防がなく、試合はやや単調に。
小川はバズソーをカタく入れるが、風摩はそれ以上のシャレにならんハイキックを顔面にぶち込む。ダウンした小川に田中将斗か外道のようなスプラッシュでフィニッシュ。倒れてる時に風摩の方見てないんで、ガチで意識とんでたか?
だとしたらしばらく安静にしておくべきで、その後レフリーとかもやらせるべきではなかったかも。


第3試合 美少年と不思議の国のバトルロイヤル 30分1本勝負
Mr.XXX(WIN)
悪魔猫キャットン(RAW/拝銀主義舎)
○レッドアラート中野(RAW)[15:30 一斗缶延髄斬り]
冥土ましーん(秋葉原)
TATSUYA(フリー/浪人中)
※
場内実況はSGワンダー、解説は通りすがりの西村さん。
冥土マシーンはマミさん風メイドでキュウベエ付き。キャットンは武器としてモーニングスターを持参してきたが西村さんは「ガンダムハンマーですね。武器セット300円の」懐かしすぎる。
WINのヒポゲレーロが欠場のため、急遽観客席からTATSUYAを連れ込み試合開始。急な割にはしっかりアマレスシューズ履いてたが。
途中参加でケンタDXに似た人が参戦したりリヴァ沢やSAGATやベッシンが巻き込まれたりと混沌かつgdgdな展開。
思い出したかのように一斗缶を使った中野が、キャットンの頭に一斗缶を被せ、延髄斬りを放ち優勝。


第4試合 メロンと西瓜 15分1本勝負
×プリンス石井(WIN)[14:30 パワーボム]吸いカップ健遅漏(健康)○
※
プリンス石井の前のキャラクターがマスクド・メロンということでメロンvsスイカ。
当初は30分1本勝負となっていたが、15分に訂正。
WINの次期エース vs00年代学プロ最強の男という注目の対戦。
健遅漏は今日はいつにも増して厳しい攻撃。石井を蹴りまくりグラウンドでも肘をグリグリ。手も脚も出ない石井に、奮起を促すこともなく淡々と攻撃を続ける。
全身アザだらけの石井だが、鋭いエルボーで反撃。
場外では「蹴ってみろ」と挑発する健遅漏の顔面を踏みつけると、健遅漏も猛反撃。
石井は三沢式の欽ちゃんキックで顎の辺りを捉えるが、コーナーからの技は不発。垂直落下式ブレーンバスターを喰らってしまうも、エルボー連打からタイガースープレックス。一度は体勢が崩れてリバースタイガーっぽくなったタイガードライバーも終盤に成功させる。
残り時間もわずかとなり、ドローになるかと思ったが、健遅漏はバックドロップ3連発からパワーボムで勝利。いつでも決められたが、あえてギリギリで決めて見せたという感じか。
久々に健遅漏の恐ろしさが発揮された試合。石井も大健闘だが、もう健闘で誉められる立場でもないか。
昔のDDTでスーパー宇宙パワーに佐々木貴あたりがフルボッコにされてたのを思い出す。


休憩
クリスマスプレゼント抽選会 その1
協賛企業からのプレゼントかなんかだったかな。
休憩時にチビッコファンから撮影を頼まれ照れまくる邪馬屠が新鮮。まぁみんな正義超人よりも悪魔超人とか残虐超人が好きだからな。
第5試合 スペシャルシングルマッチ 30分1本勝負
○アウトサイダー根岸(UWF-OB)[11:20 エビ固め]マッチョ・マイケルズ(フリー)×
※
当初はDRAGON RYUGAのジュニアタイトルに根岸が挑戦する予定だったが、チャンピオンが負傷欠場。根岸はノンタイトルでマッチョと対戦することに。
レフリーは小川力斗17号バージョン。
根岸はベテランらしく、必要最小限の動きでマッチョを翻弄。ドロップキックもスカすなど終止自分ペース。
マッチョもヘッドロック、インディアンデスロックなどでじっくり攻めるが、根岸は左腕への集中攻撃。フライングエルボーアタックやミドルキックでも腕を狙っていく。
これをスイートチンで断ち切ったマッチョは根岸をコーナーに叩き付け、コーナー上から前方回転エビ固め。しかし、それをリバースされて呆気なく3カウント。
リングだったら根岸がロープを掴んでのズル勝ちというパターンだったのかな。


セミファイナル WINタッグタイトル次期挑戦者決定戦 45分1本勝負
×ウメタロウ(WIN)&マッキー(健康)
[16:00 合体技]
○SAGAT(RAW/RYB)&リヴァーサル沢(RAW/RYB)
※
実況はSGワンダー、解説は邪馬屠、ゲストにレッドアラート中野と、RAWトリオ。邪馬屠は思いっきりRAW寄りの解説というかRAWでのツッコミ役とおんなじ。
ラディカルヤングブラッドは、今日は2人ともペイント。
ウメタロウは何故か胸が真っ赤。TATSUYAのチョップを喰らったわけでもあるまいに。
どちらのチームも中盤までは連携やカットプレーもほとんどなし。
RYBはリヴァ沢がコツコツ攻め、SAGATが一気に大砲を発射する感じか。
終盤に入り、ようやくタッグらしい試合になり、ウメマッキーのダブルコブラツイストなんかも。
しかしリヴァ沢の客席最上段ダイブや合体技の連続、最後はSAGATのアバランシュスラム+リヴァ沢のダイビング鉄槌の合体技でフィニッシュ。
ウメタロウは1人で戦いすぎたか。
写真で改めて見ると技が出てるんだが、なんか前の試合に続き試合のハイライト的な部分がないまま終わってしまった印象。
17号レフリーのワンテンポ遅いカウントもリズムを崩した要因か。


ダブルメインイベント1 AKBW無差別級選手権試合 60分1本勝負
○【王者】サド(秋葉原)[15:30 垂直落下式ブレーンバスター]山本国鉄(秋葉原)【挑戦者】×
※
初代王者サドの2度目の防衛戦。真霜スタイルのサドと空手師範の国鉄。互いに蹴りを使うも、バチバチとした展開にはならず。
サドは変則的な関節技で攻め、前半は国鉄がグラウンドレスリングに付き合ってしまったか。
中盤以降、敬礼式の各種技で反撃。国鉄のDDTでサドが垂直にマットに突き刺さる。
しかし国鉄のダイビングヘッドはかわされ、サドの垂直落下式ブレーンバスターがズバリと決まり3カウント。
ちゃんと攻防はあったのだが、何故かこちらもあまり印象に残らぬ展開になってしまったか。


ダブルメインイベント2 WIN認定世界ヘビー級選手権試合 60分1本勝負
○【王者】ハレタ・コーガン(健康)[23:30 リングアウト]ヴァサライケウチ(秋葉原)【挑戦者】×
※
既に絶対王者としての風格が漂うコーガン、6度目の防衛戦。今日はいつもの黒ホーガンのコスチュームではなく、黄色と赤のベビーフェイスバージョン。でもセコンドにはちゃんと山田組として若頭と姐御的な女性が。
一方ヴァサラは今日もガールズ3名を帯同。今日はサンタヴァージョン。
正統的なプロレスのコーガンに対し、セオリーの通用しないヴァサラ。
コーガン得意の脚攻めも、グラウンド状態から身体のバネで脱出。股裂きは柔軟性で通用せず、ヴァサラのミサイルキックをかわしてシャープシューターに入るも回転してロックを外される。
フライングメイヤーも着地され、即座に正面跳びドロップキック。コブラクラッチは普通なら届かない蹴り上げで逃げられ、フランケンから低空ニーアタックと、切り返しの豊富さが凄い。
それでもコーガンはベルトで足を縛っての膝への蹴り、雪崩式のニークラッシャー、変形四の字と返し技を上回る発想で脚攻めを続行。
流れがコーガンに傾きかけたが、ヴァサラは何度も狙っていたダイヤモンドカッターにようやく成功。
コーガンもローリング張り手からシャープシューターに入るが、場外エスケープ。
ヴァサラは説明不能な動きで丸め込み、雪崩式ブレーンバスター狙いを切り返してのパワーボム、コーナーをリング中央まで持ってきてコーナーtoコーナー。届かなければコーナーの方を動かすという発想がそもそもおかしい。
ヴァサラのリバースフランケンで両者場外へ。互いに倒れたまま蹴り合いなど疲労困憊ながらも一歩も引かず。コーガンはシャイニングウィザード、ヴァサラは卍固めでカウントが進む。ヴァサラはこの場外戦で鼻血。
そしてコーガンはリングサイドの畳上でデスバレーボム。ヴァサラはリングに戻れず、リングアウト勝利でコーガンがタイトル防衛。
この勝ち方は予想外。そう来たかと。




6度目の防衛を果たしたコーガンは「ヴァサラ、俺が(カウント)3をとれなかった。それが事実だ。もう1回やろう。いつかまたどこかで死闘を繰り広げよう」
「1月にマッチョとやって、6月にましーんとやって、9月にSAGATとやって、スポ戦MANIAでTATSUYAとやって、5回防衛してます。今回ヴァサラで6度目の防衛です。もう待てねえよ。出て来いメロン!」
「お前吸いカップ健遅漏と戦ったんだってな。結果負けたそうじゃねえか。でもな吸いカップ健遅漏はチャンピオンロードじゃねえんだ。吸いカップ健遅漏は凄かっただろ。だから吸いカップなんだ。
前、マッキーとシングルやって何も出来ず負けただろ。でもチャンピオンロードじゃねえんだよ。マッキー凄かっただろ。それがマッキーなんだよ。
俺とやることに資格はいらない。だってお前はWINだからだよ!」
と次期挑戦者にプリンス石井を指名。
石井「俺は今日吸いカップ健遅漏とやって、皆さんご存知のとおりボロボロにやられました。だけど、2年前にも言いました。WINのリングは俺を中心に回ってんだ。俺は今日吸いカップ健遅漏とやって、覚悟ができた。ここのチャンピオンとしてやっていく覚悟ができた。次の大会4月まで俺、死ぬ気で練習します。ハレタ・コーガンの100倍練習します。だから次お願いします。俺に挑戦させてください」
代表の設楽さんも了承し、次回タイトルマッチ決定。
石井「1年間あの人の防衛戦を見てきました。やっぱり凄い選手。だけどWINはあの人の物じゃないんだ。俺のもんだ。このベルト4月に俺が巻きます。もう1度チャンスをください。よろしくお願いします」

普通は試練となる相手を乗り越えてタイトル挑戦という流れだが、今回は越えられぬままの挑戦。
しかしお茶を濁すような相手とか、ストーリーのため無理やり勝たせるよりも、こうしてしっかり現状の実力を観客に見てもらっての挑戦の方がいいですね。
次回WINが4月ということで、結構間が開くんで他団体での前哨戦的なものもあるでしょうし、そこでの成長具合に期待。
ということで、全試合終了後にまたレスラー提供のプレゼント抽選会があり、トータルで4時間オーバーという長丁場。正直疲れた。
試合的にはやはりメインがずば抜けてました。対照的なスタイルながらも、リスペクトを持って相手を光らせる組長の懐の深さが感じられました。
健遅漏vs石井もインパクトは十分過ぎるくらいの内容で、タイトル絡みの流れがしっかり繋がりましたね。
しかし、プレゼントに出されたマッキーさん手作りのタイガーマスク、チラッと見ただけだったが凄い出来だったな。
ちゃんとプロのおば...お姉さんが進行。
洗脳シールを使ってセコンドを操ったり、子供を誘拐したものの洗脳が効かなかったりするマッチョ大佐。ここで子供がマッチョの要求通り『北国の春』を歌える子供だったり、談志の『芝浜』を演れる子供だったら面白かったんだが。
お姉さんもマッチョ大佐に緊縛され、場内の大きいお友達は皆大佐の味方に。
しかし空気を読まずにゼロングスパークが登場。これだからスパークと付く奴は。
キック系の攻防の末、アサイDDTでスパークが勝利し、葛飾の平和が守られてしまった。
しかし、プロのお姉さんはともかく、マッチョも結構多い台詞をちゃんと最後まで詰まることなく演じきったのは素晴らしい。




第1試合 コングvsキング・オブ・草プロレスリング 20分1本勝負
×KONG-T(WIN/HBK)[12:40 胴絞めスリーパーホールド]邪馬屠(RAW)○
※
葛西キャラのKONGだが、実はPTA会長らしい。キャリアはまだまだ新人だが、RAWの残虐超人が相手という試練の一戦。
最初から場外乱闘になり、KONGは床上でのブレーンバスター、コーナーポスト(という名の監視台)や観客席に思い切り激突させるなど、第1試合からハードコア。
先制された邪馬屠も場外への一本背負いという、ファイプロチックな技から再び場外乱闘。こちらは邪馬屠がイスを走ってのレッグラリアートなど破天荒さを全開。
リングに戻ると、KONGはジャーマン、サイドスープレックス、投げっぱなしパワーボムなどで邪馬屠を追い込む。
邪馬屠はWIN殺しの頭突きを打ち込み、ペットボトルのドリンクを噴射。邪馬屠らしさが現れてくるが、フルスイングの張り手などの打撃は封印。
レッグラリアートという名のドロップキック、ミサイルキックを打ち込んで、飛び付きの胴絞めスリーパーで敗退。
敗れはしたが、KONGの試合の中ではベストバウトか。




第2試合 小川力斗試練の三番勝負第二戦 20分1本勝負
×小川力斗(WIN)[10:30 スーパーフライ]風摩破琉(秋葉原)○
※
長期欠場から復帰したばかりのビッグ斎藤改め風摩破琉。リングネームをコスプレネームと同じにしたらしい。コスプレってわけでもないだろうが、飯伏っぽいコスチュームと髪型。
空手家の小川相手にキックで勝負。小川が全力ではないんだろうが、蹴り合いでは互角以上の強さ。
互いにそれ以外の攻防がなく、試合はやや単調に。
小川はバズソーをカタく入れるが、風摩はそれ以上のシャレにならんハイキックを顔面にぶち込む。ダウンした小川に田中将斗か外道のようなスプラッシュでフィニッシュ。倒れてる時に風摩の方見てないんで、ガチで意識とんでたか?
だとしたらしばらく安静にしておくべきで、その後レフリーとかもやらせるべきではなかったかも。




第3試合 美少年と不思議の国のバトルロイヤル 30分1本勝負
Mr.XXX(WIN)
悪魔猫キャットン(RAW/拝銀主義舎)
○レッドアラート中野(RAW)[15:30 一斗缶延髄斬り]
冥土ましーん(秋葉原)
TATSUYA(フリー/浪人中)
※
場内実況はSGワンダー、解説は通りすがりの西村さん。
冥土マシーンはマミさん風メイドでキュウベエ付き。キャットンは武器としてモーニングスターを持参してきたが西村さんは「ガンダムハンマーですね。武器セット300円の」懐かしすぎる。
WINのヒポゲレーロが欠場のため、急遽観客席からTATSUYAを連れ込み試合開始。急な割にはしっかりアマレスシューズ履いてたが。
途中参加でケンタDXに似た人が参戦したりリヴァ沢やSAGATやベッシンが巻き込まれたりと混沌かつgdgdな展開。
思い出したかのように一斗缶を使った中野が、キャットンの頭に一斗缶を被せ、延髄斬りを放ち優勝。




第4試合 メロンと西瓜 15分1本勝負
×プリンス石井(WIN)[14:30 パワーボム]吸いカップ健遅漏(健康)○
※
プリンス石井の前のキャラクターがマスクド・メロンということでメロンvsスイカ。
当初は30分1本勝負となっていたが、15分に訂正。
WINの次期エース vs00年代学プロ最強の男という注目の対戦。
健遅漏は今日はいつにも増して厳しい攻撃。石井を蹴りまくりグラウンドでも肘をグリグリ。手も脚も出ない石井に、奮起を促すこともなく淡々と攻撃を続ける。
全身アザだらけの石井だが、鋭いエルボーで反撃。
場外では「蹴ってみろ」と挑発する健遅漏の顔面を踏みつけると、健遅漏も猛反撃。
石井は三沢式の欽ちゃんキックで顎の辺りを捉えるが、コーナーからの技は不発。垂直落下式ブレーンバスターを喰らってしまうも、エルボー連打からタイガースープレックス。一度は体勢が崩れてリバースタイガーっぽくなったタイガードライバーも終盤に成功させる。
残り時間もわずかとなり、ドローになるかと思ったが、健遅漏はバックドロップ3連発からパワーボムで勝利。いつでも決められたが、あえてギリギリで決めて見せたという感じか。
久々に健遅漏の恐ろしさが発揮された試合。石井も大健闘だが、もう健闘で誉められる立場でもないか。
昔のDDTでスーパー宇宙パワーに佐々木貴あたりがフルボッコにされてたのを思い出す。




休憩
クリスマスプレゼント抽選会 その1
協賛企業からのプレゼントかなんかだったかな。
休憩時にチビッコファンから撮影を頼まれ照れまくる邪馬屠が新鮮。まぁみんな正義超人よりも悪魔超人とか残虐超人が好きだからな。
第5試合 スペシャルシングルマッチ 30分1本勝負
○アウトサイダー根岸(UWF-OB)[11:20 エビ固め]マッチョ・マイケルズ(フリー)×
※
当初はDRAGON RYUGAのジュニアタイトルに根岸が挑戦する予定だったが、チャンピオンが負傷欠場。根岸はノンタイトルでマッチョと対戦することに。
レフリーは小川力斗17号バージョン。
根岸はベテランらしく、必要最小限の動きでマッチョを翻弄。ドロップキックもスカすなど終止自分ペース。
マッチョもヘッドロック、インディアンデスロックなどでじっくり攻めるが、根岸は左腕への集中攻撃。フライングエルボーアタックやミドルキックでも腕を狙っていく。
これをスイートチンで断ち切ったマッチョは根岸をコーナーに叩き付け、コーナー上から前方回転エビ固め。しかし、それをリバースされて呆気なく3カウント。
リングだったら根岸がロープを掴んでのズル勝ちというパターンだったのかな。




セミファイナル WINタッグタイトル次期挑戦者決定戦 45分1本勝負
×ウメタロウ(WIN)&マッキー(健康)
[16:00 合体技]
○SAGAT(RAW/RYB)&リヴァーサル沢(RAW/RYB)
※
実況はSGワンダー、解説は邪馬屠、ゲストにレッドアラート中野と、RAWトリオ。邪馬屠は思いっきりRAW寄りの解説というかRAWでのツッコミ役とおんなじ。
ラディカルヤングブラッドは、今日は2人ともペイント。
ウメタロウは何故か胸が真っ赤。TATSUYAのチョップを喰らったわけでもあるまいに。
どちらのチームも中盤までは連携やカットプレーもほとんどなし。
RYBはリヴァ沢がコツコツ攻め、SAGATが一気に大砲を発射する感じか。
終盤に入り、ようやくタッグらしい試合になり、ウメマッキーのダブルコブラツイストなんかも。
しかしリヴァ沢の客席最上段ダイブや合体技の連続、最後はSAGATのアバランシュスラム+リヴァ沢のダイビング鉄槌の合体技でフィニッシュ。
ウメタロウは1人で戦いすぎたか。
写真で改めて見ると技が出てるんだが、なんか前の試合に続き試合のハイライト的な部分がないまま終わってしまった印象。
17号レフリーのワンテンポ遅いカウントもリズムを崩した要因か。




ダブルメインイベント1 AKBW無差別級選手権試合 60分1本勝負
○【王者】サド(秋葉原)[15:30 垂直落下式ブレーンバスター]山本国鉄(秋葉原)【挑戦者】×
※
初代王者サドの2度目の防衛戦。真霜スタイルのサドと空手師範の国鉄。互いに蹴りを使うも、バチバチとした展開にはならず。
サドは変則的な関節技で攻め、前半は国鉄がグラウンドレスリングに付き合ってしまったか。
中盤以降、敬礼式の各種技で反撃。国鉄のDDTでサドが垂直にマットに突き刺さる。
しかし国鉄のダイビングヘッドはかわされ、サドの垂直落下式ブレーンバスターがズバリと決まり3カウント。
ちゃんと攻防はあったのだが、何故かこちらもあまり印象に残らぬ展開になってしまったか。




ダブルメインイベント2 WIN認定世界ヘビー級選手権試合 60分1本勝負
○【王者】ハレタ・コーガン(健康)[23:30 リングアウト]ヴァサライケウチ(秋葉原)【挑戦者】×
※
既に絶対王者としての風格が漂うコーガン、6度目の防衛戦。今日はいつもの黒ホーガンのコスチュームではなく、黄色と赤のベビーフェイスバージョン。でもセコンドにはちゃんと山田組として若頭と姐御的な女性が。
一方ヴァサラは今日もガールズ3名を帯同。今日はサンタヴァージョン。
正統的なプロレスのコーガンに対し、セオリーの通用しないヴァサラ。
コーガン得意の脚攻めも、グラウンド状態から身体のバネで脱出。股裂きは柔軟性で通用せず、ヴァサラのミサイルキックをかわしてシャープシューターに入るも回転してロックを外される。
フライングメイヤーも着地され、即座に正面跳びドロップキック。コブラクラッチは普通なら届かない蹴り上げで逃げられ、フランケンから低空ニーアタックと、切り返しの豊富さが凄い。
それでもコーガンはベルトで足を縛っての膝への蹴り、雪崩式のニークラッシャー、変形四の字と返し技を上回る発想で脚攻めを続行。
流れがコーガンに傾きかけたが、ヴァサラは何度も狙っていたダイヤモンドカッターにようやく成功。
コーガンもローリング張り手からシャープシューターに入るが、場外エスケープ。
ヴァサラは説明不能な動きで丸め込み、雪崩式ブレーンバスター狙いを切り返してのパワーボム、コーナーをリング中央まで持ってきてコーナーtoコーナー。届かなければコーナーの方を動かすという発想がそもそもおかしい。
ヴァサラのリバースフランケンで両者場外へ。互いに倒れたまま蹴り合いなど疲労困憊ながらも一歩も引かず。コーガンはシャイニングウィザード、ヴァサラは卍固めでカウントが進む。ヴァサラはこの場外戦で鼻血。
そしてコーガンはリングサイドの畳上でデスバレーボム。ヴァサラはリングに戻れず、リングアウト勝利でコーガンがタイトル防衛。
この勝ち方は予想外。そう来たかと。








6度目の防衛を果たしたコーガンは「ヴァサラ、俺が(カウント)3をとれなかった。それが事実だ。もう1回やろう。いつかまたどこかで死闘を繰り広げよう」
「1月にマッチョとやって、6月にましーんとやって、9月にSAGATとやって、スポ戦MANIAでTATSUYAとやって、5回防衛してます。今回ヴァサラで6度目の防衛です。もう待てねえよ。出て来いメロン!」
「お前吸いカップ健遅漏と戦ったんだってな。結果負けたそうじゃねえか。でもな吸いカップ健遅漏はチャンピオンロードじゃねえんだ。吸いカップ健遅漏は凄かっただろ。だから吸いカップなんだ。
前、マッキーとシングルやって何も出来ず負けただろ。でもチャンピオンロードじゃねえんだよ。マッキー凄かっただろ。それがマッキーなんだよ。
俺とやることに資格はいらない。だってお前はWINだからだよ!」
と次期挑戦者にプリンス石井を指名。
石井「俺は今日吸いカップ健遅漏とやって、皆さんご存知のとおりボロボロにやられました。だけど、2年前にも言いました。WINのリングは俺を中心に回ってんだ。俺は今日吸いカップ健遅漏とやって、覚悟ができた。ここのチャンピオンとしてやっていく覚悟ができた。次の大会4月まで俺、死ぬ気で練習します。ハレタ・コーガンの100倍練習します。だから次お願いします。俺に挑戦させてください」
代表の設楽さんも了承し、次回タイトルマッチ決定。
石井「1年間あの人の防衛戦を見てきました。やっぱり凄い選手。だけどWINはあの人の物じゃないんだ。俺のもんだ。このベルト4月に俺が巻きます。もう1度チャンスをください。よろしくお願いします」


普通は試練となる相手を乗り越えてタイトル挑戦という流れだが、今回は越えられぬままの挑戦。
しかしお茶を濁すような相手とか、ストーリーのため無理やり勝たせるよりも、こうしてしっかり現状の実力を観客に見てもらっての挑戦の方がいいですね。
次回WINが4月ということで、結構間が開くんで他団体での前哨戦的なものもあるでしょうし、そこでの成長具合に期待。
ということで、全試合終了後にまたレスラー提供のプレゼント抽選会があり、トータルで4時間オーバーという長丁場。正直疲れた。
試合的にはやはりメインがずば抜けてました。対照的なスタイルながらも、リスペクトを持って相手を光らせる組長の懐の深さが感じられました。
健遅漏vs石井もインパクトは十分過ぎるくらいの内容で、タイトル絡みの流れがしっかり繋がりましたね。
しかし、プレゼントに出されたマッキーさん手作りのタイガーマスク、チラッと見ただけだったが凄い出来だったな。
長丁場、お疲れさまでした。
試合ではご心配いただき、ありがとうございます。
これくらいはたまにあるので平気です(けっして強がってるわけではないですがw)。
さすがにノーガードのハイキックは考えが甘かったですね。
よけずに受けて耐えようと思ってましたが、ナメてました。
空手ルールならいざ知らず、
プロレスのリングなんだからプロレスルールで勝てなくては意味ありません。
今後も精進いたします。
今年一年、足を運んで頂き本当にありがとうございました。
来年もWINをよろしくお願いいたします。
敬具